JP5187625B2 - 自動原稿搬送装置及び原稿読取装置 - Google Patents

自動原稿搬送装置及び原稿読取装置 Download PDF

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Description

本発明は自動原稿搬送装置に関するものであり、詳細には、自動原稿搬送装置に原稿を供給するための原稿トレイの構成に関するものである。
自動原稿搬送装置の上部に配置された原稿トレイと、この原稿トレイの下方に配置された排出トレイとを、原稿搬送経路で接続する構成の自動原稿搬送装置が従来から知られている。この種の自動原稿搬送装置は、排出トレイの上方に原稿トレイが配置されるレイアウトとなるため、排出された原稿が原稿トレイの陰に隠れてしまい、原稿の取り忘れ等が生じてしまうことがある。
そこで、例えば特許文献1は、原稿の取り忘れ等を防止するために原稿トレイに透過部分を設けて原稿の視認性を改善した構成を開示する。この特許文献1の画像形成装置は、シートを積載する給紙トレイ(原稿トレイ)と、排出されるシートを堆積する排出トレイとを上下に配置した装置において、前記給紙トレイの一部を透過して、排出トレイに排出されたシートを確認可能に構成される。特許文献1は、この構成により、給紙トレイの透過部分から排出トレイに堆積されるシートを容易に確認できるとしている。
特開2003−201046号公報
この原稿トレイにおいては、セットされる原稿を案内するための可動式のガイド部を備えることが一般的であり、このガイド部を移動させるための機構は原稿トレイの内部又は底面に備えられることが多い。従って、特許文献1のように原稿トレイの一部を透過させる構成とする場合、ガイド部の可動機構によって透過部分が遮られてしまうことがあり、視認性を向上させる観点から改善の余地があった。
本発明は以上の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、排出トレイに排出される原稿の視認性を高めるとともに、ガイド部をスムーズに可動させることができる原稿トレイを備えた自動原稿搬送装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下のように構成される自動原稿搬送装置が提供される。即ち、この自動原稿搬送装置は、原稿トレイと、排出トレイと、原稿搬送経路と、を備える。前記原稿トレイは、原稿を供給する。前記排出トレイは、前記原稿トレイの下方に配置される。前記原稿搬送経路は、前記原稿トレイから前記排出トレイまで前記原稿を搬送する。前記原稿トレイは、第1ガイド部と、第2ガイド部と、透過部と、第1ラックピニオン機構と、第2ラックピニオン機構と、を有する。前記第1ガイド部は、前記原稿の一側の側部をガイドするために前記原稿トレイの原稿搬送方向下流側の部分に配置され、前記原稿の幅方向に移動可能である。前記第2ガイド部は、前記第1ガイド部と前記原稿の幅方向で対面するように配置され、前記原稿の幅方向に移動可能である。前記透過部は、前記第1ガイド部と前記第2ガイド部との間の位置において少なくとも一部を露出可能に構成される。前記第1ラックピニオン機構は、前記第1ガイド部の原稿搬送方向上流側の端部と、前記第2ガイド部の原稿搬送方向上流側の端部と、を接続する。前記第2ラックピニオン機構は、前記第1ガイド部の原稿搬送方向下流側の端部と、前記第2ガイド部の原稿搬送方向下流側の端部と、を接続する。
これにより、第1ガイド部と第2ガイド部とが上流側端部と下流側端部との2箇所で連結されているので、第1ガイド部と第2ガイド部とをスムーズに連動させることができる。また、原稿トレイの下流側部分にガイド部及び透過部が配置されるので、原稿を原稿搬送経路に真っ直ぐ供給できるとともに、排出トレイに排出された原稿が小さいサイズであっても透過部によって原稿を容易に視認することができ、原稿の取り忘れを防止できる。
前記の自動原稿搬送装置においては、前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部のうち少なくとも一方において、少なくとも一部が透明であることが好ましい。
これにより、排出トレイに排出された原稿をガイド部の透明な部分を通して視認することも可能になり、原稿の視認性を更に向上させることができる。
前記の自動原稿搬送装置においては、前記透過部は、前記第1ラックピニオン機構及び前記第2ラックピニオン機構の間に配置されることが好ましい。
これにより、透過部を通した原稿の視認が、前記第1ラックピニオン機構及び前記第2ラックピニオン機構によって妨げられることがなくなり、排出トレイの原稿の確認が容易となる。
前記の自動原稿搬送装置においては、前記第1ラックピニオン機構が有する第1ピニオン及び前記第2ラックピニオン機構が有する第2ピニオンの少なくとも何れかの軸線が原稿搬送方向に対して平行となるように配置されることが好ましい。
これにより、ピニオンの軸線を原稿搬送方向と平行に配置することができるので、ラックの歯の向きを原稿トレイの厚み方向に向けることができ、ピニオンを前記厚み方向で挟み込むようにラックを配置できる。従って、原稿搬送方向にピニオンを挟み込む場合よりもラックピニオン機構の原稿搬送方向に対して必要なスペースを縮小することができ、構成をコンパクトにまとめることができる。
前記の自動原稿搬送装置においては、前記第1ラックピニオン機構が有する第1ピニオンと、前記第2ラックピニオン機構が有する前記第2ピニオンと、が連結軸で連結されていることが好ましい。
これにより、第1ピニオンと第2ピニオンとが連結軸を介して一体的に回転するので、第1ガイド部と第2ガイド部との平行を精度良く保った状態で2つのガイド部を移動できる。また、ユーザが片側のガイド部の端部を持って移動させた場合でも、その操作力は上流側及び下流側の端部に偏ることなく、他側のガイド部に均等に伝達される。従って、両側のガイド部をスムーズに連動させながら移動させることができる。
前記の自動原稿搬送装置においては、前記透過部は、前記原稿の幅方向に複数配置され、前記連結軸は、複数の前記透過部に挟まれた位置に配置されることが好ましい。
これにより、第1ガイド部及び第2ガイド部の可動範囲を確保しつつ、透過部によって排出トレイを視認できる面積を広く確保できる。
本発明の第2の観点によれば、前記自動原稿搬送装置を備える原稿読取装置が提供される。
これにより、排出トレイに排出された原稿を、ユーザが原稿トレイ上方から透過部を通して容易に視認することができるので、ユーザが読取りの終わった原稿を排出トレイから取り忘れてしまうことを防止できる。また、原稿を原稿読取装置に読み取らせる際にも、原稿のサイズに合わせてスムーズにガイド部を可動させることができる。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係るオートドキュメントフィーダ(ADF)25を備えるコピーファクシミリ複合機(複合機)20の外観斜視図である。
図1に示すコピーファクシミリ複合機20は、ブックスキャナ及びオートドキュメントフィードスキャナとして機能するイメージスキャナ装置10を、当該複合機20の上部に備えている。また、コピーファクシミリ複合機20は、コピー部数、ファクシミリ送信先及び原稿読取等を指示するための操作パネル77を備える。
更に、複合機20は、記録媒体としての用紙に画像を形成する画像形成部等を内蔵した本体78と、前記用紙を順次供給する給紙カセット79と、を備えている。この本体78は、通信回線を介して画像データを伝送するための図略の送受信部等を備える。
次に、前記複合機20が備えるイメージスキャナ装置10について説明する。図1に示すように、イメージスキャナ装置10は原稿台カバー21を備えている。この原稿台カバー21は、ブック原稿の読取用の図略のプラテンガラスを覆うように構成されている。
前記イメージスキャナ装置10は、原稿の画像を読み取るための図略のスキャナユニットを備えている。このスキャナユニットは、縮小光学系を用いて構成したり、密着型イメージセンサを用いて構成することができる。また、前記原稿台カバー21には、自動原稿搬送装置としてのADF25が備えられている。このADF25は、シート状の原稿を前記スキャナユニットへ1枚ずつ搬送できるように構成されている。
図1に示すように、前記ADF25は、ADF本体部16と、原稿台カバー21の上部に設けられた原稿トレイ23と、この原稿トレイ23の下方に設けられた排出トレイ24と、を備える。
原稿トレイ23及び排出トレイ24は、何れもADF本体部16に接続するように設けられている。前記ADF本体部16の内部には、原稿トレイ23から排出トレイ24まで原稿を搬送するための湾曲状(横向きU字状)の原稿搬送経路30が形成されている。この原稿搬送経路30には図示しない搬送ローラが配置されており、原稿トレイ23から供給された原稿を搬送して前記スキャナユニットに読み取らせた後、排出トレイ24へ排出できるように構成されている。
原稿トレイ23がADF本体部16に接続する箇所の近傍には、原稿の側部を両側からガイドするための第1サイドガイド(第1ガイド部)17及び第2サイドガイド(第2ガイド部)18が、何れも幅方向に移動可能に配置されている。2つのサイドガイド17,18は不透明な樹脂で構成されるとともに、原稿の幅方向で互いに対面するように配置されている。なお、ここでいう「原稿の幅方向」とは原稿搬送方向に対して直交する方向であって、原稿トレイ23の原稿の載置面に平行な方向を意味する。
また、第1サイドガイド17と第2サイドガイド18との間の位置において、前記原稿トレイ23には窓部(透過部)13が設けられている。この窓部13は光を透過可能に構成されており、ユーザはこの窓部13を通して、下方の排出トレイ24に排出された原稿を上方から視認できるように構成されている。
次に、図2から図4を参照して原稿トレイ23の構成を詳細に説明する。図2は原稿トレイ23が備える窓部13及びサイドガイド17,18の様子を示した斜視図である。図3は原稿トレイ23の内部の様子を原稿搬送方向上流側から見た一部断面図である。図4は原稿トレイ23の内部の様子を装置正面側から見た一部断面図である。なお、以降の説明では、原稿搬送方向の上流側及び下流側を、単に「上流側」及び「下流側」と称することがある。
図2に示すように、原稿トレイ23は、トレイ本体26と、窓部13と、2つのサイドガイド17,18と、前記サイドガイド17,18を相互に連動させる機構としての2つのラックピニオン機構71,81と、を備えている。以下、各部について説明する。
トレイ本体26は、所定の大きさの原稿を載置できるように平板状に形成されている。トレイ本体26の下流側端部には凸部27が形成されており、前記ADF本体部16に形成された図略の差込穴に前記凸部27を挿入することで、原稿トレイ23をADF25に着脱可能に取り付けることができる。
窓部13は、原稿の幅方向に複数(本実施形態では、2つ)並べて配置され、それぞれがトレイ本体26に埋め込まれるように設けられている。それぞれの窓部13は、排出トレイ24及び排出トレイ24に排出された原稿をユーザが当該窓部13越しに視認できるように、透明の樹脂で形成されている。また、それぞれの窓部13の上流側端部及び下流側端部に隣接するようにして、前記トレイ本体26の上面には、原稿の幅方向に細長いスライド溝90が形成されている。このスライド溝90は、それぞれの窓部13を原稿搬送方向に沿って挟むように2本ずつ配置される。
第1サイドガイド17は、薄い平板状に形成された支持部46と、この支持部46の一端に一体的に形成された立上げ部47と、を備えている。前記支持部46は前記窓部13を跨ぐように原稿搬送方向に細長く形成されるとともに、その上流側端部と下流側端部にそれぞれ脚部48が一体的に形成されている。この脚部48が前記スライド溝90に挿入されることにより、前記支持部46は前記スライド溝90の長手方向に所定のストロークでスライドさせることができる。前記立上げ部47は、原稿トレイ23の底面に対してほぼ垂直なガイド壁を備えており、トレイ本体26の上に載置された原稿の幅方向端部に前記ガイド壁を当てることで、原稿を揃えた状態で案内できるように構成されている。
第1サイドガイド17の支持部46の上流側端部において、前記スライド溝90に挿入された脚部48の先端には、ラック72が一体成形されている。同様に、支持部46の下流側端部において、前記スライド溝90に挿入された脚部48の先端には、ラック82が一体成形されている。前記トレイ本体26は中空状に構成されており、前記ラック72,82はトレイ本体26の内部において、前記脚部48から原稿トレイ23の幅方向中央に向かって延びるように構成されている。また、前記ラック72,82は、前記支持部46とともに、前記スライド溝90に沿って原稿幅方向に移動することができる。
第2サイドガイド18は、原稿トレイ23の幅方向中心位置を挟んで、第1サイドガイド17と反対側に配置されている。また、2つのサイドガイド17,18は、互いに対面するように対で配置されている。
第2サイドガイド18は前記第1サイドガイド17と同様に、薄い平板状に形成された支持部49と、この支持部49の一端に一体的に形成された立上げ部50と、を備えている。支持部49の上流側及び下流側には脚部51が一体的に形成されており、この脚部51がそれぞれスライド溝90に挿入されている。また、前記立上げ部50は、原稿トレイ23の底面に対してほぼ垂直なガイド壁を備えており、トレイ本体26の上に載置された原稿の幅方向端部に前記ガイド壁を当てることで、原稿を揃えた状態で案内できるように構成されている。
第2サイドガイド18の支持部49の上流側端部において、前記スライド溝90に挿入された脚部51の先端にはラック73が一体成形されている。同様に、支持部49の下流側端部において、前記スライド溝90に挿入された脚部51の先端にはラック83が一体成形されている。これらのラック73,83は、トレイ本体26の内部において、前記脚部51から原稿トレイ23の幅方向中央に向かって延びるように構成されている。また、前記ラック73,83は、前記支持部49とともに、前記スライド溝90に沿って原稿幅方向に移動することができる。
第1ラックピニオン機構71は、前記窓部13に上流側で隣接するように、2つのサイドガイド17,18の上流側端部に配置されている。この第1ラックピニオン機構71は、第1サイドガイド17の支持部46に支持されるラック72と、第2サイドガイド18の支持部49に支持されるラック73と、を連結するように構成されている。
具体的には、第1ラックピニオン機構71は、前記ラック72,73と同時に噛合する第1ピニオン74を備えている。第1ピニオン74は原稿トレイ23の幅方向中央に配置され、その回転軸線が原稿の搬送方向と平行になるように向けられている。そして、第1サイドガイド17の支持部46から第1ピニオン74へ延びるラック72と、第2サイドガイド18の支持部49から第1ピニオン74へ延びるラック73と、が第1ピニオン74を原稿トレイ23の厚み方向で挟み込むように配置されている。
第2ラックピニオン機構81は、前記窓部13に下流側で隣接するように、2つのサイドガイド17,18の下流側端部に配置されている。また、第2ラックピニオン機構81は、トレイ本体26の搬送方向下流側端部に配置されている。この第2ラックピニオン機構81は、第1サイドガイド17の支持部46に支持されるラック82と、第2サイドガイド18の支持部49に支持されるラック83と、を連結するように構成されている。
第2ラックピニオン機構81も第1ラックピニオン機構71と同様に、前記ラック82,83と同時に噛合する第2ピニオン84を備えている。第2ピニオン84は原稿トレイ23の幅方向中央に配置され、その回転軸線が原稿の搬送方向と平行になるように向けられている。そして、第1サイドガイド17の支持部46から第2ピニオン84へ延びるラック82と、第2サイドガイド18の支持部49から第2ピニオン84へ延びるラック83と、が第2ピニオン84を原稿トレイ23の厚み方向で挟み込むように配置されている。
第1ピニオン74及び第2ピニオン84は回転軸線を相互に一致させるように配置されるとともに、原稿搬送方向と平行なロッド状の連結軸91によって互いに連結されている。この連結軸91は、原稿幅方向に並べて配置される前記窓部13の間に挟まれるようにして、原稿トレイ23の幅方向中央部分に配置されている。図4に示すように、この連結軸91は、前記トレイ本体26に軸受92を介して回転可能に支持されている。これにより、連結軸91を原稿幅方向の中心位置に配置して、サイドガイド17,18の十分な可動範囲を確保できる。
この構成で、ユーザは、原稿トレイ23に載置される原稿のサイズが種々異なるのに合わせて、サイドガイド17,18を窓部13の上側で移動させる。
サイドガイド17,18は2つのラックピニオン機構71,81によって連結されているので、ユーザが、例えば一側のサイドガイド17を移動させると、その移動方向と反対の向きに、他側のサイドガイド18が同じ距離だけ移動する。このように2つのサイドガイド17,18を対称的に移動させることで、様々なサイズの原稿を、その幅方向中心位置を維持するようにしてセットすることができる。

以上に示すように、本実施形態の原稿トレイ23では、一対のサイドガイド17,18が2つのラックピニオン機構71,81によって互いに連結され、また、当該2つのラックピニオン機構71,81同士が連結軸91によって相互に連結される構成となっている。従って、第1サイドガイド17側の2つのラック72,82が連結軸91によって連結され、第2サイドガイド18側の2つのラック73,83も連結軸91によって連結される形となる。これにより、ユーザが例えば片側のサイドガイド17の下流側端部を持って移動させるような場合でも、当該下流側端部だけが先行して移動することがなく、それぞれのサイドガイド17,18を互いに平行な状態を保ったままスムーズに移動させることができる。
また、本実施形態において前記サイドガイド17,18は、ADF25の内部に形成される原稿搬送経路30の入口近傍であって、原稿トレイ23の下流側部分に備えられている。従って、原稿搬送経路30に原稿の全部が繰り込まれる直前まで当該原稿の側部を案内することができるので、原稿搬送経路30に原稿を真っ直ぐ供給でき、原稿の斜行を良好に防止できる。
また、この構成の原稿トレイ23が図1に示すように排出トレイ24の上方に配置されることにより、原稿を原稿トレイ23にセットする前では、ユーザは排出トレイ24を窓部13から視認することができる。また、原稿トレイ23に原稿をセットしてイメージスキャナ装置10による読取を開始し、前部の原稿が排出トレイ24に排出されると、その排出された原稿を、露出した前記窓部13を通して視認可能となる。
本実施形態の窓部13は、前記サイドガイド17,18の下方に設けられており、2つのサイドガイド17,18の間の位置で一部又は全部を露出可能に構成されている。即ち、窓部13はサイドガイド17,18と同様に、ADF25の原稿搬送経路30の入口近傍であって、原稿トレイ23の下流側部分に備えられている。従って、例えば小サイズの原稿を読み取り、当該原稿が排出トレイ24上においてADF本体部16に近い位置に排出された場合であっても、ユーザは窓部13を通して、排出トレイ24上の原稿を上方から容易に視認することができる。
なお、原稿トレイ23及び排出トレイ24の少なくとも何れか一方を、他の部分とは異なる適宜の色で着色することもできる。この場合、当該排出トレイ24に排出された例えば白色の紙からなる原稿が、周囲の色から浮かび上がるように強いコントラストを形成することによって、視認性をより向上させることができる。
以上に示すように、本実施形態の複合機20が備えるADF25は、原稿トレイ23と、排出トレイ24と、原稿搬送経路30と、を備える。前記原稿トレイ23は、原稿を供給する。前記排出トレイ24は、前記原稿トレイ23の下方に配置される。前記原稿搬送経路30は、前記原稿トレイ23から前記排出トレイ24まで前記原稿を搬送する。前記原稿トレイ23は、第1サイドガイド17と、第2サイドガイド18と、窓部13と、第1ラックピニオン機構71と、第2ラックピニオン機構81と、を有する。前記第1サイドガイド17は、前記原稿の一側の側部をガイドするために原稿トレイ23の原稿搬送方向下流側の部分に配置され、原稿の幅方向に移動可能である。前記第2サイドガイド18は、前記第1サイドガイド17と原稿の幅方向で対面するように配置され、原稿の幅方向に移動可能である。前記窓部13は、前記第1サイドガイド17と前記第2サイドガイド18との間の位置において少なくとも一部を露出可能に構成される。前記第1ラックピニオン機構71は、前記第1サイドガイド17の原稿搬送方向上流側の端部と、前記第2サイドガイド18の原稿搬送方向上流側の端部と、を接続する。前記第2ラックピニオン機構81は、前記第1サイドガイド17の原稿搬送方向下流側の端部と、前記第2サイドガイド18の原稿搬送方向下流側の端部と、を接続する。
この構成により、一対のサイドガイド17,18が上流側端部と下流側端部との2箇所で互いに連結されているので、サイドガイド17,18をスムーズに連動させることができる。また、原稿トレイ23の下流側部分に窓部13が配置されるレイアウトとなるので、排出トレイ24に排出された原稿が小さいサイズであっても窓部13によって原稿を容易に視認することができ、原稿の取り忘れを防止できる。
また、本実施形態のADF25において、前記窓部13は、第1ラックピニオン機構71及び第2ラックピニオン機構81の間に配置される。
この構成により、窓部13を通した原稿の視認が、第1ラックピニオン機構71及び第2ラックピニオン機構81によって妨げられることがないので、排出トレイ24の原稿の確認が容易となる。
また、本実施形態のADF25において、第1ラックピニオン機構71の第1ピニオン74、及び、第2ラックピニオン機構81の第2ピニオン84は、その軸線が原稿搬送方向に対して平行となるように配置される。
この構成により、それぞれのラックピニオン機構71,81において、第1ピニオン74及び第2ピニオン84の軸線を原稿搬送方向と平行に配置することができる。これにより、ラック72及びラック82の歯とラック73及びラック83の歯とが原稿トレイ23の厚み方向に向かい合うように配置でき、第1ピニオン74及び第2ピニオン84を厚み方向で挟み込むようにラック72,73及びラック82,83を配置できる。従って、ピニオンの軸線が厚み方向であるために原稿搬送方向に挟み込むようにラックが配置される構成に比べてラックピニオン機構71,81の原稿搬送方向に対して必要なスペースを縮小して、構成をコンパクトにまとめることができる。
また、本実施形態のADF25において、第1ラックピニオン機構71が有する第1ピニオン74と、第2ラックピニオン機構81が有する第2ピニオン84と、が連結軸91で連結されている。
この構成により、第1ピニオン74と第2ピニオン84とが連結軸91を介して一体的に回転するので、2つのサイドガイド17,18を、その平行状態を精度良く保ちながら移動させることができる。また、前記連結軸91によって、例えば第1サイドガイド17の上流側端部と下流側端部が相互に連結される形となる。従って、ユーザが第1サイドガイド17の例えば下流側端部を持って操作した場合でも、その操作力を上流側及び下流側の何れにも偏らせずに第2サイドガイド18に均等に伝達し、両側のサイドガイド17,18を円滑に連動させて移動させることができる。
また、本実施形態のADF25において、前記窓部13は、前記原稿の幅方向に複数配置される。そして、前記連結軸91は、複数の前記窓部13に挟まれた位置に配置される。
この構成により、サイドガイド17及びサイドガイド18の可動範囲を確保しつつ、窓部13によって排出トレイ24を視認できる面積を広く確保できる。
また、本実施形態のイメージスキャナ装置10は前記ADF25を備える。
この構成により、排出トレイ24に排出された原稿を、ユーザが原稿トレイ23上方から窓部13を通して容易に視認することができるので、ユーザが読取りの終わった原稿を排出トレイ24から取り忘れてしまうことを防止できる。また、原稿をイメージスキャナ装置10に読み取らせる際にも、原稿のサイズに合わせてスムーズにサイドガイド17,18を可動させることができる。
なお、上記実施形態のサイドガイド17,18は不透明な部材で構成されているが、これに代えて、サイドガイドの一部又は全部を透明に構成することもできる。
この場合、サイドガイドを平面視で窓部13と重なる位置に移動させたとしても、排出トレイ24に排出された原稿を窓部13及びサイドガイドを通して視認することができ、原稿の視認性を一層向上させることができる。
以上に本発明の好適な実施形態を説明したが、上記の構成は更に以下のように変更することができる。
上記実施形態において、第1ピニオン74と第2ピニオン84とを連結する連結軸91を省略するように変更することができる。この場合、サイドガイド17とサイドガイド18との間に、幅方向の全体にわたって途切れることのない単一の広い窓部を構成することができる。従って、ラックピニオン機構71,81によってサイドガイド17,18を連動させるとともに、窓部の原稿トレイ23に占める面積を拡大することができる。
窓部13は透明に構成されることに代えて、例えば半透明状に形成することができる。また、窓部13を樹脂で構成することに代えて、例えばガラス等の他の適宜の素材に変更することができる。
上記実施形態では、窓部13は原稿トレイ23に2つ配置される構成であるが、3つ以上設置する構成に変更することができる。また、窓部の形状を円形に変更したり、窓部を原稿幅方向と原稿搬送方向の双方に複数並べる構成等に変更したりすることができる。
また、上記実施形態では、第1ピニオン74及び第2ピニオン84の軸線が原稿の搬送方向に平行となるように構成されているが、少なくとも何れかのピニオンの軸線を例えば原稿トレイ23の厚み方向に配置するように変更してもよい。
前記コピーファクシミリ複合機20に代えて、例えば、コピー機、ファクシミリ装置等にも、上記実施形態のADF25を適用することができる。また、フラットベッドスキャナ兼用の構成に代えて、オートドキュメントフィードスキャナ専用のイメージスキャナ装置に対しても、上記実施形態の構成を適用することができる。
上記実施形態ではイメージスキャナ装置10は複合機20の一部として備えられているが、この構成に代えて、単体のイメージスキャナ装置として構成することができる。
本発明の一実施形態に係る自動原稿搬送装置を含むコピーファクシミリ複合機の様子を示した外観斜視図。 原稿トレイを詳細に示した斜視図。 原稿トレイの内部の様子を原稿搬送方向上流側から見た一部断面図。 原稿トレイの内部の様子を装置正面側から見た一部断面図。
符号の説明
10 イメージスキャナ装置(原稿読取装置)
13 窓部(透過部)
17 第1サイドガイド(第1ガイド部)
18 第2サイドガイド(第2ガイド部)
20 コピーファクシミリ複合機
23 原稿トレイ
24 排出トレイ
25 自動原稿搬送装置(ADF)
30 原稿搬送経路
71 第1ラックピニオン機構
81 第2ラックピニオン機構
91 連結軸

Claims (5)

  1. 原稿を供給するための原稿トレイと、
    前記原稿トレイの下方に配置される排出トレイと、
    前記原稿トレイから前記排出トレイまで前記原稿を搬送するための原稿搬送経路と、
    を備え、
    前記原稿トレイは、
    前記原稿の一側の側部をガイドするために前記原稿トレイの原稿搬送方向下流側の部分に配置され、前記原稿の幅方向に移動可能な第1ガイド部と、
    前記第1ガイド部と前記原稿の幅方向で対面するように配置され、前記原稿の幅方向に移動可能な第2ガイド部と、
    前記第1ガイド部と前記第2ガイド部との間の位置において少なくとも一部を露出可能に構成される透過部と、
    前記第1ガイド部の原稿搬送方向上流側の端部と、前記第2ガイド部の原稿搬送方向上流側の端部と、を接続する第1ラックピニオン機構と、
    前記第1ガイド部の原稿搬送方向下流側の端部と、前記第2ガイド部の原稿搬送方向下流側の端部と、を接続する第2ラックピニオン機構と、
    を有し、
    前記第1ラックピニオン機構が有する第1ピニオンと、前記第2ラックピニオン機構が有する第2ピニオンと、が連結軸で連結され、
    前記透過部は前記原稿の幅方向に複数配置され、前記連結軸は、複数の前記透過部に挟まれた位置に配置されることを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 請求項1に記載の自動原稿搬送装置であって、
    前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部のうち少なくとも一方において、少なくとも一部が透明であることを特徴とする自動原稿搬送装置。
  3. 請求項1又は2に記載の自動原稿搬送装置であって、
    前記透過部は、前記第1ラックピニオン機構及び前記第2ラックピニオン機構の間に配置されることを特徴とする自動原稿搬送装置。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載の自動原稿搬送装置であって、
    前記第1ラックピニオン機構が有する第1ピニオン及び前記第2ラックピニオン機構が有する第2ピニオンの少なくとも何れかの軸線が原稿搬送方向に対して平行となるように配置されることを特徴とする自動原稿搬送装置。
  5. 請求項1からまでの何れか一項に記載の自動原稿搬送装置を備えることを特徴とする原稿読取装置。
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