JP5187328B2 - 計測処理用撮像装置 - Google Patents

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Description

この発明は、計測処理用撮像装置に関し、特に、撮像された画像に対して予め定められた形態計測処理をするために画像を示す信号を出力する計測処理用撮像装置に関する。
従来から、FA(Factory Automation)分野などにおいては、各種の画像処理技術が利用されている。視覚センサは、このような画像処理技術のうち、製造される製品の形状、模様もしくは色彩またはこれらの結合されたものである形態などを計測処理するために画像を示す信号を出力するものである(たとえば、特許文献1参照)。
このような視覚センサの性能を示す指標として、設置距離(ワークディスタンス、以下「WD」、「撮像対象距離」ともいう)と、検出範囲(以下「視野」、「撮像範囲」ともいう)とがある。設置距離は、当該視覚センサと計測対象との設計距離である。検出範囲は、当該設置距離における撮像可能な範囲である。
ユーザは、視覚センサのWDと視野との組合せについて、様々な要求を有している。このような要求に応えるために、視覚センサについて多数のバリエーション(製品群)をラインナップすることが好ましい。
そのために、様々なWDと視野との組合せを有するレンズをそれぞれ搭載した視覚センサがラインナップされたり、同じレンズを用いる場合であっても、レンズから(たとえば撮像素子の)撮像面までの距離であるバックフォーカス(以下「BF」ともいう)を異ならせたものがラインナップされたりする。
ここで、レンズの公式より、WDの値aとBFの値bとの間には、当該レンズの焦点距離をfとすると、1/a+1/b=1/fの関係がある。このため、BFを異ならせることによって、様々なWDに対応することができる。
視覚センサには、このBFが、製造時に固定されたものと、ユーザが調整可能とされたものがある。BFを調整可能な視覚センサにおいては、レンズが移動する軸に沿って、撮像対象の面である物像面からの光がレンズに入射したり撮像素子の撮像面にレンズから光が入射されたりするため、レンズが移動する軸に沿って、直接的に、レンズに力を及ぼすことができない。
図10は、視覚センサにおけるバックフォーカスの調整方式を説明するための第1の図である。図10を参照して、この調整の方式Aにおいては、レンズが移動する軸と平行な軸に沿ってレンズを移動させるための力が、調整機構によって、レンズが移動する軸に沿ってレンズを動かすための力として伝えられる。
これにより、レンズが移動する軸に沿ってレンズを動かすための力を、レンズに対して、間接的に及ぼすことができる。しかし、同時に、レンズが移動する軸に直交する軸周りのモーメントがレンズに掛かるため、レンズが軸上をスムーズに動かないといった課題があった。
図11は、視覚センサにおけるバックフォーカスの調整方式を説明するための第2の図である。図11を参照して、この調整の方式Bにおいては、レンズが移動する軸と平行でない方向(たとえば直交する方向)に沿って掛けられた力が、調整機構によって、レンズが移動する軸に沿ってレンズを動かすための力として伝えられる。
この方式Bによれば、方式Aでレンズに掛かっていたモーメントを掛けずに、レンズが移動する軸に沿ってレンズを動かすための力を、レンズに対して、間接的に及ぼすことができる。このため、方式Aと比較して、レンズが軸上をスムーズに動くことができる。
特開2001−256430号公報
図12から図16は、それぞれ、視覚センサにおけるバックフォーカスの調整方式の具体例を説明するための第1から第5の図である。図12から図16を参照して、この視覚センサは、レンズ鏡筒931と、レンズガイド961と、レンズスライダ962と、ばね965と、ねじ963と、Oリング964と、筐体901とを、少なくとも含む。
レンズ鏡筒931は、鏡筒の内部にレンズを含み、一方端からの入射光を他方端側の撮像素子に導く。レンズガイド961は、筐体901に固定され、レンズ鏡筒931をレンズの光軸の方向に沿って移動可能に案内する。ここでは、レンズの光軸の方向を前後方向といい、レンズ鏡筒931の光が入射する側を前といい、撮像素子側を後という。
ねじ963は、筐体901に切られためねじ部に螺合される。ここでは、ねじ963の軸方向を上下方向といい、ねじ963の頭部側を上といい、先端側を下という。ねじ963は、先端でレンズスライダ962と接して、レンズスライダ962に対して下向きに力を及ぼす。レンズスライダ962は、上下方向に沿って動かされることによる位置の変化に応じて、レンズ鏡筒931を前後方向に沿って移動させる。
ばね965は、レンズガイド961とレンズスライダ962との間に、互いに上下方向に力を及ぼしあうように挟み込まれる。レンズガイド961は、筐体901に固定されているので、ばね965によって、レンズスライダ962は、上向きに力を及ぼされる。つまり、レンズスライダ962は、ねじ963とばね965とに挟まれて、ねじ963によって定められた上下方向の位置に固定される。
Oリング964は、筐体901のねじ963が螺合されるめねじ部から水等が浸入しないように、筐体901とねじ963の頭部との間をシールする。
また、レンズスライダ962には、前後方向および上下方向が含まれるスライド平面に含まれる前後方向および上下方向と異なる斜め方向に延びる係合辺である傾斜溝が設けられる。また、レンズ鏡筒931には、レンズスライダ962の傾斜溝に係合される係合突起が設けられる。
ねじ963がユーザによって回転されると、ねじが筐体901に対して上下方向に動く。これにより、レンズスライダ962が上下方向に沿って動かされると、傾斜溝に係合されるレンズ鏡筒931の係合突起に斜め方向に力が及ぼされる。レンズ鏡筒931は、前後方向に沿って移動可能であるので、係合突起に及ぼされた斜め方向の力によって、前後方向に沿って移動される。
図14(A)、図15(A)および図16(A)で示されるように、ねじ963が最も緩められた状態、つまり、ねじ963が最も上にある状態においては、レンズスライダ962は、最も上に位置する。これにより、レンズ鏡筒931の係合突起が、レンズスライダ962の傾斜溝の前下端側で係合した状態となる。このため、レンズ鏡筒931は、最も前に出た状態となる。このとき、レンズのバックフォーカスが最大となる。その結果、ワークディスタンスが最小となる。
図14(B),図15(B)および図16(B)で示されるように、ねじ963が最も締められた状態、つまり、ねじ963が最も下にある状態においては、レンズスライダ962は、最も下に位置する。これにより、レンズ鏡筒931の係合突起が、レンズスライダ962の傾斜溝の後上端側で係合した状態となる。このため、レンズ鏡筒931は、最も後に下がった状態となる。このとき、レンズのバックフォーカスが最小となる。その結果、ワークディスタンスが最大となる。
しかし、この視覚センサの場合、ねじ963の頭部と筐体901との間のOリング964によって防水しているため、ねじ963の頭部は、筐体901の厚みに収まっていなければならない。このため、ねじ963のストロークが、筐体901の厚みによって制限され、ねじ963のストロークが短くなると、WDと視野とのカバー範囲が狭くなってしまう。
ねじ963のストロークを長くするために、筐体901を厚くすると、筐体901のサイズが大きくなる。その結果、視覚センサのサイズが大きくなってしまい、視覚センサのコンパクト化という要求に反してしまうといった問題が生じる。
また、視覚センサのコンパクト化のために、筐体901のめねじ部の長さも制限される。制限されためねじ部の長さで、ねじ963のストロークを長くするためには、ねじのピッチを大きくすることが考えられる。しかし、ねじのピッチを大きくすると、JIS規格から外れる。このため、特注で、ねじ963を製作し、筐体901にめねじを切る必要が生じる。その結果、コストアップになってしまうといった問題が生じる。
このように、筐体901にめねじ部を設ける場合に、視覚センサのWDと視野とのバリエーションを広げようとすることによって様々な問題が生じる。
さらに、この視覚センサにおいては、ねじ963がレンズスライダ962に対して回転するため、ねじ963とレンズスライダ962とを固定することができない。一方、ねじ963の上下方向の動きにレンズスライダ962の動きを追従させる必要がある。このため、ばね965が必要である。
その結果、構造が複雑となり、組立工数が増加することによって、コストアップになるといった問題がある。また、ばね963によりレンズスライダ962をねじ963に押さえつける力よりも大きい、振動または衝撃による外力が加わると、ばね963により押さえつけられない状態が生じる。このため、レンズスライダ962が筐体901に対して遊んでしまうので、視覚センサのWDおよび視野が変動してしまう。その結果、視覚センサによる計測処理に支障が生じてしまうといった問題がある。
この発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、その目的の1つは、形態計測処理に支障を生じさせず、撮像対象距離および撮像範囲のバリエーションを広げることが可能な計測処理用撮像装置を提供することである。
上述の目的を達成するために、この発明のある局面によれば、計測処理用撮像装置は、撮像された画像に対して予め定められた形態計測処理をするために画像を示す信号を出力する装置であって、筐体と、筐体に固定され、撮像面を含み当該撮像面に入射された像を撮像する撮像素子と、撮像素子との撮像素子距離に応じて撮像素子に入射される撮像対象の範囲が変化するレンズを含み、入射光を撮像素子に導くレンズ部と、入射光の光軸の方向である第1の方向に沿ってレンズ部を移動させる調整機構とを備える。
調整機構は、第1のねじ部を含み、第1のねじ部の軸方向が第1の方向と異なる第2の方向となるように、かつ、筐体に対して第1のねじ部の回転方向に回転可能に取付けられるとともに軸方向の動きが拘束されるように、筐体に取付けられる調整部と、第1のねじ部が螺合される第2のねじ部を含むスライダ部と、スライダ部を第2の方向に沿って移動可能に案内するとともに、調整部の回転による第2の方向に沿ったスライダ部の位置の変化に応じて、レンズ部を第1の方向に沿って移動させて撮像素子距離を変化させる変換機構とを有する。
好ましくは、調整機構は、レンズ部を支持するレンズホルダと、スライダ部が取付けられ、レンズホルダを取囲むように設けられるレンズフレームとを有する。変換機構は、レンズホルダとレンズフレームとの間に設けられる。
さらに好ましくは、変換機構は、第1の方向および第2の方向が含まれるスライド平面に含まれる第1の方向および第2の方向と異なる第3の方向に延びる係合辺が、レンズホルダまたはレンズフレームのいずれか一方に設けられる。係合辺に係合する係合突起が、レンズホルダまたはレンズフレームのいずれか他方に設けられる。
さらに好ましくは、変換機構は、レンズフレームに係合辺が設けられ、レンズホルダに係合突起が設けられる。係合辺は、第3の方向に延びる帯状傾斜部を有し、係合突起は、帯状傾斜部を挟み込む一対の突起を有する。
好ましくは、調整部とスライダ部との間には、相互の移動範囲を制限する制限部を有する。好ましくは、第1の方向と第2の方向とのなす角が、直角である。
好ましくは、撮像素子、レンズ部、および調整機構は、筐体の内部に収容される。調整部は、工具をかけて第1のねじ部を軸方向周りに回すための頭部を有する。頭部は、筐体から露出し工具が係合される工具係合部を有し、頭部と筐体との間にシール部が配される。
この発明に従えば、筐体にねじの軸方向に拘束された第1のねじ部と螺合される第2のねじ部を含むスライダ部によってレンズ部が光軸方向に移動される。このため、筐体に対して遊びがないようにレンズ部に力を及ぼすことができる。
また、筐体に対して第1のねじ部が軸方向に拘束されており、第1のねじ部によって第1のねじ部と螺合される第2のねじ部を含むスライダ部が移動される。このため、筐体と第1のねじ部との位置関係が一定であるので、第1のねじ部のねじを長くしても、第1のねじ部の頭部と筐体との関係による問題が生じず、スライダ部のストロークを大きくすることができ、レンズのストロークも大きくすることができる。
その結果、形態計測処理に支障を生じさせず、撮像対象距離および撮像範囲のバリエーションを広げることが可能な計測処理用撮像装置を提供することができる。
本実施の形態に係る画像処理装置を含む視覚センサシステムの全体構成を示す概略図である。 画像処理装置と表示装置の構成を示すブロック図である。 画像処理装置の内部の斜視図である。 画像処理装置の撮像ユニット周辺の分解斜視図である。 撮像ユニットの調整ねじ周辺の組立図である。 撮像ユニットの調整機構の斜視図である。 撮像ユニットの動きを説明するための斜視図である。 撮像ユニットの動きを説明するための正面図である。 撮像ユニットの動きを説明するための側面図である。 視覚センサにおけるバックフォーカスの調整方式を説明するための第1の図である。 視覚センサにおけるバックフォーカスの調整方式を説明するための第2の図である。 視覚センサにおけるバックフォーカスの調整方式の具体例を説明するための第1の図である。 視覚センサにおけるバックフォーカスの調整方式の具体例を説明するための第2の図である。 視覚センサにおけるバックフォーカスの調整方式の具体例を説明するための第3の図である。 視覚センサにおけるバックフォーカスの調整方式の具体例を説明するための第4の図である。 視覚センサにおけるバックフォーカスの調整方式の具体例を説明するための第5の図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
<A.システム構成>
以下では、計測処理用撮像装置の一例として、画像を処理するためのコントローラ部を含む画像処理装置について説明する。しかし、これに限定されず、撮像された画像に対して予め定められた形態計測処理をするために画像を示す信号を出力する装置であれば、他の装置であってもよい。また、計測処理用撮像装置は、後述するようなコントローラ部を含む画像処理装置に限定されるものではない。また、計測処理用撮像装置は、後述するような視覚センサシステムに利用されるものに限定されるものでもない。
図1は、本実施の形態に係る画像処理装置100を含む視覚センサシステム1の全体構成を示す概略図である。
図1を参照して、本実施の形態に係る視覚センサシステム1においては、画像処理装置100と表示装置200とが、LAN(Local Area Network)ケーブル301によって接続可能である。より詳細には、画像処理装置100には、コネクタ311を介してLANケーブル301の一端が装着可能である。表示装置200には、コネクタ312を介してLANケーブル301の他端が装着可能である。
LANケーブル301と図示しないハブとを介して、1つの表示装置200に複数の画像処理装置100が接続されてもよい。そして、ユーザは、表示装置200を介して、複数の画像処理装置100を制御することができる。表示装置200は、複数の画像処理装置100からの画像処理結果を表示することができる。
また、画像処理装置100とPLC(Programmable Logic Controller)400とが、IOケーブル302によって接続可能である。より詳細には、画像処理装置100には、コネクタ313を介してIOケーブル302の一端が装着可能である。PLC400には、IOケーブル302の他端が接続される。なお、PLC400は、他の装置からの信号を受信したり、当該他の装置に信号を送信したりすることによって、視覚センサシステム1全体を制御することができる。なお、画像処理装置100とPLC400とは、LANケーブル301と図示しないハブとを介して接続されてもよい。また、IOケーブル302を介して、画像処理装置100に外部から電源が供給される。
視覚センサシステム1は、たとえば、生産ラインなどに組み込まれる。視覚センサシステム1は、検査対象(図2における「ワーク500」)を撮像することによって得られる画像に基づいて、文字の認識やキズの検査といった処理(以下、「計測処理」とも称す。)を実行する。
一例として、本実施の形態においては、ワーク500は、図示しないベルトコンベヤなどの搬送機構によって所定方向に搬送される。画像処理装置100は、搬送経路に対して固定した位置に配置されている。画像処理装置100は、搬送されるワーク500を複数回撮像する。画像処理装置100によって得られた複数の画像データは、表示装置200へと伝送される。
なお、本明細書において「撮像」とは、基本的には、画像処理装置100の撮像部130が、視野内の被写体からの光を受けて、それを示す画像(画像信号や画像データ)を出力する処理を意味する。但し、撮像部130が視野内の被写体を示す画像を所定周期で繰り返し生成している場合には、撮像部130が生成する画像のうちの、特定の画像を記憶部に格納する処理を意味する。すなわち、ある観点から見れば、「撮像」とは、ある意図されたタイミングにおいて、撮像部130が視野内の被写体の内容を示す画像を取得して計測処理可能な状態にすることを意味する。
ワーク500が撮像部130の視野内に到達したことは、搬送機構の両端に配置された図示しない検出センサなどによって検出される。検出センサからの信号(以下「トリガ信号」とも称す。)は、PLC400へと送信される。PLC400は、トリガ信号に基づいて、画像処理装置100にワーク500の撮影処理を行わせる。
<B.画像処理装置100と表示装置200の構成>
次に、画像処理装置100と表示装置200の構成について説明する。図2は、画像処理装置100と表示装置200の構成を示すブロック図である。
図2を参照して、まず、画像処理装置100の構成について説明する。画像処理装置100は、照明部110と、コントローラ部120と、撮像部130とを含む。
照明部110は、ワーク500に光を照射するためのものである。すなわち、照明部110は、撮像部130の撮像範囲に光を照射するためのものである。照明部110は、後述する照明基板上に設けられる複数の照明制御ユニット111を含む。本実施の形態においては、照明基板上に8つの照明制御ユニット111が配置されている。照明制御ユニット111の各々は、照明レンズ112と、LED113とを含む。たとえば、照明制御ユニット111は、コントローラ部120からの命令に基づいて、光を照射する。
コントローラ部120は、画像処理装置100を制御するためのものである。すなわち、コントローラ部120は、照明部110および撮像部130を制御する。コントローラ部120は、撮像部130からの画像信号に基づいて画像処理を行う。コントローラ部120は、画像処理装置100の外部とデータを送受信したりする。たとえば、コントローラ部120は、LANケーブル301を介して、PLC400から命令を受信したり、画像処理後の画像データ(静止画像データや動画像データなど)を表示装置200に送信したりする。
より詳細には、コントローラ部120は、センサ制御ユニット121と、センサデータ受信ユニット122と、表示灯制御ユニット123と、計測処理ユニット124と、入出力制御ユニット125と、外部機器通信ユニット126と、入出力ユニット127と、電源ユニット129とを含む。
センサ制御ユニット121は、照明部110の複数の照明制御ユニット111と、撮像部130の撮像素子132と、コントローラ部120の表示灯制御ユニット123とに指令を送ることによって、それらを制御する。センサ制御ユニット121は、計測処理ユニット124からの信号に基づいて、上記の制御を行ってもよい。
センサデータ受信ユニット122は、撮像素子132からの信号(画像信号)を受信して、当該画像信号を計測処理ユニット124に送信する。
表示灯制御ユニット123は、センサ制御ユニット121からの光信号を受信して、図示しない表示灯を点灯させたり消灯させたりする。
計測処理ユニット124は、センサデータ受信ユニット122からの画像信号に基づいて、画像処理を行う。計測処理ユニット124は、画像処理後の画像データを入出力制御ユニット125に送る。計測処理ユニット124は、入出力制御ユニット125を介して表示装置200などから命令を受信する。計測処理ユニット124は、入出力制御ユニット125からの命令をセンサ制御ユニット121に伝達する。
入出力制御ユニット125は、外部機器通信ユニット126とLANケーブル301とを介して、表示装置200にデータを送受信する。逆に、表示装置200からの命令を受け付ける。入出力制御ユニット125は、他の入出力ユニット127を介して、プリンタや無線機器などの他の外部機器とデータを送受信する。
上記のようなコントローラ部120を構成する各ユニットは、図示しない制御基板上に配置される部材によって実現される。
コントローラ部120(または制御基板)には、演算処理部であるCPU(Central Processing Unit)150と、記憶部(メモリ149)としての不揮発メモリおよび揮発メモリと、各種のインターフェイスと、データリーダ/ライタとが配置される。これらの各部は、バスを介して、互いにデータ通信可能に接続される。CPU150は、不揮発メモリに格納されたプログラム(コード)を揮発メモリに展開し、これらを所定順序で実行する。このように、CPU150は、各種の演算を実行することによって、上述の各ユニットを実現する。
揮発メモリは、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などである。揮発メモリは、不揮発メモリから読み出されたプログラムに加えて、撮像部130によって取得された画像データや、画像データの処理結果を示すデータ、およびワークデータなどを保持する。
また、不揮発メモリは、磁気記憶装置であり得る。不揮発メモリは、CPU150で実行されるプログラムに加えて、パターンサーチにおいて基準となる画像データ(以下「モデル画像」とも称す。)を記憶する。さらに、不揮発メモリには、各種設定値などが格納されてもよい。
このように、コントローラ部120のセンサ制御ユニット121と、センサデータ受信ユニット122と、表示灯制御ユニット123と、計測処理ユニット124と、入出力制御ユニット125と、外部機器通信ユニット126と、入出力ユニット127の全部または一部が、CPU150がプログラムを実行することによって実現される機能ブロックであり得る。ただし、上記の機能ブロックの全部または一部が、ハードウェアによって実現されてもよい。
換言すれば、コントローラ部120は、予めインストールされたプログラムを実行することによって、後述するような各種機能を提供するためのコンピュータである。コントローラ部120には、本実施の形態に係る機能を提供するためのアプリケーションに加えて、コンピュータの基本的な機能を提供するためのOS(Operating System)がインストールされていてもよい。この場合には、本実施の形態に係るプログラムは、OSの一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。すなわち、本実施の形態に係るプログラム自体は、上記のようなモジュールを含んでおらず、OSと協働して処理が実行される。本実施の形態に係るプログラムとしては、このような一部のモジュールを含まない形態であってもよい。さらに、本実施の形態に係るプログラムは、その他のアプリケーションプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。なお、プログラムの実行により提供される機能の一部もしくは全部を、専用のハードウェア回路によって実現してもよい。
撮像部130は、照明部110が照射した光の反射光を受けて、画像信号を出力するものである。撮像部130は、一例として、撮像レンズ131などの光学系に加えて、CCD(Coupled Charged Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサといった、複数の画素に区画された撮像素子132を含む。
次に、表示装置200の構成について説明する。表示装置200は、LCD(Liquid Crystal Display)201と、LCD制御部202と、表示画像制御部203と、画像制御部204と、画像保存部205と、フィールドバス制御部206と、通信部207、208、209と、操作部210と、電源部211とを含む。通信部207、208、209は、イーサネット(登録商標)を利用した通信に対応している。
LCD201は、LCD制御部202からの信号に基づいて、画像処理装置100からの画像を表示する。LCD制御部202は、表示画像制御部203からの命令に基づいて、LCD201の表示処理を制御する。
操作部210は、表示装置200の筐体の外側に設けられたスイッチや、LCD201の表面を覆う図示しないタブレットなどによって実現される。なお、LCD201とタブレットは、タッチパネルを構成する。ユーザは、スイッチやタッチパネルを介して、表示装置200に命令を入力する。
表示画像制御部203は、操作部210からの命令に基づいて、または画像制御部204からの画像に基づいて、LCD制御部202に表示命令を送る。表示画像制御部203は、通信部208、209を介して、または直接的に、画像制御部204とデータをやり取りする。たとえば、表示画像制御部203は、画像制御部204からの画像を、LCD201に表示させる。
画像制御部204は、画像処理装置100から受信した画像を画像保存部205に格納する。画像制御部204は、画像保存部205に格納されている画像を表示画像制御部203に送信する。
フィールドバス制御部206は、通信部207を介して画像処理装置100から受信した画像を画像制御部204に受け渡す。逆に、操作部210を介して入力された画像処理装置100に対する命令を、通信部207を介して画像処理装置100へと送信する。
<C.画像処理装置100のハードウェア構成>
図3は、画像処理装置100の内部の斜視図である。図4は、画像処理装置100の撮像ユニット周辺の分解斜視図である。図5は、撮像ユニットの調整ねじ163周辺の組立図である。図6は、撮像ユニットの調整機構の斜視図である。図3から図6までを参照するとともに、図1を再度参照して、筐体101の形状の外面は、1辺が40mm弱の正方形に近い形の断面で高さが80mm程度の略正四角柱である。
また、筐体101の1つの側面の上面側に、正四角柱の断面の1辺と略同じ長さの辺をもつ略正方形の開口部が形成される。この開口部が形成される側面を、以下、前面という。また、前面と対向する筐体101の側面を、後面という。
さらに、筐体101の下面は、ケーブルを接続するためのコネクタなどが取付けられた蓋が取付け可能に形成される。また、筐体101の内部から見て、前面側を前、後面側を後、上面側を上、下面側を下という。
さらにまた、前後方向をX軸方向とし、前側をプラス方向、後側をマイナス方向とする。上下方向をY軸方向とし、上側をプラス方向、下側をマイナス方向とする。そして、X軸方向およびY軸方向によって定まるZ軸方向が設けられる。
画像処理装置100は、図1で示した筐体101の内部の上部に、前面側から、照明部110および撮像部130、ならびに、それらの下部に、コントローラ部120を含む。
撮像部130は、前述の撮像レンズ131および撮像素子132に加えて、レンズホルダ134と、レンズガイド161と、レンズスライダ162と、調整ねじ163と、Oリング164と、端末ナット165と、撮像素子132が搭載される撮像素子基板133とを、主な構成として含む。
窓部材118は、窓枠と、撮像部130へ入射される光を透過する透明保護プレートとで構成され、筐体101の窓に取付けられる。透明保護プレートは、窓枠の内側に嵌め合わされる。透明保護プレートは、たとえば、アクリル板で構成されるが、これに限定されず、透明で工業用途に絶え得る強度があれば、他の材質、たとえば、強化ガラスであってもよい。
窓部材118は、筐体101の前面の上部の開口部を塞ぐように、接着シート119で筐体101の開口部に接着されて取付けられる。この接着シート119が、筐体101の開口部と窓部材118との間を防水および防塵するための防水構造を形成する。しかし、これに限定されず、防水構造は、他の構造、たとえば、窓部材118と筐体101との間にゴムなどのパッキン部材を挟み込んでねじで窓部材118と筐体101が締結されるような構造であってもよい。
照明部110は、窓部材118の後方に、放熱シート117を挟んで、筐体101にねじで取付けられる。放熱シート117を挟むことによって、照明部110のLEDによって発生された熱が、照明基板の銅箔パターンおよび放熱シート117を介して、筐体101の側に伝わり易くなる。これにより、画像処理装置100の外部に効率良く放熱することができる。
照明基板の前面には、マトリクス状に複数のLEDが配置される。LEDの各々は、照明レンズによって覆われる。照明基板上には、撮像レンズ131が貫通するための略中心部に形成された穴の周囲に8つのLEDと照明レンズとのセット(前述の照明制御ユニット111)が配置される。照明基板は、下部のコントローラ部120の基板とコネクタケーブルで接続される。
撮像レンズ131は、中空円筒状であり、中空円筒の内部に、中空円筒の中心線を光軸とするレンズを含む。当該レンズは、撮像素子132との距離であるバックフォーカス(BF)に応じて撮像素子132に入射される撮像対象の範囲(視野、撮像範囲)が変化するものである。撮像レンズ131は、外部から窓部材118を介して入射された光を撮像素子132に導く。撮像レンズ131には、光が入射する側と反対側の筒の外周におねじが形成される。
撮像レンズ131のレンズの光軸は、窓部材118の略中心を通り、撮像素子132の撮像面の略中心を通る。つまり、光軸はX軸方向である。また、撮像レンズ131は、照明部110の照明基板の略中心部に形成された穴を貫通するように、配置される。
レンズガイド161は、レンズホルダ134が撮像レンズ131の光軸の方向、つまりX軸方向に沿って移動可能なように案内するとともに、レンズスライダ162が上下方向、つまりY軸方向に沿って移動可能なように案内する。レンズガイド161は、筐体101に構成されたブラケットに、2つのねじ168で締結される。これによって、レンズガイド161は、筐体101に対して固定される。
調整ねじ163は、頭部1634にプラスドライバーを掛けて調整ねじ163を回転させるための十字穴が形成され、軸におねじ部1631が形成される。筐体101の上面には、調整ねじ163の頭部1634が収まるようなざぐり1011とともに、調整ねじ163の軸が貫通する穴が形成される。調整ねじ163は、軸が穴に貫通し、頭部1634がざぐり1011に収まり、軸の方向がY軸方向のマイナス方向となるように取付けられる。これにより、調整ねじ163の頭部1634は上面から出っ張らないが、工具は掛けてねじを回すことは可能に露出することとなる。
なお、調整ねじ163の工具を掛ける穴または溝は、プラスのドライバ用の十字穴に限定されず、他の形状であってもよく、たとえば、マイナスドライバ用のすりわりであってもよいし、プラスとマイナスの両方のドライバで扱えるプラスマイナス穴であってもよいし、六角レンチ用の六角穴であってもよい。
調整ねじ163の頭部1634の下には、Oリング止めリブ1635が、頭部1634との間でOリング164を挟めるように設けられる。
調整ねじ163の頭部1634とOリング止めリブ1635との間に、Oリング164が取付けられることによって、外部から調整ねじ163の貫通穴の調整ねじ163と筐体101のざぐり1011の部分との間隙を介して、水および塵が入らないようにすることができる。Oリング164は調整ねじ163の頭部1634とOリング止めリブ1635との間に挟まれていて、調整ねじ163はY軸方向に動かないので、Oリング164は調整ねじ163に対してY軸方向に動かない。
Oリング164がY軸方向に動く場合は、ざぐり1011の壁面または調整ねじ163の軸に付着した水または塵を掻き取ったり巻き込んだりして内部に侵入させてしまう可能性が高くなる。しかし、本実施の形態においては、Oリング164は、調整ねじ163および筐体101に対して回転方向には相対的に動くが、Y軸方向には動きが拘束されるので、壁面または軸に付着した水または塵を掻き取ったり巻き込んだりして内部に浸入させてしまうことを防止することができる。
また、Oリング止めリブ1635とおねじ部1631との間には、後述する調整ねじホルダ166によって保持される被保持部1636が設けられる。被保持部1636の径は、その上下の径よりも細くされる。
調整ねじ163のおねじ部1631よりも先端側には、端末ナットねじ込み部1632が設けられる。端末ナットねじ込み部1632には、六角ナットである2つの端末ナット165がダブルナットとして取付けられる。これにより、簡単な構造で、レンズスライダ162の移動範囲を制限することができる。なお、レンズスライダ162の移動範囲を制限する構造は、これに限定されず、調整ねじ163の先端部に溝を切って、その溝にEリングを取付ける構造であってもよい。
また、端末ナットねじ込み部1632のねじの呼び径(たとえば、M2)は、おねじ部1631のねじの呼び径(たとえば、M3)よりも小さくされる。これにより、呼び径が小さくされない場合と比較して、レンズスライダ162または筐体101など画像処理装置100の他の部分と、端末ナット165との隙間を大きくすることができるので、端末ナット165を回すときの作業性を向上させることができる。
調整ねじ163の端末ナットねじ込み部1632よりも先端側には、調整ねじホルダ挿入部1633が設けられる。調整ねじホルダ挿入部1633の径は、端末ナットねじ込み部1632の径よりも細くされる。
調整ねじホルダ166は、筐体取付部1661と、調整ねじ保持部1664と、静電気バリア部1663とを含む。
筐体取付部1661は、調整ねじホルダ166を筐体101に固定するための2つのねじ167がそれぞれ螺合される部分である。
調整ねじ保持部1664は、U字型の切欠きを有する。その切欠きのUの字の底の円弧部分が調整ねじホルダ166の被保持部1636とすきまばめになるように、円弧部分の径が定められる。また、U字部の厚みが調整ねじ163の被保持部1636の長さより少し薄くなるように(たとえば、U字部の厚みと被保持部1636の長さとがすきまばめの公差となるように)定められる。これにより、調整ねじ保持部1664は、調整ねじ163がおねじ部1631の回転方向に回転可能であるが軸方向には動かないように拘束して調整ねじ163の被保持部1636を保持する。
静電気バリア部1663は、調整ねじ163の軸の前後方向(X軸のプラス方向およびマイナス方向)ならびに下端を覆うように設けられる。調整ねじホルダ166は、導電性を有する。これにより、調整ねじ163の軸が、静電気バリア部1663、レンズスライダ162、および、筐体101で、他の部分に対してシールドされる。
このため、筐体101の外部から調整ねじ163の頭部1634に静電気が流れた場合に、調整ねじ163の軸から、照明基板、撮像素子基板133、および、その他の基板、ならびに、コントローラ部120の基板の周辺を覆うように設けられるシャーシに対して、静電気放電が起こらないようにすることができる。その結果、画像処理装置100の外部に露出している導電対である調整ねじ163を介した静電気の影響で、画像処理装置100に不具合が生じることを防止できる。
静電気バリア部1663の下端面の内側には、調整ねじ163の調整ねじホルダ挿入部1633が挿入される溝である調整ねじ先端挿入溝1662が形成される。
レンズスライダ162は、レンズガイド161およびレンズホルダ134を取囲むようなフレーム構造である。フレーム構造は、対称形状の左右の縦フレームおよび2つの縦フレームを接続する上下の横フレームで構成される。レンズスライダ162は、Z軸プラス方向側の縦フレームの外側に、調整ねじ163のおねじ部1631と螺合されるめねじ部1623を含む。
レンズスライダ162はレンズガイド161によってY軸方向に沿って移動可能なように案内され、かつ、調整ねじ163はY軸方向に動きが拘束される。このため、調整ねじ163が右回り、つまり締まる方向に回転させられると、レンズスライダ162は、筐体101に対して、調整ねじ163の頭部1634に近付く方向、つまりY軸のプラス方向に動く。一方、調整ねじ163が左回り、つまり緩まる方向に回転させられると、レンズスライダ162は、筐体101に対して、調整ねじ163の頭部1634から離れる方向、つまりY軸のマイナス方向に動く。
レンズスライダ162の縦フレームは、アルファベットの「Z」の文字形状に似た形状であり、「Z」の文字の斜め部分に似た帯状傾斜部1621を含む。この帯状傾斜部1621は、X軸方向およびY軸方向が含まれる面に含まれるX軸方向およびY軸方向と異なる方向(以下、「スライド方向」という)に延びる。スライド方向とX軸とY軸とを含む面をスライド平面という。
レンズホルダ134は、主な部分が中空円筒状であり、中空円筒の内部に、中空円筒の長さ方向の全長に亘って、撮像レンズ131に形成されたおねじが螺合されるめねじが形成される。なお、ここでは、全長に亘ってめねじが形成されるが、これに限定されず、おねじと螺合される部分のみめねじが形成されるようにしてもよい。
レンズホルダ134およびレンズガイド161は、それぞれが摺動可能な面を有し、その面に沿って摺動する。レンズホルダ134は、X軸周りには回転しないようにするとともにX軸方向にのみ摺動可能とするための突起1612を、中空円筒の重心付近を通るY軸と平行な線と外周面とが交差する点の辺りに有する。レンズガイド161には、このレンズホルダ134の突起と係合する係合溝1611が設けられる。
しかし、このような構造に限定されず、レンズホルダ134が、X軸周りに回転しないように、レンズガイド161内を、X軸方向に沿って案内されるものであれば他の構造であっても良い。たとえば、レンズホルダ134の外面が円筒状でなく、他の形状、たとえば、正方形の角に丸くした断面を有する柱状であってもよい。このように円以外の断面形状の柱状とすることによって、軸方向に摺動するときに軸周りには回転しないようにすることができる。
レンズホルダ134の外周面でレンズガイド161と摺動しない部分、ここでは、中空円筒の重心付近を通るZ軸と平行な線と外周面とが交差する点の辺りの部分には、係合辺であるレンズスライダ162の帯状傾斜部1621に係合される係合突起1622が設けられる。
係合突起1622は、帯状傾斜部1621を挟み込む一対の突起を有する。つまり、2つの突起の間隔は、帯状傾斜部1621の幅と等しい。帯状傾斜部1621と係合突起1622とのはめあいは、しまりばめとされる。また、係合突起1622の材質は、樹脂である。しまりばめであるため、帯状傾斜部1621と係合突起1622とは遊びがなく嵌め合わされるが、係合突起1622の材質が樹脂であり、適度に弾性を持っているため、帯状傾斜部1621に対する係合突起1622のスライドには支障を来たさないようにすることができる。
レンズガイド161と帯状傾斜部1621と係合突起1622とで構成される変換機構の働きによって、レンズスライダ162がY軸方向に動かされると、係合突起1622の突起は、前述のスライド方向に垂直な方向に力を受け、レンズホルダ134はX軸方向には移動可能であるがY軸方向には動きを拘束されているので、レンズホルダ134および撮像レンズ131はX軸方向に動かされる。
レンズガイド161、レンズスライダ162、調整ねじ163、レンズホルダ134、および、撮像レンズ131を主な構成として、光軸の方向に沿ってレンズを移動させてレンズのバックフォーカスを調整するための調整機構が構成される。
撮像素子132の前述のCCDまたはCMOSで構成される撮像面には、窓部材118および撮像レンズ131を介して、光軸に沿って、撮像対象からの光が入射される。つまり、撮像対象の像が撮像面で結像する。撮像素子132は、撮像面に入射された光を電気信号に変換して、撮像素子基板133に出力する。
撮像素子基板133は、撮像素子132から入力された電気信号を処理してコントローラ部120の他の基板に出力する。撮像素子基板133は、レンズガイド161に、2つのねじ169で締結される。レンズガイド161は、筐体101に対して固定されているので、撮像素子基板133は、間接的に筐体101に対して固定される。撮像素子基板133は、下部のコントローラ部120の基板とコネクタケーブルで接続される。
図7は、撮像ユニットの動きを説明するための斜視図である。図8は、撮像ユニットの動きを説明するための正面図である。図9は、撮像ユニットの動きを説明するための側面図である。図7から図9までを参照して、図7(A)、図8(A)および図9(A)が、レンズが最も前に出た状態を示し、図7(B)、図8(B)および図9(B)が、レンズが最も後に引っ込んだ状態を示す。
調整ねじ163が最も締め込まれる方向、つまり右に回転されて、レンズスライダ162のめねじ部1623の上面が、調整ねじ163のストローク範囲の上端まで達すると、レンズスライダ162のめねじ部1623の上面と調整ねじ163の座面との間の距離は、Xminとなる。
調整ねじ163が右に回転されていくと、レンズスライダ162は、レンズガイド161に案内されて、筐体101に対してY軸プラス方向に移動する。これにより、レンズホルダ134は、レンズガイド161に案内されて、X軸プラス方向に移動する。調整ねじ163が最も右に回転された状態では、レンズガイド161の前面と撮像レンズ131の前面との距離は、Cmaxとなる。
一方、調整ねじ163が最も緩められる方向、つまり左に回転されて、レンズスライダ162のめねじ部1623の下面が、2つの端末ナット165で構成されるダブルナットに達すると、レンズスライダ162のめねじ部1623の上面と調整ねじ163の座面との間の距離は、Xmaxとなる。
調整ねじ163が左に回転されていくと、レンズスライダ162は、レンズガイド161に案内されて、筐体101に対してY軸マイナス方向に移動する。これにより、レンズホルダ134は、レンズガイド161に案内されて、X軸マイナス方向に移動する。調整ねじ163が最も左に回転された状態では、レンズガイド161の前面と撮像レンズ131の前面との距離は、Cminとなる。
このため、レンズスライダ162のストローク(=Xmax−Xmin)を大きくできる程、撮像レンズ131のストローク(=Cmax−Cmin)を大きくすることができる。
<D.まとめ>
(1) 以上説明したように、本実施の形態に係る画像処理装置100は、撮像された画像に対して予め定められた形態計測処理をするために画像を示す信号を出力する装置である。画像処理装置100は、筐体101と、筐体101に固定され、撮像面を含み当該撮像面に入射された像を撮像する撮像素子132と、撮像素子132との距離であるバックフォーカスに応じて撮像素子132に入射される撮像対象の範囲が変化するレンズを含み、入射光を撮像素子に導く撮像レンズ131と、入射光の光軸の方向であるX軸方向に沿って撮像レンズ131を移動させる調整機構とを備える。
調整機構は、おねじ部1631を含み、おねじ部1631の軸方向がY軸方向となるように、かつ、筐体101に対しておねじ部1631の回転方向に回転可能に取付けられるとともに軸方向の動きが拘束されるように、筐体101に取付けられる調整ねじ163と、おねじ部1631が螺合されるめねじ部1623を含むレンズスライダ162と、レンズスライダ162をY軸方向に沿って移動可能に案内するとともに、調整ねじ163の回転によるY軸方向に沿ったレンズスライダ162の位置の変化に応じて、撮像レンズ131をX軸方向に沿って移動させてバックフォーカスを変化させる変換機構とを有する。
このように、筐体101にねじの軸方向に拘束された調整ねじ163のおねじ部1631と螺合されるめねじ部1623を含むレンズスライダ162によって撮像レンズ131が光軸方向に移動される。このため、筐体101に対して遊びがないように撮像レンズ131に力を及ぼすことができる。
また、筐体101に対して調整ねじ163のおねじ部1631が軸方向に拘束されており、おねじ部1631によっておねじ部1631と螺合されるめねじ部1623を含むレンズスライダ162が移動される。このため、筐体101とおねじ部1631を有する調整ねじ163との位置関係が一定であるので、おねじ部1631の軸方向の長さを長くしても、調整ねじ163の頭部1634と筐体101との関係による問題(Oリングをねじの頭部に設けることによる防水および防塵の問題、Oリングを設けたねじの頭部のストローク代を長くするために筐体の厚みを厚くすることによるコンパクト化の要求に反する問題など)が生じず、レンズスライダ162のストロークを大きくすることができ、撮像レンズ131のストロークも大きくすることができる。
つまり、調整ねじ163のおねじ部1631の長さを長くすることができる構造であるため、レンズのバックフォーカスの調整代を大きくすることができる。その結果、形態計測処理に支障を生じさせず、ワークディスタンスおよび視野のバリエーションを広げることができる。
また、筐体101の壁にめねじ部を形成する場合とは異なり、めねじ部1623の長さが制限されないので、ねじのストロークを長くするために、ねじのピッチを大きくすることは考えなくてよい。このため、JIS規格に準拠したねじを用いることができ、ピッチが大きい特注ねじを用いる場合と比較して、コストダウンを図ることができる。
また、レンズスライダ162を調整ねじ163の動きに追従させるために、ばねなど他の部品を設けて、その部品に対応するための構造にする必要がない。このため、構造が複雑とならず、組立工数が増加することもない。よって、コストダウンを図ることができる。
ばねによりレンズスライダをねじに押さえつける場合には、振動または衝撃による外力が加わると、ばねにより押さえつけられない状態が生じ、レンズスライダが筐体に対して遊んでしまう。このため、視覚センサのワーキングディスタンスおよび視野が変動してしまう。その結果、視覚センサによる形態計測処理に支障を来たしてしまうといった問題が生じる。
しかし、本実施の形態にのように、撮像レンズ131を前に移動させるときであっても、後に移動させるときであっても、ばねを用いず、調整ねじ163の動きに追従させることができるので、そのような問題が生じないようにすることができる。
(2) また、調整機構は、撮像レンズ131を支持するレンズホルダ134と、レンズスライダ162は、レンズホルダ134を取囲むように設けられる。変換機構は、レンズホルダ134とレンズスライダ162との間に設けられる。
(3) さらにまた、変換機構は、X軸方向およびY軸方向が含まれるスライド平面に含まれるX軸方向およびY軸方向と異なるスライド方向に延びる係合辺である帯状傾斜部1621が、レンズスライダ162に設けられる。帯状傾斜部1621に係合する係合突起1622が、レンズホルダ134に設けられる。
(4) さらにまた、係合突起1622は、帯状傾斜部1621を挟み込む一対の突起を有する。このため、係合溝と係合突起とを組合せる場合と比較して、レンズスライダとレンズホルダとの間の動きに遊びが生じない。このため、振動または衝撃による外力が加わっても、レンズホルダの筐体に対する位置が変動することがない。その結果、ワーキングディスタンスおよび視野が変動しにくくすることができる。
(5) また、2つの端末ナット165で形成されるダブルナットが、調整ねじ163とレンズスライダ162との間の相互の移動範囲を制限する。
これにより、バックフォーカスの調整代に合わせて、製造時にレンズスライダ162の移動範囲を制限しておくことによって、撮像レンズ131が対応していないバックフォーカスの範囲まで、ユーザが調整ねじ163を回転させてしまうことを防止することができる。その結果、ユーザビリティを向上させることができる。
(6) また、撮像素子132、撮像レンズ131、および調整機構は、筐体101の内部に収容される。調整ねじ163は、プラスドライバをかけておねじ部1631を軸方向周りに回すための頭部1634を有する。頭部1634は、筐体101から露出しプラスドライバが係合される十字穴を有し、頭部1634と筐体101との間にOリング164が配される。
このようなOリング164を備えることによって、筐体101の調整ねじ163が貫通する部分から水または塵が内部に浸入することを防止することができる。
次に、上述した実施の形態の変形例について説明する。
(1) 前述した実施の形態においては、帯状傾斜部1621が係合辺としてレンズスライダ162に設けられ、帯状傾斜部を挟み込む一対の突起を有する係合突起1622がレンズホルダ134に設けられるようにした。しかし、これに限定されず、レンズスライダ162に係合溝が設けられ、レンズホルダ134に係合溝に嵌め合わされる突起が設けられるようにしてもよい。
(2) 前述した実施の形態においては、係合辺がレンズスライダ162に設けられ、係合突起がレンズホルダ134に設けられるようにした。しかし、これに限定されず、係合辺がレンズホルダ134に設けられ、係合突起がレンズスライダ162に設けられるようにしてもよい。
(3) 前述した実施の形態においては、調整ねじ163がおねじ、レンズスライダ162に設けられるのがめねじであることとした。しかし、これに限定されず、調整ねじ163がめねじ、レンズスライダ162に設けられるのがおねじであることとしてもよい。
(4) 前述した実施の形態においては、撮像レンズ131の光軸の方向がX軸方向、調整ねじ163の軸の方向がY軸方向であることとした。つまり、撮像レンズ131の光軸の方向と調整ねじ163の軸の方向が直角であることとした。しかし、これに限定されず、撮像レンズ131の光軸の方向と調整ねじ163の軸の方向が、0度よりも大きく90度よりも小さい角度、たとえば、60度、75度、または、直角よりも少し小さい角度などであってもよい。
(5) 前述した実施の形態においては、レンズスライダ162の帯状傾斜部1621とX軸とのなす角度が45度弱であることとした。しかし、これに限定されず、帯状傾斜部1621とX軸とのなす角度は、0度よりも大きく90度よりも小さい角度、たとえば、30度、45度、または、60度などであってもよい。
(6) 前述した実施の形態においては、上面に、調整ねじ163の頭部1634が配置され、側面の1つに、撮像対象からの光が入射する開口部が設けられるようにした。しかし、これに限定されず、上面に、撮像対象からの光が入射する開口部が設けられるようにして、側面の1つに、調整ねじ163の頭部1634が配置されるようにしてもよい。
本実施の形態における撮像ユニットは、開口部が側面または上面のいずれに設けられる場合であっても、同じ構造とすることができる。このため、設計の手間を掛けることなく部品も共通化することができる。その結果、コストアップをさせずに、製品のバリエーションを多様化させることができる。
(7) 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 視覚センサシステム、100 画像処理装置、101 筐体、110 照明部、111 照明制御ユニット、112 照明レンズ、117 放熱シート、118 窓部材、119 接着シート、120 コントローラ部、121 センサ制御ユニット、122 センサデータ受信ユニット、123 表示灯制御ユニット、124 計測処理ユニット、125 入出力制御ユニット、126 外部機器通信ユニット、127 入出力ユニット、129 電源ユニット、130 撮像部、131 撮像レンズ、132 撮像素子、133 撮像素子基板、134 レンズホルダ、149 メモリ、150 CPU、161 レンズガイド、162 レンズスライダ、163 調整ねじ、164 Oリング、165 端末ナット、166 調整ねじホルダ、167,168,169 ねじ、200 表示装置、201 LCD、202 LCD制御部、203 表示画像制御部、204 画像制御部、205 画像保存部、206 フィールドバス制御部、207,208,209 通信部、210 操作部、211 電源部、301 LANケーブル、302 IOケーブル、311,312,313 コネクタ、500 ワーク、1011 ざぐり、1611 係合溝、1612 突起、1621 帯状傾斜部、1622 係合突起、1623 めねじ部、1631 おねじ部、1632 端末ナットねじ込み部、1633 調整ねじホルダ挿入部、1634 頭部、1635 Oリング止めリブ、1636 被保持部、1661 筐体取付部、1662 調整ねじ先端挿入溝、1663 静電気バリア部、1664 調整ねじ保持部。

Claims (6)

  1. 撮像された画像に対して予め定められた形態計測処理をするために前記画像を示す信号を出力する計測処理用撮像装置であって、
    筐体と、
    前記筐体に固定され、撮像面を含み当該撮像面に入射された像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子との撮像素子距離に応じて前記撮像素子に入射される撮像対象の範囲が変化するレンズを含み、入射光を前記撮像素子に導くレンズ部と、
    前記入射光の光軸の方向である第1の方向に沿って前記レンズ部を移動させる調整機構とを備え、
    前記調整機構は、
    第1のねじ部を含み、前記第1のねじ部の軸方向が前記第1の方向と異なる第2の方向となるように、かつ、前記筐体に対して前記第1のねじ部の回転方向に回転可能に取付けられるとともに前記軸方向の動きが拘束されるように、前記筐体に取付けられる調整部と、
    前記第1のねじ部が螺合される第2のねじ部を含むスライダ部と、
    前記スライダ部を前記第2の方向に沿って移動可能に案内するとともに、前記調整部の回転による前記第2の方向に沿った前記スライダ部の位置の変化に応じて、前記レンズ部を前記第1の方向に沿って移動させて前記撮像素子距離を変化させる変換機構と
    前記レンズ部を支持するレンズホルダと、
    前記スライダ部が取付けられ、前記レンズホルダを取囲むように設けられるレンズフレームとを有
    前記変換機構は、前記レンズホルダと前記レンズフレームとの間に設けられる、計測処理用撮像装置。
  2. 前記変換機構は、前記第1の方向および前記第2の方向が含まれるスライド平面に含まれる前記第1の方向および前記第2の方向と異なる第3の方向に延びる係合辺が、前記レンズホルダまたは前記レンズフレームのいずれか一方に設けられ、
    前記係合辺に係合する係合突起が、前記レンズホルダまたは前記レンズフレームのいずれか他方に設けられる、請求項に記載の計測処理用撮像装置。
  3. 前記変換機構は、前記レンズフレームに前記係合辺が設けられ、前記レンズホルダに前記係合突起が設けられ、
    前記係合辺は、前記第3の方向に延びる帯状傾斜部を有し、前記係合突起は、前記帯状傾斜部を挟み込む一対の突起を有する、請求項に記載の計測処理用撮像装置。
  4. 前記調整部と前記スライダ部との間には、相互の移動範囲を制限する制限部を有する、請求項1から請求項のいずれかに記載の計測処理用撮像装置。
  5. 前記第1の方向と前記第2の方向とのなす角が、直角である、請求項1から請求項のいずれかに記載の計測処理用撮像装置。
  6. 前記撮像素子、前記レンズ部、および前記調整機構は、前記筐体の内部に収容され、
    前記調整部は、工具をかけて前記第1のねじ部を軸方向周りに回すための頭部を有し、
    前記頭部は、前記筐体から露出し前記工具が係合される工具係合部を有し、前記頭部と前記筐体との間にシール部が配される、請求項1から請求項のいずれかに記載の計測処理用撮像装置。
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