JP2002176580A - フランジバック調整機構付きカメラ - Google Patents

フランジバック調整機構付きカメラ

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JP2002176580A
JP2002176580A JP2000373038A JP2000373038A JP2002176580A JP 2002176580 A JP2002176580 A JP 2002176580A JP 2000373038 A JP2000373038 A JP 2000373038A JP 2000373038 A JP2000373038 A JP 2000373038A JP 2002176580 A JP2002176580 A JP 2002176580A
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camera
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solid
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Noboru Takada
登 高田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純な組み付け作業で撮像素子の中心を容
易、且つ、確実にレンズの光軸に一致させることができ
るフランジバック調整機構付きカメラを得る。 【解決手段】 フランジバック調整機構付きカメラ31
において、CCD61とこのCCD61を保持する素子
ホルダー50の素子取付部51との間に弾性材料製のシ
ールリング57を圧縮状態で介在させ、このシールリン
グ57によって素子ホルダー50とCCD61との間の
隙間を塞ぐと共に、素子取付部51及びCCD61の一
方の周縁に当接する前記シールリング57の傾斜面57
cによって前記CCD61の中心をレンズの光軸位置に
整合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCD等の固体撮
像素子を保持する素子ホルダーをレンズの光軸方向に移
動調整するフランジバック調整機構を備えるフランジバ
ック調整機構付きカメラに関し、更に詳しくは、単純な
組み付け作業で固体撮像素子の中心を容易、且つ、確実
にレンズの光軸に一致させることができるための改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7及び図8は、例えばテレビカメラや
ビデオカメラとして使用されるフランジバック調整機構
付きカメラの従来例を示したものである。ここに示した
フランジバック調整機構付きカメラは、特公平7−80
21号公報に開示されたもので、レンズが装着されるレ
ンズマウント部3とこのレンズマウント部3の後方に連
なるケース部4とを有したカメラシャーシ5と、レンズ
マウント部3に装着されたレンズの結像位置付近でレン
ズの光軸7に沿って移動可能にカメラシャーシ5に支持
される素子ホルダー9と、この素子ホルダー9によって
レンズの光軸上に保持されて入射した光信号を電気信号
に変えて出力する固体撮像素子としてのCCD(charge
-coupled device )11と、素子ホルダー9の位置をレ
ンズの光軸方向に移動調整するフランジバック調整機構
13とを備える。
【0003】この例の場合、レンズマウント部3とケー
ス部4は、別体である。レンズマウント部3は、略円筒
状で、その周囲に一体形成された前面エスカッション3
aを有していて、エスカッション3aの四隅をねじ部材
15によりケース部4の前面部に締結することで、ケー
ス部4に連結固定される。
【0004】素子ホルダー9は、CCD11を嵌め込む
矩形の凹部9aを有している。この凹部9aにはめ込ま
れたCCD11は、素子ホルダー9の前面にねじ止めさ
れる素子押さえ板17によって周縁部が押さえ付けられ
て、素子ホルダー9に固定された状態となる。素子ホル
ダー9は、ねじ部材18によってシャーシ取付ブラケッ
ト19に固定され、このブラケット19がケース部4の
前壁4aとレンズマウント部3との間でレンズの光軸方
向に移動可能に支持される。また、ブラケット19は、
ケース部4の前壁4aとの間に圧縮状態で挿入されるば
ね21によって、レンズマウント部3側に付勢されてい
る。
【0005】フランジバック調整機構13は、レンズマ
ウント部3の外周に嵌合するカムリング23に、ばね2
1によって付勢されているブラケット19の前端部に当
接してブラケット19の光軸方向の位置決めを果たすス
トッパ部23aと、レンズの光軸方向の変位を付与する
ためのカム部23bとを設けたものである。カムリング
23は、レンズマウント部3の外周に、回転可能に、且
つ、レンズの光軸方向に沿って移動可能に、嵌合してい
る。そして、カム部23bは、レンズマウント部3の外
周に装備される突起25にブラケット19側から当接す
るようにカムリング23の内周面に形成された傾斜面で
ある。カムリング23の回転操作で突起25とカム部2
3bとの接触位置を変えると、カムリング23がレンズ
マウント部3上をレンズの光軸方向に移動し、このカム
リング23に従動するブラケット19の変位によって、
素子ホルダー9の光軸方向の位置が調整される。
【0006】上記構成によるカメラ1では、レンズマウ
ント部3に装着するレンズのフランジバック距離のばら
つきや、レンズの光軸に対するCCD11の中心のずれ
等は、CCD11の出力を受けるポリメータで画像チェ
ックすることによって行い、フランジバックのばらつき
でCCD11がレンズの結像位置からずれている場合に
は、フランジバック調整を行い、また、CCD11の中
心がレンズの光軸からずれている場合には、ポリメータ
の画像から検知した偏心情報に基づいて、その修正を行
う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した従
来のカメラ1の場合、ポリメータの画像から検知した偏
心情報に基づいて、CCD11の中心位置をレンズの光
軸上に修正する際には、素子ホルダー9に対するCCD
11の組み付けや、ブラケット19に対する素子ホルダ
ー9の組み付けをやり直さなければならず、カメラ1の
組立作業が大幅に遅延するという問題が生じた。
【0008】また、従来のカメラ1では、CCD11と
素子ホルダー9との接触、あるいはCCD11と素子押
さえ板17との接触が、弾性変形がほとんどない硬質材
料同士の接触のため、図9に示すように、CCD11の
周囲に微細な隙間sが残り、レンズ交換等の際にレンズ
マウント部3の開口から侵入した異物が、その隙間sを
通って、素子ホルダー9の後方でケース部4に納められ
る回路を汚損する虞があった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、単純な組み付け作業で固体撮像素子の中心を容易、
且つ、確実にレンズの光軸に一致させることができて、
固体撮像素子の中心をレンズの光軸に一致させるための
修正作業の発生を回避して、装置の組立作業性を向上さ
せることができ、更には、撮像素子と素子ホルダーとの
間の隙間を介して素子ホルダーの後方に異物が侵入する
ことを防止して、素子ホルダー後方に配備される回路の
異物による汚損を防止することもできるフランジバック
調整機構付きカメラを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るフランジバック調整機構付きカメラは、
レンズマウント部を有したカメラシャーシと、前記カメ
ラシャーシに支持されてレンズの結像位置付近で光軸方
向に移動可能な素子ホルダーと、前記素子ホルダーに保
持された固体撮像素子と、前記素子ホルダーを前記光軸
方向に移動調整するフランジバック調整機構とを備える
フランジバック調整機構付きカメラにおいて、前記素子
ホルダーの素子取付部と前記固体撮像素子との間に圧縮
状態で介在することで、前記素子ホルダーと前記固体撮
像素子との間の隙間を塞ぐと共に、前記素子ホルダーの
素子取付部及び前記固体撮像素子の一方の周縁に当接す
る傾斜面の誘導作用によって前記固体撮像素子の中心を
レンズの光軸位置に整合する弾性を有する材料よりなる
シールリングを設けたことを特徴とする。
【0011】そして、上記構成によれば、シールリング
に装備した傾斜面が、固体撮像素子の中心をレンズの光
軸位置に整合させる心出し作用を発揮するため、シール
リングを介して固体撮像素子を素子ホルダーに組み付け
るという単純な組み付け作業で、固体撮像素子の中心を
容易、且つ、確実にレンズの光軸に一致させることがで
きる。また、シールリングは、弾性材料製で圧縮状態で
撮像素子と素子ホルダーとの間に介在するため、シール
リングが固体撮像素子と素子ホルダーとの間の隙間を封
止し、素子ホルダーの後方に異物が侵入することを防止
する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るフランジバッ
ク調整機構付きカメラの好適な実施の形態を図面に基づ
いて詳細に説明する。図1乃至図6は本発明に係るフラ
ンジバック調整機構付きカメラの一実施の形態を示した
もので、図1はフランジバック調整機構付きカメラの要
部の分解斜視図、図2は図1に示した固体撮像素子の素
子ホルダーへの組み付け状態を示す縦断面図、図3は図
2の拡大図、図4はフランジバック調整機構付きカメラ
の各構成部材の組立状態の縦断面図、図5は図4のV−
V線に沿う断面矢視図、図6はフランジバック調整操作
に応じた素子ホルダーの位置を示したもので、(a)は
固体撮像素子が少しレンズマウント部側に寄った状態の
縦断面図、(b)は固体撮像素子が最大限にレンズマウ
ント部側に寄った状態の縦断面図、(c)は固体撮像素
子がレンズマウント部から最大限に離間した状態の縦断
面図である。
【0013】このフランジバック調整機構付きカメラ3
1は、テレビカメラやビデオカメラとして使用されるも
ので、レンズが装着されるレンズマウント部41とこの
レンズマウント部41の後方に連なるケース部42とを
有したカメラシャーシ40と、レンズマウント部41に
装着されたレンズの結像位置付近でレンズの光軸33の
方向に沿って移動可能にカメラシャーシ40に支持され
る素子ホルダー50と、この素子ホルダー50によって
レンズの光軸33上に保持されて入射した光信号を電気
信号に変えて出力する固体撮像素子としてのCCD61
と、素子ホルダー50の位置をレンズの光軸方向に移動
調整するフランジバック調整機構70とを備える。
【0014】本実施の形態の場合、カメラシャーシ40
は、一体構造で、後方を開放した略箱形のケース部42
の前壁42aに、円筒状のレンズマウント部41を形成
している。レンズマウント部41は、内周部に、レンズ
ユニットを螺着するねじ部を形成したものである。
【0015】素子ホルダー50は、レンズの光軸33が
挿通する中央部に、CCD61を装着するための開口で
ある素子取付部51を有し、両側には、カメラシャーシ
40への連結部となる連結片52が突設されている。連
結片52は、ケース部42の前壁42aに突設されたガ
イド軸43に嵌合するガイド挿通孔52aを有する。連
結片52とガイド軸43との嵌合によって、素子ホルダ
ー50は、レンズの光軸方向に移動可能に、カメラシャ
ーシ40に連結されることになる。
【0016】連結片52を挿通したガイド軸43の先端
部には、抜け止め用の止め輪54が嵌着され、この止め
輪54と連結片52との間には、ホルダー付勢ばね55
が装備される。このホルダー付勢ばね55によって、素
子ホルダー50は、常時、レンズマウント部41側に付
勢されている。
【0017】CCD61は、素子ホルダー50への取付
板を兼ねる基板62上に組み付けられている。基板62
には、ねじ挿通孔63が形成されている。CCD61
は、このねじ挿通孔63を挿通するねじ65によって、
素子ホルダー50に締結・固定される。
【0018】本実施の形態の場合、素子ホルダー50の
素子取付部51には、CCD61を嵌入させる前に、弾
性材料製のシールリング57が装着される。このシール
リング57は、図3に示すように、素子取付部51に嵌
合するテーパ筒状のガイド筒57aと、このガイド筒5
7aの基端から半径方向に張り出して素子ホルダー50
の背面に当接するフランジ57bとを一体形成した構造
である。ガイド筒57aは、レンズマウント部41に向
かって徐々に開口径を狭めるテーパを有して、ガイド筒
57aの内周の傾斜面57cは、CCD本体61の外形
よりも大きな開口断面から小さな開口断面まで滑らかに
変化する傾斜面に形成されている。
【0019】以上のシールリング57は、図3に示すよ
うに、素子ホルダー50の素子取付部51とCCD61
との間に圧縮状態で介在することで、素子ホルダー50
とCCD61との間の隙間を塞ぐ。また、シールリング
57は、素子取付部51及びCCD61のレンズ側の周
縁に当接する傾斜面57cの誘導作用によって、CCD
61の中心をレンズの光軸位置に整合させる。
【0020】フランジバック調整機構70は、カメラシ
ャーシ40の前壁42aに形成した軸部42b(図5及
び図2参照)との嵌合によってレンズの光軸回りに回転
可能に支持されるカムリング71と、素子ホルダー50
の前面に突設されて先端がカムリング71のカム面71
aに当接される位置決め突起72と、この位置決め突起
72がカム面71aに当接した状態を維持するように素
子ホルダー50をカムリング71側に付勢する前述のホ
ルダー付勢ばね55と、ケース部42の周壁上でレンズ
マウント部41からレンズの光軸方向に沿って後方に離
れたカメラシャーシ40の側壁面に開口した操作用窓7
4と、この操作用窓74からケース部42の外部に突出
する操作部75によってカムリング71を回転操作する
リング駆動機構76とから構成される。
【0021】カムリング71のカム面71aは、図4及
び図5に示すように、レンズの光軸方向への突出長が光
軸を中心とする円周方向で徐々に変化する滑らかな傾斜
面又は湾曲面で、カムリング71が回転すると、カム面
71a上の位置決め突起72の接触位置が変化すること
で、素子ホルダー50の光軸方向の変位が生ずる。カム
リング71の外周には、図5に示すように、カメラシャ
ーシ40の内壁面に突設されたストッパ45を挟む2箇
所に回転規制片71b,71cが突設され、また、リン
グ駆動機構76側の外周面の一定範囲には、リング駆動
機構76の駆動歯車81に噛合する歯車71dが形成さ
れている。
【0022】回転規制片71b,71cは、ストッパ4
5に当接することで、カムリング71の回転範囲を規制
している。この回転規制片71b,71cによる回転範
囲の規制は、位置決め突起72がカム面71aを乗り越
えることを防止し、また、カムリング71外周の歯車7
1dとリング駆動機構76の駆動歯車81との噛合が外
れることを防止する。
【0023】リング駆動機構76は、図1に示すよう
に、カムリング71の歯車71dに噛合する駆動歯車8
1と、この駆動歯車81の中心に固着した円筒状の軸8
2と、この軸82に一体装備されて駆動歯車81と一体
回転する略半円形の操作部75と、軸82を挿通して軸
82を回転可能にカメラシャーシ40に連結する支持ピ
ン84と、支持ピン84の頭部84aと操作部75とで
挟まれるように支持ピン84の軸部に嵌合装着されたワ
ッシャ86及び弾性部材87とで構成されている。
【0024】操作部75は、操作用窓74から突出する
外周面に、回転操作時の滑り止めとなるスプラインが施
されている。弾性部材87は、外観はワッシャと同形状
のリング状であるが、圧縮状態で操作部75に当接して
いて、弾性復元力によって、基準以下の回転操作力では
操作部75及び駆動歯車81の回転を阻止する負荷を操
作部75及び駆動歯車81に作用させている。従って、
カムリング71の歯車71dに噛合する駆動歯車81を
操作部75によって回転駆動する際には、基準以上の操
作力で、操作部75を回転させる。
【0025】操作部75の回転操作で、図6(a)に示
すように、カム面71aの中間部に位置決め突起72が
当接している状態から、(b)に示すように操作部75
の回転操作で矢印(イ)方向にカムリング71を回動さ
せると、位置決め突起72の接触位置がカム面71aの
低い方向移動して、素子ホルダー50はレンズマウント
部41側に接近し、また、(c)に示すように操作部7
5の回転操作で矢印(ロ)方向にカムリング71を回動
させると、位置決め突起72の接触位置がカム面71a
の低い方向移動して、素子ホルダー50はレンズマウン
ト部41から離れる。なお、フランジバック調整終了後
は、カメラシャーシ40に螺着されるねじ46を締付け
ることで、素子ホルダー50が所定位置に固定される。
【0026】図7に示した従来のカメラ1では、フラン
ジバック調整する際の操作部であるカムリング23は、
レンズマウント部3に外嵌した構成のため、図10に示
すように、レンズマウント部3に装着される交換レンズ
27がカムリング23よりも外径の大きな大口径のもの
になると、操作部であるカムリング23が交換レンズ2
7の背面の谷部に隠れてしまい、手指によるカムリング
23の回転操作が困難で、結局、フランジバック調整操
作が困難になるという問題が生じた。
【0027】しかし、本実施の形態のフランジバック調
整機構付きカメラ31では、素子ホルダー50を移動さ
せるためのフランジバック調整機構70の操作部75
は、レンズマウント部41から後方に離れたカメラシャ
ーシ40の側壁面に配備されているため、レンズマウン
ト部41に装着される交換レンズが大口径になっても、
操作部75が交換レンズの背面の谷部に隠れてしまうこ
とがなく、フランジバック調整機構70の操作に支障が
生じることがない。従って、フランジバック調整操作が
容易で、フランジバック調整を行う際の取り扱い性が向
上する。
【0028】また、本実施の形態のリング駆動機構76
は、基準以下の回転操作力では駆動歯車81の回転を阻
止する負荷を駆動歯車81に作用させる弾性部材87を
装備していて、弾性部材87によって駆動歯車81に作
用する負荷が、フランジバック調整機構70で使用する
歯車列間のバックラッシによって駆動歯車81や操作部
75がガタつくことを防止する制動作用を発揮するた
め、ガタつきによって操作力の伝達に誤差が生じること
が防止され、高精度なフランジバック調整が容易にな
る。
【0029】また、本実施の形態では、素子ホルダー5
0の素子取付部51とCCD61との間にシールリング
57が装備されていて、このシールリング57に装備し
た傾斜面57cが、CCD61の中心をレンズの光軸位
置に整合させる心出し作用を発揮するため、シールリン
グ57を介してCCD61を素子ホルダー50に組み付
けるという単純な組み付け作業で、CCD61の中心を
容易、且つ、確実にレンズの光軸に一致させることがで
きる。そのため、CCD61の中心をレンズの光軸に一
致させるための修正作業の発生を回避して、装置の組立
作業性を向上させることができる。
【0030】更に、本実施の形態では、素子ホルダー5
0とCCD61との間に装備するシールリング57は、
弾性材料製で圧縮状態でCCD61と素子ホルダー50
との間に介在するため、CCD61と素子ホルダー50
との間の隙間を介して素子ホルダー50の後方に異物が
侵入することを防止する。そのため、素子ホルダー50
の後方に配備される回路の異物による汚損を防止するこ
ともできる。
【0031】
【発明の効果】本発明のフランジバック調整機構付きカ
メラによれば、シールリングに装備した傾斜面が、固体
撮像素子の中心をレンズの光軸位置に整合させる心出し
作用を発揮するため、シールリングを介して固体撮像素
子を素子ホルダーに組み付けるという単純な組み付け作
業で、固体撮像素子の中心を容易、且つ、確実にレンズ
の光軸に一致させることができる。そのため、固体撮像
素子の中心をレンズの光軸に一致させるための修正作業
の発生を回避して、装置の組立作業性を向上させること
ができる。
【0032】また、シールリングは、弾性材料製で圧縮
状態で固体撮像素子と素子ホルダーとの間に介在するた
め、シールリングが撮像素子と素子ホルダーとの間の隙
間を封止して、素子ホルダーの後方に異物が侵入するこ
とを防止する。そのため、素子ホルダーの後方に配備さ
れる回路の異物による汚損を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフランジバック調整機構付きカメ
ラの一実施の形態の要部の分解斜視図である。
【図2】図1に示した固体撮像素子の素子ホルダーへの
組み付け状態を示す縦断面図である。
【図3】図2の拡大図である。
【図4】フランジバック調整機構付きカメラの各構成部
材の組立状態の縦断面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面矢視図である。
【図6】図1に示したフランジバック調整機構付きカメ
ラでフランジバック調整操作に応じた素子ホルダーの位
置を示したもので、(a)は固体撮像素子が少しレンズ
マウント部側に寄った状態の縦断面図、(b)は固体撮
像素子が最大限にレンズマウント部側に寄った状態の縦
断面図、(c)は固体撮像素子がレンズマウント部から
最大限に離間した状態の縦断面図である。
【図7】従来のフランジバック調整機構付きカメラの要
部の分解斜視図である。
【図8】図7に示したフランジバック調整機構付きカメ
ラの各構成部材の組立状態の縦断面図である。
【図9】従来のフランジバック調整機構付きカメラにお
ける問題点の説明図である。
【図10】従来のフランジバック調整機構付きカメラに
おける別の問題点の説明図である。
【符号の説明】
31 フランジバック調整機構付きカメラ 40 カメラシャーシ 41 レンズマウント部 42 ケース部 50 素子ホルダー 55 ホルダー付勢ばね 57 シールリング 57c 傾斜面 61 CCD(固体撮像素子) 62 基板 70 フランジバック調整機構 71 カムリング 76 リング駆動機構 81 駆動歯車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズマウント部を有したカメラシャー
    シと、前記カメラシャーシに支持されてレンズの結像位
    置付近で光軸方向に移動可能な素子ホルダーと、前記素
    子ホルダーに保持された固体撮像素子と、前記素子ホル
    ダーを前記光軸方向に移動調整するフランジバック調整
    機構とを備えるフランジバック調整機構付きカメラにお
    いて、 前記素子ホルダーの素子取付部と前記固体撮像素子との
    間に圧縮状態で介在することで、前記素子ホルダーと前
    記固体撮像素子との間の隙間を塞ぐと共に、前記素子ホ
    ルダーの素子取付部及び前記固体撮像素子の一方の周縁
    に当接する傾斜面の誘導作用によって前記固体撮像素子
    の中心をレンズの光軸位置に整合する弾性を有する材料
    よりなるシールリングを設けたことを特徴とするフラン
    ジバック調整機構付きカメラ。
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