JP5187271B2 - コネクタの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタをブラケット等の取付板に取り付ける構造に関する。
従来、牽引車と被牽引車とを電気的に接続するために用いる牽引車用コネクタとして、特許文献1に記載されたものが知られており、例えば牽引車の車体の後端下部において垂下状に設けられたブラケットに対して取り付けられるようになっている。
牽引車用コネクタはより具体的には、後端側に被牽引車側の相手コネクタが嵌合される開閉蓋付きの嵌合部が設けられ、前端側から上記したブラケットに開口された取付孔に挿通されるようになっており、また外周面には、ブラケットの取付孔の後面側の孔縁部に当接可能なフランジが形成されているとともに、前端側から後方に向けて片持ち状に延出して取付孔の前面側の孔縁部に係止可能な金属製の弾性係止片が装着されている。
そして、牽引車用コネクタの前端がブラケットの取付孔に弾性係止片を弾性変位させつつ後方から挿通され、フランジが取付孔の後面側の孔縁部に当接したところで、弾性係止片が復動変位してその先端が取付孔の前面側の孔縁部に係止することによって、牽引車用コネクタが垂下状に配されたブラケットに対して取り付けられるようになっている。
米国特許第7435125号明細書
ところで上記従来のものでは、弾性係止片をコネクタに対して装着する部分の構造が、弾性係止片の基端側を叩き出すことで先端側を向いて片持ち状に延出した短寸の差込部が形成される一方、コネクタの外周部に後方を向いた差込溝が形成され、差込部が差込溝に圧入されることで、弾性係止片は、上記したように後方に向けて片持ち状に延出した形態で装着されるようになっていた。
このような構造であると、弾性係止片が係止して牽引車用コネクタがブラケットに取り付けられた状態において、同コネクタに対して被牽引車側である後方への引張力が作用すると、弾性係止片に対して差込部が差込溝から抜ける方向の負荷が掛かり、仮に差込部の側縁に設けた楔を差込溝の溝壁に食い込ませつつ圧入されていたとしても、大きな力でコネクタが引っ張られた場合には、差込部すなわち弾性係止片が抜けて外れるおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、係止片のコネクタに対する保持力を高め、ひいてはコネクタのブラケットに対する取付強度を高めるところにある。
本発明のコネクタの取付構造は、取付孔が開口された取付板と、一端に相手側コネクタと嵌合される嵌合部を備え他端が前記取付板の取付孔に一側から挿通されるコネクタと、このコネクタの外周に設けられ前記取付孔における前記コネクタの挿通方向の手前側の孔縁部に当接可能なフランジと、前記コネクタの外周において前記挿通方向に沿った姿勢で弾性変位可能に配され前記取付孔の反対側の孔縁部に係止可能な金属製の係止片とが具備され、前記コネクタの他端が前記取付板の取付孔に対して前記係止片を弾性変位させつつ挿通され、前記フランジが前記取付孔の手前側の孔縁部に当接したところで、前記係止片が復動変位して前記取付孔の反対側の孔縁部に係止することにより取り付けられるものにおいて、前記係止片の基端側には、当該係止片の長さ方向と直交した向きの折曲線から同係止片の厚さ方向の一側に略直角曲げされた差込部が形成されるとともに、前記コネクタの外周には、同コネクタの前記挿通方向と略直交する方向である略径方向を向いた差込溝が形成され、前記係止片は、前記差込部が前記差込溝に差し込まれた形態で前記コネクタの外周において同コネクタの前記挿通方向に沿った姿勢で設けられているところに特徴を有する。
上記構成によれば、係止片は、その差込部がコネクタの挿通方向すなわち抜け方向と略直交方向に差し込まれて取り付けられているから、同コネクタに対して抜け方向に大きな力が作用した場合にも、差込部が差込溝の溝底に面当たりして受けられるから抜け難く、ひいてはコネクタの取付強度が高められる。
また、以下のような構成としてもよい。
(1)前記差込溝が、前記コネクタの前記フランジに設けられている。フランジといった言わばデッドスペースを利用して差込溝を深く形成でき、それだけ係止片を強固に抜け止めできる。
(2)前記係止片の前記差込部が前記差込溝内に圧入されている。係止片自身の装着構造が簡単となる。
(3)前記係止片は、前記コネクタの軸線を挟んだ両側に一対が設けられている。コネクタは、両係止片を弾性変位させつつ取付板の取付孔に対して挿通され、フランジが取付孔の手前側の孔縁部に当接したところで、両係止片が復動変位して取付孔の反対側の孔縁部に係止することで取り付けられる。コネクタをワンタッチで取り付けることができる。
(4)前記係止片が一箇所のみに設けられる一方、前記コネクタの外周における同コネクタの軸線を挟んだ前記係止片の配設位置とは反対側の位置には、前記フランジとの間で前記取付孔の孔縁を挟持する突部が設けられている。
コネクタの取り付けに当たっては、コネクタを斜め姿勢としてその他端側を取付板の取付孔に挿通して、同取付孔の孔縁の所定位置をフランジと突部との間に挟み、続いて同挟持部を中心としてコネクタを真直姿勢に揺動させると、コネクタは、係止片を弾性変位させつつ真直に向きを変えて取付孔内に深く挿通され、真直姿勢を取ってフランジが取付孔の手前側の孔縁部に当接したところで、係止片が復動変位して取付孔の孔縁部における上記の挟持された位置とは反対側の位置に係止することで取り付けられる。コネクタの他端側から電線が側方に曲げられて引き出されている形態のものを取り付ける場合等に便利となる。
(5)前記コネクタの外周における前記係止片が設けられた側には、同コネクタが前記挟持部を中心として揺動された場合に前記取付板の取付孔の孔縁に摺接してコネクタの揺動を案内するガイドが設けられている。
コネクタを挟持部を中心として揺動させる動作がスムーズに行われ、ひいてはコネクタの取り付けを迅速に行うことができる。
本発明によれば、係止片の差込部がコネクタの差込溝から抜け難くなり、ひいてはコネクタの取付板に対する取付強度を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る車体に取り付けられた状態のコネクタの左側面図 ブラケットの正面図 コネクタの正面図 コネクタに係止部材を装着する動作を示す一部切欠平面図 同背面図 係止部材が装着されたコネクタの背面図 同右側面図 係止部材の斜視図 コネクタをブラケットに取り付ける初期段階を示す一部切欠平面図 取付動作の終盤を示す同図 取付完了時の同図
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図11に基づいて説明する。この実施形態では、図1に示すように、乗用車V(牽引車)と、その後方に配される図示しないトレーラ(被牽引車)とを電気的に接続するための牽引車用コネクタ20(以下、単にコネクタ20という)を、乗用車Vの車体Vaの後端下部においてブラケット10を介して取り付ける構造を例示する。
ブラケット10は金属板をプレス成形して形成され、鉛直姿勢を取る本体板11の上縁に、取付部11Aが前方を向いて直角曲げされた逆L字形をなしている。このブラケット10の取付部11Aが、車体Vaの後部側下面(後部バンパVbの内側)に取り付けられ、本体板11が車幅方向に沿った垂下姿勢で配されている。
本体板11には、図2に示すように、若干横長の長方形をなす取付孔12が開口されている。この取付孔12における後方から見た右側縁には、その中央高さ領域(全高のほぼ半分の領域)において、図9に示すように、内側に所定寸法突出したのち前方に直角曲げされた平面鈎形をなす被係止板13が形成されている。被係止板13の前方への突出縁が、詳しくは後記するコネクタ20に装着される係止片51に係止する被係止縁14となっている。被係止板13の屈曲部の外面には、丸みが付けられている(R部15)。
コネクタ20の構造を説明する。コネクタ20は合成樹脂製のハウジング21を備えており、このハウジング21は、図4に示すように、メインハウジング21Aの前端側にサブハウジング21Bを一体結合して形成されている。
ハウジング21の後端側には後側嵌合部23が形成され、この後側嵌合部23には、トレーラ側から引き出されたワイヤハーネスの端末に接続された相手側コネクタ(図示せず)が嵌合接続されるようになっている。後側嵌合部23には、図1に示すように、開閉蓋24が上縁を中心とした揺動開閉可能に装備されている。
一方、ハウジング21の前端側には、後方から見て左側に直角曲げされるようにして前側嵌合部25が形成されている。この前側嵌合部25には、当該乗用車Vから引き出されたワイヤハーネスの端末に接続されたコネクタが嵌合接続されるようになっている。
ハウジング21の内部には、前後の嵌合部25,23間に亘るようにして端子金具(図示せず)が装着されている。
ハウジング21の外周面には、その後端寄りの位置にフランジ27が形成されている。このフランジ27は、比較的厚肉(ブラケット10の厚みの2倍強)であって、図3に示すように、上記したブラケット10の取付孔12よりも一回り大きい横長の長方形状に形成されている。フランジ27は、ハウジング21の右側により多くの領域が張り出している。
ハウジング21の左側の周面には、図1及び図4に示すように、上記したフランジ27の左側縁部から所定寸法前方に離間した位置において、所定の高さ領域に亘って突部28が形成されている。言い換えると、フランジ27の左側縁部と、突部28との間には、ブラケット10の板厚よりも若干大きい隙間29が形成されていて、同隙間29内に取付孔12の左側縁の中央高さ部分が嵌入され、クリアランスを持って挟まれるようになっている。以下、同部分を挟持部30という。
フランジ27の左側縁における前面側の角部と、突部28の対向した角部とには、それぞれC面が形成され、言い換えると、挟持部30の入口には外開き形状の誘い込み部30Aが形成されている。
一方、フランジ27の後方から見た右側縁部の前面側には、係止部材50が装着されている。この係止部材50は、ばね鋼板等の金属板をプレス成形して形成されており、図4、図5及び図8に示すように、間隔を開けて配された左右の一対の腕片52の上端同士の間に連結部53が渡された正面門型をなす係止片51を備えている。この係止片51における両腕片52の表面の上端部には、それぞれ係止突起55が叩き出されて形成されている。係止突起55は、上記したブラケット10の取付孔12の側縁に設けられた被係止板13に係止することに機能するものであって、下端が切り立った係止面56とされているとともに、上端部の外面は先下がりの傾斜面57とされている。また、両腕片52の上端から連結部53に亘って裏側に向けて斜めに屈曲されて案内面58となっており、この案内面58は係止突起55の傾斜面57から面一に連続している。
係止片51の下端には、差込部60が裏側に直角曲げされて形成されている。この差込部60は、係止片51よりも若干幅広の横長の略長方形状に形成され、手前側の端縁の両端部が各腕片52の下端と連結されて同連結部分で屈曲されている。なお、同差込部60の手前側の端縁における中央部からは、座部61が同差込部60と面一に突出形成されている。
差込部60の左右の側縁では、図5に示すように、先端部が斜めに切除されてガイド部63が形成されているとともに、後端側の半分弱の領域には、後端縁に向けて次第に幅広となった食い込み部64が形成されている。
フランジ27におけるハウジング21の右側に張り出した領域の前面側、詳細には、間口方向(図5の上下方向)の中央部に、上記した係止部材50の装着面32が設定されている。この装着面32には、図4にも示すように、右側縁に開口した方形状の装着凹部33が一段下がった形態で形成されている。装着凹部33の間口は、係止部材50の係止片51が嵌る寸法であり、また奥行は、係止部材50の座部61の突出長さよりも所定寸法長く形成されている。
装着凹部33における左右の側壁と奥壁に亘る底部位置には、係止部材50の差込部60が差し込まれる差込溝35が形成されている。同差込溝35は詳細には、図4に示すように、差込部60の板厚よりも若干大きい高さ寸法を持ち、また、図5の破線に示すように、側壁側溝部35Aは、差込部60における係止片51からはみ出た左右の両側縁が進入し得る程度に奥が浅く、一方、奥壁側溝部35Bは、差込部60における先端側の大部分が進入し得る程度に奥が深くなっている。
差込溝35における左右の側面間の幅については、入口側の略半分の領域では、差込部60の食い込み部64がほぼ緊密に挿通可能な幅広となっており(幅広部36)、奥側の領域では、差込部60の前端側がほぼ緊密に挿通可能な幅狭となっている(幅狭部37)。幅広部36と幅狭部37との間には、奥側に向けて次第に幅狭となったテーパ部38が形成されている。
また、フランジ27の前面側におけるハウジング21の右側の周面からは、装着凹部33の両側の側縁に対応した位置において一対のガイド壁40が立ち上がり形成されている。このガイド壁40は、詳しくは後記するように、コネクタ20をブラケット10の取付孔12に対して揺動させつつ挿入する場合において、同コネクタ20の揺動運動を案内することに機能するものである。
両ガイド壁40の張り出し縁の形状は、図4に示すように、フランジ27に近い側の略半分の領域では、上記した挟持部30を中心とし、取付孔12における左側縁と右側縁側の被係止板13との間隔を半径として描いた円弧形状に形成され(円弧形部41)、残りの半分の領域では、被係止板13との干渉を避けるべく内方に退避した逃がし部42となっている。
続いて、コネクタ20をブラケット10に取り付ける動作について説明する。
まず、コネクタ20に対して係止部材50が装着される。それには、図4及び図5の矢線に示すように、係止部材50の差込部60が、ハウジング21のフランジ27に設けられた差込溝35に差し込まれる。係止部材50は、差込部60並びに座部61を、装着凹部33並びに差込溝35の底面に摺接させつつスムーズに差し込まれる。差し込みの終盤近くになると、差込部60の食い込み部64が、差込溝35の側面の幅狭部37に至り、各食い込み部64が対応する側壁側溝部35Aの側面に食い込みつつ圧入される。差込部60の先端が、奥壁側溝部35Bの奥面に当たったところで差し込みが停止され、食い込み部64が引っ掛かりとなって、差込部60すなわち係止部材50が抜け止めされて装着される。
このとき係止片51は、図9に示すように、フランジ27の前面から直角をなして前方に突出した状態となる。また、フランジ27の前面と、係止片51に設けられた係止突起55の係止面56との間隔が、ブラケット10の表面と被係止板13の被係止縁14の間隔にほぼ一致するようになっている。
このように係止部材50が装着されたコネクタ20が、図9に示すように、斜め姿勢をなして横を向いた前側嵌合部25が後方からブラケット10の取付孔12に通され、続いて挟持部30に取付孔12の左側縁が挟まれる。この状態からコネクタ20は、挟持部30を中心として、真直姿勢を取るように同図の反時計回り方向に揺動される。
揺動動作が進むと、両ガイド壁40の円弧形部41が取付孔12の右側縁に設けられた被係止板13の上下両端部に当たり、同円弧形部41が被係止板13に摺接しつつ、コネクタ20はスムーズに揺動される。さらに揺動が進むと、図10に示すように、被係止板13の基端のR部15に対して、係止片51の先端の案内面58が当たり、係止片51を内方に弾性変位させつつ、同案内面58から係止突起55の傾斜面57がR部15に乗り上げ、さらに係止突起55が被係止板13の内面を摺接して前方に進む。
コネクタ20が真直姿勢を取るまで揺動されると、図11に示すように、フランジ27の右側縁部が、取付孔12の右側縁の手前の面に当たることでそれ以上の揺動が停止される。そのとき、係止片51の係止突起55が被係止板13の被係止縁14を通過するから、係止片51は外方に復元変位し、係止突起55の係止面56が被係止板13の被係止縁14に係止される。一方、コネクタ20の左側では、挟持部30に取付孔12の左側縁が挟まれた状態にあり、これによりコネクタ20は、ブラケット10の本体板11に対して抜け止めされて取り付けられることになる。
使用時には、コネクタ20における側方を向いた前側嵌合部25に対し、当該乗用車Vから引き出されたコネクタが嵌合されるとともに、開閉蓋24が開けられた後側嵌合部23に対して、トレーラ側のコネクタが嵌合接続される。
本実施形態によれば、以下のような利点を得ることができる。
例えば、コネクタ20の後側嵌合部23にトレーラから引き出されたワイヤハーネスの端末のコネクタが嵌合された状態において、同ワイヤハーネスが引っ張られる等により、図11の矢線に示すように、コネクタ20に対して後方への引張力が作用すると、係止部材50の係止片51に対しては、コネクタ20から前方に抜けようとする負荷が作用する。ここで、係止片51の基端側には、同係止片51の延出方向と直交する向きに差込部60が曲げ形成され、この差込部60が、コネクタ20の外周において軸線方向と直交した方向に形成された差込溝35に圧入されているから、コネクタ20に対して抜け方向に大きな力が作用した場合にも、差込部60が差込溝35の溝底に面当たりして受けられるから抜け難く、ひいてはコネクタ20のブラケット10に対する取付強度が高められる。
特に、差込溝35をフランジ27といった言わばデッドスペースを利用して形成したから、同差込溝35を深く形成することができ、それだけ係止片51を強固に抜け止めすることができる。
また本実施形態では、係止片51がコネクタ20の一側のみに設けられる一方、反対側では取付孔12の孔縁を挟持する挟持部30を設けた構造とし、コネクタ20を取り付けるに当たっては、コネクタ20を斜め姿勢にして取付孔12に通し、挟持部30で取付孔12の一側の孔縁を挟持したのち、挟持部30を中心としてコネクタ20を真直姿勢に揺動させることに伴い、係止片51を他側の孔縁(被係止板13)に弾性的に係止することで取り付けるようにしている。本実施形態のコネクタ20のように、横向きに突出した前側嵌合部25があって、コネクタ20を取付孔12に対して真直姿勢で挿通できないような場合に、有用となる。
さらに、コネクタ20の外周における係止片51が設けられた側には、同コネクタ20が上記のように挟持部30を中心として揺動された場合に、取付孔12の孔縁に設けられた被係止板13に摺接してコネクタ20の揺動を案内するガイド壁40を設けたから、コネクタ20の揺動動作をスムーズに行うことができ、ひいてはコネクタ20の取り付けを迅速に行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)係止片は、上記実施形態とは逆向きに、コネクタの外周において挿入方向の前端側から後方に向けて片持ち状に延出して設けられ、その延出端を取付孔の前面側(裏側)の孔縁部に当てて弾性的に係止する構造であってもよい。
(2)係止片の差込部が差し込まれる差込溝は、上記実施形態に例示したフランジに限らず、コネクタの外周面の他の位置に設けてもよい。
(3)係止片の差込部を差込溝内に差し込んで抜け止めするには、上記実施形態に例示した圧入に限らず、ロック片により弾性的にロックする構造としてもよい。
(4)上記実施形態では、片側のみを係止片で弾性的に係止する構造としたが、コネクタが真直姿勢のままでブラケットの取付孔に挿通できる形状である場合等には、両側を係止片で係止するようにしてもよい。コネクタをワンタッチで取り付けることができる。
(5)本発明は、牽引車用コネクタに限らず、他の用途に係るコネクタをブラケットに取り付ける場合にも同様に適用することができる。
(6)また本発明は、ブラケットに限らず、パネル等、要は取付孔が開口された取付板にコネクタを取り付ける場合全般に適用することが可能である。
10…ブラケット
11…本体板
12…取付孔
13…被係止板
20…コネクタ
21…ハウジング
23…後側嵌合部(嵌合部)
27…フランジ
28…突部
30…挟持部
35…差込溝
40…ガイド壁
41…円弧形部
51…係止片
55…係止突起
60…差込部
64…食い込み部

Claims (6)

  1. 取付孔が開口された取付板と、
    一端に相手側コネクタと嵌合される嵌合部を備え他端が前記取付板の取付孔に一側から挿通されるコネクタと、
    このコネクタの外周に設けられ前記取付孔における前記コネクタの挿通方向の手前側の孔縁部に当接可能なフランジと、
    前記コネクタの外周において前記挿通方向に沿った姿勢で弾性変位可能に配され前記取付孔の反対側の孔縁部に係止可能な金属製の係止片とが具備され、
    前記コネクタの他端が前記取付板の取付孔に対して前記係止片を弾性変位させつつ挿通され、前記フランジが前記取付孔の手前側の孔縁部に当接したところで、前記係止片が復動変位して前記取付孔の反対側の孔縁部に係止することにより取り付けられるものにおいて、
    前記係止片の基端側には、当該係止片の長さ方向と直交した向きの折曲線から同係止片の厚さ方向の一側に略直角曲げされた差込部が形成されるとともに、前記コネクタの外周には、同コネクタの前記挿通方向と略直交する方向である略径方向を向いた差込溝が形成され、前記係止片は、前記差込部が前記差込溝に差し込まれた形態で前記コネクタの外周において同コネクタの前記挿通方向に沿った姿勢で設けられていることを特徴とするコネクタの取付構造。
  2. 前記差込溝が、前記コネクタの前記フランジに設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタの取付構造。
  3. 前記係止片の前記差込部が前記差込溝内に圧入されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコネクタの取付構造。
  4. 前記係止片は、前記コネクタの軸線を挟んだ両側に一対が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のコネクタの取付構造。
  5. 前記係止片が一箇所のみに設けられる一方、前記コネクタの外周における同コネクタの軸線を挟んだ前記係止片の配設位置とは反対側の位置には、前記フランジとの間で前記取付孔の孔縁を挟持する突部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のコネクタの取付構造。
  6. 前記コネクタの外周における前記係止片が設けられた側には、同コネクタが前記挟持部を中心として揺動された場合に前記取付板の取付孔の孔縁に摺接してコネクタの揺動を案内するガイドが設けられていることを特徴とする請求項5記載のコネクタの取付構造。
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