JP4056899B2 - 液体容器の蓋フック構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電気湯沸かし器等の液体容器におけるフック構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気湯沸かし器等の液体容器において、その蓋を容器本体に係合させるために、従来からフック構造を設けることが知られている(例えば、特許文献1参照)。従来のフック構造の基本的な部分は、図12示すように、蓋1に前後方向にスライド可能なフック2を取付け、そのフック2の先端に設けた左右2か所の平行な係合爪3、3’を蓋側面4から外部に対し出没自在となるように設け、各係合爪3、3’に対向した係合凹部5、5’を容器本体6の内周面に設け、前記フック2に対しその前進方向に付勢するばね力Fを付与している。また、そのばね力Fに対向して該フック2を後退させるフックレバー(図示省略)を設け、蓋1の閉鎖時に前記係合爪3、3’をそれと対向した係合凹部5、5’に嵌入させるようにしている。前記の係合爪3、3’を左右2か所に離して設けるのは、その中間部にフックレバーとの係合部等を設ける必要があることによる。
【0003】
図12(a)及び同(c)(d)は、各係合爪3、3’の先端エッジ11、11’が案内傾斜面7、7’を滑って下降し、係合凹部5、5’の上縁12、12’を越えて係合凹部5、5’に嵌入せんとする状態を実線で示し、嵌入して係合した状態を鎖線で示す。その他、図12(b)において、8は容器本体6の内周側から見た吐出通路、9は吐出通路8の先端の吐出口を示す。
【0004】
【特許文献1】
実用新案登録第2574880号公報(段落0021〜0024、図1、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のようにフック2の係合爪3、3’を左右2か所に離して設ける構造を採ると、フック2自体の取付けのガタツキ、蓋ヒンジ部のガタツキ等の影響を受けて、一方の係合爪3(又は係合爪3’)のみが容器本体6側の一方の係合凹部5(又は係合凹部5’)に嵌入・係合されるが、他方の係合爪3’(又は係合爪3)がそれに対向した係合凹部5’(又は係合凹部5)の上縁に引っ掛かって完全に嵌入しない状態、いわゆる片係りが発生することがある。片係りになっても蓋1は一応閉鎖されるので、使用者は完全に閉鎖されたものと誤認して、その後の使用を継続することがある。しかし、片係りは蓋1の不安定な閉鎖状態であるので、使用の途中で蓋1が突然開放されるといった事態が起こることがあり得る。
【0006】
両方の係合爪3、3’が前記のガタツキの影響を受けて正規の位置から上下方向に平行に変位した姿勢になった場合は、両方ともに係合凹部5、5’の高さに対して揃った位置にあるので片係りは発生し難く、また左右方向のガタツキに対しては係合凹部5、5’の左右方向の幅に余裕を与えることで片係りを防ぐことができる。
【0007】
問題は、一方の係合爪に対して他方の係合爪が上下方向に変位する傾斜した姿勢になった場合である。この場合でも、図13(a)に示すように、一方の係合爪3の先端エッジ11が係合凹部5上方の案内傾斜面7に接して下降し係合凹部5の上縁12に達し、まさに係合凹部5に嵌入しようとするとき、他方の係合爪3’の先端エッジ11’が他方の係合凹部5’の上縁12’より低い位置となる(高さの差をaで示す。)ようにフック2が傾いている場合は、両方の係合爪3、3’はそれぞれの対応した係合凹部5、5’に嵌入され、完全に係合される。
【0008】
これに対し、図13(b)に示すように、一方の係合爪3の先端エッジ11が、同様に案内傾斜面7を下降して上縁12に達し、まさに係合凹部5に嵌入しようとするとき、他方の係合爪3’の先端エッジ11’が他方の上縁12’より高い位置(高さの差をbで示す。)の案内傾斜面7’上にあるように傾く場合がある。このように傾いている場合は、フック2が前記のばね力Fによってそのまま前進すると、一方の係合爪3は係合凹部5に嵌入・係合されるが、他方の係合爪3’は上縁12’に引っ掛かった片係りの状態となる。フック2の傾きの大きさは前記のガタツキ量の大きさにより種々であるが、図13(c)に示したように、微小な高さの差cしかないような片係りや、上縁12’に対し交差するように引っ掛かる片係りも起こり得る。
【0009】
そこで、この発明は、係合爪3、3’を左右2か所に離して設けたフック2を使用したフック構造において、フック2自体の取付け構造、或いは蓋1の取付け構造等に起因して不可避的に生じるガタツキの影響を受けることがあっても、片係りの発生し難いフック構造を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためのこの発明の第1の手段は、図1に示すように、蓋1に前後方向にスライド可能なフック2を取付け、そのフック2の先端に設けた左右2か所の係合爪3、3’を蓋1の側面4から外部に対し出没自在となるように設け、各係合爪3、3’に対向した係合凹部5、5’を容器本体6の内周面に設け、前記フック2に対しその前進方向に付勢するばね力Fを付与し、そのばね力Fに対抗して該フック2を後退させるフックレバー(図示省略)を設け、前記蓋1の閉鎖時に前記係合爪3、3’をそれと対向した係合凹部5、5’に嵌入させるようにした液体容器の蓋フック構造において、前記フック2に設けた両係合爪3、3’の先端エッジ11、11’のフックスライド方向Aと直角な基準面Sに対する突き出し長さL、L’に相対的な差dを設けた構成としたものである。
【0011】
この形状のフック2は、図1(c)のように、先端エッジ11、11’の高さH(水平基準面S’に対する高さ)が一致する場合を含む(その高さに差がある場合については後述する。)。この形状のフック2は、前記図13(c)のように、フック2の上下方向の傾きが僅かである場合において、両方の先端エッジ11、11’の高さの差cが微小なときや、交差状に引っ掛る可能性のあるときに有効な手段である。即ち、図1(a)に示すように、フックが前進すると(スライド方向を示す矢印A参照)、長い突き出し長さL(>L’)を持った係合爪3の先端エッジ11が、短い突き出し長さL’の係合爪3’の先端エッジ11’より先に係合凹部5の上縁12に達して係合凹部5に嵌入する。その嵌入によりフック2はフリーとなるので、フック2はばね力Fにより加速され勢いよく前進する。
【0012】
一方、前記の先端エッジ11が係合凹部5の上縁12に達し嵌入が開始される時点(図1(d)参照。この時点を以下「嵌入開始点」と称する。)において、短い方の先端エッジ11’は距離dだけ上縁12’の後方にある(図1(e)参照)。フック2は、その時点から前記のようにばね力Fの作用によって勢いよく前進する間に、微小な高さの差cや交差状の引っ掛かりの原因となっているガタツキによるフック2の姿勢の傾きを強制的に正規の姿勢に戻して先端エッジ11’を係合凹部5’に嵌入させ、片係りを防止する。
【0013】
先端エッジ11、11’のスライド方向Aの差dは、フック2に対するばね力Fによる加速が十分に加わる範囲内で係合凹部5’に対する嵌入・係合に支障がない大きさに設定される。
【0014】
なお、両方の先端エッジ11、11’の突き出し長さに相対的な差dを設ける具体的な手段としては、図1(c)に示すように、一方の係合爪3’の先端面13’を他方の係合爪3の先端面13に対し所要量平行に後退させることにより形成する手段がある。
【0015】
前記の課題を達成するための第2の手段は、前記と同様の従来の液体容器の蓋フック構造において、図2に示すように、両方の係合爪3、3’の先端エッジ11、11’の水平基準面S’に対する高さH、H’に相対的な差eを設けた構成である。このフック構造は、先に図13(b)において示したように、両方の先端エッジ11、11’の高さに比較的大きな差bが生じるようにフック2が傾斜した場合に有効な手段である。即ち、高さH(>H’)の係合爪3の先端エッジ11が嵌入開始点に達した状態(図2(d)参照)で、他方の係合爪3’の先端エッジ11’は係合凹部5’の上縁12’より相対的に低い位置にある(同(e)参照)。必ず上縁12’より低い位置にあるようにするには、先端エッジ11、11’の高さの差eの大きさを、ガタツキによって生じる最大の高さの差bより大きく設定しておけばよい(図2(e)参照)。このように設定しておくと、係合爪3の先端エッジ11が嵌入開始点に達した状態で他方の先端エッジ11’はこれに対向した係合凹部5’の範囲内でその後方に臨む。従って、フック2がばね力Fを受けて前進すると、先端エッジ11’は必ず係合凹部5’に嵌入することになり、片係りになることが避けられる。
【0016】
次に、前記の課題を解決するための第3の手段は、前記と同様の従来の液体容器の蓋フック構造において、図3に示すように、両方の係合爪3、3’の先端エッジ11、11’のフックスライド方向Aと直角な基準面Sに対する突き出し長さに差dを設け、かつ、前記突き出し長さの長い方の係合爪3の先端エッジ11が他方の係合爪3’の先端エッジ11’より高くなるように両者の高さに差eをつけた構成としたものである。この場合の構成は、前述の第1と第2の手段の複合構造であり、作用効果も複合的なものとなる。
【0017】
この場合も、突き出し長さの短い方の係合爪3’の先端面13’は、前記第1の手段の場合と同様に、長い方の係合爪3の先端面13に対し所要量平行に後退させることにより、両方の先端エッジ11、11’の突き出し長さに相対的な差dを設け、かつ前記突き出し長さの短い方の係合爪3’の先端上面から先端面にわたる傾斜面14を設けることにより、両方の先端エッジ11、11’の高さに差eを設けた構成を採ることができる。このような傾斜面14を設けることにより、両方の係合爪3、3’の上面15、15’の高さを揃えることができる。
【0018】
また、この場合も両方の係合爪3、3’の先端エッジ11、11’の高さの相対的な差eが、前記フック1の上下方向のガタツキ量より大きいよう設定することにより、そのガタツキの範囲内で、先端エッジ11’の位置をこれに対応した係合凹部5’の範囲内でその後方に臨ませることができる。
【0019】
【発明の実施形態】
以下、添付図面に基づいてこの発明の実施形態を説明する。図4に示した電気ポットは、底部材21、胴部材22及び肩部材23により容器本体24を構成し、その内部において内容器25の開口つば部26を肩部材23の内周面に係止して吊り下げ状態に支持し、内容器25の底面部を支持金具27に固定するとともに、その支持金具27をビス28により底部材21に固定している。内容器25の外周面に胴ヒーター29が装着される。また、肩部材23の前面部に吐出口31が設けられ、後面部にハンドル32が固着される。肩部材23内周面に蓋33が嵌合され、その蓋33の後端部に突設した指掛け部34がハンドル32の上端部にヒンジピン35により連結される。蓋33に液通路37が設けられ、その液通路37の途中に開閉自在の栓体38が設けられる。
【0020】
上記の蓋33の指掛け部34の外周面下端部に小凹部39が設けられ、これと係合する凸部41をもった板ばね42が容器本体24のハンドル32側に取付けられる。この小凹部39と凸部41との係合により、開放された蓋33を一定角度に保持する。
【0021】
前記肩部材23の内周面には、図5(b)に示すように、吐出口31に通じた吐出通路36が開放され、その吐出通路36の左右両側部に係合凹部43、43’が設けられる。各係合凹部43、43’は内側から見て四角形に開放され、水平の上縁44、44’と左右の傾斜した両側縁45、45、45’、45’が内側に突き出し、上縁44、44’と肩部材23の上端縁との間に下降傾斜する案内傾斜面46、46’が設けられる。
【0022】
一方、蓋33の内部において、その前端部にフック47(図4参照)が前後方向にスライド自在に設けられ、該フック47の一部と蓋33の内部の一部との間に介在されたフックばね48によりフック47に前進方向のばね力Fを付与する。また、蓋33の上面前端部にフックピン49によりフックレバー51が前後方向に揺動自在に取付けられる。フックレバー51の脚部52が前記フック47のばね受け部53の前面に係合され、フックレバー51が引き起こされると、フック47はフックばね48を圧縮しながら後退する。
【0023】
フック47は、図6に示すように、フック本体50の前面に左右一対の係合爪55、55’を前方に向け平行に突き出したものである。左右の係合爪55、55’の中間部分に前記のばね受け部53が設けられる。また各係合爪55、55’の後方にそれらの底面と共通の底面をもった突出部56、56’が設けられる。各係合爪55、55’は、先端面57、57’が下向きの傾斜面をなし(図6(d)参照)、かつ両先端面57、57’は同一の傾斜角を有するが、前後方向に平行移動した形状になっている。後方に位置する係合爪55’においては、その上面58’から先端面57’にわたる一定幅の傾斜面59が形成される(図6(e)参照)。
【0024】
上記の一方の係合爪55の前端部には、その先端面57と上面58との交差部に先端エッジ61が形成される(図6(e)参照)。また、他方の係合爪55’には、その先端面57’と傾斜面59との交差部に先端エッジ61’が形成される。各先端エッジ61、61’は、前述した肩部材23の内周面に沿った傾斜角θ(図6(c)参照)が付けられる。傾斜角θを有することにより、先端エッジ61、61’はその内側部が最も前方に突き出しているが、基準面S(フック47のスライド方向Aに対して直角な面)からの突き出し長さを、係合爪55についてL、係合爪55’についてL’で示す。L>L’であり、その差をdで示す。
【0025】
また、一定の水平の基準面S’(図6(d)参照)に対する各先端エッジ61、61’の高さを、係合爪55についてH、係合爪55’についてはH’で示す。H>H’であり、その差をeで示す。
【0026】
上記のフック47は、フックばね48のばね力Fにより前方に付勢され、左右の係合爪55、55’の先端部が蓋33の前端側面から前方に突き出し、肩部材23の係合凹部43、43’に嵌入・係合され、蓋33を容器本体24に対し係合させる。蓋33を開放させるときは、使用者がフックレバー51の後端部を引き上げ(図4の矢印参照)ピン49を中心に回転させると、その脚部52でフック47をばね力Fに対抗して後退させる。フック47の後退により係合爪55、55’が係合凹部43、43’から脱出すると蓋33の容器本体24に対する係合が外れ蓋33を開放することができる。
【0027】
開放した蓋33を閉鎖する際は、通常、各係合爪55、55’が、係合凹部43、43’の各案内傾斜面46、46’(図5(b)参照)に載って軽く閉まるまで降ろす。そのうえで蓋33の上面を軽く押し下げると、案内傾斜面46、46’を滑って下降しながら係合爪55、55’が若干後退し上縁44、44’を越えて係合凹部43、43’の内部に嵌入・係合する。このときに、いわゆる片係りが発生する可能性があるが、この実施形態の場合は次のようにして片係りが防止される。
【0028】
▲1▼フック47が、取付け部分のガタツキにより、図7(a)(b)に示すように、突き出し長さの長い方の係合爪55側が相対的に上位にあり、短い方の係合爪55’側が相対的に下位にあるように傾斜している場合は、係合爪55の先端エッジ61が嵌入開始点に達した状態において、短い方の係合爪55’の先端エッジ61’は必ず係合凹部43’の範囲内の後方に臨んでいるから、片係りすることなく係合凹部43’に嵌入される。
【0029】
▲2▼前記の場合と逆に、係合爪55側が相対的に低く、係合爪55’側が相対的に高くなるように傾斜している場合は、図8(a)(b)に示すように、長い方の係合爪55の先端エッジ61が嵌入開始点に達した状態において、短い方の先端エッジ61’との高さの差eをフック47の上下方向の最大ガタツキ量bより大きく設定しておくことにより、先端エッジ61’は必ず係合凹部43’の開口の範囲内においてその後方に臨む。係合爪55’の傾斜面59が上縁44’に当たることがあるが、その傾斜面59に作用する下向きの反力によりフック47のガタツキによる傾斜が強制的に正規の姿勢に戻されて、係合凹部43’に嵌入・係合される。
【0030】
▲3▼ガタツキによるフック47の傾きが前記の場合より大きくなって、その先端エッジ61’の位置が上縁44’の位置より微小な高さcだけ高いような場合(図8(c)参照)や、交差状に引っ掛かる場合は、片係りする可能性がある。しかし、この場合でも、フック47はフックばね48のばね力Fにより距離dを進む間に加速されるので、上縁44’に衝突したときの勢いで係合凹部43’に引き込まれることがあり、片係りの可能性を低減させる。
【0031】
実施形態の電気ポットにおけるその他の構成としては、図9及び図10に示すように、蓋33の指掛け部34の両側面のヒンジ穴63の周りにカム部64を設け、そのカム部64の外周面に小凹部65を設け、その指掛け部34を嵌合させるハンドル32の嵌合部66の両内側面に板ばね67を固定し、その板ばね67に凸部68を設け、蓋33の全開時にその凸部68を小凹部65に弾性的に嵌合させることにより、蓋33を一定の開放角度に保持することができる。先に、図4に示した構造の変形例である。
【0032】
また、図11は、図4に示した電気ポットの底面部の構造を示すものであり、前記の底部材21の内周に固定した支持金具27に対する絶縁碍子71の取付け構造を示す。絶縁碍子71はビス72により前記支持金具27に固定される。また、絶縁碍子71には支持金具27側に頭部73(図4参照)が露出した電極用ビス74が取付けられる。この電極用ビス74は絶縁碍子71の下面に突き出し、その突き出した部分に電源線75が接続される。この場合、電極用ビス74の頭部73と支持金具27の間は電気的な安全基準上一定以上の絶縁距離をおく必要があるため、絶縁碍子71のサイズがその分大きくなり、製品の全高さが高くなる要因となるが、この実施形態においては、電極用ビス74の頭部73に対向した支持金具27の部分に該頭部73の直径より大きい径をもった穴76を設けることにより、該頭部73と支持金具27との上下方向の位置関係を接近できるようにしている。これにより、絶縁碍子71の小サイズ化を図り、製品全高を低くすることができたものである。
【0033】
【発明の効果】
上述のように、この発明によれば、電気ポット等の液体容器の蓋において、その蓋に設けたフックの左右一対の係合爪の片係りが防止できるので、蓋の閉鎖が確実になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の基本的構造を示す横断平面図
(b)同上の正面図
(c)同上の係合爪部分の側面図
(d)同上の係合凹部の縦断面図
(e)同上の他の係合凹部の縦断面図
【図2】(a)本発明の他の基本的構造を示す横断平面図
(b)同上の正面図
(c)同上の係合爪部分の側面図
(d)同上の係合凹部の縦断面図
(e)同上の他の係合凹部の縦断面図
【図3】(a)本発明の他の基本的構造を示す横断平面図
(b)同上の正面図
(c)同上の係合爪部分の側面図
(d)同上の係合凹部の縦断面図
(e)同上の他の係合凹部の縦断面図
【図4】実施形態の一部省略断面図
【図5】(a)同上の蓋開放状態の一部斜視図
(b)(a)図の容器本体部分の一部斜視図
【図6】(a)同上のフックの斜視図
(b)同上のフックの後方から見た斜視図
(c)同上のフックの平面図
(d)同上のフックの側面図
(e)同上のフックの一部拡大側面図
【図7】(a)同上の係合凹部の断面図
(b)同上の他の係合凹部の断面図
【図8】(a)同上の係合凹部の断面図
(d)同上の他の係合凹部の断面図
(c)同上の他の係合凹部の断面図
【図9】同上の変形例の一部分解斜視図
【図10】(a)図9の場合の蓋閉鎖状態の一部断面図
(b)(a)図の蓋開放状態の一部断面図
【図11】図4の実施形態の底面側から見た一部省略分解斜視図
【図12】(a)従来例の基本構造を示す横断平面図
(b)同上の正面図
(c)(b)図のc−c線の断面図
(d)(b)図のd−d線の断面図
【図13】(a)従来例の基本構造の係合凹部の断面図
(b)同上の他の係合凹部の断面図
(c)同上の他の係合凹部の断面図
【符号の説明】
1 蓋
2 フック
3、3’ 係合爪
4 蓋側面
5、5’ 係合凹部
6 容器本体
7、7’ 案内傾斜面
8 吐出通路
9 吐出口
11、11’ 先端エッジ
12、12’ 上縁
13、13’ 先端面
14、14’ 傾斜面
15、15’ 上面
21、21’ 底部材
22 胴部材
23 肩部材
24 容器本体
25 内容器
26 開口つば部
27 支持金具
28 ビス
29 胴ヒーター
31 吐出口
32 ハンドル
33 蓋
34 指掛け部
35 ヒンジピン
36 吐出通路
37 液通路
38 栓体
39 小凹部
41 板ばね
42 凸部
43、43’ 係合凹部
44、44’ 上縁
45、45’ 側縁
46、46’ 案内傾斜面
47 フック
48 フックばね
49 フックピン
50 フック本体
51 フックレバー
52 脚部
53 ばね受け部
54 フック本体
55、55’ 係合爪
56、56’ 突出部
57、57’ 先端面
58、58’ 上面
59 傾斜面
61、61’ 先端エッジ
63 ヒンジ穴
64 カム部
65 小凹部
66 嵌合部
67 板ばね
68 凸部
71 絶縁碍子
72 ビス
73 頭部
74 電極用ビス
75 電源線

Claims (3)

  1. 蓋(1)に前後方向にスライド可能なフック(2)を取付け、そのフック(2)の先端に設けた左右2か所の係合爪(3、3’)を蓋(1)の側面から外部に対し出没自在となるように設け、各係合爪(3、3’)に対向した係合凹部(5、5’)を容器本体(6)の内周面に設け、前記フック(2)に対しその前進方向に付勢するばね力(F)を付与し、そのばね力(F)に対抗して該フック(2)を後退させるフックレバー(51)を設け、前記蓋(1)の閉鎖時に前記係合爪(3、3’)をそれと対向した係合凹部(5、5’)に嵌入させるようにした液体容器の蓋フック構造において、前記何れか一方の係合爪(3’)の先端面を他方の係合爪(3)の先端面に対し所要量後退させることにより、両方の先端エッジ(11、11’)のフックスライド方向と直角な基準面(S)に対する突き出し長さに相対的な差(d)を設け、前記突き出し長さの大きい方の係合爪 ( ) の先端エッジ ( 11 ) がこれに対向した係合凹部 ( ) の上縁 ( 12 ) に達した嵌入開始点において、突き出し長さの小さい方の係合爪 ( 3’ ) の先端エッジ ( 11’ ) がこれに対向した係合凹部 ( 5’ ) の上縁 ( 12’ ) から 前記長さの差 ( ) に相当する距離 ( ) だけ後方にあり、前記係合爪 ( ) の先端エッジ ( 11 ) が他方の係合爪 ( 3’ ) の先端エッジ ( 11’ ) より先に係合凹部 ( ) に嵌入され、前記嵌入開始点からフック ( ) が前進する間にフック(2)の姿勢の傾きが強制的に正規の姿勢に戻されることを特徴とする液体容器の蓋フック構造。
  2. 前記突き出し長さの小さい方の係合爪(3’)の先端部上面から先端面にわたり傾斜面(14)を設けることにより、両方の先端エッジ(11、11’)の水平基準面に対する高さに相対的な差(e)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の液体容器の蓋フック構造。
  3. 前記両方の係合爪(3、3’)の先端エッジ(11、11’)の高さの相対的な差(e)が、前記フック(2)の上下方向のガタツキ量より大きいことを特徴とする請求項2に記載の液体容器の蓋フック構造。
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