JP5184274B2 - 燃料電池スタック - Google Patents

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Description

本発明は、一対の電極が電解質の両側に設けられた複数の電解質・電極構造体と、複数のセパレータとが積層された積層体を、ターミナルプレートを介装して一対の樹脂製エンドプレート間に挟持する燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜(電解質)を採用している。この電解質膜の両側にアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体を、セパレータによって挟持することにより、燃料電池が構成されている。
通常、この燃料電池は、所望の発電力を得るために、所定数(例えば、数十〜数百)だけ積層した積層体を、一対のエンドプレート間に挟持した燃料電池スタックとして使用されている。この燃料電池スタックは、燃料電池の内部抵抗の増大や反応ガスのシール性の低下等を阻止するために、積層されている各燃料電池同士を確実に加圧保持する必要がある。
このため、エンドプレートは、高強度が要求されており、通常、金属材料で形成されている。しかしながら、金属製のエンドプレートは、重量物であり、燃料電池スタック全体が相当に重くなって取り扱い性が低下するとともに、加工が煩雑で生産性が低いという問題がある。
そこで、エンドプレートの軽量化及び生産性の向上を図るために、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池用エンドプレートが知られている。この燃料電池用エンドプレートでは、圧縮強度が100MPa以上の樹脂材料からなることを特徴としている。
特開2001−236982号公報
しかしながら、上記の特許文献1では、樹脂材料に強化充填材を含有しており、エンドプレートの製造費が高騰するおそれがある。しかも、樹脂製のエンドプレートでは、薄肉化を図ることが困難であり、燃料電池スタック全体として積層方向の寸法が長尺化するという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、エンドプレートの薄肉化及び軽量化を図るとともに、所望の剛性を確保し、しかも部品点数を有効に削減することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、一対の電極が電解質の両側に設けられた複数の電解質・電極構造体と、複数のセパレータとが積層された積層体を、ターミナルプレートを介装して一対の樹脂製エンドプレート間に挟持する燃料電池スタックに関するものである。
樹脂製エンドプレートは、ターミナルプレートの積層体に接する集電面以外の面を樹脂材で囲繞して一体成形されるとともに、少なくとも一方の前記樹脂製エンドプレートは、前記ターミナルプレートの外方に位置して、少なくとも燃料ガス、酸化剤ガス又は冷却媒体のいずれかの流体を、前記積層体の積層方向に流動させる流体マニホールドを設けている。
また、ターミナルプレートは、波形状に構成されることが好ましい。
さらに、ターミナルプレートは、厚さ方向の寸法が中央側に向かって増加する肉厚部を有することが好ましい。
さらにまた、燃料電池スタックは、樹脂製エンドプレートを端板とし、複数の側板を積層体の側部に配置するとともに、前記端板及び前記側板が連結ピンにより連結される箱状ケーシングを備え、前記樹脂製エンドプレートは、前記連結ピンが挿入される金属製結合部の一部を囲繞して一体成形されることが好ましい。
また、ターミナルプレートは、鍛造成形又は鋳造成形により成形されることが好ましい。
さらに、ターミナルプレートは、押し出し成形又は引き抜き成形により成形されることが好ましい。
本発明では、樹脂製エンドプレートにターミナルプレートが埋設されて一体化されるため、前記樹脂製エンドプレートの剛性が良好に向上し、容易に薄肉化が図られる。しかも、従来、ターミナルプレート、絶縁プレート及び金属製エンドプレートの3部品で構成されているのに対して、1部品として構成することができる。これにより、部品点数が大幅に削減され、構成が簡素化且つ軽量化されるとともに、製造費が有効に削減される。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10の一部分解概略斜視図であり、図2は、前記燃料電池スタック10の一部断面側面図である。
燃料電池スタック10は、複数の単位セル12が水平方向(矢印A方向)に積層された積層体14を備える。積層体14の積層方向(矢印A方向)両端には、ターミナルプレート16が一体化された樹脂製エンドプレート20aと、ターミナルプレート18が一体化された樹脂製エンドプレート20bとが配設される。ターミナルプレート16、18は、後述するように、単位セル12の発電領域に対応する面積に設定される。
燃料電池スタック10は、縦長の長方形状に構成されるエンドプレート(長方形状エンドプレート)20a、20bを端板として含む箱状のケーシング24により一体的に保持される。
図2及び図3に示すように、各単位セル12は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)30と、前記電解質膜・電極構造体30を挟持する薄板波形状の第1及び第2金属セパレータ32、34とを備える。なお、第1及び第2金属セパレータ32、34に代えて、カーボンセパレータを用いてもよい。
単位セル12の長辺方向(図3中、矢印C方向)の一端縁部(上端縁部)には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔36a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔38aが設けられる。
単位セル12の長辺方向の他端縁部(下端縁部)には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔38b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔36bが設けられる。
単位セル12の短辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔40aが設けられるとともに、前記単位セル12の短辺方向の他端縁部には、前記冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔40bが設けられる。
電解質膜・電極構造体30は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜42と、前記固体高分子電解質膜42を挟持するアノード側電極44及びカソード側電極46とを備える。
アノード側電極44及びカソード側電極46は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜42の両面に形成される。ターミナルプレート16、18は、アノード側電極44及びカソード側電極46の発電領域に対応する寸法に設定される。
第1金属セパレータ32の電解質膜・電極構造体30に向かう面32aには、燃料ガス供給連通孔38aと燃料ガス排出連通孔38bとを連通する燃料ガス流路48が矢印C方向に沿って形成される。第1金属セパレータ32の面32bには、冷却媒体供給連通孔40aと冷却媒体排出連通孔40bとを連通する冷却媒体流路50が矢印B方向に沿って形成される。
第2金属セパレータ34の電解質膜・電極構造体30に向かう面34aには、矢印C方向に沿って酸化剤ガス流路52が設けられるとともに、この酸化剤ガス流路52は、酸化剤ガス供給連通孔36aと酸化剤ガス排出連通孔36bとに連通する。第2金属セパレータ34の面34bには、第1金属セパレータ32の面32bと重なり合って冷却媒体流路50が一体的に形成される。
第1金属セパレータ32の面32a、32bには、この第1金属セパレータ32の外周端縁部を周回して第1シール部材54が一体成形される。第2金属セパレータ34の面34a、34bには、この第2金属セパレータ34の外周端縁部を周回して第2シール部材56が一体成形される。
図2に示すように、第1及び第2シール部材54、56間には、固体高分子電解質膜42の外周が、直接、ケーシング24に接触することを阻止するために、シール57が介装される。
図1及び図2に示すように、ターミナルプレート16、18の中央部には、積層方向外方に突出する棒状の端子部58a、58bが設けられる。端子部58a、58bは、エンドプレート20a、20bを通って外部に突出するとともに、前記端子部58a、58bには、例えば、車両走行用モータ等の負荷が接続される。
ケーシング24は、図1に示すように、端板であるエンドプレート20a、20bと、積層体14の側部に配置される複数の側板60a〜60dと、前記側板60a〜60dの互いに近接する端部同士を連結するアングル部材62a〜62dと、前記エンドプレート20a、20bと前記側板60a〜60dとを連結するそれぞれ長さの異なる連結ピン64a、64bとを備える。
側板60a〜60dは、例えば、薄板金属製プレートで構成される。側板60a〜60dは、アングル部材62a〜62d及びボルト65を介して互いに固定され、ケーシング24が構成される(図4参照)。
エンドプレート20a、20bは、樹脂材料、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、変性PPE(ポリフェニレンエーテル)等の高強度汎用エンジニアリングプラスチック、スーパーエンジニアリングプラスチック等で成形される。エンドプレート20a、20bは、ターミナルプレート16、18の積層体14に接する集電面16a、18a以外の面を樹脂材で囲繞して一体成形される。
エンドプレート20aは、ターミナルプレート16の外方に位置して、酸化剤ガス供給連通孔36aに連通する酸化剤ガス入口マニホールド66a、燃料ガス供給連通孔38aに連通する燃料ガス入口マニホールド68a、酸化剤ガス排出連通孔36bに連通する酸化剤ガス出口マニホールド66b及び燃料ガス排出連通孔38bに連通する燃料ガス出口マニホールド68bを設ける。
エンドプレート20bは、ターミナルプレート18の外方に位置して、冷却媒体供給連通孔40aに連通する冷却媒体入口マニホールド70aと、冷却媒体排出連通孔40bに連通する冷却媒体出口マニホールド70bとを設ける。なお、冷却媒体入口マニホールド70a、冷却媒体出口マニホールド70bは、エンドプレート20bに代えてエンドプレート20aに設けてもよい。
エンドプレート20a、20bの上下左右の各辺には、それぞれ金属製の第1結合部(ヒンジ部)72a、72bが一体化される。第1結合部72a、72bは、一部に抜け止め機能を有するアンダーカット部74a、74bを設けており、エンドプレート20a、20bは、前記アンダーカット部74a、74bを囲繞して一体成形される。
側板60a、60b、60c及び60dの両端には、それぞれ第2結合部(ヒンジ部)76a、76b、76c及び76dが形成される。図4に示すように、側板60a、60cの各第2結合部76a、76c間には、エンドプレート20a、20bの両側の各辺の第1結合部72a、72bが配置されるとともに、これらに長尺な連結ピン64aが一体的に挿入される。同様に、側板60b、60dの第2結合部76b、76dは、エンドプレート20a、20bの上辺及び下辺の第1結合部72a、72bと交互に配置されるとともに、これらに短尺な連結ピン64bが一体的に挿入される。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
図4に示すように、エンドプレート20aの酸化剤ガス入口マニホールド66aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口マニホールド68aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、エンドプレート20bの冷却媒体入口マニホールド70aに純水やエチレングリコール等の冷却媒体が供給される(図1参照)。
このため、積層体14では、矢印A方向に重ね合わされた複数の単位セル12に対し、酸化剤ガス供給連通孔36a、燃料ガス供給連通孔38a及び冷却媒体供給連通孔40aに、それぞれ酸化剤ガス、燃料ガス及び冷却媒体が矢印A方向に供給される。
図3に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔36aから第2金属セパレータ34の酸化剤ガス流路52に導入され、電解質膜・電極構造体30のカソード側電極46に沿って移動する。一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔38aから第1金属セパレータ32の燃料ガス流路48に導入され、電解質膜・電極構造体30のアノード側電極44に沿って移動する。
従って、各電解質膜・電極構造体30では、カソード側電極46に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極44に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極46に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔36bに沿って流動した後、エンドプレート20aの酸化剤ガス出口マニホールド66bから外部に排出される(図4参照)。同様に、アノード側電極44に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔38bに排出されて流動し、エンドプレート20aの燃料ガス出口マニホールド68bから外部に排出される。
また、冷却媒体は、冷却媒体供給連通孔40aから第1及び第2金属セパレータ32、34間の冷却媒体流路50に導入され、矢印B方向に沿って流動する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体30を冷却した後、冷却媒体排出連通孔40bを移動してエンドプレート20bの冷却媒体出口マニホールド70bから排出される(図1参照)。
この場合、第1の実施形態では、図1及び図2に示すように、エンドプレート20a、20bは、ターミナルプレート16、18の積層体14に接する集電面16a、18a以外の面を樹脂材で囲繞して一体成形されている。従って、樹脂製のエンドプレート20a、20bは、ターミナルプレート16、18が埋設されて一体化されるため、剛性が良好に向上して薄肉化を容易に図ることができるという効果が得られる。
しかも、従来、ターミナルプレート、絶縁プレート及び金属製エンドプレートの3部品で構成されているのに対して、1部品として構成することが可能になる。これにより、燃料電池スタック10は、部品点数が大幅に削減され、容易に小型化且つ軽量化されるとともに、製造費が有効に削減されるという利点がある。
さらに、エンドプレート20a、20bの上下左右の各辺には、それぞれ金属製の第1結合部72a、72bが一体化されている。このため、ケーシング24のヒンジ機構の剛性が良好に向上し、エンドプレート20a、20b間に所望の締め付け荷重を確実に付与することが可能になる。
さらにまた、樹脂製のエンドプレート20aは、ターミナルプレート16の外方に位置して、酸化剤ガス入口マニホールド66a、燃料ガス入口マニホールド68a、酸化剤ガス出口マニホールド66b及び燃料ガス出口マニホールド68bを設ける一方、樹脂製のエンドプレート20bは、ターミナルプレート18の外方に位置して、冷却媒体入口マニホールド70aと冷却媒体出口マニホールド70bとを設けている。従って、エンドプレート20a、20bに絶縁処理(絶縁皮膜等)を行う必要がなく、経済的且つ簡単な構成で、液絡を確実に阻止することができる。
また、ターミナルプレート16、18は、鍛造成形の他、MIM(金属粉末射出成形)やダイカスト等の鋳造成形により成形される。このため、ターミナルプレート16、18の製造コストが削減されるとともに、量産化が容易に図られるという利点が得られる。なお、以下に説明する第2及び第3の実施形態においても同様である。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する樹脂製エンドプレート90の概略斜視説明図である。
エンドプレート90は、ターミナルプレート92を一体化しており、前記ターミナルプレート92の積層体14に接する集電面92a以外の面を樹脂材で囲繞して一体成形される。
ターミナルプレート92は、棒状の端子部94を設けるとともに、波形状に構成される。従って、ターミナルプレート92は、剛性が一層向上するため、特に薄肉化を図ることができ、エンドプレート90全体の薄肉化が容易に遂行されるという効果が得られる。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する樹脂製エンドプレート100の概略斜視説明図である。
エンドプレート100は、ターミナルプレート102を一体化しており、前記ターミナルプレート102の積層体14に接する集電面102a以外の面を樹脂材で囲繞して一体成形される。
ターミナルプレート102は、棒状の端子部104を設けるとともに、長手方向両端から中央側に向かって湾曲するように厚さ方向の寸法が増加する肉厚部106を有する。このため、ターミナルプレート102は、剛性が必要な部位、すなわち、中央側における剛性が一層向上するという効果が得られる。
図7は、本発明の第4の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する樹脂製エンドプレート110の概略斜視説明図である。
エンドプレート110は、ターミナルプレート112を一体化しており、前記ターミナルプレート112の積層体14に接する集電面112a以外の面を樹脂材で囲繞して一体成形される。
ターミナルプレート112は、円盤状を有し、中央側に棒状の端子部114を設けるとともに、中央側に厚さ方向の寸法が増加する肉厚部116を有する。このため、ターミナルプレート112は、剛性が必要な部位、すなわち、中央側における剛性が一層向上するという効果が得られる。
図8は、本発明の第5の実施形態に係る燃料電池スタック120の概略斜視説明図である。
燃料電池スタック120を構成するケーシング122は、樹脂製エンドプレート124a、124bと、側板126a〜126dとを備える。側板126a〜126dは、積層方向(矢印A方向)両端にエンドプレート124a、124b側に折り返す係止部128a〜128dを設ける。エンドプレート124a、124bには、係止部128a〜128dが当接する部位に補強用金属130a〜130dが埋設される。
これにより、第5の実施形態では、樹脂製のエンドプレート124a、124bは、補強用金属130a〜130dを介して剛性の向上が容易に図られるという効果が得られる。
なお、係止部128a〜128dに代えて、バンドやベルト等の締め付け部材が使用される場合には、エンドプレート124a、124bには、前記締め付け部材が当接する部位に補強用金属を埋設することができる。
図9は、本発明の第6の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する樹脂製エンドプレート140の概略斜視説明図である。
エンドプレート140は、ターミナルプレート142を一体化しており、前記ターミナルプレート142の積層体14に接する集電面142a以外の面を樹脂材で囲繞して一体成形される。ターミナルプレート142は、上下両端が開放された箱形状を有するとともに、内部に複数の仕切り板部144が設けられる。
ターミナルプレート142は、押し出し成形又は引き抜き成形により成形される。このターミナルプレート142の集電面142aとは反対の面142bには、端子部146が固着される。
このように構成される第6の実施形態では、ターミナルプレート142が、押し出し成形又は引き抜き成形により成形されるため、前記ターミナルプレート142の製造コストが削減されるとともに、量産化が容易に図られる。しかも、ターミナルプレート142は、上下両端が開放された箱形状を有し且つ複数の仕切り板部144が設けられるため、曲げ剛性の向上が図られ、薄板化及び軽量化が容易に遂行可能になるという効果が得られる。
さらに、ターミナルプレート142は、樹脂材で囲繞して一体成形されるため、前記樹脂材の流動により強固に一体化されたエンドプレート140が得られる。その上、ターミナルプレート142の内部に保温機能材を充填することにより、燃料電池スタックからの放熱や伝熱を抑制することができ、耐久性の向上が図られる。
図10〜図14は、押し出し成形又は引き抜き成形により成形される他のターミナルプレート150、160、170、180及び190の平面説明図である。
図10に示すターミナルプレート150は、上下両端が開放された箱形状を有し且つ内部に単一の仕切り板部152が設けられる。
図11に示すターミナルプレート160は、上下両端が開放された箱形状を有し且つ内部に互いに交差する2つの仕切り板部162が設けられる。
図12に示すターミナルプレート170は、上下両端が開放された箱形状を有し且つ内部にトラス状の仕切り板部172が設けられる。
図13に示すターミナルプレート180は、上下両端が開放された箱形状を有し且つ内部に網目状の仕切り板部182が設けられる。
図14に示すターミナルプレート190は、上下両端が開放されたハニカム状に構成される。
ターミナルプレート150、160、170、180及び190は、上記のターミナルプレート142と同様の効果が得られる。
図15は、本発明の第7の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する樹脂製エンドプレート200の概略斜視説明図である。
エンドプレート200は、ターミナルプレート202を一体化しており、前記ターミナルプレート202の積層体14に接する集電面202a以外の面を樹脂材で囲繞して一体成形される。
ターミナルプレート202は、集電面202aとは反対の面202bに複数のフィン形状部204を一体に設ける。このターミナルプレート202は、押し出し成形又は引き抜き成形により成形される。
このように構成される第7の実施形態では、ターミナルプレート202の製造コストが削減されるとともに、量産化が容易に図られる他、複数のフィン形状部204による放熱機能を有することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックの一部分解概略斜視図である。 前記燃料電池スタックの一部断面側面図である。 前記燃料電池スタックを構成する単位セルの分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの斜視説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する樹脂製エンドプレートの概略斜視説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する樹脂製エンドプレートの概略斜視説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する樹脂製エンドプレートの概略斜視説明図である。 本発明の第5の実施形態に係る燃料電池スタックの概略斜視説明図である。 本発明の第6の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する樹脂製エンドプレートの概略斜視説明図である。 他のターミナルプレートの平面説明図である。 別のターミナルプレートの平面説明図である。 さらに別のターミナルプレートの平面説明図である。 さらにまた別のターミナルプレートの平面説明図である。 また別のターミナルプレートの平面説明図である。 本発明の第7の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する樹脂製エンドプレートの概略斜視説明図である。
符号の説明
10、120…燃料電池スタック 12…単位セル
14…積層体
16、18、92、102、112、142、150、160、170、180、190、202…ターミナルプレート
16a、18a、92a、102a、112a、142a、202a…集電面
20a、20b、90、100、110、124a、124b、140、200…エンドプレート
24、122…ケーシング 30…電解質膜・電極構造体
32、34…金属セパレータ 42…固体高分子電解質膜
44…アノード側電極 46…カソード側電極
48…燃料ガス流路 50…冷却媒体流路
52…酸化剤ガス流路
60a〜60d、126a〜126d…側板
64a、64b…連結ピン 66a…酸化剤ガス入口マニホールド
66b…酸化剤ガス出口マニホールド 68a…燃料ガス入口マニホールド
68b…燃料ガス出口マニホールド 70a…冷却媒体入口マニホールド
70b…冷却媒体出口マニホールド
72a、72b、76a〜76d…結合部
74a、74b…アンダーカット部 106、116…肉厚部
128a〜128d…係止部 130a〜130d…補強用金属
144、152、162、172、182…仕切り板部
204…フィン形状部

Claims (6)

  1. 一対の電極が電解質の両側に設けられた複数の電解質・電極構造体と、複数のセパレータとが積層された積層体を、ターミナルプレートを介装して一対の樹脂製エンドプレート間に挟持する燃料電池スタックであって、
    前記樹脂製エンドプレートは、前記ターミナルプレートの前記積層体に接する集電面以外の面を樹脂材で囲繞して一体成形されるとともに、
    少なくとも一方の前記樹脂製エンドプレートは、前記ターミナルプレートの外方に位置して、少なくとも燃料ガス、酸化剤ガス又は冷却媒体のいずれかの流体を、前記積層体の積層方向に流動させる流体マニホールドを設けることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記ターミナルプレートは、波形状に構成されることを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記ターミナルプレートは、厚さ方向の寸法が中央側に向かって増加する肉厚部を有することを特徴とする燃料電池スタック。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池スタックにおいて、前記樹脂製エンドプレートを端板とし、複数の側板を前記積層体の側部に配置するとともに、前記端板及び前記側板が連結ピンにより連結される箱状ケーシングを備え、
    前記樹脂製エンドプレートは、前記連結ピンが挿入される金属製結合部の一部を囲繞して一体成形されることを特徴とする燃料電池スタック。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池スタックにおいて、前記ターミナルプレートは、鍛造成形又は鋳造成形により成形されることを特徴とする燃料電池スタック。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池スタックにおいて、前記ターミナルプレートは、押し出し成形又は引き抜き成形により成形されることを特徴とする燃料電池スタック。
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