JP5184151B2 - 運行情報収集装置及びプログラム更新システム - Google Patents

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本発明は、プログラムを書き換え可能に記憶するプログラム記憶手段を有し、前記プログラム記憶手段から読み出したプログラムを実行して、時々刻々変化する車両の運行状態を示す運行情報を収集する運行情報収集装置、及び前記運行情報収集装置を有するプログラム更新システムに関するものである。
貨物輸送用トラック、タクシー等の営業用車両の運行管理に用いられる車両運行情報解析システムは、車両に搭載され、車両の出庫から入庫までの一運行において、その車両の走行距離、走行時間等の車両の走行状態に関する走行状態データを生成させるとともに、荷積や荷卸に要した時間や休憩時間など各種の運行状況データを計測或いは手入力されて、その運行状況データに走行状態データを付加させ、この1又は複数の運行状況データを運行情報としてメモリカード等の着脱可能な記憶媒体に収集し記憶させる運行情報収集装置と、記憶媒体が装着されると、それに記憶されている運行情報を読み出して、その運行情報を構成する各種の運用状況データに基づいて各種運行記憶の解析を行う運行情報収集装置とは別体として配置される運行情報解析装置とから、その主要部が構成されるものである。
運行情報収集装置では、装置本体への記憶媒体の装着によって出庫処理が行われる。そして、この出庫処理後から運行状態の変化に応じて発生する運行状況データの収集が開始され、その後、終了スイッチ、書込スイッチ等の終了操作に応じて運行状況データの収集を終了し、入庫処理が行われることで、出庫から入庫までの一運行における運行情報が完成する。
一方、運行情報解析装置では、運行情報を解析して義務づけられている運転日報(労働時間、総走行距離、労働時間、運搬内容又は運行経路等)を自動的に作成していた。また、特にトラックなどの運送業界にとっては運転者に安全運転をいかに徹底させるかが重要な問題であり、運転者の運転状況を把握するために、運行情報収集装置にて収集した運行状況データに付加されている走行距離、走行時間、速度オーバー、エンジン回転、急加速などの車両の走行状態データに基づいて安全運転を解析することで、管理者は、その日の運転者の運行における運転者の運転状況を把握して、運転者に的確な安全運転の指導を行うことでにより、運転者に対する安全管理が行われていた。
上述した運行情報収集装置は、内蔵する記憶媒体等に書き換え可能に記憶しているプログラムにより動作しており、新しいプログラムの開発等に応じて更新が可能な構成となっている。そして、従来のプログラム更新方法としては、装置を販売する販売店の作業員等が設定器や更新用の記憶媒体等を用いて1台1台更新していたため、更新作業が困難であるという問題が生じていた。
特許文献1では、車載端末用記憶情報の書き換えに要する費用や工数を大幅に低減するために、車載端末にあっては、業務用車両のユーザ業務の終了に応じてウェークアップタイマを起動すると共に、メイン電源ラインへの電力供給を停止する。そして、車載端末は、その後にウェークアップタイマがタイムアップしたときに、メイン電源ラインへの電源供給を再開すると共に、運行管理センタのホスト端末に対してウェークアップ動作通知メッセージを送信し、これに応じて運行管理センタ側からアプリケーションプログラムが転送されてきた場合に該当プログラムを書き換える技術思想が開示されている。
特開2003−196098号公報
しかしながら、上述した特許文献1に示す方法では、運行管理センタ側から車載端末へのアプリケーションプログラムの転送は、車両側の状態に依存するため、運行管理センタ側からアプリケーションプログラムを一斉に複数の車載端末に送信することができないという問題があった。そのため、運行管理センタ側のホスト端末等は複数の車載端末に対して個別に対応する必要があった。特に、車載端末を搭載した業務用の車両は、不規則に利用される可能性があり、全ての車載端末と同期させることは困難であるため、プログラムを頻繁に更新することができず且つ業務に支障を来すという問題があった。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、配信側で運行状態を意識することなくプログラムの更新を行うことができる運行情報収集装置及びプログラム更新システムを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の運行情報収集装置は、図1の基本構成図に示すように、プログラムを書き換え可能に記憶するプログラム記憶手段13と、前記プログラム記憶手段13から読み出したプログラムを実行して時々刻々変化する車両の運行状態を示す運行情報を収集する運行情報収集手段11aと、を有する運行情報収集装置10において、外部装置との間で無線通信を行う無線通信手段19と、前記無線通信手段19を介して前記プログラムを更新する更新プログラムを取得する更新プログラム取得手段11a2と、前記更新プログラム取得手段11a2による更新プログラムの取得に応じて、予め定められた前記プログラムの更新可能状態であるか否かを判定する更新判定手段11a3と、前記更新判定手段11a3が更新可能であると判定したときに、前記プログラム記憶手段13が記憶しているプログラムと前記読み出したプログラムの双方を前記更新プログラムに更新する第1更新手段11a4と、前記更新判定手段11a3が更新可能ではないと判定したときに、前記プログラム記憶手段13が記憶しているプログラムのみを前記更新プログラムに更新する第2更新手段11a5と、を有することを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明の運行情報収集装置によれば、プログラムの更新に応じて更新プログラム取得手段11a2によって配信側から更新プログラムが取得されると、運行情報の収集中、任意に設定された日時などの予め定められた更新可能状態であるか否かが更新判定手段11a3によって判定される。そして、更新可能であると判定されたときは、プログラム記憶手段13が記憶しているプログラムと運行情報収集手段11aによって読み出されたプログラムの双方が第1更新手段11a4によって前記更新プログラムに更新される。また、更新可能ではないと判定されたときは、プログラム記憶手段13が記憶しているプログラムのみが第2更新手段11a5によって前記更新プログラムに更新され、その後運行情報収集手段11aによって当該更新されたプログラムが読み出されて実行されることで、運行情報の収集処理が更新されることになる。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項2記載のプログラム更新システムは、図1の基本構成図に示すように、請求項1に記載の複数の運行情報収集装置10と、前記複数の運行情報収集装置の各々に前記更新プログラムを配信する更新プログラム配信装置20と、を有するプログラム更新システム1であって、前記更新プログラム配信装置20が、前記更新プログラムを記憶する更新プログラム記憶手段24と、前記複数の運行情報収集装置10の各々と無線通信を行う配信側無線通信手段35と、前記配信側無線通信手段35を介して前記更新プログラム記憶手段24が記憶している更新プログラムを前記複数の運行情報収集装置10の各々に配信する配信手段21aと、を有することを特徴とする。
上記請求項2に記載した本発明のプログラム更新システムによれば、更新プログラム配信装置20の更新プログラム記憶手段24に更新プログラムが記憶されると、配信側無線通信手段35を介して当該更新プログラムが前記複数の運行情報収集装置10の各々に配信手段21aによって配信される。そして、複数の運行情報収集装置10の各々は、配信された更新プログラムを取得すると、装置毎の状態に応じて更新プログラムによる更新が行われる。
以上説明したように請求項1に記載した本発明の運行情報収集装置によれば、更新プログラムを取得すると、プログラムが更新可能状態であるか否かを判定し、更新可能状態であれば、読み出されたプログラムと記憶しているプログラムの双方を更新し、また、更新可能状態でなければ、記憶しているプログラムのみを更新し且つ読み出されたプログラムは更新しないようにしたことから、配信側は複数の運行情報収集装置の運行状態等を把握する必要がないため、配信側の所望のタイミングで更新プログラムを配信することができる。従って、複数の運行情報収集装置を不規則に用いることができるため、運行に支障を来すこともなくプログラムを頻繁に更新することが可能となり、プログラムの信頼性の向上及び利便性の向上を図ることができる。
以上説明したように請求項2に記載した本発明のプログラム更新システムによれば、更新プログラム配信装置は無線通信が可能な複数の運行情報収集装置の状態を意識せずに更新プログラムを配信することができるため、複数の運行情報収集装置の運行に自由度を持たせることができる。従って、配信側で運行状態を意識することなく且つ運行情報収集装置を用いた運行業務に支障を来すこともなく、運行情報収集装置のプログラムを頻繁に更新することが可能となり、プログラムの信頼性の向上及び利便性の向上を図ることができる。
以下、本発明に係る運行情報収集装置及びプログラム更新システムを運行管理システムに適用する場合の一実施形態を、図2〜図7の図面を参照して以下に説明する。
図2において、運行管理システム1は、貨物輸送用トラック、タクシー等の業務用車両5に搭載される複数の車両運行情報収集装置10と、前記業務用車両5を所有する会社、営業所等に設けられて前記車両運行情報収集装置10が収集した運行情報に基づいて運転者の運行状況を解析する運行情報解析装置20と、を有して構成している。
車両運行情報収集装置10は、請求項中の運行情報収集装置に相当し、図3に示すように、予め定めたプログラムに従って各種の処理や制御などを行う中央演算処理装置(CPU)11、CPU11のためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROM12、装置本体がオフ状態の間も記憶内容の保持が可能な電気的消去/書き換え可能な読み出し専用のメモリ(EEPROM)13、各種のデータを格納するとともにCPU11の処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM14等を有して構成している。
EEPROM13には、車両運行情報収集装置10において書き換え可能なプログラム、該プログラムが参照する設定値、該プログラムのバーション情報等を格納するプログラム格納エリアを有して構成している。よって、本最良の形態では、EEPROM13がプログラムを書き換え可能に記憶していることから、図1に示す請求項中のプログラム記憶手段に相当する。
なお、車両運行情報収集装置10のプログラムについては、その全てを変更可能とする場合は、EEPROM13に全てのプログラムを記憶し、一部のみを変更可能とする場合は、変更しないプログラムをROM12、変更可能なプログラムをEEPROM13にそれぞれ記憶するなど種々異なる実施形態とすることができる。
車両運行情報収集装置10はさらに、操作部15、表示部16、インタフェース部17、カード挿入部18等を備え、それらの各々をCPU11と電気的に接続している。
操作部15は、装置本体の正面等に設けている複数の操作スイッチを備え、発生した警報、音声出力等を停止させる停止スイッチ、車両が走行している道路が高速道路であるか一般道路であるかを運転者に選択させる高速/一般スイッチ等を有し、各スイッチの状態をCPU11で検出することが可能な構成になっている。なお、操作部15を構成から削除して、インタフェース部17に接続する外部の操作装置として実現することもできる。
表示部16は、LCD等の任意の表示装置を備え、CPU11から要求された各種情報に基づいて、運行状態、警報内容等の各種表示を行う。
インタフェース部17は、外部機器を着脱自在に接続するための端子を備え、CPU11と外部機器との交信を可能としている。本実施の形態では、インタフェース部17に、車両の速度センサ51とエンジンセンサ52とを接続している。この速度センサ51は、業務用車両5の速度に応じた速度信号をCPU11に対して出力し、CPU11は入力された速度信号から速度を算出する。そして、エンジンセンサ52は、業務用車両5のエンジン回転数に応じた回転信号をCPU11に対して出力し、CPU11は入力された回転信号からエンジン回転数を検出する。
カード挿入部18は、装置本体正面のスロット18aから挿入されたメモリーカード等のカード状の記憶媒体(以下、カードと称する)Cに対し、CPU11から指定されたデータの書き込み、読み込みを行うもので、カードCのカード挿入部18に対する挿入は手動で行い、カードCの排出は、排出キーの操作に応じてカード挿入部18内の排出機構(図示せず)が自動で行う。そして、カードCには、車両運行情報収集装置10で車両の運行状況の変化に応じて発生する運行状況データが運行情報として時系列的に記憶される。
車両運行情報収集装置10は、図1に示す請求項中の無線通信手段に相当し且つ外部機器との間で無線通信を行う通信端末装置19を有し、該通信端末装置19はインタフェース部17に電気的に接続されている。通信端末装置19は、CPU11から入力された送信情報を示す信号を運行情報解析装置20等に送信すると共に、運行情報解析装置20等から受信した信号が示す受信情報をCPU11に出力する。
本実施形態では、車両運行情報収集装置10と通信端末装置19とを別体とする実施形態について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、通信端末装置19を車両運行情報収集装置10内に組み込むなど種々異なる実施形態とすることができる。
上述した構成の車両運行情報収集装置10は、大別すると、図4に示す待機状態ST1と出庫状態ST2と入庫状態ST3とを有している。車両運行情報収集装置10は、電力の供給に応じて起動されると、待機状態ST1となる。そして、カード挿入部18へのカードCの挿入に応じて出庫処理を行うことで、待機状態ST1から出庫状態ST2に遷移する。この出庫状態ST2では、業務用車両5の出庫処理後から運行状態の変化に応じて発生する運行状況データの収集を開始し、その後、操作部15における終了スイッチ、書込スイッチ等の終了操作に応じて運行状況データの収集を終了し、出庫状態ST2から入庫状態ST3に遷移する。そして、入庫状態ST3では入庫処理を行うことで、出庫から入庫までの一運行中に収集した運行状況データを有する運行情報の作成が完成してカードCに記憶する。
EEPROM13は、図5に示すように、書き換え可能なプログラムが格納されるプログラム格納領域E1と、該プログラム格納領域E1等からプログラムをローディングして実行するプログラム実行領域E2と、を有して構成している。そして、プログラムのローディングは、CPU11の起動時等の任意のタイミングで行われる。なお、プログラム実行領域E2は、少なくとも書き換え可能なプログラムの実行ために割り当てられた領域となっている。
プログラム格納領域E1は、CPU11が事項することで、図1に示す請求項中の運行情報収集手段11a1として機能するためのプログラムを格納しており、当該プログラムがCPU11によって実行されることで、CPU11が運行情報収集手段11a1として機能する。
プログラム格納領域E1とプログラム実行領域E2に対する更新プログラムの変更タイミングは、更新プログラムを受信したときの車両運行情報収集装置10の状態等に対応して任意に定められている。また、更新プログラムとしては、例えば更新されたプログラムのみ、更新されたプログラムと設定値、更新された設定値のみ、パッチコードなど種々異なる構成とすることができる。
また、カードCは、例えば、カードCを管理するための情報が記憶される管理エリアと、車両運行情報収集装置10が収集した運行情報などが記憶される記憶エリアと、を有して構成している。
次に、車両運行情報収集装置10のCPU11が実行する本発明に係る更新監視処理の一例を、図6に示すフローチャートを参照して以下に説明する。なお、本実施形態では、説明を簡単化するために、更新監視処理を常時動作させておく場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、起動時、予め定められた送信元から受信情報を受信したときなど任意のタイミングに動作させるなど種々異なる実施形態とすることができる。
まず、車両のバッテリー等からの電力の供給に応じてCPU11が起動されて更新監視処理プログラムが実行されると、ステップS11において、通信端末装置19で受信した受信情報に基づいて、更新プログラムを受信したか否かが判定される。更新プログラムを受信していないと判定された場合(S11でN)、この判定処理を繰り返すことで、更新プログラムの受信を監視する。一方、更新プログラムを受信したと判定された場合(S11でY)、ステップS12に進む。
ステップS12において、その更新プログラムが取得されてRAM14等に一旦記憶され、ステップS13において、車両運行情報収集装置10の上述した状態と予め定められた更新可能状態判定情報(例えば待機状態ST1、出庫状態ST2における所定動作時など)とが比較され、該比較結果に基づいて更新可能状態であるか否かが判定される。更新可能状態であると判定された場合(S13でY)、ステップS14において、EEPROM13のプログラム格納領域E1及びプログラム実行領域E2の双方がRAM14の更新プログラムに変更され、その後ステップS11に戻り、一連の処理が繰り返される。
また、ステップS13で更新可能状態ではないと判定された場合(S13でN)、ステップS15において、EEPROM13のプログラム格納領域E1のみがRAM14の更新プログラムに変更され、その後ステップS11に戻り、一連の処理が繰り返される。即ち、プログラム実行領域E2にローディングされたプログラムは変更されない。
以上説明したように、CPU11は図6に示す更新監視処理を実行することで、CPU11が図1に示す請求項中の更新プログラム取得手段11a2、更新判定手段11a3、第1更新手段11a4、及び、第2更新手段11a5として機能することになる。そして、図6中のステップS12が更新プログラム取得手段11a2、ステップS13が更新判定手段11a3、ステップS14が第1更新手段11a4、ステップS15が第2更新手段11a5にそれぞれ相当している。
次に、運行情報解析装置20は、請求項中の更新プログラム配信装置に相当し、周知であるパーソナルコンピュータ(パソコン)が用いられる。運行情報解析装置20は、図7に示すように、予め定めたプログラムに従って装置全体の動作の制御などを行う中央演算処理装置(CPU)21を有している。このCPU21には、バスBを介してCPU21のためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROM22、CPU21の処理作業に必要な各種データを格納する作業エリア等を有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM23が接続されている。
CPU21にはさらに、記憶装置24がバスBを介して接続されており、この記憶装置24にはハードディスク装置などの記憶媒体を用いている。そして、記憶装置24は、車両運行情報収集装置10によって運行情報が書き込まれたカードCから当該運行情報をリーダライタ33によって読み込み、該運行情報に基づいて車両の運行状態を解析するための運行情報解析プログラム、本発明に係る配信処理プログラム等を格納する各種ファイルなどを記憶している。なお、配信処理プログラムは、CPU21を図1に示す請求項中の配信手段21aとして機能させるためのプログラムとなっている。
記憶装置24は、上述した更新プログラムと、その更新プログラムの配信先、更新対象のプログラム・バージョン等を示す配信先情報とを記憶している。よって、本実施形態では、記憶装置24が、図1に示す請求項中の更新プログラム記憶手段として機能する場合について説明するが、別のコンピュータの記憶装置やインターネットでアクセス可能な記憶装置で更新プログラム記憶手段を実現するなど種々異なる実施形態とすることができる。
CPU21にはさらに、入力装置インタフェース(I/F)25、表示回路26、リーダライタインタフェース(I/F)27、プリンタインタフェース(I/F)28、通信インタフェース(I/F)29等がバスBを介して接続されている。
入力装置I/F25には、キーボードやマウスを有して構成する入力装置31が接続されると、入力装置31から入力された各種入力データは、バスBに供給されてCPU21に入力される。
表示回路26には、液晶ディスプレイ、CRTなどを用いて構成される表示装置32が接続されている。そして、この表示回路26は、表示装置32の表示内容をCPU21からの指示に基づいて制御するものである。
リーダライタI/F27には、リーダライタ33が接続されており、該リーダライタ33は、筐体の正面に設けられたスロット33aから挿入されたカードCに対し、CPU21から指定された各種情報の書き込み、読み込みを行う。そして、プリンタI/F28には、周知であるプリンタ34が接続されており、該プリンタ34は、CPU21から指定された各種情報の用紙に対する印字を行う。
通信I/F29には、無線通信が可能な通信端末装置35が接続されており、該通信端末装置35は、上述した車両運行情報収集装置10の通信端末装置19との間で通信が可能な各種通信装置が用いられる。通信端末装置35は、図1に示す請求項中の配信側無線通信手段に相当し、通信I/F29を介してCPU21から入力された送信情報を車両運行情報収集装置10に送信すると共に、車両運行情報収集装置10等から受信した信号が示す受信情報をCPU21に出力する。
上述した運行情報解析装置20のCPU21は、記憶装置24への更新プログラムの記憶時や予め定められた日時等の任意のタイミングで配信処理プログラムを実行すると、記憶装置24に記憶している更新プログラムを、配信先情報が示す配信先である車両運行情報収集装置10に通信端末装置35を介して配信(送信)する。
次に、上述した構成において、運行管理システム1の車両運行情報収集装置10及び運行情報解析装置20の本発明に係る動作(作用)の一例を以下に説明する。
運行管理システム1において、新しいプログラムの開発、不具合の修正等に応じて更新プログラムが生成されると、該更新プログラムは運行情報解析装置20の記憶装置24の予め定められた格納場所に格納される。そして、運行情報解析装置20で上述した配信処理プログラムが実行されると、運行情報解析装置20は、記憶装置24に記憶された更新プログラムを、上記配信先情報が示す複数の車両運行情報収集装置10の各々に通信端末装置35を介した無線通信によって配信する。
また、車両運行情報収集装置10は、受信した更新プログラムを取得すると、車両運行情報収集装置10の状態が更新可能状態であるか否かを判定する。上述した待機状態ST1や出庫状態ST2における所定動作時である更新可能状態の場合、EEPROM13のプログラム格納領域E1及びプログラム実行領域E2の双方がRAM14の更新プログラムに変更され、必要に応じて再起動される。
また、更新可能状態ではない場合、EEPROM13のプログラム格納領域E1のみがRAM14の更新プログラムに変更され、車両運行情報収集装置10は現在の処理を継続する。そして、車両運行情報収集装置10が再起動されることで、変更されたプログラムで動作することになる。
車両運行情報収集装置10は、プログラムの実行により運行情報の収集を行い、収集した運行情報をカードCに記憶する。そして、運行の終了に応じて乗務員によって持ち込まれたカードCが運行情報解析装置20に装着されると、運行情報解析装置20は、カードCに記憶されている運行情報を解析し、該解析結果を記憶装置50dに記憶すると共に表示装置52に表示する。
以上説明した運行管理システム1によれば、運行情報解析装置20は無線通信が可能な複数の車両運行情報収集装置10の状態を意識せずに更新プログラムを配信することができるため、複数の車両運行情報収集装置10の運行に自由度を持たせることができる。従って、配信側で運行状態を意識することなく且つ車両運行情報収集装置10を用いた運行業務に支障を来すこともなく、車両運行情報収集装置10のプログラムを頻繁に更新することが可能となり、プログラムの信頼性の向上及び利便性の向上を図ることができる。また、配信側で運行状態を意識する必要がないため、運行情報解析装置20の1機能として本発明の更新プログラム配信装置を組み込むことができるため、システムを複雑化させることもない。
また、車両運行情報収集装置10は、更新プログラムを取得すると、プログラムが更新可能状態であるか否かを判定し、更新可能状態であれば、読み出されたプログラムと記憶しているプログラムの双方を更新し、また、更新可能状態でなければ、記憶しているプログラムのみを更新し且つ読み出されたプログラムは更新しないようにしたことから、配信側は複数の運行情報収集装置の運行状態等を把握する必要がないため、配信側の所望のタイミングで更新プログラムを配信することができる。従って、複数の車両運行情報収集装置10を不規則な運行業務に用いることができるため、運行に支障を来すこともなくプログラムを頻繁に更新することが可能となり、プログラムの信頼性の向上及び利便性の向上を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、本発明の更新プログラム配信装置を運行情報解析装置20で実現する場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、更新プログラム配信装置を専用の配信装置としても差し支えない。
このように上述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の運行情報収集装置及びプログラム更新システムの基本構成を示す構成図である。 本発明を適用した運行管理システムの概略構成を示すシステム構成図である。 図2中の車両運行情報収集装置の概略構成の一例を示す構成図である。 図2中の車両運行情報収集装置の状態遷移の一例を示す状態遷移図である。 図3中のEEPROMの本発明に係るメモリマップを示す図である。 図3中のCPUが実行する本発明に係る更新監視処置の一例を示すフローチャートである。 図2中の運行情報解析装置の概略構成の一例を示す構成図である。
符号の説明
1 プログラム更新システム(運行管理システム)
10 運行情報収集装置及(車両運行情報収集装置及)
11a1 運行情報収集手段(車両運行情報収集装置及のCPU)
11a2 更新プログラム取得手段(車両運行情報収集装置及のCPU)
11a3 更新判定手段(車両運行情報収集装置及のCPU)
11a4 第1更新手段(車両運行情報収集装置及のCPU)
11a5 第2更新手段(車両運行情報収集装置及のCPU)
13 プログラム記憶手段(EEPROM)
19 無線通信手段
20 更新プログラム配信装置(運行情報解析装置)
21a 配信手段(運行情報解析装置のCPU)
24 更新プログラム記憶手段(記憶装置)
35 配信側無線通信手段

Claims (2)

  1. プログラムを書き換え可能に記憶するプログラム記憶手段と、前記プログラム記憶手段から読み出したプログラムを実行して時々刻々変化する車両の運行状態を示す運行情報を収集する運行情報収集手段と、を有する運行情報収集装置において、
    外部装置との間で無線通信を行う無線通信手段と、
    前記無線通信手段を介して前記プログラムを更新する更新プログラムを取得する更新プログラム取得手段と、
    前記更新プログラム取得手段による更新プログラムの取得に応じて、予め定められた前記プログラムの更新可能状態であるか否かを判定する更新判定手段と、
    前記更新判定手段が更新可能であると判定したときに、前記プログラム記憶手段が記憶しているプログラムと前記読み出したプログラムの双方を前記更新プログラムに更新する第1更新手段と、
    前記更新判定手段が更新可能ではないと判定したときに、前記プログラム記憶手段が記憶しているプログラムのみを前記更新プログラムに更新する第2更新手段と、
    を有することを特徴とする運行情報収集装置。
  2. 請求項1に記載の複数の運行情報収集装置と、前記複数の運行情報収集装置の各々に前記更新プログラムを配信する更新プログラム配信装置と、を有するプログラム更新システムであって、
    前記更新プログラム配信装置が、前記更新プログラムを記憶する更新プログラム記憶手段と、前記複数の運行情報収集装置の各々と無線通信を行う配信側無線通信手段と、前記配信側無線通信手段を介して前記更新プログラム記憶手段が記憶している更新プログラムを前記複数の運行情報収集装置の各々に配信する配信手段と、を有することを特徴とするプログラム更新システム。
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