JP2005085054A - プログラム動作変更方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基地局から修正プログラム及び動作変更指示情報が一斉に移動局に送信されると、移動局は修正プログラムをSRAMの修正プログラム格納部に記憶する(ステップ102)。そして、基地局から受信した情報に動作変更指示があるか否かを判別し(ステップ103)、基地局から動作変更指示があった場合には、移動局はRAM上に展開されている制御プログラムをSRAMの修正プログラム格納部に記憶されている修正プログラムで変更する(ステップ104)。
【選択図】図3
Description
例えば、車両等の移動局のソフトウェアのプログラム変更を行うときは、移動局の機器を一度回収し、その機器に精通した技術者がROMあるいは基板等の交換を行うか、あるいは別の機器を接続し、フラッシュROMの内容を書き換えるといった処理が必要であった。しかし、全車両でこれらの作業を行うには、多くの時間や費用がかかり、特に、業務に使用している機器の場合は、業務を中断することになり、顧客への影響も大きい。
プログラムによって動作するCPUを搭載した機器よりなる移動局と、
上記移動局との間で情報を送受信可能な通信手段を備えた基地局からなり、
動作時にROMに記憶されたプログラムをRAMに転送し、RAM上で動作する上記機器のプログラムの動作変更方法であって、
上記基地局から上記移動局にプログラム修正情報を送信し、
上記移動局が受信した修正情報によってRAM内のプログラム情報を変更することを特徴とする。
上記移動局が上記基地局から送信されたプログラム修正情報を電源オフ時にも保持可能なメモリに保存し、
修正情報があるときは、上記移動局が機器の起動時に、ROMに記憶されたプログラムをRAMに転送した後、RAMに展開されたプログラム情報を上記メモリに記憶されたプログラム修正情報によって変更することを特徴とする。
上記基地局がプログラム修正情報と、修正情報により動作を変更する動作変更指示情報を送信し、
上記移動局が上記動作変更指示情報を受信した場合にのみ、RAM内のプログラム情報を変更することを特徴とする。
上記基地局がプログラム修正情報及び指定移動局情報を送信し、
上記移動局が、自局が上記基地局の指定移動局情報によって指定された移動局か否かを判断し、
自局が指定移動局のときのみ、RAM内のプログラム情報を変更することを特徴とする。
上記基地局がプログラム修正情報及び指定エリア情報を送信し、
上記移動局が位置検出手段により検出した自局の位置により、自局が上記基地局の指定エリア情報によって指定されたエリア内にいるか否かを判断し、
指定エリア内にいるときのみ、RAM内のプログラム情報を変更することを特徴とする。
上記移動局が移動局の機器の稼動状態に応じて、RAM内のプログラム情報を変更するか否かを決定することを特徴とする。
上記移動局が位置検出手段により検出した自局の位置情報を上記基地局に送信し、
上記基地局が上記移動局からの位置情報に基づき所定のエリア内の移動局のみに、プログラム修正情報を送信することを特徴とする。
上記移動局が移動局の機器の稼動状態情報を上記基地局に送信し、
上記基地局が上記移動局からの稼動状態情報に基づき所定の稼動状態の移動局のみに、プログラム修正情報を送信することを特徴とする。
上記基地局がプログラム修正情報とともに、該当する修正プログラムの識別コードを送信し、
上記移動局がプログラム修正情報により動作している場合には、その修正情報の識別コードを上記基地局に送信することを特徴とする。
上記移動局が修正プログラムにより正常に起動、終了したか否かを判別し、正常に起動、終了していない場合には、当該修正プログラムによるプログラム変更を実行しないことを特徴とする。
上記移動局が修正プログラムの識別コード毎に正常起動、終了を管理し、正常終了していないことを検知した場合には、当該識別コードの修正プログラムによるプログラム変更を実行しないことを特徴とする。
上記移動局がプログラムが正常に起動、終了したか否かを判別し、正常に起動、終了した場合には、上記基地局に起動、終了を通知し、
上記基地局が上記移動局の起動、終了通知により、移動局の異常終了を検知することを特徴とする。
図1はタクシーの配送システムの概略ブロック図であり、1はタクシー会社等の基地局、2はタクシーに搭載された機器としての移動局である。移動局2は、CPU21、F−ROM(フラッシュROM)22、RAM(ランダム アクセス メモリ)23、SRAM(スタティックRAM)24、無線機25、GPS26により構成されている。
基地局1から修正プログラム及び動作変更指示情報が一斉に移動局2に送信されると、移動局2の無線部25が基地局1からの送信情報を受信して、CPU21に送る。一方、CPU21は機器の動作中、修正プログラムを受信したか否かを常時判別しており(ステップ101)、無線部25から修正プログラムを受けると、修正プログラムをSRAM24の修正プログラム格納部31に記憶する(ステップ102)。
一方、ステップ103において、動作変更指示がないと判別した場合には、CPU21は変更プログラムを終了する。
図4のフローチャートは、プログラム変更を行う車両を指定する場合の移動局2でのプログラム変更の動作を示す。
この場合、基地局1は動作変更指示情報にプログラム変更を行うべき車両の車両IDを付加して各移動局に送信する。そして、上記と同様に、基地局1から修正プログラム及び指定車両IDを含む動作変更指示情報が一斉に移動局2に送信されると、移動局2の無線部25が基地局1からの送信情報を受信してCPU21に送る。一方、CPU21は機器の動作中、修正プログラムを受信したか否かを常時判別しており(ステップ201)、無線部25から修正プログラムを受けると、修正プログラムをSRAM24の修正プログラム格納部31に記憶する(ステップ202)。
一方、ステップ203、204において、動作変更指示なしあるいは、自車両が指定車両でないと判別した場合には、CPU21は変更プログラムを終了する。
これにより、特定の車両、例えば、特殊なプログラムで動作している特殊車両や、新規プログラムの効果確認を行うための試験車両等にのみプログラムの変更を実施させることができる。
この場合、基地局1は動作変更指示情報にプログラム変更を行うべきエリアの情報を付加して各移動局2に送信する。そして、上記と同様に、基地局1から修正プログラム及び指定エリア情報を含む動作変更指示情報が一斉に移動局2に送信されると、移動局2の無線部25が基地局1からの送信情報を受信してCPU21に送る。一方、CPU21は機器の動作中、修正プログラムを受信したか否かを常時判別しており(ステップ301)、無線部25から修正プログラムを受けると、修正プログラムをSRAM24の修正プログラム格納部31に記憶する(ステップ302)。
一方、ステップ303、304において、動作変更指示なし、あるいは自車両が指定エリア外と判別した場合には、CPU21は変更プログラムを終了する。
これにより、移動局の受信感度がいい場所を特定できている場合、その場所を指定すれば、プログラム修正情報をより確実に伝送することが可能となる。また、例えば、特定の地域で稼動する車両のみ変更が必要なプログラムが発生した場合には、その地域の車両のみでプログラム変更を実施させることができる。
例えば、タクシーの車両配送システムでは、車両の状態として、「実車」、「空車(待機中)」、「空車(流し中)」、「配車」、「休憩」、「回送」、「閉局」等の設定が可能であり、配送メータからの信号及び乗務員の指示によりこれらの設定が変更される。なお、「実車」は乗客輸送中であり、「空車(待機中)」は停車状態で客待ちしている状態であり、「空車(流し中)」は運転状態で客待ちしている状態である。また、「配車」は配車指示を受けて顧客の場所への移動中であり、「休憩」は休憩中、「回送」は車庫へ戻る途中であり、「閉局」はシステムの動作を終了した状態である。このうち、例えば、「休憩」、「回送」の状態のときのみ、プログラムの変更を行うように設定することができる。
上記と同様に、基地局1から修正プログラム及び動作変更指示情報が一斉に移動局2に送信されると、移動局2の無線部25が基地局1からの送信情報を受信してCPU21に送る。一方、CPU21は機器の動作中、修正プログラムを受信したか否かを常時判別しており(ステップ401)、無線部25から修正プログラムを受けると、修正プログラムをSRAM24の修正プログラム格納部31に記憶する(ステップ402)。
これにより、例えば、「実車」、「配送中」等のプログラム変更が好ましくない場合には、プログラム変更を実行しないようにすることができる。
システム機器の電源を投入すると、CPU21はF−ROM22に記憶されている制御プログラムをRAM23に転送する(ステップ501)。次に、CPU21はSRAM24の修正プログラム格納部31に記憶されている修正プログラムの有無を判別することにより、プログラムの修正があるか否かを判別する(ステップ502)。プログラム修正がない場合には、CPU21はRAM23に展開されているプログラムに基づいて起動を行う(ステップ504)。一方、プログラム修正があった場合には、CPU21はRAM23上に展開されているプログラムをSRAM24の修正プログラム格納部31に記憶されているプログラムで変更した(ステップ503)後、起動を行う(ステップ504)。
このように、修正プログラムにエラーがあって、プログラムが異常終了した場合には、次回からはエラーがあった修正プログラムによるプログラム変更が実施されないので、異常終了を防止することができる。
図9は接続した移動局が設定エリア内にいる場合にのみプログラム修正を行なう場合の通信フローであり、基地局1と移動局2の通信が確立されると、移動局2はGPS26により検出した自車両の位置情報を基地局1に送信する。基地局1は送信されてきた移動局2の位置情報から移動局が設定エリア内にいるか否かを判別する。移動局2が設定エリア内にいない場合には、通信を終了し、移動局が設定エリア内にいる場合には、プログラム修正情報を送信する。これにより、移動局2は修正プログラムをSRAM24の修正プログラム格納部31に記憶した後、RAM23上に展開されている制御プログラムをSRAM24の修正プログラム格納部31に記憶されている修正プログラムで変更する。この後、移動局2は基地局1との通信を終了する。
図10は移動局の機器が所定の稼動状態にある場合にのみプログラム変更を行なう場合の通信フローであり、基地局1と移動局2の通信が確立されると、移動局2は自車両の機器の稼動状態情報を基地局1に送信する。基地局1は送信されてきた移動局2の機器の稼動状態情報から修正情報を送信可能か否かを判別する。移動局2の機器の稼動状態が、例えば、「休憩」または「回送」以外の状態であった場合には、基地局1は通信を終了し、移動局2の稼動状態が「休憩」または「回送」であった場合には、プログラム修正情報を送信する。これにより、上記と同様に、移動局2は修正プログラムをSRAM24の修正プログラム格納部31に記憶した後、RAM23上に展開されている制御プログラムをSRAM24の修正プログラム格納部31に記憶されている修正プログラムで変更する。この後、移動局2は基地局1との通信を終了する。
基地局1と移動局2の通信が確立されると、基地局1は移動局2に修正プログラム情報、修正識別コードを送信する。これにより、移動局2は修正プログラムをSRAM24の修正プログラム格納部31に記憶した後、RAM23上に展開されている制御プログラムをSRAM24の修正プログラム格納部31に記憶されている修正プログラムで変更するとともに、SRAM24の識別コード情報格納部33に新たに変更を行った修正プログラムの識別コードを追加する。この後、移動局2はSRAM24の識別コード情報格納部33に記憶されている識別コードを基地局1に送信し、基地局1は対象の移動局2のプログラム変更情報を更新した後、移動局2との通信を終了する。
これにより、各移動局のプログラム変更状況を基地局で管理でき、移動局毎に必要な修正プログラムを送信することが可能となる。
移動局2は制御プログラムを起動すると、基地局1との通信を行い、基地局1との通信が確立されると、移動局2は基地局1に起動通知を行う。起動通知を受けると、基地局1は該当する移動局2の起動終了フラグをオンした後、その移動局2に送信すべき修正プログラムがあった場合、修正情報、修正識別コードを移動局2に送信する。これにより、移動局2は修正プログラムをSRAM24の修正プログラム格納部31に記憶した後、RAM23上に展開されている制御プログラムをSRAM24の修正プログラム格納部31に記憶されている修正プログラムで変更するとともに、SRAM24の識別コード情報格納部33に新たに変更を行った修正プログラムの識別コードを追加する。
2 移動局
21 CPU
22 F−ROM
23 RAM
24 SRAM
25 無線機
26 GPS
Claims (12)
- プログラムによって動作するCPUを搭載した機器よりなる移動局と、
上記移動局との間で情報を送受信可能な通信手段を備えた基地局からなり、
動作時にROMに記憶されたプログラムをRAMに転送し、RAM上で動作する上記機器のプログラムの動作変更方法であって、
上記基地局から上記移動局にプログラム修正情報を送信し、
上記移動局が受信した修正情報によってRAM内のプログラム情報を変更することを特徴とするプログラム動作変更方法。 - 請求項1に記載のプログラム動作変更方法において、
上記移動局が上記基地局から送信されたプログラム修正情報を電源オフ時にも保持可能なメモリに保存し、
修正情報があるときは、上記移動局が機器の起動時に、ROMに記憶されたプログラムをRAMに転送した後、RAMに展開されたプログラム情報を上記メモリに記憶されたプログラム修正情報によって変更することを特徴とするプログラム動作変更方法。 - 請求項1に記載のプログラム動作変更方法において、
上記基地局がプログラム修正情報と、修正情報により動作を変更する動作変更指示情報を送信し、
上記移動局が上記動作変更指示情報を受信した場合にのみ、RAM内のプログラム情報を変更することを特徴とするプログラム動作変更方法。 - 請求項1に記載のプログラム動作変更方法において、
上記基地局がプログラム修正情報及び指定移動局情報を送信し、
上記移動局が、自局が上記基地局の指定移動局情報によって指定された移動局か否かを判断し、
自局が指定移動局のときのみ、RAM内のプログラム情報を変更することを特徴とするプログラム動作変更方法。 - 請求項1に記載のプログラム動作変更方法において、
上記基地局がプログラム修正情報及び指定エリア情報を送信し、
上記移動局が位置検出手段により検出した自局の位置により、自局が上記基地局の指定エリア情報によって指定されたエリア内にいるか否かを判断し、
指定エリア内にいるときのみ、RAM内のプログラム情報を変更することを特徴とするプログラム動作変更方法。 - 請求項1に記載のプログラム動作変更方法において、
上記移動局が移動局の機器の稼動状態に応じて、RAM内のプログラム情報を変更するか否かを決定することを特徴とするプログラム動作変更方法。 - 請求項1に記載のプログラム動作変更方法において、
上記移動局が位置検出手段により検出した自局の位置情報を上記基地局に送信し、
上記基地局が上記移動局からの位置情報に基づき所定のエリア内の移動局のみに、プログラム修正情報を送信することを特徴とするプログラム動作変更方法。 - 請求項1に記載のプログラム動作変更方法において、
上記移動局が移動局の機器の稼動状態情報を上記基地局に送信し、
上記基地局が上記移動局からの稼動状態情報に基づき所定の稼動状態の移動局のみに、プログラム修正情報を送信することを特徴とするプログラム動作変更方法。 - 請求項1に記載のプログラム動作変更方法において、
上記基地局がプログラム修正情報とともに、該当する修正プログラムの識別コードを送信し、
上記移動局がプログラム修正情報により動作している場合には、その修正情報の識別コードを上記基地局に送信することを特徴とするプログラム動作変更方法。 - 請求項1〜請求項8のいずれかに記載のプログラム動作変更方法において、
上記移動局が修正プログラムにより正常に起動、終了したか否かを判別し、正常に起動、終了していない場合には、当該修正プログラムによるプログラム変更を実行しないことを特徴とするプログラム動作変更方法。 - 請求項10に記載のプログラム動作変更方法において、
上記移動局が修正プログラムの識別コード毎に正常起動、終了を管理し、正常終了していないことを検知した場合には、当該識別コードの修正プログラムによるプログラム変更を実行しないことを特徴とするプログラム動作変更方法。 - 請求項1〜請求項8のいずれかに記載のプログラム動作変更方法において、
上記移動局がプログラムが正常に起動、終了したか否かを判別し、正常に起動、終了した場合には、上記基地局に起動、終了を通知し、
上記基地局が上記移動局の起動、終了通知により、移動局の異常終了を検知することを特徴とするプログラム動作変更方法。
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091117 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100309 |