JP5183238B2 - ルアーロック型流体コネクタ、内視鏡、及び雌型流体コネクタ - Google Patents

ルアーロック型流体コネクタ、内視鏡、及び雌型流体コネクタ Download PDF

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本発明は、ルアーロック型流体コネクタ、このルアーロック型流体コネクタを備える内視鏡、および雌型流体コネクタに関する。
医療用具、例えば注射器や内視鏡などには、他の医療用具と接続可能なルアーロック型流体コネクタが設けられ、該ルアーロック型流体コネクタを介して薬液、水、体液、空気などの流体を液漏れや空気漏れのない状態で流通させる。ルアーロック型流体コネクタの基本形状は、ISO 594に規定されている。
従来のルアーロック型流体コネクタ1は、例えば図10に示すように、オス型コネクタ3と、メス型コネクタ5とを備える。オス型コネクタ3は、外周面7aがテーパ状に形成されたノズル部7と、内周面に2条右雌ねじ9が形成されたカラー部11を備える。また、メス型コネクタ5は、テーパを有するテーパ孔13aを有すると共に、先端部に半径方向外方に突出する一対のオスねじ部13bが設けられたメス嵌合部13を備える。このオス型コネクタ3とメス型コネクタ5とは、ノズル部7をメス嵌合部13のテーパ孔13aに挿入・嵌合させた後、カラー部11を矢印方向に回転させることによって、2条右雌ねじ9を一対のオスねじ部13bに螺合させて結合するようになっている。
また、ブラスト処理によりルアーロック部内部を粗面とし、ルアーロック部に接合されるエクステンションチューブなどとの結合力を高めるようにしたプラスチックシリンジバレル及びその改良方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第99/49914号パンフレット
しかしながら、図10に示す従来のルアーロック型流体コネクタ1は、2条右雌ねじ9と一対のオスねじ部13bとの螺合だけによって結合されているので、予期せぬ外力が作用してカラー部11が左回転すると、ノズル部7とメス嵌合部13との嵌合が緩み、ノズル部7の外周面7aとテーパ孔13aとの間に隙間ができて流体漏れが生じたり、場合によってはメス型コネクタ5からオス型コネクタ3が外れる虞があった。
特に、内視鏡などに使用されるルアーロック型流体コネクタ1においては、オス型コネクタ3に軸線方向と交差する方向に送液チューブなどが配置されると、内視鏡の操作時に送液チューブなどに誤って触れたときに、カラー部11が回転してしまい、オス型コネクタ3とメス型コネクタ5との結合が緩む可能性があった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、従来のルアーロック機構を有する接続器具との互換性を維持したまま、ルアーロック部の緩みや外れを確実に防止して、信頼性の高いルアーロック型流体コネクタ、内視鏡、及び雌型流体コネクタを提供することを目的としている。
本発明の上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 雌型流体コネクタと、これにルアーロック機構によって係合する雄型流体コネクタとからなり、前記雌型流体コネクタ及び前記雄型流体コネクタの双方は、ともに6°のテーパ面を持つルアーロック型流体コネクタであって、
前記雌型流体コネクタが、中心に6°のテーパ面を持つ流路孔を有する連結用円筒部の先端で半径方向外側に突出しピッチ2.5mmの2条右雌ねじに螺合されるよう形成された第1の突起部と、前記連結用円筒部の前記第1の突起部よりも基端側でピッチ2.5mmの2条右雌ねじを有する雄型コネクタの動作する範囲の外側に前記第1の突起部の突出高さより高く形成された第2の突起部とを備え、
前記雄型流体コネクタが、先端側が前記流路孔に挿入される6°のテーパ面を持つノズル部、および前記ノズル部の基端側に固設され前記第1の突起部と係合するキー溝が形成されたカラー部を有する回転規制スリーブと、該回転規制スリーブの外側に回転自在に配置され内周面に前記第2の突起部が螺合する雌ねじ部を有する回転リングとを備え
前記6°のテーパ面を持つノズル部が前記6°のテーパ面を持つ流路孔に接続されることを特徴とするルアーロック型流体コネクタ。
上記構成のルアーロック型流体コネクタによれば、カラー部のキー溝に第1の突起部を係合させながら雄型流体コネクタのノズル部を雌型流体コネクタの流路孔に挿入・嵌合することによって、雌型流体コネクタと雄型流体コネクタとの相対回転が確実に防止される。更にこの状態で、回転リングを回転させて第2の突起部を雌ねじ部に螺合させることにより、雌型流体コネクタの流路孔と雄型流体コネクタのノズル部とを密接させて結合することができる。
従って、雄型流体コネクタに回転方向の力が作用しても、雌型流体コネクタと雄型流体コネクタとの結合が緩むことがなく、液漏れや気体漏れのない状態での接続が維持され、信頼性の高いルアーロック型流体コネクタが得られる。雌型流体コネクタと雄型流体コネクタとの結合の解除は、回転リングを意図的に回転させることによってのみ可能となる。
また、上記構成のルアーロック型流体コネクタによれば、連結用円筒部の流路孔の内周面と、ノズル部の外周面とが互いに密接するテーパ面で形成されているので、液漏れや気体漏れのない状態で雌型流体コネクタと雄型流体コネクタとを接続することができる。
また、上記構成のルアーロック型流体コネクタによれば、第2の突起部が連結用円筒部の直径方向に一対形成され、回転リングの雌ねじ部が二条ねじからなるので、本発明のルアーロック型流体コネクタの雌型流体コネクタと雄型流体コネクタとを、従来のルアーロック機構と同様に、容易且つ確実に接続することができる。
(2) (1)記載のルアーロック型流体コネクタであって、
前記第1の突起部は、前記連結用円筒部の直径方向に一対が形成されているルアーロック型流体コネクタ。
上記構成のルアーロック型流体コネクタによれば、第1の突起部は、連結用円筒部の直径方向に一対が形成されているので、従来のルアーロック機構を備える接続器具(雄型流体コネクタ)をそのまま本発明の雌型流体コネクタに接続することができる。これにより、本発明のルアーロック型流体コネクタと、従来のルアーロック機構を備える接続器具との互換性が保たれて、利便性を大幅に向上させることができる。
) 操作部と、該操作部から延長された挿入部と、前記操作部に配置され前記挿入部の内部に延設した少なくとも一つのチャネルと連通する開口端と、を備えた内視鏡であって、
前記開口端に配設される流体コネクタが、(1)又は(2)記載のルアーロック型流体コネクタである内視鏡。
上記構成の内視鏡によれば、内視鏡の開口端に配設される流体コネクタが、本発明のルアーロック型流体コネクタであるので、流体コネクタの軸線方向と交差する方向に配置される送液チューブなどに誤って触れても、雌型流体コネクタと雄型流体コネクタとが相対回転することがなく、従って、信頼性の高い、且つ操作性に優れた内視鏡を提供することができる。
(1)又は(2)記載のルアーロック型流体コネクタに用いられる前記雌型流体コネクタ。
上記構成の雌型流体コネクタによれば、第1の突起部を雄型流体コネクタ側に回転不能に係合させながら雄型流体コネクタのノズル部を雌型流体コネクタの流路孔に挿入・嵌合することによって、雌型流体コネクタと雄型流体コネクタとの相対回転が確実に防止される。更にこの状態で、第2の突起部を雄型流体コネクタ側に螺合させることにより、雌型流体コネクタの流路孔と雄型流体コネクタのノズル部とを密接させて結合することができる。また、第1の突起部は、従来の雄型のルアー接続器具と接続可能に互換性が維持されるので、利便性を向上させることができる。
本発明のルアーロック型流体コネクタによれば、カラー部のキー溝に第1の突起部を係合させながら雄型流体コネクタのノズル部を雌型流体コネクタの流路孔に挿入・嵌合した後、回転リングを回転させて第2の突起部を雌ねじ部に螺合させて雌型流体コネクタと雄型流体コネクタとが結合される。これによって雌型流体コネクタと雄型流体コネクタとの相対回転が確実に防止されて、雄型流体コネクタに回転方向の力が作用しても、雌型流体コネクタと雄型流体コネクタとの結合が緩むことはなく、液漏れや気体漏れのない状態での接続を維持することができる。従って、極めて信頼性の高いルアーロック型流体コネクタを提供することができる。
以下、本発明に係るルアーロック型流体コネクタの好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、ここでは、ルアーロック型流体コネクタを内視鏡の鉗子挿入部に適用した例について説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る内視鏡の全体構成図、図2は鉗子挿入部に配設されたルアーロック型流体コネクタの図1におけるA−A断面図である。
図1に示すように、内視鏡100は、操作部21と、この操作部21に連設され、体腔内に挿入される挿入部23とを備える。操作部21には、ユニバーサルケーブル25が接続され、このユニバーサルケーブル25の先端に不図示のライトガイドコネクタが設けられる。ライトガイドコネクタは光源装置に着脱自在に連結され、これによって挿入部先端23aの照明光学系に照明光が送られる。また、ライトガイドコネクタには、電気コネクタが接続され、この電気コネクタが画像処理を行うプロセッサに着脱自在に連結される。
操作部21には、送気・送水ボタン27、吸引ボタン29、シャッターボタン31、および機能切替ボタン33が並設されるとともに、一対の操作手段であるアングルつまみ35,36が設けられる。操作部21には、挿入部23側へ連設された連設部39が形成され、この連設部39には開口端としての鉗子挿入部41が設けられている。鉗子挿入部41は、挿入部23の内部に延設されたチャネル43(図2参照)と連通しており、鉗子等の処置具(図示せず)を挿入することによって、この処置具を挿入部先端23aの不図示の鉗子口から導出させる。
挿入部23は、被験者の体腔内に挿入されるものであり、操作部21側から軟性部51、湾曲部53、および先端硬質部55とに分かれている。先端硬質部55には、照明部と観察部とからなる内視鏡観察手段(図示せず)が設けられている。湾曲部53は、操作部21に装着されたアングルつまみ35,36を操作することによって、先端硬質部55を破線で示すように所望の方向に向けることができる。
図3は鉗子挿入部に配設されたルアーロック型流体コネクタの分解斜視図である。ルアーロック型流体コネクタ200は、鉗子挿入部41の開口孔57に装着される雌型流体コネクタ61と、これと嵌合する雄型流体コネクタ63とを備え、雌型流体コネクタ61,雄型流体コネクタ63の順に鉗子挿入部41に取り付けられる。以下、これら雌型流体コネクタ61,雄型流体コネクタ63を順次説明する。
図4(a)は雌型流体コネクタの外観斜視図、(b)は(a)におけるB矢視図である。
雌型流体コネクタ61は、鉗子挿入部41の開口孔57に嵌合する大径部65と、小径の連結用円筒部67とが一体に形成され、軸方向に貫通する流路孔69が中心に形成された円筒状部材である。連結用円筒部67に形成された流路孔69は、その内周面が、例えば6°のテーパ面71を有するテーパ孔となっている。
大径部65の外周面には、固定用ねじ73や0リング溝75などが形成されている。また、連結用円筒部67の先端には、一対の第1のルアー突起部(第1の突起部)77が半径方向外側に突出して180°の位相で形成されている。第1のルアー突起部77よりも基端側の連結用円筒部67には、一対の第2のルアー突起部(第2の突起部)79が、半径方向外側に突出して180°の位相で形成されている。第2のルアー突起部79の外径D2は、第1のルアー突起部77の外径D1よりも大きく(D2>D1)形成されている。
一対の第1のルアー突起部77の形状は、ISO 594/2に規定されているメス型テーパ円錐形ロック接続器具のラグ(ねじ部の一部)と同一形状とされている。第2のルアー突起部79の形状は、後述するルアー回転リング85の雌ねじ部103に螺合する形状であれば任意の形状とすることができるが、ISO 594/2に規定されているラグ(ねじ部の一部)に準拠した形状とすることが望ましい。
また、図中、第1のルアー突起部77と第2のルアー突起部79との配置の位相は90°異なる位相に形成されているが、これに限らず任意の位相とすることができる。
このような雌型流体コネクタ61は、Oリング81を介して鉗子挿入部41の開口孔57に挿入して装着される。
一方、オス型コネクタである雄型流体コネクタ63は、回転規制スリーブ83と、ルアー回転リング(回転リング)85とを備える。図5(a)に回転規制スリーブの外観斜視図、(b)に(a)におけるC矢視図を、図6にルアー回転リングの縦断面図を示した。
図2、図3および図5に示すように、回転規制スリーブ83は、略中空円筒状に形成された部材であり、先端側に設けられたノズル部87と、このノズル部87の基端側に固設されたカラー部89とを有し、中心に流路孔91が貫通して形成されている。
ノズル部87は、雌型流体コネクタ61の流路孔(テーパ孔)69に挿入され嵌合する部分であり、ノズル部87の外周面93は、雌型流体コネクタ61の流路孔(テーパ孔)69と同じテーパ、例えば6°のテーパ面となっている。これにより、雌型流体コネクタ61と雄型流体コネクタ63とが結合されたとき、ノズル部87の外周面93と雌型流体コネクタ61の流路孔(テーパ孔)69とが密接し、流体の漏れが防止される。
カラー部89は、回転規制スリーブ83の軸方向略中央部に設けられた鍔部95の外周から軸方向と平行に延出して一体に形成されたリング部97を有する。リング部97には、180°の位相で一対のキー溝99が形成されている。キー溝99の幅Wは、第1のルアー突起部77の幅と等しいか、わずかに大きくなっており、雌型流体コネクタ61と雄型流体コネクタ63とが結合されるとき、キー溝99に第1のルアー突起部77が係合して相対的な回転が阻止される。カラー部89の外径は、ルアー回転リング85の最小内径より大きくされている。また、回転規制スリーブ83の後端側(ノズル部87と反対側)は、大径とされて後述するL型アダプタリング105の雌ねじ107(図3参照)に螺合する雄ねじ101が形成されている。
図6に示すように、ルアー回転リング85は、内周面に雌ねじ部である2条右雌ねじ103が形成されている。2条右雌ねじ103の形状は、第2のルアー突起部79と螺合可能な、例えばピッチ2.5mmの雌ねじである。2条右雌ねじ103の形状は、第2のルアー突起部79に螺合可能な形状であれば任意の形状とすることができるが、ISO 594/2に準拠した形状とすることが望ましい。
また、回転規制スリーブ83は、図2および図3に示すように、後端側(カラー部89のノズル部87と反対側)にルアー回転リング85を回転自在に取り付けられている。接着剤が塗布された雄ねじ101をL型アダプタリング105の雌ねじ107に螺合して接着・固定することで、ルアー回転リング85は、一体に接着・固定された回転規制スリーブ83およびL型アダプタリング105に対して回転自在に介装される。
L型アダプタリング105は、軸方向に形成された貫通穴109と、該貫通穴109に連通して半径方向に形成された分岐孔111とを有し、貫通穴109にはスリーブ113が固着され、分岐孔111には補助スリーブ115が固着されている。スリーブ113の軸方向に形成された貫通穴117(図2参照)には、補助スリーブ115に連通する横穴119が形成されている。
補助スリーブ115には、エクステンションチューブ121などが接続される。また、鉗子挿入部41の不使用時には、スリーブ113の先端に鉗子栓(図示せず)が装着されて、貫通穴117が閉鎖される。
次に、図7および図8を参照して本実施形態のルアーロック型流体コネクタ200の接続の際の作用を説明する。
図7(a),(b),(c)は雌型流体コネクタと雄型流体コネクタとを結合する状態を作業順に示す断面図、図8(a),(b),(c)はそれぞれ図7(a),(b),(c)に対応する状態の雌型流体コネクタと雄型流体コネクタの要部斜視図である。なお、説明の都合上、図7には第1のルアー突起部を仮想線で示して第1および第2のルアー突起部を同一図面上に示す。また、理解を容易にするため図8には図7に示すルアーロック型流体コネクタの要部のみを示す。
まず、図7(a)および図8(a)に示すように、雌型流体コネクタ61の流路孔(テーパ孔)69に、雄型流体コネクタ63の回転規制スリーブ83のノズル部87を対向させて結合の準備をする。このとき、雌型流体コネクタ61に設けられた一対の第1のルアー突起部77と、回転規制スリーブ83のカラー部89に設けられた一対のキー溝99とが、同じ位相となるように配置する。
そして、図7(b)および図8(b)に示すように、キー溝99にルアー突起部77を係合させながら、ノズル部87を流路孔69に挿入する。このように、キー溝99にルアー突起部77が係合することによって、雌型流体コネクタ61に対して回転規制スリーブ83、換言すれば雄型流体コネクタ63(ルアー回転リング85を除く)の回転が規制される。
ノズル部87が流路孔69へ挿入されることに伴って、雌型流体コネクタ61の連結用円筒部67は、ルアー回転リング85の2条右雌ねじ103内に挿入されるが、一対のルアー突起部77の直径D1より2条右雌ねじ103の内径の方が大きいので、相互に干渉することなく挿入される。
次いで、図7(c)および図8(c)に示すように、ルアー回転リング85を右回転させると、ルアー回転リング85の2条右雌ねじ103に回転規制スリーブ83の一対の第2のルアー突起部79が螺合し、回転規制スリーブ83が雌型流体コネクタ61方向に移動する。これによって、雌型流体コネクタ61のテーパ孔(流路孔)69と、回転規制スリーブ83のノズル部87のテーパ面が密接し、雌型流体コネクタ61と雄型流体コネクタ63とが気密状態で結合される。
このように、雌型流体コネクタ61と雄型流体コネクタ63とは、キー溝99にルアー突起部77が係合し、更に雌型流体コネクタ61のテーパ孔(流路孔)69と回転規制スリーブ83のノズル部87とがテーパ面で密接しているので、相対回転が阻止され、且つ気密状態で結合される。
次に、内視鏡100の鉗子挿入部41に装着された上記構成の雌型流体コネクタ61に、従来構造のルアーロック機構を有するオス型コネクタ3(図10参照)が接続される状態について、図9を参照して説明する。図9は本発明に係る雌型流体コネクタに、従来のルアーロック機構を有するオス型コネクタが接続される状態を示す斜視図である。
図9に示すように、本発明の雌型流体コネクタ61と、従来のルアーロック機構を有するオス型コネクタ3を対向させて、雌型流体コネクタ61の流路孔(テーパ孔)69にオス型コネクタ3のノズル部7を挿入・嵌合させた後、カラー部11を右回転させて、2条右雌ねじ9を一対の第1のルアー突起部77に螺合させて結合する。
オス型コネクタ3の2条右雌ねじ9と、本発明の雌型流体コネクタ61の第1のルアー突起部77とは、いずれもISO 594/2に規定された形状に準拠して形成されているので接続の互換性を有し、共通に螺合・結合することができる。なお、この結合終了時においても、カラー部11が雌型流体コネクタ61の第2のルアー突起部79の位置に達することはなく、従って第2のルアー突起部79は干渉することがない。
本実施形態のルアーロック型流体コネクタ200によれば、キー溝99に第1のルアー突起部77が係合することによって、雌型流体コネクタ61に対する回転規制スリーブ83、換言すれば雄型流体コネクタ63の回転が規制されるので、雄型流体コネクタ63から半径方向に突出して設けられたエクステンションチューブなどに誤って接触したり、雄型流体コネクタ63に回転方向の力が作用しても、ルアーロック型流体コネクタ200の結合が緩んだり、外れたりすることが防止される。これにより、信頼性が高く、内視鏡などに適用するのに好適なルアーロック型流体コネクタ200が得られる。
更に、従来のルアーロック機構との完全互換性が維持されているので、従来のオス型ルアー接続器具を本発明のルアー接続器具である雌型流体コネクタに接続することができ、利便性を向上させることができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。例えば、第1および雄型流体コネクタのロック結合は、ルアー回転リングの2条右雌ねじと、雌型流体コネクタに設けられた一対の第2のルアー突起部とからなるルアーロック機構で行うように説明したが、必ずしもルアーロック機構とする必要はなく、任意のロック機構を用いることができる。
また、本発明においては、ルアーロック型流体コネクタは内視鏡の鉗子挿入部に適用されたものとして説明したが、これに限定されるものではなく、密接状態での接続が要求される任意の流体コネクタにも同様に適用することができる。
本発明の実施の形態に係る内視鏡の全体構成図である。 図1に示す内視鏡の鉗子挿入部に配設されたルアーロック型流体コネクタのA−A断面図である。 鉗子挿入部に配設されたルアーロック型流体コネクタの分解斜視図である。 (a)は雌型流体コネクタの外観斜視図、(b)は図4(a)におけるB矢視図である。 (a)は回転規制スリーブの外観斜視図、(b)は図5(a)におけるC矢視図である。 ルアー回転リングの縦断面図である。 (a),(b),(c)は雌型流体コネクタと雄型流体コネクタとを結合する状態を作業順に示す断面図である。 (a),(b),(c)はそれぞれ図7(a),(b),(c)に対応する状態の雌型流体コネクタと雄型流体コネクタの要部斜視図である。 本発明の雌型流体コネクタに、従来のルアーロック機構を有するコネクタが接続される状態を示す斜視図である。 従来のルアーロック機構を有するメス型コネクタとオス型コネクタとが結合する状態を作業順に示す断面図である。
符号の説明
21 操作部
23 挿入部
41 鉗子挿入部(開口端)
43 チャネル
61 雌型流体コネクタ
63 雄型流体コネクタ
67 連結用円筒部
69 流路孔
71 テーパ面(流路孔の内周面)
77 第1のルアー突起部
79 第2のルアー突起部
83 回転規制スリーブ
85 ルアー回転リング
87 ノズル部
89 カラー部
93 ノズル部の外周面
99 キー溝
100 内視鏡
103 雌ねじ部(二条ねじ)
200 ルアーロック型流体コネクタ

Claims (4)

  1. 雌型流体コネクタと、これにルアーロック機構によって係合する雄型流体コネクタとからなり、前記雌型流体コネクタ及び前記雄型流体コネクタの双方は、ともに6°のテーパ面を持つルアーロック型流体コネクタであって、
    前記雌型流体コネクタが、中心に6°のテーパ面を持つ流路孔を有する連結用円筒部の先端で半径方向外側に突出しピッチ2.5mmの2条右雌ねじに螺合されるよう形成された第1の突起部と、前記連結用円筒部の前記第1の突起部よりも基端側でピッチ2.5mmの2条右雌ねじを有する雄型コネクタの動作する範囲の外側に前記第1の突起部の突出高さより高く形成された第2の突起部とを備え、
    前記雄型流体コネクタが、先端側が前記流路孔に挿入される6°のテーパ面を持つノズル部、および前記ノズル部の基端側に固設され前記第1の突起部と係合するキー溝が形成されたカラー部を有する回転規制スリーブと、該回転規制スリーブの外側に回転自在に配置され内周面に前記第2の突起部が螺合する雌ねじ部を有する回転リングとを備え
    前記6°のテーパ面を持つノズル部が前記6°のテーパ面を持つ流路孔に接続されることを特徴とするルアーロック型流体コネクタ。
  2. 請求項1記載のルアーロック型流体コネクタであって、
    前記第1の突起部は、前記連結用円筒部の直径方向に一対が形成されているルアーロック型流体コネクタ。
  3. 操作部と、該操作部から延長された挿入部と、前記操作部に配置され前記挿入部の内部に延設した少なくとも一つのチャネルと連通する開口端と、を備えた内視鏡であって、
    前記開口端に配設される流体コネクタが、請求項1又は請求項2記載のルアーロック型流体コネクタである内視鏡。
  4. 請求項1又は請求項2記載のルアーロック型流体コネクタに用いられる前記雌型流体コネクタ。
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