JP5182591B2 - インストルメントパネル - Google Patents

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Description

本発明は、乗用車などのインストルメントパネルに関する。
乗用車等のインストルメントパネルの板厚を薄くしていくと、インストルメントパネルの剛性が落ちるため、インストルメントパネルの裏面をリブ等で補強するなどの対策がなされている。
しかしながら、上記の対策によると、インストルメントパネルの表面(意匠面)に成形不良による「ひけ」が発生し、インストルメントパネルの意匠表面の品質に問題を生じる。
この「ひけ」の問題は、薄肉のインストルメントパネルで顕著になる。
したがって、意匠面の品質を確保しつつ、薄肉のインストルメントパネルの意匠面の裏面に補強部を射出成形により一体に形成するのは、極めて困難であった。その反面、インストルメントパネルを別部品で補強しようとすると、補強材を別個に作成してインストルメントパネルに組み付けなければならないので、組み付け工数が増え製造コストが上昇するという問題があった。
このような問題を解決するために、特許文献1では、インストルメントパネルのメータフード部にインテグラルヒンジを介した補強用突片を設けるとともに、メータフード部の裏面に係合突起を設けて、係合突片を係合突起に固定することによって補強するインストルメントパネルを提案している。
しかしながら、上記特許文献1に示される構造では、メータフード部の裏面に係合突起を一体形成しているため、インストルメントパネルの意匠面に成形不良による「ひけ」が発生することを防止するには十分ではなかった。また、補強用突片を固定するための係合突起をメータフード部に設けるとともに補強用突片を係合突起に固定するための係合孔等の固定手段を係合突起に設けなければならないため、その構造が複雑であった。
特開平08−80763号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、インストルメントパネルの意匠面となるアッパパネル表面に成形不良による「ひけ」などの外観不良を生じることがなく、簡単な構造でアッパパネルの剛性を高くすることができるインストルメントパネルを提供することを課題とする。
本発明のインストルメントパネルは、アッパパネルと、このアッパパネルの裏面に溶着されたダクトと、アッパパネルの裏面側にアッパパネルに対向して配置されたロアパネルと、このロアパネルの端部にインテグラルヒンジを介して一体成形された補強部とを備えている。
本発明のインストルメントパネルにおいては、インテグラルヒンジ部を回転中心として回転した補強部の自由端部がダクトの溶着部に係合されている。
ここで、補強部は、インテグラルヒンジ部に一体形成された本体部とこの本体部の自由端部にアッパパネルの裏面に沿って延び裏面に当接する係合部とを有する。また、ダクトは、アッパパネルに溶着される溶着部に前記係合部が嵌入する係合凹部を有する。
本発明のインストルメントパネルは、アッパパネル側に係合突起を一体形成する必要がないので、成形時に発生するヒケによって意匠面の意匠性を損なうことがない。また、ダクトによる補強と補強部による補強とが相まって、アッパパネルの十分な手押し剛性を得ることができる。
本発明の実施の形態におけるインストルメントパネルの使用状態を示す斜視図である。 図1のI−I断面におけるインストルメントパネルの要部断面図である。 ダクト溶着部(係合凹部)と補強部自由端部(係合部)との態様を説明する拡大斜視図である。 図1のI−I断面におけるインストルメントパネルの要部断面図である。 図4のA部拡大図である。
以下、本発明のインストルメントパネルの好適な一実施の形態について図1〜5を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態におけるインストルメントパネルの使用状態を示す斜視図であり、図2は、組み付け前のインストルメントパネルのI−I断面における要部断面図である。図3は、係合するダクトの溶着部(係合凹部)と補強部自由端部(係合部)との態様を説明する拡大斜視図である。図4は、組み付け後のインストルメントパネルのI−I断面における要部断面図である。図5は、ダクトと補強部とを係合してアッパパネルに組み付けた係合部(図4のA部)の断面拡大図である。
インストルメントパネル1は、アッパパネル10と、ロアパネル20と、ダクト30と、補強部40とを備えている。
アッパパネル10は、樹脂製であって射出成形により一体に形成されており、車両後方(図中右方向)に湾曲して延びる薄肉の板状を呈している。アッパパネル10の表面はインストルメントパネル1の意匠面となっている。アッパパネル10の肉厚は1.5mm〜2.0mmが好ましい。アッパパネル10の肉厚が厚すぎるとインストルメントパネルの重量増加となり、薄すぎると強度不足となる。
インストルメントパネル1には、車幅方向(左右方向)の両端部と中央部との適宜の位置に、空気の吹き出し口50が設けられている。そして、アッパパネル10の裏側には、図示しない空調装置のブロワから送られてくる空気を各吹き出し口50に導く通風ダクト30が配設されている。この通風ダクト30は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂をブロー成形することにより形成された筒状体からなり、その内部空間が通風路32となっている。
通風ダクト30には、通風ダクト30をアッパパネル10の裏面10aに溶着固定する溶着腕34が一体に形成されている。溶着腕34は一端側で通風ダクト30に接続しアッパパネル10の裏側へ延びる腕部342と、腕部342の他端側に屈曲して設けられアッパパネル10の裏面10aに沿って後方へ延びる溶着部344とからなる。また、溶着腕34にはその剛性を高めるためにリブ348が形成されている。
図3に示すように、溶着部344の端部には係合凹部346が、補強部40に対応する適宜の部位に後方へ開口するように下方へ突出して形成されている。アッパパネル10の裏面10aに対向する溶着部表面344aには、係合凹部346を取り囲むように溶着突起348が形成されている。
アッパパネル10の裏面側には、間隔をおいて対向して配置されたロアパネル20とロアパネル20の端部にインテグラルヒンジ部42を介して一体形成された板状の補強部40が配置されている。
補強部40は、インテグラルヒンジ部42に一体形成された本体部44と本体部44の他端側(自由端側)にアッパパネル10の裏面10aに沿って前方へ延びるように屈曲して設けられた係合部46とからなる。補強部40にはその剛性を高めるために本体部44と係合部46とを繋ぐようにリブ48が形成されている。
ロアパネル20とインテグラルヒンジ部42および補強部40は、樹脂製であって射出成形により一体に形成されている。ロアパネル20と補強部40の肉厚は1.5mm〜2.0mmが好ましい。これらの肉厚が厚すぎるとインストルメントパネル1の重量増加となり、薄すぎると強度不足となる。
インテグラルヒンジ部42は、ロアパネル20と補強部40の境目に形成されている。インテグラルヒンジ部42の肉厚は、破断しない範囲でロアパネル20および補強部40の肉厚よりも薄く設定されている。このため、インテグラルヒンジ部42を回転中心として補強部40を上方へ容易に回転することができる。補強部40は、上方へ回転することにより、図2に示す組み付け前の自由位置から図4に示すようにアッパパネル10を補強する補強位置へ変位することができる。
以上のように構成されるインストルメントパネル1は、次のようにして組み付けることができる。まず、通風ダクト30をアッパパネル10の裏面10aに振動溶着する。次に、ロアパネル20を所定の部位に配置し、補強部40をインテグラルヒンジ部42を回転中心として反時計回りに回転する。そして、アッパパネル10と溶着部344の係合凹部346とで形成された空隙へ補強部40の係合部46を嵌入する。溶着部344の係合凹部346に補強部40の係合部46を嵌入することにより、図5に示すように係合部46の上面46aがアッパパネル10の裏面10aに当接する。同時に係合部46はアッパパネル10と通風ダクト30の溶着部344とによって挟持され、補強部40は通風ダクト30の溶着部344に係合される。
従って、本実施形態のインストルメントパネル1によれば、アッパパネル10側に係合突起を一体形成する必要がないので、成形時に発生するヒケによって意匠面の意匠性を損なうことがない。また、補強部40と通風ダクト30による補強とにより、アッパパネル10の十分な手押し剛性を得ることができる。また、係合部46はアッパパネル10と通風ダクト30の溶着部344とによって挟持されているので、アッパパネルの裏面10aとの打音による騒音が発生しない。さらに、補強部40はその係合部46を係合凹部346に嵌入することで通風ダクト30に固定されるので、補強部40の先端部(係合部46)をアッパパネル10の裏面10aに固定する接着などの固定作業を必要としない。従って、補強部40の組み付け作業性を向上することができる。
本発明のインストルメントパネル1は、上記の実施の形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で変更することができる。例えば、実施形態のインストルメントパネル1では、アッパパネル10と通風ダクト30とを振動溶着する溶着突起を、半球形状の突起群としたが、溶着突起の形状には制限はなく、一般的に用いられる板状のリブとしてもよい。
また、実施の形態では、アッパパネル10に通風ダクト30を振動溶着した後に補強部30を係合するようにしたが、補強部40を通風ダクト30の係合凹部346に係合してから、通風ダクト30をアッパパネル10に振動溶着してもよい。アッパパネル10と通風ダクト30とは相対的に左右方向に振動させて溶着されるので、この場合には、係合凹部346の左右方向の長さw1を補強部40の係合部46の左右方向の長さw2よりも振動溶着の振幅分長く設定することが望ましい。例えば、±2mmの振幅を与えて溶着する場合には、係合凹部346の長さw1は係合部46の長さw2よりも少なくとも4mm広くなるように設定するとよい。これによりインテグラルヒンジ部42の切れの発生を回避することができる。
本発明のインストルメントパネルは、乗用車などのインストルメントパネルに好適に用いることができる。
1:インストルメントパネル 10:アッパパネル 20:ロアパネル 30:通風ダクト 34:溶着腕 344:溶着部 346:係合凹部 348:溶着突起 40:補強部 42:インテグラルヒンジ部 44:本体部 46:係合部 50:吹き出し出口50

Claims (1)

  1. アッパパネルと、該アッパパネルの裏面に溶着されたダクトと、該アッパパネルの裏面側に該アッパパネルに対向して配置されたロアパネルと、該ロアパネルの端部にインテグラルヒンジを介して一体成形された補強部とを備え、
    前記インテグラルヒンジ部を回転中心として回転した前記補強部の自由端部が前記ダクトの溶着部に係合され
    前記補強部は、前記インテグラルヒンジ部に一体形成された本体部と、該本体部の自由端部に前記アッパパネルの裏面に沿って延び該裏面に当接する係合部とを有し、
    前記ダクトは、前記アッパパネルに溶着される前記溶着部に前記係合部が嵌入する係合凹部を有することを特徴とするインストルメントパネル。
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