JP5182349B2 - 情報処理装置、情報処理システム、bios設定更新方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、bios設定更新方法およびプログラム Download PDF

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本発明は、BIOSの設定に基づいてOSを起動する情報処理装置、情報処理システム、当該情報処理装置のBIOS設定更新方法およびプログラムに関する。
BIOS(Basic Input/Output System)は、コンピュータ等の情報処理装置が、当該情報処理装置に接続された周辺機器を制御するためのファームウェアである。このBIOSは、一般に、ブートファイル(Boot File)の選択やコア数の設定など、OS(Operating System)の起動に必要な処理を行う。そのため、情報処理装置のユーザあるいは管理者等が、ブートファイルの指定やコア数の設定などのBIOS設定を更新(以下では「BIOSセットアップ」と称する)する場合は、OSの起動前に行う必要がある。従って、OSが既に動作している場合は、情報処理装置を再起動(リブート、Reboot)させてOSの起動前にBIOSセットアップを行う必要がある。この、BIOSセットアップを行うための情報処理装置の再起動時間は、ダウンタイム(Down Time、ユーザが情報処理装置を利用できない時間)となる。
なお、BIOS等の設定に関連して、特許文献1では、BIOSセットアップ対象のパーソナルコンピュータ装置が、電源投入後にサーバコンピュータ装置と接続し、サーバコンピュータ装置からパーソナルコンピュータ装置のBIOSセットアップを変更するBIOSセットアップ方法が示されている。
このBIOSセットアップ方法によれば、システム管理者がサーバコンピュータ装置から直接BIOSセットアップを行えるので、パーソナルコンピュータのユーザがBIOSセットアップを確認・変更するための操作に不慣れであっても、設定の更新を素早く行うことができ、また、ユーザによる誤ったBIOSセットアップを防ぐことができるとされている。
また、特許文献2では、管理者コンピュータにて管理者がコンピュータの設定内容を指定し、設定すべきローカルコンピュータを選択すると、選択された全てのローカルコンピュータの設定内容を、指定された内容に変更するリモート設定方法が示されている。
この方法によれば、複数のコンピュータに対して一括設定を行うことができ、パーソナルコンピュータを管理、運用する場合の負担を軽減できるとされている。
また、特許文献3では、計算機サーバ・システムが、現用のフラッシュメモリと予備用のフラッシュメモリとを有し、更新されるファームウェアが予備用のフラッシュメモリに書き込まれると、システムを再起動し、現用と予備用とを切り換えるファームウェア・アップデート方法が示されている。
この方法によれば、予備用のフラッシュメモリにファームウェアの書き込みが行われるので、稼働中のシステムに影響を与えることなくファームウェアをアップデートできるとされている。
特開2001−325171号公報 特開2000−35947号公報 特開2006−260058号公報
上述のように、BIOSセットアップの際の情報処理装置の再起動時間は、ダウンタイムとなる。
ここで、ユーザ等のBIOS設定更新者が、情報処理装置の起動時にBIOSセットアップ操作を行うようにすれば、BIOSセットアップのために再起動を行う必要は無くなり、ダウンタイムの増大を抑制できる。しかし、この場合、BIOS設定更新者がBIOSセットアップ操作を行えるタイミングが制限されてしまう。さらには、BIOS設定更新者が思い立ったときにBIOSセットアップ操作を行えないことで、BIOSの設定更新をし忘れてしまうおそれがある。
また、特許文献1および特許文献2には、BIOSセットアップ操作を行う際の情報処理装置の再起動を不要とする技術は開示されておらず、これらの特許文献に記載の技術では、BIOS設定更新者が、自身に都合の良いタイミングでBIOSの設定を参照しながらBIOSセットアップ操作を行い、かつ、ダウンタイムの増大を抑制することはできない。
また、特許文献3に記載の方法は、ファームウェアが格納された既存のファイルを読み込んでファームウェアをアップデートするものであり、特許文献3に記載の技術をBIOSセットアップに適用しても、BIOS設定更新者が、自身に都合の良いタイミングでBIOSの設定を参照しながらBIOSセットアップ操作を行い、かつ、ダウンタイムの増大を抑制することはできない。また、特許文献3には、現用のフラッシュメモリと予備用のフラッシュメモリとを切り換える方法は開示されておらず、特許文献3に記載の技術のみから現用のフラッシュメモリと予備用のフラッシュメモリとの切換を実現することはできない。
本発明は、上述の課題を解決することのできる情報処理装置、情報処理システム、BIOS設定更新方法およびプログラムを提供することを目的としている。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による情報処理装置は、BIOSの設定に基づいてOSを起動する情報処理装置であって、前記BIOSの設定を示すデータであるBIOS設定データを記憶するBIOS設定データ記憶部と、前記BIOS設定データのコピーであるコピーデータを記憶するコピーデータ記憶部と、前記BIOS設定データおよび前記コピーデータの更新状況を示す更新情報を記憶する更新情報記憶部と、前記BIOS設定データの更新操作を受け付ける操作部と、前記操作部の受け付ける前記BIOS設定データの更新操作に従って、前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データを更新するBIOS設定データ更新処理部と、前記コピーデータの更新指示を前記情報処理装置の外部から取得するコピーデータ更新指示取得部と、前記コピーデータ更新指示取得部の取得する前記コピーデータの更新指示に従って、前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータを更新するコピーデータ更新処理部と、前記情報処理装置の起動時に、前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データが前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータよりも新しいことを前記更新情報が示すときは、前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データを前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータにコピーし、前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータが前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データよりも新しいことを前記更新情報が示すときは、前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータを前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データにコピーするコピー処理部と、前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データを含む前記BIOSを実行するBIOS実行部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の一態様による情報処理システムは、BIOSの設定に基づいてOSを起動する情報処理装置と、前記情報処理装置のBIOSの更新設定を行うBIOS更新設定装置と、を具備する情報処理システムであって、前記情報処理装置は、前記BIOSの設定を示すデータであるBIOS設定データを記憶するBIOS設定データ記憶部と、前記BIOS設定データのコピーであるコピーデータを記憶するコピーデータ記憶部と、前記BIOS設定データおよび前記コピーデータの更新状況を示す更新情報を記憶する更新情報記憶部と、前記BIOS設定データの更新操作を受け付ける操作部と、前記操作部の受け付ける前記BIOS設定データの更新操作に従って、前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データを更新するBIOS設定データ更新処理部と、前記コピーデータを前記BIOS更新設定装置に送信し、前記BIOS更新設定装置から送信される前記コピーデータの更新指示を取得するコピーデータ更新指示取得部と、前記コピーデータ更新指示取得部の取得する前記コピーデータの更新指示に従って、前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータを更新するコピーデータ更新処理部と、前記情報処理装置の起動時に、前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データが前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータよりも新しいことを前記更新情報が示すときは、前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データを前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータにコピーし、前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータが前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データよりも新しいことを前記更新情報が示すときは、前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータを前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データにコピーするコピー処理部と、前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データを含む前記BIOSを実行するBIOS実行部と、を具備し、前記BIOS更新設定装置は、前記コピーデータ更新指示取得部から送信される前記コピーデータを表示する表示部と、前記コピーデータの更新操作を受け付ける操作部と、前記コピーデータの更新操作による更新内容を示す前記コピーデータの更新指示を前記コピーデータ更新指示取得部に送信する通信部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の一態様によるBIOS設定更新方法は、BIOSの設定に基づいてOSを起動する情報処理装置のBIOS設定データ更新方法であって、前記BIOSの設定を示すデータであるBIOS設定データの更新操作を受け付ける更新操作受付ステップと、前記更新操作受付ステップにて前記BIOS設定データの更新操作を受け付けると、当該更新操作に従って、前記BIOS設定データを更新するBIOS設定データ更新処理ステップと、前記BIOS設定データのコピーであるコピーデータの更新指示を前記情報処理装置の外部から取得するコピーデータ更新指示取得ステップと、前記コピーデータ更新指示取得ステップにて前記コピーデータの更新指示を取得すると、当該更新指示に従って、前記コピーデータを更新するコピーデータ更新処理ステップと、前記情報処理装置の起動時に、前記BIOS設定データが前記コピーデータよりも新しいことを、前記BIOS設定データおよび前記コピーデータの更新状況を示す更新情報が示すときは、前記BIOS設定データを前記コピーデータにコピーし、前記コピーデータが前記BIOS設定データよりも新しいことを前記更新情報が示すときは、前記コピーデータを前記BIOS設定データにコピーするコピー処理ステップと、前記BIOS設定データを含む前記BIOSを実行するBIOS実行ステップと、を具備することを特徴とする。
また、本発明の一態様によるプログラムは、BIOSの設定に基づいてOSを起動する情報処理装置に、前記BIOSの設定を示すデータであるBIOS設定データの更新操作を受け付ける更新操作受付ステップと、前記更新操作受付ステップにて前記BIOS設定データの更新操作を受け付けると、当該更新操作に従って、前記BIOS設定データを更新するBIOS設定データ更新処理ステップと、前記BIOS設定データのコピーであるコピーデータの更新指示を前記情報処理装置の外部から取得するコピーデータ更新指示取得ステップと、前記コピーデータ更新指示取得ステップにて前記コピーデータの更新指示を取得すると、当該更新指示に従って、前記コピーデータを更新するコピーデータ更新処理ステップと、前記情報処理装置の起動時に、前記BIOS設定データが前記コピーデータよりも新しいことを、前記BIOS設定データおよび前記コピーデータの更新状況を示す更新情報が示すときは、前記BIOS設定データを前記コピーデータにコピーし、前記コピーデータが前記BIOS設定データよりも新しいことを前記更新情報が示すときは、前記コピーデータを前記BIOS設定データにコピーするコピー処理ステップと、前記BIOS設定データを含む前記BIOSを実行するBIOS実行ステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、BIOS設定更新者が、自身に都合のよいタイミングでBIOSの設定を参照しながらBIOSセットアップ操作を行うことができ、かつ、BIOS設定更新対象の情報処理装置のダウンタイムの増大を抑制することができる。
本発明の一実施形態における本発明の一実施形態における情報処理システムの概略構成例を示すブロック図である。 同実施形態における更新フラグ記憶部の記憶する更新フラグの値の説明図である。 同実施形態において、BIOS設定データ更新処理部がBIOS設定データを更新する際の処理手順を示すフローチャートである。 同実施形態において、コピーデータ更新処理部がコピーデータを更新する際の処理手順を示すフローチャートである。 同実施形態において、更新対象コンピュータが起動する際の、BIOS起動時の処理手順を示すフローチャートである。 同実施形態における更新フラグ記憶部の記憶する更新有無フラグの値の説明図である。 同実施形態における更新フラグの他の例を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態における情報処理システムの概略構成例を示すブロック図である。同図において、情報処理システム1は、更新対象コンピュータ(情報処理装置)100と、遠隔操作側コンピュータ(BIOS設定更新装置)300とを具備する。更新対象コンピュータ100と遠隔操作側コンピュータ300とは、LAN(Local Area Network)等の通信経路で接続されている。また、更新対象コンピュータ100は、BIOS記憶部110と、BIOS実行部120と、BIOS設定データ更新処理部130と、操作部140と、表示部150と、コピー処理部160と、コピーデータ記憶部170と、更新フラグ記憶部(更新情報記憶部)180と、コピーデータ更新処理部190と、通信部(コピーデータ更新指示取得部)200とを具備する。BIOS記憶部110は、BIOS設定データ記憶部111を具備する。遠隔操作側コンピュータ300は、処理部330と、操作部340と、表示部350と、通信部400とを具備する。
更新対象コンピュータ100は、BIOS設定更新対象のコンピュータである。更新対象コンピュータ100は、BIOSの設定に基づいてOSを起動する。
BIOS記憶部110は、不揮発性のメモリにより実現され、プログラムとしてのBIOS(以下では「BIOSプログラム」と称する)を記憶する。BIOS設定データ記憶部111は、BIOS記憶部110の記憶するBIOSに含まれる設定パラメータ(BIOSの設定を示すデータ)であるBIOS設定データを記憶する。
BIOS実行部120は、BIOS記憶部110の記憶するBIOSプログラム(BIOS設定データ記憶部111の記憶するBIOS設定データを含む)を読み出し、読み出したBIOSプログラムを実行する(BIOSを起動する)。BIOS実行部120は、例えば、更新対象コンピュータ100の具備するCPUがBIOSプログラムを読み出して実行することにより実現される。
操作部140は、キーボードやマウス等の入力デバイスを具備し、更新対象コンピュータ100のユーザの操作を受け付ける。特に、操作部140は、ユーザによるBIOS設定データの更新操作を受け付ける。
表示部150は、液晶パネル等の表示画面を具備し、静止画やテキスト等を含む画像を表示する。特に、表示部150は、操作部140がBIOSセットアップを要求するユーザ操作を受け付けると、BIOS設定の内容を示すBIOSセットアップ画面を表示する。
BIOS設定データ更新処理部130は、操作部140の受け付けるBIOS設定データの更新操作に従って、BIOS設定データ記憶部111の記憶するBIOS設定データを更新する。
コピーデータ記憶部170は、不揮発性のメモリにより実現され、BIOS設定データのコピーであるコピーデータを記憶する。このコピーデータは、遠隔操作側コンピュータ300の操作部340が受け付ける更新操作に従って更新され、この更新内容は、更新対象コンピュータ100の次回起動時にBIOSの設定に反映される。
更新フラグ記憶部180は、不揮発性のメモリにより実現され、前記BIOS設定データ記憶部および前記コピーデータ記憶部のデータ更新状況を示す更新フラグを記憶する。なお、更新フラグは、本発明における更新情報の一具体例である。
通信部200は、遠隔操作側コンピュータ300から送信されるコピーデータの更新指示を取得する。具体的には、通信部200は、コピーデータ記憶部170の記憶するコピーデータを遠隔操作側コンピュータ300に送信し、遠隔操作側コンピュータ300の操作部340の受け付ける更新操作に従って更新されたコピーデータを、遠隔操作側コンピュータ300から受信する。
コピーデータ更新処理部190は、通信部200が遠隔操作側コンピュータ300から受信する、コピーデータの更新指示に従って、前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータを更新する。具体的には、コピーデータ更新処理部190は、操作部340の受け付ける更新操作に従って更新されたコピーデータが通信部200から出力されると、当該更新されたコピーデータを、コピーデータ記憶部170の記憶するコピーデータに上書きする。コピーデータ更新処理部190は、例えば、更新対象コンピュータ100の各部の監視および制御を行うファームウェアであるBMC(Baseboard Management Controller)の1機能として実現される。
コピー処理部160は、情報処理装置の起動時において、OSの起動前に、更新フラグ記憶部180の記憶する更新フラグに応じて、BIOS設定データ記憶部111の記憶するBIOS設定データの内容と、コピーデータ記憶部170の記憶するコピーデータの内容とを一致させるコピー処理を行う。
具体的には、コピー処理部160は、更新フラグが、BIOS設定データ記憶部111の記憶するBIOS設定データが更新されていることを示すときは、BIOS設定データ記憶部111からBIOS設定データを読み出して、コピーデータ記憶部170の記憶するコピーデータにコピー(上書き)し(以下では、「BIOS設定データをコピーデータにコピーする」と称する)、更新フラグが、コピーデータ記憶部170の記憶するコピーデータが更新されていることを示すときは、コピーデータ記憶部170からコピーデータを読み出して、BIOS設定データ記憶部111の記憶するBIOS設定データにコピー(上書き)する(以下では、「コピーデータをBIOS設定データにコピーする」と称する)。
遠隔操作側コンピュータ300は、当該遠隔操作側コンピュータ300のユーザ(情報処理システム1の管理者)の操作に従って、コピーデータを更新する。
操作部340は、キーボードやマウス等の入力デバイスを具備し、管理者の操作を受け付ける。特に、操作部340は、コピーデータ記憶部170の記憶するコピーデータの更新操作を受け付ける。
表示部350は、液晶パネル等の表示画面を具備し、静止画やテキスト等を含む画像を表示する。特に、表示部350は、操作部340がコピーデータの更新を要求する管理者の操作を受け付けると、コピーデータの内容を示すコピーデータ更新画面を表示する。このコピーデータ更新画面は、例えばWeb画面にて構成される。
処理部330は、遠隔操作側コンピュータ300の各部の制御をはじめとする各種処理を行う。特に、処理部330は、コピーデータ記憶部170の記憶するコピーデータを通信部400を介して取得し、操作部340の受け付ける管理者の操作に従ってコピーデータを更新し、更新したコピーデータを通信部400を介して更新対象コンピュータ100に送信する。
通信部400は、更新対象コンピュータ100の通信部200と接続されて通信を行う。特に、通信部400は、コピーデータ記憶部170の記憶するコピーデータを通信部200から受信し、処理部330によって更新されたコピーデータを通信部200に送信する。
次に、図2を参照して更新フラグ記憶部180の記憶する更新フラグについて説明する。
図2は、更新フラグ記憶部180の記憶する更新フラグの値の説明図である。同図に示すように、更新フラグは「0」または「1」の何れかの値をとる。
BIOS設定データ更新処理部130は、BIOS設定データ記憶部111の記憶するBIOS設定データを更新すると、更新フラグの値を「0」に設定する。一方、コピーデータ更新処理部190は、コピーデータ記憶部170の記憶するコピーデータを更新すると、更新フラグの値を「1」に設定する。
従って、更新フラグの値「0」は、BIOS設定データがコピーデータよりも新しいデータである(コピーデータよりも後に更新されたデータである)ことを示す値であり、更新フラグの値「1」は、コピーデータがBIOS設定データよりも新しいデータである(BIOS設定データよりも後に更新されたデータである)ことを示す値である。
そこで、コピー処理部160は、更新対象コンピュータ100の起動時に、更新フラグの値が「0」である場合は、BIOS設定データをコピーデータにコピーし、更新フラグの値が「1」である場合は、コピーデータをBIOS設定データにコピーする。これにより、BIOS設定データとコピーデータとが同一内容となる。
次に、図3を参照して、BIOS設定データを更新する際の処理について説明する。
図3は、BIOS設定データ更新処理部130がBIOS設定データを更新する際の処理手順を示すフローチャートである。BIOS設定データ更新処理部130は、更新対象コンピュータ100の起動時(OS起動前の所定の期間)に、操作部140がBIOSセットアップを要求する操作(例えば、ファンクションキー「F10」の押下など、予め定められた操作)を受け付けると同図の処理を開始する。
BIOS設定データ更新処理部130は、まず、表示部150に所定のBIOSセットアップ画面を表示させ、BIOSのセットアップを開始する(ステップS101)。そして、BIOS設定データ更新処理部130は、操作部140の受け付けるユーザ操作に従って、BIOS設定データを更新する(ステップS102)。
BIOSセットアップが終了すると(例えば、表示画面上の「確定」ボタンがマウスクリックにより押下されると)、BIOS設定データ更新処理部130は、更新フラグ記憶部180の記憶する更新フラグの値を「0」に設定する(ステップS103)。
その後、BIOS設定データを更新する処理を終了する。
以上により、BIOS設定データが更新され、更新フラグの値が「0」に設定される。
次に図4を参照して、コピーデータを更新する際の処理について説明する。
図4は、コピーデータ更新処理部190がコピーデータを更新する際の処理手順を示すフローチャートである。コピーデータ更新処理部190は、操作部340がコピーデータの更新を要求する操作を受け付け、コピーデータの更新要求が遠隔操作側コンピュータ300から通信部200に送信されると、同図の処理を開始する。
なお、コピーデータは、BIOS設定データとは異なりBIOSプログラムに含まれるデータではないので、OS実行中に更新されてもよい。例えば、コピーデータ更新処理部190は、更新対象コンピュータ100のCPUがプログラムを実行することにより実現されるアプリケーションであり、OS実行中にOSによって呼び出されてコピーデータの更新処理を行う。
コピーデータ更新処理部190は、まず、コピーデータ記憶部170からコピーデータを読み出し、通信部200を介してコピーデータを遠隔操作側コンピュータ300に送信する(ステップS201)。遠隔操作側コンピュータ300では、更新対象コンピュータ100から送信されるコピーデータを、表示部350が表示し、操作部340が管理者の操作を受け付ける。そして、処理部330は、操作部340が受け付ける操作に基づいてコピーデータを更新する。更新が完了すると、通信部400が、更新されたコピーデータを更新対象コンピュータ100に送信する。
そして、コピーデータ更新処理部190は、通信部200が遠隔操作側コンピュータ300から受信する、更新されたコピーデータをコピーデータ記憶部170にコピーすることにより、コピーデータ記憶部170の記憶するコピーデータを更新する(ステップS202)。
そして、コピーデータ更新処理部190は、更新フラグ記憶部180の記憶する更新フラグの値を「1」に設定する(ステップS203)。
その後、コピーデータを更新する処理を終了する。
以上により、コピーデータが更新され、更新フラグの値が「1」に設定される。
次に、図5を参照して、BIOS起動時の処理について説明する。
図5は、更新対象コンピュータ100が起動する際の、BIOS起動時の処理手順を示すフローチャートである。
まず、コピー処理部160が、更新フラグ記憶部180から更新フラグを読み出し(ステップS301)、更新フラグの値が「0」か否かを判定する(ステップS302)。
更新フラグの値が「0」であると判定した場合(ステップS302:YES)、コピー処理部160は、BIOS設定データをコピーデータにコピーする。すなわち、更新フラグの値「0」は、BIOS設定データがコピーデータよりも新しいデータであることを示すので、コピー処理部160は、BIOS設定データをコピーデータにコピーする。
そして、BIOS実行部120が、BIOS設定データ記憶部111の記憶するBIOS設定データを読み出してBIOSを実行する(ステップS331)。このBIOS実行により、ブートファイルの読み出し先など、更新対象コンピュータ100の起動時の各種設定や、POST処理(更新対象コンピュータの動作チェック)等が行われる。
その後、BIOS起動時の処理を終了する。
なお、BIOS設定データの更新は、ステップS331の最初に行われる。例えば、ステップS331の最初の所定時間(例えば5秒)の間、操作部140は、BIOSセットアップを要求する操作を待ち受ける。この所定時間内に、BIOSセットアップを要求する操作が行われると、BIOS設定データ更新処理部130は、図3のBIOS設定データ更新処理を行う。
一方、更新フラグの値が「0」でないと判定した場合(ステップS302:NO)、コピー処理部160は、コピーデータをBIOS設定データにコピーする。すなわち、この場合の更新フラグの値は「1」であり、コピーデータがBIOS設定データよりも新しいデータであることを示すので、コピー処理部160は、コピーデータをBIOS設定データにコピーする。
そして、ステップS331に進み、BIOS実行部120が、BIOS設定データ記憶部111の記憶するBIOS設定データを読み出してBIOSを実行する。
以上により、コピーデータがBIOS設定データよりも新しいデータである場合には、コピーデータ記憶部170がコピーデータをBIOS設定データにコピーするので、BIOS実行部120は、この新しいデータを用いてBIOSを実行することができる。すなわち、遠隔操作側コンピュータ300のユーザ(情報処理システム1の管理者)の操作を操作部340が受け付けて行われるBIOS設定の更新が、BIOS実行部120の行うBIOS実行に反映される。
また、BIOS設定データがコピーデータよりも新しいデータである場合には、コピーデータ記憶部170がBIOS設定データをコピーデータにコピーするので、コピーデータ記憶部170は、この新しいデータを記憶する。これにより、更新対象コンピュータ100の前回の動作中(起動してからシャットダウンするまでの間)に、BIOS設定データ更新処理部130がBIOS設定データを更新した場合に、更新内容がコピーデータに反映される。
そして、遠隔操作側コンピュータ300のユーザが更新対象コンピュータ100のBIOS設定を更新する際(図4のステップS202)、遠隔操作側コンピュータ300は、この更新内容が反映されたコピーデータを取得するので、遠隔操作側コンピュータ300のユーザが更新対象コンピュータ100のBIOS設定を更新した場合に、更新対象コンピュータ100の前回の動作中に行われたBIOS設定データの更新内容が失われる事態(情報処理システム1の次回起動時にBIOS設定に反映されなくなる事態)を回避できる。
以上のように、コピーデータ更新処理部190が、操作部340の受け付けるコピーデータを更新するユーザ操作に基づいてコピーデータを更新する。そして、更新対象コンピュータ100の次回起動時に、コピーデータ記憶部170が、更新されたコピーデータをBIOS設定データにコピーし、このBIOS設定データに基づいてBIOS実行部120がBIOSを実行する。これにより、遠隔操作側コンピュータ300のユーザは、遠隔操作にて更新対象コンピュータ100のBIOSセットアップを行うことができる。そして、遠隔操作側コンピュータ300のユーザは、自身に都合のよいタイミングで、更新対象コンピュータ100のBIOSの設定を参照しながら当該更新対象コンピュータ100のBIOSセットアップ操作を行うことができ、かつ、更新対象コンピュータ100のダウンタイムの増大を抑制することができる。また、遠隔操作側コンピュータ300のユーザは、自身に都合のよいタイミングでBIOSセットアップ操作を行うことができるので、BIOSの設定更新をし忘れてしまうおそれを軽減できる。
なお、更新対象コンピュータ100の今回の動作中にBIOS設定データとコピーデータとの両方が更新された場合、いずれか一方の更新内容が失われることがある。
例えば、操作部140が受け付ける更新対象コンピュータ100のユーザの操作入力に従ってBIOS設定データ更新処理部130がBIOS設定データを更新し、その後、操作部340が受け付ける遠隔操作側コンピュータ300のユーザの操作入力に従ってコピーデータ更新処理部190がコピーデータを更新した場合、更新フラグの値は「1」に設定される。そして、更新対象コンピュータ100の次回起動時において、コピー処理部160は、コピーデータをBIOS設定データにコピーする。これにより、次回起動時において、BIOS設定データの更新内容は、BIOS設定に反映されずに失われてしまう。
かかる事態を防止するために、更新フラグ記憶部180が、更新対象コンピュータ100の今回の動作中にBIOS設定データまたはコピーデータが更新されたか否かを示す更新有無フラグを記憶するようにしてもよい。
図6は、更新フラグ記憶部180の記憶する更新有無フラグの値の説明図である。同図に示すように、更新有無フラグは「0」または「1」の何れかの値をとる。
BIOS設定データ更新処理部130は、BIOS設定データ記憶部111の記憶するBIOS設定データを更新すると、更新有無フラグの値を「1」に設定する。同様に、コピーデータ更新処理部190は、コピーデータ記憶部170の記憶するコピーデータを更新すると、更新有無フラグの値を「1」に設定する。
一方、コピー処理部160は、BIOS設定データをコピーデータ記憶部170にコピーする処理(図5のステップS311)、または、コピーデータをBIOS設定データ記憶部111にコピーする処理(図5のステップS321)を行うと、更新有無フラグの値を「0」に設定する。
従って、更新有無フラグの値「0」は、更新対象コンピュータ100の今回の動作中において、BIOS設定データとコピーデータとのいずれも更新されておらず、BIOS設定データとコピーデータとの内容が同一であることを示す。一方、更新有無フラグの値「1」は、更新対象コンピュータ100の今回の動作中において、BIOS設定データとコピーデータとのいずれかが更新されており、BIOS設定データとコピーデータとの内容が異なることを示す。
そこで、更新有無フラグの値が「0」の場合は、BIOS設定データとコピーデータとのいずれの更新も可能とし、更新有無フラグの値が「1」の場合は、BIOS設定データとコピーデータとのうち、更新されていない側のデータは更新不可とする。
例えば、遠隔操作側コンピュータ300の操作部340が、コピーデータの更新を要求する操作を受け付けると、コピーデータ更新処理部190は、まず、更新フラグ記憶部180から更新フラグと更新有無フラグとを読み出す。そして、コピーデータ更新処理部190は、更新フラグの値が「1」(コピーデータが最新)または更新有無フラグの値が「0」(いずれのデータも更新無)の場合は、コピーデータを更新可能と判定し、操作部340の受け付ける操作に従ってBIOS設定データを更新する。一方、更新フラグの値が「0」(BIOS設定データが最新)かつ更新有無フラグの値が「1」(いずれかのデータ更新有)の場合は、コピーデータを更新不可と判定し、BIOS設定データの更新を行わずに、表示部350にエラーメッセージを表示させる。
このように、コピーデータ更新処理部190が、変更有無フラグに基づいてコピーデータの更新可否を判定することにより、更新対象コンピュータ100の次回起動時において、BIOS設定データの更新内容がBIOS設定に反映されずに失われてしまう事態を回避できる。
なお、操作部140がBIOS設定データの更新を要求する操作を受け付けるのは、コピー処理部160がBIOS設定データとコピーデータとを同一の内容にするコピー処理が行われた直後(図5のステップS331)に限られており、この際の更新有無フラグの値は常に「0」となっている。したがって、操作部140がBIOS設定データの更新を要求する操作を受け付けた場合は、BIOS設定データ更新処理部130は常にBIOS設定データの更新を行う。
なお、更新フラグ記憶部180の記憶する更新フラグは、図2に示すものに限らない。
図7は、更新フラグ記憶部180の記憶する更新フラグの他の例を示す説明図である。同図に示す更新フラグは、「0」〜「3」のいずれかの値をとる。
値「0」は、BIOS設定データとコピーデータとのいずれも更新されていないことを示す。この場合、コピー処理部160は、更新対象コンピュータ100の起動時にコピー処理を行う必要が無い。
また、値「1」は、BIOS設定データが更新されていることを示す。この場合、コピー処理部160は、更新対象コンピュータ100の起動時に、BIOS設定データをコピーデータにコピーする。
また、値「2」は、コピーデータが更新されていることを示す。この場合、コピー処理部160は、更新対象コンピュータ100の起動時に、BIOS設定データをコピーデータにコピーする。
また、値「3」は、BIOS設定データおよびコピーデータが更新されていることを示す。この場合、例えばBIOS設定データを優先するように設定されている場合は、コピー処理部160は、更新対象コンピュータ100の起動時に、BIOS設定データをコピーデータにコピーする。
以上のように、更新フラグ記憶部180が、図6に示す更新フラグを記憶することにより、更新フラグの値が「0」となっている場合に、コピー処理部160がコピー処理を行う必要がなく、処理量を削減できる。
一方、更新フラグ記憶部180が、図2に示す更新フラグを記憶することにより、更新フラグの記憶に必要な記憶容量が1ビットで済む。
なお、コピーデータ更新処理部190が受け付けるコピーデータの更新は、上述した遠隔操作側コンピュータ300において行われるものに限らない。例えば、コピーデータ更新処理部190が、更新対象コンピュータ100のOSの動作中に操作部140が受け付けるユーザ操作に従ってコピーデータを更新するようにしてもよい。
この場合、更新対象コンピュータ100の起動処理時に操作部140がBIOSセットアップを要求する操作を受け付けた場合は、上述のようにBIOS設定データ更新処理部130がBIOS設定データを更新し、このBIOS設定データを用いてBIOS実行部120がBIOSを実行する。
一方、更新対象コンピュータ100の起動処理が完了し、OSが動作している際に操作部140がBIOSセットアップを要求する操作を受け付けた場合は、コピーデータ更新処理部190が、表示部150にコピーデータの内容を示すコピーデータ更新画面を表示させ、操作部140がコピーデータを更新するユーザ操作を受け付ける。そして、コピーデータ更新処理部190は、操作部140の受け付けるユーザ操作に従ってコピーデータを更新し、更新対象コンピュータ100の次回起動時に、コピー処理部160がコピーデータをBIOS設定データにコピーして更新内容をBIOSの設定に反映させる。なお、この場合のコピーデータ更新処理部190は、本発明における更新指示取得部の一具体例である。
以上のように、コピーデータ更新処理部190が、操作部140の受け付けるコピーデータを更新するユーザ操作に基づいてコピーデータを更新する。そして、更新対象コンピュータ100の次回起動時に、コピーデータ記憶部170が、更新されたコピーデータをBIOS設定データにコピーし、このBIOS設定データに基づいてBIOS実行部120がBIOSを実行する。これにより、更新対象コンピュータ100のユーザは、自身に都合のよいタイミングでBIOSの設定を参照しながらBIOSセットアップ操作を行うことができ、かつ、更新対象コンピュータ100のダウンタイムの増大を抑制することができる。また、更新対象コンピュータ100のユーザは、自身に都合のよいタイミングでBIOSセットアップ操作を行うことができるので、BIOSの設定更新をし忘れてしまうおそれを軽減できる。
また、更新対象コンピュータ100のユーザは、更新対象コンピュータ100を再起動させてBIOS設定データの更新を行うことによりBIOS設定を直ちに更新するか、あるいは、コピーデータの更新を行うことによりBIOS設定を変更し、かつ、ダウンタイムの増大を抑制するかの、いずれかを選択できる。
なお、遠隔操作側コンピュータ300の操作部340と、更新対象コンピュータ100の操作部140との両方が、コピーデータの更新操作を受け付けるようにしてもよい。すなわち、遠隔操作側コンピュータ300と更新対象コンピュータ100とのいずれからもコピーデータを更新可能としてもよい。
これにより、遠隔操作側コンピュータ300のユーザ(情報処理システム1の管理者)と、更新対象コンピュータ100のユーザとのいずれも、自身に都合のよいタイミングでBIOSの設定を参照しながらBIOSセットアップ操作を行うことができ、かつ、BIOS設定更新対象の情報処理装置のダウンタイムの増大を抑制することができる。
なお、更新対象コンピュータ100と遠隔操作側コンピュータ300とは、コンピュータ等の情報処理装置である。従って、更新対象コンピュータ100と遠隔操作側コンピュータ300との全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1 情報処理システム
100 更新対象コンピュータ
110 BIOS記憶部
111BIOS設定データ記憶部
120 BIOS実行部
130 BIOS設定データ更新処理部
140 操作部
150 表示部
160 コピー処理部
170 コピーデータ記憶部
180 更新フラグ記憶部
190 コピーデータ更新処理部
200 通信部
300 遠隔操作側コンピュータ
330 処理部
340 操作部
350 表示部
400 通信部

Claims (10)

  1. BIOSの設定に基づいてOSを起動する情報処理装置であって、
    前記BIOSの設定を示すデータであるBIOS設定データを記憶するBIOS設定データ記憶部と、
    前記BIOS設定データのコピーであるコピーデータを記憶するコピーデータ記憶部と、
    前記BIOS設定データおよび前記コピーデータの更新状況を示す更新情報を記憶する更新情報記憶部と、
    前記BIOS設定データの更新操作を受け付ける操作部と、
    前記操作部の受け付ける前記BIOS設定データの更新操作に従って、前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データを更新するBIOS設定データ更新処理部と、
    前記コピーデータの更新指示を前記情報処理装置の外部から取得するコピーデータ更新指示取得部と、
    前記コピーデータ更新指示取得部の取得する前記コピーデータの更新指示に従って、前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータを更新するコピーデータ更新処理部と、
    前記情報処理装置の起動時に、前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データが前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータよりも新しいことを前記更新情報が示すときは、前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データを前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータにコピーし、前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータが前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データよりも新しいことを前記更新情報が示すときは、前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータを前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データにコピーするコピー処理部と、
    前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データを含む前記BIOSを実行するBIOS実行部と、
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記コピーデータ更新指示取得部は、前記コピーデータを前記情報処理装置の外部へ送信し、前記コピーデータの更新指示を前記コピーデータの送信先から取得することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. データを表示する表示部を具備し、
    前記コピーデータ更新指示取得部は、前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータを前記表示部に表示させ、前記操作部の受け付ける前記コピーデータの更新操作を取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記更新情報記憶部は、前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データが最新データであることを示す値、または、前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータが最新データであることを示す値のいずれかの値を取る前記更新情報を記憶し、
    前記BIOS設定データ更新処理部は、前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データを更新すると、前記更新情報記憶部の記憶する前記更新情報を、前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データが最新データであることを示す値に更新し、
    前記コピーデータ更新処理部は、前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータを更新すると、前記更新情報記憶部の記憶する前記更新情報を、前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータが最新データであることを示す値に更新し、
    前記コピー処理部は、前記情報処理装置の起動時に、前記更新情報が、前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データが最新データであることを示すときは、前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データを前記コピーデータ記憶部にコピーし、前記更新情報が、前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータが最新データであることを示すときは、前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータを前記BIOS設定データ記憶部にコピーする、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. BIOSの設定に基づいてOSを起動する情報処理装置と、前記情報処理装置のBIOSの更新設定を行うBIOS更新設定装置と、を具備する情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記BIOSの設定を示すデータであるBIOS設定データを記憶するBIOS設定データ記憶部と、
    前記BIOS設定データのコピーであるコピーデータを記憶するコピーデータ記憶部と、
    前記BIOS設定データおよび前記コピーデータの更新状況を示す更新情報を記憶する更新情報記憶部と、
    前記BIOS設定データの更新操作を受け付ける操作部と、
    前記操作部の受け付ける前記BIOS設定データの更新操作に従って、前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データを更新するBIOS設定データ更新処理部と、
    前記コピーデータを前記BIOS更新設定装置に送信し、前記BIOS更新設定装置から送信される前記コピーデータの更新指示を取得するコピーデータ更新指示取得部と、
    前記コピーデータ更新指示取得部の取得する前記コピーデータの更新指示に従って、前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータを更新するコピーデータ更新処理部と、
    前記情報処理装置の起動時に、前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データが前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータよりも新しいことを前記更新情報が示すときは、前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データを前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータにコピーし、前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータが前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データよりも新しいことを前記更新情報が示すときは、前記コピーデータ記憶部の記憶する前記コピーデータを前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データにコピーするコピー処理部と、
    前記BIOS設定データ記憶部の記憶する前記BIOS設定データを含む前記BIOSを実行するBIOS実行部と、
    を具備し、
    前記BIOS更新設定装置は、
    前記コピーデータ更新指示取得部から送信される前記コピーデータを表示する表示部と、
    前記コピーデータの更新操作を受け付ける操作部と、
    前記コピーデータの更新操作による更新内容を示す前記コピーデータの更新指示を前記コピーデータ更新指示取得部に送信する通信部と、
    を具備することを特徴とする情報処理システム。
  6. BIOSの設定に基づいてOSを起動する情報処理装置のBIOS設定データ更新方法であって、
    前記BIOSの設定を示すデータであるBIOS設定データの更新操作を受け付ける更新操作受付ステップと、
    前記更新操作受付ステップにて前記BIOS設定データの更新操作を受け付けると、当該更新操作に従って、前記BIOS設定データを更新するBIOS設定データ更新処理ステップと、
    前記BIOS設定データのコピーであるコピーデータの更新指示を前記情報処理装置の外部から取得するコピーデータ更新指示取得ステップと、
    前記コピーデータ更新指示取得ステップにて前記コピーデータの更新指示を取得すると、当該更新指示に従って、前記コピーデータを更新するコピーデータ更新処理ステップと、
    前記情報処理装置の起動時に、前記BIOS設定データが前記コピーデータよりも新しいことを、前記BIOS設定データおよび前記コピーデータの更新状況を示す更新情報が示すときは、前記BIOS設定データを前記コピーデータにコピーし、前記コピーデータが前記BIOS設定データよりも新しいことを前記更新情報が示すときは、前記コピーデータを前記BIOS設定データにコピーするコピー処理ステップと、
    前記BIOS設定データを含む前記BIOSを実行するBIOS実行ステップと、
    を具備することを特徴とするBIOS設定更新方法。
  7. 前記コピーデータ更新指示取得ステップは、
    前記コピーデータを前記情報処理装置の外部へ送信するコピーデータ送信ステップと、
    前記コピーデータの更新指示を前記コピーデータの送信先から取得するコピーデータ更新指示取得ステップと、
    を具備することを特徴とする請求項6に記載のBIOS設定更新方法。
  8. 前記コピーデータ更新指示取得ステップは、
    前記コピーデータを表示するコピーデータ表示ステップと、
    前記コピーデータの更新操作を受け付けるコピーデータ更新操作受付ステップと、
    を具備することを特徴とする請求項7に記載のBIOS設定更新方法。
  9. 前記情報処理装置は、前記BIOSの設定を示すデータであるBIOS設定データを記憶するBIOS設定データ記憶部を具備し、
    前記更新情報は、前記BIOS設定データが最新データであることを示す値、または、前記コピーデータが最新データであることを示す値のいずれかの値を取り、
    前記BIOS設定データ更新処理ステップにて、前記BIOS設定データを更新すると、前記更新情報の値を、前記BIOS設定データが最新データであることを示す値に更新し、
    前記コピーデータ更新処理ステップにて、前記コピーデータを更新すると、前記更新情報の値を、前記コピーデータが最新データであることを示す値に更新し、
    前記コピー処理ステップにて、前記更新情報が、前記BIOS設定データが最新データであることを示すときは、前記BIOS設定データを前記コピーデータにコピーし、前記更新情報が、前記コピーデータが最新データであることを示すときは、前記コピーデータを前記BIOS設定データ記憶部にコピーする、
    ことを特徴とする請求項6から8のいずれか一項に記載のBIOS設定更新方法。
  10. BIOSの設定に基づいてOSを起動する情報処理装置に、
    前記BIOSの設定を示すデータであるBIOS設定データの更新操作を受け付ける更新操作受付ステップと、
    前記更新操作受付ステップにて前記BIOS設定データの更新操作を受け付けると、当該更新操作に従って、前記BIOS設定データを更新するBIOS設定データ更新処理ステップと、
    前記BIOS設定データのコピーであるコピーデータの更新指示を前記情報処理装置の外部から取得するコピーデータ更新指示取得ステップと、
    前記コピーデータ更新指示取得ステップにて前記コピーデータの更新指示を取得すると、当該更新指示に従って、前記コピーデータを更新するコピーデータ更新処理ステップと、
    前記情報処理装置の起動時に、前記BIOS設定データが前記コピーデータよりも新しいことを、前記BIOS設定データおよび前記コピーデータの更新状況を示す更新情報が示すときは、前記BIOS設定データを前記コピーデータにコピーし、前記コピーデータが前記BIOS設定データよりも新しいことを前記更新情報が示すときは、前記コピーデータを前記BIOS設定データにコピーするコピー処理ステップと、
    前記BIOS設定データを含む前記BIOSを実行するBIOS実行ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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