JP6156512B2 - 通信装置、通信システム、通信方法および通信プログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、通信方法および通信プログラム Download PDF

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Description

本発明は通信装置、通信システム、通信方法および通信プログラムに関する。
テレビ会議(ビデオ会議)システムなどの通信システムでは、通話秘匿性能や操作性能を向上させるために、端末装置のファームウェア(プログラム)のアップデートが定期的に行われることがある。このような通信システムにおけるプログラムについて、アップデートデータとそのメタ情報(メタデータ)を、端末装置からネットワークを介してサーバへアクセスして取得し、アップデートする方法が既に知られている(特許文献1、2等を参照。)。メタ情報を先に取得してアップデートの必要性を判断した後にアップデートデータを取得することにより、必要のないアップデートデータの取得を行わないで済む。なお、アップデートデータのダウンロードは、通常、アップデートが開始できる日付以降に可能となる。
また、出願人は、アップデートが可能となった時点でダウンロード要求アクセスが集中して通信回線のトラフィックの飽和が生じないように、事前にアップデートデータおよびメタ情報のダウンロード(事前ダウンロード)を可能とし、予め設定された日時以降にアップデートが行える技術について既に出願を行っている(現時点で未公開)。この事前ダウンロードについては、ユーザの明示的な実施の操作を条件に行われている。
特開2012−084118号公報 特開2013−020506号公報
上述したように、事前ダウンロードは、ダウンロード要求アクセスの集中を防止し、アップデートを円滑に進める上で有効であるが、あくまでもユーザの明示的な実施の操作を条件に行われるものとしていたため、事前ダウンロードが充分に実施されない懸念があった。
すなわち、事前ダウンロードが可能であることはユーザインタフェースを介してユーザに通知されるが、その時点ではテレビ会議等の準備に忙しくて後回しにして忘れてしまったり、事前ダウンロードの機能について充分に理解していなために実施を行わなかったりする場合がある。また、複数のユーザが共用する通信装置については、機器の管理について責任の所在が明確でない場合が多く、余計な操作をためらうことも影響する。その結果、必須のアップデート(強制アップデート)となるまでアップデートが行われない事態が考えられる。
本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、種々のユーザに対して事前ダウンロードの実施を促進することにある。
上記の課題を解決するため、本発明にあっては、アップデートに用いるアップデートデータのメタデータを受信する受信手段と、前記メタデータの記述に基づいて、アップデートが開始可能な時点よりも前にアップデートデータのダウンロードを実行する事前ダウンロードの対象となるアップデートデータがあるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により事前ダウンロードの対象となるアップデートデータがあると判断された場合に、当該アップデートデータのダウンロードを行うアップデート処理手段とを備え、前記アップデート処理手段は、事前ダウンロードを行っている間にビデオ会議が開始された場合、ビデオ会議の開始にかかわらず事前ダウンロードを継続するか、ビデオ会議の開始により事前ダウンロードを中断し、ビデオ会議の終了により事前ダウンロードを再開するか、ビデオ会議が開始された場合、所定の帯域幅が確保されていれば事前ダウンロードを継続し、確保されなければ事前ダウンロードを中断し、ビデオ会議の終了または帯域幅の確保により事前ダウンロードを再開するか、のいずれかの処理を行う
本発明にあっては、種々のユーザに対して事前ダウンロードの実施を促進することができる。
本発明の一実施形態にかかる通信システムの構成例を示す図である。 通話端末のハードウェア構成例を示す図である。 中継装置、通信管理サーバ、アップデートサーバのハードウェア構成例を示す図である。 通話端末およびアップデートサーバの機能構成例を示す図である。 アップデートサーバのアップデートデータ提供部の処理例を示すフローチャートである。 メタデータの例を示す図である。 通話端末の処理例を示すフローチャート(その1)である。 通話端末の処理例を示すフローチャート(その2)である。 起動画面の例を示す図である。 設定画面の例を示す図である。 確認画面の例を示す図である。 確認ウインドウの例を示す図である。 確認画面の例を示す図である。 設定画面の例を示す図である。 確認画面の例を示す図である。 通話端末の処理例を示すフローチャート(その3)である。 アップデート画面の例を示す図である。 確認画面の例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
<構成>
図1は本発明の一実施形態にかかる通信システムの構成例を示す図である。
図1において、通信システム1は、通信ネットワーク2により通信装置としての通話端末11aa〜11ac、11ba〜11bc、11ca〜11cc、11da〜11dc、通信管理サーバ50、アップデートサーバ60およびルータ70a〜70dが通信可能に接続されるシステムである。具体的には、通信システム1は、インターネット2iにルータ70a〜70dを介して接続するLAN2a、2b、2c、2d、通信管理サーバ50およびアップデートサーバ60と、LAN2aに接続する通話端末11aa〜11acおよび中継装置30aと、LAN2bに接続する通話端末11ba〜11bcおよび中継装置30bと、LAN2cに接続する通話端末11ca〜11ccおよび中継装置30cと、LAN2dに接続する通話端末11da〜11dcおよび中継装置30dとを有する構成である。通信システム1では、通信管理サーバ50の管理の下、地域Aの通話端末11aa〜11ac、11ba〜11bc、地域Bの通話端末11ca〜11cc、11da〜11dcの各々が、中継装置30a、30b、30c、30dによる通信データの中継を介して、互いに音声および映像(画像)の少なくともいずれかを含むデータを送受信することで通話を行う。
具体的には、通信管理サーバ50は、通話端末11aa〜11ac、11ba〜11bc、11ca〜11cc、11da〜11dc、中継装置30a、30b、30c、30dなどの通信アドレス、中継装置30a、30b、30c、30dの各々が中継を行う通話端末、各通話端末の通話状態などの情報を管理する。例えば、通話端末11aaが通話端末11caと通話を行う場合は、中継装置30aに通話端末11caへの通話の中継を依頼する。中継装置30aは、通信管理サーバ50に通話端末11aaの通話の開始を通知するとともに、通話端末11caへ通話を中継するための中継装置30cの通信アドレスを通信管理サーバ50より取得する。次いで、中継装置30aは通話端末11caへの通話の中継を中継装置30cに依頼し、中継装置30cは、通話端末11caとの通信セッションを開始する。次いで、中継装置30cは、通話端末11caとの通信セッションの開始を通信管理サーバ50へ通知する。
これにより、中継装置30a、30cを介して、通話端末11aaおよび通話端末11caとの間の通話が開始される。また、通信管理サーバ50は、通話端末11aaおよび通話端末11caが通話中であることを管理する。例えば、通信管理サーバ50は、通話端末11abから通話端末11aaや通話端末11caなどの通話状態の問い合わせがあった場合は、オンラインであるが互いに通話中であることを返信する。
なお、以下の説明において、同種の装置の中の任意の装置について説明を行う場合は、数字の後の英数字を略した符号を用いるものとする。例えば、通話端末11aa〜11ac、11ba〜11bc、11ca〜11cc、11da〜11dcは通話端末11と略すものとする。また、中継装置30a〜30dは中継装置30と略すものとする。
アップデートサーバ60は、通話端末(第1通信装置)11のプログラムや各種設定情報のアップデートにかかる情報を管理し、通話端末11の要求に応じてその情報を提供するアップデート情報提供装置(第2通信装置)である。アップデートにかかる情報を示す関連情報としては、通話端末11のプログラムや各種設定情報の過去のバージョンから最新のバージョンまでの全てのバージョンのデータファイルと、バージョンごとにアップデートの内容を記載したメタデータ(メタ情報)などである。アップデートにかかる情報として全てのバージョンのデータをアップデートサーバ60が管理する理由は、通話端末11がアップデートを行うタイミングが各々異なるためである。
例えば、頻繁にアップデートを行っている通話端末11は、最新のバージョンへのアップデートを行うだけでよいかもしれないが、アップデートの間隔が長い通話端末11は、何回かバージョンアップが繰り返された後にアップデートを行うかもしれない。このような場合は、直に最新のバージョンへアップデートせずに、最新のバージョンと依存関係のある古いバージョンへのアップデートを経ることがある。このように、依存関係のある古いバージョンへのアップデートを経る通話端末11もあることから、アップデートサーバ60は、アップデートにかかる情報として全てのバージョンのデータを管理している。
ここで、アップデートの種類には、通常アップデートと強制アップデートの2種類がある。通常アップデートは、バグ等の障害対応や機能追加を目的として実施されるアップデートである。
強制アップデートは、通話端末11そのものの機能とは異なる装置、機能の変更に伴って、強制的に行うことを目的としたアップデートである。例えば、中継装置30側において、通話の際に送受信する音声や画像のデータフォーマットやビデオコーデックが変更されたり、エンコーダのアップデート等の映像に関する中継装置30のバージョンアップが実施されたりする場合がある。また、中継装置30との通信プロトコルが変更される場合もある。このような変更は、音声や画像、映像そのものの構造が変わり、あるいは通信プロトコルの変更に伴う中継装置30との通信手順そのものが変わり、もしくは中継装置30側の機能が変わるため、アップデート前の通話端末11では、通話端末11の本来の機能である通話を実現することができない。このため、このような場合には、中継装置30のアップデート後のバージョンに適合させるために強制アップデートを行う。
また、中継装置30側でセキュリティホールが発見された場合等、セキュリティ面で問題がある場合等に、これを回避するようなセキュリティホール対応のアップデートを中継装置30側で行う場合がある。このような場合にも、アップデート前の通話端末11では通話すら実行できないことになるため、中継装置30側のセキュリティホール対応に適合させるために強制アップデートが実施される。
図2は通話端末のハードウェア構成例を示す図である。
図2において、通話端末11は、CPU101(Central Processing Unit)、ROM102(Read Only Memory)、RAM103(Random Access Memory)、記憶部105、メディアドライブ107、操作部108、ネットワークI/F111、撮像素子I/F112、音声入出力I/F113およびディスプレイI/F114を備え、各部がバス110により互いに接続される構成である。
CPU101は、ROM102や記憶部105に記憶されたプログラム104をRAM103に展開して順次実行することで、通話端末11の動作を中央制御する。記憶部105は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などであり、読み出し/書き込み可能にデータを記憶する。具体的には、記憶部105は、CPU101が実行するためのプログラム104や各種設定情報を記憶する。アップデートの際には、この記憶部105に記憶されるプログラム104や各種設定情報が更新される。
メディアドライブ107は、光ディスクなどのメディア106の読み出し/書き込みを行うドライブ装置である。操作部108は、キーボード、各種操作キー、ディスプレイ13上に積層配置されたタッチパネル等であり、ユーザの操作入力を受け付ける。ネットワークI/F111は、通信ネットワーク2と接続してデータ通信を行うインタフェースである。撮像素子I/F112は、デジタルカメラであるカメラ12と接続し、カメラ12が撮像した画像を取得するためのインタフェースである。音声入出力I/F113は、マイク14、スピーカ15と接続し、マイク14による音声入力や、スピーカ15を介した音声出力を行うインタフェースである。ディスプレイI/F114は、LCD(Liquid Crystal Display)などであるディスプレイ13と接続し、ディスプレイ13へ表示データを出力するインタフェースである。なお、本実施形態では、ディスプレイ13を用いているが、ディスプレイ13に代えて、プロジェクタ等、他の表示機器を接続する構成としてもよい。
通話端末11は、プログラム104を実行したCPU101の制御の下、例えば他の通話端末との通話時には、カメラ12から取得した画像やマイク14から入力された音声をネットワークI/F111を介して中継装置30へ出力する。また、中継装置30より中継され、ネットワークI/F111を介して入力された他の通話端末からの音声をスピーカ15より出力し、同様に他の通話端末からの画像をディスプレイ13により表示する。これにより、通話端末11は、画像および音声による他の通話端末との通話、いわゆるテレビ会議を実現する。なお、通話端末11は、汎用のPC(Personal Computer)、スマートフォン、携帯電話およびタブレット端末などの通信端末であってもよい。
図3は中継装置、通信管理サーバ、アップデートサーバのハードウェア構成例を示す図である。
図3において、中継装置30、通信管理サーバ50、アップデートサーバ60は、CPU201、ROM202、RAM203、記憶部204、ディスプレイ205、ネットワークI/F206、キーボード207、マウス208、メディアドライブ209およびCD−ROMドライブ211を備え、各部がバス214により互いに接続される構成である。中継装置30、通信管理サーバ50、アップデートサーバ60は、いわゆるPC(Personal Computer)やWS(Work Station)などの機器である。
CPU201は、ROM202や記憶部204に記憶されたプログラムをRAM203に展開して順次実行することで、自装置の動作を中央制御する。記憶部204は、HDDやSSDなどであり、読み出し/書き込み可能にデータを記憶する。例えば、アップデートサーバ60では、アップデートにかかる情報などが記憶部204に記憶されている。
ディスプレイ205は、例えばLCDなどである。ネットワークI/F206は、通信ネットワーク2と接続してデータ通信を行うインタフェースである。キーボード207、マウス208は、ユーザの操作入力を受け付ける。メディアドライブ209は、光ディスクなどのメディア210の読み出し/書き込みを行うドライブ装置である。CD−ROMドライブ211は、CD−ROM213の読み出しを行うドライブ装置である。例えば、アップデートサーバ60では、メディア210やCD−ROM213によりアップデートにかかる最新の情報が提供され、記憶部204に記憶される。
図4は通話端末およびアップデートサーバの機能構成例を示す図である。これらの機能構成は、主として、CPU101やCPU201がプログラムを実行することにより実現される。
図4において、通話端末11は、送受信部1101、ユーザインタフェース部1102、アップデート部1103を主に有している。アップデートサーバ60は、送受信部601およびアップデートデータ提供部602を主に有している。なお、通話端末11およびアップデートサーバ60の各機能は、一部または全部がハードウェアで構成されてもよい。
通話端末11の送受信部1101は、通信ネットワーク2を介してアップデートサーバ60との間でデータの送受信を行う。具体的には、送受信部1101は、記憶部105の設定情報などに予め設定されているアップデートサーバ60の通信アドレスや通信管理サーバ50へ問い合わせて取得したアップデートサーバ60の通信アドレスをもとに、アップデートサーバ60との間で所定の通信プロトコルを用いた通信セッションを開始することで、アップデートサーバ60との間でデータの送受信を行う。このデータの送受信により、送受信部1101は、アップデートサーバ60が管理しているアップデートにかかる情報(例えばメタデータおよびアップデートデータなど)を取得する。
ユーザインタフェース部1102は、スピーカ15による音声出力、ディスプレイ13の表示画面、操作部108によるユーザの操作入力の受け付けなどを制御して、ユーザと通話端末11との間の情報伝達を制御するインタフェースである。具体的には、ユーザインタフェース部1102は、スピーカ15による音声出力やディスプレイ13の表示画面でユーザへの各種通知を行うユーザ通知部1104と、操作部108によるユーザの操作入力を受け付ける操作入力受付部1105とを有する。
アップデート部1103は、送受信部1101によりアップデートサーバ60から取得したアップデートにかかる情報を示す関連情報(メタデータ)に基づいて、記憶部105が記憶するプログラム104や各種設定情報のアップデート(アップデートデータのダウンロードを含む)を制御して実行する。アップデート部1103は、判断部1106とアップデート処理部1107とネットワーク帯域取得部1108とを備えている。
判断部1106は、対象のアップデートの最新バージョンが端末バージョン(装置バージョン)より新しいか否かを判断する。ここで、端末バージョンは、通話端末11のアップデート対象のプログラム104の現在のバージョンである。この端末バージョンは、記憶部105の設定情報に設定されている。例えば、OS(オペレーティングシステム)がマイクロソフト(R)社のWindows(登録商標)である場合には、設定情報としてのレジストリに端末バージョンが設定されている。
また、判断部1106は、最新バージョンが端末バージョンより新しい場合において、メタデータに、対象のアップデートに依存するアップデートのバージョンである依存バージョンの指定が含まれる場合に、この依存バージョンと端末バージョンとを比較し、依存バージョンが端末バージョンより新しいか否かを判断する。
本実施形態の送受信部1101は、この判断結果により、以下の処理を行う。送受信部1101は、依存バージョンが端末バージョンより新しい場合に、依存バージョンのアップデートを示すメタデータをアップデートサーバ60に対して要求し、アップデートサーバ60から依存バージョンのメタデータを受信する。送受信部1101は、依存バージョンが端末バージョンより新しくない場合には、アップデートサーバ60に対する依存バージョンのメタデータの要求は行わず、従ってメタデータの受信は行われない。
アップデート処理部1107は、依存バージョンのアップデートプログラムのメタデータに基づいて依存バージョンのアップデートを実行し、依存バージョンのアップデートの実行後、アップデート対象のアップデートプログラムのメタデータに基づいて、アップデート対象のアップデートプログラムのアップデートを実行する。また、アップデート処理部1107は、アップデート対象のアップデートプログラムの実行後に、端末バージョンを最新バージョンに更新して設定する。また、アップデート処理部1107は、メタデータで指定された格納先からデータファイルを受信し、アップデートを実行する。ここで、アップデート処理部1107は、データファイルが複数のデータをまとめたキャビネットファイルやZIP形式等のパッケージ形式のファイル(パッケージファイル)である場合には、当該パッケージファイルに含まれているスクリプトを実行することにより、アップデート処理を行う。ここで、スクリプトは、アップデートの実行手順が記述された実行可能な形式のデータである。
ネットワーク帯域取得部1108は、送受信部1101の利用できる通信ネットワーク2のネットワーク帯域の情報(帯域情報)を取得する。帯域情報は、送受信部1101による送受信データの単位時間あたりのフローを監視することで取得(計測)することができる。
アップデートサーバ60の送受信部601は、通信ネットワーク2を介して通話端末11との間でデータの送受信を行う。具体的には、送受信部601は、通信ネットワーク2を介した通話端末11の要求に応じて所定の通信プロトコルを用いた通信セッションを開始することで、通話端末11との間でデータの送受信を行う。
アップデートデータ提供部602は、送受信部601によってデータの送受信を行っている通話端末11からの要求に応じて、アップデートサーバ60が管理しているアップデートにかかる情報を通話端末11に提供する。
<動作>
図5はアップデートサーバ60のアップデートデータ提供部602の処理例を示すフローチャートである。
図5において、アップデートデータ提供部602は、通話端末11からメタデータの要求を受信する(ステップS600)。
アップデートデータ提供部602は、メタデータの要求を受信すると、現在アップデートを実行可能なデータ(実行可能データ)のメタデータを生成する(ステップS602)。
さらに、アップデートデータ提供部602は、事前ダウンロードの対象となるデータがあるか否かを判定する(ステップS604)。ここで、事前ダウンロードの対象となるデータとは、現在アップデートを実行できないが、アップデート可能日時に対し、事前(アップデート可能日時以前)にダウンロードが可能なアップデートデータである。つまり、事前ダウンロードの対象となるデータは、例えばビデオ会議を実行するアプリケーションのアップデートを行う以前に予めダウンロード可能なアップデートデータである。事前ダウンロードは、アップデートの実行時にアップデートサーバ60に対するアクセスが集中してしまうことを防止することを可能にする。
アップデートデータ提供部602は、事前にダウンロード可能なアップデートデータがあるか否かを、後述するメタデータに含まれる"valid date"の時刻が、現在時刻よりも未来であるか否かによって判断する。アップデートデータ提供部602は、現在時刻を、例えばNTP(Network Time Protocol)サーバから取得してもよいし、機器に内蔵されている時計から取得してもよい。
アップデートデータ提供部602は、事前にダウンロード可能なアップデートデータがあると判断した場合(ステップS604:Yes)、事前ダウンロード対象のアップデートデータのメタデータを生成する(ステップS606)。そして、アップデートデータ提供部602は、現在アップデートを実行可能なデータのメタデータとともに、事前ダウンロード対象のアップデートデータのメタデータを通話端末11へ送信する(ステップS608)。
また、アップデートデータ提供部602は、事前にダウンロード可能なアップデートデータがないと判断した場合(ステップS604:No)、現在アップデートを実行可能なデータのメタデータのみを通話端末11へ送信する(ステップS608)。
図6はメタデータの例を示す図である。
図6において、各バージョンのメタデータは、"version"、"description"、"package_url"、"package_digest"、"execute"、"reboot"、"critical"、"dependency"、"dependency_version"、"dependency_metadata_url""valid date"、"data size"などのデータ項目を含む構成である。
"version"には、"1.0.1"などのアップデートプログラムのバージョン番号が設定される。"dependency"は、依存関係を有する他のバージョンである依存バージョンが存在するか否かを示すフラグであり、依存バージョンが存在する場合には"true"、依存バージョンが存在しない場合には"false"がそれぞれ設定される。依存バージョンが存在する場合、"dependency_version"には、互いに依存関係を有する他のバージョンを示すバージョン番号、すなわち、依存バージョンのバージョン番号が設定される。従って、"dependency_version"のデータ項目に記述されたバージョン番号を確認することで、依存バージョンへと遡ることが可能である。"dependency_metadata_url"には、依存バージョンのメタデータの格納先のURLが設定される。
"description"には、"It is sample data."などのバージョンの詳細が設定される。"package_url"には、アップデートサーバ60が管理しているアップデートの実体となるプログラム(データファイル)の格納先のURLが設定される。"package_digest"には、アップデートの実体となるデータファイルのチェックサムが設定される。従って、アップデート処理部1107は、"package_url"のデータ項目に記述された内容をもとに、送受信部1101によってデータファイルを取得することで、メタデータに記述されたバージョンにかかるアップデートを実行することができる。
"execute"には、アップデートを実行する際に実行するスクリプトのスクリプト名が設定される。このスクリプトは、取得したデータファイルがパッケージ形式のパッケージファイルである場合に、このパッケージファイルの内部に含まれている。"reboot"は、アップデートを実行した後に、通話端末11の再起動を行うか否かを示すフラグであり、再起動を行う場合には"true"、再起動を行わない場合には"false"がそれぞれ設定される。"critical"は、アップデートが強制アップデートであるか否かを示すフラグであり、強制アップデートの場合には"true"、通常アップデートの場合には"false"が設定される。"valid date"には、アップデートデータが実行可能となる日時が記述される。つまり、"valid date"は、アップデートデータが事前ダウンロードデータであるか否かを判断可能にする情報である。"data size"には、アップデートデータのサイズが記述される。
記憶部105のプログラム104のアップデートには、ネットワークI/F111、撮像素子I/F112、音声入出力I/F113、ディスプレイI/F114等のデバイス制御にかかるものがある。このようなデバイス制御のアップデートでは、アップデート後に再起動が必要となることから、"reboot"に"true"が設定される。また、プログラムのアップデートには、上述したように、通常アップデートと強制アップデートがあり、強制アップデートを行う場合には、"reboot"に"true"が設定される。
図7および図8は通話端末の処理例を示すフローチャートである。
図7において、ユーザインタフェース部1102は、操作部108の電源スイッチなどの操作に応じて自装置の電源投入(電源オン)を行い(ステップS1)、起動画面をディスプレイ13に表示させる(ステップS2)。この起動画面は、CPU101の制御の下で遠隔通信管理サーバ50へ問い合わせて得られた各通話端末11の通話状態を一覧表示した表示画面である(詳細は後述する)。
アップデート部1103のアップデート処理部1107は、ステップS1による電源投入後の起動時において、自装置のアップデートの確認を開始する(ステップS3)。なお、以下の説明では、プログラムのアップデートを例示するが、各種設定情報のアップデートも同様にして行われることは言うまでもないことである。
アップデートの確認が開始されると、アップデート処理部1107は、送受信部1101によって、最新バージョンのプログラムのメタデータをアップデートサーバ60に対して要求し(ステップS4)、その要求に対応して、アップデートサーバ60のアップデートデータ提供部602が提供するメタデータを取得する(ステップS5)。
次に、判断部1106は、端末バージョンを記憶部104の設定情報から取得し、最新バージョンが通話端末11の端末バージョンより新しいか否かを判断する(ステップS6)。
そして、最新バージョンが端末バージョンより新しくない場合(ステップS6:No)、すなわち、最新バージョンが端末バージョンと等しいか、最新バージョンが端末バージョンより古い場合には、事前ダウンロードの判断に移行する(ステップS21)。
一方、ステップS6で、最新バージョンが端末バージョンより新しい場合(ステップS6:Yes)、アップデート処理部1107は、取得したメタデータの"dependency"のデータ項目に記述された内容をもとに、依存バージョンの有無を確認する(ステップS7)。例えば、図6に示したように、"dependency"のデータ項目が"true"であり、"dependency_version"のデータ項目に"1.0.0"などの他のバージョンを示すバージョン番号が記述されている場合には、依存するバージョンがあるものとする。また、"dependency"のデータ項目が"false"の場合には、依存するバージョンがないものとする。
次いで、判断部1106は、ステップS7による確認の結果、依存バージョンが有るか否かを判定する(ステップS8)。依存バージョンがある場合(ステップS8:Yes)、判断部1106は、メタデータの"dependency_version"のデータ項目に設定されたバージョン番号が端末バージョンにより大きいか否かを判断することにより、依存バージョンが端末バージョンより新しいか否かを判断する(ステップS9)。そして、依存バージョンが端末バージョンより新しい場合には(ステップS9:Yes)、アップデート処理部1107は、送受信部1101によって、既に取得済みのメタデータの"dependency_metadata_url"のデータ項目に設定された格納先をもとに、依存バージョンのプログラムのメタデータをアップデートサーバ60に対して要求し(ステップS10)、その要求に対応してアップデートデータ提供部602が提供する、依存バージョンのメタデータを取得して(ステップS11)、ステップS7へ処理を戻す。したがって、アップデート処理部1107は、依存バージョンが端末バージョンより新しい場合に限り、最新バージョンに対して依存するバージョンを順次遡って、それらのバージョンにかかるメタデータを取得する。
ステップS8で依存バージョンが存在しない場合(ステップS8:No)、またはステップS8で依存バージョンが存在するが(ステップS8:Yes)、ステップS9で依存バージョンが端末バージョンより新しくない場合(ステップS9:No)には、アップデート処理部1107は、取得したメタデータの"critical"が"true"に設定されているか否かを判断することにより、今回のアップデートが強制アップデートか否かを判断する(ステップS12)。
そして、メタデータの"critical"が"true"に設定されておらず、通常アップデートである場合には(ステップS12:No)、アップデート処理部1107は、最新バージョンのメタデータの"version"に記述されたバージョン番号と、自装置の端末バージョン(記憶部105に記憶されたプログラム104のバージョン番号)とを比較することで、自装置のアップデートが存在するか否か(すなわち、アップデート済みか否か)を判定する(ステップS13)。具体的には、最新バージョンのバージョン番号と、端末バージョンとが一致する場合は、プログラム104が最新バージョンであることから、自装置に必要なアップデートが存在しない(すなわち、アップデート済み)と判定する。また、最新バージョンのバージョン番号と、プログラム104のバージョン番号とが一致しない場合は、プログラム104が古いバージョンであることから、自装置に必要なアップデートが存在する(すなわち、アップデート済みでない)と判定する。自装置に必要なアップデートが存在しない場合(ステップS13:No)は、事前ダウンロードの判断に移行する(ステップS21)。
自装置のアップデートが存在する場合(ステップS13:YES)、アップデート処理部1107は、そのアップデートに関する情報をユーザインタフェース部1102へ通知する(ステップS14)。具体的には、最新バージョンおよびその最新バージョンに依存するバージョンのメタデータのうち、"package_url"、"execute"などのユーザへの通知に不要なデータ項目以外のデータ項目を、アップデートに関する情報としてユーザインタフェース部1102へ通知する。
ユーザインタフェース部1102のユーザ通知部1104では、ステップS14においてアップデート処理部1107より通知されたアップデートに関する情報をもとに、自装置に必要なアップデートが存在することをディスプレイ13の起動画面に表示して、ユーザへ通知する(ステップS15)。
ここで、起動画面の詳細について説明する。図9は、起動画面G1の一例を示す概念図である。図9において、起動画面G1は、各通話端末の通話状態を一覧表示する主画面G11と、自装置のステータスを表示するステータス画面G12とを含む構成である。ユーザ通知部1104は、アップデートに関する情報がアップデート処理部1107より通知された場合は、ステータス画面G12にアップデートがある旨の表示を行うことで、ユーザへの通知を行う。なお、アップデートがある旨の表示は、予め設定されたアイコン画像を主画面G11に表示してもよく、図示したレイアウトに限定しない。なお、図面で例示している画面例(図9〜図15等)において、中抜きまたは黒塗りの四角で表された部分は、メッセージを表示する可能性のある領域を示しており、例えばシステム上で予め予約されたメッセージ表示領域などである。
図7に戻り、ステップS15によるユーザへの通知によって、ユーザインタフェース部1102の操作入力受付部1105によりアップデートなどの各種設定を行うための操作指示が受け付けられた場合、ユーザインタフェース部1102は、設定画面をディスプレイ13に表示させる(ステップS16)。
図10は、設定画面G2の一例を示す概念図である。図10において、設定画面G2は、操作入力受付部1105によりユーザの選択操作を受け付けて、各種設定を行うための設定ボタンG23〜G26を表示する主画面G21を含む構成である。設定ボタンG23〜G26の中で設定ボタンG26がアップデートの実行を指示するためボタンである。この設定ボタンG26は、アップデートに関する情報がアップデート処理部1107より通知されず、自装置にアップデートが存在しない場合には、グレーアウトするなどして、選択操作が無効とされている。逆に、アップデートに関する情報がアップデート処理部1107より通知され、自装置にアップデートが存在する場合には、グレーアウトが解除され、操作入力受付部1105によるユーザの選択操作を受け付ける状態となる。この場合、設定ボタンG26には、アップデートに関する情報として含まれるデータ項目の"version"の記述をもとに、アップデートが行われる最新バージョンのバージョン番号などを記載してもよい。図示例では、バージョン番号が2.0の最新バージョンにアップデートすることが記載されている。なお、設定画面G2に、さらに、自装置のステータスを表示するステータス画面を表示するように構成してもよい。
図7に戻り、ステップS16において、設定ボタンG26の選択操作が行われた場合、ユーザインタフェース部1102は、アップデートの実行を確認する確認画面をディスプレイ13に表示させる(ステップS17)。
図11は、確認画面G3の一例を示す概念図である。図11において、確認画面G3は、実行するアップデートの内容を表示するアップデート表示G33と、その内容でのアップデートの実行またはキャンセルの指示をユーザより受け付けるための操作ボタンG35、G34とを含む主画面G31と、自装置のステータスを表示するステータス画面G32とを含む構成である。アップデート表示G33には、自装置のプログラム104のバージョン番号である現在のバージョンの他、アップデートに関する情報として含まれるデータ項目の"version"の記述をもとにした、アップデートが行われる最新バージョンのバージョン番号などの情報が表示され、ユーザに通知される。したがって、ユーザは、アップデート表示G33の表示内容により、どのバージョン番号へのアップデートが行われるかを確認できる。なお、メタデータの"reboot"のデータ項目を参照して、確認画面G3のアップデート表示G33に、さらに、再起動が行われるか否かの情報を表示するように構成してもよい。
図12は、確認ウインドウG36の一例を示す概念図である。確認画面G3において、アップデートの実行を指示する操作ボタンG35が選択された場合は、再度ユーザに確認を促す確認ウインドウG36を表示してもよい。確認ウインドウG36には、アップデートが行われる最新バージョンのバージョン番号などの情報の他、予め設定されたアップデート時の注意事項などを表示する。この確認画面G3では、アップデートの実行が指示された場合に確認ウインドウG36を表示することで、ユーザへの注意喚起を促すことができる。なお、メタデータの"reboot"のデータ項目を参照して、確認ウインドウG36に、さらに、再起動が行われるか否かの情報を表示するように構成してもよい。
図7に戻り、アップデート処理部1107では、確認画面G3での操作ボタンG34、G35の選択操作をもとに、アップデートを実行するか否かを判定する(ステップS18)。アップデートの実行を指示する操作ボタンG35が選択された場合(ステップS18:Yes)、アップデート処理部1107は、取得しているメタデータをもとにアップデート処理を実行する(ステップS19)。ここで、アップデート処理の詳細については後述する。
アップデートの実行をキャンセルする操作ボタンG34が選択されるなどして、操作ボタンG35の選択が行われなかった場合(ステップS18:No)、アップデート処理部1107は、自装置の処理を終了させる終了処理を行い(ステップS20)、装置の電源を落とす。
すなわち、通話端末11では、自装置のアップデートが存在する場合には、そのアップデートの存在をユーザインタフェース部1102のユーザ通知部1104よりユーザに通知する。そして、通話端末11では、操作入力受付部1105により、そのアップデートを実行するか否かの選択操作をユーザより受け付け、アップデートを実行する選択操作が行われた場合に、アップデート処理部1107によるアップデート処理が実行される。したがって、通話端末11は、自装置に実行するアップデートがある場合の、そのアップデートの実行をユーザが選択可能となる。
ステップS12で、メタデータの"critical"が"true"に設定されている場合、すなわち、強制アップデートである場合には(ステップS12:Yes)、図8において、アップデート部1103のアップデート処理部1107は、その強制アップデートに関する情報をユーザインタフェース部1102へ通知する(ステップS701)。具体的には、通常アップデートの場合と同様に、最新バージョンおよびその最新バージョンに依存するバージョンのメタデータのうち、"package_url"、"execute"などのユーザへの通知に不要なデータ項目以外のデータ項目を、アップデートに関する情報としてユーザインタフェース部1102へ通知する。
ユーザインタフェース部1102のユーザ通知部1104では、アップデート処理部1107より通知された強制アップデートに関する情報をもとに、自装置に必要な強制アップデートが存在することをディスプレイ13の起動画面G1(図9参照)に表示して、ユーザへ通知する(ステップS702)。具体的には、ユーザ通知部1104は、アップデートが強制アップデートである旨を、起動画面G1のステータス画面G12に表示してもよいし、主画面G11に表示されている一覧表示をグレーアウトするなどして、アップデート以外の操作が無効であることを通知してもよい。
ステップS702でユーザへの通知が行われると、ユーザインタフェース部1102は、アップデートの実行を確認する確認画面G70(図13参照)をディスプレイ13に表示させる(ステップS703)。なお、通常アップデート時のようなアップデートの設定画面G2(図10参照)は表示されない。
図13は、強制アップデート時に表示される確認画面G70の一例を示す概念図である。図13に示すように、確認画面G70は、実行するアップデートの内容を表示するアップデート表示G73と、アップデートの実行をユーザより受け付けるための操作ボタンG75とを含む主画面G72を含む構成である。アップデート表示G73には、自装置のプログラム104のバージョン番号である現在のバージョンの他、強制アップデートに関する情報として含まれるデータ項目の"version"の記述をもとにした、強制アップデートが行われる最新バージョンのバージョン番号などの情報が表示され、ユーザに通知される。したがって、ユーザは、アップデート表示G73の表示内容により、どのバージョン番号へのアップデートが行われるかを確認できる。
ここで、強制アップデートの確認画面G70に表示されるボタンとして、アップデートボタンG75しか表示されず、通常アップデートの確認画面G3(図11)に表示されるキャンセルボタンG34は表示されない。これは、強制アップデートの場合には、必ずアップデートを実施する必要があるからである。ただし、操作部108のメニューキーに対応した操作ボタンにより設定画面へ遷移したり、または、電源スイッチ109の押下による電源遮断を行うことができる。
図8に戻り、アップデート処理部1107は、確認画面G70での操作ボタンG75の選択操作をもとに、強制アップデートを実行するか否かを判定する(ステップS704)。強制アップデートの実行を指示する操作ボタンG75が選択された場合(ステップS704:Yes)、アップデート処理部1107は、取得しているメタデータをもとにアップデート処理を実行する(ステップS705)。
一方、ステップS704において、操作ボタンG75が押下されず、操作部108の操作ボタンが押下された場合には(ステップS704:No)、押下された操作ボタンに従い、設定画面の表示や電源遮断を行う(ステップS706)。
図7に戻り、最新バージョンが端末バージョンより新しくない場合(ステップS6:No)または自装置に必要なアップデートが存在しない場合(ステップS13:No)、アップデート部1103は、事前ダウンロード可能なアップデートデータがあるか否かを判定する(ステップS21)。ここで、アップデート部1103は、メタデータの"valid date"が現在時刻よりも未来に設定されたものがあるか否かにより、事前ダウンロード可能なアップデートデータがあるか否かを判定する。
アップデート部1103は、事前ダウンロード可能なデータがない場合(ステップS21:No)、アップデートの実行および事前ダウンロードを行う必要がないことから、通常の動作を継続させる(ステップS26)。また、アップデート部1103は、事前ダウンロード可能なデータがある場合(ステップS21:Yes)、ユーザによる事前の設定内容を判定する(ステップS22)。
ここで、設定内容として、例えば、
・手動
・自動#1
・自動#2
がある。
手動は、事前ダウンロードを行う場合、ユーザに確認を求め、ユーザによる事前ダウンロードの実施の明示的な操作が行われた場合に事前ダウンロードを行うものである。この場合、ユーザの都合のよいタイミングで事前ダウンロードを行わせることができる。
自動#1は、ユーザに確認を求めず、自動的に事前ダウンロードを行うものである。この場合、ユーザによる操作なしで、最も早く事前ダウンロードを終えることができるとともに、常にネットワーク帯域の狭いところで使用する場合でも事前ダウンロードを行うことができる。
自動#2は、ユーザに確認を求めないが、ネットワーク帯域取得部1108により取得されるネットワーク帯域の情報の示す帯域幅が所定の閾値以上である場合に事前ダウンロードを行うものである。これは、アップデートデータが存在するからといってどんな状況でも事前ダウンロードを行ってしまうと、ネットワーク環境が厳しいときにも事前ダウンロードを行ってしまい、メイン機能(ビデオコミュニケーション等)に悪影響が出てしまうのを防止するためである。ネットワーク帯域に閾値を設けることで、メイン機能にあまり影響を与えることなく、事前ダウンロードを自動的に行うことができる。なお、この閾値については、ユーザが自由に設定できるようにすることで、ユーザのネットワーク環境にフィットしたものとすることができる。
また、手動、自動#1、自動#2の3つのモードを設定できる場合について説明したが、実装上、自動#1のみとしたり、自動#1と自動#2を選択可能としたりすることもできる。
図7において、設定内容が「手動」であった場合(ステップS22:手動)、ユーザの確認を得る(ステップS23)。
ユーザインタフェース部1102は、例えば図14に示すような画面を表示することで、ユーザに事前ダウンロード可能なアップデートデータが存在することを通知する。設定画面G4は、操作入力受付部1105によりユーザの選択操作を受け付けて、各種設定を行うための設定ボタンG23〜G25、G42を表示する主画面G41を含む構成である。設定ボタンG23〜G25、G42の中で設定ボタンG42がアップデートの実行を指示するためのボタンである。設定ボタンG42には、事前アップデートに関する情報として含まれるデータ項目の"version"の記述をもとに、事前アップデートが行われる最新バージョンのバージョン番号などを記載してもよい。図示例では、バージョン番号が2.1の最新バージョンに事前アップデート可能であることが記載されている。
ユーザインタフェース部1102は、設定ボタンG42を選択する入力を受け付けると、例えば図15に示すような事前ダウンロードの設定画面を表示する。図15に示した事前ダウンロードの設定画面G5は、事前ダウンロード可能なアップデートデータの内容を表示する事前アップデート表示G51と、その内容での事前アップデートの実行またはキャンセルの指示をユーザより受け付けるための操作ボタンG53、G52とを含む。
図7に戻り、ユーザが事前ダウンロードを実施する確認操作を行った場合(ステップS23:Yes)、事前ダウンロードを開始し(ステップS25)、通常の動作を継続させる(ステップS26)。ユーザが事前ダウンロードを実施しないとする操作を行った場合(ステップS23:No)、事前ダウンロードを行わず、通常の動作を継続させる(ステップS26)。
設定内容が「自動#1」であった場合(ステップS22:自動#1)、事前ダウンロードを開始し(ステップS25)、通常の動作を継続させる(ステップS26)。
設定内容が「自動#2」であった場合(ステップS22:自動#2)、ネットワーク帯域が所定の閾値以上であるか否か判定する(ステップS24)。ネットワーク帯域が所定の閾値以上である場合(ステップS24:Yes)、事前ダウンロードを開始し(ステップS25)、通常の動作を継続させる(ステップS26)。ネットワーク帯域が所定の閾値以上でない場合(ステップS24:No)、事前ダウンロードを行わず、通常の動作を継続させる(ステップS26)。
なお、事前ダウンロードを行っている間にビデオ会議が開始された場合、
・ビデオ会議の開始にかかわらず事前ダウンロードを継続
・ビデオ会議の開始により事前ダウンロードを中断し、ビデオ会議の終了により事前ダウンロードを再開
・ビデオ会議が開始された場合、所定の帯域幅が確保されていれば事前ダウンロードを継続し、確保されなければ事前ダウンロードを中断し、ビデオ会議の終了または帯域幅の確保により事前ダウンロードを再開
等のいずれかの対応をとることができる。
次に、図16を用いて、アップデート処理(図7に示すステップS19、図8に示すステップS705)の詳細について説明する。
図16において、アップデート部1103は、アップデート処理が開始されると、カメラ12、マイク14、スピーカ15などの外部装置と接続するための撮像素子I/F112、音声入出力I/F113等のインタフェース部の機能を停止する。インタフェース部が稼働していると、そのインタフェース部にかかるプログラム104が使用中であるため、アップデートがエラーとなることがある。このエラーを未然に防止するため、アップデート部1103は、アップデート処理の開始に伴い、上述したインタフェース部の機能を停止する。
次いで、アップデート部1103は、取得したメタデータの"files"からアップデートに用いるデータファイル(アップデートデータ)のファイルリストと、それらファイルのチェックサムとを取得する(ステップS1501)。依存関係を有する複数のバージョンのメタデータを取得している場合、アップデート部1103は、バージョン番号が古いものから順にステップS1501〜S1508の処理を行う。
次いで、アップデート部1103は、取得したメタデータの"valid date"に記述されたアップデートが実行可能となる日時に基づいて、取得したメタデータに対応するデータファイル(アップデートデータ)を用いたアップデートが実行可能か否かを判断する(ステップS1502)。本実施形態では、アップデート部1103は、取得したメタデータの"valid date"に記述された日時が、例えばNTPサーバまたは自装置が備える計時部などから取得した現在日時よりも以前の日時である場合には、取得したメタデータに対応するデータファイル(アップデートデータ)を用いたアップデートが実行可能であると判断する。
取得したメタデータに対応するデータファイルを用いたアップデートが実行可能であると判断した場合(ステップS1502:Yes)、アップデート部1103は、当該取得したメタデータに対応するデータファイルが事前ダウンロード処理によりアップデートサーバ60からダウンロード済みであるか否か、すなわち、当該取得したメタデータに対応するデータファイルが事前ダウンロードデータであるか否かを判断する(ステップS1503)。
事前ダウンロード処理によりアップデートサーバ60からダウンロード済みでないと判断した場合(ステップS1503:No)、アップデート部1103は、ステップS1501で取得したファイルリストのデータファイル(アップデートデータ)をアップデートサーバ60から取得するとともに(ステップS1504)、取得したデータファイルのチェックサムを取得する(ステップS1505)。一方、事前ダウンロード処理によりアップデートサーバ60からダウンロード済みであると判断した場合(ステップS1503:Yes)、アップデート部1103は、事前ダウンロード処理によりダウンロード済みのデータファイル(事前ダウンロードデータ)をダウンロード先(例えば、記憶部105)から取得し、取得したデータファイルのチェックサムを取得する(ステップS1505)。次いで、アップデート部1103は、取得したデータファイルを用いて、記憶部105に記憶されたプログラム104のアップデートを実行する。
次いで、アップデート部1103は、アップデートの進行状況をユーザインタフェース部1102に通知する(ステップS1506)。この進行状況の通知は、ファイルリストに含まれる複数のデータファイルの中で、どのデータファイルまでステップS1504、S1505の処理を終えたかを通知する。また、依存関係を有する複数のバージョンのアップデートを行う場合には、どのバージョンのアップデートまでを終えたかを通知してもよい。ユーザインタフェース部1102では、通知されたアップデートの進行状況をディスプレイ13に画面表示してユーザに通知する。
図17は、通話端末により表示されるアップデート画面の一例を示す図である。図17に示すように、アップデート画面G6は、アップデート部1103によるアップデート処理中にユーザインタフェース部1102がディスプレイ13に表示させる画面である。アップデート画面G6には、アップデート部1103より通知されたアップデートの進行状況を表示するアップデートステータスウインドウG61と、アップデートの中止を指示するための操作ボタンG62と、が表示される。ユーザは、アップデートステータスウインドウG61の表示内容により、アップデートの進行状況を確認できる。
また、ユーザインタフェース部1102は、アップデート画面G6に、アップデートの残り時間や現在の回線速度をリアルタイムで表示するようにしてもよい。この場合には、ユーザにアップデートの状況をより詳細に把握させることができるという利点がある。
図16に戻り、アップデート部1103は、アップデート処理のエラーの発生の有無を判定し(ステップS1507)、アップデート処理にエラーの発生がある場合(ステップS1507:Yes)は、ステップS1509に示す処理に進む。本実施形態では、アップデート部1103は、アップデート処理の実行中に何らかの要因で発生するエラー(例えば、ステップS1505により取得したチェックサムと、ステップS1501で取得したチェックサムとの相違)の他、アップデート画面G6の操作ボタンG62の操作によるアップデートの中止や、ステップS1504およびステップS1505で行ったアップデートのバージョンが再起動を要する場合にもエラーとして判定される。したがって、バージョン番号が古いものから順にアップデートが行われる場合には、再起動を要するバージョンのアップデートまでが行われた段階で、ステップS1501〜S1508の処理を抜けることとなる。
アップデート処理にエラーの発生がない場合(ステップS1507:No)、アップデート部1103は、取得したメタデータにかかる、全てのバージョンのアップデートが完了したか否かを判定する(ステップS1508)。全てのバージョンのアップデートが完了していない場合(ステップS1508:No)には、ステップS1501へ戻り、アップデート処理を継続する。全てのバージョンのアップデートが完了した場合(ステップS1508:Yes)には、ステップS1509に進む。
アップデート部1103は、アップデートの結果をユーザインタフェース部1102へ通知する(ステップS1509)。ユーザインタフェース部1102では、通知されたアップデートの結果をディスプレイ13に画面表示してユーザに通知する。
図18は、通話端末により表示される確認画面の一例を示す図である。アップデートの結果を受けたユーザインタフェース部1102は、図18に示すように、アップデート結果G71や、アップデート後のシャットダウンや再起動の操作を受け付けるための操作ボタンG72、G73を確認画面G7に表示する。アップデート結果G71には、アップデート前のバージョンにかかる情報の他、アップデートによる現在のバージョンにかかる情報などが表示される。このアップデート結果G71の表示内容により、ユーザは、アップデートの結果を確認できる。
図16に戻り、アップデート部1103は、アップデートに用いたアップデートデータのメタデータに含まれる、"reboot"の記述を基に、情報処理装置11の再起動が必要であるか否かを判定する(ステップS1510)。情報処理装置11の再起動が必要でない場合(ステップS1510:No)、アップデート部1103は、情報処理装置11を再起動することなくアップデート処理を終了する。情報処理装置11の再起動が必要である場合(ステップS1510:Yes)、アップデート部1103は、情報処理装置11を再起動させる(ステップS1511)。このように、再起動が必要なアップデートが実行された場合は、ユーザが操作することなく、アップデート後に再起動されることとなる。
<総括>
以上説明したように、本実施形態によれば、種々のユーザに対して事前ダウンロードの実施を促進することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
本国際出願は、2013年11月5日に出願した日本国特許出願2013−229104号に基づく優先権を主張するものであり、2013−229104号の全内容をここに本国際出願に援用する。
1 通信システム
2 通信ネットワーク
11 通話端末
12 カメラ
13 ディスプレイ
14 マイク
15 スピーカ
30 中継装置
50 通信管理サーバ
60 アップデートサーバ
601 送受信部
602 アップデートデータ提供部
1101 送受信部
1102 ユーザインタフェース部
1103 アップデート部
1104 ユーザ通知部
1105 操作入力受付部
1106 判断部
1107 アップデート処理部
1108 ネットワーク帯域取得部

Claims (8)

  1. アップデートに用いるアップデートデータのメタデータを受信する受信手段と、
    前記メタデータの記述に基づいて、アップデートが開始可能な時点よりも前にアップデートデータのダウンロードを実行する事前ダウンロードの対象となるアップデートデータがあるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により事前ダウンロードの対象となるアップデートデータがあると判断された場合に、当該アップデートデータのダウンロードを行うアップデート処理手段と
    を備え
    前記アップデート処理手段は、事前ダウンロードを行っている間にビデオ会議が開始された場合、
    ビデオ会議の開始にかかわらず事前ダウンロードを継続するか、
    ビデオ会議の開始により事前ダウンロードを中断し、ビデオ会議の終了により事前ダウンロードを再開するか、
    ビデオ会議が開始された場合、所定の帯域幅が確保されていれば事前ダウンロードを継続し、確保されなければ事前ダウンロードを中断し、ビデオ会議の終了または帯域幅の確保により事前ダウンロードを再開するか、
    のいずれかの処理を行う
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置において、
    ネットワークの帯域情報を取得する帯域情報取得手段
    を備え、
    前記アップデート処理手段は、ビデオ会議が開始されていない場合、前記帯域情報取得手段の取得した帯域情報の示す帯域幅が所定の閾値以上である場合に事前ダウンロードの対象となるアップデートデータのダウンロードを行う
    ことを特徴とする通信装置。
  3. 請求項2に記載の通信装置において、
    前記閾値をユーザに設定させる設定手段
    を備えたことを特徴とする通信装置。
  4. 請求項1に記載の通信装置において、
    事前ダウンロードを自動に行うか手動で行うかをユーザに設定させる設定手段
    を備え、
    前記アップデート処理手段は、前記設定手段により手動が設定されている場合、ビデオ会議が開始されていない場合に、ユーザによる事前ダウンロードの実施の操作があった場合に、事前ダウンロードの対象となるアップデートデータのダウンロードを行う
    ことを特徴とする通信装置。
  5. 請求項4に記載の通信装置において、
    ネットワークの帯域情報を取得する帯域情報取得手段
    を備え、
    前記設定手段は、自動が設定される場合に、更に前記帯域情報に基づく制御を行うか否かを設定させ、
    前記アップデート処理手段は、前記設定手段により自動が設定され、かつ前記帯域情報に基づく制御を行うと設定されている場合、ビデオ会議が開始されていない場合に、前記帯域情報取得手段の取得した帯域情報の示す帯域幅が所定の閾値以上である場合に事前ダウンロードの対象となるアップデートデータのダウンロードを行う
    ことを特徴とする通信装置。
  6. ネットワークを介して接続可能なアップデートサーバと通信装置とを備えた通信システムであって、
    前記アップデートサーバは、
    前記通信装置からの要求に応じてアップデートデータおよびメタデータを提供する提供手段
    を備え、
    前記通信装置は、
    アップデートに用いるアップデートデータのメタデータを受信する受信手段と、
    前記メタデータの記述に基づいて、アップデートが開始可能な時点よりも前にアップデートデータのダウンロードを実行する事前ダウンロードの対象となるアップデートデータがあるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により事前ダウンロードの対象となるアップデートデータがあると判断された場合に、当該アップデートデータのダウンロードを行うアップデート処理手段と
    を備え
    前記アップデート処理手段は、事前ダウンロードを行っている間にビデオ会議が開始された場合、
    ビデオ会議の開始にかかわらず事前ダウンロードを継続するか、
    ビデオ会議の開始により事前ダウンロードを中断し、ビデオ会議の終了により事前ダウンロードを再開するか、
    ビデオ会議が開始された場合、所定の帯域幅が確保されていれば事前ダウンロードを継続し、確保されなければ事前ダウンロードを中断し、ビデオ会議の終了または帯域幅の確保により事前ダウンロードを再開するか、
    のいずれかの処理を行う
    ことを特徴とする通信システム。
  7. アップデートに用いるアップデートデータのメタデータを受信する受信工程と、
    前記メタデータの記述に基づいて、アップデートが開始可能な時点よりも前にアップデートデータのダウンロードを実行する事前ダウンロードの対象となるアップデートデータがあるか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程により事前ダウンロードの対象となるアップデートデータがあると判断された場合に、当該アップデートデータのダウンロードを行うアップデート処理工程と
    を備え
    前記アップデート処理工程は、事前ダウンロードを行っている間にビデオ会議が開始された場合、
    ビデオ会議の開始にかかわらず事前ダウンロードを継続するか、
    ビデオ会議の開始により事前ダウンロードを中断し、ビデオ会議の終了により事前ダウンロードを再開するか、
    ビデオ会議が開始された場合、所定の帯域幅が確保されていれば事前ダウンロードを継続し、確保されなければ事前ダウンロードを中断し、ビデオ会議の終了または帯域幅の確保により事前ダウンロードを再開するか、
    のいずれかの処理を行う
    ことを特徴とする通信方法。
  8. 通信装置を構成するコンピュータを、
    アップデートに用いるアップデートデータのメタデータを受信する受信手段、
    前記メタデータの記述に基づいて、アップデートが開始可能な時点よりも前にアップデートデータのダウンロードを実行する事前ダウンロードの対象となるアップデートデータがあるか否かを判断する判断手段、
    前記判断手段により事前ダウンロードの対象となるアップデートデータがあると判断された場合に、当該アップデートデータのダウンロードを行うアップデート処理手段
    として機能させ
    前記アップデート処理手段は、事前ダウンロードを行っている間にビデオ会議が開始された場合、
    ビデオ会議の開始にかかわらず事前ダウンロードを継続するか、
    ビデオ会議の開始により事前ダウンロードを中断し、ビデオ会議の終了により事前ダウンロードを再開するか、
    ビデオ会議が開始された場合、所定の帯域幅が確保されていれば事前ダウンロードを継続し、確保されなければ事前ダウンロードを中断し、ビデオ会議の終了または帯域幅の確保により事前ダウンロードを再開するか、
    のいずれかの処理を行う
    通信プログラム。
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