JP5180925B2 - ペースト塗布方法及びペースト塗布装置 - Google Patents

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Description

本発明はペースト塗布方法及びペースト塗布装置に関する。
ペースト塗布装置として、特許文献1に記載の如く、塗布ヘッドのノズルを塗布対象物に対して移動制御し、このノズルから吐出されるペーストを塗布対象物の表面に塗布し、この塗布対象物の表面に予め定めた閉ループ経路のペーストパターンを描画するものがある。液晶表示パネルの製造では、このペーストパターンが液晶表示パネルの表示領域を囲むものになり、このペーストパターンの各部の太さをパターン領域に渡って均等にすることにより、表示性能の向上を図っている。
特開2008-80204
ところで、従来のペースト塗布装置によって塗布対象物に描画される閉ループ経路のペーストパターンでは、塗布開始点と塗布終了点とが予め定められており、実際に塗布される塗布開始点の先細状端部と塗布終了点の先細状端部とが適度に重なってつながることにより、そのつなぎ部の塗布量をその他の中間部の塗布量と概ね同等にし、結果としてペーストパターンの各部の太さの均等を図る。
このとき、塗布ヘッドはノズル内のペーストに印加する気体の圧力を増減することによりノズルからペーストを吐出させたり吐出を停止させたりしている。特に、ペーストパターンの描画の終了時には、ノズル内に印加する気体の圧力を一旦負圧にして吐出停止させてノズル内にペーストを引き込むようにしている。しかしながら、ノズル内のペーストに印加される負圧の大きさは、ペーストの残量等に起因してばらつきを生じるので、ノズル内に引き込まれるペーストの量、即ち、ノズル内でのペーストの下端位置が微妙に変動する。このため、次回のペーストパターンの描画時に、このノズル内のペーストの残量の変動が、塗布開始点の位置をばらつかせ、結果として、このペーストパターンの描画の終了時における塗布開始点の先細状端部と塗布終了点の先細状端部とのつなぎ部の重なりを不良にし、ひいてはペーストパターンの各部の太さを均等にできないものにする。
本発明の課題は、閉ループのペーストパターンの塗布開始点と塗布終了点を適度に重ねてつなぐことにある。
請求項1の発明は、塗布ヘッドのノズルと塗布対象物とを塗布対象物の表面に沿って相対的に移動制御し、このノズルから吐出されるペーストを塗布対象物の表面に予め定めた閉ループ経路のペーストパターンで描画するペースト塗布方法において、ノズルにより塗布対象物に塗布されたペーストの塗布開始点を検出し、この検出した塗布開始点に合わせるように、ノズルによるペーストの塗布終了点を調整するようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記検出した塗布開始点が予め定めたペーストパターンの予定開始点に対してなすずれ量を求め、ノズルによるペーストの塗布終了点を上記ずれ量分だけ調整するようにしたものである。
請求項3の発明は、塗布ヘッドのノズルと塗布対象物とを塗布対象物の表面に沿って相対的に移動制御し、このノズルから吐出されるペーストを塗布対象物の表面に予め定めた閉ループ経路のペーストパターンで描画するペースト塗布装置において、ノズルにより塗布対象物に塗布されたペーストの塗布開始点を検出するペースト始点検出手段と、ペースト始点検出手段が検出した塗布開始点に合わせるように、ノズルによるペーストの塗布終了点を調整する制御手段とを有してなるようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項3の発明において更に、前記ペースト始点検出手段は、塗布ヘッドにおけるノズルの側傍に設置されるようにしたものである。
請求項5の発明は、請求項3又は4の発明において更に、前記制御手段が、ペースト始点検出手段によって検出した塗布開始点が予め定めたペーストパターンの予定開始点に対してなすずれ量を求め、ノズルによるペーストの塗布終了点を上記ずれ量分だけ調整するようにしたものである。
本発明によれば、ノズルにより塗布対象物に塗布開始されたペーストの塗布開始点を検出し、この検出した塗布開始点に合わせるように、ノズルによるペーストの塗布終了点を調整することにより、閉ループのペーストパターンの塗布開始点と塗布終了点を適度に重ねてつなぐことができる。
図1はペースト塗布装置を示す斜視図である。 図2はペースト塗布装置の制御系統を示すブロック図である。 図3は基板に描画されるペーストパターンを示す模式図である。 図4はペーストパターンの塗布開始点と塗布終了点のつなぎ部を示す模式図である。 図5は塗布ヘッドを示す模式図である。
図1、図2に示すペースト塗布装置10は、架台11を有し、架台11の上に基板ステージ12を設けてなり、基板ステージ12上にペーストが塗布される基板1を載置可能にする。架台11には、基板ステージ12を跨ぐ門型コラム13が設置され、コラム13は架台11の基板ステージ12を挟む両側にY軸方向に沿って設置してあるガイドレール14上をY軸方向に移動可能に設けられる。コラム13はY軸モータ15によりボールねじ等を回転させることで移動され、その移動位置及び移動距離をY軸モータ15に付帯のエンコーダ15Aにより検出される。
ペースト塗布装置10は、コラム13に横移動台16を設置し、横移動台16はコラム13の前面に設置してあるガイドレール17上をX軸方向に移動可能に設けられる。横移動台16はX軸モータ18によりボールねじ等を回転させることで移動され、その移動位置及び移動距離をX軸モータ18に付帯のエンコーダ18Aにより検出される。
ペースト塗布装置10は、横移動台16上に塗布ヘッド20を備える。塗布ヘッド20は、横移動台16に固定されて設けてある昇降装置22と、昇降装置22によってZ軸方向に移動可能に設けられるノズル台21を有している。ノズル台21はZ軸モータ23により昇降装置22に内蔵されるボールねじ等を回転させることで移動され、その移動位置をZ軸モータ23に付帯のエンコーダ(不図示)により検出される。
また、塗布ヘッド20は、ノズル台21に固定されてペーストを収容するシリンジ等の容器24と、その容器24に連通してペーストを吐出するノズル25を有している。塗布ヘッド20は、気体供給チューブ等を介して気体供給源に接続され、容器24に供給される気体の圧力の増減により、その内部のペーストをノズル25から吐出させたり吐出を停止させたりする。更に、塗布ヘッド20は、昇降機構22の側部に基板1の位置検出用マーク等を撮像するためのカメラ26を有している。
以下、ペースト塗布装置10の制御系統について説明する。
ペースト塗布装置10は、各部を制御する制御手段30を有している(図2)。制御手段30は、各部を制御するマイクロコンピュータ31と、制御プログラムや各種情報等を記憶する記憶部32と、塗布ヘッド20の各駆動を制御するヘッドコントローラ33と、コラム13と横移動台16の各駆動を制御するモータコントローラ34と、信号の授受を行なうための外部インターフェイス35とを備えている。更に、制御手段30は、各種のドライバとして、ヘッドコントローラ33に接続される塗布ヘッド塗布駆動回路36と、モータコントローラ34に接続される塗布ヘッド移動駆動回路37、及びコラム移動駆動回路38とを備えている。
塗布ヘッド塗布駆動回路36は、ヘッドコントローラ33により駆動制御され、塗布ヘッド20の容器に対する気体の供給(正圧の供給、負圧の供給及び供給の停止等)を制御し、ノズル25からのペーストの吐出タイミングや停止タイミングを制御する。
塗布ヘッド移動駆動回路37及びコラム移動駆動回路38は、モータコントローラ34により駆動制御される。塗布ヘッド移動駆動回路37は、モータコントローラ34から送信される制御信号及びエンコーダ18Aから出力されるパルス信号に基づいてX軸モータ18を制御し、横移動台16をX軸方向に移動させることで塗布ヘッド20をX軸方向に移動させる。
コラム移動駆動回路38は、モータコントローラ34から送信される制御信号及びエンコーダ15Aから出力されるパルス信号に基づいてY軸モータ15を制御し、コラム13をY軸方向に移動させることで塗布ヘッド20をY軸方向に移動させる。
外部インターフェイス35には、塗布ヘッド20に設けてあるカメラ26と、キーボードやマウス等の入力部41と、液晶表示装置等の表示部42が接続される。操作者は、入力部41を入力操作して塗布条件等の各種情報を設定する。この塗布条件等の各種情報は記憶部32に格納される。
従って、ペースト塗布装置10においては、制御手段30を用いて、塗布ヘッド20のノズル25をZ軸モータ23により基板1に対するZ軸方向の待機位置から塗布位置に位置付けた状態で、塗布ヘッド塗布駆動回路36により塗布ヘッド20のノズル25から所定の塗布条件(吐出圧力、移動速度及びギャップ等)でペーストを吐出させながら、塗布ヘッド移動駆動回路37及びコラム移動駆動回路38により制御されるX軸モータ18及びY軸モータ15により塗布ヘッド20のノズル25を基板1に対してX軸方向とY軸方向に移動制御する。これにより、塗布ヘッド20のノズル25から吐出されるペーストを、基板1の表面に塗布し、この基板1の表面に予め定めた閉ループ経路のペーストパターンPを描画する。
基板1の表面に描画される閉ループ経路のペーストパターンPは、図3に示す如く、予め定めた例えば矩形形状をなし、基板1に対する塗布開始点P1と、塗布終了点P2が予め定められている。
このとき、ペースト塗布装置10は、塗布ヘッド20のノズル25がX軸方向(又はY軸方向)に移動開始すると同時に、塗布ヘッド20の容器24に気体の正の圧力が印加されてノズル25からペーストが吐出開始されるため、基板1に付着する塗布開始点P1は先細り状になる。また、塗布ヘッド20のノズル25がX軸方向(又はY軸方向)に移動停止すると同時に、塗布ヘッド20の容器24への気体の正の圧力の印加が停止されるとともに気体の負の圧力が印加されてノズル25からのペーストの吐出が停止されるため、基板1上の塗布終了点P2も先細り状になる。
更に、ペースト塗布装置10は、ノズル25内に印加する気体の圧力をペーストパターンの描画の終了により負圧にして吐出停止させたとき、ノズル25内に引き込まれるペーストの残量、即ち、ノズル内でのペーストの下端位置が、容器24内に残留するペーストの量に起因する気体の圧力の印加状態のばらつきにより微妙に変動する。このため、次回のペーストパターンPの描画時に、このノズル25内のペーストの残量の変動が、塗布開始点P1の位置をばらつかせ、結果として、このペーストパターンPの描画の終了時における塗布開始点P1の先細状端部と塗布終了点P2の先細状端部とのつなぎ部の重なり状態を図4(A)〜(C)の如くに変動させる。図4(A)は塗布開始点P1と塗布終了点P2のつなぎ部の重なり量が適正であり、つなぎ部の塗布量がその他の中間部の塗布量と概ね同等になり、結果としてペーストパターンPの各部の太さが均等になる。図4(B)は塗布開始点P1と塗布終了点P2のつなぎ部の重なり量が過大であり、つなぎ部の塗布量がその他の中間部の塗布量より過多になり、結果としてペーストパターンPの各部の太さが不均等になる。図4(C)は塗布開始点P1と塗布終了点P2のつなぎ部の重なり量が過小であり、つなぎ部の塗布量がその他の中間部の塗布量より過少になり、結果としてペーストパターンPの各部の太さが不均等になる。
そこで、ペースト塗布装置10にあっては、ペーストパターンPの描画の終了時に、その閉ループの塗布開始点P1と塗布終了点P2を適度に重ねてつなぐことができるように、以下の構成を具備するものにした。
ペースト塗布装置10は、図5に示す如く、塗布ヘッド20のノズル25により基板1に塗布開始されたペーストの実際の塗布開始点P1の位置を検出するペースト始点検出手段50を有するものにした。本実施例では、ペースト始点検出手段50を塗布ヘッド20におけるノズル25の側傍、換言すれば、ペーストパターンPの塗布開始点P1からの基板1に対するノズル25の移動方向がX軸方向に沿う前方(図3における右方向)に向かう場合には、ノズル25の移動方向後方の側傍に設置するものにした。ペースト始点検出手段50が検出した基板1におけるペーストの実際の塗布開始点P1の検出情報は、外部インターフェイス35を介して制御手段30のマイクロコンピュータ31に転送される。
制御手段30のマイクロコンピュータ31は、ヘッドコントローラ33により塗布ヘッド塗布駆動回路36を駆動制御するとともに、モータコントローラ34により塗布ヘッド移動駆動回路37及びコラム移動駆動回路38を駆動制御し、塗布ヘッド20のノズル25から吐出されるペーストにより所定のペーストパターンPを前述の如くに描画するとき、ペースト始点検出手段50から上述の実際の塗布開始点P1の検出情報を転送されて以下の如くに制御動作する。即ち、制御手段30のマイクロコンピュータ31は、ペースト始点検出手段50が塗布ヘッド20に設置されたから、塗布ヘッド20を移動させる横移動台16のX軸モータ18のエンコーダ18Aと、コラム13のY軸モータ15のエンコーダ15Aの出力を用いて、当該ペースト始点検出手段50が検出したペーストの塗布開始点P1の位置を実測できる。そして、制御手段30のマイクロコンピュータ31は、ヘッドコントローラ33により塗布ヘッド塗布駆動回路36を駆動制御するとともに、モータコントローラ34により塗布ヘッド移動駆動回路37及びコラム移動駆動回路38を駆動制御し、塗布ヘッド20のノズル25から吐出されるペーストの塗布終了点P2を、ペースト始点検出手段50が検出した実際の塗布開始点P1に合せるように調整する。具体的には、制御手段30のマイクロコンピュータ31は、ペースト始点検出手段50によって検出した実際の塗布開始点P1が予め定めたペーストパターンPの予定開始点P01に対してなすずれ量(ずれた方向における長さ±a)を求め、塗布ヘッド20のノズル25によるペーストの塗布終了点P2を上記ずれ量分だけ調整する。塗布ヘッド20のノズル25から吐出されるペーストの終端がペーストパターンPの予定終了点P02に対し、上記ずれ量のずれの方向にずれの長さ±a分だけ移動することとなるように、ヘッドコントローラ33により塗布ヘッド塗布駆動回路36を駆動制御するとともに、モータコントローラ34により塗布ヘッド移動駆動回路37及びコラム移動駆動回路38を駆動制御するものである。
図5のペースト始点検出手段50としては、基板1の表面までの距離を検出するレーザ式距離計を用い、基板1に対して相対移動するレーザ式距離計の出力を予め設定した閾値以上に変化させた基板1上の位置を、基板1に塗布されたペーストの実際の塗布開始点P1の位置として検出することができる。即ち、ノズル25の後方を移動するレーザ式距離計は、基板1の表面に対向している間はほぼ一定の値を出力するが、ノズル25によって描画されたペーストパターンP上に達するとペーストの厚み分だけ出力値が減少する。従って、この減少のタイミングから実際の塗布開始点P1の位置を知ることができる。
また、図5のペースト始点検出手段50として、基板1の表面を撮像するラインセンサをノズル25の移動方向に対して直交させて配置して用い、基板1に対して相対移動するラインセンサのいずれかの素子をオンさせた基板1の表面の位置を、基板1に塗布されたペーストの塗布開始点P1の位置として検出することができる。即ち、ノズル25の後方を移動するラインセンサは、個々の素子から受光量に応じた信号が出力される。そこで、基板の表面の反射光量に対応する素子の出力をオフ信号、ペーストパターンPの反射光量に対応する素子の出力をオフ信号と設定しておけば、ラインセンサがノズル25によって描画されたペーストパターンP上に達するとペーストパターンPに対向して位置する素子からオン信号が出力されることになるので、これによって実際の塗布開始点P1の位置を知ることができる。
また、図5のペースト始点検出手段50として、基板1の表面を撮像するカメラを用い、ノズル25に対するカメラの設置間隔を予め求めておき、ノズル25からペーストが吐出開始されてから、ノズル25が基板1に対して上記設置間隔分だけ移動したタイミング、即ち、カメラが予定開始点P01の直上に達したタイミングでカメラにより基板1の表面を撮像し、基板1の表面において撮像されたペーストの先端位置(実際の塗布開始点P1の位置)がカメラの視野中心(カメラの位置に合致している)に対してなす距離を検出することにより、基板1に塗布されたペーストの実際の始点P1の位置を検出することができる。
尚、ペースト塗布装置10において、塗布ヘッド20に設置されるペースト始点検出手段50は、ノズル25によるペーストの塗布開始方向に沿う、ノズル25の後方の側傍に位置付けられる。従って、塗布ヘッド20に取付けられるペースト始点検出手段50がノズル25を中心とする360度の範囲に回動自在となるようにしておくことにより、ノズル25によるペーストの塗布開始方向がいずれの方向(X軸方向に沿う前又は後方、若しくはY軸方向に沿う前又は後方等を含むあらゆる方向)に設定される場合にも、同一のペースト始点検出手段50によりそのペーストの塗布開始点P1を検出できる。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(1)ペースト始点検出手段50を用いてノズル25により基板1に塗布開始されたペーストの実際の始点P1を検出し、この検出した実際の塗布開始点P1に合せるように、ノズル25によるペーストの塗布終了点P2を調整することにした。従って、毎回のペーストパターンPの描画の終了時に、その閉ループの塗布開始点P1と塗布終了点P2のつなぎ部の重なりを予め定めた適正状態に高精度に設定でき、そのつなぎ部の塗布量をその他の中間部の塗布量と概ね同等にし、結果としてペーストパターンPの各部の太さを均等化できる。
(2)ペースト始点検出手段50によって検出した実際の塗布開始点P1が予め定めたペーストパターンPの予定開始点P01に対してなすずれ量を求め、ノズル25によるペーストの塗布終了点P2をその予定終了点P02に対し上記ずれ量分だけ調整する。これにより、毎回のペーストパターンPの描画の終了時に、その閉ループの塗布開始点P1と塗布終了点P2のつなぎ部の重なりを予め定めた適正状態に高精度に設定できる。
(3)ペースト始点検出手段50を塗布ヘッド20におけるノズル25の側傍に設置することにより、ノズル25によるペーストの塗布開始点P1を簡易な構成により正確に検出して実測できる。
尚、上記実施の形態において、ペーストパターンPの描画に際し、ノズル25がXY方向に移動し、基板1は移動しないものとして説明したが、これに限られるものではなく、例えば、ノズル25が移動せず基板1がXY方向に移動しても良く、ノズル25がXY方向の一方向へ移動し基板1が他方向に移動するようにしても良い。
また、ペースト始点検出手段50を塗布ヘッド20に一体的に設けるものとしたが、塗布ヘッド20とは個別に独立して設けても良い。要は、ノズル25によって基板1上にペーストパターンPの描画が開始されてからノズル25が塗布終了点P2に到達するまでの間に、基板1上に塗布されたペーストパターンPの実際の塗布開始点P1の位置を検出し、塗布終了点P2の調整量を算出できれば良い。
本発明は、ノズルにより塗布対象物に塗布開始されたペーストの塗布開始点を検出し、この検出した塗布開始点に合わせるように、ノズルによるペーストの塗布終了点を調整する。従って、毎回のペーストパターンの描画の終了時に、その閉ループの塗布開始点と塗布終了点のつなぎ部の重なりを一定にし、そのつなぎ部の塗布量をその他の中間部の塗布量と概ね同等にし、結果としてペーストパターンの各部の太さを均等化できる。
1 基板(塗布対象物)
10 ペースト塗布装置
20 塗布ヘッド
25 ノズル
30 制御手段
50 ペースト始点検出手段
P ペーストパターン
P1 塗布開始点
P2 塗布終了点

Claims (5)

  1. 塗布ヘッドのノズルと塗布対象物とを塗布対象物の表面に沿って相対的に移動制御し、このノズルから吐出されるペーストを塗布対象物の表面に予め定めた閉ループ経路のペーストパターンで描画するペースト塗布方法において、
    ノズルにより塗布対象物に塗布されたペーストの塗布開始点を検出し、
    この検出した塗布開始点に合わせるように、ノズルによるペーストの塗布終了点を調整することを特徴とするペースト塗布方法。
  2. 前記検出した塗布開始点が予め定めたペーストパターンの予定開始点に対してなすずれ量を求め、ノズルによるペーストの塗布終了点を上記ずれ量分だけ調整する請求項1に記載のペースト塗布方法。
  3. 塗布ヘッドのノズルと塗布対象物とを塗布対象物の表面に沿って相対的に移動制御し、このノズルから吐出されるペーストを塗布対象物の表面に予め定めた閉ループ経路のペーストパターンで描画するペースト塗布装置において、
    ノズルにより塗布対象物に塗布されたペーストの塗布開始点を検出するペースト始点検出手段と、
    ペースト始点検出手段が検出した塗布開始点に合わせるように、ノズルによるペーストの塗布終了点を調整する制御手段とを有してなることを特徴とするペースト塗布装置。
  4. 前記ペースト始点検出手段は、塗布ヘッドにおけるノズルの側傍に設置される請求項3に記載のペースト塗布装置。
  5. 前記制御手段が、ペースト始点検出手段によって検出した塗布開始点が予め定めたペーストパターンの予定開始点に対してなすずれ量を求め、ノズルによるペーストの塗布終了点を上記ずれ量分だけ調整する請求項3又は4に記載のペースト塗布装置。
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