JP4251793B2 - ペースト塗布機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペースト塗布機に係り、特に、三次元に変形した面に対しても、均一にペーストを塗布可能なペースト塗布機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、特開平11−262712号公報に記載のように、ペースト収納筒とノズル及び基板とノズル基板間測定用の距離計を直動ガイドで案内したZ軸テーブルを、ボールねじとサーボモータとにより、上下方向に制御し、基板の表面にペーストパターンを塗布描画するペースト塗布機が知られている(以下、これを第1の従来例という)。
【0003】
また、特開2000−5677号公報には、三次元的な球状凹面をもつ対象物の表面に、接着剤などの塗布剤を塗布するために、対象物の凹面に対面する位置に配置された揺動枢支部に揺動可能に接続されされた長尺体と、この長尺体の先端部側に連結され、この長尺体の揺動に伴って対象物の球状凹面に沿って対象物の球状凹面に塗布剤を塗布する吐出部を持つ球状凹面ペースト塗布機が開示されている(以下、これを第2の従来例という)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記第1の従来例の構成では、距離計が1つであるため、基板の表面(以下、基板面という)の小さな凹凸を計測することができない。また、ノズルは1軸方向にしか移動できないため、塗布量を一定に保つように、三次元形状の基板面に追従し、ノズルの姿勢を変えながら、ノズルと基板面との間の間隔を高精度に制御して塗布することが困難である。
【0005】
即ち、ノズルのペースト吐出口(以下、ノズル吐出孔という)の面が基板面に正確に対向してない状態でペーストの塗布を行なうと、ペーストは基板とノズルとの間の間隔が広くなっている方向にその塗布量が増加してしまうため、曲線パターンなどを塗布描画する場合、特に、ノズル吐出孔面と基板面(ペースト塗布面)との間で正確な平行状態を保ちながら塗布描画を行なう必要がある。また、ノズルと基板面との間の間隔(ギャップ)を狭小とした場合には、ノズルの一点が基板と接触するなど、基板を傷つけてしまうといった、不具合を併発する。
【0006】
また、上記第2の従来例では、駆動源やセンサを設けず、機構的に特定の球状の凹部に関して追従できるようにしているが、未計測の三次元形状の基板面に追従させることは困難である。
【0007】
本発明の目的は、かかる問題を解消し、リアルタイムで基板の状態を測定し、ノズルの姿勢と基板面からの位置を補正しながら、基板面との距離を一定に保持し、ペーストパターンの塗布描画精度を高めることができるようにしたペースト塗布機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、ノズル先端と基板面での小さな凹凸に対しても、ノズル先端と基板面との間の間隔を高速かつ高精度に制御できるようにして、ペーストパターンの塗布描画精度を高めるものであり、このため、三次元形状の基板面に対応できるように、複数の距離計を用いることにより、基板面の傾斜状態を常時把握できるようにするとともに、ノズルの向きも基板面に垂直となるように、計測した結果に合わせて、三次元的にノズルを揺動制御可能な3つの駆動源を配置した構成としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
【0010】
図1は本発明によるペースト塗布機の一実施形態を示す斜視図であって、1は架台、2はZ軸テーブル支持架台、3はX軸移動テーブル、4はX軸サーボモータ、5はY軸移動テーブル、6はY軸サーボモータ、7は基板保持機構、8はθ軸移動テーブル、9は基板、10はZ軸移動テーブル支持ブラケット、11はZ軸移動テーブル、12はZ軸サーボモータ、13はペースト収納筒(シリンジ)、14はノズル支持具、15は画像認識カメラ、16は距離計、17は主制御部、18は副制御部、18aはハードディスク、18bはフロッピディスク、19はモニタ、20はキーボード、21はケーブル、22は基板テーブル、23はノズルY軸移動テーブル、24はノズルX軸移動テーブルである。
【0011】
図1において、架台1上には、Z軸テーブル支持架台2とX軸方向に平行移動するX軸移動テーブル3とが設けられている。X軸移動テーブル3上には、Y軸方向に平行移動するY軸移動テーブル5が設けてある。また、Y軸移動テーブル5上には、θ軸方向に回転可能なθ軸移動テーブル8が設けられ、その上に基板保持機構7が設けられている。
【0012】
Y軸移動テーブル5は、X軸移動テーブル3に設けたX軸サーボモータ4の駆動によるボールねじの正転や逆転の回転(正逆転)により、X軸方向に水平に搬送される。Y軸移動テーブル5上のθ軸移動テーブル8が設けられている基板テーブル22は、Y軸サーボモータ6の駆動によるボールねじの正逆転によってY軸方向に移動する。θ軸移動テーブル8は、図示しないθ軸サーボモータを駆動することにより、基板保持機構7をθ軸方向に回転させる。基板9は、ペーストパターンの塗布動作時、基板保持機構7に保持される。
【0013】
ここで、図2により、図1でのZ軸移動テーブル11の部分(以下、Z軸移動テーブル部という)の構成の一具体例を詳細に説明する。なお、図2において、13aはノズル、23aはサーボモータ、24aはサーボモータ、25はX軸方向駆動軸、26はY方向駆動軸、27はLMガイド、28はカップリング、29はボールネジであり、図1に対応する部分には同一符号をつけている。
【0014】
同図において、Z軸テーブル部には、ペースト収納筒13を上下(Z軸方向)に駆動する駆動機構だけではなく、前後,左右に首振り運動してノズル13aの先端のペースト吐出口を基板9(ず1)の凹凸面に追従動作できるようにようにした補正機構も備えている。
【0015】
Z軸テーブル支持架台2には、Z軸移動テーブル支持ブラケット10などを介してZ軸移動テーブル11が取り付けられている。これを、さらに詳細に説明する。
【0016】
Z軸移動テーブル支持ブラケット10には、サーボモータ24aに連結したX軸方向駆動軸25が設けており、このX軸方向駆動軸25にノズルX軸移動テーブル24が連結されている。このノズルX軸移動テーブル24には、ペースト収納筒13を鉛直Y軸方向に振り子動作させるサーボモータ23aが設けており、このサーボモータ23aはY方向駆動軸26に連結されている。このY方向駆動軸26には、ノズルY軸移動テーブル23が設けられ、このノズルY軸移動テーブル23に、LMガイド27を介して、Z軸移動テーブル11が取り付けられている。このZ軸移動テーブル11は、Z軸サーボモータ12によって回転駆動されるカップリング28とボールネジ29とにより、Z軸方向に移動する。
【0017】
Z軸移動テーブル11には、ノズル13aを備えたペースト収納筒13が設けられ、また、そのペースト収納筒13の周囲に、これとは非接触に、複数の距離計16が設けている。
【0018】
そして、サーボモータ24aによってノズルX軸移動テーブル24がX軸方向駆動軸25を中心に回動し、また、サーボモータ23aによってノズルY軸移動テーブル23がY方向駆動軸26を中心に回動することにより、ペースト収納筒13に取り付けられているノズル13aの向きをZ軸方向に対して任意の角度の方向に変えることができる。
【0019】
さらに、従来、ノズル13aの高さ(ノズル13aの先端のペースト吐出口から基板面までの間隔)は、1点での距離計測で行なっており、このため、基板面に凹凸がある場合、正確にこの凹凸面に平行にノズル13の先端のペースト吐出口の面を位置決めすることができなかった。これに対し、この実施形態では、ペースト収納筒13の周囲に複数の非接触センサ、即ち、距離計16を設け、これらで同時に距離計測を行なうことにより、基板面での凹凸の状況を正確に計測することができ、かかる複数の距離計16の計測結果を用いてサーボモータ23a,24aを制御することにより、基板面での凹凸に追従してノズル13aの先端のペースト吐出口の面を基板面に平行にする(即ち、ノズルの向きを基板面に垂直にする)ことができるようにしている。
【0020】
このように、この実施形態では、通常設けられているZ軸移動テーブル11とその駆動装置であるZ軸サーボモータ12に加えて、ノズルX軸移動テーブル24とサーボモータ24a、及びノズルY軸移動テーブル23とサーボモータ23aとから成る補正機構を設け、基板面での凹凸に追従してノズル13aの向きを変化できるようにしている。
【0021】
Z軸移動テーブル11上には、ペースト収納筒13や距離計16の他に、図1に示すように、画像認識カメラ15が支持、固定している。塗布動作を行なう時には、Z軸サーボモータ12とサーボモータ23a,aが連動して動作し、ペースト収納筒13や各距離計16,画像認識カメラ15の姿勢を同時に変化させることができる。
【0022】
図1に戻って、ペースト収納筒13は、図示しないリニヤガイドの可動部に着脱自在に取り付けており、このペースト収納筒13には、ノズル支持具14が設けられて、そこにノズル13a(図2)が取り付けられている。ペースト収納と13とノズル支持具14及びノズル13aとの間は、ペーストを通すためのペースト配管でつながっている。また、照明の可能な光源を備えた鏡筒を持つ画像認識カメラ15は、基板9の位置合わせやペーストパターンの形状認識などのために、基板9に対向するようにして設けられている。
【0023】
さらに、架台1の内部には、X軸サーボモータ4やY軸サーボモータ6、θ軸移動テーブル8を駆動する図示しないθ軸サーボモータ、さらに、図2で示したサーボモータ23a,24aなどを制御する主制御部17が設けられている。この主制御部17はケーブル21を介して副制御部18に接続されており、副制御部18には、モニタ19やキーボード20,外部記憶装置としてのハードディスク18aやフロッピディスク18bなどが接続されている。主制御部17での各種処理のためのデータはキーボード20から入力され、また、画像認識カメラ15で捉えた画像や主制御部17での処理状況がモニタ19で表示される。キーボード20から入力されたデータなどは、また、外部記憶装置であるハードディスク18aやフロッピディスク18bなどの記憶媒体に記憶保管される。
【0024】
図3は図1におけるペースト収納筒13と距離計16との部分を拡大して示す斜視図、図4はノズル13aに対する距離計16の配置関係を示す図であって、13aはノズル、16a〜16dは距離計であり、図1に対応する部分には同一符号を付けている。
【0025】
図3において、距離計16は複数の距離計からなるものであって、ここでは、4個の距離計16a〜16dを用いている。これら距離計16a〜16dは、ノズル13aの周囲に配置されており、より詳細には、図4に示すように、ノズル13aを中心とする同一円周上に等間隔で配置されるものであって、ここでは、距離計16aはノズル13aを通り、かつX軸からほぼ+45度だけY軸の方に傾いた直線L1上にあり、この直線L1上のノズル13aに関して距離計16aとは反対側に距離計16cが配置される。また、距離計16dはノズル13aを通り、かつX軸からほぼ−45度だけY軸の方に傾いた直線L2上にあり、この直線L2上のノズル13aに関して距離計16dとは反対側に距離計16bが配置される。
【0026】
距離計16a〜16dは夫々、ノズル13aの先端部と基板9の表面(上面)との間の距離(以下、ノズル3aの高さという)を非接触で計測する。この場合、基板9の表面上での距離計16a〜16dの計測位置とノズル13aの直下位置とは僅かな距離(ΔX,ΔY)だけずれる。しかし、距離計16a〜16dをできるだけノズル13aに近づけて配置することにより、これら距離計16a〜16dによるノズル13aの高さの測定誤差を殆どなくすことができる。
【0027】
距離計16の計測結果に基づいてサーボモータ12,23a,24a(図2)を制御する。これにより、基板9の表面の凹凸及び曲面といった三次元的な変形に合わせてノズル13aの高さや傾きを変化させることができ、ノズル13aの高さを一定に維持することができる。
【0028】
ノズル13aから吐出される単位時間当りのペースト量は、吐出圧力を一定にすることで定量に維持できる。ノズル13aと基板9との間隔を一定にしながら、吐出量を一定に保つことことにより、基板9上に塗布描画されるペーストパターンは、幅や厚さを一様にすることができる。
【0029】
次に、この実施形態における制御部について説明する。
【0030】
図5は図1における主制御部17の構成とその制御系統の一具体例を示すブロック図であって、8aはθ軸サーボモータ、17aはマイクロコンピュータ、17bはモータコントローラ、17cはデータ通信バス、17dは外部インターフェース、17eは画像認識装置、17fはX軸ドライバ、17gはY軸ドライバ、17hはθ軸ドライバ、17iはZ軸ドライバ、17jはドライバ、17kはドライバ、30は負圧源、31は正圧源、30a,31aはレギュレータ、32はバルブユニット、33は大気であり、前出図面に対応する部分には同一符号を付けている。
【0031】
同図において、主制御部17は、マイクロコンピュータ17aやモータコントローラ17b,画像処理装置17e,外部インターフェース17dから構成されており、マイクロコンピュータ17aがデータ通信バス17cを介してモータコントローラ17bと外部インターフェース17dと画像認識装置17eとに接続されている。
【0032】
モータコントローラ17bには、X軸サーボモータ4を駆動するX軸ドライバ17f,Y軸サーボモータ6を駆動するY軸ドライバ17g,θ軸移動テーブル8(図1)をθ軸方向に移動させるθ軸サーボモータ8aを駆動するθ軸ドライバ17h,Z軸サーボモータ12を駆動するZ軸ドライバ17i,ペースト収納筒13を鉛直Y方向に振り子動作させるためのサーボモータ23aを駆動するドライバ17j,及びペースト収納筒13を鉛直X方向に振り子動作させるためのサーボモータ24aを駆動するドライバ17kが接続されている。
【0033】
画像処理装置17eは、画像認識カメラ15で得られる映像信号を処理する。外部インターフェース17dは、副制御部18との間の信号伝送やレギュレータ30a,31aの制御、バルブユニット32の制御及び距離計16の計測データの入力を行なう。
【0034】
また、図示していないが、マイクロコンピュータ17aには、主演算部や後述する塗布描画を行なうための処理プログラムを格納したROMや、この主演算部での処理結果や外部インターフェース17d及びモータコントローラ17bからの入力データを格納するRAM、外部インターフェース17dやモータコントローラ17bとデータをやりとりする入出力部などを備えている。
【0035】
各サーボモータ4,6,8a,12には、その回転量を検出するエンコーダEが内蔵されており、その検出結果を該当するドライバ17f〜17kに戻して各テーブル5,23,8,11(図1)の位置制御を行なっている。
【0036】
サーボモータ4,6,8a,12,23a,24aは、キーボード20から入力されてマイクロコンピュータ17aのRAMに格納されているデータに基いて正逆回転する。そして、基板保持機構7(図1)に保持された基板9が、Z軸移動テーブル11とノズルX軸移動テーブル24とノズルY軸移動テーブル23(図2)とを介して、ノズル13a(図3)に対してX,Y軸方向に任意の距離移動する。この移動中、正圧源31からレギュレータ31aで調圧された気体が、バルブユニット32を介し、ペースト収納筒13に継続して印加される。これにより、ノズル13aの先端のペースト吐出口からペーストが吐出され、基板9に所望のペーストパターンが塗布描画される。また、基板保持機構7に保持された基板9がX,Y軸方向へ水平移動中、距離計16a〜16dがノズル13aと基板9との間の間隔(即ち、ノズル13aの高さ)を計測する。この計測結果に基づいて、ノズル13aの高さが常に一定になるように、サーボモータ12,23a,24aが制御される。
【0037】
次に、図6により、この実施形態での動作について説明する。
【0038】
図6において、電源が投入されると(ステップ100)、まず、ペースト塗布機の初期設定が実行される(ステップ200)。この初期設定工程では、各テーブルのサーボモータ4,6,8a,12,23a,24aを駆動し、基板保持機構7をX,Y,θ方向に移動させて所定の基準位置に位置決めするとともに、ノズル13aのペースト吐出口がペースト塗布を開始する位置(即ち、ペースト塗布開始点)となるように、所定の原点位置に位置決めする。さらに、ペーストパターンデータや基板位置データ,ペースト吐出終了位置データの設定が行なわれる。このようなデータの入力はキーボード20から行なわれ、入力されたデータは、前述のように、マイクロコンピュータ17aに内蔵のRAMに格納される。
【0039】
以上の動作が終わると、次に、基板9を基板保持機構7に搭載し(ステップ300)、基板予備位置決め処理(ステップ400)を行なう。
【0040】
この処理では、まず、基板保持機構7に搭載された基板9の位置決め用マークを画像認識カメラ15で撮影する。そして、この位置決め用マークの重心位置を画像処理で求め、これから基板9のθ軸方向の傾きを検出する。この検出結果に応じてサーボモータ8aを駆動し、θ軸移動テーブル8を移動させてθ軸方向の傾きを補正する。
【0041】
なお、このとき、ペースト収納筒13内のペースト残量を調べ、ペースト塗布作業中にペーストが途切れる恐れが有るか、無いかを判断する。ペーストが途切れる恐れがある場合には、前以てペースト収納筒13をノズル13aとともに交換する。ノズル13aを交換すると、位置ずれが生ずることがある。このため、基板9のペーストパターンが塗布描画されない箇所に、交換した新たなノズル13aを用いて十字パターンを描画する。そして、この十字パターンの交点の重心位置を画像処理で求め、この重心位置と基板9上の位置決め用マークの重心位置との間の距離を算出する。この算出結果を、ノズル13aのペースト吐出口の位置ずれ量dx,dyとして、マイクロコンピュータ17aに内蔵のRAMに格納する。
【0042】
以上により、基板予備位置決め処理(ステップ400)を終了する。なお、このノズル13aの位置ずれ量dx,dyは、後に行なうペーストパターンの塗布描画の動作時のノズル13aの位置ずれの補正に用いる。
【0043】
次に、ペーストパターン描画処理(ステップ500)を行なう。
図7はこのペーストパターン描画処理(ステップ500)の詳細を示すフローチャートである。
【0044】
同図において、まず、ペースト塗布動作が開始すると(ステップ510)、ノズル13aのペースト吐出口を塗布開始位置に合わせるために、基板9を移動させてノズル位置の検出及び調整移動を行なう(ステップ520)。即ち、先の基板予備位置決め処理(ステップ400)で得られてマイクロコンピュータ17aのRAMに格納されているノズル13aの位置ずれ量dx,dyが、ノズル13aの位置ずれ量の許容範囲△X,△Yにあるか否かの判断を行なう。許容範囲内(△X≧dx及び△Y≧dy)であれば、そのままとし、許容範囲外(△X<dxまたは△Y<dy)であれば、位置ずれ量dx,dyをもとに、基板9を塗布開始位置に合うように移動させ、所望位置に位置決めする。
【0045】
次に、Z軸サーボモータ12を動作させて、ノズル13aの高さをペーストパターン塗布描画に必要な高さに設定する。ノズルの初期移動距離データに基づいてノズル13aを初期移動距離分下降させる。ノズル13aの高さを距離計16a〜16dで測定する(ステップ530)。
【0046】
次に、その測定結果からノズル13aの高さがペーストパターンを塗布描画する高さに設定され、ノズル13aの向きが基板8の表面に対して適正な方向に設定されているか否かを確認する(ステップ540)。ノズル13aの高さや向きが適正でない場合には、ノズル13の姿勢を制御する処理(ステップ580)へ進む。
【0047】
このステップ580では、基板9の傾きやノズル13aの高さを検出し、この検出結果に基づいてノズル13aの向きや高さを補正するものである。
【0048】
このために、図4において、まず、距離計16aと距離計16dとで測定するノズル13aの高さの平均高さHadを求め、また、距離計16bと距離計16cとで測定するノズル13aの高さの平均高さHbcを求め、これら平均高さHad,HbcからX軸方向での基板9の表面の基準水平面に対する傾きを求める。同様にして、距離計16aと距離計16bとで測定するノズル13aの高さの平均高さHabを求め、また、距離計16dと距離計16cとで測定するノズル13aの高さの平均高さHdcを求め、これら平均高さHab,HdcからY軸方向での基板9の表面の基準水平面に対する傾き(Y軸方向傾き)を求める。これら平均高さHad,Hbc,Hab,Hdcが全て等しいとき、基板9の表面は基準水平面に平行(即ち、水平)となる。
【0049】
図8(a)は基板9がX軸方向に関して角度ψだけ傾いている例を示すものであって、この場合、距離計16a,16dによって平均高さHadが、また、距離計16b,16cによって平均高さHbcが夫々得られ、Had≠Hbc(この場合、Had>Hbc)である。この測定結果を外部インターフェース17dから入力した図5に示す主制御部17は、この測定結果に基づいてモータコントローラ17bがドライバ17kを制御してサーボモータ24aを駆動し、図2において、ノズルX軸移動テーブル24をX方向駆動軸25を中心に回動させる。これにより、図8(b)に示すように、X軸方向に関して角度ψだけ傾いている基板9の表面に対し、ノズル13aの向きが垂直になるように、ノズル13aの向きが制御されることになる。
【0050】
Y軸方向に関しても基板9が傾いている場合には、上記の平均高さHab,Hdcが異なるから、これら平均高さHab,Hdcを用いて、同様にして、この基板9のY軸方向に関する傾きに対し、ノズル13aの向きを補正する。
【0051】
このように、ノズル13aの向きが補正されると、距離計16a〜16dが計測するノズル13aの高さは全て(許容範囲内で)等しくなり、これらの平均値を測定したノズル13aの高さとする。この測定高さがペーストパターンの塗布描画に必要なノズル高さと異なるときには、主制御部17(図5)のモータコントローラ17bは、ドライバ17iを制御することによってZ軸サーボモータ12を駆動し、ノズル13aを上下に移動させてその高さをペーストパターンの塗布描画に必要なノズル高さに設定する。
【0052】
以上のノズル13aの高さと向きとの補正は、ステップ530,540及び580の一連の動作を繰り返すことによって行なわれ、この補正が終了すると(ステップ540)、ペーストパターンの塗布描画動作が開始される(ステップ550)。
【0053】
ここでは、まず、図5におけるマイクロコンピュータ17aのRAMに格納されたペーストパターンデータに基づいてサーボモータ4,6が駆動され、図1でのX軸移動テーブル3及びY軸移動テーブル5を作動させる。これにより、ノズル13aのペースト吐出口が基板9に対向した状態で、このペーストパターンデータに応じて基板9がX,Y軸方向に移動する。このとき、ペースト収納筒13に正圧源31からレギュレータ31aで調整された所定圧力の気体が印加され、ノズル13aのペースト吐出口からペーストが吐出される。そして、先に説明したように、マイクロコンピュータ17aは常に、距離計16a〜16dにより、ノズル13aの高さを実測し、また、基板9の表面の傾きの変化を求めており、これらの測定値に応じてサーボモータ23a,24aとZ軸サーボモータ12とを駆動制御し、ノズル13aが基板9の表面に対して正しい向きで、かつ正しい高さに設定される。
【0054】
このようにして、ペーストパターンの塗布描画が行なわれるが、その間、ペーストパターンデータからペーストパターンの終端になったか否かの判断を行なう(ステップ560)。この判断の結果、終端に達していなければ、ペーストパターンデータで決まる次の塗布位置に進み(ステップ520)、この塗布位置について、上記のステップ530からの動作を繰り返す。以下、ペーストパターン形成が描画パタ−ンの終端に達するまで動作を継続する。このように、ノズル13aの位置決めと塗布動作を連続的に行なうことにより、基板9の表面からのノズル13aの向きが正しく設定され、かつ設定高さが一定に維持されたまま、ペーストパターンの塗布描画が行なわれる。
【0055】
また、上記のようなペースト収納筒13が交換されないでペーストパターンの塗布描画が行なわれたときには、上記のノズル13aの位置ずれ量dx,dyのデータはないので、図7に示したペーストパターン描画処理(ステップ500)に入ったところで、直ちに、上記のノズル13aの向きや高さ設定を行なう。
【0056】
図7において、塗布描画動作がペーストパタ−ンの終端に達するとステップ(570)、まず、図5において、正圧源31の駆動を停止させ、さらに、ペースト収納筒13に接続された大気開方弁を開いて大気33をペースト収納筒13に送る。大気開方弁が設けられていない場合には、負圧源30を駆動して負圧レギュレータ30aで調整し、バルブユニット32を切換えて負圧力をペースト収納筒13に供給し、ペーストの吐出を急速に停止させる。なお、負圧源30は正圧源31を停止する前(ペースト塗布の終端に達する前)から駆動して、負圧を所定の圧力にしておく。ペーストの吐出が停止すると、Z軸サーボモータ12を駆動してノズル13aを上昇させる。これにより、ペーストパターン描画工程(図4のステップ500)が終了する。
【0057】
図4において、次に、基板排出処置(ステップ600)に進んで基板9の保持を解除し、装置外に排出する。そして、以上の全工程を停止するか否かを判定する(ステップ700)。複数枚の基板に同じペーストパターンを形成する場合には、基板搭載処理(ステップ300)に戻って上記の処理を繰り返す。全ての基板についてかかる一連の処理が終了すると、作業が全て終了する(ステップ800)。
【0058】
以上のように、この実施形態では、ペーストパータンの塗布描画時、ノズル13aの周囲に配置した4個の距離計16a〜16dでノズル13aの高さや基板9の表面の傾きを測定しながら、基板9の表面に対するノズル13aの高さと向きを制御するものであるから、基板9の三次元的な表面に対しても、ペーストパターンを高精度に塗布描画できる。
【0059】
なお、以上説明した実施形態では、距離計を4個用い、図4で説明したように配置して、隣合う2つの距離計の測定値を平均化して基板面の傾きを測定するようにしたが、図4に示す距離計16a,16bをノズル13aを中心にX軸方向に配置し、これらの測定値から基板9のX軸方向に関する傾きを測定し、距離計16c,16dをノズル13aを中心にY軸方向に配置し、これらの測定値から基板9のY軸方向に関する傾きを測定するようにしてもよい。また、4個に限らず、複数個の距離計を用い、任意の複数の方向に関する基板9の傾きを測定するようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の距離計を用いてノズルと基板との間の距離を計測するとともに、計測結果に応じてノズル先端と基板の表面との間の距離やノズルの向きを制御できるものであるから、基板の三次元的な表面でも、ペーストパターンを高精度に塗布描画することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるペースト塗布機の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1でのZ軸移動テーブル取付部の一具体例の詳細な構成を示す図である。
【図3】図1での塗布ヘッド部を拡大して示す斜視図である。
【図4】図3でのノズルに対する距離計の配置関係を示す図である。
【図5】図1における主制御部の構成とその制御系統の一具体例を示すブロック図である。
【図6】図1に示す実施形態の全体動作を示すフローチャートである。
【図7】図6におけるステップ500の具体例を示すである。
【図8】図7でのステップ530,540,580の一連の動作の説明図である。
【符号の説明】
1 架台
2 Z軸テーブル支持架台
3 X軸移動テーブル
4 X軸サーボモータ
5 Y軸移動テーブル
6 Y軸サーボモータ
7 基板保持機構
8 θ軸移動テーブル
8a θ軸サーボモータ
9 基板
10 Z軸移動テーブル支持ブラケット
11 Z軸移動テーブル
12 Z軸サーボモータ
13 ペースト収納筒(シリンジ)
13a ノズル
14 ノズル支持具
16,16a〜16d 距離計
17 主制御部
18 副制御部
22 基板テーブル
23 ノズルY軸移動テーブル
23a サーボモータ
24 ノズルX軸移動テーブル
24a サーボモータ
25 X方向駆動軸
26 Y方向駆動軸
27 LMガイド
28 カップリング
29 ボールネジ

Claims (2)

  1. 基板が載置されるテーブルと、該基板に描画するパターンに応じて該テーブルを移動させるテーブル駆動機構と、該テーブル上に載置された該基板の表面に塗布するペーストを収納したペースト収納筒と、該ペースト収納筒に連接されて設けられ先端にペースト吐出口を有するノズルと、該ノズルを該基板の表面に垂直なZ軸方向に移動させるノズル駆動機構とを備えたペースト塗布機において、
    該ノズルの周囲に非接触型に複数の距離計を配置し、
    該基板でのペーストパターンの描画時、基板の三次元的な表面に対し、複数の該距離計で常に該基板の表面に対する該ノズルの高さと該基板の表面の傾きを検出し、その検出結果に基づいて、常に、該基板の表面に対する該ノズルの高さを補正するとともに、該基板の表面に対する該ノズルの向きが垂直となるように、該ノズルの向きを補正する補正機構を設けたことを特徴とするペースト塗布機。
  2. 請求項1記載のペースト塗布機において、
    前記補正機構は、前記ペースト収納筒を前記基板の面に平行で互いに直交するX,Y軸方向と前記基板の面に垂直なZ軸方向とに夫々独立して駆動できるテーブルからなることを特徴とするペースト塗布機。
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