JP5180863B2 - 計器表示装置 - Google Patents

計器表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5180863B2
JP5180863B2 JP2009022484A JP2009022484A JP5180863B2 JP 5180863 B2 JP5180863 B2 JP 5180863B2 JP 2009022484 A JP2009022484 A JP 2009022484A JP 2009022484 A JP2009022484 A JP 2009022484A JP 5180863 B2 JP5180863 B2 JP 5180863B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pointer
dial
base material
bent
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009022484A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010181165A (ja
Inventor
健治郎 住吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Calsonic Kansei Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2009022484A priority Critical patent/JP5180863B2/ja
Publication of JP2010181165A publication Critical patent/JP2010181165A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5180863B2 publication Critical patent/JP5180863B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K2360/00Indexing scheme associated with groups B60K35/00 or B60K37/00 relating to details of instruments or dashboards
    • B60K2360/60Structural details of dashboards or instruments
    • B60K2360/68Features of instruments
    • B60K2360/698Pointers of combined instruments
    • B60K2360/6992Light conducting pointers

Landscapes

  • Details Of Measuring Devices (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)

Description

本発明は、指針により指示することで表示する計器表示装置に関するものである。
自動車等の車両には、車室内の前部に計器表示装置が取り付けられている。この計器表示装置は、通常、運転情報等を表示するための文字板と、文字板を貫通した指針軸の先端に基部が取り付けられ、回動してこの文字板に配置された指標を指示する指針とを有している(例えば、特許文献1参照)。
そして、この計器表示装置は、夜間等の外光がない場合に指針を照明する指針照明用機能部と、昼夜を問わず必要なときに文字板上に点灯表示される警告灯等表示部とを備えている。
ところで、文字板として、透明な基材と、この基材の表面側に配置した微細レンズ部と、基材の裏面側に配置した拡大表示用図柄部とを有する文字板構造が、本出願人により既に提案されている(特願2008−204104号)。
この文字板構造においては、微細レンズ部により拡大表示用図柄部を拡大して基材の表面から離れた位置にて視認させ得ることが可能であり、これにより文字板上に点灯表示された警告灯等表示部を立体的に表示することができる。
特開2005−62052号公報
しかしながら、上記従来の文字板構造では、文字板が平面形状であるので、文字板自体に奧行き感がなく、警告灯等表示部等を立体的に表示するにも限界があった。
本発明の課題は、文字板に奧行き感を持たせることにより、警告灯等表示部等を立体的に表示することができ、しかも見栄えの良い計器表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、文字板と、該文字板を貫通した指針軸の先端に基部が取り付けられた指針を照明する指針照明用光源と、前記指針の周囲で点灯表示される警告灯等表示部と、を備えた計器表示装置であって、前記文字板は、透明な基材と、該基材の表面側に配置された微細レンズ部と、前記基材の裏面側に配置された拡大表示用図柄部とを有し、前記微細レンズ部により前記拡大表示用図柄部を拡大して前記基材の表面から離れた位置にて視認させ得るように構成され、さらに前記文字板は、前記指針の回動範囲である指針回動領域が当該文字板の周囲よりも奥側に凹んだ形状に折り曲げられ、その折り曲げ部のうち山折りにされた部分の裏面側に加飾印刷が施されていることを特徴としている。
上記構成によれば、文字板が、指針の回動範囲が当該文字板の周囲よりも奥側に凹んだ形状に折り曲げられているので、特に文字板の中央部に奧行き感を持たせることができ、これにより、文字板の中央部付近に形成された警告灯等表示部をより一層立体的に表示することが可能となる。
また、文字板を折り曲げた場合は、山折りに折り曲げた部分には微細レンズ部を設けることができず、見栄えが悪くなる虞があるが、上記構成によれば、折り曲げ部の裏面側に加飾印刷が施されているので、微細レンズ部が設けられていなくても見栄えが悪くなることはない。
さらに、文字板をその周囲よりも奥側に凹んだ形状に折り曲げた場合、少なくとも2つの平面部が形成されるが、これら平面部と平面部とを繋ぐ傾斜面部にも微細レンズ部を配置することにより、奥側に凹んだ平面部が凹まない平面部に比較してより奧行きがあるように見え、一層の立体感を得ることができる。
請求項2に記載の発明は、文字板と、該文字板を貫通した指針軸の先端に基部が取り付けられた指針を照明する指針照明用光源と、前記指針の周囲で点灯表示される警告灯等表示部と、を備えた計器表示装置であって、前記文字板は、透明な基材と、該基材の表面側に配置された微細レンズ部と、前記基材の裏面側に配置された拡大表示用図柄部とを有し、前記微細レンズ部により前記拡大表示用図柄部を拡大して前記基材の表面から離れた位置にて視認させ得るように構成され、さらに前記文字板は、前記指針の回動範囲である指針回動領域が当該文字板の周囲よりも奥側に凹んだ形状に折り曲げられ、その折り曲げ部のうち山折りにされた部分に表側からリング部材が嵌め込まれていることを特徴としている。
上記構成によれば、リング部材を嵌め込むことで、文字板の立体感がより一層増す。すなわち、運転者には、微細レンズ部を通さずにリング部材が直接目に入ってくるので、リング部材が手前に浮き出して見え、文字板の立体感がより一層増すことになる。
請求項3に記載の発明は、文字板と、該文字板を貫通した指針軸の先端に基部が取り付けられた指針を照明する指針照明用光源と、前記指針の周囲で点灯表示される警告灯等表示部と、を備えた計器表示装置であって、前記文字板は、透明な基材と、該基材の表面側に配置された微細レンズ部と、前記基材の裏面側に配置された拡大表示用図柄部とを有し、前記微細レンズ部により前記拡大表示用図柄部を拡大して前記基材の表面から離れた位置にて視認させ得るように構成され、さらに前記文字板は、前記指針の回動範囲である指針回動領域が当該文字板の周囲よりも奥側に凹んだ形状に折り曲げられ、その折り曲げ部のうち山折りにされた部分は文字板表面より突出し、かつその突出した部分の裏面側に加飾印刷が施されていることを特徴としている。
上記構成によれば、請求項2のようなリング部材を設ける必要がないので、その分、部品点数が少なくて済む。また、上記構成においては、文字板表面より突出した部分には微細レンズ部が配置されていないが、当該部分の裏面側には加飾印刷が施されているので、あたかもリング部材が存在しているように見え、当該部分が浮き上がって見える。これにより、文字板の立体感がより一層増すことになる。
本発明によれば、文字板は、指針の回動範囲が当該文字板の周囲よりも奥側に凹んだ形状に折り曲げられているので、警告灯等表示部を立体的に表示することができる。しかも、折り曲げ部の裏面側に加飾印刷を施すことにより、見栄えの良い計器表示装置を得ることができる。
また、折り曲げ部を文字板表面より突出させ、その突出部分の裏面側に加飾印刷を施したり、折り曲げ部にリング部材を嵌め込んだりすることにより、前記突出部分やリング部材が浮き上がって見え、文字板により一層の立体感を持たせることができる。
本発明に係る計器表示装置の正面図である。 図1のSA−SA線に沿った概略断面図である。 計器表示装置の斜視図である。 指針の回動機構付近の断面図である。 実施例1による文字板の要部断面図である。 文字板表面に施される拡大表示用図柄部を示す図である。 拡大表示用図柄部が拡大して見える様子を説明する図である。 実施例2を示しており、リング部材が嵌め込まれる計器表示装置の斜視図である。 図8の計器表示装置に搭載された文字板の要部断面図である。 実施例3による文字板の要部断面図である。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
まず、計器表示装置の構成について説明する。図1〜図7は実施例1による計器表示装置を示しており、図1は計器表示装置の正面図、図2は図1のSA−SA線に沿った概略断面図、図3は計器表示装置の斜視図、図4は指針の回動機構付近の断面図、図5は文字板の要部断面図、図6は文字板表面に施される拡大表示用図柄部を示す図、図7は拡大表示用図柄部が拡大して見える様子を説明する図である。
自動車等の車両には、車室内の前部に図1及び図3に示すような計器表示装置1が取り付けられている。この計器表示装置1は、ここでは速度計の計器部2のみを備えた単独メータである。
計器表示装置1は、図4に示すように、特に図示しない樹脂製のハウジングに対して、電子基板4と文字板5とを取り付けた構造を備えている。文字板5は、電子基板4の上方(表面側)に、所要の間隔を有して平行に配置されている。
電子基板4の下面(裏面)には、ムーブメント6が取り付けられており、このムーブメント6の出力軸7は電子基板4に形成された軸孔8、及び文字板5に形成された軸孔9に対してほぼ面直状態で貫通配置されている。この出力軸7は指針軸であり、その上部先端部は文字板5の表面側まで突出している。そして、出力軸7の上部先端部には指針10の基部10aが結合されている。さらに、指針10の基部10aには、当該基部10aと出力軸7の上部先端部との結合部を覆う指針キャップ12が嵌着されている。
指針10は、照明可能なように無色又は有色の透明樹脂等により形成され、一方、指針キャップ12は指針照明光を遮断し得るように遮光性を有する不透明樹脂等により形成されている。
このような計器表示装置1には、夜間等の外光がなく周囲が暗いときに指針10を照明するための指針照明機能部13が設けられる。この指針照明機能部13は、指針照明用光源14と、指針用露光防止壁15とを有している。
指針照明用光源14は、電子基板4の表面側であって指針キャップ12の内側部分に対向する位置に、複数個取り付けられている。この指針照明用光源14には、LED等の省電力型の長寿命光源が使用される。そして、指針用露光防止壁15は、複数の指針照明用光源14の周囲を取り囲むと共に、指針キャップ12の外周部とほぼ対応する位置に配置され、電子基板4から文字板5にまで達するほぼ円筒状を呈している。
一方、文字板5は、図5に示すように、樹脂製の透明基材16と、この透明基材16の表面側に配置された微細レンズ部17と、透明基材16の裏面側に配置された文字板意匠形成部18とを有している。
微細レンズ部17は、例えば、多数のいわゆるマイクロレンズ17aを有する微細レンズ群設置部として構成される。このマイクロレンズ17aは、例えば、精密金型を用いて透明基材16に形成したり、透明樹脂を溶剤に溶かしたインクをインクジェットプリンタで噴射することにより透明基材16に形成したりすることができる。なお、いずれの製造方法においてもマイクロレンズ17aは透明基材16の表面側に突出した凸レンズ形状となる。
文字板意匠形成部18は、指針10の回動領域に対応する指針回動領域19と、指針回動領域19の外側に配置された円環状の外部領域20とに画成される(図1及び図3も参照)。指針回動領域19は、外部領域20の内側に配置された円環状の目盛表示領域部19aと、目盛表示領域部19aの内側に配置された円環状の数字表示領域部19bと、数字表示領域部19bの内側に配置された円環状の繋ぎ領域部19cと、繋ぎ領域部19cの内側に配置された円形状の中央領域部19dとを有する。中央領域部19dの中央には、出力軸7(図4参照)が挿通するための軸孔9が形成されている。
文字板5は、指針回動領域19が外部領域20よりも奥側に凹んだ形状に折り曲げられている。すなわち、文字板5を水平に置いたとき、外部領域20、数字表示領域部19b及び中央領域部19dは各々水平となるが、数字表示領域部19bは外部領域20よりも電子基板4により接近した位置に、中央領域部19dは数字表示領域部19bよりも電子基板4により接近した位置にそれぞれ配置される。
目盛表示領域部19aは、外部領域20と数字表示領域部19bとを繋ぐと共に、数字表示領域部19bに向かって下り傾斜面となっている。また、繋ぎ領域部19cは、数字表示領域部19bと中央領域部19dとを繋ぐと共に、中央領域部19dに向かって下り傾斜面となっている。ここでは、目盛表示領域部19aの傾斜角度は、繋ぎ領域部19cの傾斜角度よりも緩く設定されている。
そして、目盛表示領域部19aに対応して目盛31が、数字表示領域部19bに対応して各数字32が、中央領域部19dに対応して複数の警告灯等表示部22がそれぞれ配置されている。
外部領域20と目盛表示領域部19aとの間の折り曲げ部33、及び数字表示領域部19bと繋ぎ領域部19cとの間の折り曲げ部34はそれぞれ山折り(文字板5の表面側において山折り)に形成されている。また、目盛表示領域部19aと数字表示領域部19bの間の折り曲げ部35、及び繋ぎ領域部19cと中央領域部19dとの間の折り曲げ部36はそれぞれ谷折り(文字板5の裏面側において谷折り)に形成されている。
本実施例では、山折りに形成された折り曲げ部33,34の裏面側(透明基材16の裏面側)に、ミラーインク等の加飾印刷37,38がそれぞれ施されている。なお、加飾印刷37,38が施された箇所、つまり折り曲げ部33,34においては、透明基材16の表面側にマイクロレンズ17aは設けられていない。
また、透明基材16の裏面側には、図6に示すような拡大表示用図柄部25が設けられ、この拡大表示用図柄部25上にはベースカラー印刷層26が形成されている。拡大表示用図柄部25は、目盛31や数字32が配置された部分には設けられておらず、この部分においては、ベースカラー印刷層26が透明基材16の裏面に直接接している。なお、目盛31や数字32はベースカラー印刷層26の下面側に、又はベースカラー印刷層26の中に設けられている。
各警告灯等表示部22は、それぞれ昼夜を問わず必要なときに個別に点灯表示されるものであり、警告灯等には、警告灯、指示灯、表示灯等が含まれるものとする。この警告灯等表示部22は、ベースカラー印刷層26上に形成される遮光印刷層22aを白抜きすることで形成されている。なお、警告灯等表示部22は、無印刷又は有色の透光性印刷となっている。また、各警告灯等表示部22は、電子基板4の表面側であってそれぞれの警告灯等表示部22に対向する位置に取り付けられた警告灯等照明用光源23(図4参照)により照明可能となっている。この警告灯等照明用光源23には、LED等の省電力型の長寿命光源が使用される。
警告灯等照明用光源23の周囲には、図4に示すように、電子基板4から文字板5にまで達するほぼ円筒状を呈した警告灯等用露光防止壁24が設けられる。なお、警告灯等用露光防止壁24は、複数の警告灯等表示部22に対応して個別に構成しても一体に構成してもよく、また一体化した場合には、さらに指針用露光防止壁15と一体に構成するようにしてもよい。
拡大表示用図柄部25は、透光性の印刷部で構成され、文字板5の図柄として適していればどのような図柄であってもよいが、あまり目立ちすぎないような色彩や色調のものとすることが好ましい。ここでは、淡色系の市松模様の微細パターン等にされている(図6及び図7参照)。また、ベースカラー印刷層26はくすんだ銀色系のインク等にされている。なお、拡大表示用図柄部25及びベースカラー印刷層26は、スクリーン印刷やオフセット印刷等により印刷形成される。
そして、目盛表示領域部19a、数字表示領域部19b及び外部領域20は、電子基板4の表面側にあって、これら目盛表示領域部19a、数字表示領域部19b及び外部領域20に対向する位置に取り付けられた複数の文字板照明用光源27により照明可能となっている。この文字板照明用光源27には、LED等の省電力型の長寿命光源が使用される。文字板照明用光源27からの光は目盛31や数字32を透過するので、車の運転者は、その透過光を見ることにより、目盛31や数字32を認識できる。
一方、中央領域部19dは、文字板5と指針10との間に配置されて指針照明用光源14の光をこの中央領域部19d向けて反射する反射部材30による反射光により照明可能となっている。
次に、本実施例における計器表示装置に作用について説明する。
実施例1の計器表示装置1の文字板5は、透明基材16の表面側に微細レンズ部17を有し、透明基材16の裏面側に拡大表示用図柄部25を有している。ここで、微細レンズ部17が凸レンズ状のマイクロレンズ17aの集合体である場合には、大雑把に言って一枚の凸レンズに近いレンズ効果を得ることができ、この微細レンズ部17により拡大表示用図柄部25を拡大して透明基材16の表面から離れた位置にて視認させ得ることができる。すなわち、図6に示した拡大表示用図柄部25は、図7に示すように拡大して見える。
ここで、拡大表示用図柄部25に対する拡大効果は、この拡大表示用図柄部25が微細レンズ部17に対して文字板5の面方向に特定の位置関係になったときにのみ得られる。この特定の位置関係は若干の範囲を有しており、この範囲内で微細レンズ部17による拡大倍率を変更することができる。この際、微細レンズ部17による拡大倍率が大きくなるに従い、拡大して見える拡大表示用図柄部25は、透明基材16から遠くに離れて見える(奥側に視認される)傾向を有している(沈込拡大虚像)。
また、拡大表示用図柄部25が、微細レンズ部17に対して上記の特定の位置関係から外れる場合(以下、通常の位置関係という)には、拡大効果は得られず等倍にしか見えなくなる。このように、微細レンズ部17は、一枚の凸レンズとは異なった特性をも有している。
そして、本実施例によれば、文字板5が、指針10の回動範囲が文字板5の周囲、つまり外部領域20よりも奥側に凹んだ形状に折り曲げられているので、文字板5の中央部に奧行き感を持たせることができる。これにより、警告灯等表示部22をより一層立体的に表示することが可能となる。
また、折り曲げ部33,34にはマイクロレンズ17aを設けることができず、見栄えが悪くなる虞があるが、本実施例では、折り曲げ部33,34の裏面側に加飾印刷37,38がそれぞれ施されているので、マイクロレンズ17aが設けられていなくても見栄えが悪くなることはない。
また、本実施例によれば、警告灯等照明用光源23を光らせることにより警告灯等表示部22が点灯表示されると、この警告灯等表示部22は拡大された拡大表示用図柄部25を透過した状態で表示される。つまり、拡大表示用図柄部25上に警告灯等表示部22が透けて見え、警告灯等表示部22と中央領域部19dとの間に高低差(あるいは前後(奥行き)方向の位置の差)を感じることができる。これにより、中央領域部19d上に点灯した警告灯等表示部22が浮遊した状態で見える。
なお、この際、中央領域部19dでは、警告灯等表示部22を透過した警告灯等照明用光源23からの光がベースカラー印刷層26、拡大表示用図柄部25を透過する。すなわち、警告灯等表示部22には拡大表示用図柄部25が重なることとなるが、この拡大表示用図柄部25が淡色系の微細パターンであるため拡大表示用図柄部25が目立つようなことない。反対に、警告灯等照明用光源23を消灯することにより警告灯等表示部22が文字板5から見えなくなり、拡大表示用図柄部25のみを視認しうる。この警告灯等表示部22の点灯や消灯は、複数存在している警告灯等表示部22ごとに独立して行われる。
図8及び図9は実施例2を示している。本実施例では、外部領域20と目盛表示領域部19aとの間の山折りの折り曲げ部33付近において、透明基板16には貫通孔40が設けられ、また、数字表示領域部19bと繋ぎ領域部19cとの間の山折りの折り曲げ部34付近において、透明基板16には貫通孔41が設けられている。貫通孔40は外部領域20側に複数設けられ、折り曲げ部33に沿って円周状に配置されている。また、貫通孔41は数字表示領域部19b側に複数設けられ、折り曲げ部34に沿って円周状に配置されている。
そして、リング部材42が用意され、このリング部材42は、その下面に設けられた爪部42aが貫通孔40に挿通される。これにより、リング部材42は折り曲げ部33付近に係止されている。リング部材42は、その内径が折り曲げ部33の直径に略合致するよう形成されている。また、リング部材43が用意され、このリング部材43は、その下面に設けられた爪部43aが貫通孔41に挿通される。これにより、リング部材43は折り曲げ部34付近に係止されている。リング部材43は、その内径が折り曲げ部34の直径に略合致するよう形成されている。なお、その他の構成は、実施例1の場合と同様である。
本実施例によれば、リング部材42,43を嵌め込むことで、文字板5の立体感をより一層高めることができる。すなわち、運転者には、マイクロレンズ17aを通さずにリング部材42,43が直接目に入ってくるので、リング部材42,43が手前に浮き出して見え、文字板5の立体感をより一層高めることができる。
図10は実施例3を示している。本実施例では、外部領域20と目盛表示領域部19aとの間の山折りの折り曲げ部45、及び数字表示領域部19bと繋ぎ領域部19cとの間の山折りの折り曲げ部46がそれぞれ上方へ突出して形成されている。すなわち、折り曲げ部45において透明基材16は断面逆U字型に折り曲げられ、その折り曲げ部45の頂部45aは、外部領域20における透明基材16の表面よりも上方に位置している。また、折り曲げ部46においても透明基材16は断面逆U字型に折り曲げられ、その折り曲げ部46の頂部46aは、数字表示領域部19bにおける透明基材16の表面よりも上方に位置している。
そして、折り曲げ部45,46の裏面側(透明基材16の裏面側)に、ミラーインク等の加飾印刷47,48がそれぞれ施されている。加飾印刷47,48が施された箇所、つまり折り曲げ部45,46においては、透明基材16の表面側にマイクロレンズ17aは設けられていない。なお、その他の構成は、実施例1の場合と同様である。
本実施例によれば、実施例2におけるリング部材42,43を設ける必要がないので、その分、部品点数が少なくて済み、コストアップの抑制を図ることができる。
また、本実施例においては、折り曲げ部45,46にはマイクロレンズ17aが設けられていないが、折り曲げ部45,46の裏面側にはそれぞれ加飾印刷47,48が施されているので、あたかもリング部材が存在しているように見え、折り曲げ部45,46が浮き上がって見える。これにより、文字板5の立体感がより一層増すことになる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、上記各実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は上記各実施例の構成にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
例えば、上記各本実施例では、計器表示装置1は速度計であって単独メータであったが、本発明は、速度計及び回転計からなる二連メータにも適用可能である。
1 計器表示装置
5 文字板
7 出力軸(指針軸)
10 指針
17 微細レンズ部
17a マイクロレンズ
16 透明基材
19 指針回動領域
19a 目盛表示領域部
19b 数字表示領域部
19c 繋ぎ領域部
19d 中央領域部
20 外部領域
22 警告灯等表示部
25 拡大表示用図柄部
26 ベースカラー印刷層
31 目盛
32 数字
33,34 山折りの折り曲げ部
35,36 谷折りの折り曲げ部
37,38,47,48 加飾印刷
42,43 リング部材
45,46 突出した折り曲げ部

Claims (3)

  1. 文字板と、該文字板を貫通した指針軸の先端に基部が取り付けられた指針を照明する指針照明用光源と、前記指針の周囲で点灯表示される警告灯等表示部と、を備えた計器表示装置であって、
    前記文字板は、透明な基材と、該基材の表面側に配置された微細レンズ部と、前記基材の裏面側に配置された拡大表示用図柄部とを有し、前記微細レンズ部により前記拡大表示用図柄部を拡大して前記基材の表面から離れた位置にて視認させ得るように構成され、
    さらに前記文字板は、前記指針の回動範囲である指針回動領域が当該文字板の周囲よりも奥側に凹んだ形状に折り曲げられ、その折り曲げ部のうち山折りにされた部分の裏面側に加飾印刷が施されていることを特徴とする計器表示装置。
  2. 文字板と、該文字板を貫通した指針軸の先端に基部が取り付けられた指針を照明する指針照明用光源と、前記指針の周囲で点灯表示される警告灯等表示部と、を備えた計器表示装置であって、
    前記文字板は、透明な基材と、該基材の表面側に配置された微細レンズ部と、前記基材の裏面側に配置された拡大表示用図柄部とを有し、前記微細レンズ部により前記拡大表示用図柄部を拡大して前記基材の表面から離れた位置にて視認させ得るように構成され、
    さらに前記文字板は、前記指針の回動範囲である指針回動領域が当該文字板の周囲よりも奥側に凹んだ形状に折り曲げられ、その折り曲げ部のうち山折りにされた部分に表側からリング部材が嵌め込まれていることを特徴とする計器表示装置。
  3. 文字板と、該文字板を貫通した指針軸の先端に基部が取り付けられた指針を照明する指針照明用光源と、前記指針の周囲で点灯表示される警告灯等表示部と、を備えた計器表示装置であって、
    前記文字板は、透明な基材と、該基材の表面側に配置された微細レンズ部と、前記基材の裏面側に配置された拡大表示用図柄部とを有し、前記微細レンズ部により前記拡大表示用図柄部を拡大して前記基材の表面から離れた位置にて視認させ得るように構成され、
    さらに前記文字板は、前記指針の回動範囲である指針回動領域が当該文字板の周囲よりも奥側に凹んだ形状に折り曲げられ、その折り曲げ部のうち山折りにされた部分は文字板表面より突出し、かつその突出した部分の裏面側に加飾印刷が施されていることを特徴とする計器表示装置。
JP2009022484A 2009-02-03 2009-02-03 計器表示装置 Expired - Fee Related JP5180863B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009022484A JP5180863B2 (ja) 2009-02-03 2009-02-03 計器表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009022484A JP5180863B2 (ja) 2009-02-03 2009-02-03 計器表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010181165A JP2010181165A (ja) 2010-08-19
JP5180863B2 true JP5180863B2 (ja) 2013-04-10

Family

ID=42762834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009022484A Expired - Fee Related JP5180863B2 (ja) 2009-02-03 2009-02-03 計器表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5180863B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6447376B2 (ja) * 2015-06-15 2019-01-09 株式会社デンソー 表示装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007078583A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Denso Corp 計器用文字盤およびその製造方法
JP2008039653A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Calsonic Kansei Corp 車両用表示装置
JP4874826B2 (ja) * 2007-01-31 2012-02-15 矢崎総業株式会社 計器照明構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010181165A (ja) 2010-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2005085768A1 (ja) 車両用表示装置
JP4957468B2 (ja) 表示装置
JP5218194B2 (ja) 移動体用計器
JP2005257333A (ja) 車両用表示装置
JP4797696B2 (ja) 表示装置
JP6455393B2 (ja) 表示装置
JP2009069087A (ja) 表示装置
JP4275564B2 (ja) 車両用表示装置
JP5302640B2 (ja) 計器表示装置
JP5180863B2 (ja) 計器表示装置
JP2006027546A (ja) 車両用表示装置
JP5634678B2 (ja) 車両用表示装置
JP5180794B2 (ja) 計器表示装置
JP7008264B2 (ja) 車両用計器
JP2008102092A (ja) 計器
JP4229032B2 (ja) 車両用指針計器
JP3747461B2 (ja) 計器
JP4637680B2 (ja) 計器
JP2006113024A (ja) 指針計器
JP2019011952A (ja) 車両表示装置
JP2008196908A (ja) 計器用表示板
JP4583818B2 (ja) 車両用表示装置
JP4246033B2 (ja) 車両用表示装置
JP5418989B2 (ja) 車両用メータ
JP6384159B2 (ja) 表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110831

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121226

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130111

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees