JP6455393B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハーフミラーによって、第1表示部における実像に第2表示部における虚像を重畳表示可能とする表示装置に関するものである。
従来の表示装置として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1の表示装置では、第1の発光表示像を形成する第1の発光表示体と、第2の発光表示像を形成する第2の発光表示体と、第1、第2の発光表示体の間に配置、固定されるハーフミラーとを備えている。
特許文献1の表示装置では、第1の発光表示像は、ハーフミラーを透過して視認者に実像として視認され、また、第2の発光表示像は、ハーフミラーで反射して視認者に虚像として視認される。これにより、ハーフミラーを通じて、第1、第2の発光表示像が、同一画面上に(重なり合って)視認されるようになっている。
特開2003−315105号公報
近年の表示装置では、表示像の見せ方において、種々のパターンを有するものが要求されるようになっている。しかしながら、上記特許文献1の表示装置では、第1の発光表示像の実像と、第2の発光表示像の虚像とが、単に重なるように視認されるものに過ぎず、見せ方のパターンを変更できるものにはなっていない。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、ハーフミラーを用いるものにおいて、表示像の見せ方のパターンを増やして、表示における演出効果を高めることのできる表示装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
本発明では、発光を伴う第1発光表示像(116b、117)を表示する第1表示部(110)と、
発光を伴う第2発光表示像(122)を表示する第2表示部(120)と、
第1表示部(110)、および第2表示部(120)の間に配置されて、第1発光表示像(116b、117)を実像として視認者側に透過させ、第2発光表示像(122)を虚像として視認者側に反射させるハーフミラー(130)と、を備える表示装置であって、
ハーフミラー(130)が第2表示部(120)側に接近してハーフミラー(130)による虚像が視認者側に反射されない位置と、ハーフミラー(130)による虚像が視認者側に反射される位置との間で、ハーフミラー(130)を移動させる移動機構部(140)が設けられたことを特徴としている。
本発明によれば、移動機構部(140)は、ハーフミラー(130)の位置を、虚像が視認者側に反射される位置にすると、視認者には、第1発光表示像(116b、117b)の実像と、第2発光表示像(121、122)の虚像とが重なり合うように視認される。加えて、移動機構部(140)は、ハーフミラー(130)の位置を、虚像が視認者側に反射されない位置にすると、視認者には、第2発光表示像(121、122)の虚像は視認されずに、第1表示部(110)による第1発光表示像(116b、117b)が、実像として視認される。尚、実像、および虚像の視認される形態が変わることで、表示像に動きを持たせることができる。
よって、ハーフミラー(130)を用いるものにおいて、従来技術に対して、表示像の見せ方のパターンを増やして、表示における演出効果を高めることができる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態における表示装置の全体構成を示す断面図である。 第1表示部の例を示す説明図である。 第1表示部の実像と、第2表示部の虚像とが重なって視認される場合を示す説明図である。 第2実施形態における表示装置の全体構成を示す断面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図1〜図3を用いて説明する。第1実施形態の表示装置は、車両用のコンビネーションメータ100に適用したものであり、車両の乗員(視認者)に対して、車両に関連する関連情報を表示する装置となっている。コンビネーションメータ100が表示する関連情報としては、例えば、車速、燃料残量、エンジン回転速度、エンジン冷却水温、および各種警告等がある。本実施形態では、図2、図3に示すように、関連情報として車速を代表例とし、コンビネーションメータ100は、速度計1181を有するものとして説明する。
コンビネーションメータ(以下、メータ)100は、車両のインストルメントパネル(以下、インパネ)10内に配置されて、車両左右方向の中央位置、あるいは乗員(運転者)と対向する位置等に設けられている。メータ100は、第1表示部110、第2表示部120、ハーフミラー130、移動機構部140、切替え入力部150、および制御部160等を備えている。
第1表示部110は、発光を伴う第1発光表示像、および非発光となる非発光表示像を表示する表示部である。第1表示部110は、ロアカバー111、ケース112、見返し板113、透明カバー114、回路基板115、文字板116、指針117、ムーブメント118、および光源部119等を有している。速度計1181は、速度表示部1161、指針117、およびムーブメント118等によって形成されている。
ロアカバー111は、例えば、乗員側から見た正面形状が横長の台形形状で、視認方向に扁平な有底筒状を成す樹脂製のカバーとなっている。ロアカバー111は、メータ100を形成する部材として、乗員側から見て視認方向の一番奥側に配置されており、有底筒状のロアカバー111の開口側が乗員側を向くように配置されている。ロアカバー111の内部には、ムーブメント118が収容されるようになっている。
ケース112は、例えば、正面形状がロアカバー111と同一の横長の台形形状で、筒状を成す樹脂製の容器となっている。筒状のケース112の一方の開口側は、回路基板115を挟み込むようにして、ロアカバー111の開口側に接続されている。
見返し板113は、例えば、正面形状がロアカバー111と同一の横長の台形形状で、筒状を成す樹脂製の窓部となっている。視認方向における見返し板113の乗員側の端部は、例えば、下側から上側に向かうほど、乗員側に近づくように、斜めにカットされた形状となっている。また、視認方向における見返し板113の乗員とは反対側(以下、反乗員側)の開口部は、文字板116を挟み込むようにして、ケース112の他方の開口側に接続されている。見返し板113は、文字板116の周囲を覆い、文字板116における速度表示部1161を用いた速度計1181の表示内容を乗員に視認可能とするようになっている。
透明カバー114は、透明なガラスの板材、あるいは透明な樹脂の板材等によって形成されたカバー部材であり、視認方向における見返し板113の乗員側の開口部に固定されている。透明カバー114は、速度計1181の表示内容を乗員に視認可能とすると共に、見返し板113の内部に塵や埃等が侵入するのを防止するようになっている。
回路基板115は、例えばガラスエポキシ基板等から成り、メータ100の電気回路部を形成している。回路基板115は、ロアカバー111の正面形状と同等の横長台形形状を成して、ロアカバー111とケース112との間に介在されて、ロアカバー111、およびケース112に固定されている。回路基板115には、ムーブメント118、光源部119、および制御部160等が設けられている。
文字板116は、例えば、透光性材(例えば、透明なポリカーボネート樹脂等)から形成された横長台形形状の薄い板部材であり、視認方向におけるケース112の他方の開口側に配置されて、ケース112の他方の開口部に固定されている。文字板116の表側の面(乗員側の面)には、速度表示部1161が形成されている。
速度表示部1161は、車両の走行速度を表示する部位であり、図2に示すように、第1領域部116a、数字部116b、段差部116c、第2領域部116d、目盛部116e、および第3領域部116f等を有している。
第1領域部116aは、指針117の軸部117aの位置を中心とする円形の領域を形成する部分であり、第1領域部116aの表面には、例えば、指針117の軸部117aと同心となる多数のスピン模様が設けられている。更に、第1領域部116aの表面には、第1所定色の遮光性の印刷塗装(例えば黒色系塗装)が施されている。
数字部116bは、走行速度を示す数字であり、第1領域部116aの外周側となる帯状の領域に形成されている。数字部116bは、第1領域部116aの外周側の左下側から時計回転方向で右下側に向けて、その表示値が大きくなるように、例えば20飛びの数字(0、20、40、・・・180)によって形成されている。尚、数字部116bは、km/hの表示に基づく数字となっている。数字部116bは、上記第1領域部116aにおいて地の部分を形成する遮光性の印刷塗装(黒色系塗装)に対して、例えば、白色印刷塗装が施されて透光性を有する領域となっている。
段差部116cは、第1領域部116aの外周側でリング状を成す領域となっており、第1領域部116aと第2領域部116dとの間で段差を形成している。よって、速度表示部1161においては、単なる平坦な面ではなく、第1領域部116aが乗員側から見て奥側に凹むような3次元的な形状を成している。段差部116cの表面には、例えば、淡色系の印刷塗料が施されており、遮光性を有する領域となっている。
第2領域部116dは、段差部116cを内包する横長の楕円形を成す領域となっており、第2領域部116dの表面には、例えば、水平方向に並ぶ多数のヘアライン模様が設けられている。ヘアライン模様は、第2領域部116dの表面を金属調の雰囲気にする模様となっている。更に、第2領域部116dの表面には、第1領域部116aにおける第1所定色よりも淡い第2所定色の遮光性の印刷塗装が施されている。
目盛部116eは、車両の走行速度を示す目盛であり、第2領域部116dの内周側(段差部116cの外周側)で周方向に並ぶように複数配置されている。目盛部116eは、例えば、半球状を成す宝石調の部材が第2領域部116dに接合されて形成されている。複数の目盛部116eは、数字部116bの位置に対応するものと、数字部116bの間の位置に対応するものとがあり、数字部116bの位置に対応するものは、数字部116bの間の位置に対応するものよりも、半球状の直径が大きく設定されている。目盛部116eは、非導光構造となっているが、外部の光が当たって乗員側に反射すると、宝石のように輝いて見える部材となっている。
第3領域部116fは、第2領域部116dを内包する横長の楕円形を成す領域となっており、第3領域部116fの表面には、例えば、多数の幾何学模様が設けられている。更に、第3領域部116fの表面には、第2領域部116dにおける第2所定色よりも淡い第3所定色の遮光性の印刷塗装が施されている。
そして、文字板116において、速度表示部1161の中心部には、指針117の軸部117aを挿通させるための円形の開口部116gが開口形成されている。開口部116gの直径は、後述する指針117の中心部におけるボス117cの直径よりも小さく、且つ、後述する第2光源119bの光がボス117c側に通過可能となる寸法に設定されている。
指針117は、速度計1181において、回動することで走行速度を示す針となっている。指針117は、透光性材(例えば、透明なポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等)から形成されている。
指針117は、軸部117aと針部117bとを有している。軸部117aと針部117bは、一体的に形成されている。軸部117aは、文字板116の表側から回路基板115側に延びる棒状の部材であり、文字板116の開口部116gを貫通するように配置されている。針部117bは、軸部117aの乗員側となる先端部から文字板116の面に沿って目盛部116e側に延びる棒状の部材となっている。軸部117aの先端部には、扁平円筒状のボス117cが設けられている。
ムーブメント118は、指針117を回動させる指針用の駆動部であり、回路基板115において反乗員側に配置されている。ムーブメント118は、例えば、パルス電力に同期して動作する同期電動機としてのステッパモータが使用されている。ムーブメント118は、制御部160によって回転制御されるようになっている。
ムーブメント118のシャフト118aは、指針117の軸部117a側に延びて、軸部117aと接続されている。よって、ムーブメント118によって軸部117aが回転されると、針部117bは、第1領域部116aおよび段差部116c上で回動するようになっている。
光源部119は、図1に示すように、速度表示部1161における数字部116b、および指針117の針部117bを発光させるものであり、回路基板115の文字板116側の面に複数設けられている。光源部119は、第1光源119aと、第2光源119bとを有している。
第1光源119aは、回路基板115において、数字部116bと対応するようにして、周方向に並ぶように複数設けられて、透光性の数字部116bを発光させるようになっている。また、第2光源119bは、回路基板115において、指針117の軸部117aの位置に対して隣接するようにして、複数設けられて、開口部116gを介して透光性材から成る針部117bを発光させるようになっている。各光源119a、119bは、例えば所定色に発光する発光ダイオード(LED)が用いられている。回路基板115と文字板116との間の空間内には、第1光源119aと、第2光源119bとを仕切る仕切り壁119cが設けられており、第1光源119aの光と、第2光源119bの光とが、互いに干渉しないようになっている。仕切り壁119cは、ケース112に一体的に形成されている。
第1光源119aによって発光される数字部116b、および第2光源119bによって発光される針部117bは、本発明の第1発光表示像に対応する。また、速度表示部1161における第1領域部116a、段差部116c、第2領域部116d、および第3領域部116fは、遮光性の印刷塗装が施されており、また、目盛部116eは、非導光構造となっていることから、本発明の非発光となる非発光表示像に対応する。
第2表示部120は、第2発光表示像を表示する表示部である。第2発光表示像は、第1発光表示像と同様の走行速度等を表示する像となっている。第2発光表示像は、第1発光表示像とは異なる内容の像となっている。
第2表示部120は、デジタル画像等によって各種車両関連情報(第2発光表示像)を表示面に表示するディスプレイ等であり、例えば、液晶組成物を利用したLCD(Liqud Crystal Display)、薄膜状のトランジスタを利用したTFT(Thin Film Transistor)液晶ディスプレイ等が使用される。尚、第2表示部120としては、予め形成した画像を映し出すカラーレンズ等としてもよい。
第2表示部120は、表示面(ディスプレイ)が四角形を成しており、この表示面が下側を向くようにして、外周の四辺のうち、一辺が、見返し板113の上側で、文字板116側に配置され、一辺と対向する対向辺が乗員側に位置するように配置されている。第2表示部120の表示面は、文字板116に対して90度程度の角度を成すように配置されている。第2表示部120の一辺側は、見返し板113の上側に配置される移動機構部140の端部に接続されて、第2表示部120は固定されている。
第2表示部120は、表示面に車両関連情報(第2発光表示像)として、例えば、虚像領域部121、および目盛部122を形成するようになっている。図3に示すように、虚像領域部121は、文字板116の第3領域部116fよりも多少小さく設定された横長の楕円形を成して、第4所定色で発光する領域部となっている。また、目盛部122は、文字板116の数字部116bの外周側位置に対応するようにして、放射状に複数配置される線状の車速用目盛となっており、第5所定色で発光するようになっている。
ハーフミラー130は、入射する光の一部を透過させる透過機能と、入射する光の一部を反射させる反射機能とを備え、透過光と反射光の強さが同等に得られるミラーとなっている。ハーフミラー130は、例えば、板ガラスやアクリル等の表面に、メッキや蒸着等により反射膜(錫や銀等)が設けられたものである。反射膜は、後述するように図1中における第1の位置において、乗員側となる面に設けられている。尚、反射面は、表裏の両面に設けられるものとしてもよい。
また、ハーフミラー130は、透過率が低く、且つ、表面光沢度が高いスモークアクリル材等を使用したものとしてもよい。
ハーフミラー130の外形は、見返し板113の開口側の形状(大きさ)と同等(台形形状)となるように形成されている。そして、ハーフミラー130は、第1表示部110の文字板116と、第2表示部120との間に配置されている。
ハーフミラー130の台形形状の上辺に対応する部位には、上辺に沿う回転軸部131が設けられており、またハーフミラー130の光を透過、あるいは反射させる乗員側の面には、加飾部132が設けられている。
回転軸部131は、移動機構部140に回転可能に支持されている。また、加飾部132は、文字板116の第3領域部116fよりも多少小さく設定された横長の楕円形を成すリング状に形成されており、ハーフミラー130に反射される虚像領域部121の外形ラインをマスクする(覆う)ように配置されている。加飾部132は、ハーフミラー130の乗員側の面から乗員側に突出するように形成されており、表面には、例えば、金属調の塗装、メッキ、蒸着等が施されている。加飾部132は、乗員に対して速度計1181を立体的に見せるようにすると共に、見栄えを向上させるものとなっている。
移動機構部140は、ハーフミラー130の位置を移動させるものであり、見返し板113の上部で、文字板116側に設けられている。移動機構部140は、アクチュエータ141、ギヤ142、143等を有している。アクチュエータ141は、ギヤ142を回転させる駆動部である。ギヤ143は、ハーフミラー130の回転軸部131に固定されたギヤであり、ギヤ142によって回転されるようになっている。ギヤ143の歯数は、ギヤ142の歯数よりも多く設定されており、ギヤ143は減速用ギヤとして作動するようになっている。よって、アクチュエータ141が駆動されると、ギヤ142、143を介して回転軸部131が回転し、図1中の矢印のように、ハーフミラー130が回動されるようになっている。
ハーフミラー130の回動する位置は、第1の位置と、第2の位置との2つの位置の設定となっている。第1の位置は、ハーフミラー130が第2表示部120の表示面に対して(および文字板116に対して)45度程度の角度を成す位置(図1中の破線位置)である。第1の位置は、第1表示部110における第1発光表示像(数字部116b、針部117b)が実像として乗員側に透過されると共に、第2表示部120における第2発光表示像(虚像領域部121、目盛部122)が、虚像として乗員側に反射される位置である。また、第2の位置は、ハーフミラー130が第2表示部120の表示面側に接近して、表示面と平行となる位置(図1中の実線位置)である。第2の位置は、第2表示部120における第2発光表示像が乗員側に反射されず、また、第1表示部110の速度計1181が、ハーフミラー130を透過せずに直接的に乗員に実像として視認される位置である。
切替え入力部150は、ハーフミラー130の回動位置について、乗員が選択入力するための入力部であり、例えば、インストルメントパネル10の乗員に近接する位置に設けられている。切替え入力部150は、例えば、選択式の入力スイッチとなっており、乗員の操作により、ハーフミラー130を、上記第1の位置にする場合の入力信号、あるいは第2の位置にする場合の入力信号が形成されるようになっている。形成された入力信号は、制御部160に出力されるようになっている。
制御部160は、車両に設けられた各種センサ(例えば、車速センサ)20の信号に基づいて、ムーブメント118の駆動、光源部119の点灯消灯を制御するようになっている。加えて、制御部160は、切替え入力部150からの入力信号に応じて、第2表示部120の表示状態、および移動機構部140によるハーフミラー130の回動位置を制御するようになっている(詳細後述)。
次に、上記構成に基づくメータ100の作動について説明する。
イグニッションスイッチがオンされて、車両が走行状態にあると、制御部160は、車速センサ20からの検出信号に応じて、ムーブメント118を作動させて、速度計1181における指針117(針部117b)を回動させ、速度表示を行う。
1.実像および虚像表示モード
乗員の切替え入力部150への切替え操作によって、ハーフミラー130の位置として第1の位置が選択されると、制御部160は、移動機構部140を作動させて、ハーフミラー130を第1の位置に回動させる。また、制御部160は、光源部119における光源119a、119bを点灯状態として、文字板116における数字部116b、および針部117bを発光表示させる。更に、制御部160は、第2表示部120において、虚像領域部121、および目盛部122を表示面に表示(発光表示)させる。
すると、第1表示部110における数字部116b、および針部117bは、ハーフミラー130を透過して、実像として乗員に視認される。また、第2表示部120における虚像領域部121、および目盛部122は、ハーフミラー130で反射して、虚像として乗員に視認される。よって、乗員には、図3に示すように、上記実像と虚像とが重なり合った状態で視認される。具体的には、虚像領域部121は、数字部116b、および針部117bの地を形成する部分として視認され、また、目盛部122は、数字部116bの外周側に並ぶように視認される。
加えて、ハーフミラー130の乗員側の面に形成された楕円リング状の加飾部132が、虚像領域部121の外形ライン位置に実体として直接視認される。
本実施形態では、加飾部132の形状は、楕円リング状であるが、円形、長方形、棒状等製品のデザインの意向に沿い、任意の形状としてもよい。
尚、文字板116における第1領域部116a、段差部116c、第2領域部116d、目盛部116e、および第3領域部116fは、非発光表示像となっているので、ハーフミラー130を通しては、視認されない。加飾部132の外側の領域は、文字板116の第3領域部116fの外周部が対応する領域となるが、第3領域部116fは、視認されずに黒い状態となっている。
2.実像表示モード
乗員の切替え入力部150への切替え操作によって、ハーフミラー130の位置として第2の位置が選択されると、制御部160は、移動機構部140を作動させて、ハーフミラー130を第2の位置に回動させる。この場合、光源部119における光源119a、119bは、点灯状態に対して消灯状態としてもよい。また、第2表示部120における虚像領域部121、および目盛部122は、表示状態に対して非表示状態としてもよい。
すると、図2に示すように、第1表示部110における文字板116の第1領域部116a、数字部116b、段差部116c、第2領域部116d、目盛部116e、第3領域部116fは、発光状態、非発光状態にかかわらず、ハーフミラー130を透過せずに、すべてが直接的な実像として乗員に視認される。
このとき、第2表示部120における表示画像は、ハーフミラー130によって、乗員側に反射されない形となるので、乗員には視認されない。
以上のように、本実施形態では、移動機構部140によって、ハーフミラー130の位置が、第1の位置(虚像が乗員側に反射される位置)に移動されると、乗員には、第1発光表示像(116b、117b)の実像と、第2発光表示像(121、122)の虚像とが重なり合うように視認される。加えて、移動機構部140によって、ハーフミラー130の位置が、第2の位置(虚像が乗員側に反射されない位置)に移動されると、乗員には、第2発光表示の虚像は視認されずに、第1表示部110による表示像(116a〜116f、117b)が、実像として視認される。尚、実像、および虚像の視認される形態が変わることで、表示像に動きを持たせることができる。
よって、ハーフミラー130を用いるものにおいて、従来技術に対して、表示像の見せ方のパターンを増やして、表示における演出効果を高めることができる。
ここで、ハーフミラー130は、第1表示部110における表示像が、非発光となる非発光表示像であると、乗員は、ハーフミラー130を通してその非発光表示像を視認することができない。よって、第1表示部110に非発光表示像を形成しても、ハーフミラー130の位置を、従来技術のように、第1の位置で固定されるものとすると、非発光表示像を生かした表示ができない。換言するとすべての表示像を発光表示像とする必要が生ずる。
しかしながら、本実施形態では、ハーフミラー130の位置を、第2の位置にする場合では、ハーフミラー130の影響を受けることなく、第1表示部110における第1発光表示像(116b、117b)、および非発光表示像(116a、116c〜116f)のすべてを直接視認することが可能となる。つまり、第1表示部110内に非発光表示像があってもハーフミラー130の影響を受けずに視認可能となる表示パターンを形成することができる。よって、本実施形態では、文字板116におけるスピン模様、ヘアライン模様、幾何学模様等による細かな加飾効果を充分に生かすことができる。
また、ハーフミラー130には、虚像が反射される場合の虚像の外形ラインをマスクするように配置された加飾部132が設けられている。これにより、速度計1181としての見栄えを向上させると共に、虚像の境界部をぼかすことができる。虚像の境界部ぼかすことで、虚像が実像に対して浮いたように視認されることを防止できる。
(第2実施形態)
第2実施形態のメータ100Aを図4に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対して、見返し板113の形状を変更して、透明カバー114、およびハーフミラー130の配置を変更したものである。
見返し板113の視認方向における乗員側の端部は、例えば、上側から下側に向かうほど、乗員側に近づくように、斜めにカットされた形状となっている。見返し板113の乗員側の端部の傾斜は、例えば、45度程度に設定されている。透明カバー114は、視認方向における見返し板113の乗員側の開口部に固定されている。尚、第2表示部120の外周の四辺のうちの一辺は、見返し板113の上側で乗員側となる端部に隣接するように配置され、一辺と対向する対向辺が更に乗員側に位置するように配置されている。
そして、ハーフミラー130は、第1表示部110と第2表示部120との間で、且つ、透明カバー114の乗員側に配置されている。ハーフミラー130は、透明カバー114に沿う第1の位置と、第2表示部120の表示面と平行となる第2の位置との間で、移動機構部140によって回動されるようになっている。
本実施形態のメータ100Aにおいても、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、第1表示部110における表示像を、発光表示像(116b、117b)と、非発光表示像(116a、116c〜116f)が混在するものとして、説明したが、発光表示像のみを有するものとしてもよい。この場合は、ハーフミラー130が第1の位置にある場合、あるいは第2の位置にある場合共に、すべての発光表示像が視認されるものとなる。
また、上記各実施形態では、ハーフミラー130に加飾部132を設けるものとして説明したが、虚像の見栄えの状態に応じては、この加飾部132を廃止してもよい。
また、目盛部116eは、宝石調の部材によって形成されるものに代えて、文字板116に圧空成形によって半球状に突出形成されるものとしてもよい。
また、制御部160は、切替え入力部150からの入力信号に応じてハーフミラー130の位置、および表示状態を制御するようにしたが、付加的な作動として、以下のような内容を実施するようにしてもよい。即ち、乗員が車両のイグニッションスイッチをオンしたときに、オン信号を受けて、ハーフミラー130を第1の位置に移動させて、第2表示部120によって、「Well come」、「Hello」等を表示する。また、乗員がイグニッションスイッチをオフしたときに、オフ信号を受けて、ハーフミラー130を第1の位置に移動させて、第2表示部120によって、「See You」、「Good bye」等表示をする、といったものである。これにより、乗員に対する挨拶等の機能を持たすことができる。
また、上記各実施形態では、速度計1181を例として説明したが、その他、エンジン回転計、燃料残量計、エンジン水温計、各種警告灯等の他の表示部にも適用可能である。
100、100A コンビネーションメータ(表示装置)
110 第1表示部
116b 数字部(第1発光表示像)
117b 針部(第1発光表示像)
120 第2表示部
121 虚像領域部(第2発光表示像)
122 目盛部(第2発光表示像)
130 ハーフミラー
132 加飾部
140 移動機構部
150 切替え入力部(入力部)

Claims (4)

  1. 発光を伴う第1発光表示像(116b、117)を表示する第1表示部(110)と、
    発光を伴う第2発光表示像(122)を表示する第2表示部(120)と、
    前記第1表示部(110)、および前記第2表示部(120)の間に配置されて、前記第1発光表示像(116b、117)を実像として視認者側に透過させ、前記第2発光表示像(122)を虚像として前記視認者側に反射させるハーフミラー(130)と、を備える表示装置であって、
    前記ハーフミラー(130)が前記第2表示部(120)側に接近して前記ハーフミラー(130)による前記虚像が前記視認者側に反射されない位置と、前記ハーフミラー(130)による前記虚像が前記視認者側に反射される位置との間で、前記ハーフミラー(130)を移動させる移動機構部(140)が設けられたことを特徴とする表示装置。
  2. 前記第1表示部(110)は、前記第1発光表示像(116b、117)に加えて、非発光となる非発光表示像も表示することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記ハーフミラー(130)には、前記虚像の外形ラインをマスクするように配置された加飾部(132)が設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記ハーフミラー(130)の位置について、前記視認者が選択入力する入力部(150)を備え、
    前記移動機構部(140)は、前記入力部(150)に入力された入力信号に応じて、前記ハーフミラー(130)の位置を移動させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の表示装置。
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