JP5179926B2 - 雄端子及びこれを有するコネクタ - Google Patents
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Description
さらに、表裏各面における2つの前記突出部の離隔方向に関して、前記裏面における2つの前記突出部が、前記表面における2つの前記突出部よりも外側に配置されている。これにより、雄端子及び雌端子の接続が安定したものとなる。
また、前記突出部は、前記雌端子に対する挿入方向に沿って線状に形成されているので、接続動作を通じて、挿入時の摩擦力の大きさが一定に保たれる。そのため、接続動作を安定して行なうことができる。
さらに、表裏各面における2つの前記突出部の離隔方向に関して、前記裏面における2つの前記突出部が、前記表面における2つの前記突出部よりも外側に配置されている。これにより、雄端子及び雌端子の接続が安定したものとなる。
まず、本発明の一実施形態に係る電気コネクタ装置の全体構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる電気コネクタ装置の全体構成を示す概略図である。図2は、本発明の一実施形態にかかる雄端子の全体構成を示す平面図である。図3は、雄端子の接続部周辺を示す斜視図である。図4は、雄端子の接続部周辺を示す概略図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図、(d)は底面図を示すである。図5は、雄端子の接続部の正面拡大図である。図6は、雄端子の接続部周辺を示す拡大平面図である。図7は、雄端子が相手コネクタに接続された状態を示す断面図である。図8は、雄端子が相手コネクタに接続された状態を示す断面図である。
コネクタ4は、上記のように、コネクタハウジング42と、複数の雄端子5と、を備え、複数の雌端子21を含む相手コネクタ2に対して接続される。なお、本実施形態においては、コネクタ4に含まれる端子は全て雄端子5であるが、コネクタは、雄端子5以外の端子を含んで構成されていてもよい。
コネクタハウジング42について説明する。コネクタハウジング42は、複数の雄端子5を互いに絶縁させつつ支持するためのものであり、全体的な強度を確保するための四角筒状の本体部42bと、本体部42bを基板に対して取り付けるための二つの脚部42sと、壁部42wとを有して構成されている。なお、本体部42b、壁部42w、及び二つの脚部42sは、一体として形成されている。
次に、複数の雄端子5について説明する。複数の雄端子5は、上記の複数の挿入孔42hに対して挿入される金属部材である。複数の雄端子5、及び、複数の雌端子21は、それぞれ同様に構成されているので、以下の説明においては、特記する場合を除いて、一つの雄端子5及び一つの雌端子21について説明し、他の雄端子5及び及び雌端子21についての説明を省略する。
次に、相手コネクタ2について説明する。相手コネクタ2は、プラグ型の多極コネクタであり、相手ハウジング22と複数の雌端子21とを有して構成されている。
相手ハウジング22は、合成樹脂製であり、複数の雄端子5を互いに絶縁させつつ支持するために用いられる。相手ハウジング22の先端部は、挿入用凹部43に嵌るように形成されている。また、相手ハウジング22には、複数の挿入孔22hが形成されている(図7、図8参照)。そして、接続状態においては、複数の挿入孔22hのそれぞれに対して、雄端子5が挿入される。
次に、雌端子21について説明する。雌端子21は、雄端子5に対して電気的に接続されるものであり、角筒状に形成されている(図7、図8参照)。より具体的には、雌端子21は雄端子5を取り囲む外周壁部21wを有している。そして、角筒状に形成された雌端子21の内部には、板状の接触部21sが形成されている(図8参照)。そして、接続状態では、接触部21sが、雄端子5の接点部52に対して接触する。
次に、雄端子5の製造方法について説明する。まず、細長い板状金属板に対して、プレス加工(打ち抜き加工)を行ない、雄端子の輪郭形状を形成する(打ち抜き工程)。
次に、電気コネクタ装置1の接続時の動作について説明する。電気コネクタ装置1の接続時には、例えば、相手コネクタ2の相手ハウジング22を手で掴んで接続動作を行なう。
次に、雄端子5及びコネクタ4による効果について説明する。雄端子5は、雌端子21に対して挿入される雄端子であって、雌端子21に対して接触する接点部52を含む接続部5cを有し、接続部5cにおいては、四本の突出部51が形成されている。
次に、本発明にかかる雄端子の実施例について説明する。図9は、本発明にかかる雄端子を、単体で雌端子に挿入した場合における、挿入時の抵抗力を測定したグラフである。図9の横軸は、雄端子を挿入した距離を示しており、縦軸は、挿入時の端子挿入力(抵抗力)を、精密荷重測定器により測定した結果を示している。なお、挿入試験は、幅が0.64mmの端子、及び、幅が1.5mmの端子の両方について行なった。ここで使用した雄端子は、上記の実施形態に係る雄端子5とほぼ同様に構成されたものであり、ここでは、幅の異なる2種類の雄端子を使用した。条件は以下の通りである。
(A)0.64mm幅の端子(本発明)
(1)ノミナル接点−先端間距離(図6のL1に相当):2.5mm
(2)先細り領域長さ(図6のL2に相当):1.7mm
(3)ノミナル接点位置における端子幅(図6のW1に相当):0.64mm
(4)突出部の本数:4個
(5)突出部の突出高さ:0.01mm
(B)1.5mm幅の端子(本発明)
(1)ノミナル接点−先端間距離(図6のL1に相当):1.95mm
(2)先細り領域長さ(図6のL2に相当):1.65mm
(3)ノミナル接点位置における端子幅(図6のW1に相当):1.5mm
(4)突出部の本数:4個
(5)突出部の突出高さ:0.01mm
(C)0.64mm幅の端子(比較例)
(1)ノミナル接点−先端間距離(図11のL1に相当):2.5mm
(2)先細り領域長さ(図11のL2に相当):0.5mm
(3)ノミナル接点位置における端子幅(図11のW1に相当):0.64mm
(D)1.5mm幅の端子(比較例)
(1)ノミナル接点−先端間距離(図11のL1に相当):1.95mm
(2)先細り領域長さ(図11のL2に相当):0.6mm
(3)ノミナル接点位置における端子幅(図11のW1に相当):1.5mm
次に、上記の実施形態に係る雄端子の変形例について、上記の実施形態と異なる部分を中心に説明する。図10は、変形例にかかる雄端子の接続部周辺を示す拡大平面図である。なお、上記の実施形態と同様の部分については、図に同一の符号を付してその説明を省略する。また、図10において、符号105、105c、105t、153s、155、156を付した部分は、それぞれ、上記の実施形態において符号5、5c、5t、53s、55、56を付した部分に相当する。
2 相手コネクタ
21 雌端子(相側端子)
21s 接触部
21t 支持部
21w 外周壁部
22 相手ハウジング
22h 挿入孔
22s チャンファ面
3 基板
4 コネクタ
42 コネクタハウジング
42b 本体部
42h 挿入孔
42s 脚部
42v 凹部
42w 壁部
43 挿入用凹部
5 雄端子(コネクタ端子)
5c 接続部
5b 本体部
5d 中間部
5f 第1部分
5g 第2部分
5s 基板接続部
5t 先端
51 溝部
52 接点部
53c 側面
53s 表面
53r 裏面
54t 調整用突出部
54v 抜け止め部
55 先端領域
Claims (2)
- 雌端子に対して挿入される雄端子であって、
前記雌端子に対して接触する接点部を含む接続部を有し、
前記接続部の表裏各面においては、前記雌端子に対する挿入方向に沿って線状に形成された2つの突出部が形成されており、
前記接続部の、前記接点部よりも先端側の領域においては、前記接点部の位置における前記接続部の最大幅よりも幅が狭くなっており、
表裏各面における2つの前記突出部の離隔方向に関して、前記裏面における2つの前記突出部が、前記表面における2つの前記突出部よりも外側に配置されていることを特徴とする雄端子。 - 複数の雌端子を含む相手コネクタに対して接続されるコネクタであって、
コネクタハウジングと、
複数の雄端子と、を備え、
前記複数の雄端子のそれぞれは、前記複数の雌端子の一つに対して接触する接点部を含む接続部を有し、当該接続部の表裏各面においては、前記雌端子に対する挿入方向に沿って線状に形成された2つの突出部が形成されており、
前記接続部の、前記接点部よりも先端側の領域においては、前記接点部の位置における前記接続部の最大幅よりも幅が狭くなっており、
表裏各面における2つの前記突出部の離隔方向に関して、前記裏面における2つの前記突出部が、前記表面における2つの前記突出部よりも外側に配置されていることを特徴とするコネクタ。
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