JP2021103632A - 雄端子 - Google Patents

雄端子 Download PDF

Info

Publication number
JP2021103632A
JP2021103632A JP2019234122A JP2019234122A JP2021103632A JP 2021103632 A JP2021103632 A JP 2021103632A JP 2019234122 A JP2019234122 A JP 2019234122A JP 2019234122 A JP2019234122 A JP 2019234122A JP 2021103632 A JP2021103632 A JP 2021103632A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slope
male terminal
bead
tab
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019234122A
Other languages
English (en)
Inventor
純弥 松浦
Junya Matsuura
純弥 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2019234122A priority Critical patent/JP2021103632A/ja
Priority to PCT/JP2020/045152 priority patent/WO2021131593A1/ja
Publication of JP2021103632A publication Critical patent/JP2021103632A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/04Pins or blades for co-operation with sockets

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

【課題】雌端子に良好に挿入することができる雄端子を提供する。【解決手段】雄端子10は、軸方向に延びるタブ11を備え、タブ11は、先端部17に、軸方向に対して傾斜したガイド斜面17Aを有し、ガイド斜面17Aは、ガイド斜面17Aの傾斜に沿って線状に延びるビード接触部17Fを有している。【選択図】図4

Description

本開示は、雄端子に関するものである。
特許文献1に開示されたピンコンタクトは、平行部及び傾斜部を有している。平行部はソケットコンタクトの接触ばね部の接点と接触する。傾斜部は、ソケットコンタクトへの挿入時、接触ばね部を押し広げる。傾斜部は、平行部と曲線部を介して連続した構成とされている。同様の構成が特許文献2及び特許文献3にも開示されている。
特開平8−162194号公報 特開昭56−138883号公報 特開2015−109198号公報
しかし、例えば、ピンコンタクトとソケットコンタクトとが互いにメッキされた構成とした場合、ピンコンタクトの傾斜部がソケットコンタクトの接触ばね部に接触して接触ばね部を押し広げる際、メッキが削れてしまうおそれがある。そして、削れたメッキが傾斜部と接触ばね部との間や、平行部と接触ばね部との間に付着することによって、ピンコンタクトをソケットコンタクトに挿入する際の抵抗となってしまうおそれがある。
そこで、本開示では雌端子に挿入する際、良好に挿入することができる雄端子を提供することを目的とする。
本開示の雄端子は、
軸方向に延びるタブを備え、
前記タブは、先端部に、前記軸方向に対して傾斜したガイド斜面を有し、
前記ガイド斜面は、前記ガイド斜面の傾斜に沿って線状に延びるビード接触部を有している。
本開示によれば、雌端子に良好に挿入することができる。
図1は、実施形態1の雄端子の斜視図である。 図2は、実施形態1の雄端子の側面図である。 図3は、実施形態1の雄端子の平面図である。 図4は、実施形態1の雄端子の先端部の側面視要部拡大図である。 図5は、実施形態1の雄端子の先端部の平面視要部拡大図である。 図6は、実施形態1の雄端子の先端部の先端面の正面視拡大図である。 図7は、実施形態1の雄端子が接続される雌端子の一部切欠側面図である。 図8は、実施形態1の雄端子の側面視要部拡大断面図であり、雄端子のタブ部本体、及び先端部が雌端子への挿入を開始した状態を示す。 図9は、実施形態1の雄端子の側面視要部拡大断面図であり、雌端子のエンボスが雄端子のエンボス接触面に接触した状態を示す。 図10は、実施形態1の雄端子の側面視要部拡大断面図であり、雌端子と雄端子との接続が完了した状態を示す。 図11は、他の実施形態の雄端子の斜視図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の雄端子は、
(1)軸方向に延びるタブを備え、タブは、先端部に、軸方向に対して傾斜したガイド斜面を有し、ガイド斜面は、ガイド斜面の傾斜に沿って線状に延びるビード接触部を有している。
本開示の構成によれば、雄端子が雌端子と接続する過程において、ビード接触部が雌端子のビードに施されたメッキ層を削っても、削れたメッキをビード接触部の両側に掻き分けることができる。このため、両端子の接続が完了した際、タブとビードとの接続部分に、削れたメッキが堆積することを防止することができ、両端子の接続信頼性を確保することができる。なお、ビード接触部は、雄端子及び雌端子の接続過程において、雌端子のビードに接触する部分である。
(2)本開示の雄端子のビード接触部は、稜線形状をなし、ガイド斜面は、ビード接触部の両側に下り傾斜する斜面部を有していることが好ましい。
この構成によれば、削れたメッキを、斜面部側に良好に掻き分けることができる。
(3)本開示の雄端子のガイド斜面は、軸方向の前部に配置される第1斜面と、軸方向の後部に配置される第2斜面を有し、タブの軸線に対する傾斜角度は、第2斜面のほうが第1斜面より小さくされ、ビード接触部は、第1斜面から第2斜面にわたって設けられていることが好ましい。
この構成によれば、雄端子と雌端子との接続過程において、第2斜面より傾斜角度が大きい第1斜面は、タブを雌端子のビードに対して良好に案内する。第1斜面より傾斜角度が小さい第2斜面は、ビードの表面に対して第1斜面よりも沿った向きになるため、ビードに施されたメッキを削り難い。つまり、雄端子は、タブを雌端子に良好に案内しつつ、雌端子に施されたメッキを削り難くする。これによって、タブとビードとの接続部分に、削れたメッキが堆積することを防止することができる。
(4)本開示の雄端子のガイド斜面は、軸方向と直交する第1方向の一方側に配され、先端部は、第1方向の他方側にエンボス接触面を有し、エンボス接触面は、軸方向及び第1方向に直交する第2方向に沿うことが好ましい。
この構成によれば、エンボスの頂点がエンボス接触面に安定して接触することができる。なお、エンボス接触面は、雄端子及び雌端子の接続過程において、雌端子のエンボスに接触する部分である。
[本開示の実施形態の詳細]
[実施形態1]
以下、本発明の実施形態1を図1〜図9を参照しつつ説明する。雄端子10は、銅又は銅合金等からなる導電性の金属板をプレス加工で打ち抜いて形成される。具体的には、先ず、金属板の打ち抜きによって連鎖端子が形成される(図示せず。)。連鎖端子は、複数の端子金具素片が並列に突出するキャリアを有するものである。雄端子10は、連鎖端子にプレス加工が施された後、キャリアから切断されて成形されるものである。雄端子10は、キャリアから切断された後、メッキが施される。なお、雄端子10の説明において、前後方向については、雄端子10の先端部17(図2、3における右側)を前側とし、上下方向(「第1方向」の一例に相当)については、図2にあらわれる向きをそのまま上方(「第1方向の一方」の一例に相当)、下方(「第1方向の他方」の一例に相当)と定義する。左右方向(「第2方向」の一例に相当)については、図3における上方、下方を左方、右方と定義する。
(雄端子の構成)
図1から3に示すように、雄端子10は、全体として前後方向(軸方向)に細長く延びる中実角棒状の形態とされている。雄端子10は、前部にタブ11を備え、後部に基板接続部12を備えている。基板接続部12は、プリント回路基板の接続孔に挿入され、プリント回路基板の導電部に電気的に接続される(図示せず。)。なお、基板接続部12は、必要に応じて屈曲され得る。
雄端子10は、タブ11と基板接続部12との間に、圧入部13及びストッパ部14を備えている。圧入部13は、コネクタハウジングに設けられた圧入孔に圧入される(図示せず。)。圧入部13の左右両側面には、複数の突起15が設けられている。各突起15は、鋸歯状に並んで配置されている。圧入部13が圧入孔に圧入されると、各突起15が圧入孔の両側面に食い込んで係止され、雄端子10がコネクタハウジングに抜け止め状態に保持される。基板接続部12は、コネクタハウジングの外部に露出する(図示せず。)。
ストッパ部14は、圧入部13の後方に位置し、左右両側に一対の翼部18が突出する形態になっている。圧入部13が圧入孔に後方から挿入され、両翼部18がコネクタハウジングの後面に当て止めされることにより、コネクタハウジングに対する雄端子10の装着位置が規定される。雄端子10がコネクタハウジングに装着された状態では、タブ11がコネクタハウジングのフード内に突出して配置される。
図2、3に示すように、基板接続部12、圧入部13、及びストッパ部14の上下両面は、いずれも左右方向に沿って平坦で、且つ互いに平行に配置されている。
タブ11は、タブ部本体16、及び先端部17を有している。タブ11は、多角形、詳細には、五角形の横断面形状を有している(図6参照。)。タブ11の左右両側面は、いずれも上下方向に切り立つように上下方向に平行に形成されている。タブ部本体16の上面は、左右中央(幅方向中央)から左右両端に向けて、他方側の面(下面)に近づくように下り傾斜した一対の本体傾斜面16Aが形成されている。一対の本体傾斜面16Aは、これに対応するプレス金型で押圧されて圧縮成形される。一対の本体傾斜面16Aが互いに連結する部分には、稜線形状をなした接触部16Bが前後方向に延びて形成されている。
(先端部の構成)
先端部17は、先窄み状に縮径するように形成されている。雄端子10は、先窄み状に形成された先端部17によって、コネクタハウジングの圧入孔への圧入を容易に行うことができる。先端部17は、図4から6に示すように、ガイド斜面17A、側部斜面17B、及び底部斜面17Cを有している。ガイド斜面17A、側部斜面17B、及び底部斜面17Cは、前端に向けてタブ11の軸芯側に傾斜する。ガイド斜面17A、側部斜面17B、及び底部斜面17Cは、前後方向(軸方向)に対して傾斜している。
ガイド斜面17Aは、先端部17の上面を形成している。つまり、ガイド斜面17Aは、軸方向と直交する方向(第1方向)の一方側に配されている。ガイド斜面17Aは、第1斜面17D、第2斜面17E、及びビード接触部17Fを有している。第1斜面17Dは、ガイド斜面17Aの前後方向(軸方向)の前部に配置される傾斜部分であって、前端側から後方に向けて上方向に傾斜して延びている。第2斜面17Eは、ガイド斜面17Aの前後方向(軸方向)の後部に配置される傾斜部分であって、第1斜面17Dから後方に向けて上方向に傾斜して延びている。第2斜面17Eは、第1斜面17Dよりも後方に配置される。第1斜面17Dの後端と第2斜面17Eの前端とは、第1曲面17Gを介して滑らかに連続している。第2斜面17Eの後端は、タブ部本体16の本体傾斜面16Aの前端と連続している。第2斜面17Eの傾斜角度θ2(タブ11の軸線(軸方向)に対する傾斜角度)は、図4に示すように、第1斜面17Dの傾斜角度θ1よりも小さい。第1斜面17Dは、左右中央から左右両端に向けて、先端部17の下面に近づくように下り傾斜して一対の第1斜面部17Hを形成している(図6参照。)。第2斜面17Eは、左右中央から左右両端に向けて、下側の面に近づくように傾斜して一対の第2斜面部17Jを形成している(図6参照。)。なお、ガイド斜面17Aは、平面であってもよいし、前後方向に湾曲した湾曲面でもよい。湾曲する構成においては、ガイド斜面17Aの先端と後端とを結んだ直線の軸線に対する角度を傾斜角度とする。
ビード接触部17Fは、タブ11を雌端子30に挿入する際に雌端子30のビード30Eと線接触する。ビード接触部17Fは、ガイド斜面17Aの左右中央にガイド斜面17Aの傾斜に沿って線状に前後方向に延び、第1斜面17Dから第2斜面17Eにわたって設けられている(図6参照。)。ビード接触部17Fは、上方向に突出するように稜線形状をなしている(図6参照。)。第1斜面部17H、及び第2斜面部17Jは、ビード接触部17Fを挟んだ両側に形成されている(図6参照。)。ビード接触部17Fの後端は、接触部16Bの先端に連続している。
側部斜面17Bは、先端部17の左右両面を形成している。側部斜面17Bは、前端側から後方に左右方向に拡がるように延びている。側部斜面17Bの後端とタブ部本体16の側面の前端とは、第3曲面17Kを介して滑らかに連続している。
底部斜面17Cは、先端部17の下面を形成している。底部斜面17Cは、前端側から後方に向けて下方向に拡がるように延びている。底部斜面17Cの後端とタブ部本体16の下面の前端とは、曲面状に形成されたエンボス接触面17Nを介して滑らかに連続している。エンボス接触面17Nは、ガイド斜面17Aと反対側の領域に、軸方向及び第1方向に直交する左右方向(第2方向)に沿って設けられている(図9参照)。つまり、エンボス接触面17Nは、第1方向の他方側に配置されている。エンボス接触面17Nは、雌端子30に設けられたエンボス30Fに接触する(図9参照。)。
第1斜面17D、側部斜面17B、及び底部斜面17Cの先端は、第4曲面17Lを介して先端面17Mと滑らかに連続している。
(雌端子の構成)
雌端子30は、所定形状に打ち抜いた金属板材に曲げ加工や叩き出し加工等を施すことにより、前後方向に細長い形状に成形したものである。雌端子30には、メッキが施される。なお、雌端子30の説明において、前後方向については、雌端子30の本体部30A(図7における左側)を前側とし、左右方向については、図7における手前奥方向と定義し、上下方向については、図7にあらわれる向きをそのまま上方、下方と定義する。
雌端子30は、図7に示すように、角筒状をなす本体部30Aと、電線に導通可能に固着される圧着部30Bと、本体部30Aの後端と圧着部30Bの前端とを繋ぐ連結部30Cとを備えて構成されている。
雌端子30は、板状のバネ片30Dを有している。バネ片30Dは、前方から本体部30A内に挿入された雄端子10のタブ部本体16を、下方向に突出して形成されたビード30Eとの間で弾性的に挟み付けることによって、雌端子30と雄端子10とを所定の接触圧で接続するための手段として機能する。ビード30Eの下面は、前後方向及び左右方向に沿って平坦である(図示せず。)。ビード30Eの下面の左右中央部には、雄端子10及び雌端子30の接続過程において、ビード接触部17F及び接触部16Bが接触する。バネ片30Dは、本体部30Aの前端縁から密着折り返し状に延出した形態であり、本体部30A内に収容されている。バネ片30Dは、後方に向かってビード30Eとの間隔を次第に狭めるように傾斜している。バネ片30Dの前後中央部には、ビード30E側に向けて曲面状に叩き出した形態のエンボス30Fが形成されている。エンボス30Fはタブ部本体16の下面に点接触して当接する。雌端子30は、コネクタハウジングに嵌合する相手側ハウジング形成されたキャビティ対して、抜け止め状態にされて保持される(図示せず。)。
(雄端子と雌端子との接続)
雄端子10と雌端子30との接続について、図8から10等を参照しつつ説明する。雄端子10のタブ11を雌端子30に挿入する挿入方向は、図8から10における、上下方向である。雌端子30の本体部30A内にタブ部本体16、及び先端部17を挿入する際、タブ部本体16、及び先端部17は、エンボス30Fとビード30Eとの間で弾性的に挟み付けられる。具体的には、図8に示すように、タブ部本体16、及び先端部17を雌端子30の本体部30Aに挿入する。このとき、ビード接触部17Fがビード30Eの下面に接触する。これと共に、底部斜面17Cがエンボス30Fに点接触する。第1斜面部17H、及び第2斜面部17Jは、幅方向の両側に下り傾斜している。
次に、タブ部本体16、及び先端部17を雌端子30の本体部30Aにさらに挿入する。具体的には、図9に示すように、雄端子10の底部斜面17Cに沿ってエンボス30Fが下方向に移動することによって、バネ片30Dを下方へ撓ませる。エンボス30Fは、底部斜面17C、及びエンボス接触面17Nを摺動する。
このとき、タブ11の先端部17のビード接触部17Fは、バネ片30Dの弾性復元力によって、本体部30Aのビード30Eに対してより強く押し付けられる。このとき、ビード接触部17Fとビード30Eとが接触する部分において、互いのメッキが削れて剥離することがある。仮にメッキが削れると、削れて剥離したメッキは、ビード接触部17Fによってビード接触部17Fの左右の両側に掻き分けられる。
タブ部本体16、及び先端部17の本体部30Aへの挿入がさらに進む。すると、エンボス30Fがタブ部本体16の下面に到達する。本体部30A内へのタブ部本体16、及び先端部17の挿入がさらに進むと、ビード接触部17Fがビード30Eを通過する。コネクタハウジングと相手側コネクタハウジングとの嵌合が完了すると、タブ部本体16の接触部16Bは、ビード30Eの下面の前端部から後端部にわたって接触した状態になる(図10参照。)。
タブ11は、本体部30Aへの挿入が開始されて嵌合が完了するまでの間、ビード30Eの下面に対して、ビード接触部17F及び接触部16Bの少なくとも一方が接触した状態である。コネクタハウジングと相手側コネクタハウジングとの嵌合が完了した状態において、互いに削れて剥離したメッキは、接触部16Bの左右の両側に掻き分けられた状態にされる。こうして、雄端子10と雌端子30との接続が完了する。
次に、実施形態1の作用効果を説明する。
本開示の雄端子10は、軸方向に延びるタブ11を備え、タブ11は、先端部17に、軸方向に対して傾斜したガイド斜面17Aを有し、ガイド斜面17Aは、ガイド斜面17Aの傾斜に沿って線状に延びるビード接触部17Fを有している。
本開示の構成によれば、雄端子10が雌端子30と接続する過程において、ビード接触部17Fが雌端子30のビード30Eに施されたメッキ層を削っても、削れたメッキをビード接触部17Fの両側に掻き分けることができる。このため、雄端子10及び雌端子30の接続が完了した際、タブ11とビード30Eとの接続部分に、削れたメッキが堆積することを防止することができ、雄端子10及び雌端子30の接続信頼性を確保することができる。なお、ビード接触部17Fは、雄端子10及び雌端子30の接続過程において、雌端子30のビード30Eに接触する部分である。
本開示の雄端子10のビード接触部17Fは、稜線形状をなし、ガイド斜面17Aは、ビード接触部17Fの両側に下り傾斜する第1斜面部17H、及び第2斜面部17Jを有している。
この構成によれば、削れたメッキを、第1斜面部17H、及び第2斜面部17J側に良好に掻き分けることができる。
本開示の雄端子10のガイド斜面17Aは、軸方向の前部に配置される第1斜面17Dと、軸方向の後部に配置される第2斜面17Eを有し、タブ11の軸線に対する傾斜角度は、第2斜面17Eのほうが第1斜面17Dより小さくされ、ビード接触部17Fは、第1斜面17Dから第2斜面17Eにわたって設けられている。
この構成によれば、雄端子10と雌端子30との接続過程において、第2斜面17Eより傾斜角度が大きい第1斜面17Dは、タブ11を雌端子30のビード30Eに対して良好に案内する。第1斜面17Dより傾斜角度が小さい第2斜面17Eは、ビード30Eの表面に対して第1斜面17Dよりも沿った向きになるため、ビード30Eに施されたメッキを削り難い。つまり、雄端子10は、タブ11を雌端子30に良好に案内しつつ、雌端子30に施されたメッキを削り難くする。これによって、タブ11とビード30Eとの接続部分に、削れたメッキが堆積することを防止することができる。
本開示の雄端子10のガイド斜面17Aは、軸方向と直交する第1方向の一方側に配され、先端部17は、第1方向の他方側にエンボス接触面17Nを有し、エンボス接触面17Nは、軸方向及び第1方向に直交する第2方向に沿う。
この構成によれば、雌端子30のエンボス30Fの頂点がエンボス接触面17Nに安定して接触することができる。なお、エンボス接触面17Nは、雄端子10及び雌端子30の接続過程において、雌端子30のエンボス30Fに接触する部分である。
[他の実施形態]
本発明は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示される。本発明には、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれ、下記のような実施形態も含まれることが意図される。
(1)図11に示すように、雄端子110の先端部117のガイド斜面117Aを左右方向(幅方向)に湾曲して形成し、タブ部本体116の上面を左右方向(幅方向)に湾曲して形成した構成であってもよい。ガイド斜面117Aにおける円弧面には、ガイド斜面117Aの傾斜に沿って線状に延びるビード接触部117Fが形成される。タブ部本体116の上面には、前後方向に延びて接触部116Bが形成される。
(2)雄端子は、電線の端部に接続されるものであってもよい。この場合、雄端子は、基板接続部に代えて電線の端部に接続されるバレル部を有するとよい。
(3)本体傾斜面をタブ部本体の前側にのみ形成し、接触部をタブ部本体の前側のみに形成する構成であってもよい。
(4)第1斜面部を第1斜面に設けず、第2斜面部を第2斜面に設けることによって、ビード接触部を第1斜面に設けず、第2斜面に設ける構成としてもよい。
(5)ガイド斜面を先端部の上下両面に設けてもよい。
(6)第1斜面の後端と第2斜面の前端とを曲面を介さず連続させてもよい。また、第2斜面の後端とタブ部本体の本体傾斜面の前端とを曲面を介して滑らかに連続させてもよい。
(7)本開示は、レバーを備えるコネクタにも適用可能である。
10,110…雄端子
11…タブ
12…基板接続部
13…圧入部
14…ストッパ部
15…突起
16,116…タブ部本体
16A…本体傾斜面
16B,116B…接触部
17,117…先端部
17A,117A…ガイド斜面
17B…側部斜面
17C…底部斜面
17D…第1斜面
17E…第2斜面
17F,117F…ビード接触部
17G…第1曲面
17H…第1斜面部
17J…第2斜面部
17K…第3曲面
17L…第4曲面
17M…先端面
17N…エンボス接触面
18…翼部
30…雌端子
30A…本体部
30B…圧着部
30C…連結部
30D…バネ片
30E…ビード
30F…エンボス
θ1…傾斜角度
θ2…傾斜角度

Claims (4)

  1. 軸方向に延びるタブを備え、
    前記タブは、先端部に、前記軸方向に対して傾斜したガイド斜面を有し、
    前記ガイド斜面は、前記ガイド斜面の傾斜に沿って線状に延びるビード接触部を有している雄端子。
  2. 前記ビード接触部は、稜線形状をなし、
    前記ガイド斜面は、前記ビード接触部の両側に下り傾斜する斜面部を有している請求項1に記載の雄端子。
  3. 前記ガイド斜面は、前記軸方向の前部に配置される第1斜面と、前記軸方向の後部に配置される第2斜面を有し、
    前記タブの軸線に対する傾斜角度は、前記第2斜面のほうが前記第1斜面より小さくされ、
    前記ビード接触部は、前記第1斜面から前記第2斜面にわたって設けられている請求項1又は請求項2に記載の雄端子。
  4. 前記ガイド斜面は、前記軸方向と直交する第1方向の一方側に配され、
    前記先端部は、前記第1方向の他方側にエンボス接触面を有し、
    前記エンボス接触面は、前記軸方向及び前記第1方向に直交する第2方向に沿う請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の雄端子。
JP2019234122A 2019-12-25 2019-12-25 雄端子 Pending JP2021103632A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019234122A JP2021103632A (ja) 2019-12-25 2019-12-25 雄端子
PCT/JP2020/045152 WO2021131593A1 (ja) 2019-12-25 2020-12-04 雄端子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019234122A JP2021103632A (ja) 2019-12-25 2019-12-25 雄端子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021103632A true JP2021103632A (ja) 2021-07-15

Family

ID=76573961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019234122A Pending JP2021103632A (ja) 2019-12-25 2019-12-25 雄端子

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2021103632A (ja)
WO (1) WO2021131593A1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0592971A (ja) * 1991-09-30 1993-04-16 Kumiai Chem Ind Co Ltd ピリミジン誘導体及び除草剤
JPH08162194A (ja) * 1994-11-30 1996-06-21 Hitachi Ltd ピンコンタクト
JP5179926B2 (ja) * 2008-04-07 2013-04-10 日本圧着端子製造株式会社 雄端子及びこれを有するコネクタ
JP2016039104A (ja) * 2014-08-11 2016-03-22 矢崎総業株式会社 端子接続構造およびオス端子
DE202016106423U1 (de) * 2016-11-16 2018-02-19 Weidmüller Interface GmbH & Co. KG Steckverbindung aus Kontaktstift- und Kontaktbuchse, Kontaktstift Kombination aus Stiftleiste und Buchsenleiste

Also Published As

Publication number Publication date
WO2021131593A1 (ja) 2021-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9601854B2 (en) Female terminal
US7955112B2 (en) Card-edge connector having latches interlocked with printed circuit board
US8092232B2 (en) Board-to-board connector
JP4676502B2 (ja) 基板対基板コネクタ
US8795007B2 (en) Terminal fitting
US10998655B2 (en) Connector and connection system
JP2007042410A (ja) 基板対基板コネクタ
US9190753B2 (en) Electrical connector
JP4694275B2 (ja) 基板対基板コネクタ
US20040171314A1 (en) Electrical plug-in connector with a housing and a high-current contact
JP2018081856A (ja) プレスフィット端子およびその製造方法
JP6807024B2 (ja) 雌端子
JP2018092780A (ja) 抜け防止構造を備えたコネクタ装置
US11088476B2 (en) Board connector with chained terminals
KR20050053520A (ko) 커넥터
EP2453530A1 (en) Board connector, method of assembling it and method of mounting it to a board
WO2021131593A1 (ja) 雄端子
JP2004164932A (ja) コネクタ
US11799249B2 (en) Electric connector with outer conductor connected to circuit board
CN111033903A (zh) 端子配件
KR20160065041A (ko) 기판간 커넥터
US20230069874A1 (en) Male terminal fitting and terminal structure
JP4908155B2 (ja) 雌端子
JP3993463B2 (ja) 接続端子
JP2017084701A (ja) 接続コネクタ