JP5179268B2 - X線ct装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エネルギーの異なる複数のX線を被検体に照射してX線CT撮影することが可能なX線CT装置に関する。
エネルギーの異なる複数のX線を被検体に照射してX線CT撮影するデュアルエネルギー撮影技術が、例えば特許文献1に開示されている。
特開2006−6531号
ところで、X線CT装置は1つのX線管による被検体の動きに強いデュアルエネルギー撮影方法が求められている。そこで、1ビュー又は数ビューごとに高速にX線管電圧を切り換えながら被検体を撮影することで体動の影響を少なくしたデュアルエネルギー撮影方法が検討されている。しかしながら、X線管電圧の切り替えの際にX線管電圧が変化する過渡区間のX線投影データも収集されることから、コントラストの良い画像を得ることが困難となる場合があり、一方、過渡区間のX線投影データを使用せずにコントラストの良い画像を得ようとすると、無駄被曝となる上にデータの不足からS/Nの観点から画質が悪化するという問題点があった。
そこで、本発明は、1ビュー又は数ビューごとで高速にX線管電圧を切り換えながら被検体を撮影することが可能なX線CT装置において、所望の画質の画像を得ることが可能なX線CT装置を提供することを目的とする。
第1の観点のX線CT装置は、第1エネルギーを有するX線と、前記第1エネルギーとは異なる第2エネルギーを有するX線とを少なくとも1ビューごとに切り替えて被検体に照射するX線照射部と、前記被検体に照射したX線の投影データを収集するX線投影データ収集部と、前記投影データに基づいて、画像再構成を行う画像再構成部であって、前記第1エネルギーを有するX線と第2エネルギーを有するX線との切り替えに伴う過渡区間において収集されたX線投影データを実質的に除く前記第1エネルギーを有するX線及び第2エネルギーを有するX線に基づくX線投影データを用いて第1の画像の再構成を行う第1の画像再構成部と、前記第1エネルギーを有するX線と第2エネルギーを有するX線との切り替えに伴う過渡区間において収集されたX線投影データを含む前記第1エネルギーを有するX線及び第2エネルギーを有するX線に基づくX線投影データを用いて第2の画像の再構成を行う第2の画像再構成部とを含む画像再構成部とを備えることを特徴とする。
第1の観点においては、X線投影データの全範囲を使用したS/Nの良い断層像と、過渡領域を除くX線投影データを用いた物質が高精度に識別されたデュアルエネルギー画像の両方を得ることができる。
第2の観点のX線CT装置は、第1の観点のX線CT装置において、前記第1の画像再構成部は、前記第1エネルギーを有するX線に基づく投影データを用いて再構成された画像の画素値と、前記第2エネルギーを有するX線に基づく投影データを用いて再構成された画像の画素値との比に基づく前記第1の画像を再構成することを特徴とする。第2の観点においては、デュアルエネルギー比画像を用いることにより、物質の識別を好適に行うことができる。
第3の観点のX線CT装置は、第1の観点のX線CT装置において、前記第1の画像再構成部は、前記第1エネルギーを有するX線に基づく投影データ又は該投影データを用いて再構成された画像と前記第2エネルギーを有するX線に基づく投影データ又は該投影データを用いて再構成された画像との加重減算により得られた、前記被検体の物質が強調された前記第1の画像を再構成することを特徴とする。
第3の観点においては、加重減算により得られた前記被検体の所定の物質が強調された画像を用いることにより、物質の識別を好適に行うことができる。
第4の観点のX線CT装置は、第3の観点のX線CT装置において、前記画像再構成部は、前記第1の画像に基づいて所望の物質の画素領域を特定し、前記第1の画像により特定された前記所望の物質の画素領域に基づいて、前記第2の画像において、前記所望の物質の画素領域を抽出することを特徴とする。
第4の観点においては、第1の画像における物質の高精度な識別情報に基づき、S/Nの良い第2の画像から物質の画素領域を抽出することにより、高精度に抽出されS/Nの良い抽出画像を得ることができる。
第5の観点のX線CT装置は、第4の観点のX線CT装置において、前記画像再構成部は、前記第1の画像に基づいて所望の物質の画素領域を特定するマスク画像を生成し、前記第2の画像に前記マスク画像を用いた論理積処理を施すことにより、前記第2の画像において、前記所望の物質の画素領域を抽出することを特徴とする。
第5の観点では、第1の画像に基づく物質を高精度に識別可能なマスク画像に基づき、S/Nの良い第2の画像から物質の画素領域を抽出することにより、高精度に抽出されS/Nの良い抽出画像を得ることができる。
第6の観点のX線CT装置は、第1から第5のいずれかのX線CT装置において、前記第1の画像再構成部は、X線のエネルギーの切り替えに伴い変化するエネルギーに対応するX線投影データのうち、X線エネルギーの極小値を含む所定収集積分範囲及び極大値を含む所定収集積分範囲のX線投影データを、それぞれ前記第1エネルギーを有するX線に基づく投影データ又は前記第2エネルギーを有するX線に基づく投影データの一部から特定し、当該特定した収集積分範囲の投影データを用いて第1の画像の再構成を行うことを特徴とする。
第6の観点では、コントラストの良い第1の画像を得ることができる
第7の観点のX線CT装置は、第6の観点のX線CT装置において、前記X線エネルギーの極小値及び極大値は、X線管電圧の測定値又は推測値に基づく値であることを特徴とする。
第7の観点では、収集積分範囲の特定を、容易に行うことができる。
第8の観点のX線CTは、第1から第7のいずれかのX線CT装置において、第1エネルギーを有するX線及び前記第2エネルギーを有するX線とは、それぞれ80kV及び140kVのX線管電圧をX線に印加して照射されたX線であることを特徴とする。
本発明のX線CT装置によれば、前記第1エネルギーを有するX線と第2エネルギーを有するX線との切り替えに伴う過渡区間において収集されたX線投影データを実質的に除く前記第1エネルギーを有するX線及び第2エネルギーを有するX線に基づくX線投影データを用いて第1の画像の再構成を行う第1の画像再構成部と、前記第1エネルギーを有するX線と第2エネルギーを有するX線との切り替えに伴う過渡区間において収集されたX線投影データを含む前記第1エネルギーを有するX線及び第2エネルギーを有するX線に基づくX線投影データを用いて第2の画像の再構成を行う第2の画像再構成部とを備えることにより、第1の画像再構成部により得られた高コントラスト画像と、第2の画像再構成部により得られたS/Nの良い画像とを得ることが可能となり、所望の画質の画像を得ることができる。
図1は、本発明の実施例1にかかるX線CT装置100の構成ブロック図である。このX線CT装置100は、操作コンソール1と、撮影テーブル10と、走査ガントリ20とを具備している。
操作コンソール1は、操作者の入力を受け付けるキーボード又はマウスなどの入力装置2と、前処理、画像再構成処理、後処理などを実行する中央処理装置3と、走査ガントリ20で収集したX線検出器データを収集するデータ収集バッファ5とを具備している。さらに、操作コンソール1は、X線検出器データを前処理して求められた投影データから画像再構成した断層像を表示するモニタ6と、プログラムやX線検出器データや投影データやX線断層像を記憶する記憶装置7とを具備している。撮影条件の入力はこの入力装置2から入力され、記憶装置7に記憶する。撮影テーブル10は、被検体HBを乗せて走査ガントリ20の開口部に出し入れするクレードル12を具備している。クレードル12は撮影テーブル10に内蔵するモータで昇降及びテーブル直線移動する。
走査ガントリ20は、X線管21と、X線制御部22と、コリメータ23と、ビーム形成X線フィルタ28と、多列X線検出器24と、データ収集装置25(DAS:Data Acquisition System)25とを具備している。X線制御部22は、X線管21の管電圧を80kV及び140kVに切り換えたりする。データ収集装置25は多列X線検出器24からのアナログ信号を所定の積分時間でデジタル信号に変換する。
さらに、走査ガントリ20は、被検体HBの体軸の回りに回転するX線管21など有する回転部15の回転制御を行う回転部制御部26と、制御信号などを操作コンソール1や撮影テーブル10とやり取りするガントリ制御部29とを具備している。ビーム形成X線フィルタ28は撮影中心である回転中心に向かうX線の方向にはフィルタの厚さが最も薄く、周辺部に行くに従いフィルタの厚さが増し、X線をより吸収できるようになっているX線フィルタである。
中央処理装置3は、前処理部33、画像再構成部34を有している。
前処理部33は、データ収集装置25で収集された生データに対して、チャネル間の感度不均一を補正し、またX線強吸収体、主に金属部による極端な信号強度の低下又は信号脱落を補正するX線量補正等の前処理を実行する。また、ビームハードニング処理を行う。
画像再構成部34は、前処理部33で前処理された投影データを受け、その投影データに基づいて画像を再構成する。投影データは、周波数領域に変換する高速フーリエ変換(FFT: Fast Fourier Transform)がなされて、それに再構成関数Kernel(j)を重畳し、逆フーリエ変換する。そして、画像再構成部34は、再構成関数Kernel(j)を重畳処理した投影データに対して、三次元逆投影処理を行い、被検体HBの体軸方向(Z軸方向)ごとに断層像(xy平面)を求める。画像再構成部34は、この断層像を記憶装置7に記憶させる。
また、画像再構成部34は、低いX線エネルギースペクトルの投影データ及び高いX線エネルギースペクトルの投影データから、所定物質(原子)の分布に関連したX線管電圧依存情報の二次元分布断層像、いわゆるデュアルエネルギー撮影の断層像を画像再構成する。ここで、画像再構成部34は、第1の画像再構成部と第2の画像再構成部を備える。この第1の画像再構成部と第2の画像再構成部についての説明は、後述する。
また、画像再構成部34は、デュアルエネルギー撮影の断層像における所定の物質の領域をマスク領域に設定したマスク画像を生成し、画像再構成部34が画像再構成した断層像の画素領域からマスク領域と同じ画素領域を抽出する。
次に、本実施例において使用するデュアルエネルギー撮影法について説明する。
即ち、1つのX線管21及び多列X線検出器24を有する走査ガントリ20で、X線管電圧を高速に切り換えながら、ビューごと又は数ビューごとにX線データを収集する方法である。
図2は、ビューごと又は複数ビューごとにX線管電圧を切り換えるタイミングを示す図である。図2(a)で示す撮影方法は、奇数ビューでX線管電圧80kVのX線投影データを収集し、偶数ビューでX線管電圧140kVのX線投影データを収集する。また、図2(b)で示す撮影方法は、複数の連続したビューごとにX線管電圧80kVとX線管電圧140kVとのX線投影データ収集を交互に繰り返す。
この場合、デュアルエネルギー画像再構成部35は通常1回転でNビューのX線データ収集を行うと、それぞれN/2ビューのX線投影データで断層像を作成することになる。このため、撮影視野が大きい肺野部、腹部においては撮影視野の周辺部においてエリアジング・アーチファクト(aliasing artifact)が起きることがある。この場合はビュー方向の補間処理又は加重加算処理で補う。
前述のデュアルエネルギー撮影において、ビューごと又は数ビューごとにX線データ収集する方法は、以下の課題がある。
コンベンショナルスキャン、又はヘリカルスキャンで頭部のように被検体の動きの少ない部位を1秒スキャン/回転で撮影すると、X線データ収集時間は約1000ビュー収集で1ビュー当たり1ミリ秒となる。このX線データ収集時間の場合、ビューごとでX線管電圧を切り換えることは充分可能である。
しかし、心拍の動きのある心臓や臓器の蠕動のある腹部の撮影においては、0.3秒スキャンのようにさらに速いX線CT撮影が行われる。この場合の1ビューのX線データ収集時間は0.3ミリ秒となる。この僅かな時間間隔でX線CT装置は、X線発生装置の高圧を発生させる過程、X線管電流値を切り換える過程、X線を発生させる過程、X線を検出する過程の全てが充分な応答を持つ必要がある。
図3は、X線管21のフィラメントに充分な応答性がない場合を示した図である。図4(a)は、X線管電流が一定でX線データ収集のビュー数を変えたX線データ収集を示した図であり、(b)は、全てのX線データを利用して収集する方法を示した図である。
通常、X線管電流値は0.3ミリ秒の時間間隔で切り換えたとしてもX線管21のフィラメントから発生する熱電子量を充分な速度で制御できない。例えば、X線管21電流は、図3に示すように矩形波でX線管21電流を200mA、600mAと切り換えても、実測値において減衰を持った波形となる。
このように、X線管21のフィラメントに充分な応答性がない場合は、図4(a)に示すようにX線管電流値を一定にしておき、X線管電圧を80kVと140kVとで交互に切り換える。このとき、X線データ収集周期は充分に短くしておく。
この場合のX線検出器出力DOPは図4(b)のようになる。X線制御部22はX線データ収集周期を短くしておくことで、X線管電圧140kVのX線データR−Highの収集時間t1とX線管電圧80kVのX線データR−Lowの収集時間t2とを調整する。これにより、X線管電流値を変化させなくても、データ収集装置25はX線データ収集時間の調整を行うことで、投影データ又は断層像のS/N、画像ノイズの制御、最適化が行える。
しかし、この場合のX線管電圧140kVの平均X線管電圧と、X線管電圧80kVの平均X線管電圧とは平均することでその差が少なくなる。つまりX線吸収係数の差が少なくなることで、X線管電圧間のコントラストは大きく得ることができない。
このように、X線検出器出力DOPが応答性良く変化しない場合は、X線管電圧80kVの収集データ積分範囲とX線管電圧140kVの収集データ積分範囲との選び方に工夫が必要となる。
そこで、第1の画像再構成部において、1つのX線管21及び多列X線検出器24でビューごと又は数ビューごとにデュアルエネルギー撮影して得られた投影データについて、目的物質のコントラストの良い領域を抽出するために、X線管電圧の極大値近傍と極小値近傍とX線投影データを選定する。そして、それぞれのX線エネルギーの投影データが、フルスキャンまたはハーフスキャン分の投影データとなるように、抜けたビューの投影データを隣り合う同じX線エネルギーの投影データを用いて補間処理又は加重加算処理を行って求める。
これらのX線投影データより、コントラストの良いデュアルエネルギー等価画像又は比画像を作成する。
以下、デュアルエネルギー比画像及びデュアルエネルギー等価画像について説明する。
まず、デュアルエネルギー等価画像について説明する。
図5(a)は、投影データ空間におけるデュアルエネルギー撮影の画像再構成方法の概要を示す。(b)は、デュアルエネルギー比による各物質の分類を示した図である。
図3(a)において、第1の画像再構成部は、低いX線管電圧のX線投影データR−Lowに加重加算係数w1を乗算し、同様に高いX線管電圧のX線投影データR−Highに加重加算係数−w2を乗算し、定数C1とともに加重加算処理し、(低いX線管電圧のX線投影データR−Lowに加重減算係数w1を乗算し、同様に高いX線管電圧のX線投影データR−Highに加重減算係数w2を乗算し、定数C1とともに加重減算処理、と等価な処理であり、以下、これらの処理を総称して加重減算処理と言う)、デュアルエネルギー断層像M−CSIを作成する。
また、第1の画像再構成部は、画像空間、断層像空間おいても投影データ空間と同様に加重減算処理することでデュアルエネルギー断層像M−CSIを得ることができる。
これら加重減算係数w1,w2及び定数C1は、抽出したい原子、強調したい原子、表示上で消したい原子又は部位により定まる。例えば第1の画像再構成部はCT値の近い骨、石灰化を構成するカルシウム成分(Ca成分)と、ヨウ素を主成分とする造影剤(Iodine成分)とを分離するために、カルシウム成分が表示上で消える、即ち画素値が0になるような加重減算処理を行うと造影剤成分が抽出され、強調して表示することができる。また反対に、第1の画像再構成部は造影剤成分が表示上で消える、即ち画素値が0になるような加重減算処理を行うとカルシウム成分が抽出され、骨や石灰化の部分を強調して表示することができる。
この時に用いるX線投影データは、前処理部33が前処理及びビームハードニング補正したX線投影データを用いる。特にビームハードニング補正では、各X線管電圧において水等価でない物質の部分を水等価なX線透過経路長にすることにより、水以外の物質のX線管電圧依存性をより正しく評価することができる。
また、断層像空間においても、前処理部33により前処理及びビームハードニング補正が補正済であるとすると、第1の画像再構成部は、断層像空間でもデュアルエネルギー断層像を画像再構成することができる。
以上より、第1の画像再構成部は、断層像空間と投影データ空間とにおいて、例えば、造影剤等価画像、カルシウム等価画像を作成することができる。
次に、デュアルエネルギー比画像について説明する。
図5(b)は、例えば、グラフの縦軸にX線管電圧80kVの断層像での各画素値L−HUを取り、横軸にX線管電圧140kVの断層像での各画素値H−HUを取った図である。これにより、X線管電圧80kVとX線管電圧140kVとのカルシウムの画素Caや造影剤の主成分であるヨウ素の画素値Ioは、図中のカルシウムの直線及びその近傍の分布範囲や、ヨウ素の直線及びその近傍の分布範囲に入る。
例えば、X線管電圧80kVの断層像の画素値をg80(x,y)とし、X線管電圧140kVの断層像の画素値をg140(x,y)とすると、画素値のデュアルエネルギー比r(x,y)は、g80(x,y)/g140(x,y)で求めることができる。
このデュアルエネルギー比r(x,y)は、グラフの直線の傾きを表し、実効質量数を表す。この実効質量数は原子によって異なる値となるため、第1の画像再構成部は、物質ごとに分離又は差を強調することができる。この傾きは骨では約1.5前後、造影剤では約1.7〜1.8の値を取る。
また、このデュアルエネルギー比r(x,y)の傾きの範囲で各画素を分類することで、第1の画像再構成部は、物質の成分分析又は組成分析を行うことができ、値によりカラーマップを割り付けることで、各原子又は各物質の色分けも行うことができる。
一方で、第2の画像再構成部においては、1つのX線管21及び多列X線検出器24でビューごと又は数ビューごとにデュアルエネルギー撮影して得られた全投影データを用いて、S/Nの良い画像を再構成する。
そして、第1の画像再構成部において再構成した画像から、所望の物質を特定するマスク画像領域を求め、第2の画像再構成部のX線投影データから得られたS/Nの良い断層像について、マスク画像を用いた論理積処理で所望の物質の領域を抽出して表示する。
図6は、目的物質のマスク画像を求め、S/Nの良い断層像より領域を抽出するフローチャートである。
ステップD21において、操作者は、スカウト像の撮影をする。
ステップD22において、操作者は、デュアルエネルギー撮影の撮影条件設定を行う。
ステップD23において、X線管21は、X線管電圧80kVとX線管電圧140kVとを切り換え、多列X線検出器24はX線投影データ収集を行う。収集されたX線投影データは記憶装置7に記憶される。この時のX線管電圧は、図7(a)のようにX線管電圧80kVとX線管電圧140kVとのX線出力時間が等しくても良いし、図7(b)、図7(c)のように異なっていても良い。図7(b)はX線検出器出力DOPの上昇、下降時間が違った場合を示している。図8はX線検出器出力DOPの上昇、下降時間は同じだがX線管電圧の出力時間が異なる場合を示す。同様に、データ収集装置25のデータ数はX線管電圧80kVのX線データR−LowとX線管電圧140kVのX線データR−Highとの収集積分回数が等しくても、異なっていても良い。尚、図7、図8におけるX線管電圧実測値は、照射されたX線により測定した値又は、印加したX線管電圧に基づく推測値である。
これらの場合のデータ収集装置25は、X線管電圧140kVのX線データR−HighとX線管電圧80kVのX線データR−Lowとの収集積分範囲をそれぞれ適切な位置、時間長にする。また、データ収集装置25は、データ収集装置25自身の基本データ収集周期t1に合わせて、各X線管電圧の収集積分範囲の位置と時間長とを決めると制御しやすい。
ステップD24において、X線管電圧の切り換え周期を考慮してX線投影データの極小値を決めたり、又は、前もって周期内の予測される極小値の位置を決めたりする。この極小値近傍の時間幅t1のX線投影データをX線管電圧80kVのX線投影データとする。
例えば、図7、図8に示すようにX線管電圧80kVの出力範囲内でX線検出器出力DOPの低い範囲を抽出する。このX線管電圧80kVのX線投影データのみを抽出して、抜けているX線投影データを補間処理又は加重加算処理して、1スキャン分のX線投影データを求める。第1の画像再構成部はこのX線管電圧80kVのX線投影データで画像再構成を行う。
ステップD25では、ステップD24と同様に極大値近傍のX線投影データを求め、第1の画像再構成部はそのX線投影データを使ってX線管電圧140kVの断層像を画像再構成する。
ステップD26において、第1の画像再構成部は、S/Nの良い断層像を画像再構成するために、X線投影データの全範囲R−All(X線管電圧140kVのX線データR−High、X線管電圧80kVのX線データR−Low、及び管電圧の切り換え中の過渡X線投影データ)を用いて断層像を画像再構成する。
この時のX線投影データはX線管電圧80kVからX線管電圧140kVまでのX線投影データが混在している。そのため、X線管電圧80kVのX線投影データをX線管電圧80kVの補正データで前処理、ビームハードニング補正をし、その後、120kVにX線管電圧補正を行う。同様に、X線管電圧140kVのX線投影データも120kVにX線管電圧補正を行う。また、投影データ処理部37は、X線管電圧が80kVから140kVと140kVから80kVとの移行期間のX線投影データも、X線管電圧120kV相当のX線投影データに変換する。X線管電圧120kV相当のX線投影データに変換する理由は、140kVのX線スペクトルと80KVのX線スペクトルとの違いによるアーチファクトを防ぐためである。
ステップD27において、第1の画像再構成部は、デュアルエネルギー比画像を画像再構成する。例えば、図3(b)に示すようにデュアルエネルギー比は、傾き[slca0,slca1]の傾きの範囲でカルシウムCaの領域を抽出でき、傾き[slio0,slio1]の傾きの範囲で造影剤Io(ヨウ素)の領域を抽出できる。
ステップD28において、画像表示部は、デュアルエネルギー比画像をモニタ6に画像表示する。
ステップD29において、第1の画像再構成部は、カルシウム強調画像、造影剤強調画像を画像再構成する。例えば、第1の画像再構成部は、図9に示すように加重加算処理によりカルシウムCa等価画像を求め、閾値Thca以上又は傾きslca以上を造影剤領域とする。又は、第1の画像再構成部は、造影剤Io等価画像を求め、閾値Thio以下、傾きslio以下をカルシウム領域とする。これらの処理により、カルシウムCa(石灰化、骨)領域、造影剤Io(ヨウ素)領域を抽出する。
ステップD30において、画像表示部はカルシウム強調画像、造影剤強調画像をモニタ6に画像表示する。
ステップD31において、第1の画像再構成部はステップD27、ステップD29で抽出した領域をマスク領域とする。
ステップD32において、画像再構成部34は、ステップD26で求めたS/Nの良い断層像と、ステップD31のマスク領域との論理積処理により、S/Nの良いカルシウム領域、又は造影剤領域を得ることができる。すなわち、X線投影データの全範囲R−Allから画像再構成した断層像の画素領域からマスク領域と同じ画素領域を切り出す。
ステップD33において、画像表示部は得られたカルシウム領域、又は造影剤領域をモニタ6に表示する。また、画像表示部は、ステップD32の画像をステップD26のS/Nの良い断層像上にオーバーレイ表示、半透明表示することでカルシウム領域、造影剤領域の全体的な位置を把握しやすくなる。
以上のX線CT装置100は、1つのX線管21及び多列X線検出器24でビューごと又は数ビューごとに切り換えるデュアルエネルギー撮影方法において、S/Nが良く、X線管電圧差のコントラストの良いデュアルエネルギー撮影の断層像を得ることができる。
以上の説明では、図7(a)に示すように周期TでX線管電圧140kVとX線管電圧80kVが切換えられている場合、投影データ処理部37は、X線管電圧140kV又はX線管電圧80kVの出力されている範囲内でX線検出器出力の高い範囲、又はX線管電圧出力の低い範囲を抽出した。しかし、X線管電圧140kVからX線管電圧80kVに移る場合と、X線管電圧80kVからX線管電圧140kVに移る場合でX線検出器出力の遅れが異なる場合がある。
このような場合は、図7(b),図8に示すようにX線管21のX線管電圧140kVのX線照射時間の長さ、X線管21のX線管電圧80kVのX線照射時間の長さを変えたりしても良い。このことは、データ収集装置25のX線データ収集積分範囲の位置と時間の長さを変えたり、X線管電圧80kVのX線データ収集積分範囲の位置と時間の長さを変えたりすることで、適切な積分開始の位置、適切な積分時間の長さにすることができる。なお、この場合、図7(b),図8に示すようにデータ収集装置25の基本データ収集周期t1に合わせて、X線管電圧140kVのX線データ収集積分範囲の位置と時間長さ、X線管電圧80kVのX線データ収集積分範囲の位置と時間長さを決めると制御しやすい。
本実施例においては、低いX線管電圧として80kVを高いX線管電圧として140kVを用いているが、他のX線管電圧を用いても同様の効果を出すことができる。
また、本実施例においては、抽出したい領域又は強調したい領域として造影剤領域、石灰化領域、骨領域を用いているが、他の物質による領域においても同様の効果を出すことができる。
なお、本実施例における画像再構成法は、従来公知のフェルドカンプ法による三次元画像再構成法でもよい。さらに、他の三次元画像再構成方法でもよい。又は二次元画像再構成でも良い。
本実施例では、コンベンショナルスキャンとヘリカルスキャンとを代表して記載しているが、シネスキャン、可変ピッチヘリカルスキャン、ヘリカルシャトルスキャンの場合についても同様に効果を出すことができる。
本実施例では、X線CT装置を元について記載されているが、他の装置と組み合わせたX線CT−PET装置,X線CT−SPECT装置などにおいても利用できる。
本実施形態は、生体信号にX線データ収集が同期しない場合について記載しているが、生体信号、特に、心拍信号に同期させても同様な効果を出すことができる。
また、本実施形態では、多列X線検出器24又は、フラットパネルX線検出器に代表するマトリクス構造の二次元X線エリア検出器を持ったX線CT装置について書かれているが、1列のX線検出器のX線CT装置においても同様の効果を出せる。
本発明の実施例にかかるX線CT装置100を示すブロック図である (a)は、ビューごとにX線管電圧を切り換える図である。 (b)は、データ収集セグメントごとにX線管電圧を切り換える図である。 X線管21のフィラメントに充分な応答性がない場合を示した図である。 (a)は、X線管電流が一定でX線データ収集のビュー数を変えたX線データ収集を示した図である。 (b)は、全てのX線データを利用して収集する方法を示した図である。 (a)は、投影データ空間におけるX線吸収係数の断層像を求めるイメージ図である。 (b)は、デュアルエネルギー比による各物質の分類を示した図である。 目的物質のマスク領域を求め、S/Nの良い断層像よりマスク領域を切り出すフローチャートである。 (a)は、X線管電圧140kVとX線管電圧80kVとのX線データ収集を示した図である。 (b)は、X線検出器出力DOPが非対称のX線データ収集を示した図である。 X線検出器出力DOPが対称でX線管電圧の出力時間が異なる場合のX線データ収集を示した図である。 カルシウム強調画像と造影剤強調画像とを示した図である。
符号の説明
1 … 操作コンソール
2 … 入力装置
3 … 中央処理装置 (33 … 前処理部,34 … 画像再構成部)
5 … データ収集バッファ
6 … モニタ
7 … 記憶装置
10 … 撮影テーブル
12 … クレードル
15 … 回転部
20 … 走査ガントリ
21 … X線管
22 … X線制御部
23 … コリメータ
24 … 多列X線検出器
25 … データ収集装置(DAS)
26 … 回転制御部
28 … ビーム形成X線フィルタ
29 … ガントリ制御部

Claims (8)

  1. 第1エネルギーを有するX線と、前記第1エネルギーとは異なる第2エネルギーを有するX線とを少なくとも1ビューごとに切り替えて被検体に照射するX線照射部と、
    前記被検体に照射したX線の投影データを収集するX線投影データ収集部と、
    前記投影データに基づいて、画像再構成を行う画像再構成部であって、前記第1エネルギーを有するX線と第2エネルギーを有するX線との切り替えに伴う過渡区間において収集されたX線投影データを実質的に除く前記第1エネルギーを有するX線及び第2エネルギーを有するX線に基づくX線投影データを用いて第1の画像の再構成を行う第1の画像再構成部と、前記第1エネルギーを有するX線と第2エネルギーを有するX線との切り替えに伴う過渡区間において収集されたX線投影データを含む前記第1エネルギーを有するX線及び第2エネルギーを有するX線に基づくX線投影データを用いて第2の画像の再構成を行う第2の画像再構成部とを含む画像再構成部と
    を備えることを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記第1の画像再構成部は、前記第1エネルギーを有するX線に基づく投影データを用いて再構成された画像の画素値と、前記第2エネルギーを有するX線に基づく投影データを用いて再構成された画像の画素値との比に基づく前記第1の画像を再構成することを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記第1の画像再構成部は、前記第1エネルギーを有するX線に基づく投影データ又は該投影データを用いて再構成された画像と前記第2エネルギーを有するX線に基づく投影データ又は該投影データを用いて再構成された画像との加重減算により得られた、前記被検体の所定の物質が強調された前記第1の画像を再構成することを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  4. 前記画像再構成部は、前記第1の画像に基づいて所望の物質の画素領域を特定し、前記第1の画像により特定された前記所望の物質の画素領域に基づいて、前記第2の画像において、前記所望の物質の画素領域を抽出することを特徴とする請求項3に記載のX線CT装置。
  5. 前記画像再構成部は、前記第1の画像に基づいて所望の物質の画素領域を特定するマスク画像を生成し、前記第2の画像に前記マスク画像を用いた論理積処理を施すことにより、前記第2の画像において、前記所望の物質の画素領域を抽出することを特徴とする請求項4に記載のX線CT装置。
  6. 前記第1の画像再構成部は、X線のエネルギーの切り替えに伴い変化するエネルギーに対応するX線投影データのうち、X線エネルギーの極小値を含む所定収集積分範囲及び極大値を含む所定収集積分範囲のX線投影データを、それぞれ前記第1エネルギーを有するX線に基づく投影データ又は前記第2エネルギーを有するX線に基づく投影データの一部から特定し、当該特定した収集積分範囲の投影データを用いて第1の画像の再構成を行うことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のX線CT装置。
  7. 前記X線エネルギーの極小値及び極大値は、X線管電圧の測定値又は推測値に基づく値であることを特徴とする請求項6に記載のX線CT装置。
  8. 第1エネルギーを有するX線及び前記第2エネルギーを有するX線とは、それぞれ80kV及び140kVのX線管電圧をX線に印加して照射されたX線であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のX線CT装置。
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