JP5117706B2 - X線断層撮影装置 - Google Patents

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本発明は、X線断層撮影技術に係り、特にデュアルエネルギー法に基づいて取得した被写体の情報を表示するX線断層撮影装置に関し、特に心拍または呼吸の影響により位置ずれが生じたデュアルエネルギー像を表示するX線断層撮影装置に関する。
デュアルエネルギー法は、異なる2つのエネルギースペクトルを有するX線によって取得された被写体のX線投影データに基づいて、被検体の特定物質を強調した画像を取得できる。つまり、高エネルギーX線で得られた画像と低エネルギーX線で得られた画像とを重み付け減算して骨や石灰化病変をわかりやすく表示したデュアルエネルギー像、あるいは軟部組織をわかりやすく表示したデュアルエネルギー像などを得ることができる。
デュアルエネルギー法を行うために、X線撮像装置が照射するX線の管電圧をスキャンごとに高電圧と低電圧とに交互に切り替えたり、X線エネルギーを変化させるためにX線フィルタを入れ替えたりすることにより高エネルギーX線で得られた投影データと低エネルギーX線で得られた投影データとを得ている。たとえば特許文献1では、高エネルギーX線で得られた画像と低エネルギーX線で得られた画像とに基づいて、骨の画像または軟部組織の画像からノイズを少なくして表示させる発明を開示している。
特開2003−244542
しかしながら、X線の管電圧をスキャンごとに高電圧と低電圧とに交互に切り替えたり、X線エネルギーを変化させるためにX線フィルタを入れ替えたりすると、早くしても0.1秒以上かかってしまう。このような状況では、心拍または呼吸の影響により被検体の部位が動いてしまい、位置ずれが生じてしまう。位置ずれによる影響を考慮しないままデュアルエネルギー像を診て診断してしまっては、病気またはケガなどの過大評価または過小評価につながる。
そこで、本発明の目的は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、デュアルエネルギー像において、位置ずれが生じている箇所を示すことができるX線断層撮影装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第一観点のX線断層撮影装置は、第一エネルギースペクトルを有するX線とこの第一エネルギースペクトルとは異なる第二エネルギースペクトルを有するX線とを被検体に照射するX線管と、被検体に照射された第一エネルギースペクトルの第一X線投影データと被検体に照射された第二エネルギースペクトルの第二X線投影データとを、被検体の同一の撮影部について取得するX線投影データ取得部と、X線投影データ取得部において取得した第一X線投影データと第二X線投影データとに基づいて、第一断層画像と第二断層画像とをそれぞれ画像再構成する画像再構成手段と、第一断層画像を構成する第一画素と、第二断層画像を構成し第一画素と同じ位置関係にある第二画素との実測比率を計算する比率計算部と、実測比率があらかじめ記憶された所定比率の範囲に入っているかを判定する第一判定部と、を備える。
この構成により、第一エネルギースペクトルを有するX線と第二エネルギースペクトルを有するX線とによる撮影に際して、第一画素のX線吸収に関する値と第二画素のX線吸収に関する値との実測比率を計算する。そしてその実測比率と記憶された所定比率との関係を判定することで、位置ずれが生じている画素を判定することができる。
第二観点のX線断層撮影装置において、第一X線投影データまたは第一断層画像と、第二X線投影データまたは第二断層画像とに基づいて、デュアルエネルギー像を画像再構成するデュアルエネルギー像再構成部を備える。
この構成により、デュアルエネルギー像を画像再構成することで、デュアルエネルギー像の撮影で診断したい特定物質(原子)、たとえば、被検体内の造影剤、脂肪、またはカルシウムを確認することができる。第一の観点の位置ずれ画素とともにデュアルエネルギー像を確認すれば、特定物質のデュアルエネルギー像の状態を観察することができる。
第三観点のX線断層撮影装置では、あらかじめ記憶された所定比率が、原子物質毎に記憶されている。
原子物質毎に所定の比率が異なるため、ファントムを使っていろいろの原子物質毎の比率をあらかじめ計測しておく。その多くの比率を記憶装置に記憶しておけば、いろいろな原子物質の位置ずれを把握することができる。
第四観点のX線断層撮影装置では、あらかじめ記憶された所定比率は、被検体の断面積毎または第一エネルギースペクトルと第二エネルギースペクトルとの組み合わせ毎に記憶されている。
被検体の断面積に依存して所定の比率が異なってくる。そのため、ファントムを使って各種の断面積毎または第一エネルギースペクトルと第二エネルギースペクトルとの組み合わせ毎に原子物質毎の比率をあらかじめ計測しておく。その多くの比率を記憶装置に記憶しておけば、被検体の断面積またはエネルギースペクトルの組み合わせに対して、いろいろな原子物質の位置ずれを把握することができる。このため正確に位置ずれを把握できるようになる。
第五観点のX線断層撮影装置は、第一判定部で所定比率内に入っていない画素を位置ずれとして表示する表示部を備える。
この構成により、所定比率内に入っていない画素を位置ずれとして表示されるため、操作者は観察がしやすくなる。
第六観点のX線断層撮影装置は、第五観点において、表示部が第一判定部で所定比率内に入っていない画素を色付けまたは特別な値にする。
この構成により、操作者は、所定比率内に入っていない画素を、特別な画素として認識しやすくなる。
第七観点のX線断層撮影装置は、第一判定部で所定比率内に入っていない画素の周囲の複数画素を含む判定画素領域において、所定比率内に入っていない割合がしきい値内であるか否かを判定する第二判定部を備える。
第一画素のX線吸収に関する値と第二画素のX線吸収に関する値との実測比率は、位置ずれではなくノイズによって変化することがある。この構成により、一旦、位置ずれした画素として判定された画素を別の観点から位置ずれ画素であるかを再判定する。このため、位置ずれ画素との認識率を向上させることができる。
第八観点のX線断層撮影装置は、第七観点において、判定画素領域の画素数を変更できる。
画像再構成領域の角部では、判定画素領域を変えることが必要になる。また、X線の被曝量を少なくするためにノイズの多い断層像などで位置ずれ画素を特定する場合には、判定画素領域を変更にすることで、より位置ずれ画素の認識率を高めることができる。
本発明によれば、デュアルエネルギー像を診て診断する際に、被検体の部位が動いてしまって位置ずれ画素を考慮して、原子物質の分布などを診断することができる。
<X線断層撮影装置の構成>
図1は、本実施形態に係るX線断層撮影装置(X線CT装置)10の構成を示したブロック図である。X線断層撮影装置10は、ガントリ100と、このガントリ100の撮影領域内に被検体HBを挿入する寝台109とを装備している。寝台109は、被検体HBの体軸方向であるZ方向に移動する。ガントリ100は、回転リング102を有し、この回転リング102にコーンビーム形状のX線を照射するX線管101とX線管101に対向して配置された多列X線検出器103とを有している。X線管101は、高エネルギースペクトルを有するX線と低エネルギースペクトルを有するX線とを照射するように構成されている。多列X線検出器103は、被検体HBを透過したX線を検出する。
多列X線検出器103は、シンチレータおよびフォトダイオードで構成される。この多列X線検出器103は、同時に複数スライス(複数列)分の投影データを検出できるように、回転リング102の回転軸と略平行なZ方向に沿って複数列に配列されている。また、多列X線検出器103は、X線管101の焦点を中心として円弧状に形成された多チャンネルの形状である。なお、回転軸に平行なZ方向を“スライス方向”と称し、またX線検出素子列の円弧の方向を“チャンネル方向”と称する。多列X線検出器103には、一般的にDAS(data acquisition system) と呼ばれているデータ収集回路104が接続されている。このデータ収集回路104には、多列X線検出器103の各チャンネルの電流信号を電圧に変換するI−V変換器と、この電圧信号をX線の曝射周期に同期して周期的に積分する積分器と、この積分器の出力信号を増幅するアンプと、このプリアンプの出力信号をディジタル信号に変換するアナログ・ディジタル・コンバータとが、チャンネルごとに設けられている。データ収集回路104からのディジタル信号は、データ転送装置105を介して画像処理部20に送られる。
操作コンソール側は、X線に電圧を供給する高電圧・低電圧発生器51が備えられている。高電圧・低電圧発生器51は、周期的に高電圧および低電圧を発生させ、X線管101にスリップリング113を介して高電圧および低電圧を供給する。
操作コンソール側のスキャンコントローラ53は、アキシャルスキャン、ヘリカルスキャン、可変ピッチヘリカルスキャンなどの複数のスキャンパターンを実行する。アキシャルスキャンとは、寝台109をZ軸方向に所定ピッチ移動するごとにX線管101及びX線検出部103を回転機構111で回転させて投影データを取得するスキャン方法である。ヘリカルスキャンとは、X線管101及びX線検出部103とが回転している状態で寝台109を所定速度で移動させ、投影データを取得するスキャン方法である。可変ピッチヘリカルスキャンとは、ヘリカルスキャンと同様にX線管101及びX線検出部103を回転機構111で回転させながら寝台109の速度を可変させて投影データを取得するスキャン方法である。スキャンコントローラ53は、高電圧・低電圧発生器51に同期して回転機構111を駆動させ、データ収集回路104で周期的に投影データを収集させる等のスキャンに関わるコントロールを統括している。
入力装置55は、操作者の入力を受け付けるキーボードまたはマウスで構成される。記憶装置59は、プログラムやX線検出器データや投影データやX線断層像を記憶する。画像処理部20は、データ収集回路104からの投影データに対して、前処理をしたり、画像再構成処理をしたり、後処理などを実行する。
ディスプレイ60は、被検体の撮影条件を設定したり、X線断層像を表示したりする。また、本実施形態では、被検体の特定物質を強調したデュアルエネルギー像を表示する。
<画像処理部の構成>
画像処理部20は、前処理部21と、画像再構成部23、デュアルエネルギー像再構成部25、比率計算部27および判定部29を有している。
前処理部21は、このデータ収集回路104で収集された生データに対して、チャンネル間の感度不均一を補正し、またX線強吸収体、主に金属部による極端な信号強度の低下又は信号脱落を補正するX線量補正等の前処理を実行する。また前処理部21は、スライス方向に関してフィルタリングを行う。例えば、隣接3列を対象とするとき、チャンネル番号が同じ3チャンネル分の生データを重み付け加算する。重み付け加算は、チャンネル方向に沿って変化する。スライス方向のフィルタリングで、アーチファクト改善、ノイズ改善も制御できる。本実施形態では、X線管101が、高エネルギースペクトルを有するX線と低エネルギースペクトルを有するX線とを被検体HBに照射するので、高エネルギースペクトルの投影データHDと低エネルギースペクトルの投影データLDとを出力する。
画像再構成部23は、前処理部21で前処理された投影データHDまたは投影データLDを受け、その投影データHDまたは投影データLDに基づいて画像を再構成する。投影データHDまたは投影データLDは、周波数領域に変換する高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)がなされて、それに再構成関数を掛け、逆フーリエ変換する。そして、再構成関数重畳処理した投影データに対して、三次元逆投影処理を行い、被検体HBの体軸方向(Z方向)ごとに断層像(xy平面)を求める。この断層像は、記憶装置59に記憶されるとともに、ディスプレイ60に表示される。本実施形態では、X線管101が、高エネルギースペクトルを有するX線と低エネルギースペクトルを有するX線とを被検体HBに照射するので、画像再構成部23は、高エネルギースペクトルのX線による断層像HTと、低エネルギースペクトルのX線による断層像LTとを、画像再構成する。
デュアルエネルギー像再構成部25は、高エネルギースペクトルの投影データHDと低エネルギースペクトルの投影データLDとの少なくともいずれか一方の画像から重み付け係数αを掛けた他方の投影データを差し引くことによりデュアルエネルギー像(差分画像)を画像再構成する。また、デュアルエネルギー像再構成部25は、高エネルギースペクトルの断層像HTと低エネルギースペクトルの断層像LTとの少なくともいずれか一方の画像から重み付け係数αを掛けた他方の画像を差し引くことによりデュアルエネルギー像を画像再構成することも可能である。デュアルエネルギー像については図7または図8で後述する。
比率計算部27は、低エネルギースペクトルの断層像LTと高エネルギースペクトルの断層像HTとの各画素のCT値の比率を計算する。特定物質(原子)ごとに比率は異なり、また、低エネルギースペクトルのX線と高エネルギースペクトルのX線との値によっても比率は異なる。さらに、被検体の断面積(太り気味、普通体格、やせ気味、成人または子供)などによってもこのCT値の比率は異なる。
判定部29は、第一判定部29−1と第二判定部29−2とを有している。第一判定部29−1は、比率計算部27が計算した比率が記憶装置59に記憶された第一しきい値SH1の範囲内であるか否かを判定する。また、第二判定部29−2は、第一判定部29−1で第一しきい値SH1の範囲内とされ、位置ずれと判定された画素について再度、位置ずれした画素であるかを再判定する。つまり、比率計算部27が位置ずれした画素を含む判定画素領域JGにおいて、第一判定部29−1が位置ずれと判定した画素の比率を計算する。そして第二判定部29−2が記憶装置59に記憶された第二しきい値SH2の範囲内であるか否かを判定する。
<X線断層撮影装置の動作>
図2は、X線断層撮影装置10の動作フローチャートである。本実施形態に係るX線断層撮影装置10の動作手順を説明する。
ステップS11では、被検体を寝台109に乗せ位置合わせを行う。寝台109の上に乗せられた被検体は各部位の基準点にガントリ100のスライス中心位置を合わせる。そして、スカウト像(スキャノ像、X線透視像ともいう。)収集を行う。スカウト像は被検体の体の大きさによって成人または子供の2種類のスカウト像が撮影できるようになっており、さらに通常0度,90度で撮影することができる。部位によっては例えば頭部のように、90度スカウト像のみの場合もある。スカウト像撮影では、X線管101と多列X線検出器103とを固定させ、寝台109を直線移動させながらデータ収集動作を行う。
ステップS12では、操作者は、ディスプレイ60に映ったスカウト像に、キーボード55などを使って、断層像撮影を行う断層像の位置・範囲を設定する。このときに、アキシャルスキャンまたはヘリカルスキャンなどの設定も行う。
ステップS13では、断層像撮影条件の設定またはデュアルエネルギー像の撮影条件の設定を行う。X線管101が高エネルギースペクトルを有するX線と低エネルギースペクトルを有するX線とを被検体HBに照射するため、たとえば高電圧と低電圧とをそれぞれ140kV、80kVに設定する。また、できるだけ位置ずれが生じないように、回転機構111の回転に応じて高電圧のX線と低電圧のX線が交互に照射する設定を行う。たとえばX線管101は、X線管101の一回転毎に高電圧と低電圧とが交互に繰り返される設定、または短期間のパルス毎に高電圧と低電圧とが交互に繰り返される設定などを行う。
さらに、ステップS13では、デュアルエネルギー像の撮影で診断したい特定物質(原子)を設定する。たとえば、被検体内の造影剤、脂肪、またはカルシウムなどを設定する。また、画像再構成を行う際のフィルタ関数、Kernel関数などを設定する。これら設定された条件は、記憶装置59に記録される。なお、本実施形態では、電圧により高エネルギースペクトルと低エネルギースペクトルとを発生させているが、X線コーンビーム中にフィルタを挿入することによりエネルギースペクトルを変化させてもよい。
ステップS14ないしステップS20では、断層像撮影を行う。
ステップS14において、X線データ収集を行う。ここでヘリカルスキャンによってデータ収集を行う場合には、X線管101と多列X線検出器103とを被検体の回りに回転させ、かつ、寝台109を直線移動させながら、X線検出器データのデータ収集動作を行う。そして、ビュー角度viewと、検出器列番号jと、チャネル番号iとで表わされるX線検出器データD0(view,j,i)(j=1〜ROW,i=1〜CH)にz方向座標位置Ztable(view)を付加させる。このようにして、高エネルギースペクトルの投影データHDと低エネルギースペクトルの投影データLDとを得ることになる。
ステップS15では、前処理部21が前処理を行う。ここでは、X線検出器データD0(view,j,i)に対して前処理を行い、投影データに変換する。具体的には、オフセット補正を行い、対数変換を行い、X線線量補正を行い、そして感度補正を行う。
ステップS16では、前処理された投影データD1 (view,j,i)に対して、ビームハードニング補正を行う。
ステップS17では、画像再構成部23がzフィルタ重畳処理を行う。ここでは、ビームハードニング補正された投影データに対して、z方向(列方向)のフィルタをかけるzフィルタ重畳処理を行う。すなわち、各ビュー角度、各X線データ収集系における前処理後、ビームハードニング補正された多列X線検出器の投影データに対し、列方向に列方向フィルタをかける。
ステップS18では、画像再構成部23が再構成関数重畳処理を行う。すなわち、X線投影データを周波数領域に変換するフーリエ変換(Fourier Transform)を行い、再構成関数を掛け、逆フーリエ変換する。再構成関数重畳処理では、再構成関数Kernel(j)重畳する
ステップS19では、画像再構成部23が三次元逆投影処理を行う。ここでは、再構成関数重畳処理した投影データに対して、三次元逆投影処理を行い、逆投影データを求める。画像再構成される画像はz軸に垂直な面であるxy平面に対して三次元画像再構成される。以下の再構成領域Pはxy平面に平行なものとする。
ステップS20では、画像再構成部23が後処理を行う。逆投影データに対して画像フィルタ重畳、CT値変換などの後処理を行い、高エネルギースペクトルの断層像HTと低エネルギースペクトルの断層像LTとを得ることができる。
ステップS21では、再構成された高エネルギースペクトルの断層像HTと低エネルギースペクトルの断層像LTとを表示する。
そして、ステップS22では、これらの断層像HTと断層像LTとを記憶装置59に記憶する。
ステップS23では、心拍または呼吸の影響により被検体の部位が動いてしまって、高エネルギースペクトルの断層像HTと低エネルギースペクトルの断層像LTとの間に位置ずれが生じているか否かを計算し、位置ずれが生じている箇所を表示する。その表示例を図9に示す。なお、位置ずれが生じている画素があまりに多い場合には、位置ずれ画素の表示をするのでなく、再度撮影が必要などのアラームを表示しても良い。
ステップS24では、高エネルギースペクトルの投影データHDと低エネルギースペクトルの投影データLDとに基づいてデュアルエネルギー像を画像再構成する。または、高エネルギースペクトルの断層像HTと低エネルギースペクトルの断層像LTとに基づいてデュアルエネルギー像を画像再構成する。そして、ディスプレイ60にデュアルエネルギー像を表示する。その表示例を図9に示す。
<断層像の位置ずれの検出>
図3は、高エネルギースペクトルの断層像HTと低エネルギースペクトルの断層像LTとに基づいて、位置ずれが生じている画素であるかを判定し、位置ずれが生じていればその箇所を表示するフローチャートである。つまり、図2のステップS23の内容を詳細にしたフロ−チャートである。本フローチャートでは高エネルギースペクトルを有するX線は、140kVの電圧に、低エネルギースペクトルを有するX線は、80kVに設定されている。
ステップS231にて、デュアルエネルギー像再構成部25は、記憶装置59から140kVの断層像HTと80kVの断層像LTとを取得する。
ステップS232において、140kVの断層像被HTまたは80kVの断層像LTの一方から、被検体HBのプロファイル面積PA(z)を求める。いわゆる断層像を二値化して、被検体のプロファイル面積PA(z)を求めることができる。また、図2のステップS11で求めたスカウト像からプロファイル面積PA(z)を求めても良い。本フローチャートではある位置のプロファイル面積PA(i)=500cmとして説明する。
ステップS233では、比率計算部27が、記憶装置59からあらかじめ記憶されているCT値の基本比率RA(重み付け係数α)を読み出す。記憶装置には、グラフで表せば図4または図5に示すような各エネルギースペクトルの組み合わせと特定物質とのCT値の比率データが記憶されている。
図4(a)と(b)とは、断面積が500cmの水ファントムで測定したCT値の基本比率RAの結果である。図4(a)は、横軸に140kVのX線管電流を、縦軸に80kVのX線管電流をとり、脂肪、カルシウム、およびヨード(造影剤)のCT値の基本比率RAを示したグラフである。一方、図4(b)は、横軸に120kVのX線管電流を、縦軸に100kVのX線管電流をとり、脂肪、カルシウム、およびヨード(造影剤)のCT値の基本比率RAを示したグラフである。
この2つのグラフを見比べて理解できるように、高エネルギースペクトルを有するX線と低エネルギースペクトルを有するX線との電圧差が大きいと、CT値の基本比率RAは大きくなる傾向を有している。
図5(a)と(b)とは、横軸に140kVのX線管電流を、縦軸に80kVのX線管電流をとったCT値の基本比率RAのグラフである。そして、図5(a)は、断面積が700cmの水ファントムで測定した測定したCT値の基本比率RAであり、図5(b)は、断面積が300cmの水ファントムで測定したCT値の基本比率RAを示したグラフである。
この2つのグラフを見比べて理解できるように断面積が大きいほうが脂肪、カルシウム、およびヨード(造影剤)のCT値の基本比率RAは大きくなり、断面積が小さいと脂肪、カルシウム、およびヨード(造影剤)のCT値の基本比率RAが小さくなる傾向を有している。
図4または図5では、一例を示したが、X線管101の複数の異なる高電圧と複数の異なる低電圧との組み合わせにより、脂肪、カルシウム、およびヨードなどの複数の特定物質のCT値の比率を求めておき、それらの比率を記憶装置59にあらかじめ基本比率RAとして記憶しておく。同様に、複数の異なる断面積の水ファントムにより、脂肪、カルシウム、およびヨードなどの複数の特定物質のCT値の比率を求めておき、それらのCT値の比率を記憶装置59にあらかじめ基本比率RAとして記憶しておく。基準となるCT値の基準比率RAを単純にそのまま記憶するのではなく、一定の計算式にしてCT値の基準比率RAを記憶しても良い。
図3のステップS233に戻り、比率計算部27は、図2のステップS13で設定されたX線管101の高電圧および低電圧、ステップS232で求められたプロファイル面積PA(z)に基づいて、一番適切な基本比率PAを読み出す。このフローチャートにおいては、X線管101が140kVの高電圧および80kVの低電圧であり、プロファイル面積PA(i)=500cmであるため、図4(a)のグラフにある比率データを読み取ることを想定する。
ステップS234では、比率計算部27が、140kVの断層像HTの画像G(x,y)と80kVの断層像LTの画像G(x,y)とのCT値の測定比率RRを計算する。140kVの断層像HTおよび80kVの断層像LTは、通常、画像再構成領域Pは、512×512画素で構成される。このため、比率計算部27は、512×512画素に対してCT値の測定比率RRを計算する。
ステップS235において、第一判定部29−1が、画像G(x,y)のCT値の測定比率RRが基本比率RAの所定の範囲に存在するか否かを判定する。ここで、ヨードの基本比率RAを図4(a)のグラフから読み取ると、基本比率RA=1.82である。ここで所定の範囲を、この基本比率RA=1.82の前後5パーセントと設定する。すると、比率1.73から比率1.91の範囲が第一しきい値SH1となる。つまり、ステップS235では、第一判定部29−1が、CT値の測定比率RRが比率1.73から比率1.91の第一しきい値SH1内に入るかを判定する。CT値の測定比率RRが第一しきい値SH1内に入っていればステップS239に進み、CT値の測定比率RRが第一しきい値SH1内に入っていなければステップS236に進む。
ステップS239に進めば、画像G(x,y)が位置ずれが生じていないことになる。80kVの断層像LTと140kVの断層像は、異なる時刻に撮影した断層像であるが、位置ずれが生じていなければ、CT値の測定比率RRが、図4または図5で例示した関係になっているべきである。したがって、CT値の測定比率RRとファントムなどであらかじめ測定した基本比率RAとから、位置ずれを確認することができる。なお、ステップS235では、ヨードの基本比率RAを取り上げたが、脂肪およびカルシウムなどについても同様である。
さらに、ステップS235において、所定の範囲を基本比率RAの前後5パーセントとしたが、図2のステップS13の条件設定において、操作者が設定可能にしておいてもよい。すなわち、前後3パーセントまたは前後7パーセントなど所定範囲を可変にしてもよい。
ステップS235において、CT値の測定比率RRが第一しきい値SH1内に入っていなければステップS236に進んだが、点線に示すように、ステップS237に進んでも良い。ステップS237では、画像G(x,y)が位置ずれしていると判定している。
ステップS236において、第二判定部29−2は、画像G(x,y)がCT値の測定比率RRが基本比率RAの所定の範囲に入っていない理由は、ノイズなどの影響を受けたためか否かを再確認する。このため、第二判定部29−2は、画像G(x,y)の周囲において、同様に位置ずれしているかを判定する。
図6を使ってより詳しく説明する。図6(a)は、図3のステップS236を詳細にしたものであり、図6(b)は、第二判定部29−2が設定する判定画素領域JGの一例である。図6(c)は、画像再構成領域Pの角部を示した図である。
第二判定部29−2は、ステップS361において、判定画素領域JGを設定する。(b)に示すように、位置ずれしていると判定された画像G(x,y)の周囲の8画素が設定されている。第二判定部29−2は位置ずれの発生率を考慮して、画像G(x,y)の周囲の15画素を設定したり、また周囲の画素数を可変にしたりしてもよい。図6(c)に示すように、画像再構成領域Pの角部では、周囲が一方向にしかない。このような場合には、太枠で示す判定画素領域JGを設定するようにすれば良い。
ステップS362において、判定画素領域JG内のすべての画素の測定比率RRは、基本比率RAの範囲(第一しきい値SH1)に入っている割合GRを計算する。
ステップS363において、第二判定部29−2は割合GRが所定割合ARより大きいか否かを判定する。
図6(b)に示すように、判定画素領域JGの9つの画素Gのうち、網掛け部分の6つの画素Gが第一しきい値SH1に入っているとする。判定画像領域JGの所定割合AR(第二しきい値SH2)をたとえば5割とすれば、所定割合AR以上の画素G(x,y)が位置ずれが生じている。このため、第二判定部29−2は、位置ずれしていると判定された画像G(x,y)が位置ずれしていると再判定する。つまり、判定画素領域JGにおいて所定割合AR以上に位置ずれしている画素があればステップS237に進み、所定割合ARより位置ずれしている画素が少なければステップS239に進む。
ステップS363において、所定割合ARを5割以上と固定にする必要は無く、所定割合ARを可変にすることも可能である。ノイズが多い高エネルギースペクトルの断層像HTまたはノイズが多い低エネルギースペクトルの断層像LTの際には、所定割合ARを8割程度にしても良い。逆にノイズの少ない断層像HTまたは断層像LTであれば、所定割合ARを3割程度にしても良い。
図3に戻り、ステップS238では、操作者に位置ずれが生じている画素があることを知らせるために、位置ずれ画素G(x,y)をディスプレイ60に表示する。操作者は、位置ずれによる影響を考慮して、デュアルエネルギー像を診て診断することができるため、病気またはケガなどの評価を正確に行うことができる。
<デュアルエネルギー像の画像再構成>
図7は、高エネルギースペクトルの断層像HTまたは低エネルギースペクトルの断層像LTを差分処理し、デュアルエネルギー撮影した断層像DIを求める図である。
いわゆるデュアルエネルギー撮影は、あるz方向座標位置を、低いX線管電圧例えば80kVの断層像LTと、高いX線管電圧例えば140kVの断層像HTとを差分処理することにより所望の物質の定量的な分布画像の断層像DIを求める。
図7に示すように、まず、低いX線管電圧のX線投影データLD、高いX線管電圧のX線投影データHDを求める。画像再構成部23は、この低いX線管電圧のX線投影データLD、高いX線管電圧のX線投影データHDから、図2で説明したようにステップS15からステップS20を行い、低いX線管電圧の断層像LTおよび高いX線管電圧の断層像HTを画像再構成する。ディアルエネルギー像再構成部25は、低いX線管電圧の断層像LTには重み付け係数αを乗算し、高いX線管電圧の断層像HTには重み付け係数βを乗算し、定数C1とともに差分処理を行う。この重み付け係数α,βおよび定数C1は、抽出したい原子、強調したい原子、表示上で消したい原子または部位により定まる。この重み付け係数α,βは、断層像LTと断層像HTとの比であるから、いずれか一方を1にしても良い。なお、図7では脂肪情報の抽出を示している。
図8は、低いX線管電圧で収集されたX線投影データLDと高いX線管電圧で収集されたX線投影データHDの各々のX線投影データを差分処理し、差分処理されたX線投影データを画像再構成してデュアルエネルギー撮影した断層像DIを求める図である。
X線投影データにおける、いわゆるデュアルエネルギー撮影の断層像の画像再構成を行い、データ収集したX線投影データLDとX線投影データHDとに前処理、ビームハードニング補正およびZフィルタ重畳処理を行う。そのX線投影データLDとX線投影データHDとを差分処理して、差分処理したX線投影データDDを生成する。そのX線投影データDDを画像再構成してデュアルエネルギー撮影の断層像DIを得ている。
ここでは、ディアルエネルギー像再構成部35は、低いX線管電圧のX線投影データLDに重み付け係数αを乗算し、高いX線管電圧のX線投影データHDに重み付け係数βを乗算し、定数C1とともに差分処理を行っている。
図7で説明した、断層像空間におけるデュアルエネルギー撮影の断層像と同様に、この重み付け係数α,βおよび定数C1は、抽出したい原子、強調したい原子、表示上で消したい原子または部位により定まる。
以上のような画像処理を経てデュアルエネルギー像DIを図9に示す。
<デュアルエネルギー像と位置ずれ画像の表示例>
図9は、ディスプレイ60に表示されたデュアルエネルギー像D1と位置ずれ画像を表示した例である。図2のステップS23およびS24の表示例である。
サムネイル161にはデュアルエネルギー像D1が表示されている。高エネルギースペクトルの断層像HTまたは低エネルギースペクトルの断層像LTの一方の画像が表示され、そして、操作者が認識しやすいように、脂肪162、カルシウム163、ヨード造影剤164と特定された画素を、それぞれ赤色、青色、緑色に彩色している。表示165は、図2のステップS13で指定した特定物質を示している。
サムネイル166は、位置ずれが生じている画素167を示している。高エネルギースペクトルの断層像HTまたは低エネルギースペクトルの断層像LTの一方の画像が表示され、それに位置ずれが生じていると特定された画素167を、黄色に彩色している。操作者は、サムネイル166を診て、心臓部位に位置ずれが生じていることがわかる。表示168は、位置ずれしている画素を彩色していることを操作者に知らせている。また、ディスプレイ60には、z方向スライダー169が表示されている。このスライダー169を移動させることにより、サムネイル161およびサムネイル166に表示される画像も変化する。操作者は、スライダー169をマススなどの入力装置55を使って、診断したいスライス断面に移動させることができる。
なお、特定物質を彩色したり、位置ずれ画素を彩色したりしたが、断層像HTまたは断層像LT画層と区別できれば、別な方法であってもよい。
本発明によれば、デュアルエネルギー像で特定物質を診断することができるとともに、心拍または呼吸の影響により被検体の部位が動いた箇所を、位置ずれが生じている画素として表示することができる。その結果、病気またはケガなどの過大評価または過小評価をすることがなくなる。なお、実施形態では、脂肪、カルシウム、ヨード造影剤などに注目して説明したが、他の物質に注目しても良いことは言うまでもない。
本実施形態における画像再構成法は、従来公知のフェルドカンプ法による三次元画像再構成法でもよい。本実施形態では、特に特定のスキャン形式に限定されない。つまり、アキシャルスキャン、ヘリカルスキャン、可変ピッチヘリカルスキャン、ヘリカルシャトルスキャンの場合でも同様の効果を出すことができる。また、走査ガントリの傾斜について限定されない。すなわち、いわゆるチルト・スキャンの場合でも同様な効果を出すことができる。また、本実施形態を、生体信号、特に心拍信号に同期させて画像再構成する心拍画像再構成にも適用することができる。
本実施形態に係るX線CT装置10の構成を示したブロック図である。 X線断層撮影装置10の動作フローチャートである。 高エネルギースペクトルの断層像HTと低エネルギースペクトルの断層像LTとに基づいて、位置ずれが生じている画素を判定するフローチャートである。 (a)は、横軸に140kVのX線管電流を、縦軸に80kVのX線管電流をとった際のCT値の基本比率RAを示したグラフである。(b)は、横軸に120kVのX線管電流を、縦軸に100kVのX線管電流をとった際のCT値の基本比率RAを示したグラフである。 (a)は、断面積が700cmの水ファントムで測定したCT値の基本比率RAであり、(b)は、断面積が300cmの水ファントムで測定したCT値の基本比率RAを示したグラフである。 (a)は、図3のステップS236を詳細にしたものであり、(b)は判定画素領域JGの一例である。(c)は、画像再構成領域Pの角部を示した図である。 高エネルギースペクトルの断層像HTまたは低エネルギースペクトルの断層像LTを差分処理し、デュアルエネルギー撮影した断層像DIを求める図である。 低いX線管電圧で収集されたX線投影データLDと高いX線管電圧で収集されたX線投影データHDの各々のX線投影データを差分処理し、差分処理されたX線投影データを画像再構成してデュアルエネルギー撮影した断層像DIを求める図である。 ディスプレイ60に表示されたデュアルエネルギー像D1と位置ずれ画像を表示した例である。
符号の説明
20 … 画像処理装置、21 … 前処理部、23 … 画像再構成部、25 … デユアルエネルギー像再構成部、27 … 比率計算色部、29 … 判定部
51 … 高電圧・低電圧発生器、
59 … 記憶装置
60 … ディスプレイ
100 … ガントリ
101 … X線管
103 … X多列X線検出器
169 … Z方向スライダー
JG … 判定画素領域
DI … デュアルエネルギー像
HD … 高エネルギースペクトルの投影データ
LD … 低エネルギースペクトルの投影データ
HT … 高エネルギースペクトルの断層像
LT … 低エネルギースペクトルの断層像
HB … 被検体

Claims (7)

  1. 第一エネルギースペクトルを有するX線と、前記第一エネルギースペクトルとは異なる第二エネルギースペクトルを有するX線とを被検体に照射するX線管と、
    前記被検体に照射された前記第一エネルギースペクトルの第一X線投影データと前記被検体に照射された前記第二エネルギースペクトルの第二X線投影データとを、前記被検体の同一の撮影部について取得するX線投影データ取得部と、
    前記X線投影データ取得部において取得した前記第一X線投影データと前記第二X線投影データとに基づいて、第一断層画像と第二断層画像とをそれぞれ画像再構成する画像再構成手段と、
    前記第一断層画像を構成する第一画素と、前記第二断層画像を構成し前記第一画素と同じ位置関係にある第二画素との実測比率を計算する比率計算部と、
    前記実測比率があらかじめ記憶された所定比率の範囲に入っているかを判定する第一判定部と
    前記第一判定部で所定比率内に入っていない画素を位置ずれとして表示する表示部と
    を備えることを特徴とするX線断層撮影装置。
  2. 前記第一X線投影データまたは前記第一断層画像と、前記第二X線投影データまたは第二断層画像とに基づいて、デュアルエネルギー像を画像再構成するデュアルエネルギー像再構成部を備えることを特徴とする請求項1に記載のX線断層撮影装置。
  3. 前記あらかじめ記憶された所定比率は、原子物質毎に記憶されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のX線断層撮影装置。
  4. 前記あらかじめ記憶された所定比率は、前記被検体の断面積毎または前記第一エネルギースペクトルと第二エネルギースペクトルとの組み合わせ毎に記憶されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のX線断層撮影装置。
  5. 前記表示部は、第一判定部で所定比率内に入っていない画素を色付けまたは特別な値にすることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のX線断層撮影装置。
  6. 前記第一判定部で所定比率内に入っていない画素の周囲の複数画素を含む判定画素領域において、所定比率内に入っていない割合がしきい値内であるか否かを判定する第二判定部を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載のX線断層撮影装置。
  7. 前記判定画素領域の画素数を変更できることを特徴とする請求項に記載のX線断層撮影装置。
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