JP5177952B2 - 撮影用照明装置及び撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮影用照明装置及び撮影装置に係り、特に、LEDを発光させることにより被写体を照明する撮影用照明装置及び該撮影用照明装置を用いた撮影装置に関する。
従来、デジタルカメラなどの撮影装置において、フラッシュ光源として、キセノンランプなどが利用されていたが、発熱や消費電力に問題があった。これに対応する技術として、LEDをフラッシュ光源にした撮影装置が利用されている。
しかし、LEDに大電流を供給して高輝度発光させると発熱するため、LEDを頻繁に高輝度発光させると、熱が蓄積してLEDの温度が上昇するに伴い、LEDの照明光量が低下し、フラッシュ光源としての光量を確保できなくなってしまう。
ここで、フラッシュ光源の発熱に起因する問題の発生を防止する装置として、ストロボ発光する毎に、ストロボ発光の時間間隔に基づいて積算値を算出し、積算値がしきい値以上になると一定期間レリーズ動作を禁止するストロボ装置が知られている(特許文献1)。
特開2001−66675
しかしながら、上記の特許文献1に記載のストロボ装置では、レリーズ動作が禁止されている間は、撮影することができない、という問題がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、頻繁にLEDを発光させる場合であっても、LEDの光量を確保してフラッシュ撮影することができる撮影用照明装置及び撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明に係る撮影用照明装置は、発光することにより、被写体を照明するための複数のLEDと、前記複数のLEDに関する発光履歴情報であって、LEDの識別情報と共にLED毎の点灯時間及び消灯時間の何れか一方とを格納した発光履歴情報を記憶する記憶手段と、前記LEDを発光させるときに、前記記憶手段に記憶された前記発光履歴情報に基づいて、現時点から所定時間前までの間の発光回数をLED毎にそれぞれ求め、求められた前記発光回数に応じて、前記発光回数が所定の蓄熱量に対応する所定回数未満である、前記複数のLEDのうち一部のLEDのみに電流を供給して発光させる発光制御手段とを含んで構成されている。
第1の発明に係る撮影用照明装置によれば、複数のLEDに関する発光履歴情報を記憶手段に記憶し、発光制御手段によって、LEDを発光させるときに、記憶手段に記憶された発光履歴情報に基づいて、現時点から所定時間前までの間の発光回数をLED毎にそれぞれ求め、求められた前記発光回数に応じて、前記発光回数が所定の蓄熱量に対応する所定回数未満である、前記複数のLEDのうち一部のLEDのみに電流を供給して発光させる。
従って、LEDを複数設け、所定時間前までの間の発光回数が所定の蓄熱量に対応する所定回数未満であるLEDを発光させることにより、所定の蓄熱量を有していないLEDを発光させるため、頻繁にLEDを発光させる場合であっても、LEDの光量を確保してフラッシュ撮影することができる。
第2の発明に係る撮影用照明装置によれば、フラッシュ発光することにより、被写体を照明するための複数のLEDと、前記複数のLEDに関する発光履歴情報であって、LEDの識別情報と共にLED毎の点灯時間及び消灯時間の何れか一方とを格納した発光履歴情報を記憶する記憶手段と、前記LEDをフラッシュ発光させるときに、前記記憶手段に記憶された前記発光履歴情報に基づいて、前回点灯又は消灯してからの経過時間をLED毎にそれぞれ求め、求められた前記経過時間に応じて、前回点灯又は消灯してから所定の蓄熱量未満まで放熱するための予め定められた放熱時間以上経過している、前記複数のLEDのうち一部のLEDのみに電流を供給してフラッシュ発光させる発光制御手段とを含んで構成されている。
第2の発明に係る撮影用照明装置によれば、複数のLEDに関する発光履歴情報を記憶手段に記憶し、発光制御手段によって、LEDをフラッシュ発光させるときに、記憶手段に記憶された発光履歴情報に基づいて、前回点灯又は消灯してからの経過時間をLED毎にそれぞれ求め、求められた前記経過時間に応じて、前回点灯又は消灯してから所定の蓄熱量未満まで放熱するための予め定められた放熱時間以上時間経過している、前記複数のLEDのうち一部のLEDのみに電流を供給してフラッシュ発光させる。
従って、LEDを複数設け、前回点灯又は消灯してから、所定の蓄熱量未満まで放熱するための予め定められた放熱時間以上経過しているLEDをフラッシュ発光させることにより、所定の蓄熱量を有していないLEDをフラッシュ発光させるため、頻繁にLEDを発光させる場合であっても、LEDの光量を確保してフラッシュ撮影することができる。
また、第2の発明に係る発光制御手段は、前回点灯又は消灯してから、放熱時間以上経過しており、かつ、前回発光したLEDではないLEDに電流を供給してフラッシュ発光させることができる。これにより、発光させるLEDを分散させるようにするため、LED各々の寿命を延ばすことができる。
また、上記のLEDに供給される電流を、パルス電流とすることができる。
また、第1の発明及び第2の発明に係る記憶手段は、内蔵メモリ及び外部メモリの何れか一方とすることができる。
また、第の発明に係る撮影装置は、上記の撮影用照明装置と、前記被写体を撮影する撮影手段とを含んで構成されている。
の発明に係る撮影装置によれば、撮影用照明装置のLEDが発光されて、被写体が照明され、撮影手段によって被写体を撮影する。
従って、撮影用照明装置において、頻繁にLEDを発光させる場合であっても、LEDの光量を確保することができるため、頻繁にフラッシュ撮影することができる。
本発明に係る撮影用照明装置及び撮影装置によれば、LEDを複数設けており、所定の蓄熱量を有していないLEDを発光させるため、頻繁にLEDを発光させる場合であっても、LEDの光量を確保してフラッシュ撮影することができる、という効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、デジタルカメラに本発明を適用した場合について説明する。
図1に示すように、第1の実施の形態に係るデジタルカメラ10の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ21と、撮影時に必要に応じて被写体に照射する光を発するストロボ44と、撮影する被写体の構図を決定する場合等に用いられるファインダ20とが設けられている。
また、図2に示すように、デジタルカメラ10には、レンズを含んで構成された光学ユニット23と、レンズの光軸後方に配設された電荷結合素子(以下、「CCD」という。)25と、入力されたアナログ信号に対して各種のアナログ信号処理を行なうアナログ信号処理部26とが設けられている。
また、デジタルカメラ10には、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)28が設けられており、このデジタルデータが後述するシステムIC部40に出力され、このデジタルデータに対して各種のデジタル信号処理が行われる。
CCD25の出力端はアナログ信号処理部26の入力端に、アナログ信号処理部26の出力端はADC28の入力端に、各々接続されている。従って、CCD25から出力された被写体像を示すアナログ信号はアナログ信号処理部26によって所定のアナログ信号処理が施され、ADC28によってデジタル画像データに変換された後にシステムIC部40に入力される。
また、デジタルカメラ10には、デジタルカメラ10全体の動作を制御するシステムIC部40と、撮影により得られた画像データ等を記憶する不揮発性メモリで構成されるメモリ48と、メモリ48に対するアクセスの制御を行なうメモリインタフェース46とが設けられている。
更に、デジタルカメラ10には、例えば、外部から装着されたxDピクチャーカードで構成されるメモリカード52と、メモリカード52をデジタルカメラ10でアクセス可能とするための外部メモリインタフェース50と、デジタル画像データに対する圧縮処理及び伸張処理を行なう圧縮・伸張処理回路54とが設けられている。
一方、デジタルカメラ10は、主としてCCD25を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD25に供給するタイミングジェネレータ32を備えており、CCD25の駆動はシステムIC部40によりタイミングジェネレータ32を介して制御される。
更に、デジタルカメラにはモータ駆動部34が設けられており、光学ユニット23に備えられた図示しない焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータの駆動もシステムIC部40によりモータ駆動部34を介して制御される。
更に、レリーズスイッチ、電源スイッチ、モード切替スイッチ、十字カーソルスイッチ、ズームスイッチ、メニュースイッチ等の各種スイッチ(図2では、「操作部56」と総称。)はシステムIC部40に接続されており、システムIC部40は、操作部56に対する操作状態を常時把握できる。
また、システムIC部40は、ストロボ44に接続されており、ストロボ44は、複数のLED60(例えば3個のLED60)及びLED60の発光を駆動するためのLEDドライバ42を備えている。システムIC部40は、LEDドライバ42を介して、各LED60の発光を制御するようになっている。また、LEDドライバ42には、LED60に大電流のパルス電流を供給するための電力を充電する充電部(図示省略)が設けられている。
また、デジタルカメラ10は、デジタル画像データにより示される被写体像やメニュー画面等をLCD38に表示させるための画像信号を生成してLCD38に供給するLCDインタフェース36を備えている。
その他、LCDインタフェース36では、画像データにより示される被写体像の画素配列に変換する画素配列変換処理、当該被写体像の画素数をLCD38の画素数に変換する画素数変換処理、当該被写体像に対するLCD38の特性等に応じたガンマ処理やシャープネス処理等の各種処理を実行するが、以上のようなLCDインタフェース36の動作は従来既知であるので、これ以上の説明は省略する。
また、デジタルカメラ10には、例えば、充電式の電池を備え、デジタルカメラ10の各部に電源を供給する電源部68が設けられている。
ADC28、LCDインタフェース36、システムIC部40、メモリインタフェース46、外部メモリインタフェース50、圧縮・伸張処理回路54、及び電源部68はシステムバスBUSを介して相互に接続されている。システムIC部40は、LCDインタフェース36、圧縮・伸張処理回路54、及び電源部68の作動の制御、並びにメモリ48及びメモリカード52へのメモリインタフェース46ないし外部メモリインタフェース50を介したアクセスを行なう。
次に、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の動作について説明する。ここでは、デジタルカメラ10によって被写体をフラッシュ撮影する場合について説明する。
まず、デジタルカメラ10の操作部56のモード切替スイッチが操作され、撮影モードに切り替えられると、システムIC部40において図3に示す撮影処理ルーチンが実行される。
ステップ100において、レリーズスイッチが押圧されたか否かが判定され、ユーザによってレリーズスイッチが押圧されると、ステップ100からステップ102に進み、LED60を特定する変数であるnを初期値の1に設定し、ステップ104において、メモリ48に記憶されている発光履歴情報テーブルからn番目のLED60の前回の発光履歴情報を読み込む。発光履歴情報テーブルは、図4に示すように、LED60を点灯した時間である発光時間と、発光したLED60を識別するLED識別情報との項目から構成されており、例えば、発光時間が早い順に発光履歴情報が登録されている。ステップ104では、n番目のLEDの前回の発光履歴情報として、LED識別情報がnである発光履歴情報の中で、一番発光時間が遅い発光履歴情報が読み込まれる。なお、LED60を発光する毎に発光履歴情報が発光履歴情報テーブルに登録されるようになっている。
そして、ステップ106で、ステップ104で読み込まれた発光履歴情報の発光時間に基づいて、n番目のLED60は、前回点灯してから予め定められたしきい時間以上経過しているか否かを判定し、現時点の時間と前回の発光時間との差が、しきい時間以上ある場合には、ステップ108において、LEDドライバ42に、n番目のLED60を発光させるための発光制御信号と、大電流のパルス電流を供給させるための電流供給信号とを出力し、n番目のLED60に大電流のパルス電流を供給させ、n番目のLED60を高輝度発光させて、ステップ116へ移行する。
ここで、しきい時間は、例えば、LED60が高輝度発光することにより発熱した後、LED60の発熱によって必要光量が確保できない状態のLED60の蓄熱量未満までLED60が放熱するのにかかる時間とし、実験的又は経験的に予めしきい時間を求めておく。
一方、ステップ106において、n番目のLED60が点灯してからしきい時間経過していない場合には、ステップ110で、nがLED60の数を示すN未満であるか否かを判定し、全てのLED60について、上記ステップ104、106の処理を行っていない場合には、ステップ112において、nをインクリメントして、ステップ104に戻り、次のLED60について、ステップ104、106の処理を行う。
また、ステップ110において、全てのLED60について、ステップ104、106の処理を行い、しきい時間経過していないLED60がなかった場合には、ステップ114において、LEDドライバ42に、全てのLED60を発光させるための発光制御信号と、電流を抑えたパルス電流を供給させるための電流供給信号とを出力し、光量を絞って、全てのLED60を発光させて、ステップ116へ移行する。
ステップ116では、撮影処理を行い、光学ユニット23を介して、CCD25によって被写体を撮影し、得られた画像信号に対してアナログ信号処理及びデジタル信号処理を行って、画像データをメモリ48に記憶させる。
そして、ステップ118では、LED60を点灯させた時間である発光時間と、発光させたLED60を示すLED識別情報とからなる発光履歴情報を発光履歴情報テーブルに登録し、撮影処理ルーチンを終了する。また、引き続き撮影を行う場合には、再び上記の撮影処理ルーチンを実行する。
以上説明したように第1の実施の形態に係るデジタルカメラによれば、ストロボにLEDを複数備え、前回点灯してから、ストロボとして必要な光量を確保できなくなる蓄熱量未満まで放熱するのにかかる時間であるしきい時間以上経過しているLEDを発光させることにより、必要光量が確保できなくなるほどの蓄熱量を有していないLEDを発光させるため、頻繁にLEDを発光させる場合であっても、LEDの光量を確保してフラッシュ撮影することができる。
また、フラッシュ撮影の際に、LEDの必要光量を発光させることにより、画質低下を防止することができる。
なお、上記の実施の形態では、しきい時間以上経過しているLEDがある場合に、1つのLEDのみ発光させる場合を例に説明したが、2つ以上のLEDを発光させてもよい。この場合には、しきい時間以上経過しているLEDが2つ見つかるまで、発光履歴情報テーブルの発光履歴情報に基づいて、判定を行うようにすればよい。
また、発光履歴情報の発光時間には、LEDを点灯した時間を登録する場合を例に説明したが、LEDを消灯した時間を登録するようにしてもよい。この場合には、発光制御信号及び電流供給信号を出力した時間に、パルス電流のパルス幅に相当する時間を加算した時間を発光時間として発光履歴情報に登録するようにすればよい。
また、しきい時間を、必要光量が確保できない状態のLEDの蓄熱量以下まで放熱するのにかかる時間とした場合を例に説明したが、LEDが発光することにより発した熱が放熱されるときに、LEDが点灯してから放熱の速度が鈍化するまでの時間をしきい時間としてもよく、この場合には、しきい時間が経過したときには、発光によって発熱したときの蓄熱量が、放熱によってほぼゼロまで減少した状態となっている。
また、メモリに発光履歴情報テーブルを記憶させる場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、外付けのメモリカードに発光履歴情報テーブルを記憶させるようにしてもよい。
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の部分については、同一符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態では、現時点から所定時間前までの間の発光回数に基づいて、発光するLEDを選択する点が第1の実施の形態と異なっている。
なお、第2の実施の形態におけるデジタルカメラの構成は、第1の実施の形態と同様であるため、構成に関する説明を省略する。
次に、第2の実施の形態に係るデジタルカメラ10のシステムIC部40で実行される撮影処理ルーチンについて図5を用いて説明する。なお、第1の実施の形態に係る撮影処理ルーチンと同様の処理については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
ステップ100において、レリーズスイッチが押圧されたか否かが判定され、ユーザによってレリーズスイッチが押圧されると、ステップ100からステップ102に進み、LED60を特定する変数であるnを初期値の1に設定し、ステップ200において、メモリ48に記憶されている発光履歴情報テーブルから、現時点から予め定められた規定時間までの間の過去規定時間内に該当する発光履歴情報を全て読み込む。ここで、規定時間は、例えば、20秒であり、発光履歴情報テーブルの発光時間の項目に基づいて、過去規定時間内に該当する発光履歴情報を全て読み込む。
そして、ステップ202で、ステップ200で読み込まれた発光履歴情報に基づいて、n番目のLED60は、過去規定時間内の発光回数が予め定められたしきい回数未満であるか否かを判定し、読み込まれた発光履歴情報の中に、n番目のLED60の発光履歴情報の数が、しきい回数と同数未満である場合には、ステップ108において、LEDドライバ42に、発光制御信号及び電流供給信号とを出力し、n番目のLED60に大電流のパルス電流を供給させ、n番目のLED60を高輝度発光させて、ステップ116へ移行する。
ここで、しきい回数は、例えば、LED60が過去規定時間内に複数発光することによって、熱が蓄積し、LED60の発熱による光量低下によって光量確保できなくなるときのLED60の蓄熱量以上になる発光回数とし、実験的又は経験的に予めしきい回数を求めておく。
一方、ステップ202において、n番目のLED60の発光履歴情報の数が、しきい回数と個数以上であった場合には、ステップ110で、nがLED60の数を示すN未満であるか否かを判定し、全てのLED60について、上記ステップ202の処理を行っていない場合には、ステップ112において、nをインクリメントして、ステップ202に戻り、次のLED60について、ステップ202の処理を行う。
また、ステップ110において、全てのLED60について、ステップ202の処理を行っていた場合には、ステップ114において、光量を絞って、全てのLED60を発光させて、ステップ116へ移行する。
ステップ116では、撮影処理を行い、ステップ118で、LED60を点灯させた時間と、発光させたLED60を識別情報とからなる発光履歴情報を発光履歴情報テーブルに登録し、撮影処理ルーチンを終了する。また、引き続き撮影を行う場合には、再び上記の撮影処理ルーチンを実行する。
以上説明したように第2の実施の形態に係るデジタルカメラによれば、ストロボにLEDを複数備え、過去規定時間内における発光回数が、ストロボとして必要な光量を確保できなくなる状態の蓄熱量以上となるしきい回数未満であるLEDを発光させることにより、必要光量が確保できなくなるほどの蓄熱量を有していないLEDを発光させるため、頻繁にLEDを発光させる場合であっても、LEDの光量を確保してフラッシュ撮影することができる。
次に、第3の実施の形態に係るデジタルカメラについて説明する。なお、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様の部分については、同一符号を付して説明を省略する。
第3の実施の形態では、前回点灯してからの経過時間がしきい時間以上であって、かつ、前回発光したLEDではないLEDを発光させるように制御する点が第1の実施の形態と異なっている。
なお、第3の実施の形態に係るデジタルカメラの構成は、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
次に、第3の実施の形態に係るデジタルカメラ10のシステムIC部40が実行する撮影処理ルーチンについて図6を用いて説明する。
ステップ100において、レリーズスイッチが押圧されたか否かが判定され、ユーザによってレリーズスイッチが押圧されると、ステップ100からステップ300に進み、メモリ48に記憶されている発光履歴情報テーブルから前回の発光履歴情報を読み込む。なお、発光履歴情報テーブルには、図4に示すように、発光時間が早い順に、発光履歴情報が登録されている場合には、ステップ300では、一番発光時間が遅い発光履歴情報を読み込む。
そして、ステップ102において、LED60を特定する変数であるnを初期値の1に設定し、ステップ302で、前回発光したLED60がn番目のLED60であるか否かを判定し、ステップ300で読み込んだ発光履歴情報のLED識別情報がnである場合には、ステップ110へ移行するが、一方、ステップ300で読み込んだ発光履歴情報のLED識別情報がnではない場合には、ステップ104で、メモリ48に記憶されている発光履歴情報テーブルからn番目のLED60の前回の発光履歴情報を読み込む。
そして、ステップ106で、ステップ104で読み込まれた発光履歴情報の発光時間に基づいて、n番目のLED60は、前回点灯してから予め定められたしきい時間以上経過しているか否かを判定し、現時点の時間と前回の発光時間との差が、しきい時間以上ある場合には、ステップ108において、n番目のLED60に大電流のパルス電流を供給させ、n番目のLED60を高輝度発光させて、ステップ116へ移行する。
一方、ステップ106で、n番目のLED60は、前回点灯してからしきい時間経過していない場合には、ステップ110へ移行する。
ステップ110では、nがLED60の数を示すN未満であるか否かを判定し、全てのLED60について、上記ステップ302、104、106の処理を行っていない場合には、ステップ112において、nをインクリメントして、ステップ302に戻り、次のLED60について、ステップ302、104、106の処理を行う。
一方、ステップ110において、全てのLED60について、ステップ302、104、106の処理を行っていた場合には、ステップ114において、光量を絞って、全てのLED60を発光させて、ステップ116へ移行する。
ステップ116では、撮影処理を行い、ステップ118で、LED60を点灯させた時間と、発光させたLED60を識別情報とからなる発光履歴情報を発光履歴情報テーブルに登録し、撮影処理ルーチンを終了する。また、引き続き撮影を行う場合には、再び上記の撮影処理ルーチンを実行する。
以上説明したように、第3の実施の形態に係るデジタルカメラによれば、ストロボにLEDを複数備え、前回点灯してから、ストロボとして必要な光量を確保できなくなる蓄熱量未満まで放熱するためのしきい時間以上経過しているLEDを発光させることにより、必要光量が確保できなくなるほどの蓄熱量を有していないLEDを発光させるため、頻繁にLEDを発光させる場合であっても、LEDの光量を確保してフラッシュ撮影することができる。
また、前回発光したLED以外のLEDを発光させて、発光させるLEDに偏りがでないようにするため、複数のLED各々の寿命を延ばすことができる。
次に、第4の実施の形態に係るデジタルカメラについて説明する。なお、第1の実施の形態と同様の部分については同一符号を付して説明を省略する。
第4の実施の形態では、LED60に蓄積された熱を熱伝導性の部材によって逃がすように構成されている点が第1の実施の形態と異なる。
第4の実施の形態に係るデジタルカメラのストロボ410では、LED60に正極端子60Aと負極端子60Bとが設けられ、正極端子60Aから電流が供給されると、LED60が発光するようになっている。
また、正極端子60A、60Bに接するように、熱伝導性の絶縁部材400が設けられ、熱伝導性の絶縁部材400と、電源部68の電池とを介在するように金属部材としての電池端子402が設けられている。
なお、他の構成について、第1の実施の形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
次に、第4の実施の形態に係るデジタルカメラの動作について説明する。
ユーザによってレリーズスイッチが押圧され、フラッシュ撮影が行われると、LED60が発光して、発熱する。そして、この熱は、LED60の正極端子60A、負極端子60B、熱伝導性の絶縁部材400を介して電池端子402に熱が伝導し、LED60の熱が電池端子402に逃がされ、LED60がより放熱される。これにより、絶縁部材400及び電池端子402を設けない場合に比べて、LED60の放熱速度が向上する。
また、電池端子402に伝導した熱は、電源部68の電池に伝導され、電池が温められる。
従って、LEDの熱が電池端子に逃がされて、LEDの放熱速度が向上し、LEDがより放熱され、熱が蓄積しにくくなるため、頻繁にLEDを発光させる場合であっても、LEDの光量を確保してフラッシュ撮影することができ、また、電源部の電池が温められるため、電池が効率化される。
本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラの構成を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラの電気系の主要構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラの撮影処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラの発光履歴情報テーブルの例を示す表である。 本発明の第2の実施の形態に係るデジタルカメラの撮影処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係るデジタルカメラの撮影処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係るストロボ及び電源部の構成を示す概略図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
25 CCD
40 システムIC部
42 ドライバ
44、 410 ストロボ
48 メモリ
52 メモリカード
56 操作部
60 LED
60A 正極端子
60B 負極端子
68 電源部
400 絶縁部材
402 電池端子

Claims (8)

  1. 発光することにより、被写体を照明するための複数のLEDと、
    前記複数のLEDに関する発光履歴情報であって、LEDの識別情報と共にLED毎の点灯時間及び消灯時間の何れか一方とを格納した発光履歴情報を記憶する記憶手段と、
    前記LEDを発光させるときに、前記記憶手段に記憶された前記発光履歴情報に基づいて、現時点から所定時間前までの間の発光回数をLED毎にそれぞれ求め、求められた前記発光回数に応じて、前記発光回数が所定の蓄熱量に対応する所定回数未満である、前記複数のLEDのうち一部のLEDのみに電流を供給して発光させる発光制御手段と、
    を含む撮影用照明装置。
  2. フラッシュ発光することにより、被写体を照明するための複数のLEDと、
    前記複数のLEDに関する発光履歴情報であって、LEDの識別情報と共にLED毎の点灯時間及び消灯時間の何れか一方とを格納した発光履歴情報を記憶する記憶手段と、
    前記LEDをフラッシュ発光させるときに、前記記憶手段に記憶された前記発光履歴情報に基づいて、前回点灯又は消灯してからの経過時間をLED毎にそれぞれ求め、求められた前記経過時間に応じて、前回点灯又は消灯してから所定の蓄熱量未満まで放熱するための予め定められた放熱時間以上経過している、前記複数のLEDのうち一部のLEDのみに電流を供給してフラッシュ発光させる発光制御手段と、
    を含む撮影用照明装置。
  3. 前記発光制御手段は、前記LEDを発光させるとき、前記発光回数が前記所定回数未満である所定個のLEDを見つけるまで、LED毎に、前記発光回数を求めて前記発光回数が前記所定回数未満であるか否か判定し、前記発光回数が前記所定回数未満であると判定された前記所定個のLEDのみに電流を供給して発光させる請求項1記載の撮影用照明装置。
  4. 前記発光制御手段は、前記LEDをフラッシュ発光させるとき、
    前回点灯又は消灯してから前記放熱時間以上経過している所定個のLEDを見つけるまで、LED毎に、前記経過時間を求めて前記経過時間が前記放熱時間以上であるか否か判定し、前記経過時間が前記放熱時間以上であると判定された前記所定個のLEDのみに電流を供給してフラッシュ発光させる請求項2記載の撮影用照明装置。
  5. 前記発光制御手段は、前回点灯又は消灯してから、前記放熱時間以上経過しており、かつ、前回発光したLEDではない、前記複数のLEDのうち一部のLEDのみに前記電流を供給してフラッシュ発光させる請求項2又は4記載の撮影用照明装置。
  6. 前記LEDに供給される電流は、パルス電流である請求項1〜請求項5の何れか1項記載の撮影用照明装置。
  7. 前記記憶手段は、内蔵メモリ及び外部メモリの何れか一方である請求項1〜請求項6の何れか1項記載の撮影用照明装置。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか1項記載の撮影用照明装置と、
    前記被写体を撮影する撮影手段と、
    を含む撮影装置。
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