JP2842762B2 - 赤外線利用データ転送装置 - Google Patents

赤外線利用データ転送装置

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JP2842762B2
JP2842762B2 JP5162663A JP16266393A JP2842762B2 JP 2842762 B2 JP2842762 B2 JP 2842762B2 JP 5162663 A JP5162663 A JP 5162663A JP 16266393 A JP16266393 A JP 16266393A JP 2842762 B2 JP2842762 B2 JP 2842762B2
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田中  淳司
正信 渡辺
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Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters

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  • Optical Communication System (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、赤外線を利用したデ
ータ転送装置に関し、特に、振幅変調(ASK)による
ベースバンド方式の赤外線を用いて大量のデータを転送
するデータ転送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、コードレス電話機、移動通信端
末、あるいはワイヤレスリモコン等が日常生活の中に普
及し、さらに無線LANも実用化が推進され、ますます
無線通信の重要性が高まっている。比較的近距離の無線
通信の一方式として注目されているものの中に、振幅変
調(ASK:Amplitude shift keying)によるベースバ
ンド方式の赤外線を利用したデータ転送方式がある。こ
れは、通常調歩同期方式を用いて、1バイト単位のデー
タを転送するものである。
【0003】図10に示すように、一般に、一送信単位
のデータはスタートビット‘1’で始まり8ビットの送
信データ(B0〜B7)、パリティービット、及びスト
ップビット‘0’の合計11ビットで表される。
【0004】赤外線を用いたデータの送信は、赤外線を
発光させるLEDを点滅させることによって行われる。
具体的には、例えば、データのビットが‘1’である時
に所定の時間だけ、副搬送波周波数で変調をかけた信号
によって赤外線発光用LEDを点滅させる。例えば、変
調を500KHzで行うとすると、‘1’を1秒間連続
して送り続ける場合には、LEDは50万回点滅を繰り
返す。データのビットが‘0’の時には、所定の時間だ
けLEDは消灯させられる。
【0005】受信側では、フォトダイオード,フォトト
ランジスタ等の受光器を用いて赤外線を受光し、アン
プ、フィルタ及び復調回路を通すことによって送信デー
タを復元させる。また、通信の伝送品質を確保し数10
Kバイトという大量のデータを連続して送信するため
に、エラー検出や再送を行うベーシック手順やHDLC
手順などの通信回線制御手順によって実際のデータ転送
が行われる。
【0006】以上のように‘1’のデータを転送すると
きに、赤外用LEDを点滅させるデータ転送方式では、
FFHのデータを転送して送信するような状態が生じた
場合には、図11に示すように、LEDの点滅時間が非
常に長くなり、LEDの発熱が大きく、LEDの熱によ
る性能劣化を早めることにつながる。
【0007】LEDの熱による性能劣化は、LEDの発
光のパワー不足又は、発光の遅延等をもたらし、LED
の点滅の時間的特性に影響を与え、結局は受信側で受光
できないという通信品質の早期低化をまねくことにな
る。
【0008】そこで、従来は、LEDの発熱を抑えるた
めに、次のような方法が考えられていた。 1)‘1’の連続転送をなるべく少なくするために、一
定時間たとえば1000msecデータ転送をしたら、所定
時間たとえば10msecデータ転送を休止する時間を設け
る。 2)1送信単位のデータの転送直後に、所定の休止時間
を設ける。たとえば図12に示すように、ストップビッ
ト(stop)送信後、5ビット分の強制休止時間を設ける。
【0009】3)図13に示すように、1ビット当たり
にLEDの点滅期間と消灯期間を持つRZ(return to z
ero)方式によりデータ転送を行う。 以上の1)〜3)は、いずれもLEDを消灯させる時間
である休止時間を集中的にあるいは分散させてとり、L
EDの冷却時間を設けたものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のような
方法においては、LEDの冷却時間を設けることによっ
て、LEDの発熱をやわらげ、LEDの寿命の向上には
つながるが、いずれの場合も通信速度が低下するという
問題が生じる。また、RZ方式では、1ビット当たりの
LEDの点滅回数が少なく、空間でのデータ転送という
さまざまな障害の発生しやすい環境の下での通信では、
信頼性が問題となりうる。
【0011】また、赤外線を用いて1バイト当りの転送
速度を有線の転送速度よりも高速にしたにもかかわら
ず、LEDの発熱を抑えるための休止時間を設けること
によって、本来意図した高速の通信ができなくなる恐れ
がある。さらに、通信の信頼性が劣化することによって
も、通信制御手順による再送等が頻繁に行われることに
なり、通信速度の低下をまねくことになる。
【0012】この発明は、以上のような事情を考慮して
なされたものであり、LEDの連続発光による熱の発生
がもたらす通信品質の低下を抑えるために、1送信単位
の送信データを構成するビット列に対応した休止時間す
なわちLEDの発光休止時間を設けることにより、通信
品質を維持しながら、通信速度の低下を最小限に抑える
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1にこの発明の基本構
成のブロック図を示す。同図において、この発明は
‘0’と‘1’との2値で表されるビット列からなるデ
ジタルデータを所定のフォーマットに組み立てて1送信
単位の送信データを生成する送信データ生成手段1と、
1送信単位の送信データを1つだけ格納する送信バッフ
ァ2と、送信バッファ2に格納された送信データを変調
し赤外線発光LEDを用いて順次空間に送出するデータ
転送手段3とを備えた赤外線利用データ転送装置におい
て、前記送信バッファ2に格納された1送信単位の送信
データを構成する‘0’及び‘1’の個数から定められ
る隣接補正係数を求める補正係数生成手段4と、前記デ
ータ転送手段3が1送信単位の送信データを送出した後
に付加される送信休止時間を前記隣接補正係数から求め
る補正用休止時間生成手段5と、前記データ送信手段3
が1送信単位の送信データの送出を完了したことを検出
し、前記補正用休止時間生成手段5から出力された送信
休止時間の経過をカウントし、送信休止時間の経過後、
前記送信データ生成手段1に次のデータを生成させる指
示を与えるタイマー監視手段6とを備えたことを特徴と
する赤外線利用データ転送装置を提供するものである。
【0014】ここで、前記補正係数生成手段4が前記隣
接補正係数を求める場合に、前記隣接補正係数nの初期
値を0とし、前記補正係数生成手段4が、前記隣接補正
係数(n)の初期値を0とし、前記送信バッファ2に格
納された1送信単位の送信データを構成するビット列を
送信順方向に検索し、各ビットの値を確認し、‘1’が
2個以上連続した場合にその‘1’の連続個数−1(C
T1)をnに加算し、その連続した‘1’のビット列に
続く‘0’の連続個数−1(CT0)をnに減算し、n
がn≦0の場合にはnを0に設定し、1送信単位の送信
ビット列の確認が終了するまで前記CT1の加算及び前
記CT0の減算をすることが好ましい。
【0015】また、この発明の赤外線利用データ転送装
置は、前記送信バッファ2に格納された1送信単位の送
信データを構成する‘1’の個数をカウントしその累積
値を出力する累積計数手段7と、前記累積値が所定の累
積最大値よりも大きくなるかどうかを監視する累積値監
視手段8と、前記累積値が累積最大値よりも大きくなっ
た場合に、前記データ転送手段3が1送信単位の送信デ
ータを送出した後に付加される送信休止時間を生成する
放熱用休止時間生成手段9と、前記データ転送手段3が
1送信単位の送信データの送出を完了したことを検出
し、前記放熱用休止時間生成手段9から出力された送信
休止時間の経過をカウントし、送信休止時間の経過後、
前記送信データ生成手段1に次のデータを生成させる指
示を与えるタイマー監視手段6とからなる構成を有して
もよい。
【0016】ここで、前記した各手段の動作は通常中央
制御装置(CPU)によって行われる。CPUは、その
周辺回路として、RAM,ROMなどのメモリを有し、
外部機器とのデータの入出力を行うために、入出力制御
インタフェース回路を有していることが多い。ROMに
は、CPUが前記各手段の機能を実行するための手順が
書かれたプログラムが格納されている。RAMには、1
送信単位の送信データを格納する送信バッファや転送デ
ータを記憶しておく領域、補正係数、累積値及び休止時
間など各手段の処理に必要なデータを記憶しておく領域
などがあらかじめ設定されている。
【0017】タイマー監視手段6は、設定された数値を
ある一定の時間間隔で計数するカウンタであり、CPU
内部又は外部に設けることができる。データ転送手段3
は、主としてデジタル信号を変復調する回路と赤外線と
発光及び受光する回路からなる。赤外線の発光にはLE
Dが用いられることが好ましい。
【0018】
【作用】‘0’と‘1’との2値で表されるビット列か
らなるデジタルデータは、送信データ生成手段1によっ
てデータ転送を行うために定められた1送信単位のフォ
ーマットに組み立てられる。
【0019】送信データ生成手段1によって生成された
1送信単位の送信データは、一旦送信バッファ2に格納
され、さらにデータ転送手段3によって変調され、赤外
線発光LEDから空間に送出される。このとき、補正係
数生成手段4は、送信バッファ2に格納された送信デー
タを構成する‘0’及び‘1’の個数から隣接補正係数
を求める。
【0020】隣接補正係数nは、まず初期値を0とし、
前記送信データを構成するビット列を送信順方向に検索
し、各ビットの値を確認し、‘1’が2個以上連続した
場合にその‘1’の連続個数−1(CT1)をnに加算
し、その連続した‘1’のビット列に続く‘0’の連続
個数−1(CT0)をnに減算し、nがn≦0の場合に
はnを0に設定し、1送信単位の送信ビット列の確認が
終了するまで前記CT1の加算及び前記CT0の減算を
することによって求められる。
【0021】次に前記隣接補正係数より送信データを送
出した後に付加される送信休止時間を求める。次に、タ
イマー監視手段6は送信バッファ2に格納された送信デ
ータの送出が完了したことを検出した後、前記送信休止
時間が経過することをカウントし、送信休止時間が経過
した後、前記送信データ生成手段1に次のデータを生成
させる指示を与える。
【0022】また、隣接補正係数を求めて送信休止時間
を決めるかわりに、送信データを構成する‘1’の個数
をカウントして送信休止時間を決めることもできる。こ
の場合において、累積計数手段7が、送信バッファ2に
格納された1送信単位の送信データを構成する‘1’の
個数すなわち累積値をカウントする。
【0023】次に、累積値監視手段8が、前記累積値が
所定の累積最大値よりも大きくなるかどうかを監視し、
累積最大値よりも大きくなった場合に、放熱用休止時間
生成手段9が送信データを送出した後に付加される送信
休止時間を生成する。
【0024】このように、この発明によれば、1送信単
位の送信データを構成するビット列に対応した送信休止
時間すなわちLEDの発光休止時間を設けているので、
通信品質を維持しながら通信速度の低下を最小限に抑え
ることができる。
【0025】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明
を詳述する。なお、これによってこの発明が限定される
ものではない。図2に、この発明のデータ転送装置を利
用した、情報処理装置の基本構成のブロック図を示す。
【0026】ここでの情報処理装置とは、パソコン、ワ
ードプロセッサなどの機器に、赤外線によるデータ転送
を行う機能を付加したものであり、赤外線を利用した空
間伝送をするため、データ転送を行う機器は同一室内で
見通しのよい位置関係にあることが好ましい。
【0027】21はCPUであり、この情報処理装置の
データ転送及び文書作成等の諸機能を実行させる中央制
御装置である。22はROMであり、CPUが実行する
プログラムや固定データ等が記憶される素子である。
【0028】23はRAMであり各種機能を実行する上
で必要となるデータを一時保存する素子であり、データ
転送に関していえば、送信データ及び受信データの格
納、送信データの組立て及び受信データの抽出などに必
要な情報の記憶、タイマー設定値、カウント値、及びポ
インタアドレスなどを記憶する素子である。
【0029】24は、表示装置であり、CRTあるいは
液晶表示ディスプレイ(LCD)等が使われる。25
は、入力装置であり、キーボード又はマウス、ペンある
いはトラックボールなどのポインティングデバイスが用
いられ、データ送信や受信の処理を指示するものであ
る。
【0030】26は、データ通信における基本となる時
間の設定を行い、その時間の経過をカウントするタイマ
ーであり、たとえば、この発明で利用するLEDの発光
休止時間の設定及びカウントを行うものである。
【0031】28は、赤外線発光LED、搬送波周波数
発生回路、変調回路、及びアンプからなる赤外線通信ユ
ニットであり、従来の赤外線リモコンで用いられていた
ものを利用してもよい。ここで、赤外線通信ユニット2
8は従来の技術で示したものと同様に、ビット値が
‘1’のときに、所定の周波数の赤外線を発光し、
‘0’のときには赤外線の発光は停止する機能を持つも
のとする。
【0032】27は、送受信制御インタフェースであ
り、CPUから送られた1送信単位のデータを赤外線通
信ユニット28に送る転送制御及び赤外線通信ユニット
28からの受信データをCPU21へ送る転送制御を行
うものである。
【0033】次に、この発明の第1実施例について説明
する。これは、1送信単位のデータのビット列から隣接
補正係数を求めてLEDの発光休止時間を設けるもので
ある。
【0034】図4に、1送信単位の送信データのビット
列の例を示す。また、各送信データに対する第1実施例
で用いられる隣接補正係数及び出現する‘1’の数を示
す。同図に示すように、1送信単位の送信データは、ス
タートビットB0〜B7で表される8ビットのデータ、
パリティビット及びストップビットの合計11ビットか
らなる。
【0035】ここでスタートビットは必ず‘1’とし、
ストップビットは‘0’とする。またパリティービット
は偶数パリティーとし、ビット列B0〜B7の‘1’の
数が偶数個のときパリティビットは‘1’となり、奇数
個のとき‘0’となる。
【0036】図3に、第1実施例の送信データのビット
列の例を示す。送信されるデータは、一旦RAM23に
記憶され、CPU21が1バイト(B0〜B7)単位ご
とに、データを取り出し、スタートビット、パリティー
ビット及びストップビットを付加して図4に示したよう
な送信データの構成に組立てる。組立てられた11ビッ
トのビット列からなる送信データは、RAM23内に確
保された特定の領域である送信バッファに格納される。
【0037】送信バッファ内の送信データはスタートビ
ットを先頭とし、B0〜B7、パリティービット、スト
ップビットの順に取り出され、CPU21から赤外線通
信ユニット28に送られる。赤外線通信ユニット28
は、ビット値が‘1’のときに、たとえば500KHz
の副搬送波周波数でデータ‘1’を示す信号を変調し、
トランジスタを利用したスイッチング回路を利用して所
定の時間たとえば1msecLEDから赤外線を発光させ
る。ビット値が‘0’の時は、発光は停止される。
【0038】第1実施例では、図3に示すようにストッ
プビットの送信後に、LEDの発光を停止する隣接補正
用休止時間が設けられる。この隣接補正用休止時間は、
次に示す隣接補正係数によって決められるものである。
隣接補正係数は、1送信単位である11ビットの送信デ
ータビット列の中に含まれる‘1’の連続個数とそれに
続く‘0’の連続個数から決められる数値であり、赤外
線発光LEDの放熱時間すなわち1送信単位のビット列
の送信後に確保される休止時間を設定するものである。
【0039】以下に、第1実施例におけるこの隣接補正
係数を定める例を示す。隣接補正係数をnとし、初期値
をn=0とする。まず、1送信単位の送信データのビッ
ト列の送信順に、‘1’が2個以上連続するかどうかを
調べる。すなわちスタートビットから順に調べていく。
【0040】‘1’が2個以上連続する場合には、その
‘1’の連続個数−1を隣接補正係数nとして記憶す
る。ここで、‘1’の連続個数−1をCT1と表すとす
るとn=CT1となる。
【0041】次に、この連続した‘1’のビット列に続
いて‘0’の2個以上の連続ビット列がないかどうかを
調べる。あるいは、連続した‘1’のビット列の後に
‘0’が1つあり、その後にまた連続した‘1’のビッ
ト列がある場合は、その‘1’の連続個数−1(CT
1)を計算し、前記nに加算する。すなわちn=n+C
T1を計算する。
【0042】‘0’の2個以上の連続ビット列が存在す
る場合には、その‘0’の連続個数−1を記憶し、前記
nに減算する。ここで‘0’の連続個数−1をCT0と
表すことにすると、n=n−CT0を計算する。
【0043】このとき隣接補正係数nが負の数となった
場合、n=0と設定する。これは、‘1’の連続ビット
に続く‘0’の連続ビットの方が長く、LEDの点滅し
ない休止時間が十分とられると考えられ、また、負の休
止時間を設定すること、すなわち、休止時間を減らすこ
とは物理的にできないことによる。
【0044】以上のように、1送信単位の送信するビッ
ト列の順方向に、前記CT1と前記CT0を求め、順
次、CT1をnに加算又はCT0をnに減算し、途中で
nが負の数になった場合には、n=0に設定し、1送信
単位の11ビットのビット列すべてに対して‘1’及び
‘0’の連続ビット列の確認が終了するまでnに対する
演算を続ける。こうして、演算終了時のnの値が1送信
単位のビット列の隣接補正係数として記憶される。
【0045】以上のようにして隣接補正係数を求める
が、図4を用いて具体例を説明する。図4のAに示す送
信ビット列において、まず、B4〜B7に‘1’が4つ
連続するビット列が見つけられる。これは、たとえばC
PU21が送信バッファ内の送信データをスタートビッ
トから順に検索し、各ビット値が‘1’かどうかを確認
し、また‘1’の連続個数をカウントすることによって
実現される。このとき、CT1=4−1=3が記憶さ
れ、n=3となる。
【0046】次に、パリティービットとストップビット
は‘0’であり、‘0’が2個連続するためCT0=2
−1=1が記憶される。n=n−CT0=3−1=2と
なり、1送信単位のビット列すべてが調べられたので、
この場合は隣接補正係数は2となる。
【0047】図4のBに示す送信ビット列の場合は、ま
ず、スタートビット、B0と‘1’が連続するので、C
T1=2−1=1となる。次に、B1〜B3まで‘0’
が連続するのでCT0=3−1=2となる。
【0048】n=CT1−CT0=1−2=−1となる
が、n<0となるので、前記したように、n=0とす
る。さらに、B4からパリティービットまで‘1’が5
つ連続するので、CT1=5−1=4となる。したがっ
て、n=n+CT1=0+4=4となる。これ以降スト
ップビット‘0’があるだけなので、この例では隣接補
正係数は4となる。
【0049】図4のCに示す送信ビット列の場合は、ス
タートビットからB1まで‘1’が3つ連続し(CT1
=2)、B2からB3まで‘0’が2つ連続する(CT
0=1)ので、n=2−1=1(>0)となり、さら
に、B4〜B7まで‘1’が4つ連続し(CT1=
3)、パリティビットとストップビットによって‘0’
が2つ連続する(CT0=1)ので、n=n+CT1−
CT0=1+3−1=3となる。すなわち、この例で
は、隣接補正係数は3となる。
【0050】以上、隣接補正係数を求める具体例を示し
たが、B0〜B7の8ビットで表されるデータのビット
列は、全部で256通りあり、同様の方法によってそれ
ぞれのデータについて隣接補正係数が求められる。この
隣接補正係数の値に対して、あらかじめ定められている
隣接補正用休止時間が求められる。たとえば、図3にお
いては、隣接補正係数は2となり、2ビットデータの送
信時間に担当する時間だけ、隣接補正用休止時間を設け
た例を示している。
【0051】この隣接補正用休止時間は、使用する赤外
線発生LEDの劣化特性、発光パワー、データの転送速
度、及びLEDの付近の外気温度等の条件によって、異
なる数値を設定すべきものであり、一意的に隣接補正係
数から決められるものではない。従って、前記条件をキ
ーボード等から設定入力することができるようにし、こ
れらの条件を考慮してある隣接補正係数に対応する休止
時間を調整できるようにすることが好ましい。
【0052】図5に、第1実施例のデータ通信のフロー
チャートを示す。以下の動作は、CPU21がROM2
2に格納されたプログラムに従って行うものである。ス
テップS1において、送信すべきデータをRAM23内
の特定のデータ格納領域に格納する。また、このデータ
格納領域には、1バイトごとにアドレスが付与されてお
り、送信する1バイトデータが格納されているアドレス
を指示するデータポインタの初期値を前記データ格納領
域の先頭のアドレスにセットする(ステップS2)。
【0053】ステップS3において、送信すべきデータ
があるかどうかをチェックし、データがない場合(デー
タエンド)には、データ送信を終了し、データがある場
合にはステップS4へ進む。ステップS4において、デ
ータポインタが指示するアドレスに格納されている1バ
イトデータを読み出し、スタートビット、パリティビッ
ト及びストップビットを付加して実際に送信する形式の
データに組立てて、RAM23の中の送信バッファに格
納する。
【0054】ステップS5において、CPU21が送信
バッファに格納された送信データを送受信制御インタフ
ェース27に転送し、送受信制御インタフェース27
は、赤外線通信ユニット28を通して送信データを送信
する。赤外線通信ユニット28は、前記したように、デ
ータが‘1’のときは、変調された赤外線を一定時間L
EDから発光させ、データが‘0’のときにはLEDの
発光は停止させる。
【0055】ステップS6において、送受信制御インタ
フェース27がデータ送信制御を行っている間に、CP
U21は送信バッファに格納された送信データに対応し
た隣接補正係数を求め、さらにステップS7においてL
EDの発光休止時間すなわち隣接補正用休止時間tm1
を算出する。
【0056】隣接補正係数は前記したように、1送信単
位である11ビットのビット列を構成する‘0’と
‘1’の連続個数の差より求められる。図14〜図21
に、請求項2に示した方法により求めた256通りの1
バイトデータに対する隣接補正係数を示す。
【0057】さらに、隣接補正用休止時間は、LEDの
劣化特性、発光パワーなどの要因を考慮して、隣接補正
係数から決定される。隣接補正係数及び隣接補正用休止
時間はRAM23に記憶しておく。
【0058】次にステップS8において、CPU21
は、前記したステップS5におけるデータ送信が終了し
たかどうかを監視する。CPU21がデータ送信が終了
したかどうかを検出する方法は、たとえば、送受信制御
インタフェース27から、データ送信終了時に割込み信
号をCPU21に送るか、又は、CPU21が送受信制
御インタフェース27から送られてくるデータ送信終了
のレスポンス信号を受信することで行うことが望まし
い。ステップS8でデータ送信が終了したことが検出さ
れると、ステップS9へ進む。
【0059】ステップS9では、ステップS7で算出さ
れた隣接補正用休止時間tm1が0以下の場合にはステ
ップS12へ進み、正の数値の場合にはステップS10
へ進む。ステップS10において、CPU21はタイマ
ー26にステップS7で求められた休止時間tm1の値
を設定しタイマーを起動させる。
【0060】ステップS11において、タイマー26は
タイムアウトするまでカウントを続ける。ステップS1
1において、タイマー26が設定された休止時間の値の
カウントを終了した場合、タイマー26からCPU21
へカウントを終了したことを示す信号を送る、又はCP
U21がタイマー26の状態を常時監視する等の方法に
よって、タイマー26のカウントが終了したことをCP
U21が検出し、次の送信データを読み出すために、C
PU21はデータポインタを次の送信データのアドレス
を指すように更新する(ステップS12)。
【0061】更新後、次の送信データを送信するため
に、ステップS3へ戻る。ステップS3へ戻った後は、
次の送信データの送信動作に入るが、タイマー26によ
って休止時間のカウントがされていた時間だけLEDの
発光が停止されており、次のデータ送信が始まる前に、
図3に示したような隣接補正用休止時間が確保される。
【0062】以上のように、1送信単位のビット列の
‘0’及び‘1’の連続個数から隣接補正係数を求め
て、1送信単位データの送信後に設ける休止時間を設定
することにより、従来のような固定化された休止時間を
設ける場合よりも、転送速度の低下を改善することがで
きる。
【0063】すなわち、従来のように、固定化された休
止時間を設ける場合には、最悪‘1’が9ビット連続す
るビット列を送信するときに設けるべき休止時間が、固
定化された休止時間として採用すべきであるので、休止
時間がそれほど必要でないビット列を送るときにも、最
長の休止時間がとられることになり、転送速度は遅い。
【0064】一方、この発明のように隣接補正係数に応
じて休止時間を定める場合には、送信データが均一に分
布するとみなすと、256個の隣接補正係数の平均は
1.45であり、これは隣接補正係数の最大値7の約1
/5であるので、休止時間によるデータ転送の遅延時間
が約1/5に短縮され、転送速度を改善することができ
る。また、このような休止時間を設けることにより、L
EDの発熱を抑えデータ転送の品質の劣化を抑えること
ができる。
【0065】次に、この発明の第2実施例について説明
する。これは、一連のデータ転送中に‘1’の送信個数
が所定値よりも大きくなった場合にLEDの発光休止時
間を設けるものである。
【0066】図6に、第2実施例の送信データのビット
列の例を示す。ここでは、1送信単位のデータのビット
列しか示していないが、一般に、長時間連続的にデータ
転送が行われる場合に、‘1’の送信個数をいくつかの
送信単位のビット列にわたって累積していき、その累積
値が所定の累積最大値よりも大きくなったときの送信デ
ータのビット列の後に休止時間を設ける。この休止時間
を放熱用休止時間と呼ぶ。
【0067】放熱用休止時間は、送信開始時から送信さ
れる‘1’の数すなわちLEDの点滅回数がある一定値
を越えたときに、LEDに蓄積された熱を放出させるた
めに設けられる休止時間である。
【0068】また、前記所定の累積最大値は、‘1’の
送信個数がその値を越えた時に、LEDに蓄積された熱
がデータ転送に影響を及ぼす可能性があると考えられる
値を選ぶ必要がある。放熱用休止時間及び放熱用休止時
間を設ける基準となる所定の累積最大値は、使用する赤
外線発光LEDの劣化特性、発光パワー、データの転送
速度及びLEDの付近の外気温度等を考慮して決める必
要がある。したがって、キーボード等から所定の累積最
大値やその他の条件を設定入力できるようにすることが
望ましい。
【0069】図7に、第2実施例のデータ通信のフロー
チャートを示す。ROM22又はRAM23に前記した
放熱用休止時間を決める所定の累積最大値(CP)が格
納されているものとする。
【0070】ステップS21において、送信すべきデー
タをRAM23内の特定のデータ格納領域に格納する。
ステップS22において、データポインタを前記データ
格納領域の先頭アドレスにセットする。
【0071】ステップS23において、‘1’の送信数
をカウントする累積カウンタSUM及び放熱用休止時間
tm2に初期値0をセットする。ステップS24におい
て、送信すべきデータがあるかどうかをチェックし、デ
ータがない場合(データエンド)には、データ送信を終
了し、データがある場合には、ステップS25へ進む。
【0072】ステップS25において、データポインタ
が指示するアドレスに格納されている1バイトデータを
読み出し、11ビットの送信データを組立て、RAM2
3の中の送信バッファに格納する。ステップS26にお
いて、CPU21が送信バッファに格納された送信デー
タを送信制御インタフェース27に転送し、送受信制御
インタフェース27は、赤外線送信ユニット28を通し
て送信データを送信する。
【0073】ステップS27において、送信バッファに
格納された送信データに含まれる‘1’の個数SUM1
を求める。ステップS28において、送信された‘1’
の累積個数SUMを求める。すなわち、SUM=SUM
+SUM1を計算する。
【0074】ステップS29において、‘1’の累積個
数SUMが累積最大値CPよりも大きいかどうかを判断
し、SUMがCPよりも大きい場合には、ステップS3
0へ進み、その他の場合には、ステップS32へ進む。
ステップS30において、放熱用休止時間tm2にあら
かじめ設定された休止時間の値をセットする。
【0075】ステップS31において、次に新たに
‘1’の個数を数えるために、‘1’の累積個数SUM
を0に設定する。ステップS32において、CPU21
は、ステップS26におけるデータ送信が終了したかど
うかを監視する。ステップS32でデータ送信が終了し
たことが検出された場合には、ステップS33へ進む。
【0076】ステップS33では、ステップS30で放
熱用休止時間tm2にセットされた時間が0以下の場合
にはステップS36へ進み、正の数値の場合にはステッ
プS34へ進む。ステップS34において、CPU21
はタイマー26に放熱用休止時間tm2を設定し、タイ
マーを起動させる。
【0077】ステップS35において、タイマー26は
タイムアウトするまでカウントを続け、タイマー26が
放熱用休止時間のカウントを終了した場合、次の送信デ
ータを読み出すためにCPU21はデータポインタを次
の送信データのアドレスへ更新する(ステップS3
6)。
【0078】更新後、次の送信データを送信するため
に、ステップS24へ戻る。ステップS24へ戻った後
は、次の送信データの送信動作に入るが、タイマー26
によって休止時間のカウントがされていた場合には、次
のデータ送信が始まる前に図6に示したような放熱用休
止時間が確保される。
【0079】以上のように、送信データのビット列の中
に含まれる‘1’の個数を数えて、この‘1’の個数の
累積値が所定の累積最大値よりも大きくなった場合に、
1送信単位データの送出後に所定の放熱用休止時間を設
けることにより、従来の固定化された休止時間を設ける
場合よりも、転送速度の低下改善することができる。
【0080】第1実施例で示した隣接補正用休止時間は
送信されるデータのビット列によって決まる隣接補正係
数から求められ、1送信単位データごとに、設けられる
ものであるのに対し、第2実施例で示した放熱用休止時
間は送信した‘1’の個数が所定の累積最大値よりも大
きくなったとき、すなわち、LEDに蓄積された熱がデ
ータ転送に影響を及ぼすおそれがあると判断されたとき
の1送信単位データの直後のみに、設けられるものであ
る。また、第1実施例と同様に休止時間を設けることに
よりLEDの発熱を抑え、データ転送の品質劣化を抑え
ることができる。
【0081】次に、この発明の第3実施例について説明
する。これは、第1実施例で示した隣接補正用休止時間
と第2実施例で示した放熱用休止時間とを組合せてデー
タ転送の中に設けたものであり、より長時間の通信が行
われる場合にも、LEDの放熱をより効率的に促進しデ
ータ転送の品質の低下を抑えようとするものである。
【0082】図8に、第3実施例の送信データのビット
列の例を示す。ここでは、1送信単位のデータのビット
列の直後に、隣接補正用休止時間と放熱用休止時間の両
方を設けているが、第1実施例で示したように、隣接補
正用休止時間は1送信単位のデータごとに決められるも
のであり、第2実施例で示したように、放熱用休止時間
は‘1’の送信個数が所定の累積最大値を越えたときの
1送信単位データの直後に入れられるものであるので、
この例のように必ずしも常に両方の休止時間が設けられ
るわけではない。
【0083】図9に、第3実施例のデータ通信のフロー
チャートを示す。第2実施例と同様、あらかじめ‘1’
の累積値と比較される累積最大値CPがRAM23に格
納されているものとする。
【0084】ステップS51において、送信すべきデー
タをRAM23内の特定のデータ格納領域に格納する。
ステップS52において、データポインタを前記データ
格納領域の先頭アドレスにセットする。
【0085】ステップS53において、設定すべき休止
時間tm1、‘1’の送信数をカウントする累積カウン
タSUM及び放熱用休止時間tm2に初期値0をセット
する。ステップS54において、送信すべきデータがあ
るかどうかをチェックし、データがない場合(データエ
ンド)には、データ送信を終了し、データがある場合に
は、ステップS55へ進む。
【0086】ステップS55において、データポインタ
が指示するアドレスに格納されている1バイトデータを
読み出し、11ビットの送信データを組立て、RAM2
3の中の送信バッファに格納する。ステップS56にお
いて、CPU21が送信バッファに格納された送信デー
タを送受信制御インタフェース27に転送し、送受信制
御インタフェース27は赤外線通信ユニット28を通し
て送信データを送信する。
【0087】ステップS57において、CPU21は、
送信バッファに格納された送信データに対応した隣接補
正係数を求める。ステップS58において、この隣接補
正係数によってあらかじめ定められたLEDの発光休止
時間すなわち隣接補正用休止時間を求め休止時間tm1
に代入する。
【0088】ステップS59において、送信バッファに
格納された送信データに含まれる‘1’の個数SUM1
を求める。ステップS60において、送信された‘1’
の累積個数SUMを求める。すなわちSUM=SUM+
SUM1を計算する。
【0089】ステップS61において、‘1’の累積個
数SUMが累積最大値CPよりも大きいかどうかを判断
し、SUMがCPよりも大きい場合には、ステップS6
2へ進み、その他の場合には、ステップS65へ進む。
ステップS62において、放熱用休止時間tm2に、あ
らかじめ設定された休止時間の値をセットする。
【0090】ステップS63において、設定すべき休止
時間tm1に前記tm2を積算する。すなわちtm1=
tm1+tm2を計算する。ステップS64において、
次に新たに‘1’の個数を数えるために、‘1’の累積
個数SUMを0に設定する。
【0091】ステップS65において、CPU21は、
ステップS56におけるデータ送信が終了したかどうか
を監視する。ステップS65でデータ送信が終了したこ
とが検出された場合には、ステップS66へ進む。ステ
ップS66では、休止時間tm1にセットされた時間が
0以下の場合にはステップS69へ進み、正の数値の場
合にはステップS67へ進む。
【0092】ステップS67において、CPU21はタ
イマー26に休止時間tm1を設定し、タイマーを起動
させる。ステップS68において、タイマー26はタイ
ムアウトするまでカウントを続け、タイマー26が休止
時間tm1のカウントを終了した場合、次の送信データ
を読み出すために、CPU21はデータポインタを次の
送信データのアドレスを指すように更新する(ステップ
S69)。
【0093】更新後、次の送信データを送信するため
に、ステップS54へ戻る。以上のように、1送信単位
のデータ転送の中に隣接補正用休止時間と放熱用休止時
間を組合せた休止時間を設けることによって、LEDの
放熱をより効率的に促進でき、さらにデータ転送の品質
の低下を抑えることができる。
【0094】
【発明の効果】この発明によれば、1送信単位の送信デ
ータを構成する‘0’及び‘1’の個数から定められる
隣接補正係数を求めて1送信単位の送信データを送出し
た後に付加される送信休止時間を生成し、1送信単位の
送信データの送出後ごとにこの送信休止時間を設けるた
め、LEDの発熱を適性に抑え、通信品質を維持しなが
ら通信速度の低下を最小限に抑えることができる。
【0095】1送信単位の送信データを構成する‘1’
の個数をカウントし、その累積値が所定の累積最大値よ
りも大きくなった場合の1送信単位の送信データの送出
後にのみ送信休止時間を設けるため、長時間のデータ転
送が続いた場合においても、LEDの発熱を適性に抑
え、通信品質を維持しながら通信速度の低下を最小限に
抑えることができる。
【0096】さらに、前記した2種類の送信休止時間を
組合せて、LEDの発光休止時間を設けることにより、
LEDの放熱をより効果的に促進でき、データ転送の品
質の低下を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例における構成のブロック図で
ある。
【図3】この発明の第1実施例における送信データのビ
ット列の構成を示す模式図である。
【図4】この発明のビット列と隣接補正係数の対応例を
示した図である。
【図5】この発明の第1実施例におけるデータ送信のフ
ローチャートである。
【図6】この発明の第2実施例における送信データのビ
ット列の構成を示す模式図である。
【図7】この発明の第2実施例におけるデータ送信のフ
ローチャートである。
【図8】この発明の第3実施例における送信データのビ
ット列の構成を示す模式図である。
【図9】この発明の第3実施例におけるデータ送信のフ
ローチャートである。
【図10】送信データのビット列とLEDの点滅との関
係を説明した図である。
【図11】送信データがFFHの場合のLEDの点滅説
明図である。
【図12】従来において、送信データに強制休止時間を
挿入した場合の説明図である。
【図13】従来において、RZ方式によるデータ送信の
説明図である。
【図14】8ビットの送信データと隣接補正係数の対応
を示した図である。
【図15】8ビットの送信データと隣接補正係数の対応
を示した図である。
【図16】8ビットの送信データと隣接補正係数の対応
を示した図である。
【図17】8ビットの送信データと隣接補正係数の対応
を示した図である。
【図18】8ビットの送信データと隣接補正係数の対応
を示した図である。
【図19】8ビットの送信データと隣接補正係数の対応
を示した図である。
【図20】8ビットの送信データと隣接補正係数の対応
を示した図である。
【図21】8ビットの送信データと隣接補正係数の対応
を示した図である。
【符号の説明】
1 送信データ生成手段 2 送信バッファ 3 データ転送手段 4 補正係数生成手段 5 補正用休止時間生成手段 6 タイマー監視手段 7 累積計数手段 8 累積値監視手段 9 放熱用休止時間生成手段 21 CPU 22 ROM 23 RAM 23a データ格納領域 23b 送信バッファ 24 表示装置(CRT) 25 入力装置(キーボード) 26 タイマー 27 送受信制御インタフェース 28 赤外線通信ユニット
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/22 H04Q 9/14 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04Q 9/14 - 9/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ‘0’と‘1’との2値で表されるビッ
    ト列からなるデジタルデータを所定のフォーマットに組
    み立てて1送信単位の送信データを生成する送信データ
    生成手段と、1送信単位の送信データを1つだけ格納す
    る送信バッファと、送信バッファに格納された送信デー
    タを変調し赤外線発光LEDを用いて順次空間に送出す
    るデータ転送手段とを備えた赤外線利用データ転送装置
    において、 前記送信バッファに格納された1送信単位の送信データ
    を構成する‘0’及び‘1’の個数から定められる隣接
    補正係数を求める補正係数生成手段と、 前記データ転送手段が1送信単位の送信データを送出し
    た後に付加される送信休止時間を前記隣接補正係数から
    求める補正用休止時間生成手段と、 前記データ転送手段が1送信単位の送信データの送出を
    完了したことを検出し、前記補正用休止時間生成手段か
    ら出力された送信休止時間の経過をカウントし、送信休
    止時間の経過後、前記送信データ生成手段に次のデータ
    を生成させる指示を与えるタイマー監視手段とを備えた
    ことを特徴とする赤外線利用データ転送装置。
  2. 【請求項2】 前記補正係数生成手段が、前記隣接補正
    係数(n)の初期値を0とし、前記送信バッファに格納
    された1送信単位の送信データを構成するビット列を送
    信順方向に検索し、各ビットの値を確認し、‘1’が2
    個以上連続した場合にその‘1’の連続個数−1(CT
    1)をnに加算し、その連続した‘1’のビット列に続
    く‘0’の連続個数−1(CT0)をnに減算し、nが
    n≦0の場合にはnを0に設定し、1送信単位の送信ビ
    ット列の確認が終了するまで前記CT1の加算及び前記
    CT0の減算をすることによって隣接補正係数nを求め
    ることを特徴とする請求項1記載の赤外線利用データ転
    送装置。
  3. 【請求項3】 ‘0’と‘1’との2値で表されるビッ
    ト列からなるデジタルデータを所定のフォーマットに組
    み立てて1送信単位の送信データを生成する送信データ
    生成手段と、1送信単位の送信データを1つだけ格納す
    る送信バッファと、送信バッファに格納された送信デー
    タを変調し赤外線発生LEDを用いて順次空間に送出す
    るデータ転送手段とを備えた赤外線利用データ転送装置
    において、 前記送信バッファに格納された1送信単位の送信データ
    を構成する‘1’の個数をカウントしその累積値を出力
    する累積計数手段と、 前記累積値が所定の累積最大値よりも大きくなるかどう
    かを監視する累積値監視手段と、 前記累積値が累積最大値よりも大きくなった場合に、前
    記データ転送手段が1送信単位の送信データを送出した
    後に付加される送信休止時間を生成する放熱用休止時間
    生成手段と、 前記データ転送手段が1送信単位の送信データの送出を
    完了したことを検出し、前記放熱用休止時間生成手段か
    ら出力された送信休止時間の経過をカウントし、送信休
    止時間の経過後、前記送信データ生成手段に次のデータ
    を生成させる指示を与えるタイマー監視手段とを備えた
    ことを特徴とする赤外線利用データ転送装置。
  4. 【請求項4】 ‘0’と‘1’との2値で表されるビッ
    ト列からなるデジタルデータを所定のフォーマットに組
    み立てて1送信単位の送信データを生成する送信データ
    生成手段と、1送信単位の送信データを1つだけ格納す
    る送信バッファと、送信バッファに格納された送信デー
    タを変調し赤外線発光LEDを用いて順次空間に送出す
    るデータ転送手段を備えた赤外線利用データ転送装置に
    おいて、 前記送信バッファに格納された1送信単位の送信データ
    を構成する‘0’及び‘1’の連続個数から定められる
    隣接補正係数を求める補正係数生成手段と、 前記データ転送手段が1送信単位の送信データを送出し
    た後に付加される送信休止時間を前記隣接補正係数から
    求める補正用休止時間生成手段と、 前記送信バッファに格納された1送信単位の送信データ
    を構成する‘1’の個数をカウントしその累積値を出力
    する累積計数手段と、 前記累積値が所定の累積最大値よりも大きくなるかどう
    かを監視する累積値監視手段と、 前記累積値が累積最大値よりも大きくなった場合に、前
    記データ転送手段が1送信単位の送信データを送出した
    後に付加される送信休止時間を生成する放熱用休止時間
    生成手段と、 前記データ転送手段が1送信単位の送信データの送出を
    完了したことを検出し、前記補正用休止時間生成手段か
    ら出力された送信休止時間及び/又は前記放熱用休止時
    間生成手段から出力された送信休止時間に相当する時間
    の経過をカウントし、この送信休止時間の経過後、前記
    送信データ生成手段に次のデータを生成させる指示を与
    えるタイマー監視手段とを備えたことを特徴とする赤外
    線利用データ転送装置。
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