JP5177803B2 - 荷受昇降台のロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、貨物自動車等車輌における荷受昇降台のロック装置に関するものである。
従来、この種のもとして貨物自動車等車輌の後部に荷箱本体が設けられ、この荷箱本体における車両前後方向の後端部には荷物を出し入れするための開口部が設けられると共に、この開口部の左右には水平方向に回動して開閉可能に設けられた観音式開閉扉が設けられ、さらに荷箱本体の車両前後方向の後方位置には、油圧シリンダを備えた駆動部によって開閉扉に沿って上下方向に昇降する荷受昇降台が配設されており、この荷受昇降台は荷物を積み降ろしするために後方に向けたり、或いは走行時や不使用時などには邪魔にならないように上向きに立てることができるようになっている。
そして、開閉扉には、この開閉扉を、開口部の閉塞状態に締め付ける締付部が設けられて、開閉扉を閉塞状態に固定することできるようになっている(例えば特許文献1)。
特開2003−175761号公報
前記従来技術においては、さらに、荷受昇降台が上向きになっているときには不用意に荷受昇降台が後側に倒れないように荷受昇降台の上向き固定手段が一般的に設けられており、この荷受昇降台の上向き固定手段にあっては、例えば荷台の煽り板の固定手段のように、両側に配置したL字形状の丸棒を90度回動してロック受けに係止させるようなことが行われている。
しかしながら、このような固定手段では、固定装置が独立して左右にあるため、固定操作及びその解除操作を行うときの操作回数が多くなってしまう。また従来のものでは、ロック受けを固定式にしないと走行時の左右の触れでロック受けからロック用のロッドが外れ、荷受昇降台が後方に倒れて開いてしまう恐れがあった。さらに、ロック受けの後方への突出が大きく、開閉扉を開いたときに開閉扉がロック受けに当たってしまい、開閉扉を大きく開けることができないなどの問題があった。
解決しようとする問題点は、荷箱の開口部に水平回動して開閉する開閉扉を設け、この開閉扉の外側に荷受昇降台を上下方向に昇降すると共に、この荷受昇降台を起伏自在に設けられる荷受昇降台のロック装置において、前記荷受昇降台を後立て掛け状態に固定する作動を確実に行うことができると共に、荷受昇降台の固定、その解除操作を簡単にできるようにする点である。
請求項1の発明は、車輌に設けられた荷箱本体に形成された開口部と、該開口部に対し水平方向に回動して開閉可能に設けられた開閉扉と、前記開口部の外側には、上下方向に昇降する荷受昇降台が配設され、該荷受昇降台は外側及び上方に起伏可能に設けられ、前記荷受昇降台に該荷受昇降台のロック用操作部に応動するロック部を設け、該ロック部がロック可能なロック用受け部材を水平回動可能にその基端を前記開口部側に設け、前記荷受昇降台に前記ロック用受け部材を外嵌可能なロック受け保持部材を設けたことを特徴とする荷受昇降台のロック装置である。
請求項2の発明は、車輌に設けられた荷箱本体における車両前後方向の後端部に形成された開口部と、該開口部に対し水平方向に回動して開閉可能に設けられた開閉扉と、前記開口部の後方位置に、上下方向に昇降する荷受昇降台が配設され、該荷受昇降台は後方及び上方に起伏可能に設けられ、前記荷受昇降台の側面に該荷受昇降台のロック用操作部に応動するロック用ピンを出没可能に設け、該ロック用ピンが挿入可能な挿入部を有するロック用受け部材を水平回動可能にその基端を前記開口部の側部に設け、前記ロック用受け部材には該ロック用受け部材の先端を後ろ向きに付勢する付勢手段を設け、前記側面に前記ロック用受け部材を外遊嵌可能なロック受け保持部材を設けたことを特徴とする荷受昇降台のロック装置である。
請求項3の発明は、前記荷受昇降台の両側の側面に一つの前記ロック用操作部に応動するロック用ピンを出没可能にそれぞれ設け、前記ロック用受け部材を前記開口部の両側の側部にそれぞれ設け、前記荷受昇降台の両側の側面に前記ロック受け保持部材をそれぞれ設けると共に、これらロック受け保持部材は前記荷受昇降台の台面より後退位置又は同一面状位置に設けられていることを特徴とする請求項2記載の荷受昇降台のロック装置である。
請求項1の発明によれば、ロック部をロック受け部にロックし、さらにロック受け部をロック受け保持部材が外嵌することでロック状態を保持することができ、さらに開閉扉の開閉回動に応動してロック用受け部材も供回りのように回動でき、ロック用受け部材が邪魔するようなことはない。
請求項2の発明によれば、ロック用受け部材にロック受け保持部材が外嵌することで、ロック用受け部材を保持してロック用ピンがロック用受け部材より外れることを阻止でき、また、ロック用受け部材は水平回動可能になっているので、開閉扉の開閉回動に応動してロック用受け部材も供回りでき、ロック用受け部材によって邪魔されないで開閉扉の開閉回動を行うことができる。さらに、ロック用受け部材の先端を後ろ向きに付勢する付勢手段を設けたことにより、固定用操作部を操作してロック用ピンを作動したときロック用ピンがロック用受け部材の挿入部に確実に挿入してロックすることができる。
請求項3の発明によれば、一つの前記ロック用操作部を操作することで、荷箱本体の後端部に形成された開口部の両側に設けられたロック用受け部材とロック用ピンとの係脱を一度で行うことができ、荷受昇降台の固定、その解除操作を簡単にできる。また、ロック受け保持部材は前記荷受昇降台の台面より後退位置又は同一面状位置に設けられていることで、横向き状態にある台面上に載置した荷物がロック受け保持部材に当たるようなことはない。
本発明の実施例1を示す開閉扉が閉じた状態の平断面図である。 本発明の実施例1を示す開閉扉が開いた状態の平断面図である。 同荷受昇降台が上向きな後立て掛け状態の斜視図である。 同荷受昇降台が後ろ向き水平状態の斜視図である。 同要部の斜視図である。 同要部の分解斜視図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図は実施例1を示しており、貨物自動車等車輌1Aの車台の後部上に荷箱本体1が設けられている。この荷箱本体1の後端部には荷物(図示せず)を出し入れするための開口部2が設けられている。この開口部2の門構えの上側及び左右側には、上枠部材3、側枠部材4が設けられており、そして開口部2を閉塞可能な開閉扉5が設けられている。開閉扉5は左右一対に設けられたものであって、一方の開閉扉5はその側縁を一方の側枠部材4に上下に配置されたヒンジ金具6を介して水平回動自在に設けられる。他方の開閉扉5は他方の側枠部材4に同様に設けられている。尚、図中5Aは開閉扉5に設けられたシール部材であって、開口部2を密封できるようになっている。
前記開閉扉5は開いたときには荷箱本体1の左右に配置される側板7に添うことができるようにそれぞれ回動する。そして、左右一対の開閉扉5には閉扉用ロック装置8の第一の操作部9をそれぞれ設ける。この開閉扉用ロック装置8は、一側の開閉扉5、他側の開閉扉5の後面にそれぞれあらわれたレバー状の第一の操作部9と、この第一の操作部9に連動して回動する上下方向に向いた操作ロッド10と、この操作ロッド10の上下端にそれぞれ設けられたカム11が設けられ、このカム11が上枠部材3、荷箱本体1の床面12における開口部2に配置される床枠部材13にそれぞれ設けられた支持部材としてのカムラッチ14に係合できるようになっている。尚、図中15は左右一対の開閉扉5の後面にそれぞれ設けられた板状の当て部材であって、この当て部材15は開閉扉5を開く途中に後述する左右一対のロック用受け部材16にそれぞれ対向すると共に当接できるようになっている。
前記開口部2の外側である後方に設けられる荷受昇降台17は、その先端17Aを後方に突設した水平状態で荷箱本体1の床面12の高さ位置から地面までの間を上下方向に昇降できるように設けられたものであり、その基端17Bの左右両側に接続したスライダ18が一側枠部材4及び他側枠部材4における下方に伸びたガイド枠19に摺動自在に設けられている。これは荷受昇降台17の基端17Bの左右両側がスライダ18の後部に水平軸20を介して、上向きな後立て掛け状態と、後ろ向きの水平状態との間を回動できるようになっており、スライダ18の前部はガイド枠19の後面に上下方向に形成した開口部19Aを介して内部に挿入しており、このスライダ18の上部にワイヤーロープ(図示せず)の一端が接続され、その他端は床枠部材13内に設けられた油圧シリンダ(図示せず)のアクチュエータ側に接続され、油圧シリンダを作動させることで、スライダ18、ひいては荷受昇降台17を昇降できるようになっている。
次に荷受昇降台17が床枠部材13の高さにあって、閉状態の開閉扉5に対向するように荷受昇降台17を後立て掛けした状態を固定するための荷受昇降台17の後立て掛け用ロック装置22を設ける。この後立て掛け用ロック装置22は、荷受昇降台17側にロック用操作部である第二の操作部23及びこの一つの第二の操作部23に応動する左右一対のロック部たる一側ロック用ピン24と、他側ロック用ピン24が設けられ、これら左右一対のロック用ピン24の先端24Aは、荷受昇降台17の左右側面17C,17Cより左右外側に向けて摺動して突出したり、逆に没したりするようになっており、また、左右側面17C,17C間の開口部2側には、荷物(図示せず)を載置できるような平坦な台面17Dが形成されている。一方、荷箱本体1の一側枠部材4の後面及び他側枠部材4の後面には、荷受昇降台17が後立て掛け状態にあって一側ロック用ピン24、他側ロック用ピン24とそれぞれ対向してこれら一側ロック用ピン24、他側ロック用ピン24がそれぞれ係脱可能な一側ロック用受け部材16がそれぞれ設けられている。さらに荷受昇降台17の左右側面17C,17Cには、突出状態のロック用ピン24の先端24Aの先方の外側をそれぞれ覆うと共に、荷受昇降台17が後立て掛け状態にあるときロック用受け部材16にそれぞれ対向して、これらロック用受け部材16を遊嵌するロック受け保持部材25をそれぞれ設けている。
前記第二の操作部23は後立て掛け状態にある荷受昇降台17の後面の一側寄りであって、荷受昇降台17の後面高さのほぼ中央に該後面に沿って上下方向に回動するハンドルレバーによって形成されている。そして、この第二の操作部23に、ロック用ピン24の基端がそれぞれ接続されており、したがって、第二の操作部23を回動することによって例えば図示しないリンク機構を介してロック用ピン24を左右にそれぞれ水平移動させてその先端24Aを荷受昇降台17の左右側面17C,17Cより突出させ、一方、第二の操作部23を戻すように回動することで、ロック用ピン24を水平移動で復帰させてその先端24Aを荷受昇降台17の左右側面17C,17Cより没するように設けられている。
前記ロック用受け部材16は、ロック用ピン24の先端24Aが左右側面17C,17Cより突出している状態で、この先端24Aが貫通する挿入部26を横向きに設けた縦向き板状の可動部材によって形成されており、そのロック用受け部材16の基端16Aが軸芯27Aを上下方向に向けた回動中心軸27を介して、取付け座であるブラケット28に回動自在に設けられており、このブラケット28は側枠部材4に固定されている。実施例ではロック用受け部材16は下段のヒンジ金具6のやや上方に配置されており、ヒンジ金具6の軸芯6Aと軸芯27Aは、いずれも側枠部材4の後面の真後ろ範囲内にあるように実施例ではほぼ同軸上に配置されている。尚、ロック用受け部材16の後ろ向きの先端16Bは平面視でロック用受け部材16の長手方向に対して挟角Aが45度以内となって外側、すなわち一方に傾斜している。ブラケット28は後方及び左右両側を開口しており、回動中心軸27を回転中心としてロック用受け部材16の先端16Bは、後ろ向きの状態カラー30外側を回って前方へ向くことができるようになっている。さらにロック用受け部材16には先端16Bを常時後方に向けるように付勢手段29を設ける。実施例では付勢手段29は、回動中心軸27に円筒状のカラー30を介して巻装したコイルバネによって形成されており、このコイルバネの一端29Aをロック用受け部材16に接続すると共に、他端29Bをブラケット28に接続することにより、先端16Bを常時後方に向けるようにしている。尚、ロック用受け部材16が内側に向かないように該ロック用受け部材16が後ろ向きから内側向きになったときに、内向きにならないようにストッパー31が設けられる。これはロック用受け部材16が係止する螺子で位置調整可能なストッパー31が基端16A側に設けられており、ストッパー31がブラケット28に設けたストッパー受け部31Aに係止することで、内側への回動が阻止されるようになっている。このストッパー31を設けずに付勢手段29のみによってロック用受け部材16が後ろ向きになるようにしてもよい。
前記ロック受け保持部材25は、後立て掛け状態にある荷受昇降台17の左右側面17C,17Cにおいて前後方向を貫通した背面視がコ字形状の板材によって形成されて、その両端25Aはロック用ピン24の先端を上下方向に跨ぐように配置されるようにそれぞれ固定されており、このロック受け保持部材25の内側にロック用受け部材16の先端16B側が貫通できるように形成されている。そして、前面開口部の前面横幅Bを後面開口部の後面横幅Cより大きく形成している。また、ロック受け保持部材25の開口部2側の端面25Bは、台面17Dより後方に後退しているか、或いは同一面状に形成されており、このため、台面17Dが水平状態になったときには台面17Dより端面25Bが上方に突設しないようになっている。尚、実施例では端面25Bは後退したものを示している。
尚、図中32は、開閉扉5それぞれ設けられた扉ストッパーであり、側板7に設けたストッパー受け部(図示せず)に仮止めできるようになっている。
次に前記構成についてその作用を説明する。車輌1Aの走行時等にあっては、開閉扉用ロック装置8において、カム11がカムラッチ14に係合していることで、左右一対の開閉扉5はロック状態となって固定されている。また後立て掛け状態の荷受昇降台17にあっては、ロック用受け部材16の先端16Bがロック受け保持部材25に挿入していると共に、挿入部26にロック用ピン24の先端24Aが貫通することで、荷受昇降台17がロックされている。
次に荷箱本体1への荷物の出し入れにあっては、まず第二の操作部23を回動することで、ロック用ピン24の先端24Aが後退して挿入部26より抜け出て側面17Cより没して、荷受昇降台17の後立て掛け状態のロック状態を解除する。そして、水平軸20を回転中心として荷受昇降台17を後方へ傾けると、図示しないストッパーにより荷受昇降台17は水平状態に保持される。次に、第一の操作部9を操作することで、カム11とカムラッチ14との係合を解除しロック状態を解除して、開閉扉5を開くものである。
この際、開閉扉5はヒンジ金具6を介して回動するものであって、一側の開閉扉5の回動は開閉扉5が閉じた状態から真後ろに向くまでの開度ほぼ90度を経て(図2の実線参照)、さらに90度回動して開口部2の真横に向くまでの開度ほぼ180度、さらに90度回動して一側の開閉扉5が一側の側板7に沿うまでの開度ほぼ270度(図2の一点鎖線参照)まで開閉扉5は回動し、そして、この状態で開閉扉5は扉ストッパー32により閉じないように仮止めされる。このような開閉扉5の回動にあって、ロック用受け部材16においては、付勢手段29によってロック用受け部材16の先端16Bは後ろ向きに配置されている。さらに、一側の開閉扉5を回動し、開閉扉5の表面、すなわち後面に設けた当部材15がロック用受け部材16に当接する。さらに、開閉扉5が第一のヒンジ金具6を回動中心として回動すると、当部材15がロック用受け部材16を押圧することで、ロック用受け部材16は回動中心軸27を回動中心として外側に回動し、ロック用受け部材16は付勢手段29に抗して開閉扉5の回動に従うように供回りする。さらに開閉扉5が回動中にあっても、ロック用受け部材16は付勢手段29に抗して開閉扉5の回動に従うように供回りする。このように、開閉扉5を開いた状態で、扉ストッパー32を開閉扉5に係止することで、開閉扉5を仮固定する。他側の開閉扉5も同様に開く。
そして、床面12と同じ高さにあって水平状態に設けられている荷受昇降台17の上面に、荷箱本体1内の荷物を搬出する。この際、ロック受け保持部材25の開口部2側の端面25Bは、台面17Dより後方に後退しているか、或いは同一面状に形成されているので、台面17Dに載置された荷物が端面25Bに当たってしまうようなことはなく、荷物を傷付けることはない。次に、荷受昇降台17の昇降用スイッチ(図示せず)を操作して、油圧シリンダ装置を操作することで、スライダ18、ひいては荷受昇降台17を下降させて所定高さ或いは接地させ、そして、荷受昇降台17より荷物を出し入れするものである。
一方、荷物の出し入れ後にあっては、まず左右一対の開閉扉5により開口部2を閉じる。この閉じる際には、開度ほぼ270度から側の開閉扉5が横向きとなる開度ほぼ180度、さらに開閉扉5が後ろ向きとなる開度ほぼ90度(図2の実線参照)、さらに開閉扉5が閉じる状態を経て閉じる。この際、開閉扉5が閉じるまで回動するが、ロック用受け部材16においては、開閉扉5によるロック用受け部材16への押圧力は弱まり、この結果としてロック用受け部材16は付勢手段29によって先端16Bが後ろ向きになるまで復帰する。そして、一側の開閉扉5はロック用受け部材16と離れて回動する。尚、ロック用受け部材16が内側に向くようになると、ストッパー31に係止されて阻止される。
次に第一の操作部9を操作することで、操作ロッド10、ひいてはカム11を回動することでカム11をカムラッチ14に係合させて開閉扉用ロック装置8によってロックする。そして、昇降用スイッチ(図示せず)を操作して、油圧シリンダ装置を操作することで、スライダ18、ひいては荷受昇降台17を荷箱本体1の床面12の高さまで上昇させ、水平軸20を回転中心として荷受昇降台17を起こして後立て掛け状態とすると、ロック受け保持部材25がロック用受け部材16を遊嵌する。すなわち、荷受昇降台17を後立て掛けしていくとロック用受け部材16はロック受け保持部材25に挿入する。
次に第二の操作部23を回動操作することで、ロック用ピン24を水平移動させてその先端24Aを荷受昇降台17の側面17Cより突出させて挿入部26に貫通するように挿入し、荷受昇降台17が後側に倒れないようにロック状態とする。
そして、ロック受け保持部材25にロック用受け部材16が挿入して、ロック受け保持部材25が遊嵌する場合、水平軸20を回動中心とした揺動がロック受け保持部材25の前面開口部の前面横幅Bによって規制されて、ロック用ピン24の先端24Aより挿入部26が抜け出ることを抑止している。さらに、ロック受け保持部材25の前面開口部の前面横幅Bより後面開口部の後面横幅Cが小さい(B>C)ので、その箇所にロック用受け部材16の先端16Bが挿入することで、ロック受け部材16の揺動を可及的に小さくしてロック用ピン24の先端24Aより挿入部26が抜け出ることをいっそう抑止することができる。
以上のように、前記実施例では、後端部に開口部2が形成された荷箱本体1が車輌1Aに設けられ、開口部2に対し観音式の開閉扉5を水平方向に回動可能に設け、開口部2の後方位置に、上下方向に昇降する荷受昇降台17を設けると共に、荷受昇降台17は後方及び上方に起伏可能に設けられており、荷受昇降台17の側面17Cに荷受昇降台17の第二の操作部23に応動するロック用ピン24の先端24Aを出没可能に設け、該ピン24が挿入可能な挿入部26を有するロック用受け部材16を水平回動可能にその基端16Aを開口部2の側部である側枠部材4に設け、かつ側面17Cにロック用受け部材16を外遊嵌可能なロック受け保持部材25を設けたことで開閉扉5を閉じると共に、荷受昇降台17を後立て掛けさせた状態で、ロック用ピン24をロック用受け部材16に接続した際に、ロック用受け部材16にロック受け保持部材25が外嵌することで、ロック用ピン24が接続しているロック用受け部材16を保持できるので、ロック用ピン24がロック用受け部材16より外れることを阻止でき、ロック状態を確実にすることができる。また、ロック用受け部材16は水平回動可能になっているので、開閉扉5の開閉回動に応動してロック用受け部材16も供回りのように回動でき、ロック用受け部材16によって邪魔されないで開閉扉5の開閉回動を行うことができる。
また、実施例では、ロック用受け部材16は付勢手段29によって常時後方に向けて付勢されているので、荷受昇降台17を後立て掛けさせると挿入部26にロック用ピン24の先端24Aが自動的に対向することができ、また、開閉扉5を閉じたときにはロック用受け部材16は自動的に後ろ向きとなり、この結果、両者間の位置合わせをすることなく操作部を操作することで、挿入部26にロック用ピン24を挿入させることができる。
さらに、ロック用ピン24、ロック受け保持部材25を荷受昇降台17の側面17Cに設けたことで、水平状態となった荷受昇降台17の上面に、ロック用ピン24、ロック受け保持部材25があらわれるようなことはなく、荷受昇降台17上での作業時の足や、荷受昇降台17上の荷物が引っ掛かるようなおそれはない。
しかも、ロック受け保持部材25の前面開口部の前面横幅Bより後面開口部の後面横幅Cを狭くしたことで、荷受昇降台17を後立て掛け状態とする際に、ロック用受け部材16の先端16Bは次第に幅狭な箇所に挿入することとなり、このためロック用受け部材16の先端16Bの揺動可能幅が狭められて、例えば荷受昇降台17に設けられるスライダ18が吊り下げ構造のものであって、そして車輌1A、ひいては荷箱本体1の姿勢が右下がりや左下がりのように姿勢が悪くなっても、安定した状態が確保されてロック用ピン24の先端が挿入部26より抜け出るようなことはなく、確実にロック状態を維持することができる。
また、前記実施例では、荷受昇降台17の両側の側面17C,17Cに一つのロック用操作部である第二の操作部23に応動するロック用ピン24を出没可能にそれぞれ設け、前記ロック用受け部材16を開口部2の両側の側部(側枠部材4,4)に設け、荷受昇降台17の両側の側面17C,17Cにロック受け保持部材25を設けたことで、一つの第二の操作部23を操作するだけで開口部2の両側の側部に設けられるロック用受け部材との係脱を一度の操作で行うことができる。さらにロック受け保持部材25の開口部2側の端面25Bは、台面17Dより後方に後退しているか、或いは同一面状に形成されているので、台面17Dに載置した荷物を、ロック受け保持部材25によって傷付けるようなことはない。
以上のように本発明に係る車輌の荷箱は、各種の用途に適用できる。例えば、ロック用操作部は電動式でもよい。
1 荷箱本体
1A 車輌
2 開口部
4 側枠部材
5 開閉扉
16 ロック用受け部材
16A 基端
17 荷受昇降台
17C 側面
17D 台面
23 第二の操作部(ロック用操作部)
24 ロック用ピン(ロック部)
25 ロック受け保持部材
25B 端面
26 挿入部

Claims (3)

  1. 車輌に設けられた荷箱本体に形成された開口部と、該開口部に対し水平方向に回動して開閉可能に設けられた開閉扉と、前記開口部の外側には、上下方向に昇降する荷受昇降台が配設され、該荷受昇降台は外側及び上方に起伏可能に設けられ、前記荷受昇降台に該荷受昇降台のロック用操作部に応動するロック部を設け、該ロック部がロック可能なロック用受け部材を水平回動可能にその基端を前記開口部側に設け、前記荷受昇降台に前記ロック用受け部材を外嵌可能なロック受け保持部材を設けたことを特徴とする荷受昇降台のロック装置。
  2. 車輌に設けられた荷箱本体における車両前後方向の後端部に形成された開口部と、該開口部に対し水平方向に回動して開閉可能に設けられた開閉扉と、前記開口部の後方位置に、上下方向に昇降する荷受昇降台が配設され、該荷受昇降台は後方及び上方に起伏可能に設けられ、前記荷受昇降台の側面に該荷受昇降台のロック用操作部に応動するロック用ピンを出没可能に設け、該ロック用ピンが挿入可能な挿入部を有するロック用受け部材を水平回動可能にその基端を前記開口部の側部に設け、前記ロック用受け部材には該ロック用受け部材の先端を後ろ向きに付勢する付勢手段を設け、前記側面に前記ロック用受け部材を外遊嵌可能なロック受け保持部材を設けたことを特徴とする荷受昇降台のロック装置。
  3. 前記荷受昇降台の両側の側面に一つの前記ロック用操作部に応動するロック用ピンを出没可能にそれぞれ設け、前記ロック用受け部材を前記開口部の両側の側部にそれぞれ設け、前記荷受昇降台の両側の側面に前記ロック受け保持部材をそれぞれ設けると共に、これらロック受け保持部材は前記荷受昇降台の台面より後退位置又は同一面状位置に設けられていることを特徴とする請求項2記載の荷受昇降台のロック装置。
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