JP5177116B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、テレビスタジオ、写真スタジオ、舞台等で使用するスポットライト等の照明装置に関する。
例えば、特許文献1においては、光源とフォーカスレンズとの離間距離を相対的に変動させる移動機構(特許文献1の発明の詳細な説明の段落0042等参照)を有したスポットライトからなる照明装置が提案されている。
特開2007−59220号公報
ところで、斯かる照明装置では、光源とフォーカスレンズとの最大離間距離はより長く、光源とフォーカスレンズとの最小離間距離はより短く相対的に変動可能であり、また、斯かる照明装置は、例えばテレビスタジオ等の天井等に取り付けられて照明装置の操作者の手元から離れて用いられることが多いため、操作者の手元から離れた状態においても操作棒等を用いた旋回操作を簡単に行えることが望ましい。
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、光源とフォーカスレンズとの最大離間距離はより長く、光源とフォーカスレンズとの最小離間距離はより短く相対的に変動させることができ、また、操作者の手元から離れた状態でも操作棒等を用いた旋回操作を簡単に行い得る照明装置を提供することにある。
本発明の照明装置は、前壁にフォーカスレンズが設けられていると共に後方が開放されている前部筐体と、この前部筐体に対して後方に配されており、後壁にフォーカスレンズを介して投光されるべき光を発光する光源が設けられていると共に前方が開放されている後部筐体と、前部筐体及び後部筐体間に配されていると共に当該前部筐体の後方の部位及び当該後部筐体の前方の部位を取り囲んでいる中部筐体と、前部筐体を中部筐体に対して相対的に前後方向に移動自在に連結する前部連結機構と、後部筐体を中部筐体に対して相対的に前後方向に移動自在に連結する後部連結機構と、中部筐体の周壁の互いに対向する一対の側部壁の夫々を支持するコ字状の支持枠体と、この支持枠体に連結されていると共に当該支持枠体を旋回させる旋回機構とを具備しており、前部筐体の前後方向に伸びた周壁は、中部筐体の内部において後部筐体と重ね合わされて配置可能となるように、後部筐体の前後方向に伸びた周壁に対して外周側又は内周側に配されており、旋回機構は、支持枠体に回転自在に連結されている回転体と、支持枠体に連結されていると共に回転体に対して当接及び離反自在である横方向に伸びた操作アームとを具備しており、操作アームは、当該操作アームの旋回操作に基づく支持枠体の旋回を許容すべく回転体からの離反により当該回転体の支持枠体に対する相対的な回転を許容する一方、支持枠体の旋回を禁止すべく回転体への当接により当該回転体の支持枠体に対する相対的な回転を禁止するようになっている。
本発明の照明装置によれば、特に、前部筐体を中部筐体に対して相対的に前後方向に移動自在に連結する前部連結機構と、後部筐体を中部筐体に対して相対的に前後方向に移動自在に連結する後部連結機構とを具備しており、前部筐体の前後方向に伸びた周壁は、中部筐体の内部において後部筐体と重ね合わされて配置可能となるように、後部筐体の前後方向に伸びた周壁に対して外周側又は内周側に配されているために、光源とフォーカスレンズとの最大離間距離はより長く、光源とフォーカスレンズとの最小離間距離はより短く相対的に変動させることができ、また、光源とフォーカスレンズとの離間距離を最小にすることで照明装置全体をコンパクトにし得、搬送、設置の容易化を図り得、加えて、旋回機構は、支持枠体に回転自在に連結されている回転体と、支持枠体に連結されていると共に回転体に対して当接及び離反自在である横方向に伸びた操作アームとを具備しており、操作アームは、当該操作アームの旋回操作に基づく支持枠体の旋回を許容すべく回転体からの離反により当該回転体の支持枠体に対する相対的な回転を許容する一方、支持枠体の旋回を禁止すべく回転体への当接により当該回転体の支持枠体に対する相対的な回転を禁止するようになっているために、例えば照明装置がテレビスタジオ等の天井等に取り付けられている場合等の操作者の手元から離れた場合においても、例えば図11に示すように先端にフックが設けられた操作棒を用いて操作アームをその長手方向に移動させながら旋回させることで、照明装置の旋回操作を簡単に行い得る。
本発明の照明装置の好ましい例では、旋回機構は、操作アームを回転体に対して接近させるように当該操作アームの長手方向における他方に向かって付勢する付勢部材を具備している。このような好ましい例では、照明装置の旋回操作をより簡単に行い得る。
本発明の照明装置の好ましい例によれば、回転体は、周縁に歯が形成された円板部材を具備しており、操作アームは、その一端に設けられていると共に円板部材の歯に歯合する歯が形成された歯合部を具備している。このような好ましい例によれば、回転体と操作アームとの連結状態をより確実に維持することができる。また、斯かる照明装置において、旋回機構が上述の付勢部材を具備している場合には、当該付勢部材は、操作アームに所定以上の旋回力が加えられた際に円板部材の歯と操作アームの歯合部の歯との歯合が解除される程度の付勢力をもって操作アームをその長手方向における他方に向かって付勢するようになっていてもよく、斯かる場合には、操作者が操作アームにその長手方向における移動力を与える必要をなくし得て照明装置の旋回操作を簡単に行い得る。
本発明の照明装置の好ましい例では、光源は、複数個の発光ダイオードが配置された平面状の発光面を有している。このような好ましい例によれば、照明装置の発熱量、消費電力を大幅に減少させ得る。
本発明によれば、光源とフォーカスレンズとの最大離間距離はより長く、光源とフォーカスレンズとの最小離間距離はより短く相対的に変動させることができ、また、操作者の手元から離れた状態でも操作棒等を用いた旋回操作を簡単に行い得る照明装置を提供し得る。
本発明の実施の形態の例の正面視説明図である。 図1に示す例の側面視説明図である。 図1に示す例の底面視説明図である。 図2に示すIV−IV線矢視断面拡大説明図である。 図2に示すV−V線矢視断面拡大説明図である。 図4に示すVI−VI線矢視断面拡大説明図である。 図4に示すVII−VII線矢視断面拡大説明図である。 図1に示す例の主に光源に関する説明図である。 図1に示す例の動作説明図である。 図1に示す例の動作説明図である。 図1に示す例の使用の一例を示す簡略図である。
次に本発明を、図に示す好ましい実施の形態の例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
図1から図11において、本例の照明装置1は、前壁2にフォーカスレンズ3が設けられていると共に後方が開放されている前部筐体4と、前部筐体4に対して後方に配されており、後壁6にフォーカスレンズ3を介して投光されるべき光を発光する光源7が設けられていると共に前方が開放されている後部筐体8と、前部筐体4及び後部筐体8間に配されていると共に当該前部筐体4の後方の部位及び当該後部筐体8の前方の部位を取り囲んでいる中部筐体9と、前部筐体4を中部筐体9に対して相対的にX方向(前後方向)に移動自在に連結する前部連結機構10と、後部筐体8を中部筐体9に対して相対的にX方向に移動自在に連結する後部連結機構11と、中部筐体の周壁の互いに対向する一対の側部壁の夫々を支持するコ字状の支持枠体56と、支持枠体56に連結されていると共に当該支持枠体56をR3方向に旋回させる旋回機構(パン機構)90と、中部筐体9に回転操作自在に設けられたフォーカスハンドル12と、フォーカスハンドル12のR1方向の回転力を前部筐体4に対して後方移動力として伝達すると共に後部筐体8に対して前方移動力として伝達する一方、フォーカスハンドル12のR2方向の回転力を前部筐体4に対して前方移動力として伝達すると共に後部筐体8に対して後方移動力として伝達する伝達手段13とを具備している。本例の照明装置1は、例えばテレビスタジオ照明用のスポットライトとして用いられ得る。
前部筐体4は、上記の前壁2と、前壁2の周縁21からX方向において後方に向かって伸びている筒状の周壁22とを具備しており、前壁2には、フォーカスレンズ3が装着されている。フォーカスレンズ3は、アクリルレンズからなり、正面視円形状である。周壁22の後方端23は、光源7からの光がフォーカスレンズ3を介して投光されるように開放されている。前壁2の周縁21には、カラーフィルタ等のフィルタを保持する保持具24が装着されている。斯かる前部筐体4は、正面視又は背面視において四角形状、六角形状、八角形状等の多角形状であってもよく、また円形状であってもよい。
前部筐体4のX方向に伸びた周壁22は、当該前部筐体4が中部筐体9に対してX方向において後方に移動された場合には、中部筐体9の内部において後部筐体8と重ね合わされる領域が拡大されて配置可能となるように、後部筐体8のX方向に伸びた周壁32に対して外周側に配されている。尚、本例では、周壁22は、周壁32の外周側に配されているが、その逆の内周側に配されるようになっていても、中部筐体9の内部において後部筐体8と重ね合わされて配置可能となる。
後部筐体8は、上記の後壁6と、後壁6の周縁31からX方向において前方に向かって伸びている筒状の周壁32とを具備しており、後壁6には光源7が着脱自在に装着されている。周壁32の前方端33は、光源7からの光がフォーカスレンズ3を介して投光されるように開放されている。後壁6の後方側の面には、光源7からの熱を放熱する放熱板34が装着されている。斯かる後部筐体8は、前部筐体4と同様に、正面視又は背面視において四角形状、六角形状、八角形状等の多角形状であってもよく、また円形状であってもよい。
X方向に直交するY方向(横方向)において互いに対向する周壁32の側部35は、中部筐体9に対して凹状となっており、斯かる凹状の側部35には、後部連結機構11が配される。後部筐体8のX方向に伸びた周壁32は、当該後部筐体8が中部筐体9に対してX方向において前方に移動された場合には、中部筐体9の内部において前部筐体4と重ね合わされて配置可能となるように、前部筐体4のX方向に伸びた周壁22に対して内周側に配されている。尚、本例では、周壁32は、周壁22の内周側に配されているが、その逆の外周側に配されるようになっていても、中部筐体9の内部において後部筐体8と重ね合わされて配置可能となる。
光源7は、例えば図8に示すように、複数個の発光ダイオード41が配置された平面状の発光面42を有している。発光面42は正面視円形状である。発光面42はその投光側においてアクリルフレネルレンズに覆われていてもよい。発光ダイオード41は、発光面42の中心から放射方向において複数個、本例では図8に示すように四個並んで配列されている。このように配列された四個の発光ダイオード41は、発光面42の中心及びその周縁部の夫々に配置された両極43及び44に放射方向において挟まれ且つ電気的に接続されている。斯かる光源7は、後壁6に着脱自在に嵌合乃至螺合される。尚、光源7に電力供給する電源45は、後部筐体8の内部に装着されていてもよい。斯かる光源7は、例えば白熱電球1kWの照明と同等の照明を60W程度で行い得、而して、消費電力、発熱量を著しく減少させることができ、また、電源ケーブル等の縮径化等をも図り得る。
筒状の中部筐体9は、前部筐体4及び後部筐体8と同様に、正面視又は背面視において四角形状、六角形状、八角形状等の多角形状であってもよく、また円形状であってもよい。中部筐体9は、筒状の周壁51と、Y方向において互いに対向する周壁51の側部壁52に対して内周側に配された内部壁53と、側部壁52及び内部壁53の後方端を連結している連結壁54とを具備している。側部壁52、内部壁53及び連結壁54の断面は、例えば図6に示すようにU形状である。側部壁52、内部壁53及び連結壁54によって形成されるスリット部分55には、周壁22がX方向において移動自在に配されており、内部壁53に対して内側の部分には周壁32がX方向において移動自在に配されている。
コ字状の支持枠体56は、一対の側部壁52の夫々を支持する一対の支持枠部15及び16と、支持枠部15及び16を橋絡しているY方向に伸びた橋絡枠部17とを具備している。本例の支持枠体56は、例えばテレビスタジオ等の天井面74に吊り下げ支持されるように橋絡枠部17が中部筐体9の上方に位置しているが、例えば照明装置1が床等に設置される場合には、橋絡枠体17が中部筐体9の下方に位置するように設けられていてもよい。主にX及びY方向に直交する上下方向に関する投光角の調整は、支持枠部15及び16の夫々の摘み57を緩めて当該支持枠体56を除く照明装置1全体をY方向に伸びる軸心を中心として回転させ、その後摘み57を締めて上下方向に関する所望の投光角を保持することによって行う。尚、支持枠体56の中部筐体9に対する取付位置は、支持枠体56を除く照明装置1全体の重心に配されてもよい。支持枠体56は、例えば図11に示すように、テレビスタジオ等の天井面74に垂下された入れ子式伸縮管等からなる支持軸75に装着される。
前部連結機構10は、例えば図4から図7に示すように、Y方向において互いに対向する周壁22の側部25にX方向に伸びて取り付けられたレール体61と、Y方向においてレール体61に対向して配されるように内部壁53にX方向に伸びて取り付けられているレール体62と、レール体61及び62を互いに相対的にX方向に移動自在に連結させるべく当該レール体61及び62の夫々にX方向に移動自在に嵌合しているX方向に伸びたスライダ部材63とを具備している。レール体61及び62は、互いに同等の長さを有している。スライダ部材63の長さは、レール体61及び62の長さに対して短いか又は同等である。レール体62が取り付けられている内部壁53の取付部58は、当該内部壁53の取付部58を除く部分に対して内周側に折り曲げられて凹状の側部35に画成される空間に配置されており、斯かる取付部58に取り付けられているレール体62もまた前記空間に配置されており、これにより、前部連結機構10を後部連結機構11の上方又は下方、本例では下方に配置することができるので、中部筐体9から後部筐体8までの壁厚を薄く形成し得る。斯かる前部連結機構10は、本例ではY方向に互いに対向する照明装置1の部位の双方に夫々設けられている。
後部連結機構11は、例えば図4から図7に示すように、側部35にX方向に伸びて取り付けられたレール体66と、Y方向においてレール体66に対向して配されるように内部壁53にX方向に伸びて取り付けられているレール体67と、レール体66及び67を互いに相対的にX方向に移動自在に連結させるべく当該レール体66及び67の夫々にX方向に移動自在に嵌合しているX方向に伸びたスライダ部材68とを具備している。レール体66及び67は、互いに同等の長さを有している。スライダ部材68の長さは、レール体66及び67の長さに対して短いか又は同等である。レール体61及び62並びにレール対66及び67は夫々互いに同等の長さを有している。斯かる後部連結機構11は、本例ではY方向に対向する照明装置1の部位の双方に夫々設けられている。
前部連結機構10は、前部筐体4に中部筐体9に対するX方向の移動力が与えられた場合にレール体61のレール体62に対するX方向の移動を生じるようになっており、後部連結機構11は、後部筐体8に中部筐体9に対するX方向の移動力が与えられた場合にレール体66のレール体67に対するX方向の移動を生じるようになっている。
尚、前部連結機構10は、前部筐体4の周壁22に設けられた長孔又はスリット71及び中部筐体9に固定されていると共に長孔又はスリット71に配されるピン等からなる突部72を有してなる案内手段73を具備しており、斯かる案内手段73により前部筐体4の中部筐体9に対する相対的なX方向の移動を案内するようになっていてもよく、加えて、前部筐体4の中部筐体9に対する相対的なX方向の最大移動距離を規定するようになっていてもよい。また、後部連結機構11は、案内手段73と同様に形成された案内手段を具備して、後部筐体8の中部筐体9に対する相対的なX方向の移動を案内するようになっていてもよく、加えて、後部筐体8の中部筐体9に対する相対的なX方向の最大移動距離を規定するようになっていてもよい。
フォーカスハンドル12は、中部筐体9の周壁51の底部59にR1及びR2方向に回転自在に取り付けられている。斯かるフォーカスハンドル12は手動操作され、また、照明装置1がテレビスタジオ等の天井に垂下された支持軸75に吊下げられた状態にある場合において長尺の操作棒76の先端に嵌合されて操作され得る。
伝達手段13は、例えば、フォーカスハンドル12に対して前方に配されて中部筐体9に軸心81を中心として回転自在に設けられていると共にフォーカスハンドル12の回転が伝達されるように当該フォーカスハンドル12の回転軸80に歯付きの無端又は有端のベルト、チェーン等からなる連結機構を介して連結されている前方ピニオン及びこの前方ピニオンに歯合していると共にX方向に伸びて前部筐体4に設けられている前方ラック部材としてのラック歯付の長孔又はスリット82と、フォーカスハンドル12に対して後方に配されて中部筐体9に軸心83を中心として回転自在に設けられていると共にフォーカスハンドル12の回転が伝達されるように当該フォーカスハンドル12の回転軸80に歯付きの無端又は有端のベルト、チェーン等からなる連結機構を介して連結されている後方ピニオン及びこの後方ピニオンに歯合していると共にX方向に伸びて後部筐体8に設けられている後方ラック部材としてのラックバー84とを具備している。斯かる伝達手段13は、フォーカスハンドル12の回転を前部筐体4及び後部筐体8に同期的に伝達するようになっており、前部筐体4の前方移動及び後部筐体8の後方移動を連動させる一方、前部筐体4の後方移動及び後部筐体8の前方移動を連動させるようになっている。尚、伝達手段13の連結機構の夫々は、上述の構成に代えて、フォーカスハンドル12に回転軸80に装着されたピニオン及びこのピニオンに歯合すると共に前部筐体4及び後部筐体8の夫々に設けられたラック部材を具備して構成されてもよい。
旋回機構90は、支持枠体56に回転自在に連結されている回転体91と、支持枠体56に連結されていると共に回転体91に対して当接及び離反自在であるY方向に伸びた操作アーム92と、操作アーム92を回転体91に対して接近させるように当該操作アーム92の長手方向において回転体91に向かって付勢する付勢部材としての付勢ばね94とを具備している。
回転体91は、支持枠体56の橋絡枠部17に連結された連結部材85と、連結部材85に対して回転軸心Cを中心として回転自在に連結している回転体本体86と、回転体本体86に固着されていると共に、周縁に歯87が形成された円板部材88と、回転体本体86に連結されていると共にテレビスタジオ等の天井面74や床等に配設される支持軸75に装着される装着部89とを具備している。尚、連結部材85には、操作アーム92が長手方向に移動自在に取り付けられている。また、回転軸心Cは、好ましくは、照明装置1の重心を通る鉛直線上に位置する。
操作アーム92は、Y方向に伸びたアーム本体95と、アーム本体95の一端に設けられていると共に円板部材88の歯87に歯合する歯96が形成された歯合部97と、アーム本体95をその長手方向に移動自在に支持していると共に連結部材85に取り付けられる取付部材98と、アーム本体95の回転体91の周りでのR3方向の旋回を支持枠体56に伝達すべくアーム本体95と支持枠体56の橋絡枠部17とを連結している連結部材99とを具備している。アーム本体95の他端には膨大部50が形成されている。歯87及び96は互いに噛み合うように三角形状に形成されている。
コ字状の取付部材98は、Y方向において互いに対向する一対の板部27及び28に形成された孔においてアーム本体95をその長手方向に移動自在に支持している。取付部材98は、板部27及び28を連結している連結板部29で連結部材85に取り付けられており、これによりアーム本体95の連結部材85に対するR3方向の旋回を禁止している。
連結部材99は、一端で、取付部材98よりも回転体91から離反したアーム本体95の部位に固着されていると共に、他端で支持枠部17に係合しており、アーム本体95のR3方向の旋回を支持枠体56に伝達するようになっている。連結部材99の他端にはフック37が形成されており、このフック37は橋絡枠部17に引っ掛けられている。斯かる連結部材99は、アーム本体95を支持枠体56に対して長手方向に移動自在に支持していると共にアーム本体95のR3方向の旋回を支持枠体56に伝達するようになっている。
斯かる操作アーム92は、図10に示すようにその長手方向における一方の移動、本例ではA方向の移動により回転体91から離反することで、円板部材88の歯87と歯合部97の歯96との歯合を解除し、これにより、回転体本体86の周りでR3方向に旋回自在な状態となる。また、操作アーム92は、図1に示すようにその長手方向における他方の移動、本例ではB方向の移動により回転体91に接近することで、円板部材88の歯87と歯合部97の歯96とを歯合させ、これにより、回転体本体86の周りでのR3方向の旋回が禁止された状態となる。尚、支持枠体56がR3方向に旋回された場合には、支持枠体56に支持されている中部筐体9及びこれに連結している前部筐体4及び後部筐体8もR3方向に旋回させるので、回転体91を除く照明装置1全体がR3方向に旋回されることになる。
付勢ばね94は、歯合部97と取付部材98との間に介在されており、歯合部97を円板部材88に向かってB方向に付勢している。付勢ばね94による付勢力は、操作アーム92のA方向の移動によって漸増する一方、操作アーム92のB方向の移動によって漸減する。尚、付勢ばね94は、操作アーム92に所定以上のR3方向の旋回力が加えられた際に円板部材88の歯87と歯合部97の歯96との歯合が一時的に解除される程度の付勢力をもって操作アーム92をB方向に付勢するようになっていてもよい。
操作アーム92は、当該操作アーム92の旋回操作に基づく支持枠体56のR3方向の旋回を許容すべく回転体91からの離反により当該回転体91の支持枠体56に対する相対的な回転を許容する一方、支持枠体56のR3方向の旋回を禁止すべく回転体91への当接により当該回転体91の支持枠体56に対する相対的な回転を禁止するようになっている。
以上の照明装置1においては、まず、フォーカスハンドル12のR1方向の回転操作により前部筐体4を中部筐体9に対して相対的に後方に移動させ、この移動と同期的に、後部筐体8を中部筐体9に対して相対的に前方に移動させる。前部筐体4及び後部筐体8の夫々の移動距離は互いに同等である。斯かる移動の結果、中部筐体9の内部には前部筐体4及び後部筐体8の周壁22及び32が収容され、周壁32は周壁22の内側に配置され、而して、前部筐体4の周壁22及び後部筐体8の周壁32は中部筐体9の内部において互いに重ね合わされる。このように周壁22及び32が重ね合わされた照明装置1は図9に示すようにコンパクトになる。
また、フォーカスハンドル12のR2方向の回転操作により前部筐体4を中部筐体9に対して相対的に前方に移動させ、この移動と同期的に、後部筐体8を中部筐体9に対して相対的に後方に移動させる。前部筐体4及び後部筐体8の夫々の移動距離は互いに同等である。斯かる移動の結果、前部筐体4及び後部筐体8の周壁22及び32が中部筐体9の内部から抜き出され、上述の周壁22及び32の重ね合わせは解除されて図2に示す長尺の状態となる。
本例の照明装置1は、上述の動作により光源7とフォーカスレンズ3との離間距離を調整するようになっている。
照明装置1では、例えば図11に示すように先端にフックが形成された長尺の操作棒76をアーム本体95に引っ掛けてA方向に移動させると共にR3方向に旋回させることで、操作アーム92及び支持枠体56が回転体本体86及び支持軸75に対して相対的にR3方向に旋回し、このようにして、照明装置1が操作者の手元から離れていても簡単に旋回操作を行える。尚、操作棒76をアーム本体95から外すことで当該アーム本体95はB方向に移動して歯87と歯96とが歯合すると、支持枠体56のR3方向の旋回は禁止される。また、本例では、操作アーム92に所定以上のR3方向の旋回力が加えられた際には、アーム本体95は付勢ばね94の付勢に抗してA方向に移動して歯87と歯96との歯合を一時的に解除するため、操作棒76によりアーム本体95をA方向に移動させなくとも操作アーム92を介して支持枠体56をR3方向に旋回操作することができる。
本例の照明装置1によれば、前壁2にフォーカスレンズ3が設けられていると共に後方が開放されている前部筐体4と、前部筐体4に対して後方に配されており、後壁6にフォーカスレンズ3を介して投光されるべき光を発光する光源7が設けられていると共に前方が開放されている後部筐体8と、前部筐体4及び後部筐体8間に配されていると共に当該前部筐体4の後方の部位及び当該後部筐体8の前方の部位を取り囲んでいる中部筐体9と、前部筐体4を中部筐体9に対して相対的にX方向に移動自在に連結する前部連結機構10と、後部筐体8を中部筐体9に対して相対的にX方向に移動自在に連結する後部連結機構11と、中部筐体9の周壁51の互いに対向する一対の側壁部52の夫々を支持するコ字状の支持枠体56と、支持枠体56に連結されていると共に当該支持枠体56を旋回させる旋回機構90とを具備しており、前部筐体4のX方向に伸びた周壁22は、中部筐体9の内部において後部筐体8と重ね合わされて配置可能となるように、後部筐体8のX方向に伸びた周壁32に対して外周側又は内周側、本例では外周側に配されており、旋回機構90は、支持枠体56に回転自在に連結されている回転体91と、支持枠体56に連結されていると共に回転体91に対して当接及び離反自在であるY方向に伸びた操作アーム92とを具備しており、操作アーム92は、当該操作アーム92の旋回操作に基づく支持枠体56の旋回を許容すべく回転体91からの離反により当該回転体91の支持枠体56に対する相対的な回転を許容する一方、支持枠体56の旋回を禁止すべく回転体91への当接により当該回転体91の支持枠体56に対する相対的な回転を禁止するようになっているために、光源7とフォーカスレンズ3との最大離間距離はより長く、光源7とフォーカスレンズ3との最小離間距離はより短く相対的に変動させることができ、また、光源7とフォーカスレンズ3との離間距離を最小にすることで照明装置1全体をコンパクトにし得、搬送、設置の容易化を図り得、加えて、例えば照明装置1がテレビスタジオ等の天井等に取り付けられている場合等の操作者の手元から離れた場合においても、例えば図11に示すように先端にフックが設けられた操作棒76を用いて操作アーム92をその長手方向に移動させながら旋回させることで、照明装置1の旋回操作を簡単に行い得る。
照明装置1によれば、旋回機構90は、操作アーム92を回転体91に対して接近させるように当該操作アーム92の長手方向における他方(B方向)に向かって付勢する付勢部材としての付勢ばね94を具備しているために、照明装置1の旋回操作をより簡単に行い得る。
照明装置1によれば、回転体91は、周縁に歯87が形成された円板部材88を具備しており、操作アーム92は、その一端に設けられていると共に円板部材88の歯87に歯合する歯96が形成された歯合部97を具備しているために、回転体91と操作アーム92との連結状態をより確実に維持することができる。
照明装置1によれば、中部筐体9に回転操作自在に設けられたフォーカスハンドル12と、フォーカスハンドル12のR1方向の回転力を前部筐体4に対して後方移動力として伝達すると共に後部筐体8に対して前方移動力として伝達する一方、フォーカスハンドル12のR2方向の回転力を前部筐体4に対して前方移動力として伝達すると共に後部筐体8に対して後方移動力として伝達する伝達手段13とを具備しているために、フォーカスハンドル12の操作による前部筐体4及び後部筐体8の移動を連動させることができ、而して、光源7とフォーカスレンズ3との離間距離を簡単に調整し得る。
照明装置1によれば、支持枠体56が中部筐体9に設けられているために、前部筐体4及び後部筐体8が中部筐体9に対して相対的にX方向に移動されても、照明装置1全体の重心位置が変動する虞を減少させ得、而して、所望の投光を行い得、例えば、照明装置1が前記伝達手段13を具備し、斯かる伝達手段13がフォーカスハンドル12の回転を前部筐体4及び後部筐体8に同期的に伝達するようになっている場合には、更に照明装置1全体の重心位置が変動する虞を著しく減少させ得て、より所望の投光を行い得る。
照明装置1によれば、光源7は、複数個の発光ダイオード41が配置された平面状の発光面42を有しているために、照明装置1の発熱量、消費電力を大幅に減少させ得る。
1 照明装置
3 フォーカスレンズ
4 前部筐体
7 光源
8 後部筐体
9 中部筐体
10 前部連結機構
11 後部連結機構
12 フォーカスハンドル
13 伝達手段
56 支持枠体
90 旋回機構
91 回転体
92 操作アーム

Claims (4)

  1. 前壁にフォーカスレンズが設けられていると共に後方が開放されている前部筐体と、この前部筐体に対して後方に配されており、後壁にフォーカスレンズを介して投光されるべき光を発光する光源が設けられていると共に前方が開放されている後部筐体と、前部筐体及び後部筐体間に配されていると共に当該前部筐体の後方の部位及び当該後部筐体の前方の部位を取り囲んでいる中部筐体と、前部筐体を中部筐体に対して相対的に前後方向に移動自在に連結する前部連結機構と、後部筐体を中部筐体に対して相対的に前後方向に移動自在に連結する後部連結機構と、中部筐体の周壁の互いに対向する一対の側部壁の夫々を支持するコ字状の支持枠体と、この支持枠体に連結されていると共に当該支持枠体を旋回させる旋回機構とを具備しており、前部筐体の前後方向に伸びた周壁は、中部筐体の内部において後部筐体と重ね合わされて配置可能となるように、後部筐体の前後方向に伸びた周壁に対して外周側又は内周側に配されており、旋回機構は、支持枠体に回転自在に連結されている回転体と、支持枠体に連結されていると共に回転体に対して当接及び離反自在である横方向に伸びた操作アームとを具備しており、操作アームは、当該操作アームの旋回操作に基づく支持枠体の旋回を許容すべく回転体からの離反により当該回転体の支持枠体に対する相対的な回転を許容する一方、支持枠体の旋回を禁止すべく回転体への当接により当該回転体の支持枠体に対する相対的な回転を禁止するようになっている照明装置。
  2. 旋回機構は、操作アームを回転体に対して接近させるように当該操作アームの長手方向における他方に向かって付勢する付勢部材を具備している請求項1に記載の照明装置。
  3. 回転体は、周縁に歯が形成された円板部材を具備しており、操作アームは、その一端に設けられていると共に円板部材の歯に歯合する歯が形成された歯合部を具備している請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 光源は、複数個の発光ダイオードが配置された平面状の発光面を有している請求項1から3のいずれか一項に記載の照明装置。
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