JP3169629B2 - 医用照明装置 - Google Patents
医用照明装置Info
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- JP3169629B2 JP3169629B2 JP10475791A JP10475791A JP3169629B2 JP 3169629 B2 JP3169629 B2 JP 3169629B2 JP 10475791 A JP10475791 A JP 10475791A JP 10475791 A JP10475791 A JP 10475791A JP 3169629 B2 JP3169629 B2 JP 3169629B2
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- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手術時、手術対象部を
照明する医用照明装置に係り、特に複数のランプを、各
ランプから照射される光が一点に集光するように配置
し、かつ各ランプの光軸方向を連動して変化することに
より、照射光の焦点位置を調節可能とする形式の医用照
明装置に関する。
照明する医用照明装置に係り、特に複数のランプを、各
ランプから照射される光が一点に集光するように配置
し、かつ各ランプの光軸方向を連動して変化することに
より、照射光の焦点位置を調節可能とする形式の医用照
明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特公昭60−19283号
において、照射光の焦点を、本体の外周部付近に設けら
れた側面ハンドルによってのみならず、照明装置本体の
中心部下部に設けられた中心ハンドルによっても調節で
きるようにした医用照明装置を提案した。
において、照射光の焦点を、本体の外周部付近に設けら
れた側面ハンドルによってのみならず、照明装置本体の
中心部下部に設けられた中心ハンドルによっても調節で
きるようにした医用照明装置を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記医用照明
装置においては、側面ハンドルの回転は側面ハンドルか
らランプに至る動力伝達機構中に設けられた歯車機構に
より減速されるのに対し、中心ハンドルからランプに至
る動力伝達機構中には、スペースが限られている関係
上、歯車機構を設けることが困難であったので、中心ハ
ンドルの回転は減速されないようになっていたため、中
心ハンドルを回転させるのに大きな力が必要になるとと
もに、焦点位置の微調整を行い難いという問題があっ
た。
装置においては、側面ハンドルの回転は側面ハンドルか
らランプに至る動力伝達機構中に設けられた歯車機構に
より減速されるのに対し、中心ハンドルからランプに至
る動力伝達機構中には、スペースが限られている関係
上、歯車機構を設けることが困難であったので、中心ハ
ンドルの回転は減速されないようになっていたため、中
心ハンドルを回転させるのに大きな力が必要になるとと
もに、焦点位置の微調整を行い難いという問題があっ
た。
【0004】また、従来、中心ハンドルからランプに至
る動力伝達機構中に一種のスライダ・リンク機構を設け
ることにより、中心ハンドルの回転を減速させる医用照
明装置も提案されているが、スライダ・リンク機構を利
用しているため、 (a)各部の剛性を大きくしないと、スムーズに作動し
ない。
る動力伝達機構中に一種のスライダ・リンク機構を設け
ることにより、中心ハンドルの回転を減速させる医用照
明装置も提案されているが、スライダ・リンク機構を利
用しているため、 (a)各部の剛性を大きくしないと、スムーズに作動し
ない。
【0005】(b)構成部品が摩耗して来ると、焦点調
節精度が劣化する。
節精度が劣化する。
【0006】(c)減速比を大きくとれない。 等の問題があった。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、医用照明装置本体内の限られたスペースに
おいて、中心ハンドルからランプに至る動力伝達機構中
に歯車機構を設けて減速を行うことを可能とし、前記ス
ライダ・リンク機構により減速を行う医用照明装置にお
けるような問題を生じることなく、中心ハンドルを小さ
な力で回転できるとともに焦点位置の微調整を行うこと
ができる医用照明装置を提供することを目的とする。
ものであり、医用照明装置本体内の限られたスペースに
おいて、中心ハンドルからランプに至る動力伝達機構中
に歯車機構を設けて減速を行うことを可能とし、前記ス
ライダ・リンク機構により減速を行う医用照明装置にお
けるような問題を生じることなく、中心ハンドルを小さ
な力で回転できるとともに焦点位置の微調整を行うこと
ができる医用照明装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による医用照明装
置は、照明装置本体と、この本体に回転可能に支持され
た回転体と、それぞれ前記回転体の回りにおいて、前記
本体に対する光軸の方向を変化できるように前記本体に
回転可能に支持された複数のランプと、前記回転体が回
転されると前記ランプが回転され、これらのランプから
照射される光の焦点の位置が変化されるように前記回転
体と前記ランプとを連係する連係機構とを有してなる医
用照明装置において、前記本体に前記回転体と同軸に回
転可能に支持された太陽歯車と、前記太陽歯車に接続さ
れ、該太陽歯車と一体的に回転する中心ハンドルと、前
記本体に前記回転体と同軸に固定された内歯車と、前記
回転体に対し自己の軸線の位置が前記回転体の軸線から
偏心した位置に固定されるようして前記回転体に回転可
能に支持されており、前記太陽歯車および前記内歯車に
噛み合わされたキャリア歯車とを有してなるものであ
る。
置は、照明装置本体と、この本体に回転可能に支持され
た回転体と、それぞれ前記回転体の回りにおいて、前記
本体に対する光軸の方向を変化できるように前記本体に
回転可能に支持された複数のランプと、前記回転体が回
転されると前記ランプが回転され、これらのランプから
照射される光の焦点の位置が変化されるように前記回転
体と前記ランプとを連係する連係機構とを有してなる医
用照明装置において、前記本体に前記回転体と同軸に回
転可能に支持された太陽歯車と、前記太陽歯車に接続さ
れ、該太陽歯車と一体的に回転する中心ハンドルと、前
記本体に前記回転体と同軸に固定された内歯車と、前記
回転体に対し自己の軸線の位置が前記回転体の軸線から
偏心した位置に固定されるようして前記回転体に回転可
能に支持されており、前記太陽歯車および前記内歯車に
噛み合わされたキャリア歯車とを有してなるものであ
る。
【0009】本発明においては、中心ハンドルを回転す
ると、該ハンドルと一体的に太陽歯車が回転する。する
と、キャリア歯車が太陽歯車(ひいては回転体の軸線)
の回りを公転し、このキャリア歯車の公転角度だけ回転
体が回転する。そして、この回転体の回転が連係機構を
介してランプに伝達されることにより、ランプが回転
し、ランプから照射される光の焦点位置が中心ハンドル
の回転角度に対応する距離だけ変化される。
ると、該ハンドルと一体的に太陽歯車が回転する。する
と、キャリア歯車が太陽歯車(ひいては回転体の軸線)
の回りを公転し、このキャリア歯車の公転角度だけ回転
体が回転する。そして、この回転体の回転が連係機構を
介してランプに伝達されることにより、ランプが回転
し、ランプから照射される光の焦点位置が中心ハンドル
の回転角度に対応する距離だけ変化される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。
説明する。
【0011】図1に示されるように、天井等に取り付け
られる基板1には屈曲アーム2が取り付けられている。
この屈曲アーム2の先端部には半円状の本体支持材3が
回転可能に支持されており、この本体支持材3にはさら
に照明装置本体4が回転可能に支持されている。前記本
体4は、上部カバー4aと下部カバー4bとを有してお
り、全体に円盤状をなしている。
られる基板1には屈曲アーム2が取り付けられている。
この屈曲アーム2の先端部には半円状の本体支持材3が
回転可能に支持されており、この本体支持材3にはさら
に照明装置本体4が回転可能に支持されている。前記本
体4は、上部カバー4aと下部カバー4bとを有してお
り、全体に円盤状をなしている。
【0012】図2に示されるように、前記下部カバー4
bの中心部には、中央支持材5の筒状部5aが貫通され
ている。前記筒状部5aの下端側の外周部に設けられた
雄ネジ部5cにはナット6が螺合されている。このナッ
ト6は、下部カバー4bを、中央支持材5の下端部に設
けられたフランジ状部5dと該ナット6との間に挾持し
ており、これにより中央支持材5は下部カバー4bの中
心部に固定されている。 前記中央支持材5の内部に
は、太陽歯車7が回転可能に嵌合されている。この太陽
歯車7は大略丸棒状をなしており、上端部に歯を設けら
れるとともに、中央部に該太陽歯車7の軸線と垂直方向
に長穴7aを貫通されている。前記長穴7aの横断面の
長手方向は、図3によく示されるように、太陽歯車7の
軸線と平行な方向とされている。前記太陽歯車7の下端
部には、径方向に延びる突条7bが設けられている。
bの中心部には、中央支持材5の筒状部5aが貫通され
ている。前記筒状部5aの下端側の外周部に設けられた
雄ネジ部5cにはナット6が螺合されている。このナッ
ト6は、下部カバー4bを、中央支持材5の下端部に設
けられたフランジ状部5dと該ナット6との間に挾持し
ており、これにより中央支持材5は下部カバー4bの中
心部に固定されている。 前記中央支持材5の内部に
は、太陽歯車7が回転可能に嵌合されている。この太陽
歯車7は大略丸棒状をなしており、上端部に歯を設けら
れるとともに、中央部に該太陽歯車7の軸線と垂直方向
に長穴7aを貫通されている。前記長穴7aの横断面の
長手方向は、図3によく示されるように、太陽歯車7の
軸線と平行な方向とされている。前記太陽歯車7の下端
部には、径方向に延びる突条7bが設けられている。
【0013】前記中央支持材5の筒状部5aの周壁に
は、図2および図5に示すように、互いに180度をな
す位置において一対の回転角度規制穴5eが設けられて
いる。これらの回転角度規制穴5eは、図5に示される
ように、中央支持材5の軸線に対し垂直な面で断面する
と、円弧状をなしている。前記太陽歯車7の長穴7aと
中央支持材5の回転角度規制穴5eにはピン8が貫通さ
れている。なお、回転角度規制穴5eの高さは、ピン8
の直径より若干大きい寸法とされている。前記中央支持
材5の筒状部5aの外周には、回転体側かさ歯車9の中
心穴が回転可能に嵌合されており、この回転体側かさ歯
車9の中心穴の壁面には、互いに180度をなす位置に
おいてキー溝に似た一対のピン嵌合溝9aが設けられて
いる。これらのピン嵌合溝9aにはピン8の両端部が嵌
合されている。この結果、太陽歯車7、ピン8および回
転体側かさ歯車9は一体的に回転する。そして、その回
転可能範囲は、ピン8が回転角度規制穴5eに回転角度
を規制されることにより、回転角度規制穴5eがなす前
記円弧の角度によって設定することができる。また、ピ
ン8が長穴7aに対して相対的に太陽歯車7の軸線方向
に動けるので、太陽歯車7はピン8および中央支持材5
に対して軸線方向に移動可能となっている。
は、図2および図5に示すように、互いに180度をな
す位置において一対の回転角度規制穴5eが設けられて
いる。これらの回転角度規制穴5eは、図5に示される
ように、中央支持材5の軸線に対し垂直な面で断面する
と、円弧状をなしている。前記太陽歯車7の長穴7aと
中央支持材5の回転角度規制穴5eにはピン8が貫通さ
れている。なお、回転角度規制穴5eの高さは、ピン8
の直径より若干大きい寸法とされている。前記中央支持
材5の筒状部5aの外周には、回転体側かさ歯車9の中
心穴が回転可能に嵌合されており、この回転体側かさ歯
車9の中心穴の壁面には、互いに180度をなす位置に
おいてキー溝に似た一対のピン嵌合溝9aが設けられて
いる。これらのピン嵌合溝9aにはピン8の両端部が嵌
合されている。この結果、太陽歯車7、ピン8および回
転体側かさ歯車9は一体的に回転する。そして、その回
転可能範囲は、ピン8が回転角度規制穴5eに回転角度
を規制されることにより、回転角度規制穴5eがなす前
記円弧の角度によって設定することができる。また、ピ
ン8が長穴7aに対して相対的に太陽歯車7の軸線方向
に動けるので、太陽歯車7はピン8および中央支持材5
に対して軸線方向に移動可能となっている。
【0014】前記中央支持材5の天井部5fと太陽歯車
7の上端との間には、圧縮コイルバネ10が介装されて
おり、このバネ10は太陽歯車7を下方に付勢してい
る。
7の上端との間には、圧縮コイルバネ10が介装されて
おり、このバネ10は太陽歯車7を下方に付勢してい
る。
【0015】前記中央支持材5のフランジ状部5dに
は、カプラ11が取り付けられており、このカプラ11
には中心ハンドル12が、該カプラ11ひいては中央支
持材5に対し回転可能に結合されるようになっている。
前記カプラ11は従来公知のカプラと同様の構造を有し
ており、該カプラ11に中心ハンドル12を挿入するだ
けで中心ハンドル12を結合することができるととも
に、該カプラ11の外筒材11aを上方に持ち上げるこ
とにより、中心ハンドル12を該カプラ11から抜き取
ることができるようになっている。また、前記中心ハン
ドル12の上端面には十文字状の溝12a(図2および
図6参照)が設けられており、中心ハンドル12をカプ
ラ11に挿入すると、中心ハンドル12の上端面により
太陽歯車7がバネ10に抗して押し上げられ、続いて中
心ハンドル12を回転すると、十文字状の溝12aが太
陽歯車7の下端の突条7bに合致し、バネ10により太
陽歯車7が押し下げられて十文字状の溝12aに突条7
bが嵌合し、以後、中心ハンドル12と太陽歯車7は一
体的に回転するようになっている。
は、カプラ11が取り付けられており、このカプラ11
には中心ハンドル12が、該カプラ11ひいては中央支
持材5に対し回転可能に結合されるようになっている。
前記カプラ11は従来公知のカプラと同様の構造を有し
ており、該カプラ11に中心ハンドル12を挿入するだ
けで中心ハンドル12を結合することができるととも
に、該カプラ11の外筒材11aを上方に持ち上げるこ
とにより、中心ハンドル12を該カプラ11から抜き取
ることができるようになっている。また、前記中心ハン
ドル12の上端面には十文字状の溝12a(図2および
図6参照)が設けられており、中心ハンドル12をカプ
ラ11に挿入すると、中心ハンドル12の上端面により
太陽歯車7がバネ10に抗して押し上げられ、続いて中
心ハンドル12を回転すると、十文字状の溝12aが太
陽歯車7の下端の突条7bに合致し、バネ10により太
陽歯車7が押し下げられて十文字状の溝12aに突条7
bが嵌合し、以後、中心ハンドル12と太陽歯車7は一
体的に回転するようになっている。
【0016】前記中央支持材5の上端部付近には、内歯
車支持材13が固定されており、この内歯車支持材13
の下端部に設けられたフランジ部には内歯車14が太陽
歯車7と同軸に固定されている。前記内歯車支持材13
の上端部に形成されたボス部には、回転体支持材15が
回転可能に嵌合されており、この回転体支持材15には
回転体16が固定されている。前記回転体支持材15に
は、回転体16の軸線から偏心した位置においてキャリ
ア歯車31が回転可能に支持されており、このキャリア
歯車31は太陽歯車7および内歯車14に噛み合わされ
ている。
車支持材13が固定されており、この内歯車支持材13
の下端部に設けられたフランジ部には内歯車14が太陽
歯車7と同軸に固定されている。前記内歯車支持材13
の上端部に形成されたボス部には、回転体支持材15が
回転可能に嵌合されており、この回転体支持材15には
回転体16が固定されている。前記回転体支持材15に
は、回転体16の軸線から偏心した位置においてキャリ
ア歯車31が回転可能に支持されており、このキャリア
歯車31は太陽歯車7および内歯車14に噛み合わされ
ている。
【0017】図7に示すように、前記下部カバー4bに
は複数個のランプ穴17が設けられている。図7および
図8に示すように、これらのランプ穴17の周囲にはラ
ンプ支持具18が取り付けられており、該ランプ支持具
18にはハロゲンランプ等からなるランプ19が軸32
(図8参照)を中心として回転可能に支持されている。
各ランプ19にはレバー20が取り付けられており、こ
のレバー20の先端部にはロッド21の一端部が、自在
継手機構により、あらゆる方向に回転可能に結合されて
いる。前記ロッド21の他端部は回転体16の外周部に
相対的に回転可能に結合されている。また、前記ランプ
穴17には、図1のように該穴17を覆うランプカバー
22が取り付けられている。
は複数個のランプ穴17が設けられている。図7および
図8に示すように、これらのランプ穴17の周囲にはラ
ンプ支持具18が取り付けられており、該ランプ支持具
18にはハロゲンランプ等からなるランプ19が軸32
(図8参照)を中心として回転可能に支持されている。
各ランプ19にはレバー20が取り付けられており、こ
のレバー20の先端部にはロッド21の一端部が、自在
継手機構により、あらゆる方向に回転可能に結合されて
いる。前記ロッド21の他端部は回転体16の外周部に
相対的に回転可能に結合されている。また、前記ランプ
穴17には、図1のように該穴17を覆うランプカバー
22が取り付けられている。
【0018】また、前記下部カバー4bの上面には、図
2および図7に示すように、軸受材23,24を介して
かさ歯車軸25,26がそれぞれ回転可能に支持されて
いる。前記かさ歯車軸25,26の一端部には側面ハン
ドル側かさ歯車27,28がそれぞれ固定されており、
これらのかさ歯車27,28はともに回転体側かさ歯車
9に噛み合わされている。前記かさ歯車軸25,26の
他端部は、下部カバー4bの外周部付近に位置されてお
り、それぞれ側面ハンドル29,30を固定されてい
る。
2および図7に示すように、軸受材23,24を介して
かさ歯車軸25,26がそれぞれ回転可能に支持されて
いる。前記かさ歯車軸25,26の一端部には側面ハン
ドル側かさ歯車27,28がそれぞれ固定されており、
これらのかさ歯車27,28はともに回転体側かさ歯車
9に噛み合わされている。前記かさ歯車軸25,26の
他端部は、下部カバー4bの外周部付近に位置されてお
り、それぞれ側面ハンドル29,30を固定されてい
る。
【0019】次に、本実施例の作動を説明する。
【0020】中心ハンドル12を回転すると、この中心
ハンドル12と一体的に太陽歯車7が回転する。する
と、キャリア歯車31が太陽歯車7の回りを公転し、こ
のキャリア歯車31の公転角度だけ図6の矢印Mのよう
に回転体支持材15とともに回転体16が回転する。そ
して、このようにして回転体16が回転されると、その
回転方向に応じてロッドが矢印Nのように押されるか、
または引張られるので、各ランプ19は同時に図8の矢
印Oのように軸32を中心として回転され、各ランプ1
9から照射される光の焦点位置が中心ハンドル12の回
転角度に対応する距離だけ変化される。
ハンドル12と一体的に太陽歯車7が回転する。する
と、キャリア歯車31が太陽歯車7の回りを公転し、こ
のキャリア歯車31の公転角度だけ図6の矢印Mのよう
に回転体支持材15とともに回転体16が回転する。そ
して、このようにして回転体16が回転されると、その
回転方向に応じてロッドが矢印Nのように押されるか、
または引張られるので、各ランプ19は同時に図8の矢
印Oのように軸32を中心として回転され、各ランプ1
9から照射される光の焦点位置が中心ハンドル12の回
転角度に対応する距離だけ変化される。
【0021】ここで、太陽歯車7の歯数をzA 、内歯車
14の歯数をzC 、キャリア歯車31の歯数をzB とす
ると、太陽歯車7(すなわち、中心ハンドル12)と回
転体16との回転比は、 zC /zA =1/((zC /zA )+1) となり、この回転比で減速が行われる。したがって、中
心ハンドル12を小さい力で回転できるようになるとと
もに、焦点位置の微調整を行い易くなる。
14の歯数をzC 、キャリア歯車31の歯数をzB とす
ると、太陽歯車7(すなわち、中心ハンドル12)と回
転体16との回転比は、 zC /zA =1/((zC /zA )+1) となり、この回転比で減速が行われる。したがって、中
心ハンドル12を小さい力で回転できるようになるとと
もに、焦点位置の微調整を行い易くなる。
【0022】また、このような減速が歯車機構によって
行われるため、 (イ)各部の剛性を大きくしなくても、スムーズに作動
する。
行われるため、 (イ)各部の剛性を大きくしなくても、スムーズに作動
する。
【0023】(ロ)構成部品が摩耗して来ても、ガタを
生じ難い。
生じ難い。
【0024】(ハ)減速比を大きくとれる。 等の利点も得られる。
【0025】また、側面ハンドル29(30)を回転し
ても、この回転運動がかさ歯車軸25(26)、側面ハ
ンドル側かさ歯車27(28)、回転体側かさ歯車9お
よびピン8を介して太陽歯車7に伝達され、該太陽歯車
7が回転される。したがって、従来と同様に、側面ハン
ドル29または30を回転した場合にも、各ランプ19
は同時に図8の矢印Oのように回転され、各ランプ19
から照射される光の焦点位置が変化される。
ても、この回転運動がかさ歯車軸25(26)、側面ハ
ンドル側かさ歯車27(28)、回転体側かさ歯車9お
よびピン8を介して太陽歯車7に伝達され、該太陽歯車
7が回転される。したがって、従来と同様に、側面ハン
ドル29または30を回転した場合にも、各ランプ19
は同時に図8の矢印Oのように回転され、各ランプ19
から照射される光の焦点位置が変化される。
【0026】なお、本発明と同様の減速を通常の歯車機
構で行おうとしても、本体4内の限られたスペースに組
み込むことは不可能である。
構で行おうとしても、本体4内の限られたスペースに組
み込むことは不可能である。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明は、医用照明装置本
体内の限られたスペースにおいて、中心ハンドルからラ
ンプに至る動力伝達機構中に歯車機構を設けて減速を行
うことができるので、中心ハンドルを小さな力で回転で
きるとともに焦点位置の微調整を行うことができ、しか
も、 (イ)各部の剛性を大きくしなくても、スムーズに作動
する。
体内の限られたスペースにおいて、中心ハンドルからラ
ンプに至る動力伝達機構中に歯車機構を設けて減速を行
うことができるので、中心ハンドルを小さな力で回転で
きるとともに焦点位置の微調整を行うことができ、しか
も、 (イ)各部の剛性を大きくしなくても、スムーズに作動
する。
【0028】(ロ)構成部品が摩耗して来ても、ガタを
生じ難い。
生じ難い。
【0029】(ハ)減速比を大きくとれる。 等の優れた効果を得られる。
【図1】本発明による医用照明装置の一実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】前記実施例の要部を示す縦断面図である。
【図3】前記実施例における太陽歯車を示す側面図であ
る。
る。
【図4】図2のIV−IV線における断面図である。
【図5】図2のV−V線における断面図である。
【図6】前記実施例における中心ハンドルを示す平面図
である。
である。
【図7】前記実施例を上部カバーを取り外した状態で示
す平面図である。
す平面図である。
【図8】前記実施例におけるランプ付近を示す側面図で
ある。
ある。
4 照明装置本体 7 太陽歯車 9 回転体側かさ歯車 12 中心ハンドル 14 内歯車 16 回転体 19 ランプ 21 ロッド 27 側面ハンドル側かさ歯車 28 側面ハンドル側かさ歯車 29 側面ハンドル 30 側面ハンドル 31 キャリア歯車
Claims (2)
- 【請求項1】 照明装置本体と、この本体に回転可能に
支持された回転体と、それぞれ前記回転体の回りにおい
て、前記本体に対する光軸の方向を変化できるように前
記本体に回転可能に支持された複数のランプと、前記回
転体が回転されると前記ランプが回転され、これらのラ
ンプから照射される光の焦点の位置が変化されるように
前記回転体と前記ランプとを連係する連係機構とを有し
てなる医用照明装置において、 前記本体に前記回転体と同軸に回転可能に支持された太
陽歯車と、前記太陽歯車に接続され、該太陽歯車と一体
的に回転する中心ハンドルと、前記本体に前記回転体と
同軸に固定された内歯車と、前記回転体に対し自己の軸
線の位置が前記回転体の軸線から偏心した位置に固定さ
れるようして前記回転体に回転可能に支持されており、
前記太陽歯車および前記内歯車に噛み合わされたキャリ
ア歯車とを有してなる医用照明装置。 - 【請求項2】 前記太陽歯車と一体的に回転する回転体
側かさ歯車と、前記回転体側かさ歯車に噛み合わされた
側面ハンドル側かさ歯車と、前記本体の外周部付近に設
けられ、前記側面ハンドル側かさ歯車に連係された側面
ハンドルとをさらに有してなる請求項1記載の医用照明
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10475791A JP3169629B2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | 医用照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10475791A JP3169629B2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | 医用照明装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH04312457A JPH04312457A (ja) | 1992-11-04 |
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ID=14389364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10475791A Expired - Fee Related JP3169629B2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | 医用照明装置 |
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1991
- 1991-04-10 JP JP10475791A patent/JP3169629B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH04312457A (ja) | 1992-11-04 |
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