JPH0243371Y2 - - Google Patents

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JPH0243371Y2
JPH0243371Y2 JP9275187U JP9275187U JPH0243371Y2 JP H0243371 Y2 JPH0243371 Y2 JP H0243371Y2 JP 9275187 U JP9275187 U JP 9275187U JP 9275187 U JP9275187 U JP 9275187U JP H0243371 Y2 JPH0243371 Y2 JP H0243371Y2
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engagement base
slide
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は多灯式医療用照明灯における複数のラ
ンプの光軸で形成される焦点を、ハンドル操作の
みで微調節できるようにした医療用照明灯の焦点
調節装置に関する。
[従来技術とその問題点] 従来、この種医療用照明灯における焦点調節装
置としては、実公昭61−6895号公報、および実公
昭61−10642号公報におけるように、筐体の中心
軸方向へ転傾自在に配設された複数個のランプ
と、筐体の中心部に回動自在に設けられた回転体
と、前記各ランプの転傾可動部と回転体の周縁と
を、各ランプの光軸を筐体の中心軸上の所定の位
置で一致させて連結させた駆動杆と、回転体に連
繋された操作ハンドルとからなるものである。
しかしながら、これらの焦点調節装置において
は、回転体と操作ハンドルとの回転比が1:1で
あつたため、複数のランプの光軸により形成され
た焦点の調節、すなわち各ランプの光野を一致さ
せるための微調節が困難で、施術中における照射
位置変更等に際して、操作ハンドルの回転角調節
に必要以上に注意力を要し、施療への集中力を減
退させるという問題点があつた。
[問題点を解決するための具体的手段] 本考案は、従来の焦点調節装置に、きわめて簡
単な構成からなるリンクを介在させることによ
り、上記問題点を解消させたもので、筐体の中心
軸方向へ転傾自在に配設された複数個のランプ
と、筐体の中心部に回動自在に設けられた回転体
と、前記各ランプの転傾可動部と回転体の周縁と
を、各ランプの光軸を筐体の中心軸上の所定の位
置で一致させて連結させた駆動杆とからなる医療
用照明灯の焦点調節装置において、前記回転体の
下側に回動自在に設けられたエンゲージベース
と、回転体およびエンゲージベース間で一端部が
筐体に枢着され、揺動部にスライド溝を有し、該
スライド溝の枢着軸側に回転体と一体に回動され
るスライドピンが、また枢着軸と反対側のスライ
ド溝にエンゲージベースと一体に回動されるスラ
イドピンがそれぞれ移動自在に嵌入されたリンク
と、前記エンゲージベースと連繋された操作ハン
ドルとを備えたことを特徴とする。
[実施例] 以下、別紙図面に基づいて本考案に係る医療用
照明灯の焦点調節装置の実施例を説明する。
天井面1に回動および昇降自在な照明灯の筐体
吊設アーム2が設けられ、この吊設アーム2の下
端に筐体支持アーム3の基杆3aが転傾自在に取
付けられ、かつその基杆3a部において該アーム
3が垂直面方向へ回動自在に設けられる。
筐体支持アーム3には照明灯の筐体4が転傾自
在に取付けられ、該筐体4内に、複数個のランプ
5が同心円上に、かつ筐体4の中心軸に対して放
射方向へ転傾自在に配設される。
筐体4内の中心部には、リング状の降圧トラン
ス6を内装した有底円筒状の回転ドラム7が配設
されており、この回転ドラム7の上面周辺部と、
各ランプ5の転傾可動部8とが、各ランプ5の光
軸が筐体4の中心軸の所定位置で一致するよう
に、ユニバーサルジヨイント9および枢軸10を
介して駆動杆11により連結される。
筐体4の下面中心部内側には補強材12を介し
てマウントベース13が固定され、筐体4の下面
中心部外側にはハンドルマウント14が、ビス1
5により一体に筐体4に固定される。
マウントベース13の中心部には、上周側にフ
ランジ16aが形成されたエンゲージベース16
の該フランジ16a下面が、ベアリング17を介
して配設される。
また、フランジ16aの上面周側には、エンゲ
ージベース16の中心から放射方向へ移動、固定
自在なスライドピン18が取付けられる。
エンゲージベース16の下面には、後述の操作
ハンドル19上面のエンゲージヘツド19aに形
成された半径方向の突条19bが嵌入係止される
係止溝20が等角度に6本形成されている。
回転ドラム7の内底面にビスにより固定された
円板21の中心部には、センターシヤフト22が
植設され、このセンターシヤフト22には回転ド
ラム7を貫通してマウントベース13に固定され
たトランスマウント23がベアリング24を介し
て嵌合される。
トランスマウント23には、その筒状部が取り
囲まれるリング状の降圧トランス6が載置され、
その上側からトランス固定板25が被せられて固
定される。
トランスマウント23の下面には、等間隔に3
本の脚片26が固定されており、それらの下端は
上記したように、回転ドラム7を貫いてマウント
ベース13に固定される。
回転ドラム7の下面は、第4図に示されている
ように、回転ドラム7の回動範囲に亘つて前記脚
片26の案内用切欠孔27が穿設され、かつその
各案内用切欠孔27の両端部が回転ドラム7の回
転の範囲を制限するストツパーの役目を果たして
いる。
前述の円板21の下面には、前述のエンゲージ
ベース16のフランジ16a上に設けられたスラ
イドピン18と反対側、すなわちエンゲージベー
ス16の中心を挟んで反対側に回転ドラム7を貫
通してスライドピン28が固定される。
回転ドラム7とエンゲージベース16間には、
第5図および第6図に示されるように、ほぼ全長
に亘つてスライド溝29が形成されたリンク30
が介在され、該リンク30の基部が円板21のス
ライドピン28側においてスペーサ31を介して
リンクピボツト32により枢着され、かつこのス
ライド溝29に各スライドピン18,28が移動
自在に挟入される。
前述のハンドルマウント14には、その外側4
方向から中心に向かつて、ホールドピン33の先
端部がハンドル挿入孔34から突出するように設
置される。
すなわち、ハンドルマウント14の前後、左右
方向からそのハンドル挿入孔34に向けて穿設さ
れたホールドピン設置孔35内に、先端部下面が
テーパーに形成されたホールドピン33が、その
テーパー部分33aのみがハンドル挿入孔34に
突出するように、ホールドピン設置孔35の小径
部で制限されて挿入される。
このホールドピン33の背後から、ホールドピ
ン33の先端のテーパー部分33aが常にハンド
ル挿入孔34内に突出しているように、スプリン
グ36が挿入され、このスプリング36はホール
ドピン設置孔35にねじ込まれたキヤツプネジ3
7で支えられる。
操作ハンドル19のエンゲージヘツド19aの
上面には、前述したようにその半径方向にエンゲ
ージベース16の係止溝20と係合する突条19
bが設けられている。
エンゲージヘツド19aの上端周辺はテーパー
19cが形成され、ハンドルマウント14のハン
ドル挿入孔34から操作ハンドル19が挿入され
た際、このテーパー部分19cがホールドピン3
3のテーパー部分33aと衝合され、ホールドピ
ン33がホールドピン設置孔35内に、そのスプ
リング36の弾性に抗して後退される。
操作ハンドル19が完全に挿入され、その上面
の突条19bがエンゲージベース16下面の係止
溝20に嵌入されたときのホールドピン33が位
置する操作ハンドル19の外周は、ホールドピン
33が嵌入されるように小径に形成される。
この小径部の下側には、スライドフランジ38
が昇降自在に設けられている。
第7図中、19dは操作ハンドル19のフラン
ジ、39と40はベアリング抜止用のCリングで
ある。
[作用] つぎに、この実施例による医療用照明灯の焦点
調節装置の使用例をその作動と共に説明する。
まず、完全に滅菌、消毒された操作ハンドル1
9が、ハンドルマウント14のハンドル挿入孔3
4から挿入されると、操作ハンドル19のエンゲ
ージヘツド19aのテーパー部分19cでホール
ドピン33がホールドピン設置孔35内にスプリ
ング36の弾性に抗して嵌入される。
さらに挿入すると、操作ハンドル19の上面が
エンゲージベース16の下面と衝合される。
このとき、操作ハンドル19を回転させながら
挿入すると、その突条19bがエンゲージベース
16下面のいずれかの係止溝20と嵌合されると
同時に、操作ハンドル19の小径部内に前記ホー
ルドピン33が、スプリング36の弾性により突
出して操作ハンドル19が筐体4に着装される。
この状態で筐体4の移動と筐体4内の各ランプ
5の焦点深度が操作ハンドル19の操作のみで行
われる。
すなわち、施術者自身が操作ハンドル19を把
持し、これを上下、左右、前後に移動させれば、
筐体4は筐体吊設アーム2の回動性および昇降性
により所望位置へ移動される。
筐体4の位置決めが終つたら、その位置で操作
ハンドル19を前後、左右に駆動させれば、筐体
4が、筐体支持アーム3とその基杆3a部の転傾
性と回動性により、所望位置での所望角度が得ら
れる。
つぎに、筐体4内の各ランプ5の焦点が患部と
一致するように、操作ハンドル19を右または左
に回動させる。
操作ハンドル19を回動させると、この回転は
エンゲージヘツド19aとエンゲージベース1
6、およびそのスライドピン18を介してリンク
30に伝えられ、この回転はスライドピン28お
よび円板21を介して回転ドラム7に伝えられる
が、エンゲージベース16に設けられているスラ
イドピン18の取付け位置を調節することによ
り、操作ハンドル19の回転角より小さい所望の
回転角が回転ドラム7に与えられる。
回転ドラム7が回動されると、各駆動杆11を
介して各ランプ5が一体に筐体4の中心軸に対し
てその放射方向へ転傾され、それらの光軸により
形成されるる焦点の深度が調節される。
照明灯の使用が終り筐体4から操作ハンドル1
9を取りはずすには、そのフランジ19dとスラ
イドフランジ38の間に指を入れ、該スライドフ
ランジ38を上方へ押し上げれば、ホールドピン
33はスプリング36の弾性に抗してホールドピ
ン設置孔35内に嵌入されるから、その状態で操
作ハンドル19を引き抜けばよい。
この実施例では、上記のように構成され、使用
されるものが示されているが、これらは何ら考案
の要旨を限定するものでなく、もつとも好ましい
例が記載されているに過ぎない。
たとえば、この実施例では降圧トランスを筐体
内中心部に設置するものを例示しているため、回
転体として回転ドラムが用いられたものが示され
ているが、降圧トランスを別のところに設置する
ものでは、回転体は平板状の円板でもよい。
また、操作ハンドルは筐体に対して着脱自在と
するため、操作ハンドルとエンゲージベースが各
別に構成されたものが示されているが、操作ハン
ドルを筐体に単に回動自在に取付けるだけでよい
ものにおいては、これらが一体に構成されたもの
が用いられればよい。
この場合、ホールドピンやスライドフランジ等
の操作ハンドル着脱機構は不必要であることは自
明である。
さらに、リンク機構におけるリンクも、そのほ
ぼ全長に亘つてスライド溝が形成されたものが示
されているが、各スライドピンの移動範囲のみに
スライド溝が形成されたものを用いても差仕えな
い。
[考案の効果] 本考案は、上記したように、回転体とエンゲー
ジベース間にリンク機構を介在させたため、操作
ハンドルの回転角を所望の小さな回転角として回
転体へ伝えられることにより、この回転体の回転
によりその焦点深度が調節される各ランプの傾斜
角の微調節が容易となるので、所望位置への焦点
の微調節も容易となると共に、操作ハンドルの回
転に要する力も回転体と操作ハンドルとが直結さ
れているものに比し、はるかに小さな力で足りる
ばかりでなく、ギヤ等の組合わせによる回転角調
節機構に比し、構成が簡潔なため従来のこの種焦
点調節装置にも安価かつ手軽に取付けることがで
きる効果がある。
なお、実施例に示されるように、リンク機構に
おけるスライドピンが回動軸に対して放射方向へ
移動自在とすれば、回転体と操作ハンドルとの回
転比を容易に限度内における所望の回転比とする
ことができる効果を併有する。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る医療用照明灯の焦点調節
装置の実施例を示すもので、第1図は医療用照明
灯の使用例図、第2図は医療用照明灯の要部の側
面図、第3図は筐体の上蓋が取外された医療用照
明灯の平面図、第4図は回転ドラムの平面図、第
5図はリンク機構部の平面図、第6図はリンク機
構の側面図、第7図は焦点調節機構部の要部の断
面図である。 4…筐体、5…ランプ、7…回転ドラム、8…
ランプの転傾可動部、11…駆動杆、16…エン
ゲージベース、18,28…スライドピン、19
…操作ハンドル、29…スライド溝、30…リン
ク、32…リンクピボツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 筐体の中心軸方向へ転傾自在に配設された複
    数個のランプと、筐体の中心部に回動自在に設
    けられた回転体と、前記各ランプの転傾可動部
    と回転体の周縁とを、各ランプの光軸を筐体の
    中心軸上の所定の位置で一致させて連結させた
    駆動杆とからなる医療用照明灯の焦点調節装置
    において、前記回転体の下側に回動自在に設け
    られたエンゲージベースと、回転体およびエン
    ゲージベース間で一端部が筐体に枢着され、揺
    動部にスライド溝を有し、該スライド溝の枢着
    軸側に回転体と一体に回動されるスライドピン
    が、また枢着軸と反対側のスライド溝にエンゲ
    ージベースと一体に回動されるスライドピンが
    それぞれ移動自在に嵌入されたリンクと、前記
    エンゲージベースと連繋された操作ハンドルと
    を備えたことを特徴とする医療用照明灯の焦点
    調節装置。 (2) 回転体と一体に回動されるスライドピン、お
    よびエンゲージベースと一体に回動されるスラ
    イドピンの少なくとも一方が、回転体もしくは
    エンゲージベースの回動軸に対して放射方向へ
    移動自在である実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の医療用照明灯の焦点調節装置。
JP9275187U 1987-06-18 1987-06-18 Expired JPH0243371Y2 (ja)

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JPS63201518U JPS63201518U (ja) 1988-12-26
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JPS63201518U (ja) 1988-12-26

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