JP5176813B2 - 冷却ファンの故障診断システム、故障診断装置、故障診断方法、故障診断プログラムおよび冷却装置 - Google Patents

冷却ファンの故障診断システム、故障診断装置、故障診断方法、故障診断プログラムおよび冷却装置 Download PDF

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Description

本発明は電子機器の故障診断技術に関し、特に、共回り現象が発生する可能性のある冗長化構成の冷却ファンの故障診断を確実に行う故障診断技術に関する。
情報処理装置の冷却方法として、冗長化された複数の冷却ファンを情報処理装置内に組み込むことにより、情報処理装置内の電子機器を冷却する冷却技術が知られている。例えば、特許文献1には、電子機器に配置する複数個の冷却ファンの内、通常は、一部の冷却ファンを稼働状態にし、必要時には、電子機器に配置する複数個の冷却ファンを稼働状態にして電子機器の動作を保証する技術が開示されている。また、特許文献2には、複数のファンの少なくとも1つのファンの状態を検出し、検出結果に応じて当該ファンによる風量を制御する技術が開示されている。
上述したような冗長化された複数の冷却ファン(特に、デュアルファンユニットの冷却ファンやプッシュプル型の冷却ファン)による構成においては、ある冷却ファンが故障した場合に、他の冷却ファンの気流による風力に引っ張られてその故障冷却ファンが回転してしまうという共回り現象が発生してしまうことがある。
この共回り現象について、プッシュプル型およびデュアルファンユニットの冷却ファンを例に挙げてさらに詳しく説明する。
図10に示すようなプッシュプル型の冷却ファンの場合、冷却ファン10−1で吸気が行われ装置内部へ冷却用の空気が取り込まれる。そして、装置内部で冷却を行い、内部の発熱により温度が上昇した空気は冷却ファン10−2で引き込まれ、外部へ強制排気される。一方、図11に示すようなデュアルファンユニットの冷却ファンの場合には、冷却ファン11−1で冷却用の空気が取り込まれ、冷却ファン11−2で内部空気が外部へ押し出されて強制排気されるる。プッシュプル型およびデュアルファンユニットのいずれの場合も、2段構成で吸・排気が行われており、前段/後段のファンが相互に影響し合う構成となっている。デュアルファンユニットの冷却ファンを例にとると、片方の冷却ファンで故障が発生して自力で正常に回転することができなくなった場合でも、もう片方の冷却ファンの回転により発生する気流のために故障した冷却ファンが引きずられて回転する共回りの現象が発生することがある。
特開2001−68881号公報 特開2005−57119号公報
上述したような共回りの現象が発生した場合、故障検出のための冷却ファン回転数の閾値が低いときには、共回りにより故障冷却ファンがこの閾値よりも高い回転数で回転してしまうと、このファンの故障を検出できない。その結果、冗長構成が失われているにもかかわらず、そのままの状態で動作が継続されてしまい、システムが突然に緊急停止する場合があるという問題があった。
一方、故障検出のための冷却ファン回転数の閾値が高く設定された場合には、故障検出がセンシティブになり、冷却ファン固体差による回転数のバラつきの影響が無視できなくなる。すなわち、冷却ファンが故障ではなく一時的に回転数が低下した場合であっても、正常な冷却ファンを故障と誤検出してログやアラーム等により保守介入を喚起するサインを発し、不要な保守を誘発してしまうという問題があった。
本発明の目的は、共回り現象を発生する可能性のある冗長化構成の冷却ファンの故障を確実に検出する冷却ファンの故障診断システム、故障診断装置、故障診断方法、故障診断プログラムおよび冷却装置を提供することにある。
本発明における第1の冷却ファンの故障診断システムは、第1の冷却ファンを有する第1の冷却装置と、第2の冷却ファンを有する第2の冷却装置と、第1の冷却ファンの回転速度を減少させたときの第2の冷却ファンの回転速度に基づいて第2の冷却ファンの故障を診断する第1の故障診断を行う制御装置とを備えたことを特徴とする。
本発明における第2の冷却ファンの故障診断システムは、複数の冷却ファンと、複数の冷却ファンのうちの少なくとも一つの冷却ファンの回転速度を減少させたとき、または、該少なくとも一つの冷却ファンの回転を停止させたときの他の冷却ファンの回転速度に基づいて当該他の冷却ファンの故障診断を行う制御装置とを備えたことを特徴とする。
本発明における故障診断装置は、複数の冷却ファンの回転を制御する機能を有し、該複数の冷却ファンのうちの少なくとも一つの冷却ファンの回転速度を減少させたとき、または、該少なくとも一つの冷却ファンの回転を停止させたときの他の冷却ファンの回転速度に基づいて当該他の冷却ファンの故障診断を行う制御手段を備えたことを特徴とする。
本発明における第1の冷却ファンの故障診断方法は、第1の冷却ファンと、第2の冷却ファンと、第1および第2の冷却ファンを制御する制御装置とを有する冷却ファンの故障診断システムにおける故障診断方法において、制御装置が第1の冷却ファンの回転速度を減少させる第1の速度調整ステップと、制御装置が、第1の冷却ファンの回転速度を減少させたときの第2の冷却ファンの回転速度に基づいて第2の冷却ファンの故障診断を行う第1の故障診断ステップと、を有することを特徴とする。
本発明における第2の冷却ファンの故障診断方法は、複数の冷却ファンと、複数の冷却ファンを制御する制御装置とを有する冷却ファンの故障診断システムにおける故障診断方法において、複数の冷却ファンのうちの少なくとも一つの冷却ファンの回転速度を減少させる、あるいは、該少なくとも一つの冷却ファンの回転を停止させる速度調整ステップと、制御装置が、複数の冷却ファンのうち少なくとも一つの冷却ファンの回転速度を減少させたとき、または、該少なくとも一つの冷却ファンの回転を停止させたとき、他の冷却ファンの回転速度に基づいて当該他の冷却ファンの故障診断を行う故障診断ステップと、を有することを特徴とする。
本発明における第1の冷却ファンの故障診断プログラムは、コンピュータに、第1の冷却ファンの回転速度を減少させる第1の速度調整ステップと、第1の冷却ファンの回転速度を減少させたときの第2の冷却ファンの回転速度に基づいて第2の冷却ファンの故障診断を行う第1の故障診断ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明における第2の冷却ファンの故障診断プログラムは、複数の冷却ファンと、複数の冷却ファンを制御する制御装置とを有する冷却ファンの故障診断システムにおける故障診断方法において、複数の冷却ファンのうちの少なくとも一つの冷却ファンの回転速度を減少させる、あるいは、該少なくとも一つの冷却ファンの回転を停止させる速度調整ステップと、制御装置が、複数の冷却ファンのうち少なくとも一つの冷却ファンの回転速度を減少させたとき、または、該少なくとも一つの冷却ファンの回転を停止させたとき、他の冷却ファンの回転速度に基づいて当該他の冷却ファンの故障診断を行う故障診断ステップと、を有することを特徴とする。
本発明には、共回り現象を発生する可能性のある冗長化構成の冷却ファンであっても確実に故障を検出することができるという効果がある。
本発明の冷却ファンの故障診断システムの第1の実施の形態について説明する。
図1は冷却ファンの故障診断システム1を示すブロック図である。
図1を参照すると、冷却ファンの故障診断システム1は、制御装置12と冷却装置13−1および13−2とから構成される。冷却装置13−1および13−2は冗長構成となっている。
図1の冷却ファンの故障診断システム1は、例えば、情報処理装置に組み込むことができる。図2は、冷却ファンの故障診断システム1が組み込まれた情報処理装置2を示すブロック図である。情報処置装置2は、冷却装置13−1および13−2とシステムボード21と各種補助装置22(入力装置や補助記憶装置等)とから構成されている。システムボード21には制御装置12が取付配置されている。なお、冷却ファンの故障診断システム1は情報処理装置2に組み込まれていなくても良く、この例に限定されるものではない。
図1を参照すると、制御装置12は制御手段121と記憶手段122とから構成される。制御手段121は冷却装置13−1および13−2に対して「故障診断」および「定期診断」を行う。「故障診断」および「定期診断」については後述するため、ここでは詳細な説明は省略する。記憶手段122には、故障診断情報および定期診断情報が格納されている。故障診断情報には、故障診断のタイミングを示す情報と故障診断の履歴情報とが含まれている。例えば、故障診断のタイミングを示す情報が10分となっていれば、制御装置12は10分毎に冷却装置の故障診断を行うことを意味する。また、定期診断情報には、定期診断の履歴情報が含まれている。
なお、以下では、制御手段121がサービスプロセッサであり記憶手段122がメモリであるとして説明するが、これに限定されるものではない。
冷却装置13−1は、冷却ファン131−1と電源部132−1とファン制御部133−1と監視部134−1と記憶部135−1とから構成される。
冷却装置13−2は、冷却ファン131−2と電源部132−2とファン制御部133−2と監視部134−2と記憶部135−2とから構成される。
電源部132−1および132−2は、それぞれ冷却装置13−1および13−2に電源を供給する。
ファン制御部133−1および133−2は、サービスプロセッサ121からの制御信号に基づいてそれぞれ電源部132−1および132−2を制御する。
監視部134−1および134−2は、それぞれ冷却ファン131−1および131−2が正常か否かの判断を行い、その結果をサービスプロセッサ121に報告する。
記憶部135−1および135−2には、「故障診断」のための故障診断テーブル3(図3参照)および「定期診断」のための定期診断テーブル4(図4参照)がそれぞれ格納されている。
図3を参照すると、故障診断テーブル3は、回転変化率の閾値のフィールド31と制御回転変化率のフィールド32と回転数の初期設定値のフィールド33とから構成される。図3の例では、回転変化率の閾値のフィールド31の値は10%となっており、診断対象とされた冷却ファンの初期設定値に対する回転変化率が10%以上であれば故障と診断することを意味する。ここでは、制御回転変化率のフィールド32の値は50%となっており、診断のために制御対象の冷却ファンの回転数を初期設定値の50%にまで落とすことを意味する。また、制御回転変化率のフィールド32の値が80%となっていた場合には制御対象の冷却ファンの回転数を初期設定値の20%(100%−80%=20%)にまで落とすことを意味する。さらに、診断のための回転変化率のフィールド32の値が100%となっていた場合には冷却ファンの回転数を0rpm(revolution per minute)(回転/分)、すなわち、制御対象の冷却ファンを停止させることを意味する。また、回転数の初期設定値のフィールド33の値は5000rpmとなっており、通常(制御対象となっていない場合は)冷却ファンを5000rpmで回転させることを意味する。
次に、故障診断テーブル3を用いた故障診断方法についてその概要を説明する。ここでは、故障診断テーブル3を用いて一方の冷却ファン131−1の回転速度を制御し他方の冷却ファン131−2の故障診断を行うものとする。まず、診断のための回転変化率のフィールド33の値が50%となっているため、制御対象である冷却ファン131−1の回転数が2500rpmまで落とされる。このとき、もう一方の冷却ファン131−2の回転数が5000±500rpmの範囲内に納まれば冷却ファン131−2は正常と判断し、一方、範囲外(4500rpm未満または5500rpm超)になった場合には故障と診断する。
なお、故障診断テーブル3の各フィールドの内容および項目等は一例を示したにすぎず、これらに限定されるものではなく、共回り現象が原因で回転している故障冷却ファンを見つけられるような数値関係になっていれば良い。例えば、制御対象である冷却ファンの回転速度と故障診断の対象である冷却ファンの回転速度の閾値とをそれぞれ対応づけるような構成にしても良い。
図4は、定期診断テーブル4の一例を示す図である。
定期診断テーブル4は、検出タイミングのフィールド41と回転数変化率の閾値のフィールド42と累積回数のフィールド43と回転数の初期設定値のフィールド44とから構成される。ここでは、検出タイミングのフィールド41の値は60秒となっており、監視部134−1および134−2が60秒毎に冷却ファン131−1および131−2のエラー検出を行うことを意味する。回転変化率の閾値のフィールド42の値は20%となっており、冷却ファン131−1および131−2ともに初期設定の回転数(5000rpm)からのずれが20%以上となればエラー検出を行うことを意味する。累積回数のフィールド43の値は5回となっており、これはエラー検出の累積カウント値が5回を超えた場合、監視部134−1および134−2がサービスプロセッサ121にエラー信号を送り、サービスプロセッサがアラームを発生させることを意味する。回転数の初期設定値のフィールド44の値は5000rpmとなっており、故障診断を行わない場合、冷却ファンを5000rpmで回転させることを意味する。
なお、本実施の形態では、一方の冷却ファンの回転速度を落として別の冷却ファンのエラー検出を行うことを「故障診断」と呼ぶのに対して、定期診断出テーブル4に基づいて定期的にエラー検出を行うことを「定期診断」と呼ぶことにする。
また、上記の例では、冷却装置13−1および13−2が同一内容の故障診断テーブル3および定期診断テーブル4を持つものとして説明したが、これに限定されるものではない。
次に、図5のフローチャートを用いて、本実施の形態の故障診断の全体の流れについて説明する。
まず、以下のように第1の故障診断が行われる。すなわち、サービスプロセッサ121は、メモリ122にアクセスして故障診断の履歴情報を取得し、装置内に複数ある冷却ファンの中から制御対象となる冷却ファンを1つ選択する(図5のS501)。ここでは、最初に、制御対象として冷却ファン131−1が選択されたものとする。その後、サービスプロセッサ121は、冷却装置13−1の監視部134−1に対して、冷却ファン131−1の定期診断のエラー信号をマスクするための制御信号を送る(S502)。監視部134−1は冷却ファン131−1の定期診断のエラー信号の監視を解除する(S503)。そして、サービスプロセッサ121は、ファン制御部133−1に対して、冷却ファン131−1の回転数を減少させる旨を示す制御信号を送る(S504)。すると、ファン制御部133−1は、供給用電源132−1からの出力電流を減少させて制御対象の冷却ファン131−1の回転数を減少させる(S505)。ここでは、冷却ファン131−1の回転数が定期診断テーブル4の閾値を超えて低下するため、通常であれば定期診断でエラーを検出することになる。しかしながら、本実施の形態では事前に冷却ファン131−1の定期診断のエラー信号に対するマスク処理が行われているため、エラー信号の検出は行われない。そして、サービスプロセッサ121は、その他の冷却装置(冷却装置13−2)の監視部134−2に対し、回転数を監視する旨の指示を行う(S506)。すると、監視部134−2は、記憶部135−2にアクセスして故障診断テーブル3を読み出し、故障診断テーブル3に基づいて冷却ファン131−2の回転数の監視を行う(S507)。冷却ファンの回転数は、各冷却装置13−1および13−2に取り付けられた図示しないセンサ等により検出される。次に、冷却装置13−2の監視部134−2は冷却ファン131−2の回転数が故障診断テーブル3の閾値を超えているか否かを判断する(S508)。閾値を超えている(冷却ファン131−2の回転数が4500rpm未満または5500rpm超)場合には、監視部134−2はエラー信号をサービスプロセッサ121に送り、故障が検出されることとなる(S509)。そして、サービスプロセッサ121は、故障診断の履歴情報を更新するとともに、ユーザ等にアラーム通知を行う(S510)。一方、ステップS405において閾値を超えていない(回転数が5000±500rpmの範囲内である)場合は、正常と認識し、監視部134−2はその旨をサービスプロセッサ121に報告する(S511)。すると、サービスプロセッサ121は、故障診断の履歴情報を更新するとともに、冷却装置13−1における冷却ファン131−1の回転数を復帰させる指示を行う(S512)。これに応答して、冷却装置13−1のファン制御部133−1は電源部132−1を制御し、冷却ファン131−1の回転数を初期設定値(5000rpm)まで復帰させる(S513)。その後、サービスプロセッサ121は、監視部134−1に対して、冷却ファン131−1の定期診断におけるエラー信号のマスク処理を解除する解除指示を行う(S514)。監視部134−1は、マスク処理の解除を行う(S515)。以上で、第1の故障診断が終了する。その後、サービスプロセッサ121は、これまでの故障診断(ここでは第1の故障診断のみ)で制御対象とされなかった冷却装置が存在するか否かを判断する(S516)。制御対象として選択されていない冷却装置が存在する場合にはステップS501に戻る。一方、制御対象として選択されていない冷却装置が存在しない場合には、故障診断を終了する。本実施の形態では、冷却装置13−2を制御対象とした故障診断がまだ行われていないため、ステップS516において冷却装置13−2が選択される。そして、その後、冷却装置13−2を制御対象とした第2の故障診断が行われる。第1の故障診断および第2の故障診断断は、制御対象および診断対象が逆になるが動作自体は同様である。そのため、第2の故障診断のフローチャートおよびその説明は省略する。第2の故障診断が終了すると、これまでの故障診断(第1および第2の故障診断)で制御対象として選択されていない冷却装置が存在しないことになるため、故障診断全体を終了する。
なお、ステップS512〜S515の順序は一例であり、これに限定されず、S514→S515→S512→S513という順序であっても良い。また、ステップS512とステップS514とを同時に行い、ステップS513とステップS515とを同時に行うようにしても良い。
次に、図6のフローチャートを用いて、定期診断の全体の流れについて説明する。定期診断は、各冷却装置13−1および13−2で行われる。ここでは、冷却装置13−1を例に挙げて説明するが、冷却装置13−2の動作も冷却装置13−1と同様である。
エラー検出のタイミングになると(本実施の形態では60秒毎)、監視部134−1は記憶部135−1にアクセスし定期診断テーブル4をそれぞれ読み込む(S601、S602)。そして、監視部134−1が、冷却ファン131−1の回転数の初期設定値(5000rpm)とのずれが閾値の範囲内か否かを判断する。すなわち、冷却ファン131−1の回転数が5000±1000rpmの範囲内か否かが判断される。その結果、この閾値の範囲内と判断されると、正常と認識されてステップS601の処理に戻る(S604)。一方、閾値を超えていると判断すると、監視部134−1は、サービスプロセッサ121からエラー信号のマスク処理の指示を受けているかを判断する(S605)。マスク処理の指示を受けている場合には、意図的に冷却ファン131−1の回転数が減少させられていると判断してS601に戻る。一方、マスク処理の指示を受けていない場合には、エラーカウントの累積値が5回(定期診断テーブルの累積回数43の値)を超えているか否かが判断される(S606)。5回を超えている場合には、監視部134−1はサービスプロセッサ121にエラー信号を送る(S607)。一方、5回を超えていない場合には、ステップS601に戻る。
なお、図6のフローチャートには示されていないが、サービスプロセッサ121は、監視部134−1からエラー信号を受け取ると、ユーザ等にエラー通知を行う。
また、本実施の形態では、定期診断テーブル4に定期診断のタイミングに関する情報を持たせる構成であるが、この情報をメモリ122内の定期診断情報に含めるようにしても良い。この場合、 定期診断のタイミングになると、制御装置12は冷却装置13−1および13−2に対して定期診断を行う旨の指示を行う。
また、本実施の形態では、冷却ファンの故障診断システム1が2個の冷却装置を持つ構成にしたがこれに限定されるものではない。例えば、図7に示すように、冷却ファンの故障診断システム7がN個(Nは3以上の整数)の冷却装置13−1〜13−Nをもつようにしても良い。
また、冷却ファンの故障診断システムがN個(Nは3以上の整数)の冷却装置13−1〜13−Nをもつ場合、制御対象を複数の冷却装置として故障診断を行うようにしても良い。
このように、本実施の形態では、図6に示した定期診断が行われるとともに、意図的に冷却ファン131−1の回転数を減少(もしくは停止)させたときの冷却ファン131−2の回転速度に基づいて故障診断が行われる。本実施の形態では、共回り現象の原因と考えられる冷却ファン131−1の発生気流(風力)をより小さくした状態で故障診断を行うため、共回り現象が発生している場合であっても確実に冷却ファンの故障検出を行うことが可能となる。
次に、第1の実施の形態の変形例として、第2の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態では、図5のステップS508〜S509において、一度閾値を超えると故障と診断するようにしたが、本実施の形態では、複数回連続して閾値を超えた場合にのみ故障と診断している点が第1の実施の形態と異なる。
図8に本実施の形態の故障診断テーブル8の一例を示す。故障診断テーブル8は、回転変化率のフィールド31と制御回転変化率のフィールド32と回転数の初期設定値のフィールド33と連続回数のフィールド81と診断タイミングのフィールド82とから構成される。連続回数のフィールド34と診断タイミングのフィールド35のみが第1の実施の形態と異なる。本実施の形態では連続回数のフィールド34の値は2回となっており、これは、図5のステップS508において2回連続して閾値を超えていると判断された場合にのみ故障と判断することを意味する。また、診断タイミングのフィールド35の値は10秒となっており、図5のステップS508において一度閾値を超えていると判断されると、それから10秒後に再度、閾値を超えているか否かの判断を行うことを意味する。
次に、図9のフローチャートを用いて、本実施の形態の故障診断の全体の流れについて説明する。ステップS901〜S908は、図5のステップS501〜S508と同様であるため、詳細な説明は省略する。また、ステップS912〜S917は、図5のステップS511〜S516と同様であるため、詳細な説明は省略する。本実施の形態では、ステップS908において閾値を超えている(冷却ファン131−2の回転数が4500rpm未満または5500rpm超)場合には、連続回数のフィールド81に記載の連続回数を超えて閾値を超えているかが判断される(ステップS909)。連続回数を超えて閾値を超えている場合には、監視部135−2はエラー信号をサービスプロセッサ121に送り、故障が検出されることとなる(ステップS910)。そして、サービスプロセッサ121は、故障診断の履歴情報を更新するとともに、ユーザ等にアラーム通知を行う(ステップS911)。一方、連続回数を超えて閾値を超えていない場合には、診断タイミングのフィールド82に記載のタイミングで、再度、閾値を超えているかの判断が行われる(ステップS908、909)。
なお、故障診断において、定期診断の場合と同様に、エラー検出の累積カウント値が予め定められた所定回数を超えた場合にのみエラー検出を行うようにしても良い。
また、定期診断において、本実施の形態の故障診断の場合と同様に、エラー検出の連続回数が予め定められた所定回数を超えた場合にのみエラー検出を行うようにしても良い。
このように、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様、共回り現象が発生している場合であっても確実に冷却ファンの故障検出を行うことができるという効果を奏する。
本発明の第1および第2の実施の形態における冷却ファンの故障診断システム1を示すブロック図である。 情報処理装置2に組み込まれた場合の冷却ファンの故障診断システム1を示すブロック図である。 故障診断テーブル3の一例を示す図である。 定期診断テーブル4の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における故障診断の全体の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1および第2の実施の形態における定期診断の全体の流れを示すフローチャートである。 N個(Nは3以上)の冷却装置を有する冷却ファンの故障診断システム7を示すブロック図である。 故障診断テーブル8の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における故障診断の全体の流れを示すフローチャートである。 プッシュプル型の冷却ファンを示すブロック図である。 デュアルファンユニットの冷却ファンを示すブロック図である。
符号の説明
1 冷却ファンの故障診断システム
12 制御装置
121 制御手段(サービスプロセッサ)
122 記憶手段(メモリ)
1221 故障診断情報
1222 定期診断情報
13−1、13−2 冷却装置
131−1、131−2 冷却ファン
132−1、132−2 電源部
133−1、133−2 ファン制御部
134−1、134−2 監視部
135−1、135−2 記憶部
2 情報処理装置
21 電子機器
22 各種補助装置
3 故障診断テーブル
31 回転変化率の閾値のフィールド
32 制御回転変化率のフィールド
33 回転数の初期設定値のフィールド
4 定期診断テーブル
41 検出タイミングのフィールド
42 回転変化率の閾値のフィールド
43 累積回数のフィールド
44 回転数の初期設定値のフィールド
7 冷却ファンの故障診断システム
13−N 冷却装置
131−N 冷却ファン
132−N 電源部
133−N ファン制御部
134−N 監視部
135−N 記憶部
81 連続回数のフィールド
82 診断タイミングのフィールド

Claims (34)

  1. 冷却ファンの故障診断システムにおいて、
    第1の冷却ファンを有する第1の冷却装置と、
    第2の冷却ファンを有する第2の冷却装置と、
    前記第1の冷却ファンの回転速度を減少させたときの前記第2の冷却ファンの回転速度に基づいて前記第2の冷却ファンの故障を診断する第1の故障診断を行う制御装置と
    を備えたことを特徴とする冷却ファンの故障診断システム。
  2. 前記制御装置は、前記第1の冷却ファンの回転速度を停止させたときの前記第2の冷却ファンの回転速度に基づいて前記第1の故障診断を行うことを特徴とする請求項1記載の冷却ファンの故障診断システム。
  3. 前記第1の故障診断後、前記制御装置は、前記第2の冷却ファンの回転速度を減少させたときの前記第1の冷却ファンの回転速度に基づいて、前記第1の冷却ファンの故障を診断する第2の故障診断を行うことを特徴とする請求項1または2記載の冷却ファンの故障診断システム。
  4. 前記制御装置は、前記第2の冷却ファンの回転速度を停止させたときの前記第1の冷却ファンの回転速度に基づいて、前記第2の故障診断を行うことを特徴とする請求項3記載の冷却ファンの故障診断システム。
  5. 前記制御装置は、所定のタイミングで、前記第1の故障診断および前記第2の故障診断のための監視指示を前記第1および第2の冷却装置に対してそれぞれ行うことを特徴とする請求項3または4記載の冷却ファンの故障診断システム。
  6. 前記第1の冷却装置は、前記第1の冷却ファンの回転数を監視する第1の監視部と、回転数に関する第1の閾値情報が格納された第1の記憶部とを備え、
    前記第2の冷却装置は、前記第2の冷却ファンの回転数を監視する第2の監視部と、回転数に関する第2の閾値情報が格納された第2の記憶部とを備え、
    前記第1および第2の監視部は、前記監視指示を受けると、前記第1および第2の閾値情報に基づいて前記第1および第2の冷却ファンの回転数が正常か否かをそれぞれ判断し、正常でない場合には前記制御装置にエラー信号を送信することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の冷却ファンの故障診断システム。
  7. 前記第1の記憶部は、さらに回転数に関する第3の閾値情報を有し、
    前記第2の記憶部は、さらに回転数に関する第4の閾値情報を有し、
    前記第1および第2の監視部は、所定のタイミングで、前記第3および第4の閾値情報に基づいて前記第1および第2の冷却ファンの回転数が正常か否かをそれぞれ判断し、正常でない場合には前記制御装置にエラー信号を送信する定期診断を行うことを特徴とする請求項6記載の冷却ファンの故障診断システム。
  8. 前記第1および第2の監視部は、正常でないと判断した回数の累積値が所定値を超えた場合、または、正常でないと判断した連続回数が所定値を超えた場合、前記制御装置に前記エラー信号を送信することを特徴とする請求項6または7記載の冷却ファンの故障診断システム。
  9. 前記第1の故障診断前に、前記第1の監視部が前記定期診断で発生したエラー信号をマスクする第1のマスク処理を行い、前記第1の故障診断後に、前記第1の監視部が前記第1のマスク処理を解除し、
    前記第2の故障診断前に、前記第2の監視部が前記定期診断で発生したエラー信号をマスクする第2のマスク処理を行い、前記第2の故障診断後に、前記第2の監視部が前記第2のマスク処理を解除することを特徴とする請求項7あるいは8記載の冷却ファンの故障診断システム。
  10. 前記制御装置は、前記エラー信号を受信するとアラームを発生させることを特徴とする請求項6ないし9のいずれかに記載の冷却ファンの故障診断システム。
  11. 複数の冷却ファンと、
    前記複数の冷却ファンのうちの少なくとも一つの冷却ファンの回転速度を減少させたとき、または、該少なくとも一つの冷却ファンの回転を停止させたときの他の冷却ファンの回転速度に基づいて当該他の冷却ファンの故障診断を行う制御装置とを備えたことを特徴とする冷却ファンの故障診断システム。
  12. 複数の冷却ファンの回転を制御する機能を有し、該複数の冷却ファンのうちの少なくとも一つの冷却ファンの回転速度を減少させたとき、または、該少なくとも一つの冷却ファンの回転を停止させたときの他の冷却ファンの回転速度に基づいて当該他の冷却ファンの故障診断を行う制御手段を備えたことを特徴とする冷却ファンの故障診断装置。
  13. 第1の冷却ファンと、第2の冷却ファンと、前記第1および第2の冷却ファンを制御する制御装置とを有する冷却ファンの故障診断システムにおける故障診断方法において、
    前記制御装置が前記第1の冷却ファンの回転速度を減少させる第1の速度調整ステップと、
    前記制御装置が、前記第1の冷却ファンの回転速度を減少させたときの前記第2の冷却ファンの回転速度に基づいて前記第2の冷却ファンの故障診断を行う第1の故障診断ステップと、
    を有することを特徴とする冷却ファンの故障診断方法。
  14. 前記第1の故障診断ステップにおいて、前記制御装置が、前記第1の冷却ファンの回転速度を停止させたときの前記第2の冷却ファンの回転速度に基づいて故障診断を行うことを特徴とする請求項13記載の冷却ファンの故障診断方法。
  15. 前記第1の故障診断ステップの終了後、前記制御装置が、前記第2の冷却ファンの回転速度を減少させる第2の速度調整ステップと、
    前記制御装置が、前記第2の冷却ファンの回転速度を減少させたときの前記第1の冷却ファンの回転速度に基づいて、前記第1の冷却ファンの故障診断を行う第2の故障診断ステップと、
    を有することを特徴とする請求項13または14記載の冷却ファンの故障診断方法。
  16. 前記第2の故障診断ステップにおいて、前記制御装置が、前記第2の冷却ファンの回転速度を停止させたときの前記第1の冷却ファンの回転速度に基づいて故障診断を行うことを特徴とする請求項15記載の冷却ファンの故障診断方法。
  17. 所定のタイミングで、前記第1および第2の故障診断ステップが行われることを特徴とする請求項15または16記載の冷却ファンの故障診断方法。
  18. 前記第1および第2の故障診断ステップにおいて、第1の冷却ファンの回転数に関する第1の閾値情報および第2の冷却ファンの回転数に関する第2の閾値情報とに基づいて前記第1および第2の冷却ファンの回転数が正常か否かをそれぞれ判断し、正常でない場合にはエラーを検出することを特徴とする請求項13ないし17のいずれかに記載の冷却ファンの故障診断方法。
  19. 第1の冷却ファンの回転数に関する第3の閾値情報および第2の冷却ファンの回転数に関する第4の閾値情報とに基づいて、前記第1および第2の冷却ファンの回転数が正常か否かをそれぞれ判断し、正常でない場合にはエラーを検出する定期診断ステップをさらに有することを特徴とする請求項18記載の冷却ファンの故障診断方法。
  20. 前記第1および第2の故障診断ステップと前記定期診断ステップとのそれぞれにおいて、正常でないと判断された回数の累積値が所定回数を超えた場合、あるいは、正常でないと判断された連続回数が所定回数を超えた場合に、エラーを検出することを特徴とする請求項18または19記載の冷却ファンの故障診断方法。
  21. 前記第1の故障診断ステップ前に、前記定期診断ステップで発生したエラー信号のマスク処理を行う第1のマスクステップと、
    前記第1の故障診断ステップ後に、前記第1のマスク処理を解除する第1の解除ステップと、
    前記第2の故障診断ステップ前に、前記定期診断ステップで発生したエラー信号のマスク処理を行う第2のマスクステップと、
    前記第2の故障診断ステップ後に、前記第2のマスク処理を解除する第2の解除ステップと、
    をさらに有することを特徴とする請求項19あるいは20記載の冷却ファンの故障診断方法。
  22. さらに、前記第1および第2の故障診断ステップと定期診断ステップとにおいて、前記エラーが検出された場合にアラームを発生させることを特徴とする請求項18ないし21のいずれかに記載の冷却ファンの故障診断方法。
  23. 複数の冷却ファンと、前記複数の冷却ファンを制御する制御装置とを有する冷却ファンの故障診断システムにおける故障診断方法において、
    前記複数の冷却ファンのうちの少なくとも一つの冷却ファンの回転速度を減少させる、あるいは、該少なくとも一つの冷却ファンの回転を停止させる速度調整ステップと、
    前記制御装置が、前記複数の冷却ファンのうち少なくとも一つの冷却ファンの回転速度を減少させたとき、または、該少なくとも一つの冷却ファンの回転を停止させたとき、他の冷却ファンの回転速度に基づいて当該他の冷却ファンの故障診断を行う故障診断ステップと、
    を有することを特徴とする冷却ファンの故障診断方法。
  24. コンピュータに、
    第1の冷却ファンの回転速度を減少させる第1の速度調整ステップと、
    前記第1の冷却ファンの回転速度を減少させたときの第2の冷却ファンの回転速度に基づいて前記第2の冷却ファンの故障診断を行う第1の故障診断ステップと、
    を実行させることを特徴とする冷却ファンの故障診断プログラム。
  25. 前記第1の故障診断ステップにおいて、前記第1の冷却ファンの回転速度を停止させたときの前記第2の冷却ファンの回転速度に基づいて故障診断を行うことを特徴とする請求項24記載の冷却ファンの故障診断プログラム。
  26. 前記コンピュータに、
    前記第1の故障診断ステップの終了後、前記第2の冷却ファンの回転速度を減少させる第2の速度調整ステップと、
    前記第2の冷却ファンの回転速度を減少させたときの前記第1の冷却ファンの回転速度に基づいて、前記第1の冷却ファンの故障診断を行う第2の故障診断ステップと、
    を実行させることを特徴とする請求項24または25記載の冷却ファンの故障診断プログラム。
  27. 前記第2の故障診断ステップにおいて、前記第2の冷却ファンの回転速度を停止させたときの前記第1の冷却ファンの回転速度に基づいて故障診断を行うことを特徴とする請求項26記載の冷却ファンの故障診断プログラム。
  28. 所定のタイミングで、前記第1および第2の故障診断ステップが行われることを特徴とする請求項26または27記載の冷却ファンの故障診断プログラム。
  29. 前記第1および第2の故障診断ステップにおいて、第1の冷却ファンの回転数に関する第1の閾値情報および第2の冷却ファンの回転数に関する第2の閾値情報とに基づいて前記第1および第2の冷却ファンの回転数が正常か否かをそれぞれ判断し、正常でない場合にはエラーを検出することを特徴とする請求項24ないし28のいずれかに記載の冷却ファンの故障診断プログラム。
  30. 前記コンピュータに、
    第1の冷却ファンの回転数に関する第3の閾値情報および第2の冷却ファンの回転数に関する第4の閾値情報とに基づいて、前記第1および第2の冷却ファンの回転数が正常か否かをそれぞれ判断し、正常でない場合にはエラーを検出する定期診断ステップをさらに実行させることを特徴とする請求項29記載の冷却ファンの故障診断プログラム。
  31. 前記第1および第2の故障診断ステップと前記定期診断ステップとのそれぞれにおいて、正常でないと判断された回数の累積値が所定回数を超えた場合、あるいは、正常でないと判断された連続回数が所定回数を超えた場合に、エラーを検出することを特徴とする請求項29または30記載の冷却ファンの故障診断プログラム。
  32. 前記コンピュータに、
    前記第1の故障診断ステップ前に、前記定期診断ステップで発生したエラー信号のマスク処理を行う第1のマスクステップと、
    前記第1の故障診断ステップ後に、前記第1のマスク処理を解除する第1の解除ステップと、
    前記第2の故障診断ステップ前に、前記定期診断ステップで発生したエラー信号のマスク処理を行う第2のマスクステップと、
    前記第2の故障診断ステップ後に、前記第2のマスク処理を解除する第2の解除ステップと、
    をさらに実行させることを特徴とする請求項30あるいは31に記載の冷却ファンの故障診断プログラム。
  33. さらに、前記第1および第2の故障診断ステップと前記エラー検出ステップとにおいて、前記エラーが検出された場合にアラームを発生させることを特徴とする請求項29ないし32のいずれかに記載の冷却ファンの故障診断プログラム。
  34. コンピュータに、
    複数の冷却ファンのうちの少なくとも一つの冷却ファンの回転速度を減少させる、あるいは、該少なくとも一つの冷却ファンの回転を停止させる速度調整ステップと、
    前記複数の冷却ファンのうち少なくとも一つの冷却ファンの回転速度を減少させたとき、または、該少なくとも一つの冷却ファンの回転を停止させたとき、他の冷却ファンの回転速度に基づいて当該他の冷却ファンの故障診断を行う故障診断ステップと、を実行させることを特徴とする冷却ファンの故障診断システム。
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