JP5542987B2 - 無線通信システム - Google Patents
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Description
また、携帯機を操作することなく、ドアの施錠や解錠を行うスマートキーレスエントリシステムも良く知られている(たとえば、特許文献1参照)。
また、携帯機が車外に位置すると推定された場合には、車両の駆動動力源(エンジンやモータ)の始動操作を受け付けない、などの制御判定に利用している。
さらに、故障発生に備えて、仮に携帯機の電池切れ時の対処用に独立したLF通信系を準備すると、携帯機のコストアップおよび大型化を招くうえ、外観設計の自由度を損なうという課題があった。
以下、図1〜図3を参照しながら、この発明の実施の形態1に係る無線通信システムについて、スマートキーレスエントリシステムの場合を例にとって詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の形態1に係るスマートキーレスエントリシステムを概略的に示す平面構成図である。
車両100には、車載機1と協働する他の回路要素として、制御装置4と、LF送信アンテナ31a〜31cと、RF受信アンテナ32と、リクエストスイッチ33a、33bと、スタートスイッチ34と、イモビライザ(Immobiliser)機能を実現するためのトランスポンダ通信用アンテナ35と、が設けられている。
また、車載機1は、ユーザ200によるドアの開閉動作やリクエストスイッチ33a、33bまたはスタートスイッチ34の操作に応答して、LF送信アンテナ31a〜31cから携帯機2に対してLF信号の近距離送信を行い、携帯機2の位置検知などを行う。
リクエストスイッチ33a、33bは、ユーザ200の施錠および開錠の意思を受け付け、スタートスイッチ34は、ユーザ200の操作によるエンジン始動や走行スタンバイ状態への移行要求を受け付ける。
制御装置4は、車両100のイグニションスイッチ(図示せず)に関する制御を行うとともに、車両100のドアの施錠および解錠を制御する。
さらに、車載機1は、携帯機2からの受信信号の内容に応じて、携帯機2が車載機1との操作許可圏内に位置するか否かを判定し、制御装置4に対して、警報用ブザー(図示せず)の駆動許可または駆動禁止や、警告用ランプ(図示せず)の点灯または消灯を指示する。
さらに、携帯機2の電池が切れの場合に備え、車載機1と携帯機2との間で双方向LF通信(以下、「トランスポンダ通信」という)を使用するものとする。
図2において、車載機1は、各種演算処理機能を有する車載機CPU10(以下、単に「CPU10」という)と、CPU10に属するROMおよびRAMを含む車載機メモリ11(以下、単に「メモリ11」という)と、LF送信回路12と、RF受信回路13と、スイッチ入力回路17と、トランスポンダ通信用回路18とを備えている。
なお、メモリ11内には、トランスポンダ通信時の認証コード(図示せず)も記憶されるが、認証コード110は、トランスポンダ通信時の認証コードにも兼用され得る。
LF送信回路12内の変調回路121は、CPU10からの送信信号(電界強度測定用信号および認証要求信号)をLF周波数帯の搬送波で変調し、変調後の送信信号を生成する。
また、LF送信回路12内の増幅回路122は、変調回路121により変調された送信信号を増幅してLF送信アンテナ31a〜31cに送る。
3つのLF送信アンテナ31a〜31cのうち、1つのLF送信アンテナ31aは、車両100の車室内への送信に使用され、他の2つのLF送信アンテナ31b、31cは、車外への送信に使用される。
RF受信回路13内の増幅回路132は、気中の無線信号を受信するRF受信アンテナ32に接続され、RF受信アンテナ32から入力される受信信号を増幅する。
RF復調回路131は、増幅後の受信信号を復調し、得られた復調信号をCPU10に入力する。
また、トランスポンダ通信用回路18は、トランスポンダ通信用アンテナ35を介して受信した気中の無線信号を復調してCPU10に入力する。
図3において、携帯機2は、各種演算処理機能を有する携帯機CPU20(以下、単に「CPU20」という)と、ユーザ200の操作信号をCPU20に入力する入力回路21と、CPU20に属するROMおよびRAMを含む携帯機メモリ22(以下、単に「メモリ22」という)と、RF送信回路23と、LF通信回路24と、RF送信アンテナ25と、LF受信アンテナ26a、26b(以下、単に「受信アンテナ26a、26b」または「アンテナ26a、26b」という)と、トランスポンダ通信兼用のLF受信アンテナ26c(以下、単に「受信アンテナ26c」または「アンテナ26c」という)と、を備えている。
各アンテナ26a〜26cは、後述の図4〜図6に示すように、互いに磁束検出方向の異なるコイルアンテナからなる。
また、アンテナ26cは、トランスポンダ機能選択回路241およびトランスポンダ機能回路242によるトランスポンダ通信機能が有効化された際には、送受信アンテナとして機能する。
メモリ22内のROMには、認証コード220があらかじめ記憶されている。認証コード220は、携帯機2から車載機1への送信時に、車載機1において携帯機2を認証する(認証コード110と照合する)ために必要なデータである。
この場合、CPU20は、メモリ243にアクセス可能となり、構成認証コード220は認証コード2430と同一値となるので、メモリ22内の認証コード220は不要となる。
増幅回路2400およびRSSI回路2402は、それぞれ、各受信アンテナ26a〜26cに対応して並列構成されているものとする。
LF復調回路2401は、増幅後の受信信号を復調し、得られた復調信号をCPU20に入力する。
相互認証するのに必要なデータである認証コード2430は、メモリ243のROMに記憶されている。
スマートキーレスエントリシステムの携帯機2において、アンテナ26a〜26cは、互いに指向性による死角を補い合うように、各々のコイルの向きが互いにほぼ90度だけ異なるようにレイアウトされる。
このとき、アンテナ26a、26b、26cは、それぞれが独立部品で構成される場合と、複数のコイルが一体構成される場合がある。
図4〜図6は図3内のアンテナ26a〜26cのコイル構造を製造時の第1〜第3段階に分けて示す斜視図である。
次に、図5のように、コイルボビン260上の90度ずらした方向に、アンテナ26bのコイル26b0が巻かれる。
最後に、図6のように、コイルボビン260上のさらに90度ずらした方向に、アンテナ26cのコイル26c0が巻かれる。
逆に、比較的弱い磁界内に携帯機2を置いた場合には、強い磁界を検出しているアンテナコイルの増幅回路2400やRSSI回路2402が故障(受信電界強度測定値が実際よりも大きくなる故障など)していると判定することもできる。
この発明の実施の形態1に係る無線通信システムの故障検出手段は、各アンテナ26a〜26cのコイル間の相互インダクタンスによる起電力の発生を利用したものである。
ここでは、具体例として、トランスポンダ通信兼用のアンテナ26cの断線故障を検出する場合を例にとって説明する。
また、図8はこの発明の実施の形態1による受信アンテナ26cの故障検出処理を示すタイミングチャートである。
なお、図7内の故障判定処理や故障記憶処理(ステップS106、S107)は、携帯機2内のCPU20による実行に限らず、携帯機2と通信する車載機1内のCPU10で実行してもよい。
図8のタイミングチャートにおいては、アンテナ26aのRSSI値Raが強磁界を検出している状況下において、アンテナ26cに断線故障が発生し、アンテナ26cのRSSI値Rcが閾値Th2に満たない状態を示している。
図8において、故障していないアンテナ26bのRSSI値Rbは、閾値Th2以上のレベルを満たしている。
CPU10は、携帯機2から受信した認証応答信号に含まれる認証コード220と、メモリ11内の認証コード110との照合を行う。
CPU20は、複数の受信アンテナ26a〜26cごとの各受信電界強度測定値の相互比較結果に基づいて、複数の受信アンテナ26a〜26cのいずれかの故障状態を検出する故障検出手段を含む。
この場合、車載機1のCPU10は、複数の受信アンテナ26a〜26cごとの各受信電界強度測定値の相互比較結果に基づいて、複数の受信アンテナ26a〜26cのいずれかの故障状態を検出する故障検出手段を含む。
さらに、複数の受信アンテナ26a〜26cのうちの1つの受信アンテナ26cは、携帯機2の電池が切れた場合に車載機1と携帯機2との間で通信するためのトランスポンダ通信用の送受信アンテナの機能を兼ねている。
さらに、故障検出手段は、複数の受信アンテナ26a〜26cごとの各受信電界強度測定値Ra〜Rcのいずれかが故障の兆候を示す場合に、携帯機の移動をともなう可能性が高いタイミングとして、車両100のドア開閉時のタイミングで受信電界強度測定値Ra〜Rcを複数回にわたって繰り返し取得する。これにより、RSSI値(電界強度)を測定する機会を増やして故障診断精度を高め、故障検出の遅れや誤検出の可能性を減らすことができる。
また、携帯機2の受信アンテナ26a〜26cとしてはコイルアンテナが使用されるので、携帯機2の受信感度は、強い指向性を有し、磁束がコイル26a0〜26c0に直行する向きで最大となり、磁束がコイル26a0〜26c0に並行になると最小となる。
よって、幾つかの受信アンテナが非常に強い電界強度を検出している条件下では、他の受信アンテナも相互インダクタンスなどの電磁結合によって閾値Th2以上の電界強度を検知するはずであり、電界強度が閾値Th2未満の状態が継続(C1≧Th3)する場合には、いずれかの受信系統の故障(断線故障)と判定することができる。
たとえば、ユーザ200がスイッチ類を操作する機会は1日のうちに数回程度であり、故障カウンタC1が閾値Th3に達するまでに数日を要してしまうことになる。
このとき、途中で故障カウンタC1が0クリアされた場合には、故障判定用のRSSI値測定用信号の繰返し送信動作を中止する機能を持たせる。
または、ディーラで行われる故障診断モードの一部として、携帯機2のLF受信アンテナ26a〜26cの故障診断モードに移行することができる。
さらに、携帯機2のLF受信アンテナ26a〜26cの故障診断モードにおいて、ユーザ200は、故障判定対象となる携帯機2を車載機1のLF送信アンテナ31aに近づけたり離したり、また、携帯機2の向きを回したりすることにより、故障判定処理手順を効率的に繰返し実行することができる。
なお、上記実施の形態1(図7、図8)では、強磁界の環境下(Ra>Th1、または、Rb>Th1)で検出されるRSSI値(Rc)が閾値Th2(<Th1)に満たない場合に故障カウンタC1をインクリメントしたが、図9および図10に示すように、携帯機2の姿勢が大変動している環境下(dRa>Th4、または、dRb>Th4)で、RSSI値変動量dRc(=|今回値−前回値|)が閾値Th5(<Th4)に満たない場合に故障カウンタC2をインクリメントしてもよい。
なお、この発明の実施の形態2に係る無線通信システムの構成は、前述(図1〜図6)と同様であり、携帯機2(図3)内のCPU20の動作プログラムが異なるのみである。
すなわち、図6のように、携帯機2のアンテナ26a〜26cは、ほぼ直行して配置されているので、少なくとも1つのアンテナのRSSI値が大きく変動すると、携帯機2の位置か向きが大きく変化したと推測できる。
逆に、携帯機2の姿勢安定状態(RSSI値の無変動状態)でRSSI値の大きな変化を検出しているアンテナコイルの増幅回路やRSSI回路が故障(受信電界強度測定値が実際よりも大きくなる故障など)していると判定することもできる。
図9において、ステップS206〜S209は、前述(図7参照)のステップS104〜S107の処理に対応している。
以下、ステップS203、S204により、アンテナ26a、26bのRSSI値変動量dRa、dRbのいずれかが、閾値Th4(携帯機2の位置または向きの変化が十分大きいと見なされる大変動判定用の基準値)よりも大きいか否かを判定し、いずれかが閾値Th4を越えた場合は、アンテナ26cのRSSI値変動量dRcの判定処理(ステップS205)を行う。
なお、図9において、故障確定用の閾値Th6は、前述(図7、図8)の閾値Th3と同一値であってもよい。
さらに、図9の故障判定処理や故障の記憶処理(ステップS209)は、携帯機2内のCPU20による実行に限定されることはなく、車載機1内のCPU10で実行してもよい。
図10においては、アンテナ26a、26bのRSSI値Ra、Rbが十分に変動している状況下(dRa>Th4、dRb>Th4)で、アンテナ26cに断線故障が発生し、アンテナ26cのRSSI値変動量dRcが閾値Th5に満たない状態を示している。
一方、断線故障したアンテナ26cのRSSI値変動量dRcは0レベルであり、閾値Th5に達することはない。
なお、上記実施の形態2(図9、図10)では、RSSI値変動時の環境下で検出されるRSSI値変動量dRが閾値Th5に満たない場合に故障カウンタC2をインクリメントしたが、図11および図12に示すように、RSSI値変動時の環境下(dRa>Th7、または、dRb>Th7)において、2つのアンテナのRSSI値変動量の差分ΔdRac(=|dRc−dRa|)が閾値Th8に満たない場合に差分故障カウンタC3をインクリメントしてもよい。
なお、この発明の実施の形態3に係る無線通信システムの構成は、前述(図1〜図6)と同様であり、携帯機2(図3)内のCPU20の動作プログラムが異なるのみである。
前述(図4〜図6)の通り、携帯機2のアンテナ26a〜26cは、ほぼ直行して配置されているので、複数のアンテナの各RSSI値変動量が同一値であり続けるように携帯機2の位置または向きを変化させ続けることは困難である。
図11において、ステップS301〜S303は、前述(図9参照)のステップS201〜S203の処理に対応している。
続いて、次回の処理に備えて、アンテナ26a、26cの今回のRSSI値Ra、Rcを前回値として記憶する(ステップS302)。
なお、図11において、大変動判定用の基準値となる閾値Th7は、前述(図9、図10)の閾値Th4と同一値であってもよい。
一方、ステップS306において、ΔdRac≧Th8(すなわち、NO)と判定されれば、差分故障カウンタC3を0クリアして(ステップS308)、ステップS309に移行する。
なお、故障確定用の閾値Th9は、前述(図9、図10)の閾値Th6と同一値であってもよい。
また、図11の短絡故障判定処理や故障の記憶処理(ステップS310)は、携帯機2内のCPU20による実行に限定されることはなく、車載機1内のCPU10で実行されてもよい。
図12においては、アンテナ26a、26cのRSSI値Ra、Rcが十分に変動している状況下(dRa>Th7、dRc>Th7)で、アンテナ26a、26cの相互間で短絡故障が発生し、アンテナ26a、26cのRSSI値変動量の差分ΔdRacが閾値Th8に満たない状態を示している。
また、RSSI値変動量dRa、dRcの差分ΔdRac(=|dRc−dRa|)は、閾値Th8に達していない。
なお、ここでは代表的に、2つのアンテナ26a、26cの短絡故障判定処理を例にとって説明したが、他の2つのアンテナの組合せ、すなわち、アンテナ26a、26b、アンテナ26b、26cについても、同様に短絡故障判定処理を行うことができる。
Claims (7)
- 車両に搭載された無線通信機能を有する車載機と、
前記車両のユーザによって携帯され、前記車載機との間で無線通信機能を有する携帯機とにより構成される無線通信システムであって、
前記車載機は、
車載機CPUと、
認証コードを記憶する車載機メモリと、
電界強度測定用信号および認証要求信号を前記携帯機に送信するLF送信回路と、
前記携帯機からの認証応答信号を受信する受信回路と、を備え、
前記車載機CPUは、前記携帯機から受信した認証応答信号に含まれる認証コードと、前記車載機メモリ内の認証コードとの照合を行い、
前記携帯機は、
携帯機CPUと、
前記認証コードを記憶する携帯機メモリと、
前記電界強度測定用信号および前記認証要求信号を受信する複数の受信アンテナおよびLF受信回路と、
前記携帯機メモリ内の認証コードおよび前記認証応答信号を前記車載機に送信する送信回路と、
前記複数の受信アンテナごとに前記電界強度測定用信号の受信電界強度を測定する電界強度測定部と、を備え、
前記携帯機の複数の受信アンテナは、互いに磁束検出方向の異なる相互間に相互インダクタンスを有し、磁束が通らないコイルにも常に僅かな起電力が発生するコイルアンテナからなり、
前記携帯機CPUは、前記複数の受信アンテナごとの各受信電界強度測定値を、前記送信回路を介して前記車載機に送信し、
前記車載機CPUは、
前記複数の受信アンテナごとの各受信電界強度測定値の相互比較結果に基づいて、前記複数の受信アンテナのいずれかの故障状態を検出する故障検出手段を含み、
前記故障検出手段は、前記複数の受信アンテナの相互インダクタンスを利用して、
前記複数の受信アンテナのうちの少なくとも1つの受信アンテナの受信電界強度測定値が、強磁界判定用の第1の閾値を超えたときに、前記複数の受信アンテナのうちの他の1つの受信アンテナの受信電界強度測定値が、前記第1の閾値よりも小さい前記相互インダクタンスを考慮した第2の閾値に満たない場合に、前記他の1つの受信アンテナの故障を検出し、
また前記少なくとも1つの受信アンテナの受信電界強度測定値が前記第1の閾値を超えたときに、前記他の1つの受信電界強度測定値が前記第2の閾値に満たない場合に、カウント値をインクリメントする第1の故障カウンタを有し、前記第1の故障カウンタが第3の閾値に達した時点で、前記他の1つの受信アンテナの故障を確定して記憶する、
ことを特徴とする無線通信システム。
- 前記複数の受信アンテナの各コイルは、互いに直交する方向となるように、単一のコイルボビンに巻回されたことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
- 前記複数の受信アンテナのうちの1つは、前記携帯機の電池が切れた場合に前記車載機と前記携帯機との間で通信するためのトランスポンダ通信用の送受信アンテナの機能を兼ねることを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信システム。
- 前記故障検出手段は、
前記複数の受信アンテナごとの各受信電界強度測定値を複数回にわたって繰り返し取得することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の無線通信システム。 - 前記故障検出手段は、
前記複数の受信アンテナごとの各受信電界強度測定値のいずれかが故障の兆候を示す場合に、前記車両のドア開閉時のタイミングで前記受信電界強度測定値を複数回にわたって繰り返し取得することを特徴とする請求項4に記載の無線通信システム。 - 前記車両に設けられた操作入力手段を備え、
前記故障検出手段は、前記操作入力手段からの所定の操作入力に応答して有効化され、強制的に診断モードに移行することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の無線通信システム。 - 前記車両に搭載されて表示器または報知器を有する制御装置を備え、
前記制御装置は、前記故障検出手段からの故障検出結果を、前記表示器または前記報知器を介して前記車両のユーザに知らせることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の無線通信システム。
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