JP5176451B2 - 画像表示システム,画像表示方法及び投射型表示装置 - Google Patents

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本発明は、コンピュータと投射型表示装置とをネットワークで接続して画像を表示する画像表示システム,画像表示方法に関し、特に、画面解像度が互いに異なる複数台の投射型表示装置を含んだものに関する。また本発明は、そうした画像表示システム,画像表示方法に用いる投射型表示装置に関する。
近年、パーソナルコンピュータでプレゼンテーション用のアプリケーションソフトウェア等を用いて作成した画像データを、パーソナルコンピュータから液晶プロジェクターのような投射型表示装置に送ってスクリーンに投射することが、学校での授業や各種の会議・講演等で一般的に行われるようになっている。
液晶プロジェクターには、ネットワーク・インターフェースを搭載したものも存在している。そこで、パーソナルコンピュータと液晶プロジェクターとをネットワークで接続し、パーソナルコンピュータからネットワーク経由で液晶プロジェクターに画像データを転送するという画像表示システムも実現されている。
従来のこうした画像表示システムでは、使用される液晶プロジェクターは、画面解像度がXGA(1024×768ピクセル)の液晶プロジェクターだけであった(非特許文献1参照)。そして、パーソナルコンピュータは、画像データを転送させる操作が行われると、バックグランドの処理として、アプリケーションソフトウェアを用いて作成されて内蔵ハードディスク等に保存されている画像データから、XGAに合わせたサイズの画像データを作成する処理(リサイズ)を行い、そのリサイズした画像データを液晶プロジェクターに転送していた。
ソニー(株) DataProjector取扱説明書ネットワーク編 4頁[online]、[平成19年9月25日検索]インターネット(URL:http://www.aii.co.jp/contents/smojsdmk/b2b_index/manual_pdf/pj/2686489031.pdf)
ところで、従来は液晶プロジェクターの画面解像度はXGAが主流であったが、最近は、画面解像度がそれよりも大きいWXGA(1280×768ピクセル)の液晶プロジェクターも登場している。そこで、例えば収容人数の多い大教室や大会場において、どの席からでも画像がよく見えるようにするために、教室や会場の前方の中央の位置に大きなスクリーンを設置して画面解像度WXGAの液晶プロジェクターから画像を投射し、教室や会場の前方の両端の位置には小さなスクリーンを設置して画面解像度XGAの液晶プロジェクターから同じ画像を投射するということも可能になっている。
しかし、このように画面解像度が互いに異なる複数台の液晶プロジェクターとパーソナルコンピュータとをネットワークで接続し、パーソナルコンピュータからそれらの液晶プロジェクターに画像データを転送させようとする場合に、パーソナルコンピュータが、画像データをXGAに合わせてリサイズする処理と、画像データをWXGAに合わせてリサイズする処理との両方を行うとすると、リサイズには間引きや補間といった計算量の多い演算が必要なため、パーソナルコンピュータのバックグランドの処理の負担が非常に大きくなってしまう。そこで、パーソナルコンピュータには、XGAかWXGAかのいずれか一方に合わせたリサイズだけを行わせることが望ましい。
ところが、XGAかWXGAかのいずれか一方に合わせてリサイズした画像データだけが転送されると、その画像データと自己の画面解像度が一致していないほうの液晶プロジェクターでは、そのままでは、スクリーンに映し出される画面の隅のほうに偏って画像が表示される(XGAに合わせたサイズの画像をWXGAの液晶プロジェクターで表示する場合)か、画像の一部が画面からはみ出して表示されなくなる(WXGAに合わせたサイズの画像をXGAの液晶プロジェクターで表示する場合)ことになるので、画像が見づらくなってしまう。
こうした事態を防ぐ方法としては、液晶プロジェクターの側で、転送された画像データのサイズが自己の画面解像度に一致しない場合に、画像データを自己の画面解像度に合わせてリサイズするという方法も考えられる。
しかし、液晶プロジェクターに搭載されているプロセッサは比較的処理能力が低いので、計算量の多い処理であるリサイズを行わせると、パーソナルコンピュータとの間でリアルタイムに通信を行いながら画像を表示することが困難になる。そのため、同じ教室や会場において、自己の画面解像度と一致する画像データが送られた液晶プロジェクターで画像が表示されるタイミングよりも、自己の画面解像度と一致ない画像データが送られた液晶プロジェクターで画像が表示されるタイミングが大きく遅れてしまうことがある。このように同じ画像の表示タイミングが大きくずれると、授業や講演等の円滑な進行に支障が生じてしまう。
本発明は、上述の点に鑑み、コンピュータと、画面解像度が互いに異なる複数台の投射型表示装置とをネットワークで接続して画像を表示する際に、各投射型表示装置に、見やすく、且つリアルタイムに画像を表示させることを課題とする。
この課題を解決するため、本発明は、コンピュータと、画面解像度が互いに異なる複数台の投射型表示装置とをネットワークで接続して画像を表示する画像表示システムにおいて、
前記コンピュータは、
前記複数台の投射型表示装置から前記ネットワーク経由でそれぞれ画面解像度の情報を取得する第1の処理と、
表示対象の画像データから、前記第1の処理で取得した情報が示す最小の画面解像度に合わせたサイズの画像データを作成して、その作成した画像データを前記ネットワーク経由で前記複数台の投射型表示装置に転送する第2の処理と
を行い、
前記複数台の投射型表示装置のうち、画面解像度が最小の投射型表示装置以外の投射型表示装置に、
前記コンピュータから転送された画像データを、自己の投射型表示装置の画面解像度と前記最小の画面解像度との水平画素数の差分の2分の1だけ又は2分の1近く画面の右方向に移動するようにシフトさせ、そのシフトさせた画像データを表示させる制御手段
を備えたことを特徴とする。
この画像表示システムでは、コンピュータは、各投射型表示装置から画面解像度の情報を取得した後、最小の画面解像度に合わせたリサイズだけを行うので、それぞれの画面解像度に合わせたリサイズを行う場合のように処理の負担が大きくなることはない。
そして、この画像表示システムでは、画面解像度が最小の投射型表示装置以外の投射型表示装置(すなわち自己の画面解像度に一致しない画像データが転送される投射型表示装置)に、転送された画像データを、自己の投射型表示装置の画面解像度と最小の画面解像度との水平画素数の差分の2分の1だけ又は2分の1近く画面の右方向に移動するようにシフトさせ、そのシフトさせた画像データを表示させる制御手段が備えられている。
このように画像データをシフトさせることにより、画面の略中央の位置に画像が表示されるので、画像が画面の隅のほうに偏って表示されて見づらくなるようなことがなくなり、画像が見やすくなる。
そして、こうしたシフト処理は、リサイズと比較してはるかに計算量が少ないので、既存の投射型表示装置に搭載されている比較的処理能力の低いプロセッサにも、この制御手段としての機能をリアルタイムに実現させることができる。
これにより、コンピュータと、画面解像度が互いに異なる複数台の投射型表示装置とをネットワークで接続して画像を表示する際に、各投射型表示装置に、見やすく、且つリアルタイムに画像を表示させることができる。
なお、この画像表示システムにおいて、一例として、制御手段は、シフト処理として、コンピュータから転送された画像データを格納したビデオRAM上で、自己の投射型表示装置の画面解像度と最小の画面解像度との水平画素数の差分の2分の1だけ又は2分の1近く画面の右方向に移動するように個々の画素のデータを再配置する処理を行い、その再配置した画像データをビデオRAMから読み出して表示させることが好適である。
また、この画像表示システムにおいて、複数台の投射型表示装置が、画面解像度がXGAの投射型表示装置と、画面解像度がWXGAの投射型表示装置とである場合には、画面解像度WXGAの投射型表示装置に、制御手段として、コンピュータから転送された画像データを、WXGAとXGAとの水平画素数の差分の2分の1だけ画面の右方向にシフトさせる制御手段を備えることが好適である。
次に、本発明は、
コンピュータと、画面解像度が互いに異なる複数台の投射型表示装置とをネットワークで接続して画像を表示する画像表示方法において、
前記コンピュータが、前記複数台の投射型表示装置から前記ネットワーク経由でそれぞれ画面解像度の情報を取得する第1のステップと、
前記コンピュータが、表示対象の画像データから、前記情報が示す最小の画面解像度に合わせたサイズの画像データを作成して、その作成した画像データを前記ネットワーク経由で前記複数台の投射型表示装置に転送する第2のステップと、
前記複数台の投射型表示装置のうち、画面解像度が最小の投射型表示装置以外の投射型表示装置に備えられた制御手段が、前記コンピュータから転送された画像データを、自己の投射型表示装置の画面解像度と前記最小の画面解像度との水平画素数の差分の2分の1だけ又は2分の1近く画面の右方向に移動するようにシフトさせ、そのシフトさせた画像データを表示させる第3のステップと
を有することを特徴とする。
この画像表示方法では、コンピュータは、各投射型表示装置から画面解像度の情報を取得した後、最小の画面解像度に合わせたリサイズだけを行うので、それぞれの画面解像度に合わせたリサイズを行う場合のように処理の負担が大きくなることはない。
そして、この画像表示方法では、画面解像度が最小の投射型表示装置以外の投射型表示装置(すなわち自己の画面解像度に一致しないサイズの画像データが転送される投射型表示装置)内の制御手段が、転送された画像データを、自己の投射型表示装置の画面解像度と最小の画面解像度との水平画素数の差分の2分の1だけ又は2分の1近く画面の右方向に移動するようにシフトさせ、そのシフトさせた画像データを表示させる。
このように画像データをシフトさせることにより、画面の略中央の位置に画像が表示されるので、画像が画面の隅のほうに偏って表示されて見づらくなるようなことがなくなり、画像が見やすくなる。
そして、こうしたシフト処理は、リサイズと比較してはるかに計算量が少ないので、既存の投射型表示装置に搭載されている比較的処理能力の低いプロセッサにも、この制御手段としての機能をリアルタイムに実現させることができる。
これにより、コンピュータと、画面解像度が互いに異なる複数台の投射型表示装置とをネットワークで接続して画像を表示する際に、各投射型表示装置に、見やすく、且つリアルタイムに画像を表示させることができる。
次に、本発明は、ネットワーク・インターフェースを備えた投射型表示装置において、
ネットワーク経由で受信した画像データのサイズが、前記投射型表示装置の画面解像度に一致するか、それよりも小さい画面解像度に一致するかを判断する第1の処理と、
前記第1の処理の判断において前記小さい画面解像度に一致した場合、前記受信した画像データを、前記投射型表示装置の画面解像度と前記小さい画面解像度との水平画素数の差分の2分の1だけ又は2分の1近く画面の右方向に移動するようにシフトさせ、そのシフトさせた画像データを表示させる第2の処理と
を行う制御手段
を備えたことを特徴とする。
この投射型表示装置では、ネットワーク経由で受信した画像データのサイズが自己の画面解像度よりも小さい画面解像度に一致した場合、その受信した画像データを、自己の画面解像度とその小さい画面解像度との水平画素数の差分の2分の1だけ又は2分の1近く画面の右方向に移動するようにシフトさせ、そのシフトさせた画像データを表示させる制御手段が備えられている。
したがって、前述の本発明に係る画像表示システム,画像表示方法において、画面解像度が最小の投射型表示装置以外の投射型表示装置として用いることにより、見やすく、且つリアルタイムに画像を表示させることができる。
本発明によれば、コンピュータと、画面解像度が互いに異なる複数台の投射型表示装置とをネットワークで接続して画像を表示する際に、各投射型表示装置に、見やすく、且つリアルタイムに画像を表示させることができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて具体的に説明する。図1は、本発明を適用した画像表示システムの全体構成を示す図である。パーソナルコンピュータ1と、画面解像度がWXGAの1台の液晶プロジェクター2と、画面解像度がXGAの2台の液晶プロジェクター3とが、イーサネット(イーサネット:Ethernetは登録商標)のようなLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)4で接続されている。
この画像表示システムは、例えば収容人数の多い大教室や大会場で授業や講演等を行う際に、どの席からでも画像がよく見えるようにするために、教室や会場の前方の中央の位置に大きなスクリーン(図示略)を設置して液晶プロジェクター2から画像を投射し、教室や会場の前方の両端の位置には小さなスクリーン(図示略)を設置してそれぞれ1台ずつの液晶プロジェクター3から同じ画像を投射するというようにして用いることができる。
図2は、液晶プロジェクター2のハードウェア構成のうち、本発明に関連する部分を示すブロック図である。ネットワーク・インターフェース10と、液晶プロジェクター2全体を制御するCPU11と、CPU11が実行するプログラム等が格納されたROM12と、VRAM(ビデオRAM)13と、液晶パネル16を制御する液晶駆動部14とが、液晶プロジェクター内部のバス15で接続されている。なお、このハードウェア構成そのものは既存の液晶プロジェクターと共通しており、CPU11も、画面解像度WXGAの通常の液晶プロジェクターに搭載されるCPUと同等の、比較的処理能力の低いものである。
図1のパーソナルコンピュータ1には、プレゼンテーション用のアプリケーションソフトウェアがインストールされているとともに、そのアプリケーションソフトウェアを用いて作成した画像データが内蔵ハードディスクに保存されている。また、パーソナルコンピュータ1には、バックグランド処理として、図3に示すような画像データのリサイズ・転送処理を実行するプログラムもインストールされている。
この処理では、最初に、LAN4に接続されている各液晶プロジェクターに、LAN4経由でそれぞれ画面解像度の情報を要求する(ステップS1)。そして、その要求に応じて各液晶プロジェクターから送信された画面解像度の情報を取得する(ステップS2)。
続いて、プレゼンテーション用のアプリケーションソフトウェアによってパーソナルコンピュータ1に表示されている操作画面上で、いずれかの画像データを表示させる操作が行われるまで待機する(ステップS3)。
画像データを表示させる操作が行われると、表示対象の画像データを内蔵ハードディスクから読み出し、その画像データから、ステップS2で取得した情報が示す最小の画面解像度(ただし、ステップS2で取得した情報が示す画面解像度が一種類である場合はその画面解像度)に合わせたサイズの画像データを作成する(ステップS4)。そして、そのリサイズした画像データと、その画像データのサイズを示すサイズ情報とを、LAN4に接続されている全ての液晶プロジェクターに、LAN4経由で転送する(ステップS5)。
以下、プレゼンテーション用のアプリケーションソフトウェアが終了するまで、ステップS3以降を繰り返す(ステップS6)。
図1のように画面解像度WXGAの液晶プロジェクター2と画面解像度XGAの液晶プロジェクター3とがLAN4に接続されている場合、この図3の処理により、表示対象の画像データが、XGAに合わせてリサイズされて、全ての液晶プロジェクター2,3に転送されることになる。
この図3の処理では、各液晶プロジェクターから画面解像度の情報を取得した後、最小の画面解像度に合わせたリサイズだけを行うので、それぞれの画面解像度に合わせたリサイズを行う場合のようにバックグランド処理の負担が大きくなることはない。
液晶プロジェクター2では、パーソナルコンピュータ1からこの画像データ及びサイズ情報が転送されてネットワーク・インターフェース10(図2)で受信されると、CPU11(図2)が、この画像データをVRAM13(図2)に展開するとともに、このサイズ情報が、液晶プロジェクター2の画面解像度に一致するWXGAを示しているか、それともXGAを示しているかを判断する。
このサイズ情報がXGAを示している場合、CPU11は、この画像データを、画像の表示位置が画面のちょうど中央に移動するようにシフトさせるために、VRAM13上で、個々の画素のデータを再配置する。すなわち、WXGAは1280×768ピクセルであるのに対しXGAは1024×768ピクセルであり、WXGAのほうが水平画素数が多いためにそのままでは画面の左端に偏って画像が表示されるような配置でVRAM13に展開されるので、個々の画素のデータを、WXGAとXGAとの水平画素数の差分の2分の1である128画素分だけ画面の右方向に移動するように再配置する。
そして、CPU11は、このように再配置した画像データを、VRAM13から読み出し、液晶駆動部14(図2)に送ることによって表示(画像データに応じて液晶パネル16で変調された光を投射)させる。
図4は、こうしたシフト処理によって液晶プロジェクター3で表示される画像の位置を、シフト処理を行わなかった場合の画像の表示位置と対比して例示する図であり、上側がシフト処理を行わなかった場合の表示位置、下側がシフト処理を行った場合の表示位置である。シフト処理を行わなかった場合には、スクリーンに映し出される画面の左隅のほうに偏って画像が表示されるので、画像が見づらくなってしまうのに対し、シフト処理を行うことにより、画面のちょうど中央の位置に画像が表示されるので、画像が見やすくなる。
そして、こうした表示位置を移動するシフト処理は、リサイズと比較してはるかに計算量が少ないので、比較的処理能力の低いCPU11にもリアルタイムに実行させることができる。したがって、このシフト処理を行っても、画像を表示するタイミングはほとんど遅れることがない。
図1の液晶プロジェクター3は、ネットワーク・インターフェースを有する通常の液晶プロジェクターである。図5は、液晶プロジェクター2,3で表示される画像(図4に示したのと同じ画像)を例示する図である。XGAのサイズの画像が各液晶プロジェクター3で通常通り表示されるのとほとんど同時に、液晶プロジェクター2で、同じ画像が画面のちょうど中央の位置に表示される。
このように、各液晶プロジェクター2,3で、見やすく、且つリアルタイムに画像が表示されるので、大教室や大会場においても、円滑に授業や講演等を行うことができる。
なお、液晶プロジェクター2内のCPU11(図2)は、パーソナルコンピュータ1から転送されたサイズ情報がWXGAを示していた場合には、パーソナルコンピュータ1から転送された画像データを、VRAM13(図2)に展開した後、そのままVRAM13から読み出して液晶駆動部14(図2)に送る。また、仮に液晶プロジェクター3のほうがLAN4に接続されていない(パーソナルコンピュータ1と液晶プロジェクター2とだけがLAN4に接続されている)ような場合には、パーソナルコンピュータ1が実行する図3の処理では、WXGAに合わせてリサイズした画像データが液晶プロジェクター2に転送される。したがって、その場合には、WXGAのサイズの画像が、液晶プロジェクター2で通常通り表示される。
以上の実施の形態では、画面解像度WXGAの液晶プロジェクター2内のCPU11に、XGAのサイズの画像の表示位置が画面のちょうど中央に移動するようなシフト処理を行わせている。しかし、このように画面のちょうど中央でなくとも、中央に近い位置に(少なくともそのまま画像を表示する場合よりも中央寄りに)移動させるようなシフト処理を行わせるようにしてもよく、そのようなシフト処理も本発明の技術的範囲に含まれるものである。
また、以上の実施の形態では、画面解像度WXGAの液晶プロジェクター2内のCPU11に、VRAM13上で個々の画素のデータを再配置するという方法で、画像の表示位置を移動するシフト処理を行わせている。しかし、このCPU11の処理能力の範囲内で、VRAM13上での再配置以外の方法でこのシフト処理を行わせる(例えば、画像データをVRAM13に展開する段階で、個々の画素のデータの書込みアドレスを、表示位置の移動量に応じてずらしておく)ようにしてもよい。
また、以上の実施の形態では、画面解像度WXGAの液晶プロジェクターと、画面解像度XGAの液晶プロジェクターとを用いた画像表示システムに本発明を適用している。しかし、これに限らず、これらの液晶プロジェクターに加えて画面解像度SXGA+(1400×1050ピクセル)の液晶プロジェクターを用いた画像表示システムや、あるいは画面解像度WXGAの液晶プロジェクターと画面解像度XGAの液晶プロジェクターとのいずれか一方に代えて画面解像度SXGA+の液晶プロジェクターを用いた画像表示システムにも本発明を適用してよい。
例えば画面解像度XGAの液晶プロジェクターと画面解像度SXGA+の液晶プロジェクターとを用いた画像表示システムに本発明を適用する場合、SXGA+のほうが水平画素数だけでなくライン数も多いので、VRAM上で、個々の画素のデータを、WXGAとXGAとの水平画素数の差分の2分の1である188画素分だけ画面の右方向に移動するとともに、WXGAとXGAとのライン数の差分の2分の1である141ライン分だけ画面の下方向に移動するように再配置すればよい。それにより、画面解像度SXGA+の液晶プロジェクターにも、図6に例示するように、XGAのサイズの画像を画面のちょうど中央の位置に表示させることができる。
また、以上の実施の形態ではパーソナルコンピュータと液晶プロジェクターとを有線のLANで接続しているが、これに限らず、パーソナルコンピュータと液晶プロジェクターとを無線LANで接続した画像表示システムにも本発明を適用してよい。
また、以上の実施の形態では、液晶プロジェクターを用いた画像表示システムに本発明を適用しているが、これに限らず、液晶プロジェクター以外の投射型表示装置(例えばDLPプロジェクターなど)を用いた画像表示システムにも本発明を適用してよい。
本発明を適用した画像表示システムの全体構成を示す図である。 図1の液晶プロジェクター2の構成のうち、本発明に関連する部分を示すブロック図である。 図1のパーソナルコンピュータ1が実行する画像リサイズ・転送処理を示すフローチャートである。 図1の液晶プロジェクター2のシフト処理による画像の表示位置を示す図である。 図1の液晶プロジェクター2,3で表示される画像を例示する図である。を例示する図である。 画面解像度SXGA+の液晶プロジェクターの場合のシフト処理による画像の表示位置を示す図である。
符号の説明
1 パーソナルコンピュータ、 2 液晶プロジェクター、 3 液晶プロジェクター3、 4 LAN、 10 ネットワーク・インターフェース、 11 CPU、 12 ROM、 13 VRAM(ビデオRAM)、 14 液晶駆動部、 15 バス、 16 液晶パネル

Claims (7)

  1. コンピュータと、画面解像度が互いに異なる複数台の投射型表示装置とをネットワークで接続して画像を表示する画像表示システムにおいて、
    前記コンピュータは、
    前記複数台の投射型表示装置から前記ネットワーク経由でそれぞれ画面解像度の情報を取得する第1の処理と、
    表示対象の画像データから、前記第1の処理で取得した情報が示す最小の画面解像度に合わせたサイズの画像データを作成して、その作成した画像データを前記ネットワーク経由で前記複数台の投射型表示装置に転送する第2の処理と
    を行い、
    前記複数台の投射型表示装置のうち、画面解像度が最小の投射型表示装置以外の投射型表示装置は、
    前記コンピュータから転送された画像データを、自己の投射型表示装置の画面解像度と前記最小の画面解像度との水平画素数の差分の2分の1だけ又は2分の1近く画面の右方向に移動するようにシフトさせ、そのシフトさせた画像データを表示させる制御手段を備え
    画像表示システム。
  2. 請求項1に記載の画像表示システムにおいて、
    前記制御手段は、前記コンピュータから転送された画像データを格納したビデオRAM上で、自己の投射型表示装置の画面解像度と前記最小の画面解像度との水平画素数の差分の2分の1だけ又は2分の1近く画面の右方向に移動するように個々の画素のデータを再配置し、その再配置した画像データを前記ビデオRAMから読み出して表示させ
    画像表示システム。
  3. 請求項1に記載の画像表示システムにおいて、
    前記複数台の投射型表示装置は、画面解像度がXGAの投射型表示装置と、画面解像度がWXGAの投射型表示装置とであり、
    画面解像度がWXGAの投射型表示装置に、前記制御手段として、前記コンピュータから転送された画像データを、WXGAとXGAとの水平画素数の差分の2分の1だけ画面の右方向にシフトさせる制御手段を備え
    画像表示システム。
  4. コンピュータと、画面解像度が互いに異なる複数台の投射型表示装置とをネットワークで接続して画像を表示する画像表示方法において、
    前記コンピュータが、前記複数台の投射型表示装置から前記ネットワーク経由でそれぞれ画面解像度の情報を取得する第1のステップと、
    前記コンピュータが、表示対象の画像データから、前記情報が示す最小の画面解像度に合わせたサイズの画像データを作成して、その作成した画像データを前記ネットワーク経由で前記複数台の投射型表示装置に転送する第2のステップと、
    前記複数台の投射型表示装置のうち、画面解像度が最小の投射型表示装置以外の投射型表示装置に備えられた制御手段が、前記コンピュータから転送された画像データを、自己の投射型表示装置の画面解像度と前記最小の画面解像度との水平画素数の差分の2分の1だけ又は2分の1近く画面の右方向に移動するようにシフトさせ、そのシフトさせた画像データを表示させる第3のステップとを有す
    画像表示方法。
  5. ネットワーク・インターフェースを備えた投射型表示装置において、
    ネットワーク経由で受信した画像データのサイズが、前記投射型表示装置の画面解像度に一致するか、それよりも小さい画面解像度に一致するかを判断する第1の処理と、
    前記第1の処理の判断において前記小さい画面解像度に一致した場合、前記受信した画像データを、前記投射型表示装置の画面解像度と前記小さい画面解像度との水平画素数の差分の2分の1だけ又は2分の1近く画面の右方向に移動するようにシフトさせ、そのシフトさせた画像データを表示させる第2の処理と
    を行う制御手段を備え
    投射型表示装置。
  6. 請求項5に記載の投射型表示装置において、
    前記制御手段は、前記第2の処理として、前記受信した画像データを格納したビデオRAM上で、前記投射型表示装置の画面解像度と前記小さい画面解像度との水平画素数の差分の2分の1だけ又は2分の1近く画面の右方向に移動するように個々の画素のデータを再配置し、その再配置した画像データを前記ビデオRAMから読み出して表示させ
    投射型表示装置。
  7. 請求項5に記載の投射型表示装置において、
    前記投射型表示装置は、画面解像度がWXGAの投射型表示装置であり、
    前記制御手段は、前記第1の処理において、前記受信した画像データのサイズがXGAに一致するものであった場合、前記第2の処理として、前記受信した画像データを、WXGAとXGAとの水平画素数の差分の2分の1だけ画面の右方向にシフトさせ
    投射型表示装置。
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