JP2009069310A - 表示制御装置及びその方法、プログラム、記録媒体、ディスプレイ装置 - Google Patents

表示制御装置及びその方法、プログラム、記録媒体、ディスプレイ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 より緩やかな制約の下で、表示画像の全領域を複数のディスプレイにわたって連続して表示するための技術を提供する。
【解決手段】 縦横のピクセル数と画素サイズとが等しく、互いに縁部を接して配置された第1及び第2ディスプレイに画像を表示させる表示制御装置は、表示画像を入力し、前記第2ディスプレイの、前記第1ディスプレイに対する相対位置を取得し、前記表示画像の全領域を前記第1及び第2ディスプレイとで連続して表示するための変形パラメータを、前記相対位置に基づいて計算し、前記表示画像を、前記第1ディスプレイに表示すべき第1画像と、前記第2ディスプレイに表示すべき第2画像とに分割し、前記第1画像を前記変形パラメータに基づいて前記第1ディスプレイへ出力し、前記第2画像を前記変形パラメータに基づいて前記第2ディスプレイへ出力する。
【選択図】 図3

Description

本発明は表示制御装置及びその方法、プログラム、記録媒体、ディスプレイ装置に関し、特に、複数のディスプレイに画像を表示する技術に関する。
1台のディスプレイに表示できない大きさの矩形領域を、複数の表示ユニットにわたるグラフィックスとして表示する技術が知られている。このような構成には、1台のコンピュータに複数のディスプレイを接続し、それらが1台の大きな矩形領域のディスプレイであるかのように表示させるマルチディスプレイ機能を搭載しているもの(Microsoft Windows(登録商標)など)がある。
異なるディスプレイ間の特性を調整するための構成として、解像度を任意に調整可能な複数の表示ディスプレイを接続する際に、解像度を調整して連続に見えるようにする技術が提案されている(特許文献1参照)。また、異なる画素サイズの複数のディスプレイにわたって画像を表示するときに、オブジェクトの大きさや形状を保ちながら拡大縮小する技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開平6−19433号公報 特開2003−50655号公報
しかしながら、従来の構成では、複数のディスプレイを、頂点を合わせて並べて配置する必要があり、これと異なる配置をすると画像を適切に表示することができなかった。また、単一の矩形画像を、複数のディスプレイを接続しグラフィックスを表示する場合、ディスプレイが液晶ディスプレイのように解像度が固定の場合には解像度を調整して連続に見せることはできなかった。また、液晶ディスプレイのように表示可能なピクセル数が決まっている場合には、表示画像を拡大縮小して調整すると、表示内容が表示可能範囲に収まらないことがあった。
このように、従来の構成では、複数ディスプレイを用いて単一画像を適切に表示する上で様々な制約があった。
本発明は上記問題に鑑みなされたものであり、より緩やかな制約の下で、表示画像の全領域を複数のディスプレイにわたって連続して表示するための技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による表示制御装置は以下の構成を備える。即ち、
縦横のピクセル数と画素サイズとが等しく、互いに縁部を接して配置された第1及び第2ディスプレイに画像を表示させる表示制御装置であって、
表示画像を入力する入力手段と、
前記第2ディスプレイの、前記第1ディスプレイに対する相対位置を取得する位置取得手段と、
前記表示画像の全領域を前記第1及び第2ディスプレイとで連続して表示するための変形パラメータを、前記相対位置に基づいて計算する計算手段と、
前記表示画像を、前記第1ディスプレイに表示すべき第1画像と、前記第2ディスプレイに表示すべき第2画像とに分割する分割手段と、
前記第1画像を前記変形パラメータに基づいて前記第1ディスプレイへ出力する第1出力手段と、
前記第2画像を前記変形パラメータに基づいて前記第2ディスプレイへ出力する第2出力手段と、
を備える。
また、本発明による別の表示制御装置は以下の構成を備える。即ち、
縦方向のピクセル数と横方向のピクセル数との少なくともいずれかが異なり、画素サイズが等しい、互いに縁部を接して配置された第1及び第2ディスプレイに画像を表示させる表示制御装置であって、
表示画像を入力する入力手段と、
前記第2ディスプレイの、前記第1ディスプレイに対する相対位置を取得する位置取得手段と、
前記第1及び第2ディスプレイのそれぞれの、縦横のピクセル数を取得するピクセル数取得手段と、
前記表示画像の全領域を前記第1及び第2ディスプレイとで連続して表示するための変形パラメータを、前記相対位置と、前記第1及び第2ディスプレイの縦横のピクセル数と、に基づいて計算する計算手段と、
前記表示画像を、前記第1ディスプレイに表示すべき第1画像と、前記第2ディスプレイに表示すべき第2画像とに分割する分割手段と、
前記第1画像を前記変形パラメータに基づいて前記第1ディスプレイへ出力する第1出力手段と、
前記第2画像を前記変形パラメータに基づいて前記第2ディスプレイへ出力する第2出力手段と、
を備える。
また、本発明による別の表示制御装置は以下の構成を備える。即ち、
縦横のピクセル数が等しく、画素サイズが異なる、互いに縁部を接して配置された第1及び第2ディスプレイに画像を表示させる表示制御装置であって、
表示画像を入力する入力手段と、
前記第2ディスプレイの、前記第1ディスプレイに対する相対位置を取得する位置取得手段と、
前記第1及び第2ディスプレイのそれぞれの画素サイズを取得する画素サイズ取得手段と、
前記表示画像の全領域を前記第1及び第2ディスプレイとで連続して表示するための変形パラメータを、前記相対位置と前記画素サイズとに基づいて計算する計算手段と、
前記表示画像を、前記第1ディスプレイに表示すべき第1画像と、前記第2ディスプレイに表示すべき第2画像とに分割する分割手段と、
前記第1画像を前記変形パラメータに基づいて前記第1ディスプレイへ出力する第1出力手段と、
前記第2画像を前記変形パラメータに基づいて前記第2ディスプレイへ出力する第2出力手段と、
を備える。
本発明による表示制御装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
縦横のピクセル数と画素サイズとが等しく、互いに縁部を接して配置された第1及び第2ディスプレイに画像を表示させる表示制御装置の表示制御方法であって、
表示画像を入力する入力工程と、
前記第2ディスプレイの、前記第1ディスプレイに対する相対位置を取得する位置取得工程と、
前記表示画像の全領域を前記第1及び第2ディスプレイとで連続して表示するための変形パラメータを、前記相対位置に基づいて計算する計算工程と、
前記表示画像を、前記第1ディスプレイに表示すべき第1画像と、前記第2ディスプレイに表示すべき第2画像とに分割する分割工程と、
前記第1画像を前記変形パラメータに基づいて前記第1ディスプレイへ出力する第1出力工程と、
前記第2画像を前記変形パラメータに基づいて前記第2ディスプレイへ出力する第2出力工程と、
を備える。
本発明による別の表示制御装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
縦方向のピクセル数と横方向のピクセル数との少なくともいずれかが異なり、画素サイズが等しい、互いに縁部を接して配置された第1及び第2ディスプレイに画像を表示させる表示制御装置の表示制御方法であって、
表示画像を入力する入力工程と、
前記第2ディスプレイの、前記第1ディスプレイに対する相対位置を取得する位置取得工程と、
前記第1及び第2ディスプレイのそれぞれの、縦横のピクセル数を取得するピクセル数取得工程と、
前記表示画像の全領域を前記第1及び第2ディスプレイとで連続して表示するための変形パラメータを、前記相対位置と、前記第1及び第2ディスプレイの縦横のピクセル数と、に基づいて計算する計算工程と、
前記表示画像を、前記第1ディスプレイに表示すべき第1画像と、前記第2ディスプレイに表示すべき第2画像とに分割する分割工程と、
前記第1画像を前記変形パラメータに基づいて前記第1ディスプレイへ出力する第1出力工程と、
前記第2画像を前記変形パラメータに基づいて前記第2ディスプレイへ出力する第2出力工程と、
を備える。
本発明による別の表示制御装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
縦横のピクセル数が等しく、画素サイズが異なる、互いに縁部を接して配置された第1及び第2ディスプレイに画像を表示させる表示制御装置の表示制御方法であって、
表示画像を入力する入力工程と、
前記第2ディスプレイの、前記第1ディスプレイに対する相対位置を取得する位置取得工程と、
前記第1及び第2ディスプレイのそれぞれの画素サイズを取得する画素サイズ取得工程と、
前記表示画像の全領域を前記第1及び第2ディスプレイとで連続して表示するための変形パラメータを、前記相対位置と前記画素サイズとに基づいて計算する計算工程と、
前記表示画像を、前記第1ディスプレイに表示すべき第1画像と、前記第2ディスプレイに表示すべき第2画像とに分割する分割工程と、
前記第1画像を前記変形パラメータに基づいて前記第1ディスプレイへ出力する第1出力工程と、
前記第2画像を前記変形パラメータに基づいて前記第2ディスプレイへ出力する第2出力工程と、
を備える。
本発明によれば、より緩やかな制約の下で、表示画像の全領域を複数のディスプレイにわたって連続して表示するための技術を提供することができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(ハードウェア構成)
図1は本実施形態に係るグラフィックス表示装置(表示制御装置)100のハードウェア構成について説明したブロック図である。
図1において、CPU102は中央演算処理装置であり、装備している各機能を実行、制御する。ROM103は読み出し専用メモリであり、変更を必要としないプログラムや各種パラメータを格納する。RAM104は書き込み可能メモリであり、SDRAM、DRAMなどによって構成される。RAM104は、外部装置などから供給されるプログラムやデータを一時記憶する。
表示ユニット105は、プログラムによって描画された表示画面をディスプレイへ出力する。後述するように、表示ユニット105は、複数のディスプレイへ表示画面を出力する。
通信インタフェース106は、外部装置と通信するためのインタフェースである。通信インタフェース106は、例えば、IEEE1394インタフェース、IEEE1284インタフェース、USB、有線LANインタフェース、無線LANインタフェース、電話回線モデムなどにより実現される。バス101は、システムバスであり、CPU102、ROM103、RAM104、表示ユニット105、通信インタフェース106を接続する。
尚、以上の各装置と同等の機能を実現するソフトウェアにより、ハードウェア装置の代替として構成することもできる。
また、本実施形態では、説明の便宜のため、グラフィックス表示装置100を1つの装置で実現した構成について述べるが、複数の装置にリソースを分散した構成によって実現してもよい。例えば、記憶や演算のリソースを複数の装置に分散した形に構成してもよい。或いは、グラフィックス表示装置100上で仮想的に実現される構成要素毎にリソースを分散し、並列処理を行うようにしてもよい。
(システム構成)
次に、本実施形態に係るグラフィックス表示装置100を用いたシステム構成について、図2を参照して説明する。図2は、グラフィックス表示装置100を用いたシステム構成を示すネットワーク図である。図2において、ディスプレイ202とディスプレイ203は、それぞれ図1で説明したハードウェア構成を有するグラフィックス表示装置100の表示ユニット105と伝送路201を介して接続されている。ディスプレイ202、203は、液晶パネル、CRT、有機EL、SEDにより実現される。なお、ディスプレイ202は、第1ディスプレイ、第2ディスプレイのいずれかとして動作し、ディスプレイ203は、第1ディスプレイ、第2ディスプレイの他方として動作する。
図2では、グラフィックス表示装置100とディスプレイ202とを接続する伝送路201と、グラフィックス表示装置100とディスプレイ203とを接続する伝送路201とが共通だが、これに限られず、それぞれ別個に設けてもよい。また、ディスプレイ202とディスプレイ203との少なくともいずれかがグラフィックス表示装置100を備えてもよい。
また、グラフィックス表示装置100とディスプレイ202、203とは、通信インタフェース106を介して接続されていてもよい。この場合、伝送路201の種類は通信インタフェース108と対応することになる。
(機能構成)
次に、本実施形態に係るグラフィックス表示装置100の機能構成について、図3を参照して説明する。図3は、グラフィックス表示装置100の機能構成を示すブロック図である。本実施形態では、ディスプレイ202およびディスプレイ203が、垂直方向のピクセル数が一致しており、また水平方向のピクセル数が一致しており、かつ画素サイズが一致している。
また、ディスプレイ202とディスプレイ203は図4で示したように縁部を接して接続されている。図4は、ディスプレイの配置例を模式的に示す図である。図4のように、ディスプレイ202の各頂点をA、B、C、D、ディスプレイ203の各頂点をE、F、G、Hとすると、ディスプレイ202の辺CDとディスプレイ203の辺EFが接するように接続されている。また、ディスプレイ203の頂点Eがディスプレイ202の辺CD上にあり、ディスプレイ203の頂点Eはディスプレイ202の頂点Dと一致しない状態で接続されている。
グラフィックス表示装置100はプログラムが実行されることにより、グラフィックスの描画処理を開始する。そして、グラフィックス受信部301で、例えばハードディスク装置(不図示)等から読み出して、グラフィックスの処理命令を受信(入力)する。
グラフィックス分割部302は、グラフィックス受信部301で受信したグラフィックスを、ディスプレイ202とディスプレイ203に表示するために分割する。分割されたグラフィックスのうち、ディスプレイ202に出力するグラフィックスの集合を第1グラフィックス群、ディスプレイ203に出力するグラフィックスの集合を第2グラフィックス群とする。これらのグラフィックス群の一方は第1画像を構成し、他方は第2画像を構成する
ディスプレイ相対位置取得部306はディスプレイ202とディスプレイ203の相対位置を取得する。具体的にはディスプレイ202の頂点Dとディスプレイ202の頂点Eの距離を測定する。
変形パラメータ計算部305は、ディスプレイ相対位置取得部306において取得したディスプレイ202とディスプレイ203の相対位置をもとに変形パラメータを計算する。より具体的には、2次元平面から2次元平面への単射の写像関数を定義するパラメータを前記変形パラメータとして計算する。後述するように、写像関数は、2次元アフィン変換で表されるが、3次元アフィン変換でもよいし、2次元アフィン変換と3次元アフィン変換との組合せで表されてもよい。また、ディスプレイの横方向をX軸、縦方向をY軸とした場合、写像関数が、XY座標系においてXとYとの方程式(例えば、XとYとの多項式)で表されてもよい。
第1グラフィックス群出力部303は、グラフィックス分割部302において分割された第1グラフィックス群をディスプレイ202に対して出力する。第2グラフィックス群出力部304は、グラフィックス分割部302において分割された第2グラフィックス群をディスプレイ203に対して出力する。第1グラフィックス群出力部303、第2グラフィックス群出力部304の一方は第1出力手段として動作し、他方は第2出力手段として動作する。
(描画処理)
次に、本実施形態に係るグラフィックス表示装置100の処理の流れについて、図5を用いて説明する。図5はグラフィックス表示装置100の処理の流れについて示したフローチャートである。
図5において、まずグラフィックスの描画処理命令を受信する(ステップS501)。図6は、グラフィックス表示装置の処理内容について説明した模式図であり、図6(a)はステップS501で受信するグラフィックスの描画処理命令の例を図示している。ここでは、ディスプレイ202およびディスプレイ203とY軸方向のピクセル数が一致し、X軸方向のピクセル数が2倍の仮想表示領域601に対して描画命令が呼ばれているとする。
次に、ステップS501で受信した描画処理命令すべてに対して以下の処理を行う。ステップS502において、入力されたグラフィックスの描画処理命令のうち、分割が必要であるが、まだ分割していないものが存在するか否かを判定する。存在する場合(ステップS502でYES)はステップS503へ進み、存在しない場合(ステップS502でNO)はステップS508へ進む。
ステップS503では、仮想表示領域601のX軸方向の中心で区切り、グラフィックス描画処理命令が中心線602を跨るかどうかを判定する。跨っている場合(ステップS503でYES)はステップS504へ進み、跨っていない場合(ステップS503でNO)はステップS505へ進む。
ステップS504では、グラフィックス描画処理命令を中心線で分割し、複数の描画命令を生成する。図6(b)はステップS504におけるグラフィックス分割処理について説明した図である。例えば(X1,Y1)から(X2,Y2)に線分を描画する命令が中心線602を跨っている場合、中心線のX座標をWとすると、x=Wの直線と線分の交点を計算する。この交点の座標を(W,Y3)とすると、描画命令を(X1,Y1)から(W,Y3)までの線分と、(W,Y3)から(X2,Y2)までの線分との2つの描画命令に分割する。ステップS504の処理を終えると、ステップS505へ進む。
ステップS505では、分割された描画命令それぞれについて中心線のX座標より大きいかどうかを判定する。小さいと判定されたグラフィックス描画処理命令は第1グラフィックス群として登録し(ステップS506)、大きいと判定されたグラフィックス描画処理命令は第2グラフィックス群として登録する(ステップS507)。ステップS506又はステップS507の処理を終えるとステップS502へ戻る。
具体的には図6(a)におけるグラフィックス605、グラフィックス609は中心線602を跨っているので、前述した処理を行う。ステップS503で中心線を跨っていないと判定されたグラフィックス描画処理命令についてもステップS505、ステップS506、ステップS507の処理で第1グラフィックス群または第2グラフィックス群に登録される。具体的には、図6(a)におけるグラフィックス603、604、607、608は、図6(c)に示したように第1グラフィックス群614に登録される。そして、グラフィックス606、610、611、612、613は、図6(d)に示したように第2グラフィックス群615に登録される。
次に、一方のディスプレイに対する他方のディスプレイの相対位置を取得する(ステップS508)。ここでディスプレイ間相対位置を取得する方法についての例を、図7を用いて詳細に説明する。図7は、ディスプレイの相対位置を取得する方法の一例を説明する図であり、図7(a)はディスプレイ202およびディスプレイ203の側面を図示している。
ディスプレイ202の辺CDを有する側面703は受光素子701を備えている。一方、ディスプレイ202の辺CDを有する側面704は光を発生する発光素子702を備えている。そして、受光素子701は発光素子702からの光波を受信するように配置され、発光素子702からの光波は側面704に対して垂直な方向への指向性を有する。
図4に示したようにディスプレイ202とディスプレイ203を接続した場合、側面は図7(b)に示したような状態となる。すなわち、ディスプレイ203の点Eと重なるディスプレイ202の辺CD上の点をE’とし、点E’と点Dの間にある受光素子706は受光せず、点Cと点E’の間にある受光素子705だけが受光する。この場合、ディスプレイ202において、受光した受光素子705の数と受光していない受光素子706の境界を求めることにより、ディスプレイ202におけるDE’間の距離を求めることが可能である。つまり、受光素子701が受け取った光の分布に基づいてディスプレイの相対位置を取得することができる。
次に、ステップS508で求めたディスプレイ間相対位置をもとに変形パラメータを計算する(ステップS509)。ここで変形パラメータの計算方法の一例を、図8を用いて説明する。図8はグラフィックス表示装置の処理内容について説明した模式図であり、図8(a)は変形パラメータの計算方法の一例について説明している。
図8(a)において、ディスプレイ202およびディスプレイ203はともに幅がw、高さがhとし、ディスプレイ202上の点Dとディスプレイ203上の点Eの距離がステップS508においてdと求まったとする。また、ここでディスプレイ202の原点は点Bで、ディスプレイ203の原点は点Fである。ここでd<hは成立しているとする。
まず、線分AB上にある点Pを、線分APの長さがdとなるように設定し、次に、線分GH上にある点Qを、線分GQの長さがdとなるように設定する。このとき、矩形PBQHを2つのディスプレイを接続したときの表示領域801であるとする。
ステップS506において登録された第1グラフィックス群は図8における矩形PBCEの領域内に表示されるようにし、ステップS507において登録された第2グラフィックス群は図8における矩形ECQHの領域内に表示されるようにする。さらに、図6におけるグラフィックス605とグラフィックス609は、グラフィックスの分割、変形後も領域の境界である線分ECにおいて連続性が保たれるように、第1グラフィックス群および第2グラフィックス群に対して変形する。
具体的には、まず第1グラフィックス群に対して、y軸方向に(h−d)/hの縮小を行う2次元アフィン変換処理を実行する。次に、第2グラフィックス群に対して、y軸方向に(h−d)/hの縮小を行い、y軸方向にd平行移動させる2次元アフィン変換処理を行う。以上で変形パラメータの計算を終了する。
次に、ステップS510において、第1グラフィックス群および第2グラフィックス群に対してステップS509で求めた変形パラメータを適用し、変形処理を行う。そして、それぞれディスプレイ202、ディスプレイ203に出力する。出力結果の一例は、図8(b)に示したものとなる。
ここで、ステップS509における変形パラメータの計算方法の他の例について、図9を参照して説明する。図9はグラフィックス表示装置の処理内容について説明した模式図であり、図9(a)は変形パラメータの計算方法について説明している。図9では、ディスプレイ202の原点が点Bにあるとし、ディスプレイ203の原点が点Fにあるとする。
まず、辺AD上に、線分DRの長さがlとなるような点Rをとり、また、辺FG上に線分FSの長さがlとなる点Sをとる。ここでlはディスプレイの幅(W)よりも小さな任意の値である。この計算方法では、多角形RCFSEDの領域内を変形させ、四角形ABCRおよび四角形ESGHの領域内は変換処理を行わずに出力する。また、ディスプレイの境界である線分EC上での連続性を維持するとともに、線分RCおよび線分ES上での連続性を維持するような方程式を求め、それを写像関数として用いる。
前述の条件を満たすために、第1グラフィックス群に対する写像関数F(x,y)は、図9(b)で示した式を使用する。第2グラフィックス群に対する写像関数G(x,y)は図9(c)で示した式を使用する。写像関数F(x,y)は線分RC上においてx、y方向に連続であり、かつ三角形RCDの領域内でもx、y方向に連続である。また、写像関数G(x,y)は線分ES上でx、y方向に連続であり、また三角形EFSの領域内でもx、y方向に連続である。さらに、F(w,y)とG(0、y)はx、y方向に連続であるので、前述の条件をすべて満たす。これらの写像関数を適用して、ステップS510においてグラフィックスを変形し、出力すると、出力結果は図9(d)に示したものとなる。
なお、変形パラメータの計算方法はここに例示したものに限られず、後述の実施形態で説明する方法を使用してもよい。
上記のように、本実施形態では、表示画像の全領域をディスプレイ202、203で連続して表示するための変形パラメータを、ディスプレイ202、203の相対位置に基づいて計算する。そして、それぞれのディスプレイに表示するように分割された各画像を、この変形パラメータに基づいて変形して出力する。このため、図4のようにディスプレイの頂点がずれている場合であっても、ディスプレイ202、203を用いて単一画像を適切に表示することができる。従って、本実施形態に係る構成によれば、従来の構成よりも、より緩やかな制約の下で、表示画像の全領域を複数のディスプレイにわたって連続して表示することができる。
なお、本実施形態では、表示画像に1以上のグラフィックスが含まれており、グラフィックス表示装置100は、グラフィックスの表示画像において占める位置に基づいて、各グラフィックスを第1グラフィックス群と第2グラフィックス群とへ分類する。このとき、グラフィックスがディスプレイ202、203の境界を跨る場合は、グラフィックスを境界で分割して、第1、第2グラフィックス群へ分類する。このため、表示画像に複数のグラフィックスが含まれる場合でも、複数ディスプレイを用いて単一画像を適切に表示することができる。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態に係るグラフィックス表示装置100のハードウェア構成およびシステム構成は第1実施形態において説明したのと同じであるので、説明を省略する。
(機能構成)
本実施形態に係るグラフィックス表示装置100の機能構成について、図10を参照して説明する。図10は、グラフィックス表示装置100の機能構成を示すブロック図である。本実施形態では、第1実施形態と異なり画素サイズ取得部1007を備えている。また、本実施形態では、ディスプレイ202とディスプレイ203とは、垂直方向及び水平方向のピクセル数が一致しているが、画素サイズが異なっている。
また、ディスプレイ202とディスプレイ203は図11で示したように縁部を接して接続されている。図11はディスプレイの配置を説明した模式図である。図11のように、ディスプレイ202の各頂点をA、B、C、D、ディスプレイ203の各頂点をE、F、G、Hとすると、ディスプレイ202の辺CDとディスプレイ203の辺EFが接するように接続されている。ここで、ディスプレイ203の頂点Eがディスプレイ202の辺CD上にあり、ディスプレイ203の頂点Eはディスプレイ202の頂点Dと一致しない状態で接続されている。また、ディスプレイ203の頂点Fはディスプレイ202の頂点Cと重ならないように接続されている。
図10において、グラフィックス表示装置100は、プログラムが実行されることによりグラフィックスの描画処理を開始し、グラフィックス受信部1001でグラフィックスの処理命令を受信する。グラフィックス分割部1002は、グラフィックス受信部1001で受信したグラフィックスをディスプレイ202とディスプレイ203に表示するために分割する。ここで、ディスプレイ202に出力するグラフィックスの集合を第1グラフィックス群、ディスプレイ203に出力するグラフィックスの集合を第2グラフィックス群とする。
ディスプレイ相対位置取得部1006は、ディスプレイ202とディスプレイ203の相対位置を取得する。具体的には、例えば、ディスプレイ202の頂点Dとディスプレイ202の頂点Eとの距離を測定する。
画素サイズ取得部1007はディスプレイ202の画素の大きさ(画素サイズ)を取得する。画素サイズ取得部1007は画素サイズを、ディスプレイとの通信によって取得する。これにより、画素サイズが予め判明していない場合でも、画素サイズを用いて変形パラメータを適切に計算することができる。なお、予め判明している場合は、ハードディスク装置(不図示)等の記憶装置から読み出して取得してもよい。
変形パラメータ計算部1005は、ディスプレイ相対位置取得部1006において取得したディスプレイ202とディスプレイ203の相対位置と、画素サイズ取得部1007で取得したディスプレイ202の画素サイズをもとに変形パラメータを計算する。
第1グラフィックス群出力部1003は、グラフィックス分割部1002において分割された第1グラフィックス群をディスプレイ202に対して出力する。第2グラフィックス群出力部1004は、グラフィックス分割部1002において分割された第2グラフィックス群をディスプレイ203に対して出力する。
(描画処理)
次に本実施形態における処理の流れを図12を参照して説明する。図12は、グラフィックス表示装置の処理の流れを説明したフローチャートである。図12において、まずグラフィックスの処理命令を受信する(ステップS1201)。ここでは第1実施形態の説明で用いた図6(a)と同じグラフィックス処理命令を受信する。また、ここでは、ディスプレイ202およびディスプレイ203とY軸方向のピクセル数が一致し、X軸方向のピクセル数が2倍の仮想表示領域601に対して描画命令が呼ばれているとする。
次に、ステップS1201で受信した描画処理命令すべてに対して以下の処理を行う。ステップS1202において、入力されたグラフィックスの描画処理命令のうち、分割が必要であるが、まだ分割していないものが存在するか否かを判定する。存在する場合(ステップS1202でYES)はステップ1203へ進み、存在しない場合(ステップS1202でNO)はステップS1208へ進む。
ステップS1203では、仮想表示領域601のX軸方向の中心で区切り、グラフィックス描画処理命令が中心線602を跨るかどうかを判定する。跨っている場合(ステップS1203でYES)はステップS1204へ進み、跨っていない場合(ステップS1203でNO)はステップS1205へ進む。
ステップS1204では、グラフィックス描画処理命令を中心線で分割し、複数の描画命令を生成する。グラフィックス描画処理命令の分割、生成方法については第1実施形態における図5のステップS504で説明したものと同じであるので、ここでは省略する。ステップS1204の処理を終了すると、ステップS1205へ進む。
ステップS1205では、分割された描画命令それぞれについて中心線のX座標より大きいかどうかを判定する。小さいと判定されたグラフィックス描画処理命令は第1グラフィックス群として登録し(ステップS1206)、大きいと判定されたグラフィックス描画処理命令は第2グラフィックス群として登録する(ステップS1207)。具体的には図6(a)におけるグラフィックス605、グラフィックス609は中心線602を跨っているので、前述した処理を行う。ステップS1206、ステップS1207の処理を終了すると、ステップS1202へ戻る。
このようにして、ステップS1203で中心線を跨っていないと判定されたグラフィックス描画処理命令についてもステップS1205、ステップS1206、ステップS1207の処理で第1グラフィックス群または第2グラフィックス群に登録される。具体的には、例えば、図6(a)におけるグラフィックス603、グラフィックス604、グラフィックス607、グラフィックス608は図6(c)に示したように第1グラフィックス群614に登録される。グラフィックス606、グラフィックス610、グラフィックス611、グラフィックス612、グラフィックス613は図6(d)に示したように第2グラフィックス群615に登録される。
全ての未分割グラフィックス描画処理命令についてステップS1203〜S1207の処理を終了すると(ステップS1202でNO)、次にステップS1208において、ディスプレイ間の相対位置を取得する。ディスプレイ間相対位置を取得する処理は、第1実施形態におけるステップS508と同様におこなえばよく、ここでは説明を省略する。ここではディスプレイ202上の点Dとディスプレイ203上の点Eの距離およびディスプレイ202上の点Cとディスプレイ203上の点Fの距離も計測する。
次に、ディスプレイの画素サイズを取得する(ステップS1209)。ディスプレイ202の画素サイズはディスプレイ202の表示ユニット固有の値であり、格納されている値を取得する。ここではディスプレイ202の画素サイズはROM103に記録されている画素サイズ情報を取得する。
次に、ステップS1208で求めたディスプレイ間相対位置と、ステップS1209で取得した画素サイズ情報をもとに変形パラメータを計算する(ステップS1210)。ここで変形パラメータの計算方法についての例を、図13を用いて説明する。図13はグラフィックス表示装置の処理内容について説明した模式図である。
図13(a)は、ステップS1210における変形パラメータの計算方法について説明した図である。ディスプレイ202、ディスプレイ203のX方向のピクセル数をPx、Y方向のピクセル数をPyであるとする。ステップS1208において、ディスプレイ202の点Dとディスプレイ203の点Eの距離(長さ)d1と、ディスプレイ202の点Cとディスプレイ203の点Fの距離d2は測定されている。長さd1からステップS1209で取得した画素サイズを用いてDE間のピクセル数P1を求め、長さd2からステップS1209で取得した画素サイズを用いてCF間のピクセル数P2を求める。次に、Px、Py、P1、P2の値を用いて、図13(b)に示した変形の写像関数F(x,y)を求める。この写像関数F(x,y)は矩形ABCDを台形ABFEに連続性を損なうことなく歪ませる。続いてディスプレイ203に関する変形の写像関数G(x、y)を求める。ただし、ここではディスプレイ202とディスプレイ203で相似の関係が成立しているので、同じ写像関数F(x,y)を適用することができる。
次に、ステップS1211において、第1グラフィックス群および第2グラフィックス群に対してステップS1210で求めた変形パラメータを適用し、変形処理を行う。そして、それぞれディスプレイ202、ディスプレイ203に出力する。出力結果は、図13(c)に例示したものとなる。
上記のように、本実施形態では、各ディスプレイのそれぞれの画素サイズを取得し、表示画像の全領域を複数ディスプレイで連続して表示するための変形パラメータを、ディスプレイの相対位置と画素サイズとに基づいて計算する。そして、それぞれのディスプレイに表示するように分割された各画像を、この変形パラメータに基づいて変形して出力する。このため、ディスプレイの画素サイズが異なっている場合であっても、ディスプレイ202、203を用いて単一画像を適切に表示することができる。従って、本実施形態に係る構成によれば、従来の構成よりも、より緩やかな制約の下で、表示画像の全領域を複数のディスプレイにわたって連続して表示することができる。
<第3実施形態>
以下、本発明の第3実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態に係るグラフィックス表示装置100のハードウェア構成およびシステム構成は第1実施形態において説明したのと同じであるので、説明を省略する。
(機能構成)
本実施形態に係るグラフィックス表示装置100の機能構成について、図14を参照して説明する。図14はグラフィックス表示装置100の機能構成を示すブロック図である。ここでは、ディスプレイ202とディスプレイ203は、それぞれ垂直方向のピクセル数と水平方向のピクセル数との少なくともいずれかが異なっており、画素サイズが不一致である。
また、ディスプレイ202とディスプレイ203は図15(a)で示したように縁部を接して接続されている。図15は、ディスプレイの配置を説明した模式図である。すなわち、ディスプレイ202の各頂点をA、B、C、D、ディスプレイ203の各頂点をE、F、G、Hとすると、ディスプレイ202の辺CDとディスプレイ203の辺EFが接している。そして、ディスプレイ203の頂点Eがディスプレイ202の辺CD上にあり、ディスプレイ203の頂点Eはディスプレイ202の頂点Dとは一致しない位置にある。またディスプレイ203の頂点Fはディスプレイ202の頂点Cと重ならない。
グラフィックス表示装置100はプログラムが実行されることにより、グラフィックスの描画処理を開始する。まず、グラフィックス受信部1401はグラフィックスの処理命令を受信する。
グラフィックス分割部1402は、グラフィックス受信部1401で受信したグラフィックスをディスプレイ202とディスプレイ203に表示するために分割する。ディスプレイ202に出力するグラフィックスの集合を第1グラフィックス群、ディスプレイ203に出力するグラフィックスの集合を第2グラフィックス群とする。
ディスプレイ間相対位置取得部1406はディスプレイ202とディスプレイ203の相対位置を取得する。具体的にはディスプレイ202の頂点Dとディスプレイ203の頂点Eの距離、およびディスプレイ202の頂点Cとディスプレイ203の頂点Fの距離を測定して、取得する。
画素サイズ取得部1407はディスプレイ202およびディスプレイ203の画素の大きさを取得する。垂直水平方向ピクセル数取得部1408はディスプレイ202とディスプレイ203それぞれの垂直方向と水平方向のピクセル数を取得する。
変形パラメータ計算部1405は、以下をもとに変形パラメータを計算する。
・ディスプレイ相対位置取得部1006において取得したディスプレイ202とディスプレイ203の相対位置。
・垂直水平方向ピクセル数取得部1408で取得した、ディスプレイ202及びディスプレイ203の、垂直方向及び水平方向のピクセル数。
・画素サイズ取得部1407で取得した、ディスプレイ202及びディスプレイ203の画素サイズ。
第1グラフィックス群出力部1003は、グラフィックス分割部1002において分割された第1グラフィックス群をディスプレイ202に対して出力する。また、第2グラフィックス群出力部1004は、グラフィックス分割部1002において分割された第2グラフィックス群をディスプレイ203に対して出力する。
(描画処理)
次に本実施形態における処理の流れを図16を参照して説明する。図16は、グラフィックス表示装置の処理の流れを説明したフローチャートである。図16において、まずグラフィックスの処理命令を受信する(ステップS1601)。ここでは第1実施形態の説明で用いた図6(a)と同じグラフィックス処理命令を受信する。また、ここでは、仮想表示領域601のX軸方向のピクセル数およびY軸方向のピクセル数は共に任意である。
次に、ステップS1601で受信した描画処理命令すべてに対して以下の処理を行う。ステップS1602において、入力されたグラフィックスの描画処理命令のうち、分割が必要であるが、まだ分割していないものが存在するか否かを判定する。存在する場合(ステップS1602でYES)はステップS1603へ進み、存在しない場合(ステップS1602でNO)はステップS1608へ進む。
ステップS1603では、仮想表示領域601のX軸方向の中心で区切り、グラフィックス描画処理命令が中心線602を跨るかどうかを判定する。跨っている場合(ステップS1603でYES)はステップS1604へ進み、跨っていない場合(ステップS1603でNO)はステップS1605へ進む。
ステップS1604では、グラフィックス描画処理命令を中心線で分割し、複数の描画命令を生成する。グラフィックス描画処理命令の分割、生成の処理は、第1実施形態における図5のステップS504の処理と同様であるので、ここでは説明を省略する。そして、ステップS1605へ進む。
ステップS1605では、分割された描画命令それぞれについて中心線のX座標より大きいかどうかを判定する。小さいと判定されたグラフィックス描画処理命令は第1グラフィックス群として登録する(ステップS1606)。大きいと判定されたグラフィックス描画処理命令は第2グラフィックス群として登録する(ステップS1607)。
例えば、図6(a)におけるグラフィックス605、グラフィックス609は中心線602を跨っているので、前述した処理を行う。また、ステップS1603で中心線を跨っていないと判定されたグラフィックス描画処理命令についてもステップS1605、ステップS1606、ステップS1607の処理で第1グラフィックス群または第2グラフィックス群に登録される。例えば、図6(a)におけるグラフィックス603、グラフィックス604、グラフィックス607、グラフィックス608は図6(c)に示したように第1グラフィックス群614に登録される。そして、グラフィックス606、グラフィックス610、グラフィックス611、グラフィックス612、グラフィックス613は図6(d)に示したように第2グラフィックス群615に登録される。
全ての未分割グラフィックス描画処理命令についてステップS1603〜S1607の処理を実行すると(ステップS1602でYES)、ステップS1608で、ディスプレイ間の相対位置を取得する。ディスプレイ間相対位置を取得する処理は、第1実施形態におけるステップS508の処理と同様に行うことができ、ここでは説明を省略する。ここではディスプレイ202上の点Dとディスプレイ203上の点Eの距離およびディスプレイ202上の点Cとディスプレイ203上の点Fの距離も計測する。
次に、ディスプレイの垂直方向、水平方向のピクセル数を取得する(ステップS1609)。ディスプレイ202の垂直方向、水平方向のピクセル数はディスプレイ202の表示ユニット固有の値であり、格納されている値を取得する。本実施形態では、ディスプレイ202の垂直方向、水平方向のピクセル数はROM103に格納されており、ステップS1609では、ROM103から垂直方向、水平方向のピクセル数を取得する。またディスプレイ203の垂直方向、水平方向のピクセル数は、ディスプレイ202より、伝送路201を経由してディスプレイ203に対して取得要求を行って取得する。
次に、ディスプレイ202およびディスプレイ203の画素のサイズを取得する(ステップS1610)。ディスプレイ202の画素サイズはディスプレイ202の表示ユニット固有の値であり、格納されている値を取得する。ここではディスプレイ202の画素サイズはROM103に記録されている画素サイズ情報を取得する。またディスプレイ203の画素サイズは、ディスプレイ202より、伝送路201を経由してディスプレイ203に対して取得要求を行うことによって取得する。
次に、ステップS1608で求めたディスプレイ間相対位置と、ステップS1610で取得した画素サイズ情報、ステップS1609で取得したディスプレイの垂直方向、水平方向のピクセル数をもとに変形パラメータを計算する(ステップS1611)。ここで変形パラメータの計算方法についての一例を、図17を用いて説明する。図17は、グラフィックス表示装置の処理内容について説明した模式図である。
図17(a)はステップS1611における変形パラメータの計算方法について説明した図である。ステップS1608で求めたDE間の長さをd1、CF間の長さをd2とする。また、ステップS1610で取得したディスプレイ202の画素サイズをs1、ディスプレイ203の画素サイズをs2とする。また、ステップS1609で取得したディスプレイ202の水平方向ピクセル数をpx1、垂直方向ピクセル数をPy1、ディスプレイ203の水平方向ピクセル数をpx2、垂直方向ピクセル数をPy2とする。また、図6(a)における仮想表示領域601のX方向ピクセル数を2*Vx、Y方向ピクセル数をVyとする。この場合、ディスプレイ202、ディスプレイ203に表示する範囲はそれぞれ仮想表示領域601の半分の、X方向ピクセル数Vx、Y方向ピクセル数Vyの領域である。これらの値を用いて変形パラメータの計算を行う。
まず、ディスプレイ202におけるDE間のピクセル数pd1とすると、pd1=d1/s1として求められる。同じくディスプレイ202におけるCF間のピクセル数をpd2とし、pd2=d2/s1として求める。EF間のピクセル数はpy1−pd1−pd2と求めることができる。辺AB上の点Lを、ALがDEと同じピクセル数となるように設定する。また辺AB上の点Mを、BMがCFと同じピクセル数となるように設定する。これにより、ディスプレイ202の表示領域は矩形LMFEとなる。そのために、第1グラフィックス群に対してはY方向に(py1−pd1−pd2)/Vy、X方向にPx1/Vxの拡大縮小処理を行い、さらにY方向にpd2平行移動を行う。以上でディスプレイ202に表示するための、第1グラフィックス群に対する変形パラメータの計算が完了する。
次に、ディスプレイ203に表示するための、第2グラフィックス群に対する変形パラメータの計算を行う。ディスプレイ203の表示領域は矩形EFGHとなるようにすればよい。このため、第2グラフィックス群に対してY方向にpy2/Vy、X方向にpx1/Vxの拡大縮小処理を行う。以上で第2グラフィックス群に対する変形パラメータの計算が完了する。
次に、ステップS1612において、第1グラフィックス群および第2グラフィックス群に対してステップS1611で求めた変形パラメータを適用し、変形処理を行う。そして、それぞれディスプレイ202、ディスプレイ203に出力する。出力結果は図17(b)に例示したものとなる。
上記のように、本実施形態では、各ディスプレイの縦横のピクセル数を取得し、表示画像の全領域を複数ディスプレイとで連続して表示するための変形パラメータを、ディスプレイの相対位置と各ディスプレイの縦横のピクセル数とに基づいて計算する。そして、それぞれのディスプレイに表示するように分割された各画像を、この変形パラメータに基づいて変形して出力する。このため、ディスプレイの画素サイズが異なっている場合であっても、ディスプレイ202、203を用いて単一画像を適切に表示することができる。従って、本実施形態に係る構成によれば、従来の構成よりも、より緩やかな制約の下で、表示画像の全領域を複数のディスプレイにわたって連続して表示することができる。
<第4実施形態>
ここで、ディスプレイ202とディスプレイ203が図15(b)で示したように縁部を接して接続されている場合について説明する。具体的には、ディスプレイ202の各頂点をA、B、C、D、ディスプレイ203の各頂点をE、F、G、Hとする。このとき、ディスプレイ202の辺CDとディスプレイ203の辺EFが接するように接続されている。そして、ディスプレイ203の頂点Eがディスプレイ202の辺CD上にあり、ディスプレイ203の頂点Eはディスプレイ202の頂点Dと一致しない状態で、かつディスプレイ203の点Fはディスプレイ202の辺CDと重ならずに接続されている。
ハードウェア構成およびシステム構成はそれぞれ図1、図2で示したとおりであり、説明を省略する。また、機能構成については図14で示したとおりであり、説明を省略する。また処理の流れについては、第3実施形態において図16のステップS1601からステップS1607まで同じであるので説明を省略し、図16のステップS1608以降の処理について説明する。
ステップS1608のディスプレイ相対位置取得処理は、図7(b)において点E’の検出およびDE’の長さの取得は可能であるが、この場合CFの長さを測定することはできない。図15(b)のような配置にした場合は、ステップS1608においてはDEの距離のみを測定する。
次に、ディスプレイの垂直方向、水平方向のピクセル数を取得し(ステップS1609)、ディスプレイ202およびディスプレイ203の画素のサイズを取得する(ステップS1610)。ステップS1609およびステップS1610における処理は第3実施形態で説明したのと同じである。
次に、ステップS1611における変形パラメータ計算処理について図18を参照して説明する。図18はグラフィックス表示装置の処理内容について説明した模式図であり、図18(a)はステップS1611における変形パラメータの計算方法について説明している。
ステップS1608で求めたDE間の長さをd1とする。また、ステップS1610で取得したディスプレイ202の画素サイズをs1、ディスプレイ203の画素サイズをs2とする。また、ステップS1609で取得したディスプレイ202の水平方向ピクセル数をpx1、垂直方向ピクセル数をPy1、ディスプレイ203の水平方向ピクセル数をpx2、垂直方向ピクセル数をPy2とする。また、図6(a)における仮想表示領域601のX方向ピクセル数を2*Vx、Y方向ピクセル数をVyとする。この場合、ディスプレイ202、ディスプレイ203に表示する範囲はそれぞれ仮想表示領域601の半分の、X方向ピクセル数Vx、Y方向ピクセル数Vyの領域である。これらの値を用いて変形パラメータの計算を行う。
まず、ディスプレイ202におけるDE間のピクセル数pd1をpd1=d1/s1として求める。CE間のピクセル数はpy1−pd1である。辺AB上の点Lを、ALがDEと同じピクセル数となるように設定し、ディスプレイ202の表示領域は矩形LBCEとなるようにする。そのために、第1グラフィックス群に対してはY方向に(py1−pd1)/Vy、X方向にPx1/Vxの拡大縮小処理を行う。以上でディスプレイ202に表示するための、第1グラフィックス群に対する変形パラメータの計算を完了する。
次に、ディスプレイ203に表示するための、第2グラフィックス群に対する変形パラメータの計算を行う。このために、まずディスプレイ203におけるCE間のピクセル数を算出する。ディスプレイ203におけるCE間のピクセル数は、ディスプレイ202におけるCE間のピクセル数とs1/s2の積を計算すればよい。従って、ディスプレイ203におけるCE間のピクセル数は(py1−pd1)*(s1/s2)である。
算出されたディスプレイ203におけるCE間のピクセル数の値を用いて、辺GH上の点Mを、HMがCEと同じピクセル数となるように設定し、ディスプレイ203の表示領域が矩形ECMHとなるようにする。具体的には、第1グラフィックス群に対してはY方向に(px1−pd1)*(s1/s2)/Vy、X方向にPx2/Vxの拡大縮小処理を行い、さらにY方向に(py2―(py1−pd1)*(s1/s2))平行移動を行う。以上でディスプレイ203に表示するための、第2グラフィックス群に対する変形パラメータの計算が完了する。
次に第1グラフィックス群および第2グラフィックス群に対してステップS1611で求めた変形パラメータを適用し、変形処理を行い、それぞれディスプレイ202、ディスプレイ203に出力する(ステップS1612)。出力結果は図17(b)に示したものとなる。
上記のように、本実施形態では、各ディスプレイの縦横のピクセル数を取得し、表示画像の全領域を複数ディスプレイとで連続して表示するための変形パラメータを、ディスプレイの相対位置と各ディスプレイの縦横のピクセル数とに基づいて計算する。そして、それぞれのディスプレイに表示するように分割された各画像を、この変形パラメータに基づいて変形して出力する。このため、ディスプレイの画素サイズが異なっている場合であっても、ディスプレイ202、203を用いて単一画像を適切に表示することができる。従って、本実施形態に係る構成によれば、従来の構成よりも、より緩やかな制約の下で、表示画像の全領域を複数のディスプレイにわたって連続して表示することができる。
<その他の実施形態>
本発明の第1乃至第4実施形態では、垂直方向の辺を境界にして配置する例を用いて説明したが、これに限られない。例えば、水平方向の辺を境界とするか、あるいは一方を90度回転させ、水平方向の辺と垂直方向の辺を境界となるように配置してもよい。
また、第3、第4実施形態では、ディスプレイの、ピクセル数と画素サイズの両方が異なる場合について説明したが、画素サイズが同一でもよい。
また、上記の実施形態では、ディスプレイが2つの場合について説明したが、3つ以上のディスプレイを用いる場合も同様の手法を適用することができる。つまり、ディスプレイが3つ以上存在する場合は、互いに隣接する2つのディスプレイ間において第1乃至第4実施形態で説明した処理を行うことで、表示画像の全領域を複数のディスプレイにわたって連続して表示することができる。
また、上記実施形態では、複数のグラフィックスを表示する場合を例示的に説明したが、これに限られない。例えば、動画のフレームのような、矩形画像をディスプレイ全体に表示する場合も上記構成の手法を適用することができる。
以上、本発明の実施形態例について詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様を取ることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
尚、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成してもよい。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の技術的範囲に含まれる。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含む。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、次のものが含まれる。即ち、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)等が含まれる。
その他、プログラムの供給形態としては、次のようなものも考えられる。即ち、クライアント装置のブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明に係るコンピュータプログラム、或いは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをHD等の記録媒体にダウンロードする形態も考えられる。また、本発明に係るプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、次のような供給形態も考えられる。即ち、まず、本発明に係るプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布する。そして、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報の使用により暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて本発明に係る構成を実現する。このような供給形態も可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、次のような実現形態も想定される。即ち、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づいても前述した実施形態の機能が実現される。即ち、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
以上のように、本構成によれば、1台のディスプレイに表示できない大きさの矩形領域を複数のディスプレイを接続して表示する場合に、様々なディスプレイ環境下においても、ディスプレイ間での境界での連続性を保つことができる。例えば、ディスプレイが異なる画素サイズであったりことなるピクセル数であったり、またディスプレイ間の境界がディスプレイの端と一致しない場合でも、連続性を保つことができる。このため、矩形領域に含まれる情報が損なわれることなくディスプレイ上に表示されることにより、視認性、一覧性を向上させることができる。
グラフィックス表示装置のハードウェア構成について説明したブロック図である。 グラフィックス表示装置を用いたシステム構成を示すネットワーク図である。 グラフィックス表示装置の機能構成を示すブロック図である。 ディスプレイの配置例を模式的に示す図である。 グラフィックス表示装置の処理の流れについて示したフローチャートである。 グラフィックス表示装置の処理内容について説明した模式図である。 ディスプレイの相対位置を取得する方法の一例を説明する図である。 グラフィックス表示装置の処理内容について説明した模式図である。 グラフィックス表示装置の処理内容について説明した模式図である。 グラフィックス表示装置の機能構成を示すブロック図である。 ディスプレイの配置を説明した模式図である。 グラフィックス表示装置の処理の流れを説明したフローチャートである。 グラフィックス表示装置の処理内容について説明した模式図である。 グラフィックス表示装置の機能構成を示すブロック図である。 ディスプレイの配置を説明した模式図である。 グラフィックス表示装置の処理の流れを説明したフローチャートである。 グラフィックス表示装置の処理内容について説明した模式図である。 グラフィックス表示装置の処理内容について説明した模式図である。

Claims (18)

  1. 縦横のピクセル数と画素サイズとが等しく、互いに縁部を接して配置された第1及び第2ディスプレイに画像を表示させる表示制御装置であって、
    表示画像を入力する入力手段と、
    前記第2ディスプレイの、前記第1ディスプレイに対する相対位置を取得する位置取得手段と、
    前記表示画像の全領域を前記第1及び第2ディスプレイとで連続して表示するための変形パラメータを、前記相対位置に基づいて計算する計算手段と、
    前記表示画像を、前記第1ディスプレイに表示すべき第1画像と、前記第2ディスプレイに表示すべき第2画像とに分割する分割手段と、
    前記第1画像を前記変形パラメータに基づいて前記第1ディスプレイへ出力する第1出力手段と、
    前記第2画像を前記変形パラメータに基づいて前記第2ディスプレイへ出力する第2出力手段と、
    を備えることを特徴とする表示制御装置。
  2. 縦方向のピクセル数と横方向のピクセル数との少なくともいずれかが異なる、互いに縁部を接して配置された第1及び第2ディスプレイに画像を表示させる表示制御装置であって、
    表示画像を入力する入力手段と、
    前記第2ディスプレイの、前記第1ディスプレイに対する相対位置を取得する位置取得手段と、
    前記第1及び第2ディスプレイのそれぞれの、縦横のピクセル数を取得するピクセル数取得手段と、
    前記表示画像の全領域を前記第1及び第2ディスプレイとで連続して表示するための変形パラメータを、前記相対位置と、前記第1及び第2ディスプレイの縦横のピクセル数と、に基づいて計算する計算手段と、
    前記表示画像を、前記第1ディスプレイに表示すべき第1画像と、前記第2ディスプレイに表示すべき第2画像とに分割する分割手段と、
    前記第1画像を前記変形パラメータに基づいて前記第1ディスプレイへ出力する第1出力手段と、
    前記第2画像を前記変形パラメータに基づいて前記第2ディスプレイへ出力する第2出力手段と、
    を備えることを特徴とする表示制御装置。
  3. 前記ピクセル数取得手段は、前記第1及び第2ディスプレイとの通信によって前記ピクセル数を取得することを特徴とする請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 画素サイズが異なる、互いに縁部を接して配置された第1及び第2ディスプレイに画像を表示させる表示制御装置であって、
    表示画像を入力する入力手段と、
    前記第2ディスプレイの、前記第1ディスプレイに対する相対位置を取得する位置取得手段と、
    前記第1及び第2ディスプレイのそれぞれの画素サイズを取得する画素サイズ取得手段と、
    前記表示画像の全領域を前記第1及び第2ディスプレイとで連続して表示するための変形パラメータを、前記相対位置と前記画素サイズとに基づいて計算する計算手段と、
    前記表示画像を、前記第1ディスプレイに表示すべき第1画像と、前記第2ディスプレイに表示すべき第2画像とに分割する分割手段と、
    前記第1画像を前記変形パラメータに基づいて前記第1ディスプレイへ出力する第1出力手段と、
    前記第2画像を前記変形パラメータに基づいて前記第2ディスプレイへ出力する第2出力手段と、
    を備えることを特徴とする表示制御装置。
  5. 前記画素サイズ取得手段は、前記第1及び第2ディスプレイとの通信によって前記画素サイズを取得することを特徴とする請求項4に記載の表示制御装置。
  6. 前記表示画像には1以上のグラフィックスが含まれ、
    前記分割手段は、
    前記グラフィックスの前記表示画像において占める位置に基づいて、各グラフィックスを前記第1画像と前記第2画像とへ分類し、
    前記グラフィックスが前記第1及び第2ディスプレイの境界を跨る場合は、該グラフィックスを該境界で分割して、前記第1画像と前記第2画像とへ分類する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  7. 前記計算手段は、2次元平面から2次元平面への単射の写像関数を定義するパラメータを前記変形パラメータとして計算する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  8. 前記写像関数は、2次元アフィン変換、3次元アフィン変換、又はこれらの組合せで表されることを特徴とする請求項7に記載の表示制御装置。
  9. 前記第1ディスプレイの横方向をX軸、縦方向をY軸とした場合、前記写像関数は、XY座標系においてXとYとの方程式で表される
    ことを特徴とする請求項7に記載の表示制御装置。
  10. 前記方程式はXとYとの多項式であることを特徴とする請求項9に記載の表示制御装置。
  11. 前記位置取得手段は、前記第1及び第2ディスプレイの境界における、前記第2ディスプレイの頂点のいずれかの位置に基づいて、前記相対位置を取得する
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  12. 前記第2ディスプレイは光を発生する発光素子を側面に備え、前記第1ディスプレイは光を受け取る受光素子を側面に備え、
    前記位置取得手段は、前記受光素子が受け取った光の分布に基づいて前記相対位置を取得する
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  13. 縦横のピクセル数と画素サイズとが等しく、互いに縁部を接して配置された第1及び第2ディスプレイに画像を表示させる表示制御装置の表示制御方法であって、
    表示画像を入力する入力工程と、
    前記第2ディスプレイの、前記第1ディスプレイに対する相対位置を取得する位置取得工程と、
    前記表示画像の全領域を前記第1及び第2ディスプレイとで連続して表示するための変形パラメータを、前記相対位置に基づいて計算する計算工程と、
    前記表示画像を、前記第1ディスプレイに表示すべき第1画像と、前記第2ディスプレイに表示すべき第2画像とに分割する分割工程と、
    前記第1画像を前記変形パラメータに基づいて前記第1ディスプレイへ出力する第1出力工程と、
    前記第2画像を前記変形パラメータに基づいて前記第2ディスプレイへ出力する第2出力工程と、
    を備えることを特徴とする表示制御方法。
  14. 縦方向のピクセル数と横方向のピクセル数との少なくともいずれかが異なり、画素サイズが等しい、互いに縁部を接して配置された第1及び第2ディスプレイに画像を表示させる表示制御装置の表示制御方法であって、
    表示画像を入力する入力工程と、
    前記第2ディスプレイの、前記第1ディスプレイに対する相対位置を取得する位置取得工程と、
    前記第1及び第2ディスプレイのそれぞれの、縦横のピクセル数を取得するピクセル数取得工程と、
    前記表示画像の全領域を前記第1及び第2ディスプレイとで連続して表示するための変形パラメータを、前記相対位置と、前記第1及び第2ディスプレイの縦横のピクセル数と、に基づいて計算する計算工程と、
    前記表示画像を、前記第1ディスプレイに表示すべき第1画像と、前記第2ディスプレイに表示すべき第2画像とに分割する分割工程と、
    前記第1画像を前記変形パラメータに基づいて前記第1ディスプレイへ出力する第1出力工程と、
    前記第2画像を前記変形パラメータに基づいて前記第2ディスプレイへ出力する第2出力工程と、
    を備えることを特徴とする表示制御方法。
  15. 縦横のピクセル数が等しく、画素サイズが異なる、互いに縁部を接して配置された第1及び第2ディスプレイに画像を表示させる表示制御装置の表示制御方法であって、
    表示画像を入力する入力工程と、
    前記第2ディスプレイの、前記第1ディスプレイに対する相対位置を取得する位置取得工程と、
    前記第1及び第2ディスプレイのそれぞれの画素サイズを取得する画素サイズ取得工程と、
    前記表示画像の全領域を前記第1及び第2ディスプレイとで連続して表示するための変形パラメータを、前記相対位置と前記画素サイズとに基づいて計算する計算工程と、
    前記表示画像を、前記第1ディスプレイに表示すべき第1画像と、前記第2ディスプレイに表示すべき第2画像とに分割する分割工程と、
    前記第1画像を前記変形パラメータに基づいて前記第1ディスプレイへ出力する第1出力工程と、
    前記第2画像を前記変形パラメータに基づいて前記第2ディスプレイへ出力する第2出力工程と、
    を備えることを特徴とする表示制御方法。
  16. コンピュータを請求項1乃至12のいずれか1項に記載の表示制御装置として機能させるためのプログラム。
  17. 請求項16に記載のプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
  18. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の表示制御装置を備えるディスプレイ装置。
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