JP5174259B1

JP5174259B1 - ページ押さえクリップ

Info

Publication number: JP5174259B1
Application number: JP2012066471A
Authority: JP
Inventors: 拓也久冨木; 博輝郡山
Original assignee: 拓也久冨木; 博輝郡山
Priority date: 2012-03-23
Filing date: 2012-03-23
Publication date: 2013-04-03
Anticipated expiration: 2032-03-23
Also published as: JP2013193452A

Abstract

【課題】従来のページ押さえクリップの、使いにくさ、材質により本に傷や跡がつく、使用しない場合の保管方法等の問題点を解決する。
【解決手段】弾力性のある筒状のクリップ本体（１）の側面に、両端開口に達し、見開き状態の本の上端または下端の中央付近を挟み込み可能な切れ込み部(２)を設け、同切れ込み（２）の中央に前記本の背部を受ける背受け用凹部（３）を設ける。
【選択図】図１

Description

本発明は、汎用性を図ったページ押さえクリップに関する。

従来のページ押さえ用クリップは、本の左右端に付けるものや、ばねなどの弾力性のあるもので押さえつけていた。

特開２００３−２５１９６２号公報特開平９−１４２０５５号公報

従来のページ押さえクリップは次のような欠点があった。
（イ）本の左右端を挟む等の取り付けが容易でないこと。
（ロ）ばね等で挟むので開いた本に傷や跡が付くことがある。
（ハ）使用しないときには本と別々に保管しなければならない。

本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、従来のページ押さえクリップの欠点である、使いにくさ、材質により本に傷や跡がつく、使用しない場合の保管方法等の問題点を解消するページ押さえクリップを提供することを目的とする。

本発明に係るページ押さえクリップは、スポンジまたは弾性ゴムからなって弾力性のある細長い筒状のクリップ本体（１）の側面に両端開口に達し、見開き状態の本の上端または下端の中央付近を挟み込み可能な切れ込み部（２）を設け、同切れ込み部（２）の中央に見開き状態の本の背部を受け入れる背受け用凹部（３）を設け、本の見開き状態ではクリップ本体（１）が本の上端または下端を中央付近から両側にまたがって切れ込み部（２）に挟み込んで見開き状態に押え、本を閉じたときにはクリップ本体（１）が本の背部を切れ込み部（２）に挟み込んで背部をカバーすることを特徴とする。

本発明に係るページ押さえクリップによると、見開き状態の本の上端または下端の中央付近に、クリップ本体（１）を挟み込むことによって、手軽に本の見開き状態を保持することができる。また、その際に切れ込み部（２）の中央に設けた背受け用凹部（３）に図３のように本の背部を挿入することにより、クリップ本体（１）がずれなくなる。さらに、クリップ本体(１)はスポンジまたは弾性ゴムからなって弾力性のある材質でできているので、本に傷をつけたり、クリップの跡が残ることがない。本を閉じた後は、図４のように本の背部をクリップ本体（１）で挟むことにより、本発明のクリップと書籍等を一体化して保管できる為、紛失しにくくなり、また本の背部のカバーにもなる。

本発明に係るページ押さえクリップを用いることにより、本を開いたまま確実に保持することができる。弾力性のある材質でできているので誰でも扱いやすくなっており、また、本を傷つけにくい。接続部品などもないので壊れにくい。

本発明に係るページ押さえクリップの斜視図である。本発明に係るページ押さえクリップの使用状態を示す斜視図である。図２に示す使用状態を本の背部側から見た状態の図である。本を閉じた状態でページ押さえクリップを本の背部に挟んだ状態を示す図である。

本発明に係るページ押さえクリップについて、図１から図４を参照しながら、実施形態を説明する。

図１に示すように、本発明のページ押さえクリップは、円形断面で細長い筒状のクリップ本体（１）から構成されている。クリップ本体（１）は、スポンジや弾性ゴムなどの弾力性のある柔らかい素材からなっている。クリップ本体（１）の側面には、見開き状態の本（１０）の上端または下端の中央付近を挟み、本（１０）を見開き状態に保持する切れ込み部（２）が設けられている。この切れ込み部（２）は、クリップ本体（１）の長手方向に延びてクリップ本体（１）の両端開口に達している。

切れ込み部（２）の中央には、本（１０）の背部（１１）を受ける背受け用の凹部（３）が設けられている。本の背部（１１）を凹部（３）で受けることによりグリップ本体（１）がずれなくなり、安定して見開き状態の本（１０）を保持することができる。

次に本発明のページ押さえクリップの使用方法について説明する。

図２に示すように、本（１０）を手で開いた状態で、本（１０）の上端の中央付近にクリップ本体（１）を挟み込む。このとき、本（１０）の背部（１１）は、図３に示すように、切れ込み部（２）の背受け用凹部（３）により挟まれた状態となっている。これによって、グリップ本体（１）がずれなくなり、安定して見開き状態の本（１０）を保持することができる。

本（１０）を途中で閉じたり、本（１０）を読み終わったときなど、本（１０）を閉じた後は、図４に示すように、背部（１１）にクリップ本体（１）を挟むことによって、クリップと本（１０）を一体化して保管することができ、クリップを紛失することがなくなる。また、クリップは本（１０）の背部（１１）のカバーにもなる。

本発明のページ押さえクリップは、本やノートなどのページを開いた状態で押さえるクリップとして利用することができる。

（１）
クリップ本体
（２）切り込み部
（３）背受け用凹部
（１０）本
（１１）背部

Claims

スポンジまたは弾性ゴムからなって弾力性のある細長い筒状のクリップ本体（１）の側面に両端開口に達し、見開き状態の本の上端または下端の中央付近を挟み込み可能な切れ込み部（２）を設け、同切れ込み部（２）の中央に見開き状態の本の背部を受け入れる背受け用凹部（３）を設け、本の見開き状態ではクリップ本体（１）が本の上端または下端を中央付近から両側にまたがって切れ込み部（２）に挟み込んで見開き状態に押え、本を閉じたときにはクリップ本体（１）が本の背部を切れ込み部（２）に挟み込んで背部をカバーすることを特徴とするページ押さえクリップ。