JP5174049B2 - 冷凍装置 - Google Patents

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本発明は、冷凍装置に関するものであり、更に詳しくは、熱交換器で発生したドレン水を受けるドレンパンの衛生性の向上を図る技術に関する。
空気調和装置やショーケース等の冷凍装置は、圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器が冷媒配管によって接続されて成る冷媒回路を備えており、また、熱交換器で生成されたドレン水を受けるドレンパンと、ドレンパンのドレンパン貯水部に溜まった水を吸引するドレンポンプとを備えている。この種のドレンパンを備えた冷凍装置では、運転停止時にドレンパンに堆積される塵埃や、ドレンパン貯水部に設けられたドレンポンプからの戻り水などにより、ドレンパン内に菌やスライムが増殖し、ドレンパン内の水のオーバーフローや配管詰まりが生じていた。
このような菌やスライムの増殖抑制手段として、ドレンパン貯水部内に抗菌剤を具備するようにした技術がある(特許文献1参照)。また、ドレンパンの流水路の衛生性を維持するために、ドレンパンを、ドレンパン材料に抗菌剤を練りこんで形成するようにした技術もある(特許文献2参照)。
特開2006−162222号公報(要約) 特開平10−078240号公報(要約)
しかし、ドレンパン貯水部内に具備された抗菌剤は、ドレンパン貯水部内の菌繁殖を抑制するものであり、ドレンパンの流水路の抗菌は実施できていなかった。また、ドレンパン材料に練りこまれた抗菌剤では、塵埃などがドレンパン表面に堆積すると抗菌性能が得られない問題があった。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、流水路に活性酸素水を供給し、ドレンパン全体の衛生性を維持することを目的とするものである。
本発明に係る冷凍装置は、熱交換器と、熱交換器で生成されるドレン水を受けるドレンパンと、熱交換器とドレンパンとの間に配置された活性酸素生成装置とを備え、活性酸素生成装置は、熱交換器から流れ落ちたドレン水を貯水する貯水部と、陽極及びドレンパン側に配置され、ポリアニリンを含有する陰極を有する電極対とを備え、電極対が貯水部内に貯水されたドレン水に接触するように配置され、貯水部内のドレン水中に溶存する酸素に陰極から電子を供与することにより、ドレン水を、殺菌性を有する活性酸素を含有する活性酸素水としてドレンパンに供給するものである。
本発明の構成とすることにより、熱交換器で発生したドレン水を、ドレンパンに滴下する前に殺菌性を有する活性酸素水に代えるため、ドレン水が通過する通過流路を殺菌することができ、ドレンパン全体の衛生性を維持することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の断面図である。 図1の要部概略断面図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の要部の構成を示す概略断面図である。 図3の活性酸素生成装置を含む周辺部分の側面断面図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和装置の要部の構成を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態4に係る空気調和装置の要部の構成を示す概略断面図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態に係る冷凍装置を図面に基づいて説明する。ここでは、冷凍装置の一例として、空気調和装置について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の断面図である。図2は、図1の要部概略断面図である。
空気調和装置1は、筐体内部に送風機2を備えており、室内空気を、吸入口3から吸い込んで熱交換器4を介して冷却又は加熱し、吹き出し口5から室内に吹き出すように構成されている。熱交換器4は、圧縮機や凝縮器(ともに図示省略)などと接続し冷凍サイクルを構成している。熱交換器4は、複数並設された板状のフィン4aに複数の伝熱管が貫設された構成を有している。
熱交換器4の底部には、ドレンパン11が配置されている。ドレンパン11は、熱交換器4から滴下したドレン水を受け止めて後述のドレンパン貯水部13に導く流水路12と、流水路12からのドレン水を溜めるドレンパン貯水部13とを有している。流水路12は、ドレンパン貯水部13に向かって高さ位置が低くなるように傾斜が付与されている。また、ドレンパン貯水部13内には、ドレン水を汲み上げてドレン配管14を介して外部に排出するためのドレンポンプ15を有する。
熱交換器4とドレンパン11との間には、熱交換器4から滴下したドレン水を活性酸素水に変えるための活性酸素生成装置20が配置されている。活性酸素生成装置20は、ポリアニリンを含有する陰極21と、ポリアニリンを含有する電極又は導電性電極で構成された陽極22とを有し、陰極21と陽極22とが所定の間隔をおいて相対配置されている。陰極21及び陽極22は、熱交換器4の上下方向の投影面積と略同一の大きさを有する面板状を成しており、熱交換器4のフィン4aに対して略垂直に配置されている。
陰極21は導電材料を含有したポリアニリン担持電極であり、表面抵抗値が10-3〜105Ω/□であることとし、導電材料はカーボン又は金属粒子とする。陰極21を構成する基材は、3次元的に水を保持できる材料、すなわち不織布、メッシュ体、発泡体などで構成された多孔体とすることが望ましい。陰極21を構成する基材を多孔体とすることで、担持されるポリアニリンの量を増加することができ、また、ドレン水中の溶存酸素との接触確率を増大させることができるため、活性酸素生成量を増加させることができる。
また、陽極22は、カーボン、白金、又は酸化タンタルなどの酸化されにくい金属、もしくは導電材料を含有したポリアニリン担持電極であり、ドレン水が通過するように例えば網状に構成されている。
また、陰極21と陽極22との電極対には、電源23から例えば−2〜−3Vの電圧が印加されるようになっている。電源23から印加される電圧は、図示しない制御装置の制御により印加されるようになっている。
また、活性酸素生成装置20は、陰極21と陽極22との間に、絶縁材料からなる貯水部としてのフィルタ30を備えている。フィルタ30は不織布又はメッシュ材などの多孔体で構成され、一定時間ドレン水を保持できる保水性を有するものであり、電極対と略同一の外径形状に形成されている。フィルタ30の保水量は、フィルタ30の厚み又は繊維の目付け量によって調整可能であり、この例では、熱交換器4より滴下したドレン水を例えば少なくとも1時間保持してから流水路12に滴下されるようにフィルタ30の厚み又は目付け量が調整されている。すなわち、熱交換器4より滴下されるドレン水の滴下量に応じてフィルタ設計が成されている。なお、ドレン水の滴下量は、最大風量及び最大結露量などに基づいて算出可能である。
このように構成された活性酸素生成装置20では、活性酸素発生能を有するポリアニリンを含有する陰極21と陽極22との間に電圧を印加して通電し、ポリアニリン膜を介して、フィルタ30中のドレン水に溶け込んだ溶存酸素に電子を供与することにより、ヒドロキシルラジカル、過酸化水素などの殺菌性を有する活性酸素を発生させるものである。
次に動作を説明する。熱交換器4にて生成されたドレン水は熱交換器4から滴下し、熱交換器4のフィン4aに対して略垂直に配置されたフィルタ30上に保水される。
ここで、ポリアニリンを含有する陰極21と陽極22との間には、電源23から−2〜−3Vの電圧が印加されて通電しており、陰極21に担持されているポリアニリンの触媒作用により、フィルタ30に保持されているドレン水中の溶存酸素に電子が与えられる。これにより、ドレン水中の溶存酸素は、ヒドロキシルラジカル、過酸化水素などの殺菌性を有する活性酸素となる。したがって、活性酸素生成装置20のフィルタ30に滴下したドレン水は、フィルタ30で保水されている間に抗菌性を有する活性酸素水となり、流水路12に滴下する。なお、活性酸素を含むドレン水が抗菌性を有する濃度になるまでフィルタ30上で保水されるよう、フィルタ30の保水量が調整されている。
そして、フィルタ30に保水されている間に活性酸素水となったドレン水は、フィルタ30の保水量を超えると、ドレンパン11の流水路12上に滴下する。流水路12に滴下した活性酸素水は、流水路12の傾斜に従ってドレンパン貯水部13内へ導かれる。そして、ドレンパン貯水部13に一定量水が溜まると、ドレンポンプ15により汲み上げられて室外へ排出される。このように、抗菌性を有する活性酸素水となったドレン水が、ドレンパン11の流水路12、ドレンパン貯水部13、ドレンポンプ15及びドレン配管14を流れる。このため、ドレン水の通過経路全体を殺菌でき、ドレンパン11の衛生性を維持できる。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、熱交換器4で発生したドレン水を活性酸素生成装置20により殺菌性を有する活性酸素水に代えてからドレンパン11に滴下するようにしたので、ドレン水によって、ドレン水の通過経路(流水路12、ドレンパン貯水部13、ドレンポンプ15及びドレン配管14)を殺菌することが可能となる。よって、ドレンパン11上に塵埃の堆積があっても、活性酸素水となったドレン水により十分な殺菌を行うことができるため、菌やスライムの増殖を抑制することができ、ドレンパン11全体の衛生性を維持することが可能である。このため、ゴミ詰まりによるドレンパン11のオーバーフローを防ぐことができ、オーバーフローによる空気調和装置の異常停止を低減することができる。
また、電極対は面板状を成しており、熱交換器4のフィン4aに対して略垂直方向に配置されているので、フィルタ30に貯水されたドレン水中に効率良く活性酸素を発生させることができる。
また、陰極21を構成する基材を不織布又は多孔体などの3次元的に水を保持できる形態とすることで、担持されるポリアニリンの量を増加することができ、また、ドレン水中の溶存酸素との接触確率を増大させることができるため、活性酸素生成量を増やすことができる。
また、電極対において、陰極21をドレンパン11側に配置することが好ましい。殺菌性を有する活性酸素のうち、最も強力であるヒドロキシラジカルは寿命が短いため、陰極21をドレンパン11側に配置して、生成したヒドロキシラジカルが直ぐに流水路12に滴下される構成とすることにより、ドレンパン11の殺菌性能を向上させることができる。
また、陰極21だけでなく、陽極22も導電材料を含有したポリアニリン電極としてもよい。この場合においては、所定時間毎に陰極21と陽極22を切り替える転極手段を有することとする。転極手段を有することで、ポリアニリン構造を可逆的に戻すことができるため、連続した活性酸素性性能が得られる。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1の活性酸素生成装置20に代えて、活性酸素生成装置40を備えたもので、その他の構成は実施の形態1と同じである。以下、実施の形態2が実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。また、実施の形態1と同様の構成部分について適用される変形例は、本実施の形態についても同様に適用される。後述の実施の形態についても同様である。
図3は、本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の要部の構成を示す概略断面図である。図4は、図3の活性酸素生成装置を含む周辺部分の側面断面図である。図3及び図4において、図1及び図2と同一部分には、同一符号を付す。
活性酸素生成装置40は、上面が開口した箱状の貯水部41を備えており、少なくとも熱交換器4の投影面積に相当する部分が上面開放されている。また、貯水部41の底面には、貯水部41に溜まった水が流水路12上に滴下するように排水口42が設けられている。排水口42は少なくとも流水路12の傾斜の最も高い位置に対向して形成されている。
貯水部41内には、ポリアニリンを含有する電極が陰極21となり、ポリアニリンを含有する電極又は導電性電極が陽極22となるように電源23が接続された電極対が1又は複数対、上下方向に等間隔で配列されている。ここでは、電極対が2対と、陽極22とが配置された例を示している。陰極21と陽極22は上下方向に交互に配列されており、また、陰極21と陽極22は貯水部41の互いに対向する側面にそれぞれ分けて接触するように配置され、電源23に接続されている。また、陰極21と陽極22からなる電極対が、熱交換のフィン4aに対して略垂直に配置されており、同方向に傾斜して配置されていることが望ましい。なお、陰極21と陽極22との間には、実施の形態1に示した絶縁性のフィルタ30を挟んでいる構造としてもよい。その他、陰極21及び陽極22の形状や構成等の詳細は実施の形態1と同等である。なお、陽極22は、実施の形態1ではドレン水が通過するように例えば網状に構成されていたが、実施の形態2では必ずしもドレン水が通過する形態でなくてもよく、ここでは、ドレン水が通過しない形態であるものとする。
次に動作を説明する。熱交換器4にて生成されたドレン水は、熱交換器4から活性酸素生成装置40の貯水部41内の電極対上に滴下する。図4を参照して説明すると、熱交換器4から滴下したドレン水は、まず、陽極22上に滴下する。そして、陽極22の傾斜によって下方に流され、陽極22の自由端部から陰極21上へと滴下する。ここで、陰極21を構成する基材は、実施の形態1で述べたように多孔体で形成されているため、ドレン水を保持し、陰極21全体の保水量を超えると、陰極21の表面からその下方の陽極22へとドレン水が滴下する。以上のようにして熱交換器4から滴下したドレン水が貯水部41中に徐々に溜まっていき、貯水部41内に一時的に貯水される。
そして、ドレン水は、貯水部41に貯水されている間に、ドレン水に溶け込んだ溶存酸素にポリアニリン膜を介して陰極21から電子が供与されることにより殺菌性を有する活性酸素水となる。そして、活性酸素水となったドレン水は、貯水部41の底部に設けられている排水口42からドレンパン11の流水路12中に排水され、流水路12を通ってドレンパン貯水部13に溜まる。ドレンパン貯水部13に一定量以上、水が溜まると、ドレンポンプ15により汲み上げられて室外へ排水される。
ここで、排水口42の開口面積は、熱交換器4より滴下されるドレン水が貯水部41内で満水にならないように調整されている。また、ドレン水が貯水部41に貯水されている間に活性酸素水となることから、その濃度が抗菌性を有する濃度に達するように、ドレン水が貯水部41に例えば少なくとも1時間以上貯水されてから排水されるように排水口42の開口面積が調整されている。
以上説明したように、本実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に熱交換器4から滴下したドレン水を活性酸素生成装置40で殺菌性を有する活性酸素水に代えてからドレンパン11に滴下するようにした。このため、ドレン水によって、ドレン水の通過経路を殺菌することが可能となる。よって、ドレンパン11全体の衛生性を維持することが可能となる。
また、実施の形態1では、フィルタ30の保水量によって活性酸素生成装置20内におけるドレン水の貯水時間が左右される。一方、実施の形態2では、箱状の貯水部41にドレン水を一時的に溜めるようにしたので、簡単な構成で、活性酸素生成装置40内にドレン水を貯留させる時間を実施の形態1に比べて長くすることが可能である。よって、高濃度で殺菌性の高い活性酸素水を生成できる。よって、抗菌性を高めることができ、より衛生性の高い空気調和装置を得ることができる。
また、電極対を複数設けたので、一対の場合に比べて短時間で必要濃度の活性酸素水を生成できる。
実施の形態3.
実施の形態3は、実施の形態1の活性酸素生成装置20に代えて、活性酸素生成装置50を備えたもので、その他の構成は実施の形態1と同じである。以下、実施の形態3が実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
図5は、本発明の実施の形態3に係る空気調和装置の要部の構成を示す概略断面図である。実施の形態3の活性酸素生成装置50は、熱交換器4の底面に接続される貯水部51を備えている。貯水部51は、上部のドレン水受け入れ口(上面開口)から下方に向かうにしたがって開口面積が徐々に小さくなるように形成された逆四角錐状の接続部51aと、接続部51aの下部に連設した中空の四角柱状の排出口部51bとからなり、ドレン水受け入れ口で熱交換器4の底部を覆うように熱交換器4に接続されている。貯水部51の排出口部51b内には、実施の形態1と同様の陰極21、陽極22及びフィルタ30が配置されている。陰極21及び陽極22の形状や構成等の詳細は実施の形態1と同様である。
このように構成した実施の形態3によれば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、貯水部51を直接、熱交換器4に接続する構成とすることで、室内機中に浮遊している塵埃が貯水部51及び電極対部分に堆積することを抑制できる。このため、塵埃などの不純物による性能劣化が少ない。
また、貯水部51において、上部のドレン水受け入れ口よりも狭く形成した排出口部51bに電極対を設けることで、必要な電極面積を小さくすることができる。
実施の形態4.
図6は、本発明の実施の形態4に係る空気調和装置の要部の構成を示す概略断面図である。図6において、図3に示した実施の形態1と同一部分には同一符号を付す。以下、実施の形態4が実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
実施の形態4の活性酸素生成装置60は、実施の形態1の陽極22を熱交換器4と共有化するとともに、陽極22に離間して陰極21を配置し、陽極22と陰極21との間に絶縁性のフィルタ30を熱交換器4と接触するように配置したものである。熱交換器4は、アルミニウム製であり、活性酸素生成装置60は、複数の板状のフィン4aの下面にフィルタ30を接触させ、フィン4aを陽極22として通電させる構成としたものである。
このような構成とすることで、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、熱交換器4と流水路12との隙間が小さくても、活性酸素生成装置60を配置することが可能である。また、フィルタ30を直接熱交換器4に接触させるようにしたので、室内機中に浮遊している塵埃がフィルタ30及び電極対部に堆積することを抑制できるため、塵埃などの不純物による性能劣化が少ない。また、堆積する塵埃などの不純物の影響を極力受けることなく常に安定した濃度の活性酸素水を流水路12に供給することが可能となる。よって、活性酸素水が通過する、流水路12、ドレンパン貯水部13、ドレンポンプ15及びドレン配管14において、菌やスライムが増殖することを防止でき、衛生性を維持することができる。
なお、上記各実施の形態では、それぞれ別の実施の形態として説明したが、各実施の形態の特徴部分の構成を適宜組み合わせた構成としてもよい。例えば、図3に示した実施の形態2において、貯水部41の上面開口を熱交換器4の底面に接続し、室内機中に浮遊している塵埃が貯水部41及び電極対部分に堆積することを抑制する構成としてもよい。また、図5に示した実施の形態3において、排出口部51bに、電極対を1つとフィルタ30を設けた例を示したが、実施の形態2のように、複数の電極対を設け、各電極間にフィルタ30を設けた構成としてもよい。
また、上記各実施の形態では、空気調和装置として説明しているが、熱交換器4と、熱交換器4で生成されるドレン水を受けるドレンパン11とを備えるショーケース等の冷凍装置であれば、同様の効果を奏するものであり、空気調和装置に限るものではない。
1 空気調和装置、2 送風機、3 吸入口、4 熱交換器、4a フィン、5 吹き出し口、11 ドレンパン、12 流水路、13 ドレンパン貯水部、14 ドレン配管、15 ドレンポンプ、20 活性酸素生成装置、21 陰極、22 陽極、23 電源、30 フィルタ、40 活性酸素発生装置、41 貯水部、42 排水口、50 活性酸素発生装置、51 貯水部、51a 接続部、51b 排出口部、60 活性酸素発生装置。

Claims (10)

  1. 熱交換器と、
    熱交換器で生成されるドレン水を受けるドレンパンと、
    熱交換器とドレンパンとの間に配置された活性酸素生成装置とを備え、
    該活性酸素生成装置は、前記熱交換器から流れ落ちたドレン水を貯水する貯水部と、陽極及び前記ドレンパン側に配置され、ポリアニリンを含有する陰極を有する電極対とを備え、前記電極対が前記貯水部内に貯水されたドレン水に接触するように配置され、前記貯水部内のドレン水中に溶存する酸素に前記陰極から電子を供与することにより、ドレン水を、殺菌性を有する活性酸素を含有する活性酸素水として前記ドレンパンに供給することを特徴とする冷凍装置。
  2. 前記電極対の各電極は面板状を成しており、熱交換器のフィンに対して略垂直方向に配置されていることを特徴とする請求項1記載の冷凍装置。
  3. 前記陰極の基材を、3次元的に水を保持できる不織布、メッシュ材又は発泡体を含む多孔体とすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の冷凍装置。
  4. 前記貯水部は、保水性を有する絶縁性のフィルタであり、前記電極対の両極に挟まれていることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の冷凍装置。
  5. 前記フィルタを前記熱交換器の底面に接触して配置すると共に、前記熱交換器を前記陽極として用いることを特徴とする請求項記載の冷凍装置。
  6. 前記貯水部は、前記熱交換器の投影面積に相当する部分に上面開口を有する箱状を成し、前記貯水部内に、前記電極対が前記熱交換器のフィンに対して略垂直方向に配置されており、前記熱交換器から流れ落ちたドレン水が前記貯水部に一時貯水され、前記貯水部内で活性酸素水とされたドレン水が、前記貯水部の下面に設けた排水口から前記ドレンパンへと排出されることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の冷凍装置。
  7. 前記貯水部は、前記熱交換器の底面に接続され、上面開口から下方に向かうにしたがって開口面積が徐々に小さくなるように形成した接続部と、該接続部の下部に連設した中空の排出口部とからなり、前記排出口部に、前記電極対を配置するとともに、該電極対の電極の間に、保水性を有する絶縁性のフィルタを挟んで配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の冷凍装置。
  8. 前記熱交換器の底面を覆うように、前記熱交換器に前記貯水部の上面開口が接続されていることを特徴とする請求項又は請求項記載の冷凍装置。
  9. 前記電極対を複数設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の冷凍装置。
  10. 前記陽極をポリアニリンを含有する電極とし、所定時間毎に前記電極対における各電極の極性を転極手段により切り替えることを特徴とする請求項1乃至乃至の何れか一項に記載の冷凍装置。
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