JP4395768B2 - 活性酸素の発生方法および発生装置 - Google Patents
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ポリアニリンを構成するベンゼノイド構造とキノイド構造についてベンゼノイド構造をキノイド構造に転化させる転化手段を備え、電圧印加手段(3)による通電によりベンゼノイド構造のキノイド構造に対する比が通電前の当初の比よりも高くなった際には、転化手段によりベンゼノイド構造のキノイド構造に対する比を下げることを特徴としている。
ベンゼノイド構造のキノイド構造に対する比が通電前の当初の比よりも高くなった際には、両極部(1、2)間への通電方向を逆にして通電を行うことを特徴としている。
他の基材よりなる陽極部(2)と、
水が溜められ、両極部(1、2)が配置される活性酸素発生槽(20)と、
両極部(1、2)間に通電させる電圧印加手段(3)と、
ポリアニリンを構成するベンゼノイド構造とキノイド構造についてベンゼノイド構造をキノイド構造に転化させる転化手段とを有することを特徴としている。
以下、本発明の実施の形態について添付した図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態における活性酸素発生装置の概要構成を示す模式図であり、図2は、図1の装置におけるポリアニリン構造の変化を示す説明図である。陰極部1、陽極部2、水の入れられた活性酸素発生槽20、および陰極部1・陽極部2に電圧を印加して通電させるための電圧印加手段としての電源部3より成る。
図4は、本発明の第2実施形態における活性酸素発生装置の概要構成を示す模式図である。上述した第1実施形態と異なる特徴として、通電切換部4での逆通電時間をポリアニリンのベンゼノイド/キノイドの吸光度比で管理するため、タイマー5の代わりにポリアニリンのベンゼノイド/キノイドの吸光度比を検出する吸光度比検出手段としての吸光度測定機6を有している。ちなみに図1中の6aは光源であり、吸光度測定機6からの検出値は制御装置10に入力されるようになっている。
図5は、本発明の第3実施形態における活性酸素発生装置の概要構成を示す模式図である。上述した各実施形態と異なる特徴として、転化手段として、陰極部1にポリアニリンより貴なる金属を含有させた陰極部1を設けている。
図6は、本発明の第4実施形態における活性酸素発生装置の概要構成を示す模式図である。上述した各実施形態と異なる特徴として、転化手段として、ポリアニリンより貴なる金属部材7と、活性酸素を発生させていないとき、陰極部1と金属部材7とを接触させる接触手段8を有している。
図7は、本発明の第5実施形態における活性酸素発生装置の概要構成を示す模式図である。上述した各実施形態と異なる特徴として、転化手段として、活性酸素を発生させていないときに、陰極部1を乾燥させる陰極乾燥手段9を有している。
図8は、本発明の第6実施形態における活性酸素発生装置の概要構成を示す模式図である。上述した各実施形態と異なる特徴として、転化手段として、電源部3から陰極部1への給電位置を随時変更する給電位置変更手段11を有している。これは、給電位置からの距離によってもベンゼノイド構造とキノイド構造との比が異なることによる。
図13は、本発明の第7実施形態における活性酸素発生装置の概要構成を示す模式図である。上述した各実施形態と異なる特徴として、通電切換部4での逆通電時間を管理するため、制御装置10の内部にタイマー5の代わりに通電量もしくは電荷量を計測する手段としてクーロンメーター13を設けている。
上述の実施形態では、ポリアニリンのベンゼノイド構造の比が高くなったときに逆通電を行っているが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、活性酸素発生時以外の時間帯に、両極間に逆通電を行うことにより、ポリアニリンの構造を変化させて活性酸素発生能が高まるようにしておくようにしても良い。また、上述した金属部材接触手段・陰極乾燥手段・給電位置変更手段などは一例であり、上述した方法に限られるものではない。
2…陽極部
3…電源部(電圧印加手段)
4…通電切換部(通電方向逆転手段)
5…タイマー(タイマー手段)
6…吸光度測定機(吸光度比検出手段)
7…金属ケース(金属部材)
8…電極引き上げ装置(接触手段)
9…乾燥装置(陰極乾燥手段)
11…電極回転装置(給電位置変更手段)
13…クーロンメーター(通電量もしくは電荷量を計測する手段)
20…活性酸素発生槽
Claims (18)
- ポリアニリンを含む導電性基材よりなる陰極部(1)と、他の基材よりなる陽極部(2)とを水中に配置し、電圧印加手段(3)で前記両極部(1、2)間に通電させることによって活性酸素を発生させる活性酸素の発生方法において、
前記ポリアニリンを構成するベンゼノイド構造とキノイド構造について前記ベンゼノイド構造をキノイド構造に転化させる転化手段を備え、前記電圧印加手段(3)による通電により前記ベンゼノイド構造の前記キノイド構造に対する比が通電前の当初の比よりも高くなった際には、前記転化手段により前記ベンゼノイド構造の前記キノイド構造に対する比を下げることを特徴とする活性酸素の発生方法。 - 前記転化手段として、前記両極部(1、2)に対する通電方向を逆にすることのできる通電方向逆転手段(4)を設け、
前記ベンゼノイド構造の前記キノイド構造に対する比が通電前の当初の比よりも高くなった際には、前記両極部(1、2)間への通電方向を逆にして通電を行うことを特徴とする請求項1に記載の活性酸素の発生方法。 - 前記逆方向での通電は、通電時間で管理したことを特徴とする請求項2に記載の活性酸素の発生方法。
- 前記逆方向での通電は、ポリアニリンのベンゼノイド/キノイドの吸光度比が3以上に高まった場合に実施し、ベンゼノイド/キノイドの吸光度比が1以上3未満となるまで実施することを特徴とする請求項2に記載の活性酸素の発生方法。
- 前記転化手段として、ポリアニリンより貴なる金属を含有させた陰極部(1)を設け、通電を停止させることで前記ベンゼノイド構造の前記キノイド構造に対する比を下げることを特徴とする請求項1に記載の活性酸素の発生方法。
- 前記転化手段として、ポリアニリンより貴なる金属部材(7)と、陰極部(1)に前記金属部材(7)を接触させることのできる接触手段(8)とを設け、活性酸素を発生させていないときに、前記接触手段(8)により、前記陰極部(1)に前記金属部材(7)を接触させることを特徴とする請求項1に記載の活性酸素の発生方法。
- 前記転化手段として、前記陰極部(1)を乾燥させることのできる陰極乾燥手段(9)を設け、活性酸素を発生させていないときに、前記陰極乾燥手段(9)により、前記陰極部(1)を乾燥させることを特徴とする請求項1に記載の活性酸素の発生方法。
- 前記転化手段として、前記電圧印加手段(3)から前記陰極部(1)への給電位置を変更できる給電位置変更手段(11)を設け、前記給電位置変更手段(11)により、前記陰極部(1)への給電位置を随時変更することを特徴とする請求項1に記載の活性酸素の発生方法。
- ポリアニリンを含む導電性基材よりなる陰極部(1)と、
他の基材よりなる陽極部(2)と、
水が溜められ、前記両極部(1、2)が配置される活性酸素発生槽(20)と、
前記両極部(1、2)間に通電させる電圧印加手段(3)と、
前記ポリアニリンを構成するベンゼノイド構造とキノイド構造について前記ベンゼノイド構造をキノイド構造に転化させる転化手段とを有することを特徴とする活性酸素の発生装置。 - 前記転化手段として、前記両極部(1、2)に対する通電方向を逆にすることのできる通電方向逆転手段(4)を有することを特徴とする請求項9に記載の活性酸素の発生装置。
- 前記通電方向切換手段(4)での逆通電時間を管理するためタイマー手段(5)を設けたことを特徴とする請求項10に記載の活性酸素の発生装置。
- 前記通電方向切換手段(4)での逆通電時間をポリアニリンのベンゼノイド/キノイドの吸光度比で管理するため、ポリアニリンのベンゼノイド/キノイドの吸光度比を検出する吸光度比検出手段(6)を有することを特徴とする請求項10に記載の活性酸素の発生装置。
- 前記転化手段として、ポリアニリンより貴なる金属を含有させた陰極部(1)を設けたことを特徴とする請求項9に記載の活性酸素の発生装置。
- 前記転化手段として、ポリアニリンより貴なる金属部材(7)と、活性酸素を発生させていないとき、前記陰極部(1)と前記金属部材(7)とを接触させる接触手段(8)を有することを特徴とする請求項9に記載の活性酸素の発生装置。
- 前記転化手段として、活性酸素を発生させていないときに、前記陰極部(1)を乾燥させる陰極乾燥手段(9)を有することを特徴とする請求項9に記載の活性酸素の発生方法。
- 前記転化手段として、前記電圧印加手段(3)から前記陰極部(1)への給電位置を随時変更する給電位置変更手段(11)を有することを特徴とする請求項9に記載の活性酸素の発生装置。
- 前記逆方向での通電は、通電量もしくは電荷量で管理したことを特徴とする請求項2に記載の活性酸素の発生方法。
- 前記通電方向切換手段(4)での逆通電時間を管理するため、通電量もしくは電荷量を計測する手段(13)を設けたことを特徴とする請求項10に記載の活性酸素の発生装置。
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