JP5172792B2 - 固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体及び固体高分子型燃料電池 - Google Patents

固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体及び固体高分子型燃料電池 Download PDF

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Description

本発明は、固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体及び固体高分子型燃料電池に関する。
固体高分子型燃料電池用の膜−電極構造体としては、プロトン伝導性を有する固体高分子電解質膜の一方の面にカソード電極層、他方の面にアノード電極層を設け、これらの電極層上にガス拡散層を積層したものが知られている。このような構成からなる膜−電極構造体の各ガス拡散層上に、ガス流路を兼ねたセパレータを積層することにより、固体高分子型燃料電池が構成される。
ところで、固体高分子型燃料電池の性能向上のためには、プロトン伝導性を向上させるべく高分子電解質膜を可能な限り薄膜化する必要がある一方で、高分子電解質膜の強度の低下が問題となる。また、長期間の使用においても破損等が生じないように、高分子電解質膜には十分な強度及び耐久性が求められており、種々の検討がなされている。
図10は、従来の固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体100の構造を示す断面図である(特許文献1参照)。膜−電極構造体100では、フッ素樹脂系シートからなる額縁状の保護膜102を、固体高分子電解質膜101の少なくとも一方の面側に設け、これらをアノード電極層103とカソード電極層104とで挟持している。この膜−電極構造体100によれば、固体高分子電解質膜101と額縁状の保護膜102とが互いに重なることにより、保護膜102が固体高分子電解質膜101の補強材として作用し、この部分に加わる差圧の増大や機械的ストレスに耐え得るとされている。
また、図11は、従来の固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体110の構造を示す断面図である(特許文献2参照)。膜−電極構造体110では、エッジ部分112a及び114aから一定の距離だけ、アノード電極層112及びカソード電極層114の間に吸収部分118aが設けられている。この膜−電極構造体110によれば、電気化学反応により発生したヒドロキシラジカルによる補強層118を備えた高分子電解質膜層116内のポリマーの劣化を抑制できるとされている。
特開平5−21077号公報 特開2008−117775号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている膜−電極構造体100では、湿度の変化に伴う固体高分子電解質膜101の寸法変化により、固体高分子電解質膜101と保護膜102との界面で剥離が発生する場合があった。また、固体高分子電解質膜101が劣化する場合があり、耐久性に問題があった。
また、特許文献2に開示されている膜−電極構造体110では、電気化学反応により発生したヒドロキシラジカルに起因する高分子電解質膜層116の化学的な劣化は抑制できるものの、高分子電解質膜層116のうち、積層のために使用されるシール層や接着層に接している部分において、湿度の変化に伴う高分子電解質膜層116の寸法変化に起因した劣化が生ずる場合があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、湿度変化に伴う電解質膜の寸法変化に耐え得る高い機械的強度を有し、耐久性に優れた固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体及び固体高分子型燃料電池を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体(1)は、プロトン伝導複合膜(11)の一方の面にアノード電極層(12)が設けられるとともに、他方の面にカソード電極層(13)が設けられた固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体であって、前記プロトン伝導複合膜は、面方向の端部以外の部分に設けられ且つ厚み方向に貫通する複数の貫通孔を有する補強シートと、前記補強シートのうち、前記複数の貫通孔が設けられた部分の表面及び当該複数の貫通孔の内表面に設けられた電解質膜と、を備え、前記アノード電極層の面方向の端部及び前記カソード電極層の面方向の端部のうち少なくとも一方の端部が、前記複数の貫通孔が設けられた部分よりも面方向外側に配置されていることを特徴とする。
本発明では、厚み方向に貫通する複数の貫通孔を面方向の端部以外の部分に設けた補強シートと、少なくとも貫通孔が設けられた部分の表面及び貫通孔の内表面に設けた電解質膜とで、固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体のプロトン伝導複合膜を構成した。
これにより、優れたプロトン伝導性を維持しつつ、湿度の変化に起因した電解質膜の面方向の伸縮による寸法変化を、補強シートによって抑制できる。即ち、本発明によれば、湿度の変化によらず高い機械的強度を有し、耐久性に優れた固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体が得られる。
また、本発明では、アノード電極層の面方向の端部及びカソード電極層の面方向の端部のうち少なくとも一方の端部が、複数の貫通孔が設けられた部分よりも面方向外側に配置されるようにして、固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体を構成した。
これにより、電極層の面方向の端部近傍には電解質膜が設けられていないため、従来、電極層の面方向の端部近傍で生じていたプロトン濃度異常による電解質膜の化学的な劣化を抑制でき、優れた耐久性が得られる。
また、本発明に係る固体高分子型燃料電池は、上記の固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体と、前記固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体の両面に積層されてガス流路を形成する一対のセパレータと、を備える固体高分子型燃料電池であって、各構成部材を接合するための接着層(15a,15b)、及び前記各構成部材に配置されて前記ガス流路を密封するシール層(16a、16b)のうち少なくとも一方を備え、前記接着層及びシール層のうち少なくとも一方は、前記プロトン伝導複合膜のうち、前記電解質膜が設けられていない部分にのみ配置されていることを特徴とする。
本発明では、上記の発明に係る固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体を備える固体高分子型燃料電池において、各構成部材を接合するための接着層と、各構成部材に配置されてガス流路を密封するシール層のうち少なくとも一方が、プロトン伝導複合膜のうち電解質膜が設けられていない部分にのみ配置されるようにして、固体高分子型燃料電池を構成した。
これにより、湿度の変化に起因した電解質膜の面方向の寸法変化によって、接着層やシール層に接している部分と接していない部分との境界部分が拘束されて生ずる応力を、電解質膜が形成されていない補強シートの端部で受け止めて緩和できる。このため、本発明によれば、湿度の変化によらず、高い機械的強度と耐久性を有する固体高分子型燃料電池が得られる。
また、電解質膜中に含まれる酸成分が接着層やシール層と接触するのを回避できるため、接着層やシール層の劣化を回避でき、クロスリークや外部へのガスリークも抑制できる。
本発明によれば、湿度変化に伴う電解質膜の寸法変化に耐え得る高い機械的強度を有し、耐久性に優れた固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体及び固体高分子型燃料電池を提供できる。
本発明の一実施形態に係る膜−電極構造体の構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプロトン伝導複合膜の平面図である。 本発明の一実施形態に係るプロトン伝導複合膜の製造手順を示すフローチャートである。 従来の膜−電極構造体の構成を示す断面図である。 図1の要部拡大図である。 従来の膜−電極構造体のプロトン伝導膜の構成を示す断面図である。 実施例及び比較例の膜破断までの乾湿サイクル数を示す図である。 湿度変化による寸法変化の測定方法を説明するための図である。 実施例及び比較例の面方向の寸法変化を示す図である。 従来の膜−電極構造体の構成を示す断面図である。 従来の膜−電極構造体の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る固体高分子型燃料電池の膜−電極構造体(以下、膜−電極構造体という)1の構成を示す断面図である。図1に示すように、本実施形態に係る膜−電極構造体1は、プロトン伝導複合膜11と、プロトン伝導複合膜11の一方の面に設けられたアノード電極層12と、他方の面に設けられたカソード電極層13と、を備える。また、アノード電極層12及びカソード電極層13上には、一対のガス拡散層14a,14bが設けられている。
プロトン伝導複合膜11は、補強シートと、電解質膜11b,11bとを備える。
補強シートは、面方向の端部11c以外の部分に、厚み方向に貫通する複数の貫通孔を有する。具体的には、補強シートは、市販の樹脂フィルムを微細孔加工することにより得られる。
樹脂フィルムとしては特に限定されないが、エンプラ系の樹脂フィルムが好ましく用いられる。中でも、耐熱性に優れたポリイミド(PI)がより好ましく用いられる。
微細孔加工の具体例としては、レーザー加工、エッチング加工、プレス加工等が挙げられる。
レーザー加工としては、市販のUV固体レーザー、エキシマレーザー、COレーザー等を利用できる。また、これらのレーザーを利用したマスク処理により、より精密な微細孔加工が可能である。
エッチング加工やプレス加工も市販の装置を用いることにより、貫通孔を形成することができる。プレス加工では、多孔用の金型によれば、1プレスで迅速な加工が可能である。
上記の微細孔加工により、所定の孔径(μm)、孔中心間距離(ピッチμm)、開孔率(%)で、貫通孔を形成できる。
図2は、本実施形態に係るプロトン伝導複合膜11の平面図である。図2に示すように、プロトン伝導複合膜11では、プロトン伝導複合膜11の面方向の端部11cに対応する補強シートの端部(補強シートの周縁部)以外の部分が、複数の貫通孔が設けられた部分11aに相当する。
電解質膜11b,11bは、補強シートのうち、複数の貫通孔が設けられた部分11aの表面、及び複数の貫通孔の内表面に設けられている。ここで、本実施形態では、電解質膜11b,11bは、複数の貫通孔が設けられた部分11aよりも若干外側の表面まで形成されているが、このような態様も、本発明の範囲内に含まれる。
次に、本実施形態に係るプロトン伝導複合膜11の製造方法について詳しく説明する。
図3は、本実施形態に係るプロトン伝導複合膜11の製造手順を示すフローチャートである。
先ず、ステップS1では、補強シートを構成する樹脂フィルムの成膜処理を実施する。具体的には、ポリイミド等のエンプラ系樹脂を用いて、所望の厚さとなるように成膜する。
ステップS2では、ステップS1で得られた樹脂フィルムに対して、微細孔加工処理を実施する。具体的には、上述したように、レーザー加工、エッチング加工、プレス加工等により、厚み方向に貫通する貫通孔を形成する。これにより、貫通孔を有する補強シートを得る。
ステップS3では、貫通孔を有する補強シートに対して、マスク処理を実施する。具体的には、補強シートのうち、貫通孔が設けられている部分に対応した開口を有するマスキングフィルム(例えばPETフィルム)を、補強シート上に積層する。これにより、後述するステップS4での塗工処理における塗工面積が制御される。なお、マスキングフィルムの開口の大きさは、貫通孔が設けられている部分の大きさよりも若干大きくてよい。
ステップS4では、マスク処理がなされた補強シートへ電解質キャスト溶液を含浸塗工させる。なお、電解質キャスト溶液としては、従来公知のものが用いられる。例えば、デュポン社製「Nafion(登録商標) DE2020」や「Nafion(登録商標) DE2020CS」が用いられる。
ステップS5では、含浸塗工がなされた補強シートに対して、乾燥処理を実施する。具体的には、60℃×5分の乾燥処理を実施する。
ステップS6では、2回目の含浸塗工を実施する。2回目の含浸塗工では、ステップS4で実施した1回目の含浸塗工と同様の処理を実施する。
ステップS7では、2回目の含浸塗工がなされた補強シートに対して、乾燥処理を実施する。具体的には、60℃×60分、100℃×15分、法冷30分の順に、乾燥処理を実施する。
ステップS8では、2回の含浸塗工及び乾燥処理が施された補強シートに対して、酸処理を実施する。具体的には、上記補強シートを、室温下で、0.5M硫酸水溶液中に10分間浸漬させる。浸漬後は、硫酸水溶液中から補強シートを引き上げ、付着した硫酸水溶液をよくきる。
ステップS9では、酸処理が施された補強シートに対して、水洗処理を実施する。具体的には、上記補強シートを、室温下で、純水中に10分間浸漬させる。浸漬後は、純水中から補強シートを引き上げ、付着した純水をよくきる。
ステップS10では、水洗処理が施された補強シートに対して、最終的な乾燥処理を実施する。具体的には、60℃×60分、100℃×15分の順に、乾燥処理を実施する。これにより、本実施形態に係るプロトン伝導複合膜11を得る。
図1に戻って、アノード電極層12及びカソード電極層13としては、従来公知の各電極が用いられる。これらの電極層は、ホットプレスによる転写法等の従来公知の方法により形成される。
また、アノード電極層12の面方向の端部、及びカソード電極層13の面方向の端部はいずれも、複数の貫通孔が設けられている部分11aよりも、面方向外側に配置されている。
ガス拡散層14a,14bとしては、従来公知のガス拡散層が用いられる。本実施形態では、カーボンペーパーが使用されている。これらガス拡散層14a,14bは、ホットプレスによる一体化等の従来公知の方法により形成される。
また、これらガス拡散層14a,14bは、接着層15a,15bにより、プロトン伝導複合膜11の面方向の端部11cと接合されている。即ち、本実施形態では、接着層15a,15bは、電解質膜が設けられていない部分にのみ配置されている。
なお、接着層15a,15bを形成する接着剤としては、従来公知の接着剤が用いられる。
また、本実施形態に係る膜−電極構造体1は、図示しない一対のセパレータを、一対のガス拡散層14a,14b上に設けることにより、固体高分子型燃料電池を構成する。一対のセパレータは、ガス拡散層14a,14b上に積層されてガス流路を形成する。
また、本実施形態では、上記のガス流路を密封するためのシール層16a,16bが設けられている。ただし、シール層16a,16bは、プロトン伝導複合膜11のうち、電解質膜11bが設けられていない面方向の端部11cにのみ配置されている。なお、シール層16a,16bは、従来公知のLIMS(液状シリコーン射出成形)により形成される。
ここで、従来の固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体の問題点について説明する。
図4は、従来の一般的な固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体50の構成を示す断面図である。図4に示すように、従来の固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体50は、プロトン伝導膜51の両面にアノード電極層52及びカソード電極層53が積層されており、さらに両電極層上に、一対のガス拡散層としてのカーボンペーパー54a,54bが積層されている。
一対のカーボンペーパー54a,54bは、それぞれ、面方向の端部が接着層55a,55bによりプロトン伝導膜51に接合されている。
接着層55a,55bは、それぞれ、アノード電極層52またはカソード電極層53に接して設けられている。また、カーボンペーパー54bと接着層55bの面方向の端部は、カーボンペーパー54aと接着層55aの面方向の端部に比して、面方向外側に配置されている。即ち、膜−電極構造体50の面方向の端部構造として、いわゆる段差構造が採用されている。
シール層56a,56bは、それぞれ、LIMS(液状シリコーン射出成形)により形成されている。これらシール層56a,56bにより、ガス流路が密封され、ガスリークが回避されている。また、シール層56a,56bは、いずれもプロトン伝導膜51に接している。
以上のような構成からなる従来の膜−電極構造体50では、以下のような問題が生じている。
先ず、アノード電極層52及びカソード電極層53の面方向の端部近傍のプロトン伝導膜51(図4の点線で囲まれた部分)において、化学的な劣化が発生する。これは、アノード電極層52の面方向の端部とカソード電極層53の面方向の端部との間で、面方向の位置が一致していない場合には、プロトンの供給量と消費量とのバランスが崩れる結果、両端部の近傍に位置するプロトン伝導膜51中にプロトン濃度異常が生じるためであると考えられる。
具体的には、アノード電極層52の面方向の端部が、カソード電極層53の面方向の端部よりも外側に位置している場合には、アノード電極層52から供給されたプロトンをカソード電極層53で十分に消費できない結果、両端部の近傍に位置するプロトン伝導膜51中でプロトン濃度が過剰となる。
一方、カソード電極層53の面方向の端部が、アノード電極層52の面方向の端部よりも外側に位置している場合には、カソード電極層53で消費する十分な量のプロトンをアノード電極層52が供給できない結果、両端部の近傍に位置するプロトン伝導膜51中でプロトン濃度が不足する。
このようにして、アノード電極層52及びカソード電極層53の面方向の端部近傍のプロトン伝導膜51では、プロトン濃度異常による化学的な劣化が発生すると考えられる。
次に、接着層55a,55bが、プロトン伝導膜51の面方向の端部に接合されているため、プロトン伝導膜51のうち、接着層55a,55bに接合されている部分と、接合されていない部分との境界部分において破断が発生する。
図5及び図6を参照して詳しく説明する。
図5は、接着層55a,55bと、アノード電極層52またはカソード電極層53との境界部分の拡大図である。湿度が変化すると、プロトン伝導膜51の面方向の寸法は大きく変化する。すると、図5に示すように、プロトン伝導膜51のうち、接着層55a,55bに接合されている部分と、接合されていない部分との境界において、応力(図5の矢印)の集中が生じる。
ところで、図6に示すように、プロトン伝導膜51は、シート状の補強材51aと、補強材51aの両面に設けられた電解質膜51b,51bとを備えるため、湿度の変化に伴う電解質膜51b,51bの寸法変化により生ずる応力(図6の矢印)を分散させ易い構造となっている。しかしながら、実際には応力を十分に分散させることができておらず、上述の応力の集中を十分に回避できず、プロトン伝導膜51の破断が発生してしまうのが現状である。
次に、接着層55a、55bまたはシール層56a,56bがプロトン伝導膜51へ接している部分において化学的な劣化が発生する。これはプロトン伝導膜51には通常酸成分が含まれており、この酸成分が接着層55a、55bまたはシール層56a、56bへ接触する結果、化学的な劣化が発生すると考えられる。
これに対して、上述したような構成を備えた本実施形態に係る膜−電極構造体1、及びこれを用いた固体高分子型燃料電池によれば、上述した従来の問題点を全て解決する以下のような顕著な効果が奏される。
本実施形態によれば、厚み方向に貫通する複数の貫通孔を面方向の端部以外の部分に設けた補強シートと、少なくとも貫通孔が設けられた部分の表面及び貫通孔の内表面に設けた電解質膜とで、固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体のプロトン伝導複合膜を構成した。
これにより、優れたプロトン伝導性を維持しつつ、湿度の変化に起因した電解質膜の面方向の伸縮による寸法変化を、補強シートによって抑制できる。即ち、本発明によれば、湿度の変化によらず高い機械的強度を有し、耐久性に優れた固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体が得られる。
また、本実施形態によれば、アノード電極層の面方向の端部及びカソード電極層の面方向の端部のうち少なくとも一方の端部が、複数の貫通孔が設けられた部分よりも面方向外側に配置されるようにして、固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体を構成した。
これにより、電極層の面方向の端部近傍には電解質膜が設けられていないため、従来、電極層の面方向の端部近傍で生じていたプロトン濃度異常による電解質膜の化学的な劣化を抑制でき、優れた耐久性が得られる。
また、本実施形態によれば、上記の固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体を備える固体高分子型燃料電池において、各構成部材を接合するための接着層と、各構成部材に配置されてガス流路を密封するシール層のうち少なくとも一方が、プロトン伝導複合膜のうち電解質膜が設けられていない部分にのみ配置されるようにして、固体高分子型燃料電池を構成した。
これにより、湿度の変化に起因した電解質膜の面方向の寸法変化によって、接着層やシール層に接している部分と接していない部分との境界部分が拘束されて生ずる応力を、電解質膜が形成されていない補強シートの端部で受け止めて緩和できる。このため、本発明によれば、湿度の変化によらず、高い機械的強度と耐久性を有する固体高分子型燃料電池が得られる。
また、電解質膜中に含まれる酸成分が接着層やシール層と接触するのを回避できるため、接着層やシール層の劣化を回避でき、クロスリークや外部へのガスリークも抑制できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
次に、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
図3示すフローチャートに従って、プロトン伝導複合膜を作製した。補強シートとしては、厚さ12.5μmのポリイミドフィルムを微細孔加工したものを用いた。微細孔加工は、ティーアンドケー(株)社製のマスク処理したエキシマレーザーにより、実施した。微細な貫通孔の直径は70μm、孔中心間距離(ピッチ)は105μmとした。
また、含浸塗工の際には、マスキングフィルム(PETフィルム)の開口の大きさが、貫通孔が形成されている部分よりも面方向外側に1mm大きいものを使用し、電解質溶液としては、デュポン社製「Nafion(登録商標) DE2020」20質量%溶液を用いた。得られた電解質膜の厚みは20μmであった。
<比較例1>
補強シートを用いずに、電解質溶液としてデュポン社製「Nafion(登録商標) DE2020」20質量%溶液を用いて、プロトン伝導膜を作製した。得られた電解質膜の厚みは25μmであった。
[耐久性評価]
実施例1のプロトン伝導複合膜及び比較例1のプロトン伝導膜について、乾湿サイクル耐久性加速試験を実施した。具体的には、セル内にサンプルをセットした後、セル内の温度を80℃に設定し、H/Air下で相対湿度を0%〜100%に繰り返し変化させた。
乾湿サイクル耐久性加速試験の結果を図7に示した。図7は、実施例1のプロトン伝導複合膜及び比較例1のプロトン伝導膜が、破断するまでの乾湿サイクル数を示した図である。図7に示すように、実施例1のプロトン伝導複合膜が破断するまでのサイクル数は、比較例1に比して大幅に増加していることが判った。この結果から、実施例1のプロトン伝導複合膜で固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体及び固体高分子型燃料電池を構成した場合には、従来に比して高い耐久性が得られることが確認された。
[湿度変化による寸法変化評価]
実施例1のプロトン伝導複合膜及び比較例1のプロトン伝導膜について、湿度変化による面方向の寸法変化を測定した。具体的には、ESPEC社製の恒温恒湿チャンバー「BL−3KP」を使用して、温度及び湿度を制御した状態で、この恒温恒湿チャンバー内にて測定を実施した。温度は25℃に設定し、相対湿度は以下の(a)〜(g)のような手順で繰り返し変化させた。
(a)初期50%で30分間保持
(b)35%まで30分間かけて低下
(c)35%で30分間保持
(d)90%まで30分間かけて増加
(e)90%で30分間保持
(f)35%まで30分間かけて低下
(g)35%で30分間保持
寸法変化の測定は、恒温恒湿チャンバー内に備えられた図8に示すような構成からなる測定装置70を用いて実施した。具体的には、短冊状(10mm×50mm)に切り出したプロトン伝導複合膜サンプル71の一方を固定し、もう一方にギャップセンサー73のターゲット72となる冶具を固定した。この状態で、ターゲットとギャップセンサーとの距離を測定し、プロトン伝導複合膜及びプロトン伝導膜サンプルの寸法へ換算する方法により実施した。
寸法変化の測定結果を図9に示した。図9の上段は、経時での相対湿度の変化を表している。下段は、相対湿度を経時で変化させたときの実施例1のプロトン伝導複合膜及び比較例1のプロトン伝導膜の面方向変位%を表している。ここで、面方向変位%は、初期状態におけるサンプルの長さに対しての寸法経時変化を意味する。
図9に示すように、実施例1の面方向変位%は、比較例1に比して大幅に低減されていることが判った。この結果から、実施例1のプロトン伝導複合膜は、湿度変換に起因する面方向の寸法変化が小さく、固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体及び固体高分子型燃料電池を構成した場合には、湿度変化によらず、大きな機械的強度及び高い耐久性が得られることが確認された。
1 膜−電極構造体
11 プロトン伝導複合膜
12 アノード電極層
13 カソード電極層
14a,14b ガス拡散層
15a,15b 接着層
16a,16b シール層

Claims (1)

  1. プロトン伝導複合膜の一方の面にアノード電極層が設けられるとともに、他方の面にカソード電極層が設けられ、且つこれらのアノード電極層及びカソード電極層上に一対のガス拡散層が設けられた固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体
    前記固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体の両面に積層されてガス流路を形成する一対のセパレータと、を備える固体高分子型燃料電池であって、
    前記プロトン伝導複合膜は、面方向の端部以外の部分に設けられ且つ厚み方向に貫通する複数の貫通孔を有する補強シートと、前記補強シートのうち、前記複数の貫通孔が設けられた部分の表面及び当該複数の貫通孔の内表面に設けられた電解質膜と、を備え、
    前記アノード電極層の面方向の端部及び前記カソード電極層の面方向の端部のうち少なくとも一方の端部が、前記複数の貫通孔が設けられた部分よりも面方向外側に配置されており、
    前記固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体は、各構成部材を接合するための接着層を備え、
    前記接着層は、接着剤により形成されて前記ガス拡散層と前記プロトン伝導複合膜の面方向の端部を接合し、且つ前記プロトン伝導複合膜のうち、前記電解質膜が設けられていない部分にのみ配置されており、
    前記固体高分子型燃料電池は、各構成部材に配置されて前記ガス流路を密封するシール層をさらに備え、
    前記シール層は、液状シリコーンにより形成され、且つ、前記プロトン伝導複合膜のうち、前記電解質膜が設けられていない部分にのみ配置されていることを特徴とする固体高分子型燃料電池。
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