JP5172752B2 - Rfタグリーダ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、いわゆるタグから送信されるデータ(信号)を受信する技術に関する。その中でも特に、アクティブタグから送信される信号をLow−IF方式により受信するRFタグリーダの受信回路に関する。
近年、種々の情報を記憶させる手段としてRF型電子タグ(以下、RFタグと呼ぶ)が広く用いられている。RFタグにはパッシブタグとアクティブタグがある。パッシブタグは電池を必要とせず、バックスキャッタ方式により通信を行う。バックスキャッタ方式では、RFタグはRFタグリーダから送信される無変調信号から電力の供給を受け、無変調信号の反射量を変化させることで保持しているデータをRFタグリーダへ送信する。アクティブタグは、独自に電源および発振器を必要とするが、パッシブタグと比較して長距離の通信が可能となる。
また、RFタグリーダは、パッシブタグとの通信において、無変調波を送信しながらデータを受信する必要がある。そのため、パッシブタグとの通信では、パッシブタグへ送信する無変調波と同一の周波数を局発として利用できるダイレクト・コンバージョン方式が用いられる場合が多い。一方、アクティブタグとの通信においては、送受信を同時に行なう必要がないことから、受信性能の高いLow−IF方式が用いられる場合が多い。例えば、下記の非特許文献1には、Low−IF方式を用いたRFICの構成が開示されている。
J.Crols, et al., "Low-IF Topologies for High-Performance Analog Front Ends of Fully Integrated Receivers", IEEE Transactions on Circuits and Systems II, Vol.45, No.3, pp.269-282, March 1998.
ところで、パッシブタグは、RFタグリーダからの無変調波を反射することによりデータを内部に保持しているデータを送信するため、RFタグリーダから送信された無変調波の周波数がずれることはない。しかし、アクティブタグは、RFタグリーダとは独立して発振器を有するため、アクティブタグから送信される信号の周波数が、RFタグリーダが受信を想定している信号の周波数とずれる場合がある。両周波数がずれると、RFタグリーダにおける受信特性の劣化につながる。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、アクティブタグから送信された電波の受信において受信特性を改善することにある。
上記課題を解決するために本発明では、アクティブタグからの無変調信号に基づいて、RFタグリーダの局発周波数またはバンドパスフィルタの中心周波数を調節する。
例えば、本発明の第一の態様は、アクティブタグから送信される信号をLow−IF方式により受信するRFタグリーダの受信回路であって、
基準発振器から出力される信号に対して、設定された分周比の局発信号を出力するプログラマブルPLLと、
アクティブタグから送信された無変調信号を、前記プログラマブルPLLから出力された局発信号を用いてダウンコンバートするミキサと、
前記ミキサからの出力信号の中から、予め定められた帯域の信号を通過させるバンドパスフィルタと、
バンドパスフィルタの出力信号を増幅する増幅器と、
前記増幅器の出力をディジタルデータに変換した後に復調する復調部と、
前記バンドパスフィルタからの出力信号の周波数と、予め定められた基準周波数との差分を示す周波数差を算出する周波数差算出部と、
前記周波数差算出部によって算出された差分に応じた分周比を算出し、算出した分周比を前記プログラマブルPLLに設定する分周比制御部と
を備えることを特徴とするRFタグリーダ回路を提供する。
また、本発明の第二の態様は、アクティブタグから送信される信号をLow−IF方式により受信するRFタグリーダの受信回路であって、
予め定められた周波数の局発信号を出力する局発信号生成部と、
アクティブタグから送信された無変調信号を、前記局発信号生成部から出力された局発信号を用いてダウンコンバートするミキサと、
入力された制御信号に応じた中心周波数において、前記ミキサからの出力信号の中から、予め定められた帯域幅の信号を通過させるバンドパスフィルタと、
バンドパスフィルタの出力信号を増幅する増幅器と、
前記増幅器の出力をディジタルデータに変換した後に復調する復調部と、
前記バンドパスフィルタからの出力信号の周波数と、予め定められた基準周波数との差分を算出する周波数差算出部と、
前記周波数差算出部によって算出された差分に応じて、前記バンドパスフィルタの帯域の中心周波数を制御するための制御信号を生成して前記バンドパスフィルタに供給するバンドパスフィルタ制御部と
を備えることを特徴とするRFタグリーダ回路を提供する。
本発明のRFタグリーダ回路によれば、アクティブタグから送信された電波の受信において受信特性を改善することができる。
本発明の一実施形態に係るRFIDシステム10の一例を示すシステム構成図である。 アクティブタグ11から送信される信号のフォーマットの一例を示す図である。 第1の実施形態におけるRFタグリーダ20の機能構成の一例を示すブロック図である。 周波数差Δfの算出方法を説明するための概念図である。 Δf算出部216の他の例を示すブロック図である。 PLL214の機能構成の一例を示すブロック図である。 分周比制御部215の機能構成の一例を示すブロック図である。 分周比テーブル50に格納されるデータの構造の一例を示す図である。 第1の実施形態におけるRFタグリーダ20の動作の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるRFタグリーダ20の機能構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態におけるRFタグリーダ20の動作の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態におけるRFタグリーダ20の機能構成の一例を示すブロック図である。 フィルタ回路230の回路構成の一例を示す回路図である。 第4の実施形態におけるRFタグリーダ20の機能構成の一例を示すブロック図である。 可変BPF240の回路構成の一例を示す回路図である。 可変抵抗の回路構成の一例を示す回路図である。 BPF制御部242の機能構成の一例を示すブロック図である。 制御信号テーブル70に格納されるデータの構造の一例を示す図である。 第4の実施形態におけるRFタグリーダ20の動作の一例を示すフローチャートである。 第5の実施形態におけるRFタグリーダ20の機能構成の一例を示すブロック図である。 第5の実施形態におけるRFタグリーダ20の動作の一例を示すフローチャートである。 第6の実施形態におけるRFタグリーダ20の機能構成の一例を示すブロック図である。 フィルタ回路260の回路構成の一例を示す回路図である。
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るRFIDシステム10の一例を示すシステム構成図である。RFIDシステム10は、アクティブタグ11、データ処理装置12、およびRFタグリーダ20を備える。
本実施形態において、アクティブタグ11は、RFタグリーダ20からのWake UPメッセージを受信した場合に、例えば図2に示すように、無変調波(CW)30、パイロットトーン31、プリアンブル32、およびデータ33を含むメッセージを送信する。
RFタグリーダ20にはスイッチ13が設けられており、ユーザは、アクティブタグ11からのデータを受信する場合に、当該スイッチ13を押下する。スイッチ13が押下された場合、本実施形態のRFタグリーダ20は、Wake UPメッセージを送信し、その後にアクティブタグ11から送信された無変調波に基づいて、アクティブタグ11から送信された電波の復調に用いる局発信号の周波数を調節する。そして、RFタグリーダ20は、無変調波に引き続いて送信されるパイロットトーン、プリアンブル、およびデータを復調し、復調したデータをデータ処理装置12へ送る。
図3は、第1の実施形態におけるRFタグリーダ20の機能構成の一例を示すブロック図である。RFタグリーダ20は、アンテナ200、LNA(Low Noise Amplifier)201、ミキサ202、ミキサ203、BPF(Band Pass Filter)204、BPF205、AGC(Automatic Gain Control)アンプ206、AGCアンプ207、ADC(Analog to Digital converter)208、ADC209、LPF(Low Pass Filter)210、LPF211、復調器212、移相器213、PLL(Phase Locked Loop)214、分周比制御部215、Δf算出部216、および制御部217を有する。
PLL214は、水晶振動子等の基準信号源から、分周比制御部215または制御部217によって設定された分周比の局発信号を生成し、生成した局発信号を、ミキサ202に供給すると共に、移相器213を介してミキサ203に供給する。本実施形態において、RFタグリーダ20は、Low−IF方式でアクティブタグ11からの信号を受信するため、PLL214が生成する局発信号は、アクティブタグ11から送信されるべき信号の周波数から、予め定められた周波数分(例えば100kHz)ずれている。
LNA201は、アンテナ200を介してアクティブタグ11から受信した信号を増幅してミキサ202およびミキサ203に供給する。ミキサ202は、PLL214から供給された局発信号を乗算することにより、LNA201から供給された信号をダウンコンバートして受信信号のI成分をBPF204に供給する。ミキサ202は、移相器213によってπ/2ずらされた局発信号を乗算することにより、LNA201から供給された信号をダウンコンバートして受信信号のQ成分をBPF205に供給する。
BPF204は、ミキサ202から供給された信号の中から、予め定められた帯域の周波数成分を通過させる。BPF205は、ミキサ203から供給された信号の中から、予め定められた帯域の周波数成分を通過さる。
BPF204から出力されたI成分の受信信号は、AGCアンプ206によって増幅され、ADC208によってディジタル信号に変換され、LPF210によって高調波を取り除かれた後に、復調器212に供給される。BPF205から出力されたQ成分の受信信号は、AGCアンプ207によって増幅され、ADC209によってディジタル信号に変換され、LPF211によって高調波を取り除かれた後に、復調器212に供給される。復調器212は、I成分およびQ成分の受信信号に基づいてデータビットを復調し、復調したデータビットをデータ処理装置12に供給する。
Δf算出部216は、制御部217から指示された場合に、受信信号の周波数と予め定められた周波数との周波数差Δfを算出し、算出したΔfの値を分周比制御部215に供給する。本実施形態において、Δf算出部216は、受信信号のQ成分をモニターし、予め定められた時間間隔Tcにおいて、受信信号の1波長の繰返し回数αをカウントする。そして、Δf算出部216は、予め定められた周波数の信号においてカウントされるべき1波長の繰返し回数βとの差分に基づいて、(α−β)÷TcをΔfとして算出する。
なお、本実施形態において、Δf算出部216は、受信信号のQ成分からΔfの値を算出するが、受信信号のI成分からΔfの値を算出してもよい。また、Δf算出部216は、例えば図4に示すように、予め定められた時間間隔Tcにおいて、受信信号のピークの数を1波長の繰返し回数αとしてカウントするようにしてもよい。
なお、他の形態として、Δf算出部216は、受信信号のI成分とQ成分とを用いて、アナログPLLまたはディジタルPLLにより周波数差Δfを算出するようにしてもよい。図5は、Δf算出部216をディジタルPLLにより構成する場合の例を示す。
図5において、位相比較器40では、LPF210から出力されたI成分の受信信号にCosine波が乗算器41によって乗算され、LPF211から出力されたQ成分の受信信号にSine波が乗算器42によって乗算されてインバータ44によって反転され、乗算器41の出力とインバータ44の出力とが、加算器43で加算されて出力される。
位相比較器40から出力された信号は、ループフィルタ45を通った後、周波数差Δfとして分周比制御部215へ出力される。また、ループフィルタ45からの出力は、NCO(numeric controlled oscillator)46において、加算器47によって予め定められた周波数を示す基準値を加算され、積分器48によって積分されて位相比較器40へフィードバックされる。なお、基準値とは、アクティブタグ11から送信される信号の周波数とRFタグリーダ20が想定している受信信号の周波数との差がないと仮定した場合のミキサ202およびミキサ203から出力される信号を示す中間周波数のディジタル値である。
ここで、LPF210またはLPF211から出力される信号の周波数をω/2π、予め定められた中間周波数をωIF/2πとすると、下記の算出式(1)により周波数差Δf(=(ω−ωIF)/2π)を算出することができる。
Figure 0005172752
PLL214は、例えば図6に示すように、位相比較器60、チャージポンプ61、ループフィルタ62、VCO(voltage controlled oscillator)63、および可変分周器64を有する。可変分周器64は、VCO63の出力信号の周波数をfVCO、可変分周器64の出力信号の周波数をfOUTとした場合、分周比制御部215から供給された分周比の設定値であるパラメータA、パラメータB、およびパラメータNに基づいて、下記の算出式(2)に従った周波数fOUTの信号を出力する。
Figure 0005172752
位相比較器60は、基準信号源からの基準信号と可変分周器64からのfOUTとの位相差に応じた信号を出力し、チャージポンプ61は位相比較器60からの信号を電圧に変換する。ループフィルタ62は、チャージポンプ61の出力電圧を平均化し、VCO63は、ループフィルタ62の出力電圧に応じた周波数の信号を出力する。なお、本実施形態では、可変分周器64として整数分周器を例に説明したが、PLL214は、可変分周器64として分周分周器を用いたフラクショナルPLLとして構成されてもよい。
分周比制御部215は、例えば図7に示すように、分周比テーブル50および分周比設定部51を有する。分周比テーブル50には、例えば図8に示すように、周波数差500に対応付けて、PLL214に設定すべき各パラメータの値501が予め格納されている。分周比テーブル50内の各パラメータの値501は、対応する周波数差がΔf算出部216によって算出された場合に、当該周波数差を0にする局発周波数を生成するためにPLL214に設定されるべき値であり、製造者等により実験で予め測定されて格納される。
分周比設定部51は、Δf算出部216から周波数差Δfを示す信号を受信した場合に、受信した周波数差Δfに対応する分周比の各パラメータを分周比テーブル50から抽出し、抽出した各パラメータをPLL214の可変分周器64に設定する。
ここで、アクティブタグ11内の基準信号と、RFタグリーダ20内の基準信号とのずれにより、アクティブタグ11から送信された信号の周波数と、RFタグリーダ20が想定する受信信号の周波数とが、予め定められた周波数分以上ずれている、または、周波数のずれ量が予め定められた周波数に満たない場合、Low−IF方式による受信では、ミキサ202およびミキサ203によってダウンコンバートされた信号の周波数が、それぞれ、BPF204およびBPF205の通過帯域から外れる場合がある。
BPF204およびBPF205の通過帯域から外れた信号は、AGCアンプ206およびAGCアンプ207以降に供給されないため、復調器212は、このままではアクティブタグ11からの信号を正しく復調することができない。
これに対し、分周比制御部215は、Δf算出部216によって算出された周波数差Δfに応じて、PLL214による局発信号の周波数を、アクティブタグ11の信号周波数から予め定められた周波数分ずれた周波数となるように設定する。これにより、ミキサ202およびミキサ203によってダウンコンバートされた信号の周波数は、それぞれ、BPF204およびBPF205の通過帯域から外れることなく、AGCアンプ206およびAGCアンプ207以降に供給される。
従って、本実施形態のRFタグリーダ20は、アクティブタグ11内の基準信号と、RFタグリーダ20内の基準信号とがずれている場合であっても、アクティブタグ11からの信号を正しく復調することができる。
次に、制御部217の動作を、図9のフローチャートを参照しながら説明する。図9は、第1の実施形態におけるRFタグリーダ20の動作の一例を示すフローチャートである。RFタグリーダ20に設けられたスイッチ13を介して、アクティブタグ11からのデータの受信をユーザから指示された場合に、RFタグリーダ20は、本フローチャートに示す動作を開始する。
まず、制御部217は、PLL214に分周比の初期値を設定し(S100)、図示しない送信機により、Wake UPメッセージを送信する。そして、制御部217は、LPF211から無変調信号が出力されたか否かを判定する(S101)。無変調信号が出力されていない場合(S101:No)、制御部217は、無変調信号が出力されるまでステップS101を繰り返す。
無変調信号が出力された場合(S101:Yes)、制御部217は、分周比制御部215およびΔf算出部216を起動させ(S102)、Δf算出部216による周波数差Δfの算出、分周比制御部215による分周比の設定、およびPLL214による局発周波数の切り替えが終了するまでの間、所定時間(例えば数十μ秒)待機する。
Δf算出部216は、受信信号の周波数と予め定められた周波数との周波数差Δfを算出し、算出したΔfの値を分周比制御部215に供給する。PLL214は、Δf算出部216から受信した周波数差Δfに対応する分周比の各パラメータを分周比テーブル50から抽出し、抽出した各パラメータをPLL214の可変分周器64に設定する(S103)。
次に、制御部217は、分周比制御部215およびΔf算出部216を停止させる(S104)。そして、PLL214は、ステップS103において分周比制御部215によって設定された分周比で動作を続け、復調器212は、アクティブタグ11から無変調波に続いて送信されたデータを復調し(S105)、RFタグリーダ20は、本フローチャートに示した動作を終了する。
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本実施形態のRFタグリーダ20によれば、アクティブタグ11から送信された電波の受信において受信特性を改善することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図10は、第2の実施形態におけるRFタグリーダ20の機能構成の一例を示すブロック図である。本実施形態のRFタグリーダ20は、アンテナ200、LNA201、ミキサ202、ミキサ203、BPF204、BPF205、AGCアンプ206、AGCアンプ207、ADC208、ADC209、LPF210、LPF211、復調器212、移相器213、PLL214、分周比制御部215、Δf算出部216、制御部217、スイッチ220、スイッチ221、LPF222、およびLPF223を有する。
本実施形態におけるRFタグリーダ20は、スイッチ220、スイッチ221、LPF222、およびLPF223を有する点が、図3を用いて説明した第1の実施形態におけるRFタグリーダ20とは異なる。なお、以下に説明する点を除き、図10において、図3と同じ符号を付した部材は、図3における部材と同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
スイッチ220は、制御部217からの指示に応じて、ミキサ202の出力信号を、LPF222またはBPF204へ送る。スイッチ221は、制御部217からの指示に応じて、ミキサ203の出力信号を、LPF223またはBPF205へ送る。
LPF222は、スイッチ220を介して提供された信号の中から、所定の周波数以下の帯域の信号を抽出してAGCアンプ206に供給する。LPF223は、スイッチ221を介して提供された信号の中から、所定の周波数以下の帯域の信号を抽出してAGCアンプ207に供給する。
次に、本実施形態における制御部217の動作を、図11のフローチャートを参照しながら説明する。図11は、第2の実施形態におけるRFタグリーダ20の動作の一例を示すフローチャートである。本実施形態において、RFタグリーダ20に設けられたスイッチ13は、アクティブタグの受信またはパッシブタグの受信のいずれかをRFタグリーダ20に指示することができる。RFタグリーダ20は、スイッチ13が操作された場合に、本フローチャートに示す動作を開始する。
まず、制御部217は、スイッチ13を介したユーザの操作がアクティブタグの受信を指示するものであったか否かを判定する(S200)。アクティブタグの受信をユーザから指示された場合(S200:Yes)、制御部217は、ミキサ202の出力信号をBPF204へ送るようにスイッチ220を切り替えると共に、ミキサ203の出力信号をBPF205へ送るようにスイッチ221を切り替える(S201)。
次に、制御部217は、Low−IF方式の受信における局発周波数を生成するための分周比の初期値をPLL214に設定し(S202)、図示しない送信機により、Wake UPメッセージを送信する。そして、制御部217は、LPF211から無変調信号が出力されたか否かを判定する(S203)。無変調信号が出力されていない場合(S203:No)、制御部217は、無変調信号が出力されるまでステップS203を繰り返す。
無変調信号が出力された場合(S203:Yes)、制御部217は、分周比制御部215およびΔf算出部216を起動させ(S204)、Δf算出部216による周波数差Δfの算出、分周比制御部215による分周比の設定、およびPLL214による局発周波数の切り替えが終了するまでの間、所定時間(例えば数十μ秒)待機する。
Δf算出部216は、受信信号の周波数と予め定められた周波数との周波数差Δfを算出し、算出したΔfの値を分周比制御部215に供給する。分周比制御部215は、Δf算出部216から受信した周波数差Δfに対応する分周比の各パラメータを分周比テーブル50から抽出し、抽出した各パラメータをPLL214の可変分周器64に設定する(S205)。
次に、制御部217は、分周比制御部215およびΔf算出部216を停止させる(S206)。そして、PLL214は、ステップS205において分周比制御部215によって設定された分周比で動作を続け、復調器212は、アクティブタグ11から無変調波に続いて送信されたデータを復調し(S207)、RFタグリーダ20は、本フローチャートに示した動作を終了する。
ステップS200において、ユーザによるスイッチ13の操作がパッシブタグの受信を指示するものであった場合(S200:No)、制御部217は、ミキサ202の出力信号をLPF222へ送るようにスイッチ220を切り替えると共に、ミキサ203の出力信号をLPF223へ送るようにスイッチ221を切り替える(S208)。
次に、制御部217は、ダイレクト・コンバージョン方式の受信における局発周波数を生成するための分周比の初期値をPLL214に設定する(S209)。そして、制御部217は、キャリアセンスを行ない、他に通信中のRFタグが存在しないか否かを判定する(S210)。他に通信中のRFタグが存在する場合(S210:Yes)、制御部217は、他に通信中のRFタグが存在しなくなるまでステップS210を繰り返す。
他に通信中のRFタグが存在しない場合(S210:No)、制御部217は、図示しない送信機にパッシブタグへ電波の送信を開始させ(S211)、復調器212は、パッシブタグから送信されたデータを復調し(S212)、RFタグリーダ20は、本フローチャートに示した動作を終了する。
以上、本発明の第2の実施形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本実施形態のRFタグリーダ20によれば、アクティブタグ11から送信された電波の受信において受信特性を改善することができると共に、アクティブタグからのデータと、パッシブタグからのデータとを、1台のRFタグリーダ20で切り替えて受信することができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図12は、第3の実施形態におけるRFタグリーダ20の機能構成の一例を示すブロック図である。本実施形態のRFタグリーダ20は、アンテナ200、LNA201、ミキサ202、ミキサ203、AGCアンプ206、AGCアンプ207、ADC208、ADC209、LPF210、LPF211、復調器212、移相器213、PLL214、分周比制御部215、Δf算出部216、制御部217、およびフィルタ回路230を有する。
本実施形態におけるRFタグリーダ20は、BPF204およびBPF205に代えて、フィルタ回路230を有する点が、図3を用いて説明した第1の実施形態におけるRFタグリーダ20とは異なる。なお、以下に説明する点を除き、図10において、図3と同じ符号を付した部材は、図3における部材と同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
フィルタ回路230は、制御部217からの指示により、BPFまたはLPFのいずれかとして動作する。フィルタ回路230は、例えば図13に示すような構成であり、スイッチ231〜236が全てオフの場合にはLPFとして動作し、スイッチ231〜236が全てオンの場合には複素フィルタのBPFとして動作する。制御部217は、パッシブタグの受信時にスイッチ231〜236を全てオフに制御し、アクティブタグの受信時にスイッチ231〜236を全てオンに制御する。
以上、本発明の第3の実施形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本実施形態のRFタグリーダ20によれば、アクティブタグ11から送信された電波の受信において受信特性を改善することができると共に、アクティブタグからのデータとパッシブタグからのデータとを1台のRFタグリーダ20で切り替えて受信する際の回路構成を小型化することができる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
図14は、第4の実施形態におけるRFタグリーダ20の機能構成の一例を示すブロック図である。本実施形態のRFタグリーダ20は、アンテナ200、LNA201、ミキサ202、ミキサ203、AGCアンプ206、AGCアンプ207、ADC208、ADC209、LPF210、LPF211、復調器212、移相器213、PLL214、Δf算出部216、制御部217、可変BPF240、可変BPF241、およびBPF制御部242を有する。
本実施形態におけるRFタグリーダ20は、BPF204、BPF205、および分周比制御部215に代えて、可変BPF240、可変BPF241、およびBPF制御部242を有する点が、図3を用いて説明した第1の実施形態におけるRFタグリーダ20とは異なる。なお、以下に説明する点を除き、図14において、図3と同じ符号を付した部材は、図3における部材と同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
可変BPF240は、BPF制御部242からの制御信号に応じて、通過帯域の帯域幅を維持したまま、通過帯域の中心周波数が変化する。可変BPF240は、例えば図15に示すような回路構成である。BPF制御部242は、可変抵抗243−1および可変抵抗243−2の抵抗値を変化させることにより、可変BPF240の通過帯域の中心周波数が変化させることができる。
ここで、それぞれの可変抵抗243は、例えば図16に示すように構成することができる。BPF制御部242は、それぞれのスイッチ244をオンまたはオフにすることにより、可変抵抗243全体の抵抗値を変化させることができる。なお、BPF制御部242は、可変抵抗243の抵抗値の変化に代えて、または、可変抵抗243の抵抗値の変化と共に、可変BPF240内のコンデンサの容量を変化させるようにしてもよい。また、図16の例では、可変BPF240は、抵抗とコンデンサにより構成されるが、他の形態として、可変BPF240は、コイルとコンデンサにより構成されてもよい。可変BPF241も可変BPF240と同様の構成であるため、説明を省略する。
BPF制御部242は、例えば図17に示すように、制御信号テーブル70および制御信号供給部71を有する。制御信号テーブル70には、例えば図18に示すように、周波数差700に対応付けて、可変BPF240および可変BPF241内の各スイッチの制御を示す制御信号701が予め格納されている。制御信号テーブル70内の制御信号701は、対応する周波数差がΔf算出部216によって算出された場合に、当該周波数差分、可変BPF240および可変BPF241の通過帯域の中心周波数をずらすために可変BPF240および可変BPF241に供給されるべき値であり、製造者等により実験で予め測定されて格納される。
制御信号供給部71は、Δf算出部216から周波数差Δfを示す信号を受信した場合に、受信した周波数差Δfに対応する制御信号を制御信号テーブル70から抽出し、抽出した制御信号を可変BPF240および可変BPF241に供給する。
ここで、アクティブタグ11内の基準信号と、RFタグリーダ20内の基準信号とのずれにより、アクティブタグ11から送信された信号の周波数と、RFタグリーダ20が想定する受信信号の周波数とが、予め定められた周波数分以上ずれている、または、周波数のずれ量が予め定められた周波数に満たない場合、Low−IF方式による受信では、ミキサ202およびミキサ203によってダウンコンバートされた信号の周波数が、それぞれ、可変BPF240および可変BPF241の通過帯域から外れる場合がある。
可変BPF240および可変BPF241の通過帯域から外れた信号は、AGCアンプ206およびAGCアンプ207以降に供給されないため、復調器212は、このままではアクティブタグ11からの信号を正しく復調することができない。
これに対し、BPF制御部242は、Δf算出部216によって算出された周波数差Δfに応じて、可変BPF240および可変BPF241の通過帯域の中心周波数を、当該周波数差Δf分ずらすための制御信号を可変BPF240および可変BPF241にそれぞれ供給する。これにより、ミキサ202およびミキサ203によってダウンコンバートされた信号の周波数は、それぞれ、可変BPF240および可変BPF241の通過帯域から外れることなく、AGCアンプ206およびAGCアンプ207以降に供給される。従って、本実施形態のRFタグリーダ20は、アクティブタグ11からの信号を正しく復調することができる。
次に、本実施形態における制御部217の動作を、図19のフローチャートを参照しながら説明する。図19は、第4の実施形態におけるRFタグリーダ20の動作の一例を示すフローチャートである。RFタグリーダ20に設けられたスイッチ13を介して、アクティブタグ11からのデータの受信をユーザから指示された場合に、RFタグリーダ20は、本フローチャートに示す動作を開始する。なお、以下に説明する点を除き、図19において、図9と同じ符号を付した処理は、図9における処理と同様であるため説明を省略する。
ステップS101において、LPF211から無変調信号が出力された場合(S101:Yes)、制御部217は、Δf算出部216およびBPF制御部242を起動させ(S110)、Δf算出部216による周波数差Δfの算出、および、BPF制御部242による制御信号の供給が終了するまでの間、所定時間(例えば数十μ秒)待機する。
Δf算出部216は、受信信号の周波数と予め定められた周波数との周波数差Δfを算出し、算出したΔfの値をBPF制御部242に供給する。BPF制御部242は、Δf算出部216から受信した周波数差Δfに対応する制御信号を制御信号テーブル70から抽出し、抽出した制御信号を可変BPF240および可変BPF241にそれぞれ供給する(S111)。
次に、制御部217は、Δf算出部216およびBPF制御部242を停止させる(S112)。そして、復調器212は、アクティブタグ11から無変調波に続いて送信されたデータを復調し(S105)、RFタグリーダ20は、本フローチャートに示した動作を終了する。
以上、本発明の第4の実施形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本実施形態のRFタグリーダ20においても、アクティブタグ11から送信された電波の受信において受信特性を改善することができる。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
図20は、第5の実施形態におけるRFタグリーダ20の機能構成の一例を示すブロック図である。本実施形態のRFタグリーダ20は、アンテナ200、LNA201、ミキサ202、ミキサ203、AGCアンプ206、AGCアンプ207、ADC208、ADC209、LPF210、LPF211、復調器212、移相器213、PLL214、Δf算出部216、制御部217、可変BPF240、可変BPF241、BPF制御部242、スイッチ250、スイッチ251、LPF252、およびLPF253を有する。
本実施形態におけるRFタグリーダ20は、スイッチ250、スイッチ251、LPF252、およびLPF253を有する点が、図14を用いて説明した第4の実施形態におけるRFタグリーダ20とは異なる。なお、以下に説明する点を除き、図20において、図14と同じ符号を付した部材は、図14における部材と同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
スイッチ250は、制御部217からの指示に応じて、ミキサ202の出力信号を、LPF252または可変BPF240へ送る。スイッチ251は、制御部217からの指示に応じて、ミキサ203の出力信号を、LPF253または可変BPF241へ送る。
LPF252は、スイッチ250を介して提供された信号の中から、所定の周波数以下の帯域の信号を抽出してAGCアンプ206に供給する。LPF253は、スイッチ251を介して提供された信号の中から、所定の周波数以下の帯域の信号を抽出してAGCアンプ207に供給する。
次に、本実施形態における制御部217の動作を、図21のフローチャートを参照しながら説明する。図21は、第5の実施形態におけるRFタグリーダ20の動作の一例を示すフローチャートである。
本実施形態において、RFタグリーダ20に設けられたスイッチ13は、アクティブタグの受信またはパッシブタグの受信のいずれかをRFタグリーダ20に指示することができる。RFタグリーダ20は、スイッチ13が操作された場合に、本フローチャートに示す動作を開始する。なお、以下に説明する点を除き、図21において、図11と同じ符号を付した処理は、図11における処理と同様であるため説明を省略する。
ステップS203において、LPF211から無変調信号が出力された場合(S203:Yes)、制御部217は、Δf算出部216およびBPF制御部242を起動させ(S220)、Δf算出部216による周波数差Δfの算出、および、BPF制御部242による制御信号の供給が終了するまでの間、所定時間(例えば数十μ秒)待機する。
Δf算出部216は、受信信号の周波数と予め定められた周波数との周波数差Δfを算出し、算出したΔfの値をBPF制御部242に供給する。Δf算出部216から受信した周波数差Δfに対応する制御信号を制御信号テーブル70から抽出し、抽出した制御信号を可変BPF240および可変BPF241にそれぞれ供給する(S221)。
次に、制御部217は、Δf算出部216およびBPF制御部242を停止させる(S222)。そして、復調器212は、アクティブタグ11から無変調波に続いて送信されたデータを復調し(S207)、RFタグリーダ20は、本フローチャートに示した動作を終了する。
以上、本発明の第5の実施形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本実施形態のRFタグリーダ20においても、アクティブタグ11から送信された電波の受信において受信特性を改善することができると共に、アクティブタグからのデータと、パッシブタグからのデータとを、1台のRFタグリーダ20で切り替えて受信することができる。
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。
図22は、第6の実施形態におけるRFタグリーダ20の機能構成の一例を示すブロック図である。本実施形態のRFタグリーダ20は、アンテナ200、LNA201、ミキサ202、ミキサ203、AGCアンプ206、AGCアンプ207、ADC208、ADC209、LPF210、LPF211、復調器212、移相器213、PLL214、Δf算出部216、制御部217、BPF制御部242、およびフィルタ回路260を有する。
本実施形態におけるRFタグリーダ20は、可変BPF240および可変BPF241に代えて、フィルタ回路260を有する点が、図14を用いて説明した第4の実施形態におけるRFタグリーダ20とは異なる。なお、以下に説明する点を除き、図22において、図14と同じ符号を付した部材は、図14における部材と同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
フィルタ回路260は、制御部217からの指示により、BPFまたはLPFのいずれかとして動作する。フィルタ回路260は、例えば図23に示すような構成であり、スイッチ261〜266が全てオフの場合にはLPFとして動作し、スイッチ261〜266が全てオンの場合には複素フィルタのBPFとして動作する。制御部217は、パッシブタグの受信時にスイッチ261〜266を全てオフに制御し、アクティブタグの受信時にスイッチ261〜266を全てオンに制御する。
また、BPF制御部242は、スイッチ261〜266が全てオンとなり、複素フィルタのBPFとして動作する場合に、スイッチ261〜266のそれぞれに接続されている可変抵抗に、Δf算出部216によって算出された周波数差Δfに対応する制御信号を供給することにより、BPFとして動作するフィルタ回路260の通過帯域の中心周波数を、Δf算出部216によって算出された周波数差Δf分ずらす。
以上、本発明の第6の実施形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本実施形態のRFタグリーダ20においても、アクティブタグ11から送信された電波の受信において受信特性を改善することができると共に、アクティブタグからのデータとパッシブタグからのデータとを1台のRFタグリーダ20で切り替えて受信する際の回路構成を小型化することができる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記した第3の実施形態におけるフィルタ回路230および第6の実施形態におけるフィルタ回路260において、I成分およびQ成分のLPFを、それぞれ、シングルエンドで3次の実フィルタを例に説明したが、本発明はこれに限られない。他の形態として、フィルタ回路のI成分およびQ成分のLPFは、それぞれ、差動で構成されてもよく、3次未満または3次以上の次数の実フィルタで構成されてもよい。
また、フィルタ回路のI成分およびQ成分のLPFは、特開2008−205962に開示されているように、それぞれ、差動で5次の実フィルタで構成されるようにしてもよい。なお、第6の実施形態におけるフィルタ回路260として特開2008−205962に開示されているフィルタ回路を用いる場合、I成分のLPFとQ成分のLPFとの間に挿入されている抵抗を、制御部217の制御により抵抗値が変化する可変抵抗とすればよい。
10・・・RFIDシステム、11・・・アクティブタグ、12・・・データ処理装置、13・・・スイッチ、20・・・RFタグリーダ、200・・・アンテナ、201・・・LNA、202・・・ミキサ、203・・・ミキサ、204・・・BPF、205・・・BPF、206・・・AGCアンプ、207・・・AGCアンプ、208・・・ADC、209・・・ADC、210・・・LPF、211・・・LPF、212・・・復調器、213・・・移相器、214・・・PLL、215・・・分周比制御部、216・・・Δf算出部、217・・・制御部、220・・・スイッチ、221・・・スイッチ、222・・・LPF、223・・・LPF、230・・・フィルタ回路、240・・・可変BPF、241・・・可変BPF、242・・・BPF制御部、243・・・可変抵抗、244・・・スイッチ、250・・・スイッチ、251・・・スイッチ、252・・・LPF、253・・・LPF、260・・・フィルタ回路、30・・・CW、31・・・パイロットトーン、32・・・プリアンブル、33・・・データ、50・・・分周比テーブル、51・・・分周比設定部、70・・・制御信号テーブル、71・・・制御信号供給部

Claims (7)

  1. アクティブタグから送信される信号をLow−IF方式により受信するRFタグリーダの受信回路であって、
    基準発振器から出力される信号に対して、設定された分周比の局発信号を出力するプログラマブルPLLと、
    アクティブタグから送信された無変調信号を、前記プログラマブルPLLから出力された局発信号を用いてダウンコンバートするミキサと、
    前記ミキサからの出力信号の中から、予め定められた帯域の信号を通過させるバンドパスフィルタと、
    バンドパスフィルタの出力信号を増幅する増幅器と、
    前記増幅器の出力をディジタルデータに変換した後に復調する復調部と、
    前記バンドパスフィルタからの出力信号の周波数と、予め定められた基準周波数との差分を示す周波数差を算出する周波数差算出部と、
    前記周波数差算出部によって算出された差分に応じた分周比を算出し、算出した分周比を前記プログラマブルPLLに設定する分周比制御部と
    を備えることを特徴とするRFタグリーダ回路。
  2. 請求項1に記載のRFタグリーダ回路であって、
    前記分周比制御部は、
    異なる周波数差の値毎に、当該周波数差が前記周波数差算出部から出力された場合に、前記プログラマブルPLLに設定すべき分周比のパラメータの値を予め格納している分周比テーブルと、
    前記周波数差算出部から周波数差が出力された場合に、当該周波数差に対応する分周比のパラメータを前記分周比テーブルから抽出し、抽出した分周比のパラメータを前記プログラマブルPLLに設定する分周比設定部と
    を有することを特徴とするRFタグリーダ回路。
  3. 請求項1または2に記載のRFタグリーダ回路であって、
    前記ミキサからの出力信号の中から、予め定められた周波数以下の帯域の信号を通過させて前記増幅器に供給するローパスフィルタと、
    供給される切替信号に応じて、前記ミキサの出力信号を、前記バンドパスフィルタまたは前記ローパスフィルタのいずれかに供給するスイッチと、
    ユーザからパッシブタグの受信を指示された場合に、前記プログラマブルPLLに予め定められた搬送波の周波数を出力するように分周比を設定し、前記ミキサの出力信号が前記ローパスフィルタに供給されるように前記スイッチに切替信号を供給し、前記周波数差算出部および前記分周比制御部の動作を停止させ、
    ユーザからアクティブタグの受信を指示された場合に、前記搬送波の周波数から予め定められた周波数分オフセットした周波数を出力するように前記プログラマブルPLLに分周比を設定し、前記ミキサの出力信号が前記バンドパスフィルタに供給されるように前記スイッチに切替信号を供給し、前記周波数差算出部および前記分周比制御部の動作を開始させる受信方式切替部と
    をさらに備えることを特徴とするRFタグリーダ回路。
  4. アクティブタグから送信される信号をLow−IF方式により受信するRFタグリーダの受信回路であって、
    予め定められた周波数の局発信号を出力する局発信号生成部と、
    アクティブタグから送信された無変調信号を、前記局発信号生成部から出力された局発信号を用いてダウンコンバートするミキサと、
    入力された制御信号に応じた中心周波数において、前記ミキサからの出力信号の中から、予め定められた帯域の信号を通過させるバンドパスフィルタと、
    バンドパスフィルタの出力信号を増幅する増幅器と、
    前記増幅器の出力をディジタルデータに変換した後に復調する復調部と、
    前記バンドパスフィルタからの出力信号の周波数と、予め定められた基準周波数との差分を算出する周波数差算出部と、
    前記周波数差算出部によって算出された差分に応じて、前記バンドパスフィルタの帯域の中心周波数を制御するための制御信号を生成して前記バンドパスフィルタに供給するバンドパスフィルタ制御部と
    を備えることを特徴とするRFタグリーダ回路。
  5. 請求項4に記載のRFタグリーダ回路であって、
    前記バンドパスフィルタは、
    入力された制御信号に応じて、当該バンドパスフィルタを構成する素子の一部の定数を変化させることにより、通過帯域の中心周波数を変化させ、
    前記バンドパスフィルタ制御部は、
    異なる周波数差の値毎に、当該周波数差が前記周波数差算出部から出力された場合に、前記バンドパスフィルタに供給すべき制御信号の値を予め格納している制御信号テーブルと、
    前記周波数差算出部から周波数差が出力された場合に、当該周波数差に対応する制御信号の値を前記制御信号テーブルから抽出し、抽出した制御信号を前記バンドパスフィルタに入力する制御信号供給部と
    を有することを特徴とするRFタグリーダ回路。
  6. 請求項4または5に記載のRFタグリーダ回路であって、
    前記局発信号生成部は、
    基準発振器から出力される信号に対して、設定された分周比の局発信号を出力するプログラマブルPLLであり、
    前記RFタグリーダ回路は、
    前記ミキサからの出力信号の中から、予め定められた周波数以下の帯域の信号を通過させて前記増幅器に供給するローパスフィルタと、
    供給される切替信号に応じて、前記ミキサの出力信号を、前記バンドパスフィルタまたは前記ローパスフィルタのいずれかに供給するスイッチと、
    ユーザからパッシブタグの受信を指示された場合に、前記プログラマブルPLLに予め定められた搬送波の周波数を出力するように分周比を設定し、前記ミキサの出力信号が前記ローパスフィルタに供給されるように前記スイッチに切替信号を供給し、前記周波数差算出部および前記バンドパスフィルタ制御部の動作を停止させ、
    ユーザからアクティブタグの受信を指示された場合に、前記プログラマブルPLLに前記搬送波の周波数から予め定められた周波数だけオフセットした周波数を出力するように分周比を設定し、前記ミキサの出力信号が前記バンドパスフィルタに供給されるように前記スイッチに切替信号を供給し、前記周波数差算出部および前記バンドパスフィルタ制御部の動作を開始させる受信方式切替部と
    をさらに備えることを特徴とするRFタグリーダ回路。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のRFタグリーダ回路であって、
    前記周波数差算出部は、
    予め定められた時間間隔における、前記バンドパスフィルタから出力された無変調信号の1波長の繰返し回数から、当該時間間隔における前記基準周波数の信号の1波長の繰返し回数を引いた差分を、当該時間間隔で割ることにより、周波数差を算出することを特徴とするRFタグリーダ回路。
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