JP5171660B2 - 電話機 - Google Patents

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本発明は、音声通話機能と電子メール機能を有する電話機に関する。
近年、携帯電話機等、様々な機能を有する電話機が提案されている。
例えば、操作部による電子メール機能の操作が困難な状況において、操作部の代替手段を用いた技術が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1には、携帯通信機器により受信された電子メールを報知装置へ転送し、報知装置は、車両が走行中であるか否かを判定する。そして、走行中であるときは、転送された電子メールを自動音声によって読み上げる技術が提案されている。
特開2004−320163号公報
一方、電子メール機能において、操作部での操作の習得が不得手なユーザ(例えば、高齢者等)も存在する。そして、このようなユーザは、電子メール機能の使用を敬遠してしまう可能性があった。
このように、電子メール機能を有する携帯電子機器において、ユーザの使用状況やユーザの世代に適合した機能が求められている。
そこで、本発明は、簡易に電子メールを受信でき、その内容を確認できる電話機を提供することを目的とする。
本発明に係る電話機は、上記課題を解決するために、電子メールを受信する電子メール受信部と、音声通話の発着呼を行う音声通話部と、前記音声通話部において着呼した際に、当該着呼を報知する報知部と、前記着呼への応答処理に関する指示入力を受け付ける着呼応答指示入力部と、前記着呼応答指示入力部への入力に基づいて、前記着呼への応答処理を行う着呼応答処理部と、前記電子メール受信部で受信した電子メールのテキストデータを音声データに変換する音声変換部と、前記着呼への応答処理後に前記音声通話部にて受信される音声データ、又は前記音声変換部により変換された音声データを出力する音声出力部と、前記電子メール受信部において電子メールを受信した際に、前記報知部によって前記着呼時と同様の報知を行い、前記着呼応答指示入力部からの入力に基づいて、前記音声変換部により変換された音声データを前記音声出力部により出力するように制御する制御部と記憶部と、前記着呼中に、前記着呼応答指示入力部から当該着呼への応答を指示する入力がなかった場合に、当該着呼への応答処理を行い、前記音声通話部にて受信される音声データを前記記憶部に記憶させる不在着信録音モードの有効又は無効を設定するモード設定部と、前記記憶部に記憶された音声信号の再生を指示する入力を受け付ける再生指示入力部と、を備え、前記制御部は、前記不在着信録音モードが有効に設定されている場合、前記電子メール受信部において電子メールを受信した際に、前記報知部によって前記着呼時と同様の報知が行われている間に前記着呼応答指示入力部からの入力がなかった場合、前記音声変換部により変換された前記音声データを前記記憶部に記憶させ、前記再生指示入力部からの入力に基づき、前記記憶部に記憶された前記音声データを前記音声出力部により出力させることを特徴とする。
また、前記制御部は、前記電子メール受信部による前記電子メールの受信後に、前記音声変換部において前記電子メールのテキストデータの変換を開始させることが好ましい。
また、前記制御部は、前記着呼応答指示入力部からの入力を受け付けた後に、前記音声変換部において前記電子メールのテキストデータの変換を開始させることが好ましい。
本発明に係る電話機は、上記課題を解決するために、電子メールを受信する電子メール受信部と、音声通話の発着呼を行う音声通話部と、前記音声通話部において着呼した際に、当該着呼を報知する報知部と、前記着呼への応答処理に関する指示入力を受け付ける着呼応答指示入力部と、前記着呼応答指示入力部への入力に基づいて、前記着呼への応答処理を行う着呼応答処理部と、前記電子メール受信部で受信した電子メールのテキストデータを音声データに変換する音声変換部と、前記着呼への応答処理後に前記音声通話部にて受信される音声データ、又は前記音声変換部により変換された音声データを出力する音声出力部と、前記電子メール受信部において電子メールを受信した際に、前記報知部によって前記着呼時と同様の報知を行い、前記着呼応答指示入力部からの入力に基づいて、前記音声変換部により変換された音声データを前記音声出力部により出力するように制御する制御部と、記憶部と、前記着呼中に、前記着呼応答指示入力部から当該着呼への応答を指示する入力がなかった場合に、当該着呼への応答処理を行い、前記音声通話部にて受信される音声データを前記記憶部に記憶させる不在着信録音モードの有効又は無効を設定するモード設定部と、前記記憶部に記憶された音声データの再生を指示する入力を受け付ける再生指示入力部と、を備え、前記制御部は、前記不在着信録音モードが有効に設定されている場合、前記電子メール受信部において電子メールを受信した際に、前記報知部によって前記着呼時と同様の報知が行われている間に前記着呼応答指示入力部からの入力がなかった場合、当該電子メールのテキストデータを前記記憶部に記憶させ、前記再生指示入力部からの入力に基づき、前記記憶部に記憶された前記電子メールのテキストデータを前記音声変換部により音声データに変換させ、当該音声データを前記音声出力部に出力させる。
本発明によれば、簡易に電子メールを受信でき、その内容を確認できる電話機を提供することができる。
本発明に係る電話機の一例である携帯電話機の外観正面図である。 携帯電話機の機能を示すブロック図である。 携帯電話機の処理の流れについて示すフローチャートである。 メモリに保存されたメッセージを再生する処理の流れについて示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明に係る電話機の一例である携帯電話機1の外観正面図を示す。なお、図1は、操作部と表示部とが1つの筐体に配置され、連結部を有さない形式のいわゆるストレートタイプの携帯電話機の形態を示しているが、本発明に係る携帯電話機の形態はこれに限られない。例えば、操作部が配置された第1筐体と表示部が配置された第2筐体とが連結部を介して開閉可能に構成される折り畳み型や、操作部側筐体と表示部側筐体とを重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式(ターンタイプ)でもよい。
携帯電話機1は、表面部10に、操作部11と、マイク12と、表示部21と、スピーカ22と、を備える。
操作部11は、各種設定機能や電話帳機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作ボタン13と、音声通話の着呼に応答して通話を開始するための通話キー(オフフックキー)13aと、通話を切断する終話キー(オンフックキー)13bと、電話番号等を入力するための入力操作ボタン14と、各種操作における決定やスクロール等を行う決定操作ボタン15と、から構成されている。
図2は、携帯電話機1の機能を示すブロック図である。携帯電話機1は、操作部11(着呼応答指示入力部、再生指示入力部)と、マイク12と、メインアンテナ40と、通信処理部41(電子メール受信部、音声通話部)と、表示制御部42と、音声処理部43(音声変換部)と、メモリ44(記憶部)と、LED(Light Emitting Diode)47と、電源制御回路部48と、CPU49(制御部、着信応答処理部、モード設定部)と、バイブレーションモータ50と、充電池51と、表示部21と、スピーカ22(音声出力部)と、ドライバIC23とを備える。
マイク12は、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力される。メインアンテナ40は、所定の使用周波数帯(例えば、800MHz)で外部装置と通信を行う。なお、本実施形態では、所定の使用周波数帯として、800MHzとしたが、これ以外の周波数帯であってもよい。また、メインアンテナ40は、所定の使用周波数帯の他に、他の使用周波数帯(例えば、2GHz)に対応できる、いわゆるデュアルバンド対応型による構成であってもよい。
通信処理部41は、RF回路部を含み、メインアンテナ40によって受信した信号を復調処理し、処理後の信号をCPU49に供給する。また、通信処理部41は、CPU49から供給された信号を変調処理し、メインアンテナ40を介して外部装置(基地局)に送信する。また、その一方で、通信処理部41は、メインアンテナ40によって受信している信号の強度をCPU49に通知を行う。
表示制御部42は、CPU49の制御にしたがって、所定の画像処理を行い、処理後の画像データをドライバIC23に出力する。ドライバIC23は、表示制御部42から供給された画像データをフレームメモリに蓄え、所定のタイミングで表示部21に出力する。
音声処理部43は、CPU49の制御にしたがって、通信処理部41から供給された信号に対して所定の音声処理を行い、処理後の信号をスピーカ22に出力する。スピーカ22は、音声処理部43から供給された信号を外部に出力する。
また、音声処理部43は、CPU49の制御にしたがって、マイク12から入力された信号を処理し、処理後の信号を通信処理部41に出力する。通信処理部41は、音声処理部43から供給された信号に所定の処理を行い、処理後の信号をメインアンテナ40に出力する。また、音声処理部43は、電子メールのテキストデータを音声データに変換する処理を行う。即ち、音声処理部43は、音声変換部として機能する。
メモリ44は、例えば、ワーキングメモリを含み、CPU49による演算処理に利用される。具体的には、後述する音声データや電子メールのテキストデータ等を記憶することができる。なお、メモリ44は、着脱可能な外部メモリを兼ねていてもよい。
LED47は、電源制御回路部48から供給される電圧に基づいて発光するように構成されている。
電源制御回路部48は、充電池51が接続されており、充電池51から供給される電源電圧を所定の電源電圧に変換し、変換後の電源電圧をLED47等に供給する。なお、電源制御回路部48は、他の電子部品や機能ブロック等にも電源供給することは勿論のことである。
次に、携帯電話機1における音声通話機能及び電子メール機能の動作について説明する。
通信処理部41は、外部機器から送信された電子メールの受信、又は音声通話の発着呼を行う。通信処理部41は、電子メール受信部、音声通話部として機能する。
CPU49は、通信処理部41において音声通話を着呼した際に、報知部により着呼を所定の態様で報知する。ここで、表示部21、スピーカ22、及びバイブレーションモータ50は、報知部として機能する。そして、CPU49は、報知部としての表示部21、スピーカ22、及びバイブレーションモータ50の少なくともいずれか一つを用いて着呼の報知を行う。
操作部11は、報知部により報知された着呼への応答処理に関する指示入力を受け付ける。なお、着呼への応答処理に関する指示入力は、例えば、着呼報知中のオフフックキー13aの押下による通話の開始指示である。つまり、操作部11は、着信応答指示入力部を構成する。そして、CPU49は、操作部11への入力操作に基づいて、音声通話の着呼への応答処理を行うように制御する。CPU49は、着呼応答処理部として機能する。
一方で、CPU49は、通信処理部41において電子メールを受信した際に、報知部によって音声通話の着呼時と同様の報知を行う。つまり、CPU49は、通信処理部41において電子メールを着信した際にも、音声通話の着呼時の報知方法として予め設定された方法によって、報知を行う。
通信処理部41において電子メールを受信し、報知部によって音声通話の着呼時と同様の報知が行われている間に、オフフックキー13aが押下されると、CPU49は、受信した電子メールから音声処理部43において生成された音声データを、スピーカ22より出力する。スピーカ22は、音声出力部として機能する。
このように本実施形態の携帯電話機1によれば、通信処理部41において電子メールを受信した際に、報知部によって通話の着呼時と同様の報知を行う。そして、オフフックキー13aへの入力があると、受信した電子メールから音声処理部43において変換された音声データを、スピーカ22より出力する。
このため、ユーザは、電子メールの内容を音声通話と同様の動作で聴くことができる。したがって、ユーザは、音声通話の着呼と電子メールの受信とを意識せずに、携帯電話機1を使用することができ、携帯電話機1の利便性を向上させることができる。
なお、CPU49は、通信処理部41による電子メールの受信後に、音声処理部43において、電子メールのテキストデータの音声データへの変換を開始させるように制御してもよい。
このように構成することにより、携帯電話機1は、オフフックキー13aへの操作が行われる前に音声データを変換するため、オフフックキー13aへの操作が行われた後に、素早く音声データを出力することができる。
また、CPU49は、オフフックキー13aへの入力を受け付けた後に、音声処理部43において電子メールのテキストデータの音声データへの変換を開始させるように制御してもよい。
このように構成することにより、携帯電話機1は、オフフックキー13aの操作後に電子メールのテキストデータを音声データに変換するため、オフフックキー13aの操作が行われる前の処理の負担を低減することができる。
次に、不在着信録音モードが有効に設定されている場合の携帯電話機1の動作について説明する。
ここで、不在着信録音モードは、音声通話の着呼の報知に対して一定時間内に通話キー13aへの入力を受け付けなかった場合に、音声データをメモリ44に記憶するモードである。つまり、不在着信録音モードは、一般的に「留守番電話」等と呼ばれる機能であり、着呼状態が所定時間以上継続した場合に、自動的に着呼への応答処理を行い、着呼元からの音声によるメッセージを録音するものである。
CPU49は、不在着信録音モードが有効に設定されている場合であって、通信処理部41において電子メールを受信した際に、報知部によって音声通話の着呼時と同様の報知が行われている間に通話キー13aへの入力がなかった場合、音声処理部43により受信した電子メールから変換された音声データをメモリ44に記憶させる。
なお、不在着信録音モードによって、メモリ44に音声データが保存された場合には、携帯電話機1は、表示部21に「不在着信、メッセージ録音あり」等、音声通話の不在着信と同様の表示を行うなどして、ユーザに気付きを促す。
不在着信録音モードによって、メモリ44に保存された音声データは、操作部11から再生の指示入力があった場合に、再生されてスピーカ22により出力される。
このように構成することにより、携帯電話機1は、電子メールの受信時に、その内容が音声データに変換されて出力されなかった場合にも、当該電子メールの内容を保存するので、ユーザは、音声通話における留守番電話機能と同様の操作により、未確認の電子メールの内容を、後から音声データとして聴くことが可能となる。
なお、報知部による報知動作中にオフフックキー13aへの入力がなかった場合、受信した電子メールをテキストデータのままメモリ44に保存し、操作部11から再生の指示入力があった際に、音声処理部43によって当該テキストデータを音声データに変換させ、スピーカ22に出力するように構成しても良い。このように、不在着信録音モードによって、メモリ44に電子メールのテキストデータが保存された場合にも、携帯電話機1は、表示部21に「不在着信、メッセージ録音あり」等の表示を行うなどして、ユーザに気付きを促す。
図3は、携帯電話機1の処理の流れについて示すフローチャートである。
先ず、ステップS1において、通信処理部41は、音声通話、又は電子メールを着信すると、CPU49へ通知する
ステップS2において、CPU49は、ステップS1における通信処理部41での着信が音声通話の着呼であるか電子メールの受信であるかを判定する。音声通話の着呼である場合(Yes)には、ステップS4へ移る。一方、電子メールの受信である場合(No)には、ステップS3へ移る。
ステップS3において、CPU49は、電子メールの音声読み上げのための事前処理を行う。なお、事前処理としては、
(1)電子メールのテキストデータを一時保存
(2)電子メールのテキストデータを音声データに変換して一時保存
のいずれかが適用できる。
ステップS4において、CPU49は、音声通話の着信時の報知方法として予め設定された方法で、着信報知を行うよう、報知部を制御する。
ステップS5において、CPU49は、一定期間内に操作部11からの音声通話の着呼への応答を指示する入力の有無、即ち、オフフックキー13aへの入力の有無を判定する。オフフックキー13aへの入力があった場合(Yes)には、ステップS6へ移る。一方、オフフックキー13aへの入力がなかった場合(No)には、ステップS10へ移る。
ステップS6において、通信処理部41での着信が音声通話の着呼である場合、ステップS7へ移る。一方、通信処理部41での着信が電子メールの受信である場合には、ステップS9へ移る。
通信処理部41での着信が音声通話の着呼であった場合、ステップS7において、通信処理部41は、音声通話の着信に対する応答処理を行い、ステップS8へ移る。ステップS8において、音声処理部43は、通信処理部41において受信した音声データをスピーカ22から出力し、マイク12に入力された音声を音声データとして通信処理部41より送信する等、通話に際しての音声処理を行う。
通信処理部41での着信が電子メールの受信であった場合、ステップS9において、音声処理部43は、受信した電子メールの音声読み上げのための処理を行う。なお、ステップS3における事前処理において、(1)電子メールのテキストデータを一時保存、が行われている場合、音声処理部43は、電子メールの音声読み上げ処理として、一時保存されているテキストデータを音声データに変換しながら、スピーカ22より出力する。ステップS3における事前処理において、(2)電子メールのテキストデータを音声データに変換して一時保存、が行われている場合、音声処理部43は、電子メールの音声読み上げ処理として、一時保存されている音声データをスピーカ22より出力する。
ステップS10において、CPU49は、不在着信録音モードを有効に設定しているか否かを判定する。不在着信録音モードを有効に設定している場合(Yes)には、ステップS11へ移る。一方、不在着信録音モードを無効に設定している場合(No)には、処理を終了する。
ステップS11において、通信処理部41での着信が音声通話の着呼である場合、ステップS12へ移る。一方、通信処理部41での着信が電子メールの受信である場合には、ステップS14へ移る。
通信処理部41での着信が音声通話の着呼であった場合、ステップS12において、通信処理部41は、音声通話の着信に対する応答処理を行い、ステップS13において、CPU49は、通信処理部41において受信した音声データ、即ち、通話相手からの音声メッセージをメモリ44に保存(録音)する。
通信処理部41での着信が電子メールの受信であった場合、ステップS14において、CPU49は、受信した電子メールの内容をメモリ44に保存する。なお、電子メールの内容を保存する際には、そのテキストデータを保存しても良いし、テキストデータを音声データに変換して保存しても良い。
なお、上記では、不在着信録音モードが有効である時のみ、受信した電子メールの内容を保存するものとしたが、不在着信録音モードが有効となっていない場合でも、電子メールを受信し、報知部による報知が一定期間行われている間にオフフックキー13aへの入力がなかった場合には、その内容を保存するようにしても良い。
図4は、メモリ44に保存(録音)されたメッセージを再生する処理の流れについて示すフローチャートである。
ステップS21において、操作部11より不在着信録音メッセージの再生指示が入力されると、ステップS22において、CPU49は、再生指示された不在着信録音メッセージが、音声データとして保存されたものか、テキストデータとして保存されたものかを判定する。再生指示されたのが音声データであれば、音声処理部43は、当該音声データをスピーカ22から出力する(ステップS23)。再生指示されたのがテキストデータであれば、音声処理部43は、当該テキストデータを音声データに変換し(ステップS24)、スピーカ22より出力する(ステップS25)。
以上のように、本実施形態の携帯電話機1によれば、ユーザは、電子メールであることを意識せずに、音声通話の着呼として、それに対する応答処理を行うだけで、受信した電子メールの内容を音声で聴くことができる。
また、電子メールを受信した際、報知動作中にオフフックキー13aが押下されなければ、当該電子メールを不在着信録音データとして保存するので、ユーザは、後から当該電子メールの内容を音声データとして再生させて聴くことができる。
また、携帯電話機1は、メール用のUI(User Interface)を提供する必要がなく、通話機能を実現するための最低限のハードウェア(キーや表示部)を有すれば良いため、例えば高齢者等、煩雑な操作を得意としないユーザ向けの簡易な携帯電話機でも、メールの受信、及びその内容の確認を可能とし、その利便性を向上できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。例えば、上述した実施形態では、音声処理部43による音声データの変換方法については、特に制限されない。音声処理部43は、例えば人工音声によってテキストデータを音声データに変換してもよい。
また、上述した実施形態では、CPU49は、電子メールのテキストデータを変換した音声データを出力した後に、その電子メールを受信したことを確認する確認メールを、返信するように構成してもよい。
1 携帯電話機(電話機)
11 操作部(着呼応答指示入力部、再生指示入力部)
22 スピーカ(音声出力部)
41 通信処理部(電子メール受信部、音声通話部)
43 音声処理部(音声変換部)
44 メモリ(記憶部)
49 CPU(制御部、着呼応答処理部、モード設定部)

Claims (4)

  1. 電子メールを受信する電子メール受信部と、
    音声通話の発着呼を行う音声通話部と、
    前記音声通話部において着呼した際に、当該着呼を報知する報知部と、
    前記着呼への応答処理に関する指示入力を受け付ける着呼応答指示入力部と、
    前記着呼応答指示入力部への入力に基づいて、前記着呼への応答処理を行う着呼応答処理部と、
    前記電子メール受信部で受信した電子メールのテキストデータを音声データに変換する音声変換部と、
    前記着呼への応答処理後に前記音声通話部にて受信される音声データ、又は前記音声変換部により変換された音声データを出力する音声出力部と、
    前記電子メール受信部において電子メールを受信した際に、前記報知部によって前記着呼時と同様の報知を行い、前記着呼応答指示入力部からの入力に基づいて、前記音声変換部により変換された音声データを前記音声出力部により出力するように制御する制御部と
    記憶部と、
    前記着呼中に、前記着呼応答指示入力部から当該着呼への応答を指示する入力がなかった場合に、当該着呼への応答処理を行い、前記音声通話部にて受信される音声データを前記記憶部に記憶させる不在着信録音モードの有効又は無効を設定するモード設定部と、
    前記記憶部に記憶された音声信号の再生を指示する入力を受け付ける再生指示入力部と、
    を備え
    前記制御部は、
    前記不在着信録音モードが有効に設定されている場合、
    前記電子メール受信部において電子メールを受信した際に、前記報知部によって前記着呼時と同様の報知が行われている間に前記着呼応答指示入力部からの入力がなかった場合、前記音声変換部により変換された前記音声データを前記記憶部に記憶させ、
    前記再生指示入力部からの入力に基づき、前記記憶部に記憶された前記音声データを前記音声出力部により出力させることを特徴とする電話機。
  2. 前記制御部は、
    前記電子メール受信部による前記電子メールの受信後に、前記音声変換部において前記電子メールのテキストデータの変換を開始させることを特徴とする請求項1に記載の電話機。
  3. 前記制御部は、
    前記着呼応答指示入力部からの入力を受け付けた後に、前記音声変換部において前記電子メールのテキストデータの変換を開始させることを特徴とする請求項1に記載の電話機。
  4. 電子メールを受信する電子メール受信部と、
    音声通話の発着呼を行う音声通話部と、
    前記音声通話部において着呼した際に、当該着呼を報知する報知部と、
    前記着呼への応答処理に関する指示入力を受け付ける着呼応答指示入力部と、
    前記着呼応答指示入力部への入力に基づいて、前記着呼への応答処理を行う着呼応答処理部と、
    前記電子メール受信部で受信した電子メールのテキストデータを音声データに変換する音声変換部と、
    前記着呼への応答処理後に前記音声通話部にて受信される音声データ、又は前記音声変換部により変換された音声データを出力する音声出力部と、
    前記電子メール受信部において電子メールを受信した際に、前記報知部によって前記着呼時と同様の報知を行い、前記着呼応答指示入力部からの入力に基づいて、前記音声変換部により変換された音声データを前記音声出力部により出力するように制御する制御部と、
    記憶部と、
    前記着呼中に、前記着呼応答指示入力部から当該着呼への応答を指示する入力がなかった場合に、当該着呼への応答処理を行い、前記音声通話部にて受信される音声データを前記記憶部に記憶させる不在着信録音モードの有効又は無効を設定するモード設定部と、
    前記記憶部に記憶された音声データの再生を指示する入力を受け付ける再生指示入力部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記不在着信録音モードが有効に設定されている場合、
    前記電子メール受信部において電子メールを受信した際に、前記報知部によって前記着呼時と同様の報知が行われている間に前記着呼応答指示入力部からの入力がなかった場合、当該電子メールのテキストデータを前記記憶部に記憶させ、
    前記再生指示入力部からの入力に基づき、前記記憶部に記憶された前記電子メールのテキストデータを前記音声変換部により音声データに変換させ、当該音声データを前記音声出力部に出力させ
    話機。
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