JP2004221857A - 複合通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ファクシミリ受信と、留守電受信と、電子メール受信とを行う複合通信装置において、留守番メッセージ再生と、受信した電子メールの音声確認とを、同一操作によって実行することができ、また、プロバイダ側の有料サービスを利用する必要がなく、しかも、視覚の弱い利用者にも利用し易い複合通信装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】留守番電話機能と、電子メール受信機能とを具備する複合通信装置において、テキストを音声に変換する技術を用いて、電子メールを読み上げる電子メール読み上げ手段を設け、受信した留守電メッセージを、時系列順にメモリに格納するメッセージ管理手段を設け、留守メッセージ再生と、電子メールの読み上げとを、時系列順に順次音声出力させる制御手段を設けた複合通信装置である。
【選択図】 図1
【解決手段】留守番電話機能と、電子メール受信機能とを具備する複合通信装置において、テキストを音声に変換する技術を用いて、電子メールを読み上げる電子メール読み上げ手段を設け、受信した留守電メッセージを、時系列順にメモリに格納するメッセージ管理手段を設け、留守メッセージ再生と、電子メールの読み上げとを、時系列順に順次音声出力させる制御手段を設けた複合通信装置である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複合通信装置に係り、特に、送信された信号を直接受信する第1の受信機能と、送信された信号を受信して記憶する外部サーバから、上記信号を読み出す第2の受信機能とを有する複合通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近来、情報化社会の発展に伴い、留守番電話、ファクシミリ装置、PC(パーソナルコンピュータ)等の情報端末が、各家庭にも普及しつつある。また、情報伝達媒体である回線への接続速度が飛躍的に向上し、各家庭において、情報伝達が速やかに行われている。
【0003】
この情報伝達手段の1つに、電子メール(Eメール)がある。従来、電子メールは、主に企業間の情報伝達に使用されていたが、最近では、PCが家庭に普及したことに伴い、個人の情報伝達手段としても使用されている。通常、家庭で電子メールを使用する場合、PC、モデム等の回線インタフェースと、PC上で稼動するメールソフトとを準備する必要があり、また、電子メールの送受信を行うメールサーバをもつプロバイダと契約する必要があり、さらに、回線を介して、プロバイダのメールサーバとメールの送受信を行う必要がある。
【0004】
また、個人の情報機器として手軽になったファクシミリ装置も、その普及率が大幅に伸びている。
【0005】
さらに、ファクシミリ装置が電話機の延長であることから、最近の個人向けファクシミリ装置は、電話機能(特に留守番電話機能)と組み合わされた複合機が主流である。
【0006】
このような状況下において、留守番電話と、ファクシミリ装置と、電子メールとを、一台の複合端末装置として利用すること知られている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0007】
図5は、従来の複合通信装置500の構成を示す外観図である。
【0008】
複合通信装置500は、ハンドセット1と、複合通信装置500の状態や電話番号等を表示する表示器2と、電話番号や各種設定を入力する操作部3と、留守電メッセージ受信を知らせる留守電受信ランプ4と、ファクシミリ受信を知らせるファクシミリ受信ランプ5と、電子メール受信を知らせる電子メール受信ランプ6とを有する。
【0009】
これらランプ4、5、6が点灯することによって、それぞれ、留守電メッセージ、ファクシミリ、電子メールの各受信を、ユーザに知らせる。
【0010】
図6は、従来の複合通信装置500の内部構成を示すブロック図である。
【0011】
複合通信装置500は、ハンドセット1と、表示器2と、操作部3と、留守電受信ランプ4と、ファクシミリ受信ランプ5と、電子メール受信ランプ6と、CPU7と、メモリ8と、回線I/F14と、留守電機能ブロック15と、ファクシミリ機能ブロック16と、電子メール受信機能ブロック17と、バス18とを有する。
【0012】
CPU7は、複合通信装置500を制御する。メモリ8は、プログラムを記憶し、受信したファクシミリ信号や留守電メッセージを記憶する。
【0013】
回線I/F14は、回線入出力を行う回線インタフェースであり、たとえば回線がISDNである場合、ISDNコントロールICや網終端用のDSU(Digital Service Unit)等を具備する。
【0014】
留守電機能ブロック15は、音声メッセージの録音/再生を行うための音声コーデック等の音声IC等を有する。ファクシミリ機能ブロック16は、変復調器(モデム)等によって構成されている。電子メール受信機能ブロック17は、電子メールの受信確認動作を行う。
【0015】
バス18は、各デバイス/ブロックを接続する。なお、CPU7には、留守電受信ランプ4、ファクシミリ受信ランプ5、電子メール受信ランプ6が接続されている。
【0016】
次に、従来の複合通信装置500がファクシミリ装置、留守番電話、電子メールを受信し、使用者が利用するプロセスについて説明する。
【0017】
まず、回線から着信があったか否かを調べ、着信があった場合に、回線I/F14を介して、回線を接続し、留守電機能ブロック15の音声ICで、たとえば、メモリ8に記憶されている応答メッセージを再生し、相手がファクシミリ装置であるか否かを、着信された信号(たとえば、トーン信号等)に基づいて判断し、相手がファクシミリ装置であると判断されれば、ファクシミリ機能ブロック16のモデム等を用い、ファクシミリ受信する。ファクシミリ受信の終了後に、ファクシミリ受信したことを示すために、ファクシミリ受信ランプ5を点灯し、呼を切断する。
【0018】
相手が電話機であると判断されると、留守電機能ブロック15の音声IC等を用いて、相手の音声メッセージをメモリ8に録音し、録音終了後に、留守電を受信したことを示すために、留守電受信ランプ4を点灯させ、呼を切断する。
【0019】
着信がない状態では、図示しないタイマ等を用いて、電子メール受信を定期的に確認するための所定時間が経過したか否かを判断し、所定時間が経過していれば、電子メール受信機能ブロック17のダイヤラ等を用いて、プロバイダに発呼/接続し、プロバイダのメールサーバに対して、メール受信を確認する。この確認は、POP(Post Office Protocol)と呼ばれる通信プロトコルを用いて行われ、ほとんどの場合、ソフトウェアによって、上記確認作業が行われる。ここで、メールが受信されたと確認された場合は、電子メールを受信したことを示すために、電子メール受信ランプ6を点灯し、プロバイダとの呼を切断する。
【0020】
上記のように、留守電メッセージ受信、ファクシミリ受信、電子メール受信のどれかが発生した時点で、複合通信装置500のみで、上記受信を確認することができるので、利用者は、留守電があれば、音声の再生操作を実行し、ファクシミリ受信していれば、プリント操作を実行し、電子メールを受信していれば、表示器2へ表示操作することによって、受信内容を確認することができる。
【0021】
【特許文献1】
特開2000−341432号公報
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例において、これら複数の受信メッセージを、それぞれ別々の操作によって別々の出力方法で確認するが、これら各確認操作は、利用者にとって、非常に煩雑であるという問題がある。
【0023】
また、家庭用の電話ファクシミリ端末のように、家族で利用する目的を持つ端末には、様々な年齢の利用者への配慮が必要である。たとえば、視覚が弱い利用者にとっては、表示器2の電子メールメッセージを判読することが困難な場合があるという問題がある。
【0024】
この場合、プロバイダ側のサービスの一環として、特定の番号に電話を掛ければ、サーバに届いた電子メールを、音声で聞かせるサービスが知られている。上記サービスを利用者が利用する場合、サービス料金が掛かるという問題があり、また、全てのプロバイダが上記サービスを必ずしも実施している訳ではなく、その場合には、上記サービスを受けることができないという問題がある。
【0025】
一方、上記従来の複合通信端末では、電子メール内容をプリント出力する機能を有するが、画像情報と違い、短い文字情報が多い電子メールをその都度、プリントすると、その準備時間を含めて、時間が掛かるという問題の他に、紙が無駄であるという問題がある。
【0026】
本発明は、ファクシミリ受信と、留守電受信と、電子メール受信とを行う複合通信装置において、留守番メッセージ再生と、受信した電子メールの音声確認とを、同一操作によって実行することができ、また、プロバイダ側の有料サービスを利用する必要がなく、しかも、視覚の弱い利用者にも利用し易い複合通信装置を提供することを目的とするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明は、留守番電話機能と、電子メール受信機能とを具備する複合通信装置において、テキストを音声に変換する技術を用いて、電子メールを読み上げる電子メール読み上げ手段を設け、受信した留守電メッセージを、時系列順にメモリに格納するメッセージ管理手段を設け、留守メッセージ再生と、電子メールの読み上げとを、時系列順に順次音声出力させる制御手段を設けた複合通信装置である。
【0028】
【発明の実施の形態および実施例】
図1は、本発明の一実施例である複合通信装置100を示す外観図である。
【0029】
複合通信装置100は、ハンドセット1と、複合通信装置100の状態や電話番号等を表示する表示器2と、電話番号や各種設定を入力する操作部3と、留守電メッセージ受信を知らせる留守電受信ランプ4と、ファクシミリ受信を知らせるファクシミリ受信ランプ5と、電子メール受信を知らせる電子メール受信ランプ6とを有する。
【0030】
これらのランプ4、5、6が点灯することによって、留守電メッセージ、ファクシミリ、電子メールの各受信を、ユーザに知らせる。
【0031】
図2は、複合通信装置100の内部構成を示すブロック図である。
【0032】
複合通信装置100は、ハンドセット1と、表示器2と、操作部3と、留守電受信ランプ4と、ファクシミリ受信ランプ5と、電子メール受信ランプ6と、CPU10と、メモリ11と、回線I/F14と、留守電機能ブロック15と、ファクシミリ機能ブロック16と、電子メール受信機能ブロック17と、バス18とを有する。
【0033】
CPU10は、複合通信装置100を制御する。
【0034】
メモリ11は、プログラムを記憶し、受信したファクシミリ信号や留守電メッセージを記憶する。
【0035】
音声合成部12は、言語を解析する言語処理部と、言語情報を読み上げるための音響処理部とによって構成されている。
【0036】
回線I/F14は、回線入出力を行う回線インタフェースであり、たとえば回線がISDNである場合、ISDNコントロールICや網終端用のDSU(Digital Service Unit)等を具備する。
【0037】
留守電機能ブロック15は、音声メッセージの録音/再生を行うための音声コーデック等の音声IC等を有する。
【0038】
ファクシミリ機能ブロック16は、変復調器(モデム)等によって構成されている。電子メール受信機能ブロック17は、電子メールの受信確認動作を行う。
【0039】
バス18は、各デバイス/ブロックを接続する。なお、CPU10には、留守電受信ランプ4、ファクシミリ受信ランプ5、電子メール受信ランプ6が接続されている。
【0040】
つまり、複合通信装置100は、留守番電話機能と、電子メール受信機能とを具備する複合通信装置であり、CPU10は、テキストを音声に変換する技術を用いて、電子メールを読み上げる電子メール読み上げ手段の例であり、また、受信した留守電メッセージを、時系列順にメモリに格納するメッセージ管理手段の例である。また、CPU10は、留守メッセージ再生と、電子メールの読み上げとを、時系列順に順次音声出力させる制御手段の例である。
【0041】
次に、複合通信装置100におけるメッセージ管理方法について説明する。
【0042】
図3は、複合通信装置100におけるメッセージ管理方法の説明図である。
【0043】
受信した電子メール、留守電メッセージは、図3に示すように、メッセージのタイプやメモリブロックの連結状況を示すブロック管理テーブル、データが格納されているアドレス情報等の情報が、受信された時系列順に、SRAM上に作成され、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリに記憶される。なお、上記SRAM、不揮発性メモリは、メモリ11の内部に設けられている。
【0044】
次に、複合通信装置100において、メッセージ再生時に行う動作について説明する。
【0045】
図4は、複合通信装置100におけるメッセージ再生時における動作手順を示すフローチャートである。
【0046】
まず、特定のメッセージ再生操作(たとえば、図示しないメッセージ再生ボタンを押下する操作)が実行されたか否かを調べ(S41)、特定のメッセージ再生操作があれば、電子メール、または留守メッセージがあるか否かを調べる(S42)。電子メール、または留守メッセージがあれば、メッセージ再生モードに移行し、メッセージがないと判断されれば、操作を終了し、待機状態へ戻る。
【0047】
S42で、メッセージがあると判断されれば、メッセージ受信時系列順に、メモリ11に格納されているメッセージが、電子メールであるか、留守メッセージであるかを、図3に示す管理レコードを参照し、判断する(S43)。
【0048】
メモリ11に格納されているメッセージが、電子メールであれば、メッセージを、音声合成部12によって音声データに変換し、再生する(S44、S45)。一方、メモリ11に格納されているメッセージが、留守電メッセージであれば、そのまま再生し、未再生メッセージがなくなれば、待機状態に戻り、処理を終了する。
【0049】
上記実施例によれば、ファクシミリ受信と、留守電受信と、電子メール受信とを行う複合通信装置において、留守番メッセージ再生と、受信した電子メールの音声確認とを、同一操作によって実行することができ、また、プロバイダ側の有料サービスを利用する必要がなく、しかも、視覚の弱い利用者にも利用し易い。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、ファクシミリ受信と、留守電受信と、電子メール受信とを行う複合通信装置において、留守番メッセージ再生と、受信した電子メールの音声確認とを、同一操作によって実行することができるという効果を奏し、また、プロバイダ側の有料サービスを利用する必要がないという効果を奏し、しかも、視覚の弱い利用者にも利用し易いという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である複合通信装置100を示す外観図である。
【図2】複合通信装置100の内部構成を示すブロック図である。
【図3】複合通信装置100におけるメッセージ管理方法の説明図である。
【図4】複合通信装置100におけるメッセージ再生時における動作手順を示すフローチャートである。
【図5】従来の複合通信装置500の構成を示す外観図である。
【図6】従来の複合通信装置500の内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100…複合通信装置、
1…ハンドセット、
2…表示器、
3…操作部、
4…留守電受信ランプ、
5…ファクシミリ受信ランプ、
6…電子メール受信ランプ、
10…CPU、
11…メモリ、
14…回線I/F、
15…留守電機能ブロック、
16…ファクシミリ機能ブロック、
17…電子メール受信機能ブロック、
18…バス。
【発明の属する技術分野】
本発明は、複合通信装置に係り、特に、送信された信号を直接受信する第1の受信機能と、送信された信号を受信して記憶する外部サーバから、上記信号を読み出す第2の受信機能とを有する複合通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近来、情報化社会の発展に伴い、留守番電話、ファクシミリ装置、PC(パーソナルコンピュータ)等の情報端末が、各家庭にも普及しつつある。また、情報伝達媒体である回線への接続速度が飛躍的に向上し、各家庭において、情報伝達が速やかに行われている。
【0003】
この情報伝達手段の1つに、電子メール(Eメール)がある。従来、電子メールは、主に企業間の情報伝達に使用されていたが、最近では、PCが家庭に普及したことに伴い、個人の情報伝達手段としても使用されている。通常、家庭で電子メールを使用する場合、PC、モデム等の回線インタフェースと、PC上で稼動するメールソフトとを準備する必要があり、また、電子メールの送受信を行うメールサーバをもつプロバイダと契約する必要があり、さらに、回線を介して、プロバイダのメールサーバとメールの送受信を行う必要がある。
【0004】
また、個人の情報機器として手軽になったファクシミリ装置も、その普及率が大幅に伸びている。
【0005】
さらに、ファクシミリ装置が電話機の延長であることから、最近の個人向けファクシミリ装置は、電話機能(特に留守番電話機能)と組み合わされた複合機が主流である。
【0006】
このような状況下において、留守番電話と、ファクシミリ装置と、電子メールとを、一台の複合端末装置として利用すること知られている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0007】
図5は、従来の複合通信装置500の構成を示す外観図である。
【0008】
複合通信装置500は、ハンドセット1と、複合通信装置500の状態や電話番号等を表示する表示器2と、電話番号や各種設定を入力する操作部3と、留守電メッセージ受信を知らせる留守電受信ランプ4と、ファクシミリ受信を知らせるファクシミリ受信ランプ5と、電子メール受信を知らせる電子メール受信ランプ6とを有する。
【0009】
これらランプ4、5、6が点灯することによって、それぞれ、留守電メッセージ、ファクシミリ、電子メールの各受信を、ユーザに知らせる。
【0010】
図6は、従来の複合通信装置500の内部構成を示すブロック図である。
【0011】
複合通信装置500は、ハンドセット1と、表示器2と、操作部3と、留守電受信ランプ4と、ファクシミリ受信ランプ5と、電子メール受信ランプ6と、CPU7と、メモリ8と、回線I/F14と、留守電機能ブロック15と、ファクシミリ機能ブロック16と、電子メール受信機能ブロック17と、バス18とを有する。
【0012】
CPU7は、複合通信装置500を制御する。メモリ8は、プログラムを記憶し、受信したファクシミリ信号や留守電メッセージを記憶する。
【0013】
回線I/F14は、回線入出力を行う回線インタフェースであり、たとえば回線がISDNである場合、ISDNコントロールICや網終端用のDSU(Digital Service Unit)等を具備する。
【0014】
留守電機能ブロック15は、音声メッセージの録音/再生を行うための音声コーデック等の音声IC等を有する。ファクシミリ機能ブロック16は、変復調器(モデム)等によって構成されている。電子メール受信機能ブロック17は、電子メールの受信確認動作を行う。
【0015】
バス18は、各デバイス/ブロックを接続する。なお、CPU7には、留守電受信ランプ4、ファクシミリ受信ランプ5、電子メール受信ランプ6が接続されている。
【0016】
次に、従来の複合通信装置500がファクシミリ装置、留守番電話、電子メールを受信し、使用者が利用するプロセスについて説明する。
【0017】
まず、回線から着信があったか否かを調べ、着信があった場合に、回線I/F14を介して、回線を接続し、留守電機能ブロック15の音声ICで、たとえば、メモリ8に記憶されている応答メッセージを再生し、相手がファクシミリ装置であるか否かを、着信された信号(たとえば、トーン信号等)に基づいて判断し、相手がファクシミリ装置であると判断されれば、ファクシミリ機能ブロック16のモデム等を用い、ファクシミリ受信する。ファクシミリ受信の終了後に、ファクシミリ受信したことを示すために、ファクシミリ受信ランプ5を点灯し、呼を切断する。
【0018】
相手が電話機であると判断されると、留守電機能ブロック15の音声IC等を用いて、相手の音声メッセージをメモリ8に録音し、録音終了後に、留守電を受信したことを示すために、留守電受信ランプ4を点灯させ、呼を切断する。
【0019】
着信がない状態では、図示しないタイマ等を用いて、電子メール受信を定期的に確認するための所定時間が経過したか否かを判断し、所定時間が経過していれば、電子メール受信機能ブロック17のダイヤラ等を用いて、プロバイダに発呼/接続し、プロバイダのメールサーバに対して、メール受信を確認する。この確認は、POP(Post Office Protocol)と呼ばれる通信プロトコルを用いて行われ、ほとんどの場合、ソフトウェアによって、上記確認作業が行われる。ここで、メールが受信されたと確認された場合は、電子メールを受信したことを示すために、電子メール受信ランプ6を点灯し、プロバイダとの呼を切断する。
【0020】
上記のように、留守電メッセージ受信、ファクシミリ受信、電子メール受信のどれかが発生した時点で、複合通信装置500のみで、上記受信を確認することができるので、利用者は、留守電があれば、音声の再生操作を実行し、ファクシミリ受信していれば、プリント操作を実行し、電子メールを受信していれば、表示器2へ表示操作することによって、受信内容を確認することができる。
【0021】
【特許文献1】
特開2000−341432号公報
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例において、これら複数の受信メッセージを、それぞれ別々の操作によって別々の出力方法で確認するが、これら各確認操作は、利用者にとって、非常に煩雑であるという問題がある。
【0023】
また、家庭用の電話ファクシミリ端末のように、家族で利用する目的を持つ端末には、様々な年齢の利用者への配慮が必要である。たとえば、視覚が弱い利用者にとっては、表示器2の電子メールメッセージを判読することが困難な場合があるという問題がある。
【0024】
この場合、プロバイダ側のサービスの一環として、特定の番号に電話を掛ければ、サーバに届いた電子メールを、音声で聞かせるサービスが知られている。上記サービスを利用者が利用する場合、サービス料金が掛かるという問題があり、また、全てのプロバイダが上記サービスを必ずしも実施している訳ではなく、その場合には、上記サービスを受けることができないという問題がある。
【0025】
一方、上記従来の複合通信端末では、電子メール内容をプリント出力する機能を有するが、画像情報と違い、短い文字情報が多い電子メールをその都度、プリントすると、その準備時間を含めて、時間が掛かるという問題の他に、紙が無駄であるという問題がある。
【0026】
本発明は、ファクシミリ受信と、留守電受信と、電子メール受信とを行う複合通信装置において、留守番メッセージ再生と、受信した電子メールの音声確認とを、同一操作によって実行することができ、また、プロバイダ側の有料サービスを利用する必要がなく、しかも、視覚の弱い利用者にも利用し易い複合通信装置を提供することを目的とするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明は、留守番電話機能と、電子メール受信機能とを具備する複合通信装置において、テキストを音声に変換する技術を用いて、電子メールを読み上げる電子メール読み上げ手段を設け、受信した留守電メッセージを、時系列順にメモリに格納するメッセージ管理手段を設け、留守メッセージ再生と、電子メールの読み上げとを、時系列順に順次音声出力させる制御手段を設けた複合通信装置である。
【0028】
【発明の実施の形態および実施例】
図1は、本発明の一実施例である複合通信装置100を示す外観図である。
【0029】
複合通信装置100は、ハンドセット1と、複合通信装置100の状態や電話番号等を表示する表示器2と、電話番号や各種設定を入力する操作部3と、留守電メッセージ受信を知らせる留守電受信ランプ4と、ファクシミリ受信を知らせるファクシミリ受信ランプ5と、電子メール受信を知らせる電子メール受信ランプ6とを有する。
【0030】
これらのランプ4、5、6が点灯することによって、留守電メッセージ、ファクシミリ、電子メールの各受信を、ユーザに知らせる。
【0031】
図2は、複合通信装置100の内部構成を示すブロック図である。
【0032】
複合通信装置100は、ハンドセット1と、表示器2と、操作部3と、留守電受信ランプ4と、ファクシミリ受信ランプ5と、電子メール受信ランプ6と、CPU10と、メモリ11と、回線I/F14と、留守電機能ブロック15と、ファクシミリ機能ブロック16と、電子メール受信機能ブロック17と、バス18とを有する。
【0033】
CPU10は、複合通信装置100を制御する。
【0034】
メモリ11は、プログラムを記憶し、受信したファクシミリ信号や留守電メッセージを記憶する。
【0035】
音声合成部12は、言語を解析する言語処理部と、言語情報を読み上げるための音響処理部とによって構成されている。
【0036】
回線I/F14は、回線入出力を行う回線インタフェースであり、たとえば回線がISDNである場合、ISDNコントロールICや網終端用のDSU(Digital Service Unit)等を具備する。
【0037】
留守電機能ブロック15は、音声メッセージの録音/再生を行うための音声コーデック等の音声IC等を有する。
【0038】
ファクシミリ機能ブロック16は、変復調器(モデム)等によって構成されている。電子メール受信機能ブロック17は、電子メールの受信確認動作を行う。
【0039】
バス18は、各デバイス/ブロックを接続する。なお、CPU10には、留守電受信ランプ4、ファクシミリ受信ランプ5、電子メール受信ランプ6が接続されている。
【0040】
つまり、複合通信装置100は、留守番電話機能と、電子メール受信機能とを具備する複合通信装置であり、CPU10は、テキストを音声に変換する技術を用いて、電子メールを読み上げる電子メール読み上げ手段の例であり、また、受信した留守電メッセージを、時系列順にメモリに格納するメッセージ管理手段の例である。また、CPU10は、留守メッセージ再生と、電子メールの読み上げとを、時系列順に順次音声出力させる制御手段の例である。
【0041】
次に、複合通信装置100におけるメッセージ管理方法について説明する。
【0042】
図3は、複合通信装置100におけるメッセージ管理方法の説明図である。
【0043】
受信した電子メール、留守電メッセージは、図3に示すように、メッセージのタイプやメモリブロックの連結状況を示すブロック管理テーブル、データが格納されているアドレス情報等の情報が、受信された時系列順に、SRAM上に作成され、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリに記憶される。なお、上記SRAM、不揮発性メモリは、メモリ11の内部に設けられている。
【0044】
次に、複合通信装置100において、メッセージ再生時に行う動作について説明する。
【0045】
図4は、複合通信装置100におけるメッセージ再生時における動作手順を示すフローチャートである。
【0046】
まず、特定のメッセージ再生操作(たとえば、図示しないメッセージ再生ボタンを押下する操作)が実行されたか否かを調べ(S41)、特定のメッセージ再生操作があれば、電子メール、または留守メッセージがあるか否かを調べる(S42)。電子メール、または留守メッセージがあれば、メッセージ再生モードに移行し、メッセージがないと判断されれば、操作を終了し、待機状態へ戻る。
【0047】
S42で、メッセージがあると判断されれば、メッセージ受信時系列順に、メモリ11に格納されているメッセージが、電子メールであるか、留守メッセージであるかを、図3に示す管理レコードを参照し、判断する(S43)。
【0048】
メモリ11に格納されているメッセージが、電子メールであれば、メッセージを、音声合成部12によって音声データに変換し、再生する(S44、S45)。一方、メモリ11に格納されているメッセージが、留守電メッセージであれば、そのまま再生し、未再生メッセージがなくなれば、待機状態に戻り、処理を終了する。
【0049】
上記実施例によれば、ファクシミリ受信と、留守電受信と、電子メール受信とを行う複合通信装置において、留守番メッセージ再生と、受信した電子メールの音声確認とを、同一操作によって実行することができ、また、プロバイダ側の有料サービスを利用する必要がなく、しかも、視覚の弱い利用者にも利用し易い。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、ファクシミリ受信と、留守電受信と、電子メール受信とを行う複合通信装置において、留守番メッセージ再生と、受信した電子メールの音声確認とを、同一操作によって実行することができるという効果を奏し、また、プロバイダ側の有料サービスを利用する必要がないという効果を奏し、しかも、視覚の弱い利用者にも利用し易いという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である複合通信装置100を示す外観図である。
【図2】複合通信装置100の内部構成を示すブロック図である。
【図3】複合通信装置100におけるメッセージ管理方法の説明図である。
【図4】複合通信装置100におけるメッセージ再生時における動作手順を示すフローチャートである。
【図5】従来の複合通信装置500の構成を示す外観図である。
【図6】従来の複合通信装置500の内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100…複合通信装置、
1…ハンドセット、
2…表示器、
3…操作部、
4…留守電受信ランプ、
5…ファクシミリ受信ランプ、
6…電子メール受信ランプ、
10…CPU、
11…メモリ、
14…回線I/F、
15…留守電機能ブロック、
16…ファクシミリ機能ブロック、
17…電子メール受信機能ブロック、
18…バス。
Claims (1)
- 留守番電話機能と、電子メール受信機能とを具備する複合通信装置において、
テキストを音声に変換する技術を用いて、電子メールを読み上げる電子メール読み上げ手段と;
受信した留守電メッセージを、時系列順にメモリに格納するメッセージ管理手段と;
留守メッセージ再生と、電子メールの読み上げとを、時系列順に順次音声出力させる制御手段と;
を有することを特徴とする複合通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003005810A JP2004221857A (ja) | 2003-01-14 | 2003-01-14 | 複合通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003005810A JP2004221857A (ja) | 2003-01-14 | 2003-01-14 | 複合通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004221857A true JP2004221857A (ja) | 2004-08-05 |
Family
ID=32896376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003005810A Pending JP2004221857A (ja) | 2003-01-14 | 2003-01-14 | 複合通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004221857A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010171543A (ja) * | 2009-01-20 | 2010-08-05 | Kyocera Corp | 電話機 |
-
2003
- 2003-01-14 JP JP2003005810A patent/JP2004221857A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010171543A (ja) * | 2009-01-20 | 2010-08-05 | Kyocera Corp | 電話機 |
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