JP2007201746A - 留守番電話装置及び情報処理端末を用いる留守番電話システム - Google Patents
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Abstract
【課題】パーソナルコンピュータ(パソコン)が取得したEメールを、ユーザに馴染みのある電話機の操作で簡単に取得できる。
【解決手段】留守番電話装置1とパソコン2とを通信回線で所定のプロトコルにより通信し、パソコン2がEメールを受信した際に送信者情報を含む受信データを呼出し信号と共に送信、留守番電話装置1はこれを受信して留守電回路15の準備完了で自動応答、パソコン2はそれに応えEメールのテキストデータを音声データに変換送出、かつ、留守番電話装置1は音声データを受けて留守電回路15に格納してメール受信通知回路16でユーザに通知する。再生/消去ボタン18の再生操作により、留守電回路15に格納の音声データが音声復号されるので、ユーザは、受話器14からEメール内容を聴取できる。
【選択図】図1
【解決手段】留守番電話装置1とパソコン2とを通信回線で所定のプロトコルにより通信し、パソコン2がEメールを受信した際に送信者情報を含む受信データを呼出し信号と共に送信、留守番電話装置1はこれを受信して留守電回路15の準備完了で自動応答、パソコン2はそれに応えEメールのテキストデータを音声データに変換送出、かつ、留守番電話装置1は音声データを受けて留守電回路15に格納してメール受信通知回路16でユーザに通知する。再生/消去ボタン18の再生操作により、留守電回路15に格納の音声データが音声復号されるので、ユーザは、受話器14からEメール内容を聴取できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、留守番電話装置及びパーソナルコンピュータのような情報処理端末を用いる留守番電話システムであり、特に、情報処理端末で受信した電子メールを留守番電話装置で取得することが容易な留守番電話システムに関するものである。
従来の留守番電話装置は、留守番電話に設定されている間、公衆回線網の交換局から電話回線を介して音声データにより受けた通信情報を記録格納している。すなわち、留守番電話装置は、呼出し信号を受けた際、自動応答して受ける音声データを留守電回路の音声データ格納領域に格納し、音声データの格納通知を、例えばランプのような可視手段によりユーザに通知している。その後、ユーザがこの格納通知を見て再生ボタンを操作することにより、格納された音声データが例えば拡声器から音声放送される。
一方、情報処理端末を代表するパーソナルコンピュータ(以後、PCと略称)は、定期的又はメール画面から受信要求の際、ネットワークを介して受信サーバを呼出し、受信サーバで受信されている電子メールを自己のPCに取り込む。現状では、多くの老人がPCの扱いに不慣れである一方、PCの普及も活発で、情報の伝達に電子メールが多用されている。従って、電話装置の簡単な操作により、PCに着信した電子メールを容易に閲覧することが望まれる。
そこで、特開2001−339490号公報(特許文献1)に、PCが自動的に電子メールを受信してもユーザ自身がPCのあるところまで行かなくても電子メールの受信を確認できるコードレス電話システムが開示されている。このコードレス電話システムでは、親機がPCから「電子メール受信」の通知を受けた際に、ユーザの身近にある子機に通知してこれを可視可聴によりユーザに通知している。この通知によりユーザが子機でオフフックにより応答した際に、親機が、電子メールのテキストデータを音声データに変換して子機に送り、子機で拡声器から音声出力している。また、電子メール受信の際、メールの重要度又は送信者に応じて可視可聴種別を変化させることが開示されている。
更に、このコードレス電話システムでは、PCでテキストデータを音声データに変換する手段を、かつ親機で音声を格納し再生する手段をそれぞれ有し、PCで電子メールを受信した際にテキストデータを音声に変換して親機で録音して子機にメール着信を通知し、子機からの再生要求に応じて録音を再生することが開示されている。また、PCでのメール着信通知を子機で受け、子機からの再生要求に応じて親機を介してPCに再生要求し、親機で音声データを音声に変換して再生することが開示されている。
しかしながら、上述の構成では、ユーザが親機でメールを取得することができない。また、親機の録音に対して子機で再生要求した場合、又はメールの着信通知に子機で応答し再生要求した場合、未読メールが子機まで送信され音声出力されている。親機で録音してあっても、また、PCまで要求して送信してもらっても、通知を受けている未読メールが音声により出力された際に、着信通知と共にその受信データも消滅するように見える。すなわち、繰り返して再生するという説明がない。従って、複数ユーザ又は複数受信メールの場合で、かつ重要なメールが再生された場合、着信通知は勿論、メールデータまでが消滅してしまうので、電話機からの繰返し再生ができなくなる。更に、メールの通信文には画像の含まれる可能性がある。特に、添付のデータはテキストデータとは限らない。
解決しようとする課題は、パーソナルコンピュータから電子メールの受信通知を受けた際にそのパーソナルコンピュータに接続する電話機で、親機の場合に応答できないものがあると共に電話機からの音声再生要求が可能でも、いったん応答して再生を受けた場合には受信通知が消滅して繰返して再生要求できないことである。
本発明は、パーソナルコンピュータのような情報処理端末と電話機とを接続して、電話機が情報処理端末から電子メールの受信通知を受けた際にその電子メールを、情報処理端末と接続する電話機で応答できると共に通知された電子メールを繰り返して取得することを目的とし、その電話機に留守番電話装置を用いて受信メールを音声データで格納し、留守番電話装置の例えばボタンによる再生操作により電子メールを音声データにより繰返し読取りして可聴できると共に例えばボタンによる消去操作により格納された音声データのうち指定されたものを消去することを主要な特徴とする。
従って、本発明による留守番電話装置は、格納された音声データを再生操作により読取りして再生し音声出力すると共に消去操作により格納された音声データのうち指定されたものを消去するものであって、通信回線を介して情報処理端末と接続し、前記情報処理端末から前記通信回線を介して呼出しを受けた際には自動応答し、前記情報処理端末から送信者アドレスを含む電子メールの受信データを前記電話回線同様の音声データで受けた際には受けたデータを前記電話回線から受けた音声データと同様に格納し、再生操作を受付けした際には格納された音声データを読取りして可視、可聴、振動などで出力し、消去操作により指定されたデータを格納されたデータから消去することを特徴としている。また、電子メール受信通知の出力手段は、留守番設定ありの場合には可視でのみ出力し、留守番設定なしの場合には可聴の出力を追加して近辺に在るユーザに通知することができる。
従って、従来の留守番電話装置が有するように、格納された音声データは、再生ボタンにより繰返し再生される一方、消去ボタン操作によるクリア操作がない限り消滅しないので、間違って消去されたため上記前記情報処理端末を操作して電話機に再度取得するという機会は殆どなくなる。
更に、留守番電話装置は、受信メールが付与番号を有する場合、音声再生ボタン操作により当該付与番号の指定を受けた際には、その付与番号を指定して格納された音声データを読取りし受話器に可聴出力できる。また、前記電子メール受信データのうち少なくとも送信者アドレスを含むテキストデータを文字で画面表示するデータで受け、当該データを音声データとは別のリスト格納領域に格納することができる。従って、ユーザは、格納されている音声データをそのリスト格納領域から選択して再生することができる。
また、無線回線で接続する子機を有する場合、当該子機が電子メール受信の通知を可聴可視に表示した際に、再生ボタン又は消去ボタンの操作により、格納された音声データを読取りして受話器又は拡声器に可聴出力すること、又は、格納された音声データを消去することができる。
また、留守番電話装置は、画面表示される文字データに受信メールの付与番号を含む場合、その付与番号を指定した再生ボタン又は消去ボタンの操作を受付けした際には指定された付与番号の音声データを読取りして受話器又は拡声器に可聴出力すること、又は、格納された音声データを消去することができる。
また、HTMLのように画像の含まれる可能性があるメールの通信文又は添付データでは、例えばPDF(登録商標)により各ページを画像データに変換してファクシミリ通信する可能性がある。特に、添付データはテキストデータを含む場合でも画像データ変換してファクシミリ通信することが望まれる。一方、挿入文書をテキストデータで抽出し、音声データに変換した場合には、先に音声データを聴取したのち、必要に応じてファクシミリ機能により必要ページを印刷出力することができる。
従って、ファクシミリ機能を有する留守番電話装置は、前記情報処理端末から前記通信回線を介してファクシミリ機能への呼出しを受けた際には自動応答し、前記情報処理端末から、少なくとも付与番号及び送信者アドレスを含む電子メール受信データをファクシミリ通信によるデータ(以後、FAXデータ)で受けた場合には、受けたFAXデータを格納し、ファクシミリ再生ボタン操作を受付けした際には格納されたFAXデータを読取りして印刷出力することを特徴とする。
また、この留守番電話装置は、前記FAXデータを格納終了した際には音声データの格納を準備して前記情報処理端末へ留守電応答信号を送出し、その留守電応答信号に対して前記情報処理端末から受ける音声データを格納できる。
このような留守番電話装置に接続するパーソナルコンピュータで代表される情報処理端末は、ネットワークを介して電子メールを受信した際にはメールそれぞれに番号を付与してその受信データを格納し、この受信データの格納により呼出し信号を前記留守番電話装置へ送信して当該留守番電話装置から応答信号を受けた際には、電子メールのうち、少なくとも前記付与番号及び送信者アドレスを含むテキストデータ、又は添付データを含み全てのメールデータからテキストデータを抽出し、音声データに変換して前記留守番電話装置へ送信することを主要の特徴としている。
また、留守番電話装置とファクシミリ通信する情報処理端末は、ネットワークを介して受信するFAXデータをファクシミリ用のプロトコルで前記留守番電話装置へ送信することができる。更に、このような情報処理端末は、電子メールを受信した際にはメールそれぞれに番号を付与してその受信データを格納してファクシミリ呼出し信号を前記留守番電話装置へ送信し、前記ファクシミリ呼出し信号に対して当該留守番電話装置からファクシミリ応答信号を受けた際には少なくとも上述の付与番号及び送信者アドレスを含む電子メールの添付資料データをFAXデータに変換して前記留守番電話装置へ送信することができる。
FAXデータに変換可能な添付資料データには、電子メールにおける、添付データと画像を含むことができる形式の通信文との両方か、いずれか一方を含ませることができる。
また、情報処理端末は、FAXデータを送信して前記留守番電話装置から留守電応答信号を受けた際には受信した電子メールの少なくとも付与番号及び送信者アドレスを含むテキストデータ、又は通信文及び添付データを含む全てのメールデータからテキストデータを抽出し、音声データに変換して前記留守番電話装置へ送信することができる。
更に、上述した留守番電話装置と情報処理端末とを通信回線で接続することにより本発明の特徴を有する留守番電話システムを構成することができる。組合せにより実現できない機能も生じるが、少なくとも上記課題を解決することはできる。
本発明の留守番電話装置及び情報処理端末は、通信回線を介して接続される。そのインタフェースは、周知の電話回線用のプロトコルを活用し、若干の変更を加えることにより実現できる。また、このインターフェース用に専用のプロトコルを構築してもよい。
従って、本発明による留守番電話装置は、情報処理端末から通信回線を介して呼出しを受けた際には留守番設定されていると同様に自動応答し、情報処理端末から少なくとも送信者アドレスを含む電子メールの受信データを電話回線同様の音声データで受けた際には受けたデータを前記電話回線から受けた音声データと同様に格納し、再生ボタン操作を受付けした際には格納された音声データを読取りして可視、可聴などにより出力する一方、消去ボタン操作により指定された格納音声データを消去している。
このため、本発明による留守番電話装置は、従来の留守番電話装置が音声データに対して有するように、格納された音声データを、再生ボタン操作により再生する一方、消去ボタン操作がない限り消滅しないので、情報処理端末と接続する電話機で電子メールを受信できると共に、消去ボタン操作がない限り、通知された電子メールの音声データを繰り返して取得することができる。
更に、情報処理端末で、電子メールにおける画像を含む通信文、及び添付資料を画像データからFAXデータに変換して留守番電話装置へ送り、留守番電話装置がファクシミリ受信している。この構成により、留守番電話装置で電子メールの全内容を受け取ることができる。
パーソナルコンピュータのような情報処理端末と電話機とを接続して、電話機が情報処理端末から電子メールの受信通知を受けた際にその電子メールを、情報処理端末と接続する電話機で応答できると共に通知された電子メールを繰り返して取得するという目的を、その電話機に留守番電話装置を用いて受信メールを音声データで格納し、留守番電話装置のボタンによる再生操作で電子メールの音声データを繰返し読取りして可聴できると共にボタンによる消去操作で格納されている音声データから指定されたものを消去することにより、実現した。
次に、情報処理端末で受信された電子メールが留守番電話装置に着信する実施の態様について、図面を参照して説明する。各図面は、紙面の制限から本発明に関する部分を含めているが、機能上必須の条件であっても図示の省略されたものがある。
本発明の実施例1について図1を参照して説明する。図1は、本発明による留守番電話システムの実施の一形態を機能ブロックで示す図である。
図1に示される留守番電話システムは、留守番電話装置1、子機1A、パソコン(パーソナルコンピュータの略称でPCとも呼称する)2、交換局3、プリンタ4、及びインターネット5により構成される。
まず、留守番電話装置1はパソコン2及び交換局3それぞれと通信回線で接続する。また、留守番電話装置1は、パソコン2からパソコン2で受信の電子メール(以後、Eメールと呼称する)を、交換局3から受信するデータと同様の通信手順に従って、音声データ及びFAXデータにより受け取る。留守番電話装置1は、プリンタ4と接続し、受信したFAXデータをプリンタ4により印字出力できる。
そのため、留守番電話装置1は、交換局着呼受付け部11、PC着呼受付け部12、切替え部13、受話器14、留守電回路15、メール受信通知回路16、FAX(ファクシミリの略称)データ受付け回路17、再生/消去ボタン18、及び制御部19を備える。
子機1Aは、留守番電話装置1を親機として近距離無線により接続され、留守番電話装置1に格納されている音声データをユーザの留守電再生操作により受話器又は拡声器により可聴出力できる。また、子機1Aは、留守番電話装置1に格納されているFAXデータをユーザのFAX再生操作によりプリンタ4から印字出力できる。
パソコン2は、メール受信機能、通信制御機能、音声・画像変換機能、及び電話機インタフェースを有し、メール受信機能でインターネット5からEメールを受信した際にそのEメールを留守番電話装置1で受信できるように、音声・画像変換機能によりEメールを音声データ又はFAXデータに変換している。この音声データ及びFAXデータは、電話機インタフェースを介して留守番電話装置1へ送信される。パソコン2と留守番電話装置1との間の通信プロトコルは、ISDNなどで適用される国際標準に準ずるものでよい。しかし、本発明で加えられたFAXデータの転送の際のように、音声データも併せて転送するようにした場合、別の効率的なプロトコルを独自に設定してもよい。
交換局3は、公衆電話網を構成する電話・データ交換局であり、留守番電話装置1とは電話回線により接続される。電話回線は、例えばISDNのようなデジタル回線でも、アナログ回線でもよい。プリンタ4は、留守番電話装置1と有線接続又は近距離無線接続され、留守番電話装置1で受信したFAXデータをFAX再生操作により印字出力する。プリンタ4は、留守番電話装置1がファクシミリ機能付きの場合、留守番電話装置1に組み込まれた一体化構造である。
インターネット5はパソコン2と接続しパソコン2にEメールを届ける。
交換局着呼受付け部11は、制御部19の制御を受け、交換局1から電話回線を介して受信するデータを切替え部13に接続する。PC着呼受付け部12は、制御部19の制御を受け、パソコン2から通信回線を介して受けるデータを切替え部13に接続する。切替え部13は、制御部19の制御を受け、交換局着呼受付け部11又はPC着呼受付け部12から受信した音声データを留守電回路15の音声格納部に、またFAXデータをFAXデータ受付け回路17のFAXデータ格納部に、それぞれ格納するように接続する。
また、切替え部13は、制御部19の制御を受け、PC着呼受付け部12から受信した受信データをメール受信通知回路16に接続する。また、切替え部13は、制御部19の制御を受け、音声データを可聴出力するため、留守電回路15を受話器14に接続する。また、切替え部13に替えて全ての構成要素を接続し、制御部19により制御される内部バス構成であってもよい。
受話器14は、音声データを音声変換して可聴出力するものであり、送受話器に組み込まれるもの、ヘッドホン、イヤホン、及び放送される拡声器のうちの一つ又は複数であってもよい。
留守電回路15は、制御部19の制御を受け、電話着信に対して留守番録音させる場合に留守電が設定され、交換局3から着呼した際には自動応答して受信する音声データを格納する。PC着呼受付け部12から着呼した際にはすべての着呼に自動応答し、受信する音声データが留守電回路15に格納される。
メール受信通知回路16は、制御部19の制御を受け、交換局着呼受付け部11又はPC着呼受付け部12から受信したデータのうち少なくとも発信加入者番号又は送信者アドレスを含む発信者情報を受けて格納し、画面表示器がある場合にはその発信者情報を画面表示する。また、メール受信通知回路16は、音声データを格納した場合には音声データ受信を、またFAXデータを格納した場合にはFAXデータの受信を、ランプ、画面での文字などによる可視表示を行う一方、例えば留守電設定されていない場合のように、条件により、聴覚に訴えるベル、ブザー、拡声器、又は子機が携帯端末の場合には触覚に訴える振動具などによりユーザに通知する。各種条件に対応して変化する表示は、通知する内容により、一つのランプの場合、例えば点滅周期の変化などで区別させる。音響による場合には、周期、強弱、メロディなどによる変化が利用できる。
FAXデータ受付け回路17は、制御部19の制御を受け、交換局着呼受付け部11又はPC着呼受付け部12から受信したFAXデータを格納する。再生/消去ボタン18は、音声及びFAXそれぞれに対して設け、再生の場合には格納されている全てのデータを再生することとし、また、消去の場合には例えば再生を指定した分のみ消去することとする。しかし、PC着呼受付け部12からメールを受信する場合では、メールごとに採番することにより、番号指定による再生及び消去が可能である。
制御部19は、留守番電話装置1の構成要素と接続してプログラム制御により、留守番電話装置1の機能を発揮させる。その動作概要について、図2及び図3を参照して説明する。
次に、図2及び図3は、留守番電話装置1とパソコン2との間の主要動作手順の実施の一形態をシーケンスチャートで示す説明図である。この手順は、本願発明の特徴となる正常動作の一系列のみを示し、枝分かれ手順又は異常処理については含まれていない。
図2に示される手順は、受信するEメールに添付データがなく、テキストデータによる通信文のみの場合の一実施態様である。
まず、パソコン2は、メール受信機能によりインターネット5からEメールを受信し格納(手順S1)した際、通信制御機能により送信者名・件名などのテキストデータと所定の電話呼出し信号とを送信することにより、留守番電話装置1を起動(手順S2)する。
留守番電話装置1では、制御部19がPC着呼受付け部12によりパソコン2から呼出し信号を受付けしたことからEメール着呼と判断し、切替え部13を介してメール受信通知回路16に通知してランプ表示などでメール受信中をユーザに通知する。すなわち、留守番電話装置1は、Eメール着呼で呼出し信号と共に送信されかつテキストデータで受けた送信者アドレス・件名、発着信時刻などを含む受信データを、画面などに表示(手順S3)してユーザに通知する。一方、留守番電話装置1は、制御部19の制御で、留守電回路15を起動し、音声データの格納準備を終了して自動的にパソコン2に向け応答信号を送信する自動応答(手順S4)処理を行う。
パソコン2は、留守番電話装置1から応答信号を受けて、受信メールのうち少なくとも送信者名・件名・通信文のテキストデータを音声変換機能により符号化された音声データ、例えばPCMによる音声符号化データに変換(手順S5)し、その音声データを留守番電話装置1へ送信(手順S6)する。
留守番電話装置1は、受付けの音声データを留守電回路15に格納(手順S7)すると共に「Eメール受信あり」をランプなどによる可視表示で出力(手順S8)する。可聴表示は、留守番電話装置1で留守番設定されていない場合、可聴範囲に在るユーザに着呼を通知するために用いられる。
ユーザがこの表示出力により再生/消去ボタン18の再生ボタンを操作した場合、留守番電話装置1は、この操作を受けて留守電回路15に格納されている音声データを音声に復号し受話器14又は拡声器から再生(手順S9)する。また、例えば再生中に再生/消去ボタン18の消去ボタンを操作した場合、再生中Eメールの音声データと共にその受信通知も消去(手順S10)される。
しかし、メールに番号付与のない場合、又は一つの表示通知の場合で、例えば、複数のEメールそれぞれに対応して音声データが格納されている場合では、全ての格納データが消去されたことによりその受信通知が消去される。
図3に示される手順は、受信するEメールに添付データがある場合の一形態である。添付データがテキストデータの場合、通信文として音声データに変換することができるが、ここでは、テキストデータであっても、FAXデータに変換されるものとする。また、データ変換をテキストデータのデータ量に基づいて音声データ又はFAXデータに設定するとしてもよい。更に、通信文で画像が含まれる例えばHTML形式のような場合、文書部分を含む全体をページ構成としてFAXデータに変換するが、文書部分のみをテキストデータから音声データに変換してもよい。
まず、パソコン2は、メール受信機能によりインターネット5からEメールを受信し格納(手順S21)した際、データの添付を知った場合、通信制御機能により送信者アドレス・件名などのテキストデータとFAXデータありを示す所定のFAX呼出し信号とを送信することにより、留守番電話装置1を起動(手順S22)する。
留守番電話装置1では、制御部19がPC着呼受付け部12によりパソコン2からFAX呼出し信号を受付けしたことからEメールのFAX着呼と判断し、切替え部13を介してメール受信通知回路16に通知してランプ表示などでメール受信中をユーザに通知すると共に、テキストデータで受けた送信者アドレス・件名、送信時刻などを含むデータを画面などに表示してユーザに通知する。一方、留守番電話装置1は、制御部19の制御で、FAXデータ受付け回路17を起動し、FAXデータの格納準備を終了して自動的にパソコン2に向け応答信号を送信する自動応答(手順S23)処理を行う。
パソコン2は、留守番電話装置1から応答信号を受けて、受信メールのうち少なくとも添付データを画像変換機能により画面データから符号化されたFAXデータに変換し、そのFAXデータを留守番電話装置1へ送信(手順S24)する。
留守番電話装置1は、制御部19がPC着呼受付け部12から受付けしたFAXデータに、上記手順S23で受付けした送信者アドレスなどのテキストデータを付加記録してFAXデータ受付け回路17に格納して、留守電回路15を準備し留守電応答(手順S25)する。この結果、送信者アドレスを含むテキストデータによる受信データを留守番電話装置1の表示画面に表示させることができる。
パソコン2は、留守番電話装置1から留守電の応答信号を受けて、受信メールのうち少なくとも送信者アドレス・件名・通信文のテキストデータを音声変換機能により符号化された音声データに変換(手順S26)し、その音声データを留守番電話装置1へ送信(手順S27)する。
留守番電話装置1は、受付けした音声データを留守電回路15に格納すると共に「EメールによるFAX受信あり」をランプなどの可視表示により出力(手順S28)する。また、留守番電話装置1で留守番設定されていない場合には、可聴範囲に在るユーザに着呼を通知するため、可聴表示が併用される。
ユーザがこの表示出力により再生/消去ボタン18の再生ボタンを操作した場合、留守番電話装置1は、この操作を受けて留守電回路15に格納されている符号化された音声データを音声に復号し受話器14又は拡声器から再生すると共に、プリンタ4を起動してFAXデータ受付け回路17に格納されているFAXデータを印刷出力してそのFAXデータを消去(手順S29)する。また、音声データによる受信通知は、例えば再生中に再生/消去ボタン18の消去ボタンを操作した場合、再生中の音声データと共にその受信通知も消去(手順S30)される。
上記手順では、印刷出力されたFAXデータはハードコピーで残されるので、印刷出力によりFAXデータが消去されるとしたが、上記音声データ同様、消去ボタン操作があるまで、保存することとしてもよい。
このような構成を採用したので、情報処理端末であるパソコンと電話装置とを接続して電話装置がパソコンから電子メールの受信通知を受けた際にその電子メールのテキスト文書を、音声により聴取できると共に通知された音声メールを繰り返して取得することができる。更に、音声変換できないデータもパソコンでFAXデータに変換することにより電話装置で印刷出力できるので、パソコンで受信した電子メールの全ての内容を、馴染みのある電話装置で受けることができる。従って、パソコンに不慣れなユーザでも電子メールを容易に取得できるという効果がある。
本発明による留守番電話装置について実施例2として図4のブロック図及び図5A、5Bのフローチャートを参照しその詳細を説明する。
図4は本発明による留守番電話装置の実施の一形態を機能ブロックで示す図である。
図示される留守番電話装置1は、図1に示される留守電回路15に音声格納部21、メール受信通知回路16に用件リスト格納部22、留守電受信通知23、及びFAX受信通知24、FAXデータ受付け回路17にFAXデータ受付け格納部25及びプリンタ制御部26、並びに再生/消去ボタン18に留守電ボタン18A及びFAXボタン18B、更にFAX信号モニタ部27それぞれを備える。留守電ボタン18A及びFAXボタン18Bそれぞれは再生ボタンと消去ボタンとを有する。これらのボタンは機能ごとに独立していてもよいが、組合せを活用することによりボタン数の低減を図っている。
音声格納部21は、制御部19の制御を受け、パソコン2からPC着呼受付け部12を介して音声データを受付けし、交換局3から交換局着呼受付け部11を介して受ける音声データと領域を区別して格納する。用件リスト格納部22は、制御部19の制御を受け、パソコン2から着呼を受付けした際に受付けする送信者アドレス及び件名を含むテキストデータによる受信データを、リストに作成して格納する。受信データに受付番号が付与される場合、その番号順に配列される。
留守電受信通知23は、音声格納部21にEメールによる音声データが格納されている場合、例えばランプ又は画面で「Eメールにより音声データ格納あり」を通知する。FAX受信通知24は、FAXデータ受付け格納部25にEメールによるFAXデータが格納されている場合に、例えばランプ又は画面で「EメールによりFAXデータ格納あり」を通知する。留守電受信通知23及びFAX受信通知24のいずれも、格納済み状態だけでなく、格納中といった状態の変化を示す通知を出力できるよう、例えばランプでは、色彩、点灯周期の変化、複数ランプの組合せなどが活用される。
FAXデータ受付け格納部25は、制御部19の制御を受け、パソコン2からPC着呼受付け部12を介してFAXデータを受付けし、交換局3から交換局着呼受付け部11を介して受けるFAXデータと領域を区別して格納する。プリンタ制御部26は、制御部19の制御を受け、プリンタ4を駆動してFAXデータ受付け格納部25に格納されるFAXデータを印刷出力させる。FAX信号モニタ部27は、交換局着呼受付け部11及びPC着呼受付け部12と接続し受信データをモニタし、ファクシミリ通信を検知した際に、それを制御部19に通知する。従って、制御部19はEメールによるFAX受信を最初の信号又はメッセージで検知することができる。
留守番電話装置1はパソコン2との間で電話回線用標準によるファクシミリ通信を適用してもよい。この場合、起動がFAX装置間の可聴信号によるなど、それに適合した手段と予備手順を備える。また、上記説明では、図面上で切替え部を設けているが、切替え部に替えて全ての構成要素を接続し、制御部により制御される内部バス構成であってもよい。
次に、図5A及び図5Bを参照して受信したEメールでテキストデータ以外のデータを含み、そのデータを留守番電話装置1がパソコン2からFAXデータで受けて印字出力する場合の主要動作手順の一実施例について説明する。
まず、PC着呼受付け部12がパソコン2から呼出し信号を受付けした際、制御部19は、PC着呼受付け部12を用件リスト格納部22に接続して呼出し信号と共に受ける受信データを格納(手順S41)する。この受信データには、少なくとも送信者情報、例えばメールアドレス、件名、添付データの有無などを含むテキストデータが含まれる。従って、制御部19は、送付されるデータが音声データのみか又はFAXデータを含むかを受信データから識別して、図示されていない表示画面に画面表示すると共にEメール着呼の受付け中を用件に対応する例えばランプで表示(手順S42)する。
Eメールに添付データが含まれる場合にはFAX呼出しとして受付け(手順S43のYES)し、後述する手順S61へ進む。
手順S43が「NO」で、音声データのみの場合、制御部19は、留守電回路15を起動し、音声格納部21を準備してPC着呼受付け部12から応答信号を返送することにより自動応答(手順S44)を処理する。
その結果、パソコン2からPC着呼受付け部12を介して音声データを受付け(手順S45のYES)するので、制御部19は、受付けした音声データを音声格納部21に格納(手順S46)する。格納の完了で、制御部19は、メール受信通知回路16の留守電受信通知23に「Eメールの受信あり」の通知を、例えばランプと画面に可視表示出力(手順S47)する。この際、留守番電話装置1で留守電設定がない場合には、可聴表示、例えばベルによる鳴動で着信を通知する。
この通知により、ユーザが再生ボタン18Aを操作した場合、それを受付け(手順S48のYES)した制御部19は、音声格納部21に格納され指定された音声データを符号化データから音声に復号して受話器14又は拡声器14Aで音声再生して出力(手順S49)し、ユーザに聴取させる。その後、ユーザが留守電の消去ボタンを操作するので、制御部19は、それを受付け(手順S50のYES)し、消去指定された音声データを音声格納部21から削除すると共に留守電受信通知23を消滅(手順S51)させる。
上記手順S48が「YES」で再生ボタン操作の受付け以降、消去ボタンが操作されるまでは、手順S50の「NO」までを繰り返すことにより、再生の繰返しが可能である。
上記手順S43が「YES」でEメールによる「FAX呼出しあり」の場合、手順S42で「FAXデータ受付け中」が例えば所定のランプ点灯によりFAX受信通知24に表示されている。この場合、制御部19は、PC着呼受付け部12を介してパソコン2からFAXデータを受付けするので、FAXデータ受付格納部25を駆動してFAXデータ受信を準備し、FAXデータ受信準備完了の応答信号を返信(手順S61)する。
次いで、制御部19は、その結果として受付けしたFAXデータをFAXデータ受付格納部25に格納すると共に第1ページのヘッドラインに付加印刷する、送信者アドレス、件名などを先に用件リスト格納部22に格納した受信データから読出しして記録格納(手順S62)する。
次いで、制御部19は、留守電回路15を起動し、格納準備の完了で、パソコン2に留守電応答信号を送信(手順S63)する。その結果、パソコン2から、留守電応答信号に対応して送信者情報、件名、通信文などのテキストデータを符号化音声に変換した音声データの送信がある。制御部19は、この音声データを受付し格納し、格納完了で音声受信通知を留守電受信通知23で出力(手順S64)すると共に、このEメールのFAXデータも格納済みであるとの通知をFAX受信通知24に出力(手順S65)する。
次いで、音声再生ボタンの操作情報を受付け(手順S66のYES)した制御部19は、音声格納部21に格納され指定されたEメールの音声データを音声に復号して受話器14又は拡声器14Aで音声再生して出力し、留守電受信通知23の音声受信通知出力を消滅(手順S67)させる。次いで、FAX再生ボタンの操作情報を受付け(手順S68のYES)した制御部19は、FAXデータ受付け格納部25に記録格納され指定されたEメールFAXデータをプリンタ4で印刷出力し、FAX受信通知24のFAX受信通知出力を消滅(手順S69)させる。
上記手順S66が「NO」で音声再生ボタンの操作情報を受付け以前に、FAX再生ボタンの操作情報を受付け(手順S71のYES)した場合、制御部19は、FAXデータ受付け格納部25に記録格納され指定されたEメールのFAXデータをプリンタ4で印刷出力し、FAX受信通知24のFAX受信通知出力を消滅(手順S72)させる。次いで、音声再生ボタンの操作情報を受付け(手順S73のYES)した制御部19は、音声格納部21に格納され指定されたEメールの音声データを音声に復号して受話器14又は拡声器14Aで音声再生して出力し、留守電受信通知23の音声受信通知出力を消滅(手順S74)させて、手順は終了する。
上記説明では、一つのEメールのみが対象である。しかし、複数の場合を考慮して、各メールを受付した際にそれぞれに番号符号を付与することができる。この場合、格納されたデータの再生及び消去が番号指定できる。番号付与は電話装置側及びパソコン側のいずれが実施してもよい。
このような構成を有するので、所定の通信回線を介してパソコンと接続した場合、ユーザは、なじみのある留守番電話装置により、単純なボタン操作でその通信回線を介してパソコンで受けたEメールを音声による聴取、及び音声変換できない部分をファクシミリで印字出力により取得することができる。
本発明によるパソコンについて実施例3として図6のブロック図及び図7のフローチャートを参照しその詳細を説明する。
図6は本発明によるパソコン2の実施の一形態を機能ブロックで示す図である。
図示されるパソコン2は、メール受信部31、受信メール格納部32、TXT/音声変換部33、添付資料/FAX変換部34、電話データ通信制御部35、FAX通信制御部36、送信データ作成保管部37、データ送信部38、及び電話機インタフェース39を含み、プロセッサのプログラム制御によりここで説明する所定の機能を発揮する。
メール受信部31は、インターネット5を介してEメールを受信し受信メール格納部に格納する周知の機能を有するが、本発明では更に、多数のEメールに対して選択が容易なように、各Eメールに対して番号符号を付与している。受信メール格納部32は、メール受信部31の制御を受けてEメールを格納する一方、図示されていないプロセッサにより読み出されて、テキストデータはTXT/音声変換部33で音声データとして例えばPCMによる音声符号化データに変換され、添付資料及び通信文で音声変換できないデータは画像化して添付資料/FAX変換部34で周知のファクシミリ(FAX)データに変換される。ここでいう添付資料には、Eメールに添付されるデータと、テキストデータ以外のデータを有するEメールの通信文とが含まれる。
電話データ通信制御部35は、電話機インタフェース39を介して電話装置と接続した際に、電話に係る周知のプロトコルを活用して通信する。FAX通信制御部36は、電話機インタフェース39を介して電話装置と接続した際に、ファクシミリに係る周知のプロトコルを活用して通信する。電話データ通信制御部35およびFAX通信制御部36の両者とも、ここで説明する機能を発揮するに適した新規のプロトコルを作成し活用してもよい。
送信データ作成保管部37は、上記プロセッサの制御を受け、所定の手順で作成された送信データを保管し、データ送信部38がその送信データを留守番電話装置へ送信する。
次に、図7を参照してパソコン2が受信したEメールを留守番電話装置に送信する際の主要動作手順の一実施例について説明する。
パソコン2は、メール受信部31で受けたEメールにそれぞれ番号符号を付与して受信メール格納部32に格納(手順S81)する。受付けしたEメールが添付資料なし(手順S82のNO)の場合、テキストデータによる少なくとも送信者アドレス、件名、付与された番号を含む受信データと呼出し信号とにより留守番電話装置1を留守電呼出し(手順S83)する。留守電呼出しとは、留守番電話における周知の呼び出し手順である。信号そのものは、その手順に対して新規に設定してもよい。
その結果、留守番電話装置1から応答信号を受付け(手順S84のYES)した際にはEメールの送信者、件名、及び通信文からテキストデータを読み出して音声データ、例えばPCMにより音声符号化データに変換(手順S85)し、変換された音声データを留守番電話装置1へ送信(手順S86)し、手順を終了する。
他方、上記手順S82が「YES」で添付資料がある場合、テキストデータによる少なくとも送信者アドレス、件名、付与された番号を含む受信データと呼出し信号とにより留守番電話装置1をFAX呼出し(手順S91)する。FAX呼出しとは、ファクシミリ通信における周知の呼び出し手順でよい。しかし、信号そのものは、その手順に対して新規に設定してもよい。
次いで、その呼出し信号に対して所定のFAX応答信号を受付け(手順S92のYES)するので、パソコン2は、テキストデータ以外の例えば画像データを含む通信文、及び添付データの全頁を、そのフォーマットに合致したアプリケーションにより画像形式に変換したのち、FAXデータとしてファクシミリ通信用のFAX信号に変換(手順S93)する。パソコン2はこの変換され符号化されたFAXデータを留守番電話装置1へ送信(手順S94)する。
FAXデータ送信を終了した結果、パソコン2は、留守番電話装置1から留守番電話に対応する留守電応答信号を受付け(手順S95のYES)する。従って、パソコン2は、Eメールの送信者、件名、及び通信文からテキストデータを読み出して音声データに変換し、変換された音声データを留守番電話装置1へ送信する上記手順S85から手順S86に進み、手順を終了する。
上記説明では、Eメールのうち、テキストデータ以外のデータを含む通信文及び添付資料としたが、受信画面に表示される送受信日時及び送信者アドレスを含む全てのEメールデータを画像からFAXデータに変換してファクシミリ通信により留守番電話装置のFAXデータ受付け回路に受信させることもできる。また、添付データでも、そこに含まれるテキストデータを読み出して音声データに変換することにより、文書であればその内容の全体を確認でき、また画像が含まれてもその画像がどのようなものかを推察することができる。
上記説明では、Eメールの受信を留守番電話装置に転送し、留守番電話装置によりEメールを音声出力と印字出力とで簡単に取得できるという効果が得られる。
パーソナルコンピュータが取得したEメールからテキストデータを読み出して音声データに変換し、留守番電話装置に送信することにより、ユーザは馴染みのある電話機操作でEメールを簡単に取得できるので、Eメールを取得する情報処理端末に馴染みのないユーザにEメールを取得させる用途に適用可能である。更に、テキストデータ以外のデータも画像からFAXデータで送受信できるので、ファクシミリ装置があれば、メール内容を視覚で確認することができる。
1 留守番電話装置
1A 子機
2 パソコン(パーソナルコンピュータ、PC)
3 交換局
4 プリンタ
5 インターネット
11 交換局着呼受付け部
12 PC着呼受付け部
13 切替え部
14 受話器
15 留守電回路
16 メール受信通知回路
17 FAX(ファクシミリ)データ受付け回路
18 再生/消去ボタン
18A 留守電ボタン
18B FAXボタン
19 制御部
21 音声格納部
22 用件リスト格納部
23 留守電受信通知
24 FAX受信通知
25 FAXデータ受付け格納部
26 プリンタ制御部
27 FAX信号モニタ部
31 メール受信部
32 受信メール格納部
33 TXT/音声変換部
34 添付資料/FAX変換部
35 電話データ通信制御部
36 FAX通信制御部
37 送信データ作成保管部
38 データ送信部
39 電話機インタフェース
1A 子機
2 パソコン(パーソナルコンピュータ、PC)
3 交換局
4 プリンタ
5 インターネット
11 交換局着呼受付け部
12 PC着呼受付け部
13 切替え部
14 受話器
15 留守電回路
16 メール受信通知回路
17 FAX(ファクシミリ)データ受付け回路
18 再生/消去ボタン
18A 留守電ボタン
18B FAXボタン
19 制御部
21 音声格納部
22 用件リスト格納部
23 留守電受信通知
24 FAX受信通知
25 FAXデータ受付け格納部
26 プリンタ制御部
27 FAX信号モニタ部
31 メール受信部
32 受信メール格納部
33 TXT/音声変換部
34 添付資料/FAX変換部
35 電話データ通信制御部
36 FAX通信制御部
37 送信データ作成保管部
38 データ送信部
39 電話機インタフェース
Claims (13)
- 留守番設定の間に通信網から電話回線を介して受けた音声データを格納し、格納された音声データを再生操作により読取りして再生し可聴出力する留守番電話装置において、
通信回線を介して情報処理端末と接続する手段と、前記情報処理端末から前記通信回線を介して呼出しを受けた際に自動応答する手段と、前記情報処理端末から、送信者アドレスを含む電子メールの受信データを音声データで受ける手段と、受けた音声データを格納する手段と、音声データを格納した際に電子メール受信通知を少なくとも可視で出力する手段と
を備えることを特徴とする留守番電話装置。 - 請求項1に記載の留守番電話装置において、電子メール受信通知の出力手段は、留守番設定ありの場合には可視でのみ出力し、留守番設定なしの場合には可聴の出力を追加することを特徴とする留守番電話装置。
- 請求項1又は請求項2に記載の留守番電話装置において、受信メールが付与番号を有する場合、音声再生操作により当該付与番号の指定を受けた際には、その付与番号により格納された音声データを読取りして受話器又は拡声器に可聴出力する手段を備えることを特徴とする留守番電話装置。
- 請求項1から請求項3までの一つに記載の留守番電話装置において、前記電子メール受信データのうち少なくとも送信者アドレスを含むテキストデータを画面表示できるように文字データで受ける手段と、当該文字データを音声データとは別のリスト格納領域に格納する手段と、を備えることを特徴とする留守番電話装置。
- 請求項4に記載の留守番電話装置において、無線回線で接続する子機を有する場合、当該子機が、電子メール受信の通知を可視に表示する手段と、ユーザから再生操作を受付けした際には親機の留守番電話装置に格納された音声データを読み取り音声変換して受話器に可聴出力する手段と、を備えることを特徴とする留守番電話装置。
- 請求項4又は請求項5に記載の留守番電話装置において、画面表示される文字データに受信メールの付与番号を含む場合、その付与番号を指定した再生操作を受付けした際には指定された付与番号の音声データを読取りして受話器又は拡声器に可聴出力する手段を備えることを特徴とする留守番電話装置。
- 請求項1から請求項6までの一つに記載の留守番電話装置において、ファクシミリ機能を有する場合、前記情報処理端末から前記通信回線を介してファクシミリ機能への呼出しを受けた際に自動応答する手段と、前記情報処理端末から、少なくとも付与番号及び送信者アドレスを含む電子メール受信データをファクシミリ通信によるデータ(以後、FAXデータ)で受ける手段と、受けたFAXデータを格納する手段と、FAXデータを格納した際にFAXデータの格納通知を少なくとも可視で出力する手段と、ファクシミリ再生操作を受付けした際には格納されたFAXデータを読取りして印刷出力する手段と、を更に備えることを特徴とする留守番電話装置。
- 請求項7に記載の留守番電話装置において、前記FAXデータを格納終了した際には音声データの格納を準備して前記情報処理端末へ留守電応答信号を送出する手段と、その留守電応答信号に対して前記情報処理端末から受ける音声データを格納する手段とを備えることを特徴とする留守番電話装置。
- パーソナルコンピュータのような情報処理端末において、請求項1から請求項6までの一つに記載の留守番電話装置と通信回線を介して接続し電話通信する手段と、ネットワークを介して電子メールを受信した際にはそのメールそれぞれに番号を付与してその受信データを格納する手段と、この受信データの格納により呼出し信号を前記留守番電話装置へ送信する手段と、その呼出し信号に対して当該留守番電話装置から応答信号を受けた際には電子メールのうち少なくとも前記付与番号及び送信者アドレスを含むテキストデータを抽出し音声データに変換して前記留守番電話装置へ送信する手段と、を備えることを特徴とする情報処理端末。
- パーソナルコンピュータのような情報処理端末において、請求項7または請求項8に記載の留守番電話装置と通信回線を介して接続しファクシミリ通信する手段と、ネットワークを介して電子メールを受信した際にはメールそれぞれに番号を付与してその受信データを格納する手段と、この受信データの格納によりファクシミリ呼出し信号を前記留守番電話装置へ送信する手段と、前記ファクシミリ呼出し信号に対して当該留守番電話装置からファクシミリ応答信号を受けた際には少なくとも上述の付与番号及び送信者アドレスを含む電子メールの添付資料データをFAXデータに変換して前記留守番電話装置へ送信する手段と、を備えることを特徴とする情報処理端末。
- 請求項10に記載の情報処理端末において、前記添付資料データは、メールの添付データと、画像を含むことができる形式の通信文との両方か、いずれか一方を含むことを特徴とする情報処理端末。
- 請求項10又は請求項11に記載の情報処理端末において、FAXデータを送信して前記留守番電話装置から留守電応答信号を受ける手段と、留守電応答信号を受けた際には受信した電子メールの少なくとも付与番号及び送信者アドレスを含むテキストデータを音声データに変換して前記留守番電話装置へ送信する手段と、を更に備えることを特徴とする情報処理端末。
- 請求項1から請求項8までの一つに記載の留守番電話装置と請求項9から請求項12までの一つに記載の情報処理端末とを通信回線で接続して構成することを特徴とする留守番電話システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006017083A JP2007201746A (ja) | 2006-01-26 | 2006-01-26 | 留守番電話装置及び情報処理端末を用いる留守番電話システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006017083A JP2007201746A (ja) | 2006-01-26 | 2006-01-26 | 留守番電話装置及び情報処理端末を用いる留守番電話システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007201746A true JP2007201746A (ja) | 2007-08-09 |
Family
ID=38455890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006017083A Pending JP2007201746A (ja) | 2006-01-26 | 2006-01-26 | 留守番電話装置及び情報処理端末を用いる留守番電話システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007201746A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010039601A (ja) * | 2008-08-01 | 2010-02-18 | Aves Inc | 音声広報装置 |
JP2010171543A (ja) * | 2009-01-20 | 2010-08-05 | Kyocera Corp | 電話機 |
-
2006
- 2006-01-26 JP JP2006017083A patent/JP2007201746A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010039601A (ja) * | 2008-08-01 | 2010-02-18 | Aves Inc | 音声広報装置 |
JP2010171543A (ja) * | 2009-01-20 | 2010-08-05 | Kyocera Corp | 電話機 |
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