JP2007166398A - 無線携帯装置および無線携帯装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】外観デザインを妨げるものを削除し、デザイン上の幅を広げることができ、電話機は小型化と軽量化とを実現することができ、無線携帯装置の全体の大きさを変えずに、またはさらに小型化して、表示部を大型化することができ、音響部品のどの部分に耳を当てても、聞き取ることができる無線携帯装置を提供することを目的とする。
【解決手段】音発生部を具備する無線携帯装置において、上記音発生部として、振動発生部と、上記振動発生部が発生した振動を受ける樹脂パネルとのみを有する無線携帯装置である。
【選択図】図1
【解決手段】音発生部を具備する無線携帯装置において、上記音発生部として、振動発生部と、上記振動発生部が発生した振動を受ける樹脂パネルとのみを有する無線携帯装置である。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯電話等の無線装置や、有線回線に接続される親機と、無線回線で接続されるコードレス電話機の子機とに関し、特に、レシーバやスピーカの音響部品を備えていない無線携帯装置に関する。
従来、コードレス電話の子機は、耳を子機に直接当てて話をする通常通話では、レシーバを介して通話し、また、モニタやスピーカホン通話時は、スピーカを搭載して通話を行う(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1記載のコードレス電話機の子機は、通話用の受話器とは別に設けられている受信音声を拡声発生するスピーカと、上記スピーカを拡声状態またはミュート状態とに切換える切換手段と、上記切換手段の切換信号を手動入力する手動入力手段とを有する。また、上記コードレス電話機の子機は、上記手動入力手段で入力された切換信号に応じて上記切換手段を切換え、制御する制御手段を具備している。
上記コードレス電話機の子機は、手動入力手段を介して、切換信号を手動で入力することによって、切換信号を入力した制御手段が、切換手段を切換え制御し、スピーカによる拡声受話状態と、レシーバによる通常の受話状態とに切換えることができる。したがって、コードレス電話機の子機の使い勝手を向上させることができる。
また、スピーカを備えている携帯端末装置において、スピーカをハンズフリー用スピーカまたはレシーバとして機能させることを可能とする装置が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
特許文献2記載の発明は、スピーカの振動板の面積を変更することによって、振動板の面積を変えることによって、スピーカをハンズフリー用スピーカと、通常通話のレシーバという使い方で、性能が向上する。
次に、従来のコードレス電話機の子機の構成について説明する。
図6は、従来のコードレス電話子機120の内部構成を示す図である。
CPU301は、コードレス電話子機120全体の制御を行う。
ROM302は、CPU301の制御プログラムが格納されているROMである。また、ROM302は、無線通信システムの呼出符号(システムID)、コードレス電話子機の子機番号ID等を記憶するEEPROMや、親機からのメールを受信した時に文字データを格納し、電話帳データを記憶するためのフラッシュROMで構成されている。
RAM303は、CPU301が処理、制御するためのワークエリアである。
操作部112は、ダイヤル番号等を入力するダイヤルキー、通話キー、切るキー、保留キー、スピーカキー、電話帳キー等の機能キーによって構成されている。
表示部111は、タイマの起動や着信の表示、操作部112を介して入力されるダイヤル番号や公衆回線の使用状況等を表示する。
ベースバンド部304は、モデム・コンパンダ、秘話・アンプ機能を有し、制御データと音声信号とを送受信する。このベースバンド部304からの変調信号を、後述する無線部305を介して、親機に伝送する。また、無線部305からの変調信号を復調し、制御信号は、CPU301に送られ、音声信号は、レシーバ310で通常通話時に使用する場合の音声出力部となる。
また、スピーカホンや、モニタ等での通話の場合、スピーカ309へ出力する。これは、通話の状態に合わせて切替えられる。
無線部305は、ベースバンド部304からの変調信号を、無線送信可能な形式に変換し、アンテナ306に送り、また、アンテナ306から無線受信した信号から、変調信号を取り出し、ベースバンド部304に出力する。マイク311は、通話音声信号を入力する。
スピーカ309は、スピーカホンやモニタ通話のほか、アラーム音や着信音等、音声信号を拡声出力し、また、着信音等を鳴動させる。
図7は、従来の子機120の外観を示す図である。
基板320上に、図6に示す内部構成が実装されている。
無線部305は、基板320に実装され、表示ユニット307は、LCDであり、ケーブル等で接続される。これをカバーするために、LCDパネル330として構成される。そして、音響部品であるレシーバ310と、スピーカ309とが接続され、アンテナ306は、フレキシブルケーブルや電線によって構成され、子機120の上部の空きスペースに、収められている。
パソコン等で採用されているパネルスピーカは、パソコンの表示部(LCD)にカバーを設け、このパネルを振動板としたスピーカである。
また、電話機には、骨伝導方式があり、骨伝導振動部を、耳または耳のまわりや頭部に当てると、骨の振動で音声が伝わり、相手の声を明瞭に聞き取ることができる。
通常、音声は、鼓膜を通して受け取る。骨伝導は、音声を振動に変え、直接頭蓋骨に伝え、これが内耳に達し、聴覚神経を通って脳に届き音として感じる。
特公平07−101896号公報
特開2002−368859公報
しかし、従来のコードレス電話子機では、次の問題を解決することが不可能である。
最近の商品の売りは、外観デザインであり、それを妨げるものを削除する必要がある。したがって、電話機は、さらなる小型化と軽量化とを突き進めなければならない。
電話機は、音声を伝えるために、受話器部分と送話器部分、着信音等の発生部であるスピーカ部分が大きいが、最近では、表示部が大きく、今後は、さらに大きくなる傾向がある。それでも、全体の大きさを変えずに、または小さくし、表示部の大型化を実現する必要がある。
電話機は、会話を伝えるという非常に重要な目的があるので、音を聞きやすくする必要がある。従来、音響部品の所定の場所に耳を合わせて当てないと十分聞き取ることができない。
無線装置において、非常に重要な無線特性を考慮するために、アンテナとの干渉を避ける構成が必須であり、それを妨げるものは、削除しなくてはならない。
本発明は、外観デザインを妨げるものを削除し、デザイン上の幅を広げることができる無線携帯装置を提供することを目的とする。
本発明は、電話機は小型化と軽量化とを実現することができる無線携帯装置を提供することを目的とする。
本発明は、無線携帯装置の全体の大きさを変えずに、またはさらに小型化して、表示部を大型化することができる無線携帯装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、音響部品のどの部分に耳を当てても、聞き取ることができる無線携帯装置を提供することを目的とする。
本発明は、振動発生部と、上記振動発生部が発生した振動を受ける樹脂パネルとを有することを特徴とする無線携帯装置である。
本発明によれば、外観デザインを妨げるものを削除し、デザイン上の幅を広げることができ、電話機を小型化し軽量化することができ、無線携帯装置の全体の大きさを変えずにまたはさらに小型化して、表示部を大型化することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、音響部品のどの部分に耳を当てても、聞き取ることができるという効果を奏する。
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である。
図1は、コードレス電話付きFAXの親機100と、本発明の実施例1であるコードレス電話子機110とを示す図である。
コードレス電話親機100は、表示部101と、操作部102と、ハンドセット103と、アンテナ104と、親機100と公衆網131とを接続する有線回線130とを有する。
コードレス電話子機110は、表示部111と、操作部112と、親機と無線通信するためのアンテナ306とを有する。アンテナ306は、子機110に内蔵されている。
従来例では、通常、表示部111の上部には、レシーバ等電話での相手音声を聞くための部品があり、それを外観で分かるが、実施例1では、外観上その部分は、削除され、小型化されている。
図2は、コードレス電話付きFAX親機100の内部構成を示す図である。
親機100は、音声通話機能の他に、WEB閲覧や、文字メッセージを送受信するメール機能や、FAX機能を備えている。
CPU201は、データバス219を介して、各部から信号を入力し、この入力した信号に応じて、データバス219に接続されている各構成要素を制御する。すなわち、CPU201は、ROM202に格納されている呼処理プログラムに応じて、通話に伴う呼処理や各種サービス機能に伴う処理を実行する。サービス機能の例としては、CPU201は、ユーザがメール機能を起動し、文字メッセージを作成すると、その文字メッセージをテキストデータとして、RAM203に記憶する。
ROM202は、DSP205を制御してデータモデムによるメールを送受信する場合、ファクシミリモデムとしてのFAX送受信、ナンバーディスプレイの表示、音声合成信号の出力を実現するためのプログラムを格納している。また、ROM202は、データの書込み、消去が可能なEEPROMまたはフラッシュROMで構成されている。
RAM203は、CPU201が呼処理を含むWEB閲覧やメール送受信の各処理を実行する場合に使用するメモリである。RAM203には、ROM202とは異なり、一時的なデータが記憶される。RAM203は、電池等でバックアップされ、作成した文字メッセージや、受信した文字メッセージ、各種サービス機能の設定内容や、電話帳に登録した内容を記憶する。また、不揮発性のメモリであるEEPROM等で構成されている。
通信制御部204は、公衆回線130を収容するためのインタフェースであり、アナログ回線の場合、局交換機の電話回線(以後、「加入者線」という)に接続され、ダイオードによる全波整流回路によって構成されている。通信制御部204は、回線電圧の極性を一致させるための極性一致回路、回路局交換機の加入者線に接続され、局交換機からの呼出信号を検出するリンガー検出回路、オフフック操作が行われると回線ループを形成する。また、通信制御部204は、局に対してダイヤルパルスを送出するフックスイッチ回路、2線−4線変換を行うためのトランス回路を有する。
実施例1は、アナログ回線に基づく例であるが、ISDNやブロードバンド回線等のデジタル回線に基づく例であってもよい。
DSP205は、デジタル信号処理プロセッサであり、DSPとAFE(アナログフロントエンド)とによって構成されている。DSP205は、機能的には、WEB閲覧やメールの送受信を行うためのデータモデム機能や、G3FAXによるファクシミリの送受信を行うファクシミリモデムの機能を、CPU201の制御によって実現する。さらにDSP205は、モデムデータ(ナンバーディスプレイデータ)の解析を行うナンバーディスプレイ機能と、文字データより人工的な音声信号を生成出力する音声合成の機能を備えている。
音声合成機能は、CPU201の制御によって入力した文字データを音声合成し、アナログ音声信号として、クロスポイントスイッチ207に出力する音声合成部である。すなわち、音声合成機能は、CPU201の制御によって入力した文字コードを、50音分の音声データに変換し、再生する音声合成発声機能を備えている。なお、50音分の音声データは、ROM202に記憶されている。
音源部206は、保留音や着信メロディの音源であり、内部に音源データ生成機能をもち、ROM202に記憶してあるデータをCPU201の制御によって、アナログ信号を出力する。また擬似DT、BT、RBT等のコールプログレストーンを出力するための音源を兼ねることができる。
クロスポイントスイッチ部207は、CPU201からの制御によって、DSP205からの信号や、音源部206、ハンドセット103、スピーカ209、本体マイク210、無線部217等のアナログ入出力信号の通信制御部204への入出力を切り替える。
ハンドセット103は、音声の入出力を行う。スピーカ209は、着信音や記憶した音声データを出力し、FAX通信時にモニタする。
スピーカホン機能を実現する際に、音声入力として、本体マイク210を使用する。
無線部217は、制御データと音声信号とを変調し、無線送信可能な形式に変換し、アンテナ104に送る。また、無線部217は、アンテナが無線受信した情報を復調したデータを取り出し、制御データは、CPU201に出力し、アナログ信号は、クロスポイントスイッチ207に出力する。
記録部211は、感熱型、熱転写型プリンタ、またはレーザビームプリンタ、インクジェットプリンタ等の周知の印字手段を備えた記録部であり、MH、MR、MMR符号化されたデジタルデータを復号化し、この復号化したデータを、印字データとして印字する。
読取部212は、CCDまたは密着型センサアレイ等の周知の原稿読取手段を備え、読取手段が読み取ったアナログデータをデジタルデータに変換する。また、読取部212は、この変換されたデジタルデータを、MH、MR、MMR符号化等の周知の符号化方法によって符号化し、出力する。
センサ部213は、読取部212上の送信原稿の有無や、サイズを検出し、この検出結果を、CPU201に通知する。また、記録部211上の記録紙の有無や、サイズを検出し、この検出結果を、CPU201に通知する。
表示部101は、インターネット上のサーバから受信したHTMLの情報を表示し、また、時刻の表示や通信中の回線状態、エラー等の状態を表示し、主にカラーLCDや、モノクロLCD等の液晶部品等で構成されている。また、表示部101は、キー入力等を行う操作部102を介してキー入力された文字メッセージや、受信した文字メッセージを表示する。さらに、表示部101は、電話機の各種サービス機能の設定内容も表示する。
操作部102は、ダイヤル番号やURL等を、0〜9、*、#、上記キーを利用し、アルファベットや記号等を入力するためのダイヤルキー、ファクシミリの送受信を制御する送信、受信キー、回線のON/OFFを制御するオフフックキーを有する。また、操作部102は、その他保留キーや機能設定を行うためのセレクトキー等のキーを有する。
メール送信時に、文字メッセージを入力したり編集したりする文字入力手段として機能する。さらに、メール機能を起動して、文字メッセージの送信処理、受信処理を行う場合も、操作部102を用いる。また、メール機能によって作成した文字メッセージや、受信した文字メッセージについて、音声出力し、設定したサービス機能の内容を音声出力する場合も、操作部102の所定のキーを操作することによって実行する。
さらに、図1に示す操作部102において、子機110が選択されると、本親機端末と無線端末とが無線によって接続され、音声パスが形成される。
フック検出部216は、特にハンドセットのON/OFFを検出し、回線ON/OFFを制御する。
無線部217は、コードレス電話子機110と接続させるための親機無線部であり、モデム・コンパンダと、秘話・アンプ機能を有するベースバンド部とを有する。また、無線部217は、ベースバンド部からの変調信号を無線送信可能な形式に変換し、アンテナに送り、アンテナから無線受信した信号から変調信号を取り出し、ベースバンド部に出力する。
子機110と通話するには、通信制御部204が着信を検出し、制御部204が無線部217に受信信号を起動し、これによって無線部217は、着信データ信号を無線信号に変調し、コードレス電話子機110へ送出する。その信号をコードレス電話子機110で応答することによって、通信制御部204が着信した呼を接続し、クロスポイントスイッチ部207を介して、無線部217を接続し、無線通話を形成する。
図3は、コードレス電話子機110の内部構成を示す図である。
CPU301は、コードレス電話子機110全体の制御を行う。つまり、CPU301は、操作部112からのキー操作処理、表示処理、親機100との無線制御や、音声系の通話切替え等を行う。
ROM302は、CPU301の制御プログラムを格納し、この無線通信システムの呼出符号(システムID)、コードレス電話子機110の子機番号ID等を記憶する。また、ROM302は、EEPROMや、親機100からのメールを受信した時に文字データを格納し、電話帳データを記憶するためのフラッシュROMで構成されている。
RAM303は、CPU301の処理で制御の際のワークエリアである。
操作部112は、ダイヤル番号等を入力するダイヤルキーや、通話キー、切るキー、保留キー、スピーカキー、電話帳キー等の機能キーを有する。
表示部111は、LCD、LED等で構成され、操作メニューや電話帳の表示、時間や着信を知らせるための表示、また、操作部112から入力されるダイヤル番号や公衆回線の使用状況、電波状況等を表示する。
ベースバンド部304は、モデム・コンパンダ、秘話・アンプ機能を有し、制御データと音声信号とを送受信する。ベースバンド部304からの変調信号を、後述する無線部305を介して親機100に伝送し、また、無線部305からの変調信号を復調し、制御信号をCPU301に出力し、音声信号を振動発生部312へ出力する。
トーン発生部313は、着信音やキータッチ音、警告音等を発生させる部分である。また、トーン発生部313は、その内部に音源データ生成機能をもち、ROM302に記憶してあるデータについて、CPU301の制御によって、アナログ信号を出力するような専用の音源発生用デバイスで構成してある。また、トーン発生部313は、CPU310のタイマ処理等でトーンジェネレータ機能を作り、単音や、デュアルトーン生成する機能を持たせるようにしてもよい。さらには、ベースバンド304の一部の機能で実現することも可能である。
切替部314は、振動発生部312に与える音源を切替える部分であり、ベースバンド部304の一部の機能として動作させたり、アナログスイッチ等のデバイスで構成する。
そして、通常の受話部分に耳を当てて通話を行うレシーバ通話時の音声レベルや、拡声機能としてのスピーカホン通話状態時の音声レベルを切替え、振動発生部312に与える機能をもつ。また、音声通話だけではなく、着信音やキータッチ音等を、振動発生部312に与える場合の切替え処理も行う。これは、音を発生させる部分は、振動発生部312の一ヵ所で共有され使用されるので、その際の切替えをここで処理する。
次に、音声処理の詳細について説明する。まず、送信については、マイク311から入力された音声が、ベースバンド部304を介して変調された変調信号が、無線送信可能な形式に変換され、無線部305を介して、アンテナ306に送られ、電波として親機100へ到達される。
そして、受信については、親機100から送信された電波は、アンテナ306から無線受信した信号から、無線部305を介して、変調信号を取り出し、ベースバンド部304に出力する。ベースバンド部304では、データを復調し、音声信号をアナログ信号へ変換し、アンプ機能を介して、振動発生部312へ出力する。
振動発生部312は、音声信号を振動に変換し、音として発生させる部分であり、通常受話器部分に耳を当てて会話を行うレシーバ通話として使用し、または、スピーカホンのような拡声通話時の音を発生させる。さらに、キータッチ音や着信音、着信メロディ、警告音等の音も合わせて発生させる部分である。
これによって、従来レシーバ通話の場合は、レシーバ部品を介して音を発生し、スピーカホンや着信音は、スピーカ部品を介して音を発生したが、振動発生部312は、それらをここで兼用することができる。
これによって、従来例におけるレシーバを使用した場合におけるレシーバ通話のレベル音声信号を、振動発生部312に送る場合や、スピーカホン等の拡声モード(拡声通話)で使用する場合に、切替部314で切替え、振動発生部312に送る。つまり、従来例におけるスピーカを使用した場合におけるスピーカホン通話のレベル音声信号を、切替部314で切替え、振動発生部312に送る。
さらに、着信音やキータッチ音等の操作系音は、通常、スピーカで鳴動させていたが、トーン発生部313で発生させ、切替部314を介して振動発生部312に送る。
図3に示す子機110において、内部回路構成図のため記載が無いが、図4に示すLCDパネル330に装着されている振動発生部312は、振動発生部312が振動することによって、LCDパネル等のモールド部品から音が発生する。
図4は、コードレス電話子機110の外観と内部構造とを示す図である。
図3に示す内部回路構成は、基板320上に構成され、各ユニットが接続されている。
無線部305は、基板320に実装され、シールドケース等で覆われたユニットである。表示ユニット307は、LCDであり、フレキシブルケーブル等で接続されている。LCDユニットを外部からカバーするために、LCDパネル330として構成されている。
LCDパネル330は、振動板を兼ねた樹脂パネルであり、振動発生部312は、LCDパネル330に装着されている。つまり、振動板を兼ねた樹脂パネルであるLCDパネル330は、振動発生部312が発生した振動を受ける。
振動発生部312で発生された振動は、LCDパネル330において、音に変換され、パネルスピーカとして利用される。
振動発生部312は、小型に構成することができるメリットがある。LCDユニットに搭載されているLCDドライバICの位置の上面に配置することができるので、構造的にデットスペースを作ることなく、構成することができ、非常にコンパクトである。
音響部品であるレシーバ310とスピーカ309とは、振動発生部312と振動板とに置き換えることができるので、削除される。これによって生じたスペースが、部分340である。したがって、子機110の全長を短くすることができ、また、背面部を薄くすることができる。
この他、構造的には、必要部品が少なくなる。
接続されるアンテナ306は、フレキシブルケーブルや電線によって構成され、子機110の上部にレイアウトすれば、特性的に優れる。したがって、装置トップに構成される。この場合、音響部品があると、それらが接続されるために、必要なケーブルや、スピーカに使用される磁石等の影響を受けるので、レイアウトが非常に困難であるが、実施例1では、それらが無いので、他の影響が非常に少なく配置することができる。
図5は、従来例のコードレス電話子機120の音発生エリアと、実施例1であるコードレス電話子機110の音発生エリアとを、比較対照して示す図である。
従来例におけるレシーバ通話音発生部350は、通常通話において、レシーバ部品が内蔵されているので、そこから発生される音は、LCDパネルの穴を介して、発生される。この場合、LCDパネルの穴位置に耳を当てて聞かないと、音は聞こえず、または、小さく聞こえ、装置への耳当ての場所で大きく変わる。
また、従来例におけるスピーカ部品が内蔵されていた背面部に配置されるスピーカ音発生部351は、拡声通話や着信音等、主に大きな音を発生させるものであるが、通常の使用状態を考慮すると、背面から音が発生するので、聞き難い。
この点、実施例1では、LCDパネルそのものが振動板として音を発生するので、聴感エリアを、非常に大きく確保することができる。レシーバの代わりに発生する通話時の音から、拡声通話におけるスピーカの代わり、さらには、スピーカから発生する着信音等、装置正面の同じ場所から各種音を発することができる。実施例1において、聴感可能エリア360が、従来のスピーカ音発生部350による聴感可能エリアよりも、広がりを持っていることがわかる。
実施例1によれば、商品の売りである外観デザインを妨げる音響部品を削除することができ、デザイン上の幅を大きく広げることができる。また、実施例1によれば、電話機をさらに小型化、軽量化することができる。
電話機は、音声を伝えるために受話器と送話器部分とが、形状が大きいが、最近では、表示部が大きくなり、受話部は小さく追いやられる状態になり、さらに今後はもっと大きくなる傾向がある。実施例1によれば、それでも装置全体の大きさを変えずに、さらに小型化して、表示部の大型化を実現することができる。
電話機は会話を伝えるという非常に重要な目的があるので、音を聞きやすくする必要があり、通常音響部品の所定の場所に耳を合わせて当てないと、十分聞き取ることができないが、実施例1では、LCDパネル面の全体で音を聞くことができる。したがって、耳へのどんな当て方であっても、聞き取ることができる。
無線装置において、非常に重要な無線特性を考慮するために、アンテナとの干渉を避ける構成が必須である。この場合、特性劣化を防ぐためにシールド部材等も利用し、特性劣化を妨げるものを削除し、特性アップを図る必要がある。音響部品は、磁石等の構成部品や長いケーブル、そこに流れる大きな電流が流れるが、実施例1では、これらの部品を削除するので、無線特性を向上させることができ、また、レイアウトが簡易になる。
上記実施例は、音発生部を具備する無線携帯装置において、上記音発生部として、振動発生部と、上記振動発生部が発生した振動を受ける樹脂パネルとのみを有する無線携帯装置の例である。
この場合、複数の音源のうちの1つの音源に応じた音を、1つの上記樹脂パネルで発生させるために、上記複数の音源のうちの1つの音源に切り替える切替え手段を有し、発生する音に合わせて切り替える。また、上記音源の例は、ベースバンド部304、トーン発生部313である。
100…コードレス電話付きFAXの親機、
101…表示部、
102…操作部、
103…ハンドセット、
104…アンテナ、
110…コードレス電話子機、
111…表示部、
112…操作部、
301…CPU、
302…ROM、
303…RAM、
304…ベースバンド部、
305…無線部、
312…振動発生部、
330…LCDパネル、
360…実施例1における聴感可能エリア。
101…表示部、
102…操作部、
103…ハンドセット、
104…アンテナ、
110…コードレス電話子機、
111…表示部、
112…操作部、
301…CPU、
302…ROM、
303…RAM、
304…ベースバンド部、
305…無線部、
312…振動発生部、
330…LCDパネル、
360…実施例1における聴感可能エリア。
Claims (7)
- 音発生部を具備する無線携帯装置において、
上記音発生部として、
振動発生部と;
上記振動発生部が発生した振動を受ける樹脂パネルと;
のみを有することを特徴とする無線携帯装置。 - 請求項1において、
複数の音源のうちの1つの音源に応じた音を、1つの上記樹脂パネルで発生させるために、上記複数の音源のうちの1つの音源に切り替える切替え手段を有し、発生する音に合わせて切り替えることを特徴とする無線携帯装置。 - 請求項1において、
上記樹脂パネルは、LCDカバーであることを特徴とする無線携帯装置。 - 請求項3において、
上記LCDカバーを利用して、通常通話と拡声通話とを実現し、また、着信音、操作音を発生させることを特徴とする無線携帯装置。 - 請求項1において、
上記振動発生部は、LCDユニット内に設けられていることを特徴とする無線携帯装置。 - 請求項1において、
アンテナ特性を満足させるシールド部材が使用されていないことを特徴とする無線携帯装置。 - 音発生部を具備する無線携帯装置の製造方法において、
上記音発生部を製造する工程として、
振動発生部を設ける工程と;
上記振動発生部が発生した振動を受ける樹脂パネルを設ける工程と;
のみを有することを特徴とする無線携帯装置の製造方法。
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