JP5171326B2 - 無機el用蛍光体の製造方法 - Google Patents

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本発明は、各種情報や画像を表示するディスプレイ等に用いられる薄膜エレクトロルミネッセンス(EL)の発光材料である無機EL用蛍光体の製造方法に係り、より詳しくは青色発光の無機EL用バリウムチオアルミネート系蛍光体の製造方法に関するものである。
また近紫外線で高輝度の蛍光を発するので、紫外線励起型の青色蛍光体として利用することができる。
近年、各種情報や画像を表示するディスプレイ等に用いられる薄膜エレクトロルミネッセンス(EL)の発光材料である無機EL素子の開発が盛んに進められている。その技術としては、例えば、高輝度の希土類添加アルカリ土類チオアルミネート蛍光体を含有する蛍光体を用いてフルカラー表示を行なう方法(特許文献1参照)が知られている。
この方法は、例えば、Aをアルカリ土類元素、BをIII属金属元素、Cを硫黄、REを希土類元素として化学式AxByCzからなる化合物にREを添加した蛍光体において、純金属ターゲットやABやABREからなる合金ターゲットや硫化物ターゲットを用いて硫化水素をスパッタガス中に含む反応性スパッタ法(特許文献2参照)、あるいはA、B、C、REを構成する各元素を一種類以上有する複数の蒸気ガスを独立に制御して基板表面に供給して薄膜を形成する製膜手法により製膜される蛍光体薄膜を数種類用いて多色表示薄膜ELパネルを製造する方法(特許文献3参照)である。
また、希土類添加アルカリ土類チオアルミネート蛍光体としては、例えば高輝度で色純度の優れた青色発光を有するEL材料および該材料を発光層とする薄膜EL素子が知られている(特許文献4参照)。このEL材料は、アルカリ土類チオアルミネートを母材料とし、セリウム等のランタノイド系元素を付活材とするものである。
このような薄膜EL材料の中で、特にEu添加BaAl硫化物蛍光体は、輝度が高く、色純度が良いため最も期待されている材料である。これらの蛍光体は、硫化アルミニウム、硫化バリウム、硫化ユーロピウム等の硫化物粉末を混合、焼成することにより得られるが、その際には原料粉末が微細であるほど均質な蛍光体が得られる。特に高輝度の蛍光体を作製するには発光元素であるEuが均一に分散し、Baの元素位置を置換することが重要である。
特開平7−122364号公報 WO 2005/085493 特開2001−294852号公報 特開平8−134440号公報
しかるに、前記したEu添加BaAl硫化物蛍光体の原料である硫化アルミニウム、硫化バリウム、硫化ユーロピウム等の硫化物は、空気中の水分と反応して品質が劣化し易い上、粉砕・混合時に有毒な硫化水素ガスを発生するという問題がある。
また、品質が劣化した硫化物を用いると硫化物蛍光体の結晶性が悪くなり、蛍光強度が低下するという欠点を有し、特に粉末が微細化すると硫化物の品質劣化が著しくなる。
更に、硫化バリウムや硫化ユーロピウムは98〜99%と純度が低く、不純物の管理も容易でない。
また硫化物の合成条件で蛍光輝度が変化するという難点がある。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたもので、特にEuが均一に分散した高品質のEu添加BaCOの合成方法と特定の熱処理条件での焼成により高蛍光輝度のEu添加BaAl硫化物蛍光体を製造し得る無機EL用蛍光体の製造方法を、提案しようとするものである。
本発明に係る無機EL用蛍光体の製造方法は、無機EL用Eu添加バリウムチオアルミネート硫化物を合成して無機EL用蛍光体を製造する方法であって、Euが均一に分散したEu添加BaCOを合成する第1の工程と、Euが均一に分散したEu添加BaSを合成する第2の工程と、前記第2の工程で得られるEu添加BaSと硫化アルミニウムを混合し、真空中で熱処理する第3の工程とからなることを特徴とするものである。
この方法における前記第1の工程では、EuイオンとBaイオンを酸に溶解し蓚酸水溶液に滴下ろ過、洗浄して得られた乾燥粉末を650〜900℃で熱処理することを特徴とし、前記第2の工程では、前記第1の工程で得られるEuが均一に分散したEu添加BaCOを10体積%以上のHSガスを含むHS−Nガス又は10体積%以上のHSガスを含むHS−Arガス流通下で850〜1100℃で熱処理することを特徴とし、前記第3の工程では、前記第2の工程で得られるEu添加BaSと硫化アルミニウムを、不活性ガス雰囲気中で湿度0.02%以下の雰囲気で混合し、その後該Eu添加BaSと硫化アルミニウムの混合物を真空中で700〜1050℃で熱処理することを特徴とするものである。
なお、前記Eu添加BaSと硫化アルミニウムの混合物を熱処理する際には、焼成を2回繰り返して計30時間〜48時間焼成することを特徴とする方法がより好ましく、また、前記Eu添加BaSと硫化アルミニウムの混合物を石英アンプルに真空封入して熱処理することが好ましい。
本発明は、Euが均一に分散したEu添加BaCOを合成する第1の工程と、Euが均一に分散したEu添加BaSを合成する第2の工程と、前記第2の工程で得られるEu添加BaSと硫化アルミニウムを混合し、熱処理する第3の工程により無機EL用Eu添加バリウムチオアルミネート硫化物を合成して無機EL用蛍光体を製造する方法であり、製造法を最適化したことで高輝度のEu添加BaAl硫化物蛍光体を製造することができる。
1.Euが均一に分散したEu添加BaCOを合成する第1の工程:
先ず、添加するEu源は、原料の酸化ユーロピウム(Eu)酸に溶解して作製する。
具体的には、濃度40〜60質量%の硝酸、または酢酸に溶解するのが好ましい。
なお、硫酸や塩酸は原料の酸化ユーロピウムの完全溶解が困難なため好ましくない。原料の酸化ユーロピウムを完全に溶解させるためには1時間程度攪拌する。その後、このEu溶解液を加熱濃縮などによりEuの硝酸塩や酢酸塩を得る。これに水と酢酸バリウムを加えて原料液を作製する。
第2の液として蓚酸を60℃で水に溶かし、室温まで冷却して1M蓚酸水溶液を作製する。原料液を第2液へ滴下することでEuとBaの共沈沈殿物を作製する。第2液の蓚酸のモル数は原料液中のBaとEuの合計モル数の約2倍とするのが好ましい。またBaとEuで溶解度が異なるため原料液と沈殿物のEu/Ba比が異なる。今回は分析結果から沈殿物のEu/Ba比が原料の0.89倍であった。
次に、得られた沈殿物を濾紙でろ過し、水又はエタノールで洗浄し、60℃のホットプレート上で乾燥させ、更に100〜110℃のオーブーンに入れて2時間乾燥させた。
続いて、乳鉢で軽く粉砕し、熱処理を行い、Eu添加BaCOを作製した。その熱処理温度は650〜1000℃、より好ましくは700〜900℃で、熱処理時間は3〜8時間、より好ましくは4〜6時間である。
2.Euが均一に分散したEu添加BaSを合成する第2の工程:
この工程では、前記第1の工程で得られたEu添加BaCO粉末を、10体積%以上、より好ましくは10体積%以上20体積%以下のHSガスを含むHS−Nガス、または10体積%以上、より好ましくは10体積%以上20体積%以下のHSガスを含むHS−Arガス中で加熱し、850〜1100℃、より好ましくは920〜1000℃で7〜12時間熱処理を施してEu添加BaS粉末を得る。得られた粉末は、X線回折によればBaSを主相とし、少量のEuSとBaSを含むXRDパターンが得られた。
熱処理中は、硫化水素を含むガス(即ち、HS−Nガス又はHS−Arガス)が必要であり、また反応終了後の冷却中におけるガス中に、硫化水素が無いと硫酸塩が生成することがあるため、冷却が完了し室温になるまで硫化水素を流入させることが好ましい。
ここで、該ガス中に、10体積%以上、より好ましくは10体積%以上20体積%以下のHSガスを含有させることとしたのは、HSガスの含有が10体積%未満では、硫化が進行しにくく、全量を硫化バリウムに転換できず炭酸塩が残存するため好ましくなく、また、HSガスの含有が20体積%を超えると、硫化バリウムの多硫化物が生成しやすくなり、好ましくない。
特に、硫化水素を含むガス(即ち、HS−Nガス又はHS−Arガス)とせず、同程度の少量の硫化水素ガスを流すのみでは、反応生成物であるCOやHOを反応管の外へ輸送し難くなるため好ましくない。
なお、硫酸塩を含む場合は粉末が黄色を示す場合がある。そのような場合は、真空中で熱処理を行うことで硫化物に還元することができる。より具体的には、真空度を0.1〜5Pa程度で熱処理温度920〜1000℃で7〜10時間行うとBaSOをBaSへ還元することができる。
3.Eu添加BaSと硫化アルミニウムを混合し、熱処理する第3の工程:
この工程では、窒素、またはアルゴン等の不活性ガス中で、湿度が0.02%以下のグローブボック中で前記第2の工程で得られたEu添加BaS粉末と硫化アルミニウム(Al)粉末を20〜30分混合し、その後得られた混合物を石英アンプルに真空封入し、この石英アンプルを700〜1050℃、好ましくは750〜950℃で、8〜24時間熱処理を行ない、Eu添加BaAlを合成する。
Eu添加BaAl粉末の合成は、不活性ガス中でも可能であるが、ガスに酸素や水分が混入すると硫酸塩や酸化物が形成され再現性に欠けて不安定となるため、真空中、特に真空封入状態での熱処理が好ましい。真空封入状態での熱処理では、異相成分であるBaSやBaAlやBaAl等の相が形成されないため、BaAlの単相が容易に得られ、高輝度が図れる。
なお、前記真空封入で合成する以外の方法としては、例えば真空引き後にArガス置換しホットプレスして合成する方法を用いることも可能である。
焼成後に、更に石英アンプルに真空封入し、この石英アンプルを700〜1050℃で8〜24時間熱処理、最初の熱処理と合わせて30時間〜48時間焼成することで更に輝度を向上させることができる。
酸化ユーロピウム(フルウチ化学株式会社製 3N)0.2956gを濃度15%の硝酸(関東化学株式会社製 60%)に溶解し、60分攪拌して完全に熔解させたあと乾燥させた。得られた硝酸Euを20mlの水に再溶解し、7.2342gの酢酸バリウム(和光純薬製99%)を加えて、40mlの原料液を作製した。この原料液のEu濃度は5.6mol%であった。
(COOH)・2HO(蓚酸:和光純薬製99.5%)25,21gを200ml、60℃の温水に加えて溶解し、室温まで冷却して1M蓚酸水溶液を作製した。
この1M蓚酸水溶液を60mlビーカーにとり、原料液を30分で滴下した。滴下後10分待って、発生した沈殿物を5Cのフィルターで濾過、エタノールをかけて洗浄した後、60℃のホットプレートに置いて乾燥させた。目視で液体が見えなくなった後、設定温度105℃のオーブンに入れて2時間乾燥させた。
乾燥した沈殿物を乳鉢で5分粉砕した後、アルミナの坩堝に入れて800℃、5時間熱処理を行なってEu添加炭酸バリウムを作製した。ICPで分析を行なった結果、Eu濃度は5.14mol%であった。
また、このEu添加BaCO粉末をHS濃度が10.5体積%の窒素−硫化水素混合ガス中で加熱し、950℃で10時間熱処理してEu添加BaS粉末を得た。
得られた粉末のX線回折を行ったところBaSを主相とし、少量のEuSとBaSを含むXRDパターンが得られた。得られた粉末のX線回折データを図1に示す。
更に、窒素ガスで置換された湿度が0.02%以下のグローブボックス中で前記Eu添加BaS粉末0.8gと市販の硫化アルミニウム粉末(高純度化学 4NAl)0.7gをメノウ乳鉢で20分混合し、この混合物をハンドプレスで20MPaまで加圧し、直径14mmの成型体(ペレット)を3個作製した。
これら成型体を、各1個石英アンプルに真空封入し、その石英アンプルを設定温度各800℃、900℃、1000℃の条件で12時間保温する熱処理を行った。
得られた粉末のX線回折パターンを図2に示す。
図2から明らかなごとく、得られたEu添加BaAl粉末には、代表的な不純物であるBaSやAlは含まれておらず、矢印で示す異相のピークが少量含まれるがBaAlが主相であることが確認された。
各ペレットの蛍光強度測定結果を図3に示す。
図3の右側の線が、励起光355nmでの発光スペクトル、左は励起光の波長を変えた場合の475nmの発光輝度変化(励起スペクトル)を測定した結果である。
図から何れも483nmをピークとする発光が見られ、800℃焼成と900℃のピーク輝度が高く、1000℃は低くなっている。励起スペクトルの形状は3つの試料で同じ傾向であり、輝度は励起光に拠らず800℃と900℃のものが高いことが分る。
励起スペクトルから励起光源は355nmが良いが400nm程度の光でも80%程度の輝度が得られることが分る
実施例1の熱処理温度900℃と同じ方法で作製したEu添加BaAlペレットを再度真空封入し、900℃24時間の熱処理を行なって蛍光体を作製した。
[比較例]
市販の硫化バリウム(BaS、Alfa AeSar製)10.7gと硫化ユーロピウム(EuS、フルウチ化学株式会社製)0.5gと硫化アルミニウム(Al)9.9gを秤量し、湿度が0.02%以下の窒素置換したグローブボックス中でメノウ乳鉢を用いて20分混合した以外は実施例1と同じ方法で粉末を作製した。得られた粉末のX線回折パターンを図4に示す。
図4から明らかなごとく、得られた粉末にはBaAl以外にAlが検出された。
[輝度の評価]
輝度を比較するためPDP用の青色蛍光体としてよく知られているBaMgAl1017:Eu(BAM:化成オプト製)を測定し、実施例や比較例で作製した試料との比較を行なった。
図5に比較方法の説明のためBAMを305nmで励起した時の発光スペクトルと355nmの発光スペクトル、900℃で焼成した実施例1を355nmで励起した発光スペクトルを示す。図5中の3本の曲線ごとに発光スペクトルの輝度を400nmから600nmで積分して蛍光の積分強度を求めた。
Eu添加BaAlを355nmで励起した時の積分強度を305nmで励起したBAMの積分強度で割った値を強度比(305nm)とし、355nmで励起したBAMの積分強度で割った値を強度比(355nm)とした。
ここで励起スペクトルの結果から励起光305nmはBAMが最も良く光る励起波長であり、355nmはEu添加BaAlが最も良く光る励起波長である。
各実施例や比較例の輝度スペクトルから同様の積分強度を計算した結果を表1に示す。
表1から、実施例1及び実施例2が比較例よりも積分強度が大きいこと、実施例1の中でも800℃と900℃焼成したものが1000℃焼成よりも強度が大きく、実施例2は更に強度が大きいことが分る。
また、強度比(305nm)より強度比(355nm)の方が大きな値を示しており、励起光源が長波長になるとBAMとEu添加BaAlの強度が近くなり、実施例2ではBAMの8割程度の強度を持つことが分る。
実験的に蛍光体に入射した光の光子数と蛍光として放出された光子数を求めて、その比をとって内部量子効率を計算した。
内部量子効率は実施例1の800℃焼成では33%、実施例1の900℃焼成では37%、実施例2では48%であった。
本発明方法によれば、高輝度の無機EL用バリウムチオアルミネート系蛍光体が作製可能である。この蛍光体は305nmの励起でBAMの積分強度の48%〜70%の強度を持ち、励起光が400nm程度まで実用的な輝度を持つ。従って400nm程度の近紫外LEDで青色発光する蛍光体として利用可能である。
本発明の実施例1におけるEu添加BaS粉末のX線回折測定結果を示す図である。 本発明の実施例1におけるEu添加BaAl粉末のX線回折測定結果を示す図である。 本発明の実施例1における各ペレットの蛍光強度測定結果を示す図である。 本発明の比較例におけるX線回折測定結果を示す図である。 BAM蛍光体と本発明の実施例の積分強度を示す図である。

Claims (4)

  1. Eu添加バリウムチオアルミネート硫化物を真空中で合成して無機EL用蛍光体を製造する方法であって、
    EuイオンとBaイオンを酸に溶解し蓚酸水溶液に滴下ろ過、洗浄して得られた乾燥粉末を650〜900℃で熱処理することでEuが均一に分散したEu添加BaCOを合成する第1の工程と、
    前記第1の工程で得られるEu添加BaCOからEuが均一に分散したEu添加BaSを合成する第2の工程と、
    前記第2の工程で得られるEu添加BaSと硫化アルミニウムを混合し、真空中で熱処理する第3の工程
    とからなることを特徴とする無機EL用蛍光体の製造方法。
  2. 前記第2の工程では、前記第1の工程で得られるEuが均一に分散したEu添加BaCOを10体積%以上のHSガスを含むHS−Nガス又は10体積%以上のHSガスを含むHS−Arガス流通下で850〜1100℃で熱処理することを特徴とする請求項1に記載の無機EL用蛍光体の製造方法。
  3. 前記第3の工程では、前記第2の工程で得られるEu添加BaSと硫化アルミニウムを、不活性ガス雰囲気中で湿度0.02%以下の雰囲気で混合し、その後該Eu添加BaSと硫化アルミニウムの混合物を真空中で700〜1050℃で熱処理することを2回繰り返して計30時間〜48時間焼成することを特徴とする請求項1に記載の無機EL用蛍光体の製造方法。
  4. 前記Eu添加BaSと硫化アルミニウムの混合物を石英アンプルに真空封入して熱処理することを特徴とする請求項に記載の無機EL用蛍光体の製造方法。
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