JP5170854B2 - 機能性材料付き部材製造用粘着テープおよび機能性材料付き部材の製造方法 - Google Patents
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Description
(工程1)成長基板10上にCNT12を成長させる(図8−a)。
(工程2)CNT12の先端側には触媒14が付着しているため、この先端側はエミッション側としては使用できない。したがって、触媒14が付着したCNT12の先端側を非エミッション側とするために、この先端側に第1の粘着テープ16を貼り、次いで成長基板10を剥離することにより、CNT12を第1の粘着テープ16に転写させる(図8−b)。
(工程3)第2の粘着テープ18をCNT12の基端側(エミッション側)に貼る(図8−c)。
(工程4)第1の粘着テープ16を剥がす(図8−d)。
(工程5)カソードとなる導電性ペースト20が塗布された電極基板22の導電性ペースト20にCNT12の先端側(非エミッション側)を貼り付ける(図8−e)。
(工程6)第2の粘着テープ18を剥がす。これにより、CNT12がバンドル化された状態で電極基板22上に固定される(図8−f)。
(工程1)成長基板10上にCNT12を成長させる(図9−a)。
(工程2)触媒14が付着したCNT12の先端側に、紫外線硬化型粘着剤からなる粘着層を有する第1の粘着テープ56を貼る(図9−b)。
(工程3)成長基板10を剥離する(図9−c)。
(工程4)第1の粘着テープ56に、紫外線硬化型粘着剤の硬化に十分な量の紫外線60の照射を行う(図9−d)。
(工程5)紫外線硬化型粘着剤からなる粘着層を有する第2の粘着テープ58をCNT12の基端側(エミッション側)に貼る(図9−e)。
(工程6)第1の粘着テープ56を剥がす(図9−f)。
(工程7)カソードとなる導電性ペースト20が塗布された電極基板22の導電性ペースト20にCNT12の先端側(非エミッション側)を貼り付ける(図9−g)。
(工程8)フォトマスク64を用いて、第2の粘着テープ58に紫外線62の部分的な照射を行う。すなわち、第2の粘着テープ58に、電極基板22の導電性ペースト20と対向する部分のみの紫外線硬化型粘着剤の硬化に十分な量の紫外線62を照射する(図9−h)。
(工程9)第2の粘着テープ58を剥がす。これにより、CNT12がバンドル化された状態で電極基板22上に固定される(図9−i)。
(1)基板上に形成された機能性材料を前記基板から他の部材に転写することにより機能性材料付き部材を製造する方法であって、前記機能性材料は、カーボンナノ繊維、針状結晶、多孔質膜、黒色粒子、光を散乱や屈折させる粒子、着色粒子、導電性粒子のいずれか一つ以上であり、基材フィルム上に粘着層が形成され、かつ、前記粘着層の機能性材料の付着を予定していない部分に、前記粘着層への機能性材料の付着を防止する付着防止用部材が設けられ、前記付着防止用部材は、前記粘着層から剥離可能で、前記粘着層の機能性材料の付着を予定している部分の形状に対応する形状の貫通穴を有するシートであり、前記粘着層は、放射線硬化型粘着剤からなることを特徴とする機能性材料付き部材製造用粘着テープを用い、(I)前記粘着テープに放射線を照射して、前記粘着層と前記付着防止用部材の間の粘着力を低下させ、(II)基板上に形成された機能性材料を前記機能性材料付き部材製造用粘着テープの前記粘着層の機能性材料の付着を予定している部分に付着させた後、(III)前記粘着層から前記付着防止用部材を剥離し、(IV)さらに前記粘着層に付着した前記機能性材料を他の部材に転写することを特徴とする機能性材料付き部材の製造方法。
(2)基板上に形成された機能性材料を前記基板から他の部材に転写することにより機能性材料付き部材を製造する方法であって、前記機能性材料は、カーボンナノ繊維、針状結晶、多孔質膜、黒色粒子、光を散乱や屈折させる粒子、着色粒子、導電性粒子のいずれか一つ以上であり、基材フィルム上に粘着層が形成され、かつ、前記粘着層の機能性材料の付着を予定していない部分に、前記粘着層への機能性材料の付着を防止する付着防止用部材が設けられ、前記付着防止用部材は、前記粘着層から剥離可能で、前記粘着層の機能性材料の付着を予定している部分の形状に対応する形状の貫通穴を有するシートであり、前記粘着層は、放射線硬化型粘着剤からなることを特徴とする機能性材料付き部材製造用粘着テープを用い、(I)前記粘着テープに放射線を照射して、前記粘着層と前記付着防止用部材の間の粘着力を低下させ、(II)前記粘着層から前記付着防止用部材を剥離した後、(III)基板上に形成された機能性材料を前記機能性材料付き部材製造用粘着テープの前記粘着層の機能性材料の付着を予定している部分に付着させ、(IV)さらに前記粘着層に付着した機能性材料を他の部材に転写することを特徴とする機能性材料付き部材の製造方法。
(3)機能性材料を保持する部材から粘着テープに機能性材料を転写することにより、前記粘着テープに前記機能性材料が付着した機能性材料付き部材を製造する方法であって、前記機能性材料は、カーボンナノ繊維、針状結晶、多孔質膜、黒色粒子、光を散乱や屈折させる粒子、着色粒子、導電性粒子のいずれか一つ以上であり、基材フィルム上に粘着層が形成され、かつ、前記粘着層の機能性材料の付着を予定していない部分に、前記粘着層への機能性材料の付着を防止する付着防止用部材が設けられ、前記付着防止用部材は、前記粘着層から剥離可能で、前記粘着層の機能性材料の付着を予定している部分の形状に対応する形状の貫通穴を有するシートであり、前記粘着層は、放射線硬化型粘着剤からなることを特徴とする機能性材料付き部材製造用粘着テープを用い、(I)前記粘着テープに放射線を照射して、前記粘着層と前記付着防止用部材の間の粘着力を低下させ、(II)前記部材に保持された機能性材料を、前記機能性材料付き部材製造用粘着テープの前記粘着層の機能性材料の付着を予定している部分に付着させた後、(III)前記粘着層から前記付着防止用部材を剥離することを特徴とする機能性材料付き部材の製造方法。
(4)機能性材料を保持する部材から粘着テープに機能性材料を転写することにより、前記粘着テープに前記機能性材料が付着した機能性材料付き部材を製造する方法であって、前記機能性材料は、カーボンナノ繊維、針状結晶、多孔質膜、黒色粒子、光を散乱や屈折させる粒子、着色粒子、導電性粒子のいずれか一つ以上であり、基材フィルム上に粘着層が形成され、かつ、前記粘着層の機能性材料の付着を予定していない部分に、前記粘着層への機能性材料の付着を防止する付着防止用部材が設けられ、前記付着防止用部材は、前記粘着層から剥離可能で、前記粘着層の機能性材料の付着を予定している部分の形状に対応する形状の貫通穴を有するシートであり、前記粘着層は、放射線硬化型粘着剤からなることを特徴とする機能性材料付き部材製造用粘着テープを用い、(I)前記粘着テープに放射線を照射して、前記粘着層と前記付着防止用部材の間の粘着力を低下させ、(II)前記粘着層から前記付着防止用部材を剥離した後、(III)前記部材に保持された機能性材料を、前記機能性材料付き部材製造用粘着テープの前記粘着層の機能性材料の付着を予定している部分に付着させることを特徴とする機能性材料付き部材の製造方法。
(5)前記(I)において、前記粘着テープの前記基材フィルムの面から放射線を照射することを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の機能性材料付き部材の製造方法。
(6)前記粘着層は、表面エネルギーを低下させる物質を含有することを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の機能性材料付き部材の製造方法。
(7)前記放射線硬化型粘着剤は、重合禁止剤を含有することを特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載の機能性材料付き部材の製造方法。
(8)前記基板上に形成した機能性材料は、基板上に垂直に成長させた配向性カーボンナノチューブであることを特徴とする(1)〜(7)のいずれかに記載の機能性材料付き部材の製造方法。
図1は本発明に係る粘着テープの一例を示すもので、(a)は平面図、(b)は断面図である。本例の粘着テープ100は、基材フィルム102上に粘着層104が形成され、かつ、粘着層104の機能性材料の付着を予定しない部分に、粘着層104への機能性材料の付着を防止する付着防止用部材106が設けられている。基材フィルム102は、プラスチック、金属等からなる。粘着層104は、紫外線硬化型粘着剤からなり、重合禁止剤を含有する。付着防止用部材106は、円形の貫通穴108を有するプラスチック、金属等のシートであり、粘着層104から剥離可能である。
図3は本発明に係る機能性材料付き部材の製造方法の一例を示すフロー図である。本例では、下記工程によってCNTを成長基板から電極基板に転写する。
(工程1)成長基板10上にCNT12を成長させる(図3−1)。
(工程2)触媒14が付着したCNT12の先端側に、紫外線硬化型粘着剤からなる刺激硬化型粘着層を有する第1の粘着テープ56を貼る(図3−2)。
(工程3)成長基板10を剥離する(図3−3)。
(工程4)第1の粘着テープ56に、紫外線硬化型粘着剤の硬化に十分な量の紫外線60の照射を行う(図3−4)。
(工程5)第2の粘着テープとして、実施例1の本発明の粘着テープ100を準備する(図3−5)。
(工程6)粘着テープ100の離型フィルム114を剥がす(図3−6)。
(工程7)粘着テープ100に紫外線116を照射する。このとき、粘着剤表面110は空気に接しているので、酸素による硬化阻害により紫外線116を照射しても粘着性は保持され、貫通穴108の内側に存在する粘着層表面110には酸素による硬化阻害は起こらず、粘着力を失った状態となる(図3−7)。
(工程8)紫外線照射後の粘着テープ100をCNT12の基端側(エミッション側)に貼る(図3−8)。この際、粘着層104の付着防止用部材106が設けられていない部分の表面110は略同一平面を形成しているので、CNT12を粘着剤表面110に乱れることなく面に概ね垂直に立ち上がった状態で固定することができる。
(工程9)第1の粘着テープ56を剥がす。このとき、第1の粘着テープ56は粘着力を失っているため、粘着層104の付着防止用部材106が設けられていない部分の表面110に対応するCNT12は、粘着層104に固定され、付着防止部材106に対応する部分のCNT12は、ほとんど付着防止部材106に付着することはないが、まれに一部が付着防止部材106に残ることもある(図3−9)。
(工程10)粘着テープ100から付着防止用部材106を取り除く。このとき、粘着層104の付着防止用部材106と接する部分の粘着力は低下しているため、付着防止用部材106を容易に剥がすことができる。付着防止用部材106上に残ったCNT12は、付着防止用部材106とともに除去される(図3−10)。
(工程11)粘着テープ100に、紫外線硬化型粘着剤の硬化に十分な量の紫外線118の照射を行う。このとき、CNT12が付着している部分の硬化阻害は起こらず、粘着層104にCNT12は保持される(図3−11)。
(工程12)カソードとなる導電性ペースト20が塗布された電極基板22の導電性ペースト20に、粘着テープ100に付着したCNT12の先端側(非エミッション側)を、位置を合わせて貼り合わせる(図3−12)。
(工程13)粘着テープ100を剥がす。これにより、CNT12が付着している粘着層104の部分の粘着性は消失した状態であるので、CNT12は粘着層104から剥離することができ、CNT12がバンドル化された状態で電極基板22上に固定される(図3−13)。
図4は本発明に係る機能性材料付き部材の製造方法の一例を示すフロー図である。本例では、下記工程によってCNTを成長基板から電極基板に転写する。
(工程1)成長基板10上にCNT12を成長させる(図4−1)。
(工程2)触媒14が付着したCNT12の先端側に、紫外線硬化型粘着剤からなる刺激硬化型粘着層を有する第1の粘着テープ56を貼る(図4−2)。
(工程3)成長基板10を剥離する(図4−3)。
(工程4)第1の粘着テープ56に、紫外線硬化型粘着剤の硬化に十分な量の紫外線60の照射を行う(図4−4)。
(工程5)第2の粘着テープとして、実施例1の本発明の粘着テープ100を準備する(図4−5)。
(工程6)粘着テープ100の離型フィルム114を剥がす(図4−6)。
(工程7)粘着テープ100に紫外線116を照射する。このとき、粘着剤表面110は空気に接しているので、酸素による硬化阻害により紫外線116を照射しても粘着性は保持され、貫通穴108の内側に存在する粘着層表面110には酸素による硬化阻害は起こらず、粘着力を失った状態となる(図4−7)。
(工程8)粘着テープ100から付着防止用部材106を取り除く。このとき、粘着層104の付着防止用部材106と接する部分の粘着力は低下しているため、付着防止用部材106を容易に剥がすことができる(図4−8)。
(工程9)付着防止用部材106剥離後の粘着テープ100をCNT12の基端側(エミッション側)に貼る(図4−9)。このとき、粘着テープ100の粘着力のない部分は凹部となるため、CNT12が接触せず、凹部にCNTの付着が生じない。
(工程10)第1の粘着テープ56を剥がす(図4−10)。
(工程11)粘着テープ100に、紫外線硬化型粘着剤の硬化に十分な量の紫外線118の照射を行う。このとき、CNT12が付着している部分の硬化阻害は起こらず、CNT12は粘着層104に保持される(図4−11)。
(工程12)カソードとなる導電性ペースト20が塗布された電極基板22の導電性ペースト20に、粘着テープ100に付着したCNT12の先端側(非エミッション側)を、位置を合わせて貼り合わせる(図4−12)。
(工程13)粘着テープ100を剥がす。これにより、CNT12がバンドル化された状態で電極基板22上に固定される(図4−13)。
図6は本発明に係る機能性材料付き部材の製造方法の一例を示すフロー図である。本例では、下記工程によって機能性材料を粘着テープに転写する。
(工程1)実施例1の本発明の粘着テープ100を準備する(図6−1)。
(工程2)粘着テープ100の離型フィルム114を剥がす(図6−2)。
(工程3)粘着テープ100に紫外線116を照射する。このとき、粘着剤表面110は空気に接しているので、酸素による硬化阻害により紫外線116を照射しても粘着性は保持され、貫通穴108の内側に存在する粘着層表面110には酸素による硬化阻害は起こらず、粘着力を失った状態となる(図6−3)。
(工程4)紫外線照射後の粘着テープ100を、基材フィルム120上に機能性材料122が塗布または散布されたドナーフィルム124(機能性材料を保持する部材)に貼る(図6−4)。機能性材料122としては、光を遮蔽する黒色粒子、光を散乱や屈折させる粒子、一部の波長の光を吸収する着色粒子、導電性粒子等が挙げられる。
(工程5)ドナーフィルム124を剥がす。これにより、粘着テープ100の粘着層104に機能性材料122が付着する。このとき、付着防止用部材106にも一部の機能性材料122が付着する(図6−5)。
(工程6)粘着テープ100から付着防止用部材106を取り除く(図6−6)。このとき、粘着層104の付着防止用部材106と接する部分の粘着力は低下しているため、付着防止用部材106を容易に剥がすことができる。これにより、光拡散や光反射機能を部分的に有する部材を精度良く作製することができる。
図7は本発明に係る機能性材料付き部材の製造方法の一例を示すフロー図である。本例では、下記工程によって機能性材料を粘着テープに転写する。
(工程1)実施例1の本発明の粘着テープ100を準備する(図7−1)。
(工程2)粘着テープ100の離型フィルム114を剥がす(図7−2)。
(工程3)粘着テープ100に紫外線116を照射する。このとき、粘着剤表面110は空気に接しているので、酸素による硬化阻害により紫外線116を照射しても粘着性は保持され、貫通穴108の内側に存在する粘着層表面110には酸素による硬化阻害は起こらず、粘着力を失った状態となる(図7−3)。
(工程4)粘着テープ100から付着防止用部材106を取り除く(図7−4)。このとき、粘着層104の付着防止用部材106と接する部分の粘着力は低下しているため、付着防止用部材106を容易に剥がすことができる。
(工程5)付着防止用部材106剥離後の粘着テープ100を、基材フィルム120上に前述した機能性材料122が塗布または散布されたドナーフィルム124に貼る(図7−5)。このとき、粘着テープ100の粘着力のない部分は凹部となるため、機能性材料122が接触せず、凹部に機能性材料の付着が生じない。
(工程6)ドナーフィルム124を剥がす(図7−6)。これにより、粘着テープ100の粘着層104の凸部の表面のみに機能性材料122が付着し、光拡散や光反射機能を部分的に有する部材を精度良く作製することができる。
12 配向性カーボンナノチューブ
20 導電性ペースト
22 電極基板
100 粘着テープ
102 基材フィルム
104 粘着層
106 付着防止用部材
108 貫通穴
Claims (8)
- 基板上に形成された機能性材料を前記基板から他の部材に転写することにより機能性材料付き部材を製造する方法であって、
前記機能性材料は、カーボンナノ繊維、針状結晶、多孔質膜、黒色粒子、光を散乱や屈折させる粒子、着色粒子、導電性粒子のいずれか一つ以上であり、
基材フィルム上に粘着層が形成され、かつ、前記粘着層の機能性材料の付着を予定していない部分に、前記粘着層への機能性材料の付着を防止する付着防止用部材が設けられ、
前記付着防止用部材は、前記粘着層から剥離可能で、前記粘着層の機能性材料の付着を予定している部分の形状に対応する形状の貫通穴を有するシートであり、
前記粘着層は、放射線硬化型粘着剤からなることを特徴とする機能性材料付き部材製造用粘着テープを用い、
(I)前記粘着テープに放射線を照射して、前記粘着層と前記付着防止用部材の間の粘着力を低下させ、
(II)基板上に形成された機能性材料を前記機能性材料付き部材製造用粘着テープの前記粘着層の機能性材料の付着を予定している部分に付着させた後、
(III)前記粘着層から前記付着防止用部材を剥離し、
(IV)さらに前記粘着層に付着した前記機能性材料を他の部材に転写することを特徴とする機能性材料付き部材の製造方法。 - 基板上に形成された機能性材料を前記基板から他の部材に転写することにより機能性材料付き部材を製造する方法であって、
前記機能性材料は、カーボンナノ繊維、針状結晶、多孔質膜、黒色粒子、光を散乱や屈折させる粒子、着色粒子、導電性粒子のいずれか一つ以上であり、
基材フィルム上に粘着層が形成され、かつ、前記粘着層の機能性材料の付着を予定していない部分に、前記粘着層への機能性材料の付着を防止する付着防止用部材が設けられ、
前記付着防止用部材は、前記粘着層から剥離可能で、前記粘着層の機能性材料の付着を予定している部分の形状に対応する形状の貫通穴を有するシートであり、
前記粘着層は、放射線硬化型粘着剤からなることを特徴とする機能性材料付き部材製造用粘着テープを用い、
(I)前記粘着テープに放射線を照射して、前記粘着層と前記付着防止用部材の間の粘着力を低下させ、
(II)前記粘着層から前記付着防止用部材を剥離した後、
(III)基板上に形成された機能性材料を前記機能性材料付き部材製造用粘着テープの前記粘着層の機能性材料の付着を予定している部分に付着させ、
(IV)さらに前記粘着層に付着した機能性材料を他の部材に転写することを特徴とする機能性材料付き部材の製造方法。 - 機能性材料を保持する部材から粘着テープに機能性材料を転写することにより、前記粘着テープに前記機能性材料が付着した機能性材料付き部材を製造する方法であって、
前記機能性材料は、カーボンナノ繊維、針状結晶、多孔質膜、黒色粒子、光を散乱や屈折させる粒子、着色粒子、導電性粒子のいずれか一つ以上であり、
基材フィルム上に粘着層が形成され、かつ、前記粘着層の機能性材料の付着を予定していない部分に、前記粘着層への機能性材料の付着を防止する付着防止用部材が設けられ、
前記付着防止用部材は、前記粘着層から剥離可能で、前記粘着層の機能性材料の付着を予定している部分の形状に対応する形状の貫通穴を有するシートであり、
前記粘着層は、放射線硬化型粘着剤からなることを特徴とする機能性材料付き部材製造用粘着テープを用い、
(I)前記粘着テープに放射線を照射して、前記粘着層と前記付着防止用部材の間の粘着力を低下させ、
(II)前記部材に保持された機能性材料を、前記機能性材料付き部材製造用粘着テープの前記粘着層の機能性材料の付着を予定している部分に付着させた後、
(III)前記粘着層から前記付着防止用部材を剥離することを特徴とする機能性材料付き部材の製造方法。 - 機能性材料を保持する部材から粘着テープに機能性材料を転写することにより、前記粘着テープに前記機能性材料が付着した機能性材料付き部材を製造する方法であって、
前記機能性材料は、カーボンナノ繊維、針状結晶、多孔質膜、黒色粒子、光を散乱や屈折させる粒子、着色粒子、導電性粒子のいずれか一つ以上であり、
基材フィルム上に粘着層が形成され、かつ、前記粘着層の機能性材料の付着を予定していない部分に、前記粘着層への機能性材料の付着を防止する付着防止用部材が設けられ、
前記付着防止用部材は、前記粘着層から剥離可能で、前記粘着層の機能性材料の付着を予定している部分の形状に対応する形状の貫通穴を有するシートであり、
前記粘着層は、放射線硬化型粘着剤からなることを特徴とする機能性材料付き部材製造用粘着テープを用い、
(I)前記粘着テープに放射線を照射して、前記粘着層と前記付着防止用部材の間の粘着力を低下させ、
(II)前記粘着層から前記付着防止用部材を剥離した後、
(III)前記部材に保持された機能性材料を、前記機能性材料付き部材製造用粘着テープの前記粘着層の機能性材料の付着を予定している部分に付着させることを特徴とする機能性材料付き部材の製造方法。 - 前記(I)において、前記粘着テープの前記基材フィルムの面から放射線を照射することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の機能性材料付き部材の製造方法。
- 前記粘着層は、表面エネルギーを低下させる物質を含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の機能性材料付き部材の製造方法。
- 前記放射線硬化型粘着剤は、重合禁止剤を含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の機能性材料付き部材の製造方法。
- 前記基板上に形成した機能性材料は、基板上に垂直に成長させた配向性カーボンナノチューブであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の機能性材料付き部材の製造方法。
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