JP5170672B2 - 装飾部材の組付構造 - Google Patents

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本発明は、自動車の車両ドアの窓枠に組付けられる装飾部材に関し、詳しくは、車両ドアの窓枠の縦枠部材を覆うように形成された長尺形状の装飾部材の組付構造に関する。
従来、車両ドアのドアフレームに装飾的効果を与える技術として、合成樹脂製のガーニッシュ(装飾部材)を車両ドアの窓枠に組付ける構成が提案されている(特許文献1)。
特許文献1において、短冊形状のガーニッシュ1の幅方向両端部には巻込み部12が形成されており、ガーニッシュ1は、巻込み部12が車両ドアの縦枠部材2のフランジ部21の幅方向両端部に係合するように組付けられている。
特開2007−302186号公報
しかしながら、上述の特許文献1の構成では、ガーニッシュ1に巻込み部12を形成した状態で窓枠の縦枠部材2に取付けることになるので、作業者がガーニッシュ1を取付ける際には、窓枠の縦枠部材2の上方からガーニッシュ1を差し込むように組付けなければならなかった。したがって、作業者は、ガーニッシュ1を取付ける際には背伸びをしながら組付作業を行わなければならず、組付性が悪いという問題があった。
また、特許文献1では、ガーニッシュ1の両端部に巻込み部12を形成する構成となっているので、ガーニッシュ1を湾曲可能な材料で形成しなければならず、使用する材料に制限があった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、装飾部材の材料について制限を受けることがなく、工場ラインでの組付性も向上させることが可能な装飾部材の組付構造を提供することである。
上記従来技術の有する課題を解決するために、請求項1の本発明では、車両ドアの窓枠における上下方向に延在する縦枠部材を覆うように長尺形状で形成され、装飾面とその裏面側の取付面とを有する装飾部材の組付構造において、前記装飾部材の前記取付面には、長手方向の中間部において前記縦枠部材に組付けた状態で前記縦枠部材に対して回転可能な仮止め機構が設けられており、前記装飾部材の前記取付面には、長手方向の端部側において外側端縁部に沿うように係止機構が設けられており、該係止機構は、前記仮止め機構を前記縦枠部材に仮止めした状態で前記取付面と前記縦枠部材の外側表面とが重なる位置まで前記装飾部材を回転させることにより、前記縦枠部材の外側縁部に係合するように構成されている。
請求項2の本発明では、前記係止機構は、前記装飾部材の外側端縁部から内側へ向かって延出するような引っ掛け形状で形成されている。
請求項3の本発明では、前記縦枠部材は、前記仮止め機構に対応する位置に差込孔を有しており、前記仮止め機構は、前記縦枠部材の前記差込孔に差し込んだ状態で回転することが可能な差込み式のクリップである。
請求項4の本発明では、前記装飾部材の前記取付面には、前記係止機構を設けた端部と反対の端部側において、前記縦枠部材に固定するための固定機構が設けられている。
上述の如く、本発明に係る装飾部材の組付構造によれば、車両ドアの窓枠における上下方向に延在する縦枠部材を覆うように長尺形状で形成され、装飾面とその裏面側の取付面とを有する装飾部材の組付構造において、前記装飾部材の前記取付面には、長手方向の中間部において前記縦枠部材に組付けた状態で前記縦枠部材に対して回転可能な仮止め機構が設けられており、前記装飾部材の前記取付面には、長手方向の端部側において外側端縁部に沿うように係止機構が設けられており、該係止機構は、前記仮止め機構を前記縦枠部材に仮止めした状態で前記取付面と前記縦枠部材の外側表面とが重なる位置まで前記装飾部材を回転させることにより、前記縦枠部材の外側縁部に係合するように構成されているので、装飾部材の長手方向の中間部を中心に回転させるだけで装飾部材を窓枠の縦枠部材に組付けることができる。したがって、従来の装飾部材の組付構造では、装飾部材を窓枠の縦枠部材の上方から差し込むことから、作業者が無理な姿勢で組付けなければならなかったが、本発明の組付構造では、装飾部材の中間部を中心に回転させることにより装飾部材が組付けられるので、工場ラインでの組付性を向上させることができる。
また、本発明の装飾部材の組付構造では、仮止め機構を縦枠部材に仮止めすることにより、装飾部材の位置決めを行うことができる。加えて、仮止め機構を縦枠部材に仮止めすることにより、仮止め機構を装飾部材を回転させる際の回転軸として使用することができる。このように、装飾部材の位置決めと装飾部材の回転軸の設定とが同時に行えるような構成となっているので、作業者が容易に装飾部材を取付けることができる。
また、本発明の装飾部材の組付構造では、従来のように装飾部材の幅方向両端部に巻込み部を形成する必要がないので、湾曲可能な材料以外の材料でも装飾部材を形成することができる。
さらに、本発明に係る装飾部材の組付構造によれば、前記係止機構は、前記装飾部材の外側端縁部から内側へ向かって延出するような引っ掛け形状で形成されているので、孔と締結部材とを用いるような係止機構と比べて装飾部材に孔を開ける必要がなくなり、装飾部材及び縦枠部材の強度の低下を防止することができる。
また、本発明に係る装飾部材の組付構造によれば、前記縦枠部材は、前記仮止め機構に対応する位置に差込孔を有しており、前記仮止め機構は、前記縦枠部材の前記差込孔に差し込んだ状態で回転することが可能な差込み式のクリップであるので、装飾部材の位置決め及び固定をクリップのみで行うことができる。これにより、装飾部材の位置決めと固定とを別々の部材で行うような構成と比べて、組付作業の手間をより削減することができる。
また、本発明に係る装飾部材の組付構造によれば、前記装飾部材の前記取付面には、前記係止機構を設けた端部と反対の端部側において、前記縦枠部材に固定するための固定機構が設けられているので、長尺形状の装飾部材の両端部が固定されることになり、組付けの剛性をより高めることができる。また、装飾部材の組付けの剛性がより高められるので、装飾部材の固定箇所を最小限の数とすることができる。
以下、本発明に係る装飾部材の組付構造を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る車両ドアを備えた自動車の側面図であり、図2は、本発明の実施形態に係る車両ドアの分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、自動車1は車両ドア2を備えており、車両ドア2は、車両室外側を形成するアウターパネル3と、車両室内側を形成するインナーパネル4とから構成されている。
アウターパネル3の上部には、窓ガラス(図示せず)を取り囲む矩形形状の窓枠5が設けられている。窓枠5は、車両前後方向に延在する上枠部6及び下枠部7と、車両上下方向に延在する縦枠部8,9とから構成されている。そして、アウターパネル3の車両後方側の縦枠部9の外側表面9a(図6参照)には、長尺形状のガーニッシュ(装飾部材)10が取付けられている。
図3は、本発明の実施形態に係るガーニッシュ及びアウターパネルを車室内側から見た図である。
図3に示すように、本発明の実施形態に係るガーニッシュ10は、合成樹脂等から形成されており、車両上下方向に延びるような長尺形状で形成されている。ガーニッシュ10は、車両外側を形成する装飾面10a(図6参照)と、その裏面側の取付面10bとを有しており、ガーニッシュ10の取付面10bは、アウターパネル3の縦枠部9の外側表面9a(図6参照)に取付けられることになる。
また、図3に示すように、ガーニッシュ10の取付面10bには、長手方向の中間部においてクリップ11(仮止め機構)が設けられている。クリップ11は、ガーニッシュ10の取付面10bから突出するように設けられた差込み式のクリップである。
クリップ11は、先端部11aと、先端部11aに対して車両前後方向の幅が大きく形成された係止部11bと、係止部11bに対応して縦枠部9の外側表面9aを支持するための脚部11cとを備えている(図6参照)。
また、図3に示すように、ガーニッシュ10の取付面10bの上端側には、外側端縁部12から車両前方(窓枠5の内側)へ向かって延出した引っ掛け形状部13が形成されている。
さらに、ガーニッシュ10の取付面10bの上端側には、車室内側へ向かって突出した爪形状部14が設けられており、爪形状部14の先端部は、車両前方(窓枠5の内側)へ向かって延出している。
また、ガーニッシュ10の取付面10bの下端側には、車室内側へ向かって突出するU字形状のナット支持部15が設けられており、ナット支持部15の内部には、ナット16が配置されている。
一方、図3に示すように、アウターパネル3の縦枠部9には、長手方向の中間部において車室内側に向かって突出するように凸部17が設けられ、凸部17には、ガーニッシュ10のクリップ11に対応する位置において矩形形状のクリップ取付孔(差込孔)18が設けられている。クリップ取付孔18は、クリップ11の先端部11aが差し込まれた際に先端部11aを中心にガーニッシュ10が回転できるように回転代を有している。
また、図3に示すように、アウターパネル3の縦枠部9の上端側には、外側縁部19に沿って車室外側方向に凹み形状となる凹部20が形成されている。凹部20の車両上下方向の幅は、引っ掛け形状部13の上下方向の幅に対応して設定されている。これにより、ガーニッシュ10をアウターパネル3の縦枠部9に組付けた際に、ガーニッシュ10の引っ掛け形状部13が、凹部20に係合するようになっている。
さらに、アウターパネル3の縦枠部9の上端側には、矩形形状の爪取付孔21が設けられている。爪取付孔21には、車室外側方向に凹み形状となる凹形状部22が車両前方側に隣接して設けられている。これにより、ガーニッシュ10をアウターパネル3の縦枠部9に組付けた際に、ガーニッシュ10の爪形状部14の先端部が、凹形状部22に係合するようになっている。
また、図3に示すように、アウターパネル3の縦枠部9の下端側には、矩形形状のボルト用孔23が設けられている。ボルト用孔23は、ガーニッシュ10をアウターパネル3の縦枠部9に組付けた際に、ガーニッシュ10のナット支持部15がボルト用孔23から露出するように車両前後方向の幅及び上下方向の高さが設定されている。
次に、本発明の実施形態に係るガーニッシュ10をアウターパネル3の縦枠部9に組付ける手順を説明する。
図4は、本発明の実施形態に係るガーニッシュをアウターパネルの縦枠部に組付ける際の図である。図5は、本発明の実施形態に係るガーニッシュをアウターパネルの縦枠部に組付けた後の車両ドアを示した図であり、図6は、図5における車両ドアの断面図である。
まず、図4に示すように、ガーニッシュ10をアウターパネル3の縦枠部9に対してやや傾けた状態で、アウターパネル3のクリップ取付孔18にクリップ11の先端部11aを差し込む(クリップ11を完全に差し込まない状態とする)。これにより、ガーニッシュ10はアウターパネル3の縦枠部9に仮止めされた状態となる。
次に、ガーニッシュ10をクリップ11を中心に回転させる。この際、ガーニッシュ10の取付面10bとアウターパネル3の縦枠部9の外側表面9aとが重なる位置まで回転させる。ここで、ガーニッシュ10の引っ掛け形状部13がアウターパネル3の凹部20と係合し、ガーニッシュ10の爪形状部14もアウターパネル3の爪取付孔21に係合する。加えて、この際、ガーニッシュ10のナット支持部15がボルト用孔23の位置と一致することになる。
次に、ガーニッシュ10のクリップ11を車室外側から車室内側に向かって押し込むことにより、クリップ取付孔18の周縁部がクリップ11の係止部11bと脚部11cとで挟持されることになる。
最後に、アウターパネル3に予め重ね合わせたインナーパネル4の面となる車室内側からボルト24をナット16に締付ける。これにより、図5及び図6に示すように、ガーニッシュ10がアウターパネル3の縦枠部9の外側表面9aに固定される。
以上により、ガーニッシュ10をアウターパネル3の縦枠部9に組付ける手順が完了することになる。
このように、本実施形態のガーニッシュの組付構造によれば、車両ドア2の窓枠5における上下方向に延在する縦枠部9を覆うように長尺形状で形成され、装飾面10aとその裏面側の取付面10bとを有するガーニッシュ10の組付構造において、ガーニッシュ10の取付面10bには、長手方向の中間部においてガーニッシュ10に組付けた状態で縦枠部9に対して回転可能なクリップ11が設けられており、ガーニッシュ10の取付面10bには、上端部側において外側端縁部12に沿うように引っ掛け形状部13が設けられており、引っ掛け形状部13は、クリップ11を縦枠部9に仮止めした状態で取付面10bと縦枠部9の外側表面9aとが重なる位置までガーニッシュ10を回転させることにより、縦枠部9の凹部20に係合するように構成されているので、ガーニッシュ10の中間部を中心に回転させるだけでガーニッシュ10を縦枠部9に組付けることができる。したがって、従来のガーニッシュの組付構造では、ガーニッシュを窓枠の縦枠部材の上方から差し込むことになることから、作業者が無理な姿勢で組付けなければならなかったが、本実施形態のガーニッシュの組付構造では、ガーニッシュ10の中間部を中心に回転させることによりガーニッシュ10が組付けられるので、工場ラインでの組付性を向上させることができる。
加えて、本発明のガーニッシュの組付構造では、従来のようにガーニッシュの幅方向両端部に巻込み部を形成する必要がないので、湾曲可能な材料以外の材料でもガーニッシュ10を形成することができる。
また、本実施形態のガーニッシュの組付構造によれば、ガーニッシュ10の取付面10bの上端側には、車室内側へ向かって突出した爪形状部14が設けられ、爪形状部14の先端部は、車両前方(窓枠5の内側)へ向かって延出し、一方、アウターパネル3の縦枠部9の上端側には、矩形形状の爪取付孔21が設けられ、爪取付孔21には、車室外側方向に凹み形状となる凹形状部22が車両前方側に隣接して設けられているので、ガーニッシュ10のクリップ11を仮止めした状態でガーニッシュ10を回転させると、ガーニッシュ10の爪形状部14が自動的に爪取付孔21に入り込み凹形状部22と係合することになる。したがって、作業者は、ガーニッシュ10の爪形状部14を視認しながら組付作業を行う必要がなく、ガーニッシュ10を容易に組付けることができる。
また、本実施形態のガーニッシュの組付構造によれば、ガーニッシュ10の引っ掛け形状部13の車両上下方向の幅を長く設定しているので、ガーニッシュ10の上端部がアウターパネル3の縦枠部9にしっかり固定されることになる。したがって、ガーニッシュ10の上端部に爪形状部14以外の係止機構(孔と締結部材とで係止する機構等)を設ける必要がない。孔と締結部材とで係止する機構を設けた場合には、ガーニッシュ10及びアウターパネル3の縦枠部9に孔を設けることになり、ガーニッシュ10及びアウターパネル3の縦枠部9の剛性が低下することになるが、本実施形態のガーニッシュの組付構造では、そのような孔を複数設ける必要がないので、ガーニッシュ10及びアウターパネル3の剛性の低下を防止することができる。
また、本実施形態のガーニッシュの組付構造によれば、ガーニッシュ10の上端部のようなクリップ用の取付面が確保しにくい箇所においても、ガーニッシュ10に引っ掛け形状部13や爪形状部14を設け、これらが回転して係合するように構成しているので、ガーニッシュ10の組付性を損なうことなく、確実にガーニッシュ10をアウターパネル3の縦枠部9に固定することができる。
また、ガーニッシュ10に引っ掛け形状部13や爪形状部14を設けているので、クリップやボルト等の他の締結部材の使用を省くことできる。これにより、部品点数が削減され、その結果、コストも削減することができる。
さらに、本実施形態のガーニッシュの組付構造によれば、ガーニッシュ10は、クリップ11に対応する位置にクリップ取付孔18を有しており、クリップ取付孔18は、クリップ11の先端部11aが差し込まれた際に先端部11aを中心にガーニッシュ10が回転できるように回転代を有しているので、クリップ11をガーニッシュ10に仮止めすることにより、ガーニッシュ10の位置決めを行うことができる。加えて、クリップ11をガーニッシュ10に仮止めすることにより、クリップ11をガーニッシュ10を回転させる際の回転軸として使用することができる。このように、ガーニッシュ10の位置決めとガーニッシュ10の回転軸の設定とが同時に行えるような構成となっているので、作業者が容易にガーニッシュ10を取付けることができる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものでなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
上述した実施形態に係る組付構造では、クリップ取付孔18に回転代を設け、クリップ11の先端部11aを挿入した状態でガーニッシュ10が回転できるように構成しているが、これに限定されず、例えば、クリップ取付孔に回転代を設けず、根元部分が回転可能に構成されたクリップをガーニッシュに設けてもよい。これにより、クリップをクリップ取付孔に完全に差し込んだ状態でガーニッシュを回転させてガーニッシュをアウターパネルに組付けることが可能となり、組付性がさらに向上する。
上述した実施形態に係る組付構造は、車両ドア2の窓枠5にガーニッシュ10を組付ける場合に適用しているが、車両ドアに限らず、車両の車室外壁及び車室内壁に部品等を取付ける場合にも適用することができる。
本発明の実施形態に係る車両ドアを備えた自動車の側面図である。 本発明の実施形態に係る車両ドアの分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るガーニッシュ及びアウターパネルを車室内側から見た図である。 本発明の実施形態に係るガーニッシュをアウターパネルの縦枠部に組付ける際の図である。 本発明の実施形態に係るガーニッシュをアウターパネルの縦枠部に組付けた後の車両ドア示した図であり、車両ドアの窓枠の部分を拡大して車室内側から見た図である。 本発明の実施形態に係る車両ドアの断面図であり、(a)は図5におけるA−A線断面図であり、(b)は図5におけるB−B線断面図であり、(c)は図5におけるC−C線断面図である。
符号の説明
1 自動車
2 車両ドア
3 アウターパネル
4 インナーパネル
5 窓枠
6 上枠部
7 下枠部
8,9 縦枠部
10 ガーニッシュ(装飾部材)
10a 装飾面
10b 取付面
11 クリップ
11a クリップの先端部
11b クリップの係止部
11c クロップの脚部
12 ガーニッシュの外側端縁部
13 引っ掛け形状部
14 爪形状部
15 ナット支持部
16 ナット
17 凸部
18 クリップ取付孔
19 縦枠部の外側縁部
20 凹部
21 爪取付孔
22 凹形状部
23 ボルト用孔
24 ボルト

Claims (4)

  1. 車両ドアの窓枠における上下方向に延在する縦枠部材を覆うように長尺形状で形成され、装飾面とその裏面側の取付面とを有する装飾部材の組付構造において、
    前記装飾部材の前記取付面には、長手方向の中間部において前記縦枠部材に組付けた状態で前記縦枠部材に対して回転可能な仮止め機構が設けられており、前記装飾部材の前記取付面には、長手方向の端部側において外側端縁部に沿うように係止機構が設けられており、該係止機構は、前記仮止め機構を前記縦枠部材に仮止めした状態で前記取付面と前記縦枠部材の外側表面とが重なる位置まで前記装飾部材を回転させることにより、前記縦枠部材の外側縁部に係合するように構成されていることを特徴とする装飾部材の組付構造。
  2. 前記係止機構は、前記装飾部材の外側端縁部から内側へ向かって延出するような引っ掛け形状で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の装飾部材の組付構造。
  3. 前記縦枠部材は、前記仮止め機構に対応する位置に差込孔を有しており、前記仮止め機構は、前記縦枠部材の前記差込孔に差し込んだ状態で回転することが可能な差込み式のクリップであることを特徴とする請求項1または2に記載の装飾部材の組付構造。
  4. 前記装飾部材の前記取付面には、前記係止機構を設けた端部と反対の端部側において、前記縦枠部材に固定するための固定機構が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の装飾部材の組付構造。
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