JP5170381B2 - 蓄電素子の端子部シール構造 - Google Patents

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Description

本発明は、電池またはキャパシタなどの蓄電素子に関し、特にその端子部シール構造に関するものである。
蓄電素子においては、素子の外部から内部へ水分が浸入しないようキャップと極柱の間にパッキン等のゴム状弾性体製シール部品が介装されている。
しかしながら近年、このゴム状弾性体よりなるシール部品の内部を透過して浸入する水分が電解質と反応して、容量劣化の原因となることが判ってきており、このためシール部品およびその周辺の端子部シール構造に如何なる工夫を凝らして水分透過量を抑えるかが品質向上のポイントとなっている。
例えば図5は、従来例に係る端子部シール構造の断面を示している。このシール構造は、リチウムイオン二次電池の端子部シールとして用いられるものであって、以下のように構成されている(特許文献1参照)。
すなわち先ず、上記二次電池におけるケース1の蓋体を構成するとともに板厚方向(図では上下方向)に貫通する開口部2aを設けた平板状のキャップ2が設けられており、このキャップ2に対して、開口部2aに挿入される外部端子部3aの内側(図では下側)に端子基部3bを一体成形した極柱3が組み付けられている。
キャップ2と極柱3の電気的短絡を防止すべく、キャップ2の内側であって極柱3の外周側(図では左側)に絶縁部材(第2絶縁部材)4が配置されており、この第2絶縁部材4はその一部をキャップ2および端子基部3b間に挿入すべく内周部に段差部4aを有している。また、キャップ2の外側(図では上側)にも絶縁部材(第1絶縁部材)5が配置されており、こちらの第1絶縁部材5はその内周部に設けた下向き鍔部5aがキャップ2および外部端子部3a間に挟み込まれている。
以上の構成によると、電池外部の水分が、外部端子部3aおよび第1絶縁部材5間の隙間(イ)から端子基部3bおよび第2絶縁部材4間の隙間(ロ)へ浸入する虞があり、またキャップ2および第1絶縁部材5間の隙間(ハ)から端子基部3bおよび第2絶縁部材4間の隙間(ロ)へ浸入する虞がある。そこでこの水分をシールするためにシール部品6が設置されており、外部端子部3aの外周面および第2絶縁部材4の内周面の間であってキャップ2の下面および端子基部3bの上面の間に環状の空間部7が設定されているので、この空間部7にシール部品6が介装されている。シール部品6は所定のゴム状弾性体によって環状に成形されている。また、シール部品6はその厚み方向に圧縮されてキャップ2の下面および端子基部3bの上面にそれぞれ密接しているが、充填率の都合などからして、外部端子部3aの外周面および第2絶縁部材4の内周面には接触せず、あるいは接触しても面圧は殆んど立たないように設定されている。
以上のようにシール部品6が装着されると、キャップ2およびシール部品6間ならびに端子基部3bおよびシール部品6間がそれぞれシールされるので、水分の浸入を抑えることが可能とされるが、上記したように近年ではシール部品6の周囲ではなく内部を透過して水分が浸入することが知られており、当該従来例によると、シール部品6の内周部上面6aから外周面6bへかけて水分透過経路が設定され、シール部品6の外周面6bに水分透過経路の出口部が設定されることになる。
しかしながら当該従来例によると、上記したようにシール部品6はその外周側の第2絶縁部材4に接触していないことから、シール部品6の外周面6bは多少厚み方向に圧縮されるにしても、ほぼ全面が表面露出しており、よって外周面6bのほぼ全面にわたって水分透過経路の出口部が設定され、これでは水分透過量パラメータ(A/L)における水分透過経路の出口部の面積(A)を小さく設定することができない。
特開2004−253295号公報
本発明は以上の点に鑑みて、キャップと極柱の間に介装されるシール部品の水分透過量を有効に低減させることができる蓄電素子の端子部シール構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による端子部シール構造は、蓄電素子におけるケースの蓋体をなすとともに板厚方向に貫通する開口部を設けたキャップと、前記開口部に挿入される外部端子部の内側に端子基部を一体成形した極柱と、前記キャップおよび前記外部端子部間に挟み込まれる鍔部を備えるとともに前記キャップの外側に配置される第1絶縁部材と、前記キャップの内側であって前記極柱の外周側に配置される第2絶縁部材と、前記外部端子部の外周面および前記第2絶縁部材の内周面の間であって前記キャップおよび前記端子基部の間に介装されるゴム状弾性体製のシール部品とを有し、前記シール部品はその外周面のうち表面露出する部位が水分透過経路の出口部とされる蓄電素子の端子部シール構造であって、前記キャップに押圧用突起を設け、前記押圧用突起は前記シール部品の平面上一部を押圧するとともに組立状態において前記押圧用突起の下面は前記鍔部の下面よりも下方に配置され、押圧される前記シール部品はその外周面のうち少なくとも一部を前記第2絶縁部材の内周面に密接させることにより表面露出する部位を縮小し、これにより前記水分透過経路の出口部を縮小する構造を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項2による端子部シール構造は、蓄電素子におけるケースの蓋体をなすとともに板厚方向に貫通する開口部を設けたキャップと、前記開口部に挿入される外部端子部の内側に端子基部を一体成形した極柱と、前記キャップおよび前記外部端子部間に挟み込まれる鍔部を備えるとともに前記キャップの外側に配置される第1絶縁部材と、前記キャップの内側であって前記極柱の外周側に配置される第2絶縁部材と、前記外部端子部の外周面および前記第2絶縁部材の内周面の間であって前記キャップおよび前記端子基部の間に介装されるゴム状弾性体製のシール部品とを有し、前記シール部品はその外周面のうち表面露出する部位が水分透過経路の出口部とされる蓄電素子の端子部シール構造であって、前記キャップに押圧用突起を設け、前記押圧用突起は前記シール部品の平面上一部を押圧するとともに組立状態において前記押圧用突起の下面は前記鍔部の下面よりも下方に配置され、押圧される前記シール部品はその外周面の厚み寸法を圧縮されることにより表面露出する部位を縮小し、これにより前記水分透過経路の出口部を縮小する構造を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項3による端子部シール構造は、蓄電素子におけるケースの蓋体をなすとともに板厚方向に貫通する開口部を設けたキャップと、前記開口部に挿入される外部端子部の内側に端子基部を一体成形した極柱と、前記キャップおよび前記外部端子部間に挟み込まれる鍔部を備えるとともに前記キャップの外側に配置される第1絶縁部材と、前記キャップの内側であって前記極柱の外周側に配置される第2絶縁部材と、前記外部端子部の外周面および前記第2絶縁部材の内周面の間であって前記キャップおよび前記端子基部の間に介装されるゴム状弾性体製のシール部品とを有し、前記シール部品はその外周面のうち表面露出する部位が水分透過経路の出口部とされる蓄電素子の端子部シール構造であって、前記端子基部に押圧用突起を設け、前記押圧用突起は前記シール部品の平面上一部を押圧し、押圧される前記シール部品はその外周面のうち少なくとも一部を前記第2絶縁部材の内周面に密接させることにより表面露出する部位を縮小し、これにより前記水分透過経路の出口部を縮小する構造を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項4による端子部シール構造は、蓄電素子におけるケースの蓋体をなすとともに板厚方向に貫通する開口部を設けたキャップと、前記開口部に挿入される外部端子部の内側に端子基部を一体成形した極柱と、前記キャップおよび前記外部端子部間に挟み込まれる鍔部を備えるとともに前記キャップの外側に配置される第1絶縁部材と、前記キャップの内側であって前記極柱の外周側に配置される第2絶縁部材と、前記外部端子部の外周面および前記第2絶縁部材の内周面の間であって前記キャップおよび前記端子基部の間に介装されるゴム状弾性体製のシール部品とを有し、前記シール部品はその外周面のうち表面露出する部位が水分透過経路の出口部とされる蓄電素子の端子部シール構造であって、前記端子基部に押圧用突起を設け、前記押圧用突起は前記シール部品の平面上一部を押圧し、押圧される前記シール部品はその外周面の厚み寸法を圧縮されることにより表面露出する部位を縮小し、これにより前記水分透過経路の出口部を縮小する構造を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項5による端子部シール構造は、上記した請求項1ないし4の何れかに記載の端子部シール構造において、前記シール部品は、水分透過係数の小さなEPDM、FKMまたはIIRいずれかのゴム材料にて成形されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項6による端子部シール構造は、上記した請求項1、3または5記載の端子部シール構造において、前記押圧用突起は、テーパー状の外周面を有していることを特徴とする。
更にまた、本発明の請求項7による端子部シール構造は、上記した請求項2、4または5記載の端子部シール構造において、前記押圧用突起は、テーパー状の内周面を有していることを特徴とする。
ゴム状弾性体製シール部品を透過する水分の量を抑えるためには一般に、下記水分透過量パラメータをできるだけ小さくすることが肝要である。
水分透過量パラメータ
=A/L
L:水分透過経路の長さ
A:水分透過経路の出口部の面積
すなわち、シール部品に設定される水分透過経路の長さ(L)はこれをできるだけ大きく設定し、反対に水分透過経路の出口部の面積(A)はこれをできるだけ小さく設定することが好ましい。蓄電素子のキャップと極柱の間に介装されるシール部品ではその内周部から外周部へ水分が透過するので、シール部品の外周面に水分透過経路の出口部が設定され、更に外周面のうち他の部品に密接せずよって表面露出する部位が水分透過経路の出口部とされる。そこで本発明では、水分透過経路の出口部の面積(A)をできるだけ小さく設定すべくシール部品の外周面のうち表面露出する部位をできるだけ小さくすることにし、これを実現するため、シール部品を押圧用突起で押圧して弾性変形させることにした。突起の押圧による表面露出・出口部面積の縮小メカニズムは以下のとおりである。
(1)請求項1および3・・・シール部品はその厚み方向の両側にキャップおよび極柱の端子基部が配置され、この両部品の間に介装される。そこで、このキャップおよび極柱の端子基部の何れか一方にシール部品に向けて押圧用突起を設け、組み立て時、押圧用突起でシール部品の平面上一部を押圧する。押圧されるシール部品は弾性変形し、その外周面のうち少なくとも一部を第2絶縁部材の内周面に密接させる。密接する部位は表面露出しなくなるので、水分透過経路の出口部を構成しなくなる。したがって出口部の面積が縮小される。
(2)請求項2および4・・・シール部品はその厚み方向の両側にキャップおよび極柱の端子基部が配置され、この両部品の間に介装される。そこで、このキャップおよび極柱の端子基部の何れか一方にシール部品に向けて押圧用突起を設け、組み立て時、押圧用突起でシール部品の平面上一部を押圧する。押圧されるシール部品は弾性変形し、その外周面の厚み寸法を圧縮され、これに伴って外周面の面積すなわち表面露出部の面積が縮小される。したがって出口部の面積が縮小される。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明の請求項1および3による端子部シール構造においては上記したように、押圧用突起による押圧によりシール部品の外周面のうち少なくとも一部が第2絶縁部材の内周面に密接し、密接する部位は表面露出しなくなることから、水分透過経路における出口部の面積が縮小される。したがって、水分透過量パラメータ(A/L)における水分透過経路の出口部の面積(A)が小さく設定されることから、これにより水分透過量を有効に低減させることができ、シール部品による密封性能を向上させることができる。押圧用突起がテーパー状の外周面を有する場合には、その押圧分力によりシール部品を第2絶縁部材に押し付け易くすることができる(請求項6)。
また、本発明の請求項2および4による端子部シール構造においては、押圧用突起による押圧によりシール部品の外周面の厚み寸法が圧縮され、これに伴って外周面の面積すなわち表面露出部の面積が縮小されることから、水分透過経路における出口部の面積が縮小される。したがって、水分透過量パラメータ(A/L)における水分透過経路の出口部の面積(A)が小さく設定されることから、これにより水分透過量を有効に低減させることができ、シール部品による密封性能を向上させることができる。押圧用突起がテーパー状の内周面を有する場合には、シール部品を弾性変形し易くすることができる(請求項7)。
また以上に加えて、本発明の請求項5による端子部シール構造においては、シール部品が水分透過係数の小さなEPDM、FKMまたはIIRいずれかのゴム材料にて成形されている。したがって、シール部品の材質上の点からも水分が透過しにくいことから、水分透過量を一層低減させることができる。
尚、本発明には、以下の実施形態が含まれる。
(1)押圧用突起によりシール部品を押圧し、第2絶縁部材内周の側面部にシール部品を押し当てて面圧を発生させ(空間を無くす)、水分出口面積を小さくする。或いは、押圧用突起によりシール部品を押圧し、シール部品の外周部を押しつぶし、水分出口面積を小さくする。いずれもポイントは、上記水分透過量パラメータをできるだけ小さくすることにある。また、シール材の材質として、水分透過係数の小さなゴム材(EPDM、FKM、IIR)を選定する。
(2)キャップ、極柱および第2絶縁部材に囲まれる空間部にシール部品を配置し、このシール部品を押圧する押圧用突起をキャップまたは極柱に設ける。押圧用突起はシール部品の平面上一部を押圧し、押圧されるシール部品はその外周面のうち少なくとも一部を第2絶縁部材の内周面に密接させることにより表面露出する部位を縮小し、これにより水分透過経路の出口部を縮小する。
(3)キャップ、極柱および第2絶縁部材に囲まれる空間部にシール部品を配置し、このシール部品を押圧する押圧用突起をキャップまたは極柱に設ける。押圧用突起はシール部品の平面上一部を押圧し、押圧されるシール部品はその外周面の厚み寸法を圧縮されることにより表面露出する部位を縮小し、これにより水分透過経路の出口部を縮小する。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
第一実施例(請求項1、3、5、6関連)・・・
図1は、本発明の第一実施例に係る蓄電素子端子部シール構造の要部断面を示している。当該実施例に係るシール構造は、リチウムイオン二次電池の端子部シールとして用いられるものであって、以下のように構成されている。
すなわち、上記二次電池におけるケース(図示せず)の蓋体を構成するとともに板厚方向(図では上下方向)に貫通する開口部2aを設けた平板状のキャップ2が設けられており、このキャップ2に対して、開口部2aに挿入される外部端子部3aの内側(図では下側)に端子基部3bを一体成形した極柱3が組み付けられている。外部端子部3aは棒状に形成されて開口部2aに貫挿され、この外部端子部3aの下端部に平板状の端子基部3bが一体成形されている。
上記キャップ2と極柱3との電気的短絡を防止すべく、キャップ2の内側であって極柱3の外周側(図では左側)に絶縁部材(第2絶縁部材)4が配置されており、この第2絶縁部材4はその一部をキャップ2および端子基部3b間に挿入すべく内周部に環状の段差部4aを有している。また、キャップ2の外側(図では上側)にも絶縁部材(第1絶縁部材)5が配置されており、こちらの第1絶縁部材5はその内周部に設けた環状の下向き鍔部5aがキャップ2および外部端子部3a間に挟み込まれている。
上記構成において、電池外部の水分が、外部端子部3aおよび第1絶縁部材5間の隙間(イ)から端子基部3bおよび第2絶縁部材4間の隙間(ロ)へ、またキャップ2および第1絶縁部材5間の隙間(ハ)から端子基部3bおよび第2絶縁部材4間の隙間(ロ)へ浸入しないようにシール部品6が装着されている。シール部品6は所定のゴム状弾性体によって環状に成形され、外部端子部3aの外周面および第2絶縁部材4の内周面の間であってキャップ2の下面および端子基部3bの上面の間に設定された環状の空間部7に配置されている。
また併せて、キャップ2の開口周縁部の下面2bに押圧用突起8が一体に設けられている。この押圧用突起8は、環状であって下向きに設けられ、当該シール構造の中心軸線0と平行な円筒面状の内周面8aと、軸直角平面状の下面8bと、上方から下方へかけて漸次縮径する向きのテーパー状(円錐面状)の外周面8cとを有している。そしてこの突起8は、空間部7に配置されたシール部品6の平面上一部であって径方向中央部を下方へ向けて強く押圧するように設定されており(組立状態において、突起8の下面8bは第1絶縁部材5の鍔部5aの下面よりも下方に配置され、これによりこの分、シール部品6を強く押圧するように設定されている)、このように突起8がシール部品6を押圧すると、シール部品6は弾性変形してその外周面6bの全面ないし略全面を第2絶縁部材4の内周面4bに強く密接させる。シール部品6の外周面6bのうち第2絶縁部材4の内周面4bに強く密接する部位はその表面を第2絶縁部材4に覆われて表面露出しなくなるので水分は溢出できず、水分透過経路の出口部を構成しなくなり、よって水分透過経路の出口部の面積が縮小されることになる。当該実施例で出口部を構成するのは、端子基部3b上面および第2絶縁部材4の段差部4a下面間の隙間に相当する僅かな部分のみとなる。したがって、上記水分透過量パラメータ(A/L)における水分透過経路の出口部の面積(A)が小さく設定されることから、水分透過量を有効に低減させることができる。
また、上記のように押圧用突起8がシール部品6を押圧してシール部品6に食い込んだ状態となると、シール部品6の内周部上面6aから外周面6bに至る水分透過経路が突起8を迂回する必要を生じることから、この分、水分透過経路の長さが長くなる。したがって、上記水分透過量パラメータ(A/L)における水分透過経路の長さ(L)が大きく設定されることから、これによっても水分透過量を有効に低減させることができる。
尚、図2に示すように、シール部品6は基本的に角リング形状(断面矩形状)とされ、これが突起8に押圧されて弾性変形する。突起8の外周面8cをテーパー状としたのは、その押圧分力によりシール部品6を第2絶縁部材4に押し付け易くするためであるが、シール部品6を第2絶縁部材4に押し付けることができれば外周面8cは必ずしもテーパー状でなくても良く、この場合、外周面8cは内周面8aと同様の円筒面状などに形成される。また突起8は、端子基部3bの上面に上方へ向けて設けても良く、キャップ2下面および端子基部3b上面の双方に設けても良い。
また、シール部品6のゴム材質は特に限定されないが、これをEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)、FKM(フッ素ゴム)またはIIR(ブチルゴム)等のいずれかのゴム材料にて成形すると、これらは水分透過係数が本来小さいことから、水分透過量を一層低減させることができる。
第二実施例(請求項2、4、5、7関連)・・・
図3は、本発明の第二実施例に係る蓄電素子端子部シール構造の要部断面を示している。当該実施例に係るシール構造は、リチウムイオン二次電池の端子部シールとして用いられるものであって、以下のように構成されている。
すなわち、上記二次電池におけるケース(図示せず)の蓋体を構成するとともに板厚方向(図では上下方向)に貫通する開口部2aを設けた平板状のキャップ2が設けられており、このキャップ2に対して、開口部2aに挿入される外部端子部3aの内側(図では下側)に端子基部3bを一体成形した極柱3が組み付けられている。外部端子部3aは棒状に形成されて開口部2aに貫挿され、この外部端子部3aの下端部に平板状の端子基部3bが一体成形されている。
上記キャップ2と極柱3との電気的短絡を防止すべく、キャップ2の内側であって極柱3の外周側(図では左側)に絶縁部材(第2絶縁部材)4が配置されており、この第2絶縁部材4はその一部をキャップ2および端子基部3b間に挿入すべく内周部に環状の段差部4aを有している。また、キャップ2の外側(図では上側)にも絶縁部材(第1絶縁部材)5が配置されており、こちらの第1絶縁部材5はその内周部に設けた環状の下向き鍔部5aがキャップ2および外部端子部3a間に挟み込まれている。
上記構成において、電池外部の水分が、外部端子部3aおよび第1絶縁部材5間の隙間(イ)から端子基部3bおよび第2絶縁部材4間の隙間(ロ)へ、またキャップ2および第1絶縁部材5間の隙間(ハ)から端子基部3bおよび第2絶縁部材4間の隙間(ロ)へ浸入しないようにシール部品6が装着されている。シール部品6は所定のゴム状弾性体によって環状に成形され、外部端子部3aの外周面および第2絶縁部材4の内周面の間であってキャップ2の下面および端子基部3bの上面の間に設定された環状の空間部7に配置されている。
また併せて、キャップ2の開口周縁部の下面2bに押圧用突起8が一体に設けられている。この押圧用突起8は、環状であって下向きに設けられ、上方から下方へかけて漸次拡径する向きのテーパー状(円錐面状)の内周面8aと、軸直角平面状の下面8bと、当該シール構造の中心軸線0と平行な円筒面状の外周面8cとを有している。そしてこの突起8は、空間部7に配置されたシール部品6の平面上一部であって外周部を下方へ向けて強く押圧するように設定されており(組立状態において、突起8の下面8bは第1絶縁部材5の鍔部5aの下面よりも下方に配置され、これによりこの分、シール部品6を強く押圧するように設定されている)、このように突起8がシール部品6を押圧すると、シール部品6は弾性変形してその外周面6bの厚み寸法を圧縮され、これに伴って外周面6bの面積すなわち表面露出部の面積が縮小され、水分透過経路における出口部の面積が縮小される。当該実施例で出口部を構成するのは、端子基部3b上面および突起8の下面8b間の間隔cに相当する僅かな部分のみとなる。したがって、上記水分透過量パラメータ(A/L)における水分透過経路の出口部の面積(A)が小さく設定されることから、水分透過量を有効に低減させることができる。
また、上記のように押圧用突起8がシール部品6を押圧してシール部品6に食い込んだ状態となると、シール部品6の内周部上面6aから外周面6bに至る水分透過経路が突起8を迂回する必要を生じることから、この分、水分透過経路の長さが長くなる。したがって、上記水分透過量パラメータ(A/L)における水分透過経路の長さ(L)が大きく設定されることから、これによっても水分透過量を有効に低減させることができる。
尚、図4に示すように、シール部品6は基本的に角リング形状(断面矩形状)とされ、これが突起8に押圧されて弾性変形する。突起8の内周面8aをテーパー状としたのは、シール部品6を弾性変形し易くするためであるが、シール部品6を弾性変形させることができれば内周面8aは必ずしもテーパー状でなくても良く、この場合、内周面8aは外周面8cと同様の円筒面状などに形成される。また、突起8は端子基部3bの上面に上方へ向けて設けても良く、キャップ2下面および端子基部3b上面の双方に設けても良い。
また、シール部品6のゴム材質は特に限定されないが、これをEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)、FKM(フッ素ゴム)またはIIR(ブチルゴム)等のいずれかのゴム材料にて成形すると、これらは水分透過係数が本来小さいことから、水分透過量を一層低減させることができる。
当該第二実施例では、上記第一実施例と異なり、シール部品6は突起8により圧縮されても第2絶縁部材4に密接せず、両者4,6は離れたままとされる。
本発明の第一実施例に係るシール構造の要部断面図 シール部品の圧縮前の状態を示す断面図 本発明の第二実施例に係るシール構造の要部断面図 シール部品の圧縮前の状態を示す断面図 従来例に係るシール構造の要部断面図
符号の説明
1 ケース
2 キャップ
2a 開口部
2b,8b 下面
3 極柱
3a 外部端子部
3b 端子基部
4 第2絶縁部材
4a 段差部
4b,8a 内周面
5 第1絶縁部材
5a 鍔部
6 シール部品
6a 内周部上面
6b,8c 外周面
7 空間部
8 押圧用突起
0 中心軸線

Claims (7)

  1. 蓄電素子におけるケースの蓋体をなすとともに板厚方向に貫通する開口部を設けたキャップと、前記開口部に挿入される外部端子部の内側に端子基部を一体成形した極柱と、前記キャップおよび前記外部端子部間に挟み込まれる鍔部を備えるとともに前記キャップの外側に配置される第1絶縁部材と、前記キャップの内側であって前記極柱の外周側に配置される第2絶縁部材と、前記外部端子部の外周面および前記第2絶縁部材の内周面の間であって前記キャップおよび前記端子基部の間に介装されるゴム状弾性体製のシール部品とを有し、前記シール部品はその外周面のうち表面露出する部位が水分透過経路の出口部とされる蓄電素子の端子部シール構造であって、
    前記キャップに押圧用突起を設け、前記押圧用突起は前記シール部品の平面上一部を押圧するとともに組立状態において前記押圧用突起の下面は前記鍔部の下面よりも下方に配置され、押圧される前記シール部品はその外周面のうち少なくとも一部を前記第2絶縁部材の内周面に密接させることにより表面露出する部位を縮小し、これにより前記水分透過経路の出口部を縮小する構造を有することを特徴とする蓄電素子の端子部シール構造。
  2. 蓄電素子におけるケースの蓋体をなすとともに板厚方向に貫通する開口部を設けたキャップと、前記開口部に挿入される外部端子部の内側に端子基部を一体成形した極柱と、前記キャップおよび前記外部端子部間に挟み込まれる鍔部を備えるとともに前記キャップの外側に配置される第1絶縁部材と、前記キャップの内側であって前記極柱の外周側に配置される第2絶縁部材と、前記外部端子部の外周面および前記第2絶縁部材の内周面の間であって前記キャップおよび前記端子基部の間に介装されるゴム状弾性体製のシール部品とを有し、前記シール部品はその外周面のうち表面露出する部位が水分透過経路の出口部とされる蓄電素子の端子部シール構造であって、
    前記キャップに押圧用突起を設け、前記押圧用突起は前記シール部品の平面上一部を押圧するとともに組立状態において前記押圧用突起の下面は前記鍔部の下面よりも下方に配置され、押圧される前記シール部品はその外周面の厚み寸法を圧縮されることにより表面露出する部位を縮小し、これにより前記水分透過経路の出口部を縮小する構造を有することを特徴とする蓄電素子の端子部シール構造。
  3. 蓄電素子におけるケースの蓋体をなすとともに板厚方向に貫通する開口部を設けたキャップと、前記開口部に挿入される外部端子部の内側に端子基部を一体成形した極柱と、前記キャップおよび前記外部端子部間に挟み込まれる鍔部を備えるとともに前記キャップの外側に配置される第1絶縁部材と、前記キャップの内側であって前記極柱の外周側に配置される第2絶縁部材と、前記外部端子部の外周面および前記第2絶縁部材の内周面の間であって前記キャップおよび前記端子基部の間に介装されるゴム状弾性体製のシール部品とを有し、前記シール部品はその外周面のうち表面露出する部位が水分透過経路の出口部とされる蓄電素子の端子部シール構造であって、
    前記端子基部に押圧用突起を設け、前記押圧用突起は前記シール部品の平面上一部を押圧し、押圧される前記シール部品はその外周面のうち少なくとも一部を前記第2絶縁部材の内周面に密接させることにより表面露出する部位を縮小し、これにより前記水分透過経路の出口部を縮小する構造を有することを特徴とする蓄電素子の端子部シール構造。
  4. 蓄電素子におけるケースの蓋体をなすとともに板厚方向に貫通する開口部を設けたキャップと、前記開口部に挿入される外部端子部の内側に端子基部を一体成形した極柱と、前記キャップおよび前記外部端子部間に挟み込まれる鍔部を備えるとともに前記キャップの外側に配置される第1絶縁部材と、前記キャップの内側であって前記極柱の外周側に配置される第2絶縁部材と、前記外部端子部の外周面および前記第2絶縁部材の内周面の間であって前記キャップおよび前記端子基部の間に介装されるゴム状弾性体製のシール部品とを有し、前記シール部品はその外周面のうち表面露出する部位が水分透過経路の出口部とされる蓄電素子の端子部シール構造であって、
    前記端子基部に押圧用突起を設け、前記押圧用突起は前記シール部品の平面上一部を押圧し、押圧される前記シール部品はその外周面の厚み寸法を圧縮されることにより表面露出する部位を縮小し、これにより前記水分透過経路の出口部を縮小する構造を有することを特徴とする蓄電素子の端子部シール構造。
  5. 請求項1ないし4の何れかに記載の端子部シール構造において、
    前記シール部品は、水分透過係数の小さなEPDM、FKMまたはIIRいずれかのゴム材料にて成形されていることを特徴とする蓄電素子の端子部シール構造。
  6. 請求項1、3または5記載の端子部シール構造において、
    前記押圧用突起は、テーパー状の外周面を有していることを特徴とする蓄電素子の端子部シール構造。
  7. 請求項2、4または5記載の端子部シール構造において、
    前記押圧用突起は、テーパー状の内周面を有していることを特徴とする蓄電素子の端子部シール構造。
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