JP5344603B2 - 電池 - Google Patents

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Description

本発明は、端子挿通孔を有する電池ケースと、端子挿通孔に挿通され電池ケースに固設された電極端子とを備える電池に関する。特に、電極端子が、電池ケース内に配置される基部と、この基部から延びて端子挿通孔を貫通する柱状部とを有する電池に関する。
従来より、端子挿通孔を有する電池ケースと、端子挿通孔に挿通され電池ケースに固設された電極端子とを備える電池が知られている。電極端子としては、電池ケース内に配置される基部と、この基部から延びて端子挿通孔を貫通する柱状部とを有するものがある。更に、このような電池の中には、電池ケースのうち端子挿通孔の周囲を構成する孔周囲部と、電極端子の基部との間に配置する介在部を有するスペーサを備えるものがある。このスペーサは、電池ケースの孔周囲部と電極端子の基部とが接触して短絡することを防止するなどの目的として配置されている。例えば特許文献1や特許文献2に、このような形態の電池が開示されている。
特許文献1の図4等に開示された電池では、電池ケースの上部蓋体に、これを貫通する端子挿通孔を内側に有する保持筒部が設けられている。そして、電極端子が、この保持筒部(端子挿通孔)に挿通されて、電池ケースに固設されている。この電極端子は、電池ケース内部に配置され、上面が平坦な緩衝部(基部)と、この緩衝部の上面中央部から延びて、端子挿通孔を貫通する電極柱(柱状部)とを有する。電池ケースの上部蓋体と電極端子の緩衝部の上面との間には、緩衝部カバー(スペーサ)の板状上部(介在部)が配置されている。この緩衝部カバーの板状上部により、電池ケースの上部蓋体と電極端子の緩衝部とが接触して短絡することを防止している。
特許文献2の図1等に開示された電池では、電池ケースの蓋体に、これを貫通する端子取付孔(端子挿通孔)が設けられている。そして、電極端子が、この端子取付孔に挿通されて、電池ケースに固設されている。この電極端子は、電池ケース内部に配置され、蓋体の内面に沿った部分を含む端子接続部(基部)と、この端子接続部から延びて、端子取付孔を貫通する集電円筒部及び外部端子からなる柱状部を有する。電池ケースの蓋体と電極端子の端子接続部の上面との間には、絶縁部材(スペーサ)の平面部(介在部)が配置されている。この絶縁部材の平面部により、電池ケースの蓋体と電極端子の端子接続部とが接触して短絡することを防止している。
特開2005−183359号公報 特開2003−249419号公報
上記特許文献1,2の電池では、電池ケースの孔周囲部と電極端子の基部との間に、介在部が介在してなるスペーサのみを配置しているが、電池ケースの孔周囲部と電極端子の基部との間に、更にガスケットを配置することも考えられる。具体的には、円環板状をなし、その中央に電極端子の柱状部を挿通する柱状部挿通孔を有するガスケットを、電池ケースのケース孔周囲部と電極端子の基部との間に配置する。そして、このガスケットの径方向外側で、かつ、電池ケースのケース孔周囲部と電極端子の基部との間に、スペーサの介在部を配置する形態が挙げられる。
このような形態とすることで、ガスケットにより、電池ケースのケース孔周囲部と電極端子の基部との間をシールできるので、電解液がこれらの間を通って外部に漏れ出ることを防止できる。また、スペーサの介在部により、ガスケットの圧縮時の厚みを規制できるので、ガスケットの圧縮量を適切なものとすることができる。即ち、ガスケットにヘタリが生じても隙間ができず、また、ガスケットが硬化劣化しても割れができずに、ガスケットによるシール性を長期間にわたって維持できる電池とすることができる。
更に、上記スペーサには、上記介在部の径方向外側に位置し、この介在部から孔周囲部とは逆側に延びて、電極端子の基部の径方向外側に配置される側壁部を設けることも考えられる。このような側壁部を設けることで、この側壁部を電極端子の基部と電池ケースとの間に配置できるので、電極端子の基部が、その側方(径方向外側)において、電池ケースに接触して短絡することを防止できる。
しかしながら、スペーサに上記側壁部を設けた場合には、前述のガスケットによるシール性を向上させるために、ガスケットの外径を大きくすると、ガスケットがスペーサの側壁部の内側面に干渉する場合が考えられる。或いは、側壁部の径方向の寸法を小さくすると、同様に、ガスケットがスペーサの側壁部の内側面に干渉する場合が考えられる。このように、スペーサに側壁部を設けた電池では、ガスケットと側壁部との干渉を配慮しなければならないため、ガスケットの外径が制限されたり、側壁部の径方向寸法が制限されてしまう。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、電池ケースの孔周囲部と電極端子の基部との間に、ガスケット及びスペーサの介在部を配置し、スペーサに更に側壁部を設けた電池において、ガスケットの外径を大きくできる、或いは、スペーサの側壁部の径方向寸法を小さくできる電池を提供することを目的とする。
その解決手段は、自身を貫通する端子挿通孔を有する電池ケースと、前記端子挿通孔に挿通され、前記電池ケースに固設された電極端子であって、前記電池ケースの内部に配置され、前記電池ケースのうち、前記端子挿通孔の周囲を構成する孔周囲部に対向する基部、及び、この基部から延び、前記端子挿通孔を貫通する柱状の柱状部、を有する電極端子と、を備える電池であって、円環板状をなし、自身の中央に前記電極端子の前記柱状部を挿通する柱状部挿通孔を有し、前記孔周囲部と前記電極端子の前記基部との間に狭持されてなるガスケットと、板状をなし、前記ガスケットの径方向外側に位置すると共に、前記孔周囲部と前記電極端子の前記基部との間に介在してなる介在部、及び、この介在部の前記径方向外側に位置し、この介在部から前記孔周囲部とは逆側に延びて、前記電極端子の前記基部の前記径方向外側に配置された側壁部であって、少なくとも自身の内側面側を切り欠いて、前記ガスケットとの干渉を防止する形態とされた切り欠き部を含む側壁部、を有するスペーサと、を備え、前記ガスケットは、圧縮される前の状態では前記スペーサの前記側壁部に設けた前記切り欠き部に配置されておらず、圧縮された後の状態では前記スペーサの前記側壁部に設けた前記切り欠き部に配置されてなる電池である。
本発明の電池は、電池ケースの孔周囲部と電極端子の基部との間に、ガスケット及びスペーサの介在部を配置し、スペーサに更に電極端子の基部の径方向外側に配置される側壁部を設けたものである。そして、スペーサの側壁部に、その少なくとも内側面側を切り欠いて、ガスケットとの干渉を防止する形態とした切り欠き部を設けている。
このため、切り欠き部を設けない場合に、側壁部の内側面(仮想内側面)に干渉するおそれのある外径の大きなガスケットでも、切り欠き部を設けることで、ガスケットの一部が切り欠き部内に配置されることにより、ガスケットが側壁部に干渉することを防止できる。或いは、スペーサの側壁部の径方向寸法を小さくしても、切り欠き部を設けることで、ガスケットの一部が切り欠き部内に配置されることにより、ガスケットが側壁部に干渉することを防止できる。従って、ガスケットの外径を大きくできる、或いは、スペーサの側壁部の径方向寸法を小さくできる。
なお、「電池ケース」としては、例えば、いわゆる角型の電池ケースや円筒型の電池ケースなどが挙げられる。「端子挿通孔」は、例えば、電池ケースの蓋部に設けてもよいし、電池ケースの側壁部や底部に設けてもよい。「端子挿通孔」の形態としては、例えば、円状、長円状、楕円状、矩形状、多角形状などが挙げられる。
「電極端子」は、例えば、一体形成されたものでもよいし、基部や柱状部等が別々に形成された後に接合されたものでもよい。また、「電極端子」には、基部と柱状部以外の部位を有するものも含まれる。また、「基部」の形態としては、例えば、矩形状、長円状、楕円状等の板状などが挙げられる。また、「柱状部」の形態としては、例えば、円柱状、角柱状などが挙げられる。また、「柱状部」は、中空状でもよい。
「ガスケット」は、その外周縁が円状である円環板状である。「柱状部挿通孔」の形態としては、例えば、円状、長円状、楕円状、矩形状、多角形状などが挙げられる。
「スペーサ」の「介在部」は、全体が一つに繋がったものでもよいし、複数に分割されたものでもよい。「介在部」と「ガスケット」との間隙は、一定の値としてもよいし、場所により異なる値としてもよい。
「スペーサ」の「側壁部」に形成された「切り欠き部」は、単数でもよいし、複数でもよい。また、「切り欠き部」は、側壁部の内側面側だけを切り欠いた凹部状でもよいし、後述するように、側壁部の外側面まで切り欠いて、内側面と外側面との間を貫通するものでもよい。
更に、上記の電池であって、前記ガスケット及び前記スペーサの前記側壁部は、前記ガスケットが前記側壁部の外側面よりも径方向内側に収まる形態とされてなる電池とすると良い。
本発明の電池では、ガスケット及びスペーサの側壁部は、ガスケットが側壁部の外側面よりも径方向内側に収まる形態とされているので、ガスケットが切り欠き部を超えて側壁部から径方向外側にはみ出すことを防止できる。これにより、ガスケットが、例えば電池ケースと干渉することを確実に防止できる。
更に、上記のいずれかに記載の電池であって、前記電池ケースは、板状のケース蓋部材を有し、このケース蓋部材に前記端子挿通孔が形成されてなり、前記切り欠き部は、前記側壁部の外側面まで切り欠いて、前記内側面と前記外側面との間を貫通してなる電池とすると良い。
本発明の電池では、切り欠き部を、側壁部を貫通する形態としている。これにより、スペーサの側壁部の外部から切り欠き部内を覗き見ることができるので、ガスケットの有無やガスケットの状態(位置や圧縮状態など)を容易に確認できる。
また、電池ケースは、板状のケース蓋部材を有し、このケース蓋部材に端子挿通孔を形成している。このため、電池を製造するにあたり、ケース蓋部材に、電極端子、ガスケット及びスペーサ等を固定した状態で、上記のように切り欠き部からガスケットの有無等を容易に確認できるので、ガスケットが所定位置に所定状態で配置された電池を確実に製造できる。従って、ガスケットによるシールの信頼性の高い電池とすることができる。
更に、上記のいずれかに記載の電池であって、前記スペーサの前記介在部は、この介在部の中央に、前記ガスケットが位置する形態とされてなる電池とすると良い。
本発明の電池では、スペーサの介在部を、その中央にガスケットが位置する形態としている。このような形態とすることにより、ガスケットの中心から側壁部の内側面(仮想内側面)までの最短距離f2を、ガスケットが介在部の中央に位置しない形態とされた電池に比して、大きくできる。また、ガスケットの中心から側壁部の外側面(仮想外側面)までの最短距離f3も、ガスケットが介在部の中央に位置しない形態とされた電池に比して、大きくできる。このため、ガスケットが介在部の中央に位置しない形態の電池に比して、ガスケットの外径を大きくできる、或いは、スペーサの側壁部の径方向寸法を小さくできる。
更に、上記の電池であって、前記スペーサの前記側壁部は、互いに対向する第1壁部及び第2壁部を有し、前記切り欠き部は、前記第1壁部及び前記第2壁部にそれぞれ設けられて、互いに対向してなる電池とすると良い。
本発明の電池では、スペーサの側壁部が互いに対向する第1,第2壁部を有する。そして、切り欠き部を、互いに対向するように、第1,第2壁部にそれぞれ設けている。このような形態とすることにより、ガスケットの外径を大きくできる、或いは、スペーサの側壁部の径方向寸法を小さくできる。
実施形態に係るリチウム二次電池の側面図である。 実施形態に係るリチウム二次電池の縦断面図である。 実施形態に係るリチウム二次電池のうち、電極端子等を示す分解斜視図である。 実施形態に係るリチウム二次電池のうち、電極端子近傍を示す部分縦断面図である。 実施形態に係るリチウム二次電池に関し、スペーサの斜め下方から見た斜視図である。 実施形態に係るリチウム二次電池に関し、スペーサの下方から見た平面図である。 実施形態に係るリチウム二次電池に関し、スペーサの側面図である。 実施形態に係るリチウム二次電池に関し、スペーサの上方から見た平面図である。 実施形態に係るリチウム二次電池に関し、スペーサの図8におけるB−B断面図である。 実施形態に係るリチウム二次電池に関し、スペーサの図8におけるC−C断面図である。 実施形態に係るリチウム二次電池に関し、スペーサの図8におけるE−E断面図である。 実施形態に係るリチウム二次電池に関し、ガスケットとスペーサの介在部との関係を示す説明図である。 実施形態に係るリチウム二次電池に関し、図12のF−F断面で見た場合における、ガスケットとスペーサの介在部とケース蓋部材の孔周囲部との関係を示す説明図である。 実施形態に係るリチウム二次電池に関し、図12のK−K断面で見た場合における、ガスケットとスペーサの介在部とケース蓋部材の孔周囲部との関係を示す説明図である。 実施形態に係るリチウム二次電池に関し、ガスケットの取り付け前の状態(圧縮前の状態)を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に、本実施形態のリチウム二次電池(電池)100の側面図を示す。また、図2に、このリチウム二次電池100の縦断面図を示す。更に、図3及び図4に、リチウム二次電池100を構成する正極電極端子130及び負極電極端子140等の詳細を示す。また、図5〜図11に、リチウム二次電池100を構成するスペーサ170の詳細を示す。また、図12〜図14に、ガスケット160とスペーサ170の介在部170aとケース蓋部材113の孔周囲部113cとの関係を示す。また、図15に、圧縮前の状態のガスケット160を示す。なお、図1〜図4における上方をリチウム二次電池100の上側、下方をリチウム二次電池100の下側とする。また、図1〜図4における左右方向をリチウム二次電池100の水平方向として説明する。
このリチウム二次電池100は、組電池を構成して、ハイブリットカーや電気自動車に搭載され、その動力源として利用される電池である。このリチウム二次電池100は、角型電池である。リチウム二次電池100は、電池ケース110、この電池ケース110内に収容された電極体120、電池ケース110に固設された2つの電極端子130,140、これらの電極端子130,140と共に電池ケース110に固定された絶縁部材150,150、ガスケット160,160及びスペーサ170,170等から構成されている(図1及び図2等を参照)。また、電池ケース110の内部には、電解液が充填されている。
このうち、電池ケース110は、金属からなり、直方体状に形成されている。この電池ケース110は、上側のみが開口した箱状をなすケース本体部材111と、このケース本体部材111の開口を閉塞する形態で溶接された矩形板状のケース蓋部材113とから構成されている。
ケース本体部材111は、ケース蓋部材113に対向する矩形板状のケース底壁部111bと、ケース蓋部材113とケース底壁部111bとの間を結ぶ矩形板状の4つのケース側壁部111c,111c,…とからなる。
ケース蓋部材113のうち、その長手方向(図1及び図2中、左右方向)の両端近傍の所定位置には、このケース蓋部材113を貫通する円状の端子挿通孔113h,113hがそれぞれ形成されている。一方の端子挿通孔113h(図2中、左側)には、後述する正極電極端子130が挿通され、他方の端子挿通孔113h(図2中、右側)には、後述する負極電極端子140が挿通されている。
また、ケース蓋部材113の長手方向中央よりも正極電極端子130側の所定位置には、電解液を電池ケース110内に注入する為の注液口部113aが設けられている。
更に、ケース蓋部材113の長手方向中央には、安全弁部113bが設けられている。この安全弁部113bは、ケース蓋部材113と一体的に形成されてケース蓋部材113の一部をなす。安全弁部113bは、ケース蓋部材113の他の部分よりも薄く薄膜状に形成されると共に、その上側にはV字溝からなる破断部113bvが所定形状に形成されている。これにより、安全弁部113bは、電池ケース110内部の内圧が所定圧力に達した際に作動する。即ち、内圧が所定圧力に達したときに破断部113bvが破断して、電池内部のガスを電池外部に放出する。
この電池ケース110の内部には、横断面が長円形状をなす捲回型の電極体120が、横倒しにした状態で、即ち、電極体120の軸方向(図2中、左右方向)が、ケース本体部111の2つのケース側壁部111c,111cと直交する状態で、収容されている。この電極体120の軸方向(図2中、左右方向)の両端には、正極電極端子130及び負極電極端子140が接続されている。
この電極体120は、正極シートと負極シートとをセパレータを介して重ねて捲回し、扁平状に圧縮したものである。正極シートは、長尺状アルミニウム箔からなる正極集電体を有する。この正極集電体の両面には、正極活物質を含む正極活物質層が形成されている。また、負極シートは、長尺状銅箔からなる負極集電体を有する。この負極集電体の両面には、負極活物質を含む負極活物質層が形成されている。セパレータは、多孔質のポリプロピレン樹脂シートからなる。
次に、正極電極端子130及び負極電極端子140について説明する(図3及び図4等を参照)。正極電極端子130と負極電極端子140は、基本的に同様な構成であるので、これらを構成する各部材には、正極電極端子130と負極電極端子140とで同一の符号を付して説明する。
正極電極端子130は、電池ケース110の内部において電極体120の正極シートと電気的に接続する一方、電池ケース110(ケース蓋部材113)を貫通して、電池ケース110の外部(上側)に突出している。また、負極電極端子140は、電池ケース110の内部において電極体120の負極シートと電気的に接続する一方、電池ケース(ケース蓋部材113)を貫通して、電池ケース110の外部(上側)に突出している。
これらの電極端子130,140は、それぞれ、第1端子部材131と、この第1端子部材131に接続する第2端子部材133と、一方でこの第2端子部材に接続すると共に、他方で電極体120に接続する第3端子部材135とから構成されている。第1端子部材131と第2端子部材133は、電池ケース110の外部(ケース蓋部材113の上方)に配置されている。一方、第3端子部材135は、電池ケース110(ケース蓋部材113)を貫通して、電池ケース110の内部及び外部に配置されている。これら第1,第2,第3端子部材131,133,135は、いずれも金属から形成されている。
具体的には、第1端子部材131は、ケース蓋部材113に直交する方向に延びる形態をなし、基端部131aと、先端部131cと、これらの間に位置する中間部131bとからなる。これら基端部131a、先端部131c及び中間部131bは、一体的に形成されている。
このうち、基端部131aは、ケース蓋部材113側(下側)に位置し、六角柱状を有する。また、中間部131bは、基端部131aよりも径大な円板状をなし、基端部131aとは逆側(上側)を向く円環状の先端当接面131bpを有する。また、先端部131cは、基端部131a及び中間部131bよりも軸方向長さの大きい円柱状を有する。この先端部131cは、外部との接続(例えば他のリチウム二次電池100との接続など)に利用される。
第2端子部材133は、概略矩形状の金属板を2箇所で屈曲加工して、段状に形成したものである。詳細には、この第2端子部材133は、第1板部133aと、第3板部133cと、これらを接続する第2板部133bとからなる。
このうち、第1板部133aは、ケース蓋部材113と平行で、その略中央に円状の開口133ahが形成されている。この開口133ahには、前述の第1端子部材131の先端部131cが挿通されている。また、この第1板部133aの下面133aqは、第1端子部材131の中間部131bの先端当接面131bpに当接し、これにより、第1端子部材131と第2端子部材133とが互いに電気的に接続されている。
また、第3板部133cは、ケース蓋部材113と平行で、第1板部133aよりもケース蓋部材113側に位置しており、その略中央に円状の開口133chが形成されている。この開口133chには、後述する第3端子部材135の柱状部135bが挿通されている。また、この第3板部133cの上面133cpのうち、開口133chの周囲には、後述する第3端子部材135のリベット部135cが当接している。これにより、第2端子部材133と第3端子部材135とが互いに電気的に接続されている。
また、第2板部133bは、第1板部133a及び第3板部133cと直交しつつ、第1板部133aと第3板部133cとの間を接続している。
第3端子部材135は、基部135aと、柱状部135bと、リベット部135cと、電極体接続部135dとからなる。これら基部135a、柱状部135b、リベット部135c及び電極体接続部135dは、一体的に形成されている。なお、図3の正極電極端子130の分解図においては、リベット部135cを形成する前の状態(円柱状)を示している。一方、図3の負極電極端子140においては、リベット部135cが形成された状態を示している。
このうち、基部135aは、矩形板状を有し、電池ケース110の内部に位置している。詳細には、基部135aの上面135apが、ケース蓋部材113、具体的には、端子挿通孔113hの周囲を構成する孔周囲部113cに対向している。
また、柱状部135bは、円柱状を有し、基部135aの上面135apの中央から、この基部135aに直交する方向(上側)に延びている。そして、柱状部135bは、後述するガスケット160の柱状部挿通孔160hに挿通され、また、ケース蓋部材113の端子挿通孔113hに挿通され、また、後述する絶縁部材150の貫通孔150bhに挿通され、更には、第2端子部材133の第3板部133cの開口133chに挿通されている。
また、リベット部135cは、概略円板状に加締め加工されてなり、柱状部135bの先端側に位置している。そして、リベット部135cは、第2端子部材133の第3板部133cの上面133cpに当接し、これにより、第3端子部材135と第2端子部材133とが電気的に接続されている。
また、電極体接続部135dは、基部135aの外周縁からケース蓋部材113とは逆側(下側)に延びる所定形状を有している。この電極体接続部135dは、電極体120に溶接されている。これにより、第3端子部材135と電極体120とが電気的に接続されている。
次に、電極端子130,140と共にケース蓋部材113に固定された絶縁部材150,150について説明する。この絶縁部材150は、樹脂からなり、第1,第2端子部材131,133とケース蓋部材113との間に配置されて、第1,第2端子部材131,133とケース蓋部材113とが接触して短絡することを防止している。
この絶縁部材150は、第1嵌合凹部150aと、第2嵌合凹部150bとを有する。
第1嵌合凹部150aは、第1端子部材131の基端部131aの形状(六角柱状)に対応した平面視六角状の凹部であり、この基端部131aが嵌合している。これにより、第1端子部材131を絶縁部材150に固定すると共に、第1端子部材131の基端部131aとケース蓋部材113とを電気的に絶縁している。また、第1端子部材131がその軸回りに回転することを防止している。
また、第2嵌合凹部150bは、第2端子部材133の第3板部133cの形状(矩形板状)に対応した平面視矩形状の凹部であり、この第3板部133cが嵌合している。これにより、第2端子部材133を絶縁部材150に固定すると共に、第2端子部材133の第3板部133cとケース蓋部材113とを電気的に絶縁している。また、第2嵌合凹部150bの底部中央には、円状の貫通孔150bhが形成されている。この貫通孔150bhは、一方で(下側で)ケース蓋部材113の端子挿通孔113hに連通すると共に、他方で(上側で)第2端子部材133の第3板部133cの開口133chと連通
している。この貫通孔150bhには、前述のように、第3端子部材135の柱状部135bが挿通されている。
次に、電極端子130,140と共にケース蓋部材113に固定されたガスケット160,160について説明する。このガスケット160は、ゴムからなり、ケース蓋部材113(具体的には孔周囲部113c)と第3端子部材135の基部135aとの間に、厚み方向に圧縮された状態で狭持されている。このガスケット160は、外周が円形の円環板状をなし、その中央には、円形の柱状部挿通孔160hが形成されている。この柱状部挿通孔160hは、ケース蓋部材113の端子挿通孔113hに連通している。また、この柱状部挿通孔160hには、第3端子部材135の柱状部135bが挿通されている。このガスケット160の各寸法については後述する。
次に、電極端子130,140と共にケース蓋部材113に固定されたスペーサ170,170について説明する(図3及び図4の他、図5〜図11、図12〜図14を参照)。このスペーサ170は、介在部170aを有し、この介在部170aがケース蓋部材113(具体的には孔周囲部113c)と第3端子部材135の基部135aとの間に配置されている。このスペーサ170は、樹脂製、具体的には、PPS樹脂から形成されている。
このスペーサ170は、上記の介在部170aと、この介在部170aの径方向外側に位置し、この介在部170aから孔周囲部113cとは逆側(下側)に延びる側壁部170bとを有する。また、スペーサ170は、介在部170a及び側壁部170bの側方に繋がる側方部170cを有する。これら介在部170a、側壁部170b及び側方部170cは、一体的に形成されている。
このうち、介在部170aは、上面170apとこれに平行な下面170aqとを有する板状をなし、ガスケット160の径方向外側に位置すると共に、ケース蓋部材113の孔周囲部113cと第3端子部材135の基部135aとの間に介在している(図4及び図13等を参照)。この介在部170aは、その中央にガスケット160が位置するようにして、互いに対称的な形状をなす介在第1部170a1と介在第2部170a2の2つに分割されている(図6、図8及び図12等を参照)。
介在第1部170a1は、図12に示すように、上面170ap側の外周縁が第1辺170a11と第2辺170a12と第3辺170a13と円弧170a14とからなる形状を有する。具体的には、第1辺170a11と第2辺170a12とは、同じ長さで互いに平行である。第3辺170a13は、第1辺170a11と第2辺170a12の一端を結び、これらに直交している。円弧170a14は、ガスケット160の柱状部挿通孔160hの中心160hgを中心とし、半径をf1とした円弧であり、第1辺170a11と第2辺170a12の他端同士を結んでいる。なお、本実施形態では、f1=5.5mmとしている。
介在第2部170a2は、図12に示すように、上面170ap側の外周縁が第1辺170a21と第2辺170a22と第3辺170a23と円弧170a24とからなる形状を有する。 具体的には、第1辺170a21と第2辺170a22とは、同じ長さで互いに平行である。第3辺170a23は、第1辺170a21と第2辺170a22の一端を結び、これらに直交している。円弧170a24は、ガスケット160の柱状部挿通孔160hの中心160hgを中心とし、半径をf1(=5.5mm)とした円弧であり、第1辺170a21と第2辺170a22の他端を結んでいる。
介在第1部170a1の第1辺170a11と介在第2部170a2の第1辺170a21とは、同一直線上に位置し、また、介在第1部170a1の第2辺170a12と介在第2部170a2の第2辺170a22とは、同一直線上に位置している。また、介在第1部170a1の第3辺170a13と、介在第2部170a2の第3辺170a23とは、同じ長さで互いに平行である。
側壁部170bは、この介在部170aから孔周囲部113cとは逆側(下側)に延びて、第3端子部材135の基部135aの径方向外側に配置されている(図4、図13及び図14等を参照)。この側壁部170bは、内側を向く主面である内側面170bnと、外側を向く主面である外側面170bmと、孔周囲部113c側(上側)を向く細長い上面170bpと、孔周囲部113cとは逆側(下側)を向く細長い下面170bqとを有する。側壁部170bの上面170bpと、前述の介在部170aの上面170apとは、同じ高さに位置して繋がり面一となっている。
この側壁部170bは、図12等に示すように、互いに対向する第1壁部170b1及び第2壁部170b2と、これら一端を結ぶ第3壁部170b3とから構成され、上面170bp側から平面視すると(図12参照)、コ字状をなしている。第1壁部170b1は、水平方向に長い矩形板状をなし、介在部170aの介在第1部170a1の第1辺170a11及び介在第2部170a2の第1辺170a21の外側に位置して、介在部170aから孔周囲部113cとは逆側(下側)に延びている。また、第2壁部170b2は、第1壁部170b1と同じ水平方向に長い矩形板状をなし、介在部170aの介在第1部170a1の第2辺170a12及び介在第2部170a2の第2辺170a22の外側に位置して、介在部170aから孔周囲部113cとは逆側(下側)に延びている。また、第3壁部170b3は、水平方向に長い矩形板状をなし、介在部170aの介在第1部170a1の第3辺170a13の外側に位置して、介在部170aから孔周囲部113cとは逆側(下側)に延びている。
側壁部170の内側面170bnは、図12等に示すように、第1壁部170b1の内側面170b1nと、第2壁部170b2の内側面170b2nと、第3壁部170b3の内側面170b3nとから構成されている。また、側壁部170の外側面170bmは、第1壁部170b1の外側面170b1mと、第2壁部170b2の外側面170b2mと、第3壁部170b3の外側面170b3mとから構成されている。また、側壁部170の上面170bpは、第1壁部170b1の上面170b1pと、第2壁部170b2の上面170b2pと、第3壁部170b3の上面170b3pとから構成されている。また、側壁部170の下面170bqは、図5等に示すように、第1壁部170b1の下面170b1qと、第2壁部170b2の下面170b2qと、第3壁部170b3の下面170b3qとから構成されている。
この側壁部170bには、ガスケット160との干渉を防止する2つの切り欠き部170b1z,170b2zが設けられている(図5、図8及び図12等を参照)。これらの切り欠き部170b1z,170b2zは、第1壁部170b1及び第2壁部170b2にそれぞれ設けられ、互いに対向している。
一方の切り欠き部は170b1zは、図12に示すように、第1壁部170b1のうち、その長手方向中央において、その内側面170b1nから外側面170b1mまで貫通すると共に、その上面170b1pに達しており、径方向外側から平面視すると(図12において、矢印Mの方向から平面視すると)、第1壁部170b1の長手方向に細長い、幅3.0mm、高さ0.6mmの矩形状をなしている。
また、他方の切り欠き部170b2zは、第2壁部170b2のうち、その長手方向中央において、その内側面170b2nから外側面170b2mまで貫通すると共に、その上面170b2pに達しており、径方向外側から平面視すると(図12において、矢印Lの方向から平面視すると)、第2壁部170b2の長手方向に細長い、幅3.0mm、高さ0.6mmの矩形状をなしている。
ここで、側壁部170bに上記切り欠き部170b1z,170b2zを設けない場合を仮定する。この場合における、ガスケット160の柱状部挿通孔160hの中心160hgから、側壁部170bの仮想内側面170bnjまでの、径方向の最短距離を、最短距離f2とする(図12参照)。本実施形態では、ガスケット160の中心160hgから、側壁部170bの第1壁部170b1の仮想内側面170b1njまでの最短距離と、第2壁部170b2の仮想内側面170b2njまでの最短距離が、それぞれ上記最短距離f2に該当する。本実施形態では、最短距離f2=5.3(mm)としている。
また、ガスケット160の柱状部挿通孔160hの中心160hgから、側壁部170bの仮想外側面170bmjまでの、径方向の最短距離を、最短距離f3とする(図12参照)。本実施形態では、ガスケット160の中心160hgから、側壁部170bの第1壁部170b1の仮想外側面170b1mjまでの最短距離と、第2壁部170b2の仮想外側面170b2mjまでの最短距離が、それぞれ上記最短距離f3に該当する。本実施形態では、最短距離f3=5.8(mm)としている。
次に、上記最短距離f2よりも大きく、かつ、上記最短距離f3よりも小さい値を、前述の介在部170aにおける円弧170a14及び円弧170a24の半径f1(以下、所定値f1とも言う。)として設定する(f2<f1<f3)。前述のように、本実施形態では、f1=5.5(mm)としている。
そして、図12に示すように、側壁部170bの第1壁部170b1のうち、ガスケット160の中心160hgから径方向に所定値f1以内で、かつ、上面170b1pからガスケット160の厚み以内の領域RZ1を、内側面170b1n(仮想内側面170b1nj)から、更に外側面170b1m(仮想外側面170b1mj)まで貫通するように欠損させると、前述の切り欠き部170b1zが形成される。
また、図12に示すように、側壁部170bの第2壁部170b2のうち、ガスケット160の中心160hgから径方向に所定値f1以内で、かつ、上面170b2pからガスケットの厚み以内の領域RZ2を、内側面170b2n(仮想内側面170b2nj)から、更に外側面170b2m(仮想外側面170b2mj)まで貫通するように欠損させると、前述の切り欠き部170b2zが形成される。
次に、ガスケット160とスペーサ170の介在部170a及び側壁部170bの寸法関係について更に説明する。まず、ケース蓋部材113等にガスケット160を固定する前の状態(圧縮前の自然長の状態)におけるガスケット160の各寸法について説明する。図15に、圧縮前の状態のガスケット160を示す。圧縮前のガスケット160において、柱状部挿通孔160hを除いたときの径方向長さをA(mm)とし、その寸法公差をa(mm)とする。本実施形態では、寸法公差a=0.10mmである。また、柱状部挿通孔160hの直径をB(mm)とし、その寸法公差をb(mm)とすると、本実施形態では、直径B=4.05mm、寸法公差b=0.10mmである。また、圧縮前のガスケット160の厚みをH(mm)とし、その寸法公差をh(mm)とする。
次に、ケース蓋部材113等にガスケット160を固定した状態(圧縮後の状態)におけるガスケット160の各寸法について説明する(図14参照)。圧縮後のガスケット160において、柱状部挿通孔160hを除いたときの径方向長さをシール長さJ(mm)とする。そして、このシール長さJが最小となる場合を、最小シール長さJmin(mm)とし、このシール長さJが最大となる場合を、最大シール長さJmax(mm)
とする。また、柱状部挿通孔160hの直径をD(mm)とし、その寸法公差をd(mm)とすると、本実施形態では、直径D=4.00mm、寸法公差d=0.05mmであ
る。また、このガスケット160の厚みをT(mm)とし、その寸法公差をt(mm)とする。
また、スペーサ170の側壁部170bの第1壁部170b1(内側面170b1n)から第2壁部170b2(内側面170b2n)までの距離(間隙)をG(mm)とし、その寸法公差をg(mm)とする。本実施形態では、距離G=10.60mm、寸法公差g=0.09mmである。
ここで、圧縮前の状態におけるガスケット160の寸法公差上、最も小さいガスケット160を考えると、その径方向長さは(A−a)、厚みは(H−h)、柱状部挿通孔160hの直径は(B+b)である。また、この最小のガスケット160を圧縮した場合において、シールに必要な最小の径方向長さ(シール長さ)を、最小シール長さJmin=2.3(mm)とすると、厚みは(T+t)、柱状部挿通孔160hの直径は(D−d)である。ガスケット160は、圧縮前と圧縮後で体積(Vmin)が等しいと考えることができるので、下記の数式1が成立する。この数式1の左辺は、圧縮前の体積を表しており、右辺は、圧縮後の体積を表している。この数式1を整理すると、下記の数式2となる。
Figure 0005344603
Figure 0005344603
この数式2において、T/Hは、圧縮比をPとして、(1−P)で表すことができるので、これを用いて整理すると、下記の数式3となる。なお、Pminは、圧縮比の最小値である。更に、この数式3を整理して、(A−a)を求めると、下記の数式4となる。
Figure 0005344603
Figure 0005344603
本実施形態では、圧縮比Pは0.25±0.15(圧縮率25±15%)であるので、最小圧縮比Pminは0.1(最小圧縮率10%)、最大圧縮比Pmaxは0.4(最大圧縮率40%)である。上記数式4に各数値を代入すると、(A−a)=2.10(mm)と求まる。従って、A=2.20(mm)となる。また、(A+a)=2.30(mm)となる。即ち、シールに必要な最小シール長さを、Jmin=2.3(mm)とすると、圧縮前のガスケット160の径方向長さは、(A±a)=2.20±0.10(mm)と算出される。
次に、圧縮前の状態におけるガスケット160の寸法公差上、最も大きいガスケット160を考えると、その径方向長さは(A+a)、厚みは(H+h)、柱状部挿通孔160hの直径は(B−b)である。また、この最大のガスケット160を圧縮した場合において、最大の径方向長さ(シール長さ)を、最大シール長さJmaxとすると、厚みは(T−t)、柱状部挿通孔160hの直径は(D+d)である。ガスケット160は、圧縮前と圧縮後で体積が等しいと考えることができるので、下記の数式5が成立する。更に、この数式5を整理して、Jmaxについて求めると、下記の数式6となる。
Figure 0005344603
Figure 0005344603
この数式6に各数値を代入すると、Jmax=3.27(mm)と求まる。次に、ガスケット160とスペーサ170の側壁部170bとの干渉を考えると、下記の数式7が成立するときに、ガスケット160とスペーサ170の側壁部170bとが干渉することとなる。従って、数式7の条件を満たす場合に、側壁部170bに切り欠き部170b1z,170b2zを設けて、ガスケット160の干渉を防止する必要が生じる。
Figure 0005344603
本実施形態では、この数式7における左辺は、(G−g)=10.51(mm)となる。また、前述のように、Jmax=3.27(mm)であるので、この数式7における右辺は、10.59(mm)となる。従って、数式7が成立するので、ガスケット160
の側壁部170bへの干渉を防止するために、側壁部170bに切り欠き部170b1
z,170b2zを設けている。
次に、スペーサ170の側方部170cについて説明する(図2及び図3等を参照)。この側方部170cは、ケース蓋部材113と電極体120との間に配置されている。これにより、ケース蓋部材113と電極体120とが接触することを確実に防止している。また、この側方部170cが存在することにより、電極体120がケース蓋部材113側に移動することを防止できるので、電極体120と、ケース蓋部材113の中央に形成された安全弁部113bとが、常に所定距離以上離間された状態を維持できる。つまり、この側方部170cは、電極体120による安全弁部113bの閉塞を防止し、安全弁部113bを通じた放圧を補助する放圧補助手段としても機能する。
即ち、リチウム二次電池100の過充電時等において、電極体120の内部でガスが発生した場合、このガスによって電極体120が膨張したり変形することがある。これにより電極体120の外周面が安全弁部113b側に張り出す(進行する)ことが起きても、安全弁部113bと電極体120との間に配置された側方部170cが張り出してきた電極体120の外周面と当接し、その結果、電極体120を押圧して安全弁部113b側への移動を阻止する。これによって、電極体120が安全弁部113bを塞いでしまうことを防止できる。また、側方部170cには、貫通孔170chが設けられているので、この貫通孔170chによっても、電極体120で発生したガスの安全弁部113bへの移動が行われ得る。
次いで、上記リチウムに二次電池100の製造方法について説明する(図2及び図3等を参照)。
電極体120を用意し、その軸方向の両端に正極用の第3端子部材135と負極用の第3端子部材135を溶接する。その後、第3端子部材135,135の基部135a,135a上に、それぞれガスケット160,160を配置する。その際、ガスケット160,160の柱状部挿通孔160h,160hに第3端子部材135,135の柱状部135b,135bを挿通する。
その後更に、第3端子部材135,135の基部135a,135a上に、それぞれスペーサ170,170を配置する。その際、スペーサ170,170の介在部170a,170aの径方向内側にガスケット160,160を配置すると共に、また、スペーサ170,170の側壁部170b,170bを、第3端子部材135,135の基部135a,135aの径方向外側に配置する。
次に、スペーサ170,170の上に、ケース蓋部材113を配置する。その際、ケース蓋部材113の端子挿通孔113h,113hに第3端子部材135,135の柱状部135b,135bを挿通する。
その後、ケース蓋部材113の上に、絶縁部材150,150を配置する。その際、絶縁部材150,150の貫通孔150bh,150bhに第3端子部材135,135の柱状部135b,135bを挿通する。
その後、絶縁部材150,150上に、それぞれ第1端子部材131,131を配置する。その際、第1端子部材131,131の基端部131a,131aを絶縁部材150,150の第1嵌合凹部150a,150aに嵌合させる。
また、絶縁部材150,150の上に、それぞれ第2端子部133,133を配置する。その際、第2端子部材133,133の第3板部133c,133cを絶縁部材150,150の第2嵌合凹部150b,150bに嵌合させる。この第3板部133c,133cの開口133ch,133chに第3端子部材135,135の柱状部
135b,135bを挿通する。またこのとき、第2端子部材133,133の第1板部
133a,133aの開口133ah,133ahに第1端子部材131,131の先端部131c,131cを挿通すると共に、この第1板部133a,133aを、第1端子部材131,131の中間部131b,131bに当接させる。
次に、第3端子部材135,135の柱状部135b,135bのうち、第2端子部材133,133の第3板部133c,133cから突出した部分を加締めて拡大し、リベット部135c,135cを形成する。これにより、第1,第2,第3端子部材131,133,135、絶縁部材150、ガスケット160及びスペーサ170が、ケース蓋部材113に固定される。即ち、ケース蓋部材113に、正極電極端子130と負極電極端子140がそれぞれ固設される。
本実施形態では、前述のように、スペーサ170,170の側壁部170b,170bに、切り欠き部170b1z,170b2zを設けている。このため、この状態で、この切り欠き部170b1z,170b2z内を覗き見れば、ガスケット160,160の有無やガスケット160,160の状態(圧縮状態など)を容易に確認できる。従って、ガスケット160,160が所定位置に所定状態で配置されたリチウム二次電池100を確実に製造できる。
次に、電極端子130,140を固設したケース蓋部材113を、電極体120がケース本体部材111内に収容されるようにして、ケース本体部材111に配置する。そして、ケース蓋部材113の周縁部分とケース本体部材111の開口部分とをレーザ溶接する。その後、ケース蓋部材113の注液口部113aから電池ケース110内に電解液を注入し、この注液口を封止する。かくして、リチウム二次電池100が完成する。
以上で説明したように、本実施形態のリチウム二次電池100は、スペーサ170の側壁部170bに、その内側面170bnから外側面170bmまでを切り欠いて、ガスケット160との干渉を防止する形態とした2つの切り欠き部170b1z,170b2zを設けている。具体的には、これらの切り欠き部170b1z,170b2zは、ガスケット160の柱状部挿通孔160hの中心160hgから径方向に所定値f1以内で、かつ、上面170bpからガスケット160の厚み以内の領域RZ1,RZ2を、内側面170bnから、更には外側面170bmまで貫通するように、欠損させて形成したものである。
このため、切り欠き部170b1z,170b2zを設けない場合に、側壁部170bの仮想内側面170bnjに干渉するおそれのある外径の大きなガスケット160でも、切り欠き部170b1z,170b2zを設けることで、ガスケット160の一部が切り欠き部170b1z,170b2z内に配置されることにより、ガスケット160が側壁部170bに干渉することを防止できる。或いは、スペーサ170の側壁部170bの径方向寸法を小さくしても、切り欠き部170b1z,170b2zを設けることで、ガスケット160の一部が切り欠き部170b1z,170b2z内に配置されることにより、ガスケット160が側壁部170bに干渉することを防止できる。従って、ガスケット160の外径を大きくできる、或いは、スペーサ170の側壁部170bの径方向寸法を小さくできる。
また、本実施形態では、ガスケット160及びスペーサ170の側壁部170bが、ガスケット160が側壁部170bの外側面170bm(仮想外側面170bmj)よりも径方向内側に収まる形態とされているので、ガスケット160が切り欠き部170b1z,170b2zを超えて側壁部170bから径方向外側にはみ出すことを防止できる。これにより、ガスケット160が、電池ケース110(ケース本体部材111のケース側
壁部111c)と干渉することを確実に防止できる。
また、本実施形態では、切り欠き部170b1z,170b2zを、側壁部170bを貫通する形態としている。これにより、スペーサ170の側壁部170bの外部から切り欠き部170b1z,170b2z内を覗き見ることができるので、ガスケット160の有無やガスケット160の状態(圧縮状態など)を容易に確認できる。
また、電池ケース110は、板状のケース蓋部材113を有し、このケース蓋部材113に端子挿通孔113hを形成している。このため、このリチウム二次電池100を製造するにあたり、ケース蓋部材113に、電極端子130,140、ガスケット160及びスペーサ170を固定した状態で、上記のようにガスケット160の有無等を容易に確認できるので、ガスケット160が所定位置に所定状態で配置されたリチウム二次電池100を確実に製造できる。従って、ガスケット160によるシールの信頼性の高いリチウム二次電池100とすることができる。
また、本実施形態では、スペーサ170の介在部170aを、その中央にガスケット160が位置する形態としている。このような形態とすることにより、前述したガスケット160の中心160hgから側壁部170bの仮想内側面170bnjまでの最短距離f2を、ガスケット160が介在部170aの中央に位置しない形態に設計された電池に比して、大きくできる。また、前述したガスケット160の中心160hgから側壁部170bの仮想外側面170bmjまでの最短距離f3を、ガスケット160が介在部170aの中央に位置しない形態に設計された電池に比して、大きくできる。このため、ガスケット160が介在部170aの中央に位置しない形態に設計された電池に比して、ガスケット160の外径を大きくできる。或いは、スペーサ170の側壁部170bの径方向寸法を小さくできる。
また、本実施形態では、スペーサ170の側壁部170bが互いに対向する第1,第2壁部170b1,170b2を有する。そして、切り欠き部170b1z,170b2zを、互いに対向するように、第1,第2壁部170b1,170b2にそれぞれ設けている。このような形態とすることにより、ガスケット160の外径を大きくできる。或いは、スペーサ170の側壁部170bの径方向寸法を小さくできる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、電池として、リチウム二次電池100を例示したが、例えばニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池等の他の種類の二次電池などにも、本発明を適用できる。
また、上記実施形態では、捲回型の電極体120を有する電池100を例示したが、積層型の電極体を有する電池などにも、本発明を適用できる。
100 リチウム二次電池(電池)
110 電池ケース
111 ケース本体部材
113 ケース蓋部材
113c 孔周囲部
113h 端子挿通孔
120 電極体
130 正極電極端子(電極端子)
131 第1端子部材
133 第2端子部材
135 第3端子部材
135a 基部
135b 柱状部
135c リベット部
140 負極電極端子(電極端子)
150 絶縁部材
160 ガスケット
160h 柱状部挿通孔
160hg 中心
170 スペーサ
170a 介在部
170a1 介在第1部
170a2 介在第2部
170b 側壁部
170bn 内側面
170bnj 仮想内側面
170bm 外側面
170bmj 仮想外側面
170bp 上面(端面)
170bq 下面
170b1z,170b2z 切り欠き部
170b1 第1壁部
170b2 第2壁部
170b3 第3壁部
f1 半径
f2,f3 最短距離
RZ1,RZ2 領域

Claims (5)

  1. 自身を貫通する端子挿通孔を有する電池ケースと、
    前記端子挿通孔に挿通され、前記電池ケースに固設された電極端子であって、
    前記電池ケースの内部に配置され、前記電池ケースのうち、前記端子挿通孔の周囲を構成する孔周囲部に対向する基部、及び、
    この基部から延び、前記端子挿通孔を貫通する柱状の柱状部、を有する
    電極端子と、
    を備える電池であって、
    円環板状をなし、自身の中央に前記電極端子の前記柱状部を挿通する柱状部挿通孔を有し、前記孔周囲部と前記電極端子の前記基部との間に狭持されてなるガスケットと、
    板状をなし、前記ガスケットの径方向外側に位置すると共に、前記孔周囲部と前記電極端子の前記基部との間に介在してなる介在部、及び、
    この介在部の前記径方向外側に位置し、この介在部から前記孔周囲部とは逆側に延びて、前記電極端子の前記基部の前記径方向外側に配置された側壁部であって、少なくとも自身の内側面側を切り欠いて、前記ガスケットとの干渉を防止する形態とされた切り欠き部を含む側壁部、を有する
    スペーサと、を備え、
    前記ガスケットは、
    圧縮される前の状態では前記スペーサの前記側壁部に設けた前記切り欠き部に配置されておらず、
    圧縮された後の状態では前記スペーサの前記側壁部に設けた前記切り欠き部に配置されてなる
    電池。
  2. 請求項1に記載の電池であって、
    前記ガスケット及び前記スペーサの前記側壁部は、
    前記ガスケットが前記側壁部の外側面よりも径方向内側に収まる形態とされてなる
    電池。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電池であって、
    前記電池ケースは、
    板状のケース蓋部材を有し、このケース蓋部材に前記端子挿通孔が形成されてなり、
    前記切り欠き部は、
    前記側壁部の外側面まで切り欠いて、前記内側面と前記外側面との間を貫通してなる
    電池。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電池であって、
    前記スペーサの前記介在部は、
    この介在部の中央に、前記ガスケットが位置する形態とされてなる
    電池。
  5. 請求項4に記載の電池であって、
    前記スペーサの前記側壁部は、
    互いに対向する第1壁部及び第2壁部を有し、
    前記切り欠き部は、
    前記第1壁部及び前記第2壁部にそれぞれ設けられて、互いに対向してなる
    電池。
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