JP5170204B2 - 搬送車システム - Google Patents
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Description
搬送車は、左右両側に車輪を有しており、一方の車輪にモータが接続されて駆動輪になっており、他方の車輪が従動輪になっている。搬送車は、さらに、左右のガイドレールにガイドされるためのガイドローラを有している。
また、左右の車輪に別個のモータを接続して、搬送車がカーブを走行する際には、左右の車輪に適切な速度差が生じさせるようにした二輪差速度制御も行われている(例えば、特許文献1を参照。)。
この搬送車システムでは、制御部が第1モータ及び第2モータを制御して、それにより第1走行車輪及び第2走行車輪が独立して駆動される。その結果、搬送車は走行レールに沿って移動する。
搬送車が曲線部を走行するときには、前側ガイドローラ対及び後側ガイドローラ対がガイドレールに近接したガイド位置にある。一方、制御部は、搬送車が曲線部を走行するときに、理想的な走行軌跡に基づいて作成した速度指令を第1モータ及び第2モータに与えている。したがって、前側ガイドローラ対及び後側ガイドローラ対は曲線部においてガイドレールに接触しにくい。従来であれば曲線部の入口と出口において搬送車の前側ガイドローラ対及び後側ガイドローラ対がガイドレールに接触することを前提とした制御を行っていたので、両者の衝突や摩擦の問題が大きかった。それに対しては、この搬送車システムでは、曲線部の入口と出口において搬送車の前側ガイドローラ対及び後側ガイドローラ対がガイド位置にあってもガイドレールに接触しないように積極的に制御をしている。したがって、ガイドローラがガイドレールに接触しにくい。
この搬送車システムでは、前側ガイドローラ対が曲線部に入ってから後側ガイドローラ対が曲線部に入るまでの移動に関して、理想的な走行軌跡が定められる。したがって、ガイドローラがガイドレールに接触しにくい。
この搬送車システムでは、ガイドローラがガイドレールに接触しにくい。
この搬送車システムでは、挙動変化時の遅れ時間を補償することで作成した二輪速度差指令テーブルに基づいて第1モータ及び第2モータに速度指令が与えられるので、意図に沿った搬送車走行を実現できる。また、二輪速度差指令テーブルは予め記憶されているので、制御部における指令速度変換処理作業の負担を減らせる。
この搬送車システムでは、意図に沿った搬送車走行を実現できる。
図1を用いて、本発明の一実施形態が採用された搬送車システム1について説明する。図1は、本発明の一実施形態が採用された搬送車システムの模式図である。
搬送車3は、搬送車本体15と、駆動走行部18と、従動走行部19を有している。搬送車本体15の構造は従来と同じであるので説明を省略する。駆動走行部18及び従動走行部19は、搬送車本体15に対してそれぞれ回動自在に取り付けられるボギー台車である。図1には、駆動走行部18の旋回軸中心38が示されている。
第1分岐ガイドローラ33は、第1固定ガイドローラ31に対応して配置されており、両者によって前側ガイドローラ対81と後側ガイドローラ対83を構成している。第2分岐ガイドローラ34は、第2固定ガイドローラ32に対応して配置されており、両者によって前側ガイドローラ対85と後側ガイドローラ対87とを構成している。第1分岐ガイドローラ駆動部35(図3)は、第1分岐ガイドローラ33と、第2分岐ガイドローラ34の位置を変更するための機構である。
以上の構造により、第1分岐ガイドローラ駆動部35(図3)によって、第1分岐ガイドローラ33及び第2分岐ガイドローラ34がガイド位置と非ガイド位置との間で移動する。ガイド位置では、第1分岐ガイドローラ33及び第2分岐ガイドローラ34は、第1ガイドレール6aの外側に近接する。非ガイド位置では、第1分岐ガイドローラ33及び第2分岐ガイドローラ34は、第1ガイドレール6aから上方に離れている。
第1従動輪36は、走行レール4の第1走行レール4aの上に載っている。第2従動輪37は、走行レール4の第2走行レール4bの上に載っている。
第3分岐ガイドローラ42は、第3固定ガイドローラ40に対応して配置されている。第4分岐ガイドローラ43は、第4固定ガイドローラ41に対応して配置されている。第2分岐ガイドローラ駆動部44(図3)は、第3分岐ガイドローラ42と、第4分岐ガイドローラ43の位置を変更するための機構である。
以上の構造により、第2分岐ガイドローラ駆動部44(図3)によって、第3分岐ガイドローラ42及び第4分岐ガイドローラ43がガイド位置と非ガイド位置との間で移動する。ガイド位置では、第3分岐ガイドローラ42及び第4分岐ガイドローラ43は、第1ガイドレール6aの外側に近接する。非ガイド位置では、第3分岐ガイドローラ42及び第4分岐ガイドローラ43は、第1ガイドレール6aから上方に離れている。
図2を用いて、走行レール4に沿って設けられた複数種類の被検出部について説明する。被検出部は、反射テープ11と、バーコード13と、磁気マーク14とを含んでいる。なお、図2では、反射テープ11と、バーコード13と、磁気マーク14は、走行レール4の内側に図示されているが、実際には走行レール4上又はガイドレール6上面に設けられている。
反射テープ11は、曲線部203において搬送車3の位置を検出するための部材であり、曲線部203に配置されている。なお、この実施形態では、反射テープ11の開始端11aは、曲線部203の実際の開始位置203aより走行方向手前に配置されている。また、反射テープ11の終了端(図示せず)は、実際の曲線部の終了位置(図示せず)より手前に配置されている。
バーコード13は、走行レール4の原点マーク及び複数の基準マークとして機能している。
磁気マーク14は、搬送車3の停止位置を示す部材である。磁気マーク14は、鋼などの磁性体や、銅やアルミなどの非磁性体で構成されている。この実施形態では、磁気マーク14は、第1直線部201に配置されており、磁気マーク14の中間が停止位置80になっている。
図3を用いて、搬送車システム1の制御構成を説明する。図3は、搬送車システムの制御構成を示すブロック構成図である。
図4を用いて、走行制御部59を説明する。図4は、搬送車の走行制御部を示すブロック構成図である。
走行制御部59は、CPU、RAM、ROM等からなりプログラムを実行するコンピュータである。走行制御部59は、ルートマップ61と、速度パターン発生部62と、第1モータ制御部63と、第2モータ制御部64、補償速度比率テーブル90とを有している。ルートマップ61は、走行制御部59内のメモリに保存されている。速度パターン発生部62は、搬送車コントローラ52と交信可能である。
さらに、走行制御部59には、第1エンコーダ27、第2エンコーダ30、光電センサ47,リニアスケール49及びバーコードリーダ50が接続されている。
搬送車3は、一般的に、軌道2に沿って、ルートマップ61から求めた所要走行距離と、第1エンコーダ27及び第2エンコーダ30から求めた現在位置ならびに現在速度により走行制御を行う。
速度パターン発生部62は、理想的な曲線部走行軌跡テーブルを予め有している。曲線部走行軌跡は、ガイドローラがガイドレール形状を正確にトレースできる軌跡である。つまり、この軌跡においては、ガイドローラがガイドレールに接触することはない。
最初に、旋回角度α2が算出される。なお、Rは第1ガイドレール6aの半径であり、Lは両ガイドローラ対の前後ピッチであり、xaは後側ガイドローラ対のx座標であり、xRは曲線部開始位置203aのX座標である。
l=√((xR−xa)2+R2)
R2=l2+L2−2lLcosα1
α1=cos−1((R2−l2−L2)/(−2lL))
α0=tan−1R/(xR−xa)
α2=α0−α1
θ0=θ00−α2
θ1=θ10−α2
θ2=θ20−α2
これより、P0、P1及びP2の座標は以下の通りになる。
P0(x0,y0)=(xa+l0cosθ0,l0sinθ0)
P1(x1,y1)=(xa+l1cosθ1,l1sinθ1)
P2(x2,y2)=(xa+l2cosθ2,l2sinθ2)
P0、P1、P2のそれぞれの間隔が積算されることで、第1走行車輪25、第2走行車輪28、旋回軸中心38の移動距離が得られる。
図8を用いて、曲線部入口におけるガイドレールとガイドローラの位置関係を説明する。前側ガイドローラ対81同士の中間点を第1中間点95として、後側ガイドローラ対83同士の中間点を第2中間点97とする。図8において、前側ガイドローラ対81と後側ガイドローラ対83は、第1直線部201において符号Aで示され、前側ガイドローラ対81が曲線部開始位置203aに到達した位置にある状態を符号Bで示され、後側ガイドローラ対83が曲線部開始位置203aに到達した位置にある状態を符号Cで示され、曲線部203において符号Dで示されている。いずれの位置においても、第1中間点95及び第2中間点97は、第1ガイドレール6aの幅方向中間に一致するようになっている。このようにして、第1ガイドレール6aに対して両側のガイドローラが常に最大の隙間を空けるように配置される。
基準出口軌跡は、基準入口軌跡の計算結果から抽出される。具体的には、後側ガイドローラ対83が曲線部203に入った地点を変化終了地点として検索し、そこから逆方向に並び替える。さらに、P1、P2それぞれの間隔が積算されることで、第1走行車輪25、第2走行車輪28、旋回軸中心38の移動距離が得られる。
以上のようにして得られて基準入口軌跡と基準出口軌跡は、速度パターン発生部62に記憶されている。
図9を用いて、速度パターン発生部62が基準速度指令として利用しているカーブ走行時の基準速度比率テーブル(車輪速度変換テーブル)70について説明する。基準速度比率テーブル70は、カーブ走行の時間に対する左右の駆動輪の基準速度比率を定めたテーブルであって、基準外輪速度比率71と基準内輪速度比率73とを有している。
なお、上記のαの値は、左右の駆動車輪間隔とカーブ曲率に従って異なるように設定されている。
・直線部定速移動・・・P0と平行移動
・入口(二輪差速度差開始位置1〜二輪差速度差終了位置1)・・・基準入口軌跡から抽出
・カーブ中定速移動・・カーブ速度参照(カーブ半径から単純計算)
・出口(二輪差速度差開始位置2〜二輪差速度差終了位置2)・・・基準出口軌跡から抽出
・直線部定速移動・・・P0と平行移動
さらに、補償外輪速度比率91は、基準外輪速度比率71に比べて、一定速度の大きさが大きくなっている。
速度パターン発生部62は、補償テーブルから、境界時間で区切って曲線部入口から出口までの速度パターンを生成する。
時間による境界条件分け及び速度パターン作成方法は以下の通りである。
・直線部定速移動・・・P0と平行移動
・入口(二輪差速度差開始時間1〜二輪差速度差終了時間1)・・・補償入口軌跡から抽出
・カーブ中定速移動・・カーブ速度参照(カーブ半径から単純計算)
・出口(二輪差速度差開始時間2〜二輪差速度差終了時間2)・・・補償出口軌跡から抽出
・直線部定速移動・・・P0と平行移動
搬送車3が曲線部を走行するときには、以下のステップS1〜S7が連続して実行される。
上記実施形態は、下記のように表現可能である
(A)搬送車システム1は、走行レール4と、走行レール4に沿って設けられたガイドレール6と、走行レール4に沿って走行する搬送車3と、搬送車3の走行を制御する走行パターン発生部62(制御部)とを備えている。搬送車3は、搬送車本体15と、第1走行車輪25及び第2走行車輪28と、第1モータ26及び第2モータ29と、前側ガイドローラ対81(31,33)及び後側ガイドローラ対83(31,33)とを有している。第1走行車輪25及び第2走行車輪28は、搬送車本体15の左右に設けられている。第1モータ26及び第2モータ29は、第1走行車輪25及び第2走行車輪28にそれぞれ接続されている。前側ガイドローラ対81及び後側ガイドローラ対83は、第1走行車輪25の前側及び後側にそれぞれ設けられている。速度パターン発生部62は、搬送車3が曲線部203を走行するときに、前側ガイドローラ対81対及び後側ガイドローラ対83が第1ガイドレール6aに接触しない走行軌跡に基づいて作成した速度指令を第1モータ26及び第2モータ29に与える。
この搬送車システム1では、速度パターン発生部62が第1モータ26及び第2モータ29を制御して、それにより第1走行車輪25及び第2走行車輪28が独立して駆動される。その結果、搬送車3は走行レール4に沿って移動する。
搬送車3が曲線部203を走行するときには、前側ガイドローラ対81及び後側ガイドローラ対83が第1ガイドレール6aに近接したガイド位置にある。一方、速度パターン発生部62は、搬送車3が曲線部203を走行するときに理想的な走行軌跡に基づいて作成した速度指令を第1モータ26及び第2モータ29に与えている。したがって、前側ガイドローラ対81及び後側ガイドローラ対83は曲線部203において第1ガイドレール6aに接触しにくい。従来であれば曲線部の入口と出口において搬送車の前側ガイドローラ対及び後側ガイドローラ対がガイドレールに接触することを前提とした制御を行っていたので、両者の衝突や摩擦の問題が大きかった。それに対しては、この搬送車システム1では、曲線部203の入口と出口において搬送車3の前側ガイドローラ対81及び後側ガイドローラ対83がガイド位置にあっても第1ガイドレール6aに接触しないように積極的に制御をしている。したがって、ガイドローラ31,33がガイドレール6に接触しにくい。
この搬送車システム1では、前側ガイドローラ対81が曲線部203に入ってから後側ガイドローラ対83が曲線部203に入るまでの移動に関して、理想的な走行軌跡が定められる。したがって、前側ガイドローラ対81及び後側ガイドローラ対83が第1ガイドレール6aに接触しにくい。
この搬送車システム1では、前側ガイドローラ対81及び後側ガイドローラ対83が第1ガイドレール6aに接触しにくい。
この搬送車システム1では、挙動変化時の遅れ時間を補償することで作成した補償速度比率テーブル90に基づいて第1モータ26及び第2モータ29に速度指令が与えられるので、意図に沿った搬送車走行を実現できる。また、補償速度比率テーブル90は予め記憶されているので、速度パターン発生部62における指令速度変換処理作業の負担を減らせる。
この搬送車システム1では、意図に沿った搬送車走行を実現できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(b)前記実施形態では反射テープは曲線部に沿って連続的に設けられていたが、本発明はこれに限定されない。反射テープは断続的に設けられていてもよい。
(c)前記実施形態では搬送車は天井から吊り下げられた軌道上を走行していたが、本発明はこれに限定されない。軌道は地上に設けられていてもよいし、搬送車が軌道から吊り下げられていてもよい。
(d)前記実施形態ではエンコーダはモータの回転を計測していたが、本発明はこれに限定されない。エンコーダは駆動輪又は従動輪の回転を計測してもよい。
(e)被検出部及びセンサの組み合せの種類及び検出目的は、前記実施形態に限定されない。
(f)被検出部の設置位置や数は、前記実施形態に限定されない。
(g)前記実施形態では、補償速度比率テーブルを用いて左右速度差指令を形成していたが、基準速度比率テーブルを用いて左右速度差指令を形成してもよい。その場合でも、速度パターン発生部は、搬送車が曲線部を走行するときに、理想的な走行軌跡に基づいて作成した速度指令を第1モータ及び第2モータに与えているので、曲線部において前側ガイドローラ対及び後側ガイドローラ対はガイドレールに接触しにくい。
(h)前記実施形態はサーボ追従補償のパラメータはレスポンスと偏差であるが、いずれか一方であってもよい。
(i)前記実施形態では車体の前側に駆動走行部を設けさらに後側に従動走行部を設けた搬送車システムを説明したが、本発明はそれに限定されない。例えば、前側と両側を駆動走行部とすることで、4輪駆動台車とした構造にも本発明を適用できる。その場合、各駆動部は、それぞれ独立して左右モータの速度指令を作成することが好ましい。なお、4輪駆動台車以外に、6輪駆動台車、8輪駆動台車にも本発明を適用できる。
2 軌道
3 搬送車
4 走行レール
4a 第1走行レール
4b 第2走行レール
6 ガイドレール
6a 第1ガイドレール
6b 第2ガイドレール
11 反射テープ
11a 開始端
13 バーコード
14 磁気マーク
15 搬送車本体
18 駆動走行部
19 従動走行部
20 本体フレーム
21 第1駆動輪ユニット
22 第2駆動輪ユニット
23 本体フレーム
25 第1走行車輪
26 第1モータ
27 第1エンコーダ
28 第2走行車輪
29 第2モータ
30 第2エンコーダ
31 第1固定ガイドローラ
32 第2固定ガイドローラ
33 第1分岐ガイドローラ
34 第2分岐ガイドローラ
35 第1分岐ガイドローラ駆動部
36 第1従動輪
37 第2従動輪
38 旋回軸中心
40 第3固定ガイドローラ
41 第4固定ガイドローラ
42 第3分岐ガイドローラ
43 第4分岐ガイドローラ
44 第2分岐ガイドローラ駆動部
47 光電センサ
49 リニアスケール
50 バーコードリーダ
52 搬送車コントローラ
54 コントローラ本体
55 メモリ
59 走行制御部
60 分岐制御部
61 ルートマップ
62 速度パターン発生部(制御部)
63 第1モータ制御部
64 第2モータ制御部
65A 第1誤差増幅部
65B 第2誤差増幅部
66A 第1フィードバック制御部
66B 第2フィードバック制御部
67A 第1アンプ
67B 第2アンプ
70 基準速度比率テーブル
71 基準外輪速度比率
73 基準内輪速度比率
80 停止位置
81 前側ガイドローラ対
83 後側ガイドローラ対
85 前側ガイドローラ対
87 後側ガイドローラ対
90 補償速度比率テーブル(二輪速度差テーブル)
91 補償外輪速度比率
93 補償内輪速度比率
95 第1中間点
97 第2中間点
201 第1直線部
202 第2直線部
203 曲線部
203a 開始位置
206 分岐部
Claims (5)
- 走行レールと、
前記走行レールに沿って設けられたガイドレールと、
前記走行レールに沿って走行する搬送車と、
前記搬送車の走行を制御する制御部とを備え、
前記搬送車は、
車体と、
前記車体の左右に設けられた第1走行車輪及び第2走行車輪と、
前記第1走行車輪及び前記第2走行車輪にそれぞれ接続された第1モータ及び第2モータと、
前記第1走行車輪の前側及び後側にそれぞれ設けられた前側ガイドローラ対及び後側ガイドローラ対とを有しており、
前記制御部は、前記搬送車が曲線部を走行するときに前記前側ガイドローラ対及び前記後側ガイドローラ対が前記ガイドレールに接触しない走行軌跡を計算し、次に計算結果に基づいて作成した速度指令を前記第1モータ及び前記第2モータに与える、
搬送車システム。 - 前記制御部は、前記走行軌跡を計算するために、前記前側ガイドローラ対が前記曲線部に入ってから前記後側ガイドローラ対が前記曲線部に入るまでの移動に関して、前記第1走行車輪、前記第2走行車輪及び旋回軸中心の位置を所定距離間隔で定めていく、請求項1に記載の搬送車システム。
- 前記制御部は、前記走行軌跡に基づいて、各地点における前記第1走行車輪及び前記第2走行車輪の速度を算出する、請求項1又は2に記載の搬送車システム。
- 前記制御部は、算出された前記第1走行車輪及び前記第2走行車輪の速度について挙動変化時の遅れ時間を補償することで作成した二輪速度差指令テーブルを記憶しており、前記曲線走行時に前記二輪速度差指令テーブルに基づいて前記第1モータ及び前記第2モータに速度指令を与える、請求項3に記載の搬送車システム。
- 前記制御部は、前記挙動変化時の遅れ時間を補償するために、指令速度と実測度値の偏差を補償する、請求項4に記載の搬送車システム。
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