JP5168576B2 - 帯状部材の切断方法及びその装置 - Google Patents

帯状部材の切断方法及びその装置 Download PDF

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本発明は、例えば自動車用タイヤの製造工程において、ベルト部材の外周面に巻付けられるストリップ材を成形するために、互いに略平行に並ぶように複数本の補強コードが埋設された帯状部材を補強コードに沿って切断する帯状部材の切断方法及びその装置に関するものである。
一般に、この種の帯状部材の切断方法としては、互いに略平行に並ぶように複数本の補強コードが埋設された帯状部材にX線やγ線等の電磁波放射線を照射するとともに、帯状部材によって散乱した電磁波放射線のエネルギーに基づいて各補強コードの埋設位置を検出し、検出結果に基づいて帯状部材の切断位置を決定するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平06−293206号公報
ところで、前記切断方法では、X線やγ線等の電磁波放射線を使用することから、設備が大掛かりになり易く、実際には電磁波放射線を使用せずに帯状部材の切断が行われる場合が多い。
このような帯状部材の切断方法として、例えば図18及び図19に示すような方法が挙げられる。図18及び図19に示されている切断方法では、互いに略平行に並ぶように略1mm置きに240本の補強コードが埋設された略240mm幅の帯状部材WBからそれぞれ10本ずつの補強コードを有する略10mm幅のストラップSPが複数本成形されるようになっている。帯状部材WBから各ストラップSPを成形する場合は、先ず、図18に示すように、帯状部材巻回体RWから帯状部材WBを引き出すとともに、互いに帯状部材WBの幅方向に間隔をおいて設けられた23枚の切断刃CTの近傍に帯状部材WBの長手方向の一端を配置し、帯状部材WBの長手方向の一端に各切断刃CTを切込ませる。また、図19に示すように、各切断刃CTを通過することにより成形される複数のストリップSPの一端をそれぞれ巻取りローラRLに装着するとともに、各巻取りローラRLによって各ストリップSPを巻取ることにより、帯状部材WBが補強コードに沿って切断され、複数のストリップSPが成形される。
ここで、補強コードは略1mm置きに埋設されているが、補強コード同士の間隔は一定ではないので、各切断刃CTを単純に10mm置きに切込ませるだけでは、各ストリップSPの補強コードの本数が11本になったり9本になったりする場合がある。また、補強コードの本数が11本のものと9本のものとではストリップの剛性が大きく異なるので、タイヤ品質の向上を図る上で好ましくないという問題点があった。
一方、作業員が補強コードの本数を数えながら帯状部材WBの長手方向の一端に各切断刃CTを切込ませることも考えられるが、補強コードは1mm置きに配置されていることから数え間違いが発生し易く、また、作業工数が増える分だけ生産コストが高くつくという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、帯状部材を切断することにより成形されるストリップの補強コードの本数を確実に所望の本数にすることのできる帯状部材の切断方法及びその装置を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、互いに略平行に並ぶように複数本の補強コードが埋設された帯状部材を補強コードに沿って帯状部材の長手方向に切断する帯状部材の切断方法であって、前記帯状部材の幅方向に移動可能な切断手段とともに帯状部材の長手方向の一端における幅方向一端側を撮像装置によって撮像し、且つ、撮像装置によって撮像される撮像画像上で帯状部材の長手方向の一端にあらわれている各補強コードの位置及び切断手段の位置を検出しながら、撮像画像上において帯状部材の幅方向一端から所定本数目の補強コードと次の補強コードとの間を切断可能な位置に配置されるまで切断手段を帯状部材の幅方向他端側に向かって移動させた後、切断手段によって帯状部材の長手方向の一端に切込みを成形する第1工程と、第1工程の後に、撮像画像上において切断手段の位置よりも帯状部材幅方向の一端側に撮像装置停止範囲を設定するとともに、撮像画像上における切断手段の検出位置が撮像装置停止範囲内に入るまで撮像装置を帯状部材の幅方向他端側に向かって移動させる第2工程と、第2工程の後に、撮像装置によって撮像される撮像画像上で帯状部材の長手方向の一端にあらわれている各補強コードの位置及び切断手段の位置を検出しながら、撮像画像上において直前に切込みを成形した位置から所定本数目の補強コードと次の補強コードとの間を切断可能な位置に配置されるまで切断手段を帯状部材の幅方向他端側に向かって移動させた後、切断手段によって帯状部材の長手方向の一端に切込みを成形する第3工程とを含み、第2工程及び第3工程を所定回数だけ繰返すようにしている。
また、本発明は、互いに略平行に並ぶように複数本の補強コードが埋設された帯状部材を補強コードに沿って帯状部材の長手方向に切断する帯状部材の切断方法であって、前記帯状部材の幅方向に移動可能な切断手段とともに帯状部材の長手方向の一端における幅方向一端側を撮像装置によって撮像し、且つ、撮像装置によって撮像される撮像画像上で帯状部材の長手方向の一端にあらわれている各補強コードの位置及び切断手段の位置を検出しながら、撮像画像上において帯状部材の幅方向一端から所定本数目の補強コードと次の補強コードとの間を切断可能な位置に配置されるまで切断手段を帯状部材の幅方向他端側に向かって移動させた後、切断手段によって帯状部材の長手方向の一端に切込みを成形する第1工程と、第1工程の後に、撮像装置の画角内に切断手段が配置されるように撮像装置を帯状部材の幅方向他端側に向かって所定の距離だけ移動させる第2工程と、第2工程の後に、撮像装置によって撮像される撮像画像上で帯状部材の長手方向の一端にあらわれている各補強コードの位置及び切断手段の位置を検出しながら、撮像画像上において直前に切込みを成形した位置から所定本数目の補強コードと次の補強コードとの間を切断可能な位置に配置されるまで切断手段を帯状部材の幅方向他端側に向かって移動させた後、切断手段によって帯状部材の長手方向の一端に切込みを成形する第3工程とを含み、第2工程及び第3工程を所定回数だけ繰返すようにしている。
また、本発明は、互いに略平行に並ぶように複数本の補強コードが埋設された帯状部材を補強コードに沿って帯状部材の長手方向に切断する帯状部材の切断装置であって、前記帯状部材の幅方向に移動自在に設けられ、帯状部材の長手方向の一端に切込みを成形可能な切断手段と、帯状部材の幅方向に移動自在に設けられた撮像装置と、帯状部材の長手方向の一端における幅方向一端側を切断手段とともに撮像装置によって撮像させ、且つ、撮像装置によって撮像される撮像画像上で帯状部材の長手方向の一端にあらわれている各補強コード及び切断手段の位置を検出しながら、撮像画像上において帯状部材の幅方向一端から所定本数目の補強コードと次の補強コードとの間を切断可能な位置に配置されるまで切断手段を帯状部材の幅方向他端側に向かって移動させた後、切断手段によって帯状部材の長手方向の一端に切込みを成形する第1制御手段と、第1制御手段による切込みの成形が終了すると、撮像画像上において切断手段の位置よりも帯状部材幅方向の一端側に撮像装置停止範囲を設定するとともに、撮像画像上における切断手段の検出位置が撮像装置停止範囲内に入るまで撮像装置を帯状部材の幅方向他端側に向かって移動させる第2制御手段と、第2制御手段による撮像装置の移動が終了すると、撮像装置によって撮像される撮像画像上で帯状部材の長手方向の一端にあらわれている各補強コードの位置及び切断手段の位置を検出しながら、撮像画像上において直前に切込みを形成した位置から所定本数目の補強コードと次の補強コードとの間を切断可能な位置に配置されるまで切断手段を帯状部材の幅方向他端側に向かって移動させた後、切断手段によって帯状部材の長手方向の一端に切込みを成形する第3制御手段とを備え、第2制御手段及び第3制御手段を所定回数だけ繰返すように構成している。
また、本発明は、互いに略平行に並ぶように複数本の補強コードが埋設された帯状部材を補強コードに沿って帯状部材の長手方向に切断する帯状部材の切断装置であって、前記帯状部材の幅方向に移動自在に設けられ、帯状部材の長手方向の一端に切込みを成形可能な切断手段と、帯状部材の幅方向に移動自在に設けられた撮像装置と、帯状部材の長手方向の一端における幅方向一端側を切断手段とともに撮像装置によって撮像させ、且つ、撮像装置によって撮像される撮像画像上で帯状部材の長手方向の一端にあらわれている各補強コード及び切断手段の位置を検出しながら、撮像画像上において帯状部材の幅方向一端から所定本数目の補強コードと次の補強コードとの間を切断可能な位置に配置されるまで切断手段を帯状部材の幅方向他端側に向かって移動させた後、切断手段によって帯状部材の長手方向の一端に切込みを成形する第1制御手段と、第1制御手段による切込みの成形が終了すると、撮像装置の画角内に切断手段が配置されるように撮像装置を帯状部材の幅方向他端側に向かって所定の距離だけ移動させる第2制御手段と、第2制御手段による撮像装置の移動が終了すると、撮像装置によって撮像される撮像画像上で帯状部材の長手方向の一端にあらわれている各補強コードの位置及び切断手段の位置を検出しながら、撮像画像上において直前に切込みを形成した位置から所定本数目の補強コードと次の補強コードとの間を切断可能な位置に配置されるまで切断手段を帯状部材の幅方向他端側に向かって移動させた後、切断手段によって帯状部材の長手方向の一端に切込みを成形する第3制御手段とを備え、第2制御手段及び第3制御手段を所定回数だけ繰返すように構成している。
これにより、撮像画像上で帯状部材の長手方向の一端にあらわれている各補強コードの位置及び切断手段の位置を検出しながら、撮像画像上において所定本数目の補強コードと次の補強コードとの間を切断可能な位置に配置されるまで切断手段を移動させた後、切断手段によって帯状部材の長手方向の一端に切込みを成形することから、帯状部材の長手方向の一端に切断手段によって複数の切込みが成形された後、例えば互いに帯状部材の幅方向に間隔をおいて設けられた複数の切断刃を帯状部材の長手方向の一端に成形された各切込みに挿入し、帯状部材を各切断刃によって補強コードに沿って切断することにより、それぞれ所望の本数の補強コードを有する複数のストリップが成形される。
本発明によれば、帯状部材を切断することにより成形されるストリップの補強コードの本数を確実に所望の本数にすることができるので、タイヤ品質の向上を図る上で極めて有利である。
図1乃至図16は本発明の一実施形態を示すもので、図1は帯状部材切断装置の要部平面図、図2は帯状部材切断装置の要部側面図、図3は帯状部材と撮像装置との位置関係を示す斜視図、図4は帯状部材と撮像装置との位置関係を示す側面図、図5は帯状部材切断装置のブロック図、図6は制御装置の動作を示すフローチャート、図7は撮像位置、カッター及び帯状部材の位置関係を示す概略図、図8乃至図16は帯状部材切断装置の動作説明図である。
この帯状部材切断装置は、帯状部材巻回体RWから引出された帯状部材WBの幅方向に移動自在に設けられ、帯状部材WBの長手方向の一端に切込みを成形可能な切断手段としてのカッター10と、帯状部材巻回体RWから引出された帯状部材WBの幅方向に移動自在に設けられた撮像装置20と、帯状部材巻回体RWから引出された帯状部材WBの幅方向に互いに間隔をおいて配置された複数の切断刃CTと、各切断刃CTを通過することにより成形される各ストラップSPを巻取る複数の巻取りローラRLとを有する。
帯状部材WBは未加硫ゴム材料から成り、例えば厚さ寸法が数mm、幅寸法が略240mm、長さ寸法が数十mの帯状に成形されている。また、帯状部材WBには互いに略平行に並ぶように例えば240本の補強コードRCが埋設されており、各補強コードRCは略1mm置きに配置されている。各補強コードRCはポリエステルやナイロン等の剛性繊維コードや金属製コードからなり、各補強コードRCは帯状部材WBの長手方向に延びるように埋設されている。さらに、切断端面ESが帯状部材WBの厚さ方向一方側を臨むように帯状部材WBの長手方向の一端が斜めに切断されている。また、帯状部材WBの長手方向の一端の切断端面ESには各補強コードWBの端面があらわれている。また、図4に示すように、切断端面ESと帯状部材の厚さ方向一方の面とのなす角度αは30°以上60°以下であることが好ましく、本実施形態ではこの角度範囲に入るように切断されている。
カッター10は帯状部材WBの厚さ方向に開閉自在な一対の刃10aを有する。また、カッター10は帯状部材WBの幅方向に延びるように設けられたフレイム11に支持され、フレイム11に設けられている幅方向移動機構12によってカッター10が帯状部材WBの幅方向に移動するようになっている。また、フレイム11にはカッター10を帯状部材10の長手方向に移動させる長手方向移動機構13も設けられている。これにより、カッター10が帯状部材WBの長手方向の一端の前方に帯状部材WBの幅方向に移動自在に設けられ、長手方向移動機構13によってカッター10を帯状部材WBの長手方向の他端側に向かって移動させることにより、各刃10aの間に帯状部材WBの長手方向の一端が配置され、各刃10aを閉じることにより、帯状部材WBの長手方向の一端に切込みが成形されるようになっている。
撮像装置20は例えば周知のCCDカメラから成り、撮像装置20は帯状部材WBの長手方向の一端を帯状部材WBの厚さ方向一方から撮像するように配置されている。ここで、切断端面ESが帯状部材WBの厚さ方向一方側を臨むように帯状部材WBの長手方向の一端が斜めに切断されているので、帯状部材WBの厚さ方向一方から撮像する撮像装置20によって帯状部材WBの長手方向の一端の切断端面ESを撮像することが可能となっている。
また、撮像装置20には例えばリング状フレイムを有する照明装置20aが取付けられ、リング状フレイムの下面には複数の発光ダイオードLEDが取付けられている。即ち、照明装置20aは撮像装置20の近傍から帯状部材WBの長手方向の一端の切断端面ESを照明するように構成されている。
撮像装置20は帯状部材WBの幅方向に延びるように設けられたフレイム21に支持され、フレイム21に設けられている移動機構22によって撮像装置20が帯状部材WBの幅方向に移動するようになっている。尚、幅方向移動機構12、長手方向移動機構13及び移動機構22はサーボモータ、ボールネジ等を用いて構成されている。
カッター10、幅方向移動機構12、長手方向移動機構13、撮像装置20及び移動機構22は周知のコンピュータから成る制御装置30に接続されている(図5参照)。また、制御装置30は、撮像装置20によって連続的に撮像される撮像画像G上において、帯状部材WBの長手方向の一端の切断端面ESにあらわれる各補強コードRCの位置及びカッター10の刃10aの位置を連続的に検出し、各補強コードRC及び刃10aの位置に基づいてカッター10、幅方向移動機構12、長手方向移動機構13、撮像装置20及び移動機構22を制御するようになっている。
ここで、制御装置30は、撮像装置20の撮像画像Gに平均化処理、二値化処理、膨張処理等の周知の画像処理を加えることにより、撮像画像G上で各補強コードRC及び刃10aのみが例えば白色に表示されるようにする。また、制御装置30は、例えば図7に示すように、撮像画像G上において各補強コードRCの帯状部材幅方向の一端(図7における各補強コードRCの左端)の帯状部材幅方向における位置(座標)P1及び刃10aの先端の帯状部材幅方向における位置(座標)P2を連続的に検出するようになっている。以下の説明において、帯状部材WBの幅方向は撮像画像Gの左右方向と一致している。
尚、照明装置20aからの光が切断端面ESにおいて反射する際に、正反射光が撮像装置20に向かう場合は、切断端面ESのゴムの部分及び各補強コードRCの部分の両方が白く光り、撮像画像G上において各補強コードRCを識別し難くなるが、帯状部材WBの長手方向の一端が斜めに切断されていることから、正反射光が撮像装置20に向かうことが防止され、撮像画像G上において各補強コードRCを確実に識別することができる。
以下は、図6のフローチャート及び図7〜図14を参照しながら、制御装置30による制御及び帯状部材切断装置の動作を説明する。尚、本実施形態では、帯状部材WBを切断して補強コードRCを10本ずつ有する複数のストラップSPを成形する場合について説明する。また、この帯状部材切断装置は、初期状態において、カッター10が帯状部材WBの幅方向一端側に配置されるとともに、撮像装置20によって帯状部材WBの幅方向一端側が撮像されるようになっており、撮像装置20の画角内にカッター10の刃10aが配置されるようになっている。また、撮像装置20の画角内に帯状部材WBの切断端面ESにあらわれている補強コードRCが少なくとも11本配置されるようになっている。
先ず、帯状部材巻回体RWから引出された帯状部材WBの切断端面ESが撮像装置20の画角内に配置されると(S1)、図8に示すように、連続的に検出される各補強コードRCの位置P1に基づき、撮像画像G上にカッター停止範囲AR1を設定する(S2)。具体的には、帯状部材WBの幅方向一端から11本目の補強コードRCの位置P1がカッター停止範囲AR1の右端として設定され、その位置から左側に例えば0.3mm移動した位置がカッター停止範囲AR1の左端として設定される。
次に、図9及び図10に示すように、カッター10の刃10aの先端の位置P2がカッター停止範囲AR1内に配置されるまで、幅方向移動機構12によってカッター10を帯状部材WBの幅方向他端側に向かって移動させる(S3)。
次に、長手方向移動機構13を制御してカッター10を長手方向の他端側に向かって移動させるとともに、カッター10を制御して各刃10aを閉じ、また、各刃10aを開くとともに、長手方向移動機構13を制御してカッター10を長手方向の一端側方向に移動させる(S4)。これにより、帯状部材WBの長手方向の一端に切込みが成形される。この時、帯状部材WBの幅方向一端から10本目の補強コードRCと11本目の補強コードRCとの間に切込みCが成形される。即ち、ステップS3において刃10aがカッター停止範囲AR1内に配置されることにより、帯状部材WBの幅方向一端から10本目の補強コードRCと11本目の補強コードRCとの間を切断可能な位置にカッター10が配置される。
次に、図11に示すように、撮像画像G上における帯状部材幅方向の一端側の端部(図11における撮像画像G上の左端)に撮像装置停止範囲AR2を設定し(S5)、撮像装置停止範囲AR2内に刃10aの先端の位置P2が配置されるまで、移動機構22によって撮像装置20を帯状部材WBの幅方向他端側に向かって移動させる(S6)。尚、撮像画像Gの左端と一致するように撮像装置停止範囲AR2の左端が設定され、撮像画像Gの左端から0.3mm右側の位置が撮像装置停止範囲AR2の右端として設定される。
次に、図12に示すように、連続的に検出される各補強コードRCの位置P1に基づき、撮像画像G上に次のカッター停止範囲AR1を設定する(S7)。具体的には、直前に切込みを成形した位置から11本目の補強コードRCの位置P1がカッター停止範囲AR1の右端として設定され、その位置から左側に例えば0.3mm移動した位置がカッター停止範囲AR1の左端として設定される。尚、本実施形態では、ステップS5及びステップS6において、撮像装置停止範囲AR2が撮像画像G上における帯状部材幅方向の一端側の端部に設定され、撮像装置停止範囲AR2内に刃10aの先端の位置が配置されるまで、移動機構22によって撮像装置20を帯状部材WBの幅方向他端側に向かって移動させるようにしているので、ステップS7では、撮像画像G上の左から11本目の補強コードRCの位置P2がカッター停止範囲AR1の右端として設定される。
次に、図13及び図14に示すように、刃10aの先端の位置P2がカッター停止範囲AR1内に配置されるまで、幅方向移動機構12によってカッター10を帯状部材WBの幅方向他端側に向かって移動させる(S8)。
次に、長手方向移動機構13を制御してカッター10を長手方向の他端側に向かって移動させるとともに、カッター10を制御して各刃10aを閉じ、また、各刃10aを開くとともに、長手方向移動機構13を制御してカッター10を長手方向の一端側方向に移動させる(S9)。これにより、帯状部材WBの長手方向の一端に切込みCが成形される。
即ち、ステップS8において刃10aがカッター停止範囲AR1内に配置されることにより、直前に切込みを成形した位置から10本目の補強コードRCと11本目の補強コードRCとの間を切断可能な位置にカッター10が配置される。
続いて、ステップS5からステップS9を所定回数(本実施形態では21回)だけ繰返す(S10)。これにより、帯状部材WBの長手方向の一端に23個の切込みCが成形される。
続いて、図15に示すように、帯状部材WBの幅方向に間隔をおいて設けられた複数枚(本実施形態では23枚)の切断刃CTを各切込みCに挿入する。続いて、図16に示すように、各切断刃CTを通過することにより成形される複数のストリップSPの一端をそれぞれ巻取りローラRLに装着するとともに、各巻取りローラRLによって各ストリップSPを巻取ることにより、帯状部材WBが補強コードRCに沿って切断され、複数のストリップSPが成形される。尚、各切断刃CTを各切込みCに挿入する作業は、周知のコンベア等を用いて自動で行うことが可能であり、作業員の手作業によって行うことも可能である。
このように、本実施形態によれば、撮像画像G上で帯状部材WBの長手方向の一端にあらわれている各補強コードRCの位置P1及びカッター10の刃10aの先端の位置P2を検出しながら、撮像画像G上において所定本数目(本実施形態では10本目)の補強コードと次(本実施形態では11本目)の補強コードRCとの間を切断可能な位置に配置されるまでカッター10を移動させた後、カッター10によって帯状部材WBの長手方向の一端に切込みCを成形することから、互いに帯状部材WBの幅方向に間隔をおいて設けられた複数の切断刃CTを帯状部材WBの長手方向の一端に成形された各切込みCに挿入し、帯状部材WBを各切断刃CTによって補強コードRCに沿って切断することにより、それぞれ所望の本数の補強コードRCを有する複数のストリップSPが成形される。即ち、各ストリップSPの補強コードRCの本数を確実に所望の本数にすることができるので、タイヤ品質の向上を図る上で極めて有利である。
また、ステップS6及び図11に示されているように、帯状部材WBの長手方向の一端に切込みCを1つ成形した後に、撮像装置20の画角内に切断装置20の刃10aの先端が配置されるように、撮像装置20を帯状部材WBの幅方向他端側に向かって移動させることから、例えば本実施形態のように240本の補強コードRCを有する帯状部材WBの切断を行う場合でも、撮像装置20によって240本の補強コードRCを一度に撮像する必要がなく、撮像装置20の解像度を無用に向上する必要もなく、撮像装置20を帯状部材WBの幅方向に複数個配置する必要もないので、装置の簡素化及び製造コストの低減を図る上で極めて有利である。
また、切断端面ESが帯状部材WBの厚さ方向一方側を臨むように長手方向の一端が斜めに切断された帯状部材WBを用い、撮像装置20によって帯状部材WBの長手方向の一端を帯状部材WBの厚さ方向一方側から撮像するようにしたので、切断端面ESが帯状部材WBの長手方向を望むように長手方向の一端が略垂直に切断された帯状部材WBを用い、撮像装置20によって帯状部材WBの長手方向の一端を帯状部材WBの長手方向から撮像する場合と比較し、切断装置10及び撮像装置20の配置を互いに干渉しないように容易に配置することができ、装置の簡素化を図る上で極めて有利である。
また、帯状部材WBの長手方向の一端が斜めに切断されていることから、例えば照明装置20aが撮像装置20の近傍から帯状部材WBの長手方向の一端の切断端面ESを照明するように構成されている場合でも、正反射光が撮像装置20に向かうことが防止され、撮像画像G上において各補強コードRCを確実に識別することができ、帯状部材WBの切断を正確に行う上で極めて有利である。ここで、撮像装置20の近傍から帯状部材WBの長手方向の一端の切断端面ESを照明する照明装置20aは撮像装置20と共に常用されるものであることから、帯状部材WBの長手方向の一端を斜めに切断することは、帯状部材WBの切断を正確に行う上で極めて有利である。
さらに、切断端面ESと帯状部材の厚さ方向一方の面とのなす角度αが30°以上60°以下である場合は、撮像画像G上において各補強コードRCを容易且つ確実に識別することができる。即ち、角度αが30°未満である場合は、正反射光が撮像装置20に向かい易くなり、角度αが60°を超える場合は、撮像装置20の位置によっては各補強コードRCが確実に撮像されない場合が出てくるので、角度αは30°以上60°以下であることが好ましい。
また、ステップS5,S6及び図11において、撮像装置停止範囲AR2が撮像画像G上における帯状部材幅方向の一端側の端部に設定され、撮像装置停止範囲AR2内に刃10aの先端の位置が配置されるまで、移動機構22によって撮像装置20を帯状部材WBの幅方向他端側に向かって移動させるようにしているので、ステップS7及び図12に示すように、撮像画像Gの一番左側に検出される補強コードRCを一本目として次のカッター停止範囲AR1を設定することができ、制御を簡素化する上で有利である。
尚、本実施形態では、ステップS5,S6において、撮像画像G上における帯状部材幅方向の一端側の端部に撮像装置停止範囲AR2を設定し、撮像装置停止範囲AR2内に刃10aの先端の位置P2が配置されるまで、移動機構22によって撮像装置20を帯状部材WBの幅方向他端側に向かって移動させるようにしている。これに対し、撮像画像G上に撮像装置停止範囲ARを設定せずに、ステップS5,S6において、単に撮像装置20を帯状部材の幅方向他端側に向かって所定の距離(例えば10mm)だけ移動させることも可能であり、撮像装置停止範囲AR2を設定する場合と同様の作用効果を達成することが可能である。
また、本実施形態では、撮像装置20によって帯状部材WBの長手方向の一端を帯状部材WBの厚さ方向一方側から撮像するようにしている。これに対し、図17に示すように、撮像装置20によって帯状部材WBの長手方向の一端を帯状部材WBの厚さ方向一方側と長手方向との間の斜めの方向から撮像することも可能である。ここで、図17では、帯状部材WBの長手方向の一端が帯状部材WBの厚さ方向一方の面に対して略垂直に切断され、切断端面ESと帯状部材WBの厚さ方向一方の面とのなす角度αが略90°となっているが、帯状部材WBの長手方向の一端が帯状部材WBの厚さ方向一方側と長手方向との間の斜めの方向から撮像されることから、例えば照明装置20aが撮像装置20の近傍から帯状部材WBの長手方向の一端の切断端面ESを照明するように構成されている場合でも、正反射光が撮像装置20に向かうことが防止され、撮像画像G上において各補強コードRCを確実に識別することができ、帯状部材WBの切断を正確に行う上で極めて有利である。
尚、帯状部材WBの長手方向の一端が斜めに切断されている場合でも、撮像装置20によって帯状部材WBの長手方向の一端を帯状部材WBの厚さ方向一方側と長手方向との間の斜めの方向から撮像することが可能であり、前述と同様の作用効果を達成することが可能である。さらに、撮像装置20によって帯状部材WBの長手方向の一端を帯状部材WBの長手方向から撮像することも可能であり、この場合でも前述と同様の作用効果を達成可能である。
尚、本実施形態では、撮像画像G上で各補強コードRCの左端を各補強コードRCの位置P1として検出するものを示したが、各補強コードRCの他の位置を各補強コードRCの位置として検出することも可能である。
また、本実施形態では、撮像画像G上でカッター10の刃10aの先端をカッター10の位置P2として検出するものを示したが、カッター10の他の位置をカッター10の位置として検出することも可能である。
尚、本実施形態では、撮像画像Gの左端と撮像装置停止範囲AR2の左端とが一致するように、撮像画像G上における帯状部材幅方向の一端側の端部に撮像装置停止範囲AR2が設定されたものを示した。これに対し、撮像画像G上においてカッター10の先端10aの位置P2よりも帯状部材幅方向の一端側に撮像装置停止範囲AR2が設定されるならば、その撮像装置停止範囲AR2の左端が撮像画像Gの左端と一致していなくても、ステップS7以降を行うことができるので、前述と同様の作用効果を達成することが可能である。
本発明における一実施形態を示す帯状部材切断装置の要部平面図 帯状部材切断装置の要部側面図 帯状部材と撮像装置との位置関係を示す斜視図 帯状部材と撮像装置との位置関係を示す側面図 帯状部材切断装置のブロック図 制御装置の動作を示すフローチャート 撮像位置、カッター及び帯状部材の位置関係を示す概略図 帯状部材切断装置の動作説明図 帯状部材切断装置の動作説明図 帯状部材切断装置の動作説明図 帯状部材切断装置の動作説明図 帯状部材切断装置の動作説明図 帯状部材切断装置の動作説明図 帯状部材切断装置の動作説明図 帯状部材切断装置の動作説明図 帯状部材切断装置の動作説明図 本実施形態の変形例の撮像位置、カッター及び帯状部材の位置関係を示す概略図 従来の帯状部材切断装置の要部平面図 従来の帯状部材切断装置の要部側面図
符号の説明
10…カッター、10a…刃、11…フレイム、12…幅方向移動機構、13…長手方向移動機構、20…撮像装置、20a…照明装置、21…フレイム、22…移動機構、WB…帯状部材、RW…帯状部材巻回体、SP…ストリップ、CT…切断刃、RL…巻取りローラ、RC…補強コード、ES…切断端面、G…撮像画像、P1…補強コードの位置、P2…刃の先端の位置、C…切込み。

Claims (10)

  1. 互いに略平行に並ぶように複数本の補強コードが埋設された帯状部材を補強コードに沿って帯状部材の長手方向に切断する帯状部材の切断方法であって、
    前記帯状部材の幅方向に移動可能な切断手段とともに帯状部材の長手方向の一端における幅方向一端側を撮像装置によって撮像し、且つ、撮像装置によって撮像される撮像画像上で帯状部材の長手方向の一端にあらわれている各補強コードの位置及び切断手段の位置を検出しながら、撮像画像上において帯状部材の幅方向一端から所定本数目の補強コードと次の補強コードとの間を切断可能な位置に配置されるまで切断手段を帯状部材の幅方向他端側に向かって移動させた後、切断手段によって帯状部材の長手方向の一端に切込みを成形する第1工程と、
    第1工程の後に、撮像画像上において切断手段の位置よりも帯状部材幅方向の一端側に撮像装置停止範囲を設定するとともに、撮像画像上における切断手段の検出位置が撮像装置停止範囲内に入るまで撮像装置を帯状部材の幅方向他端側に向かって移動させる第2工程と、
    第2工程の後に、撮像装置によって撮像される撮像画像上で帯状部材の長手方向の一端にあらわれている各補強コードの位置及び切断手段の位置を検出しながら、撮像画像上において直前に切込みを成形した位置から所定本数目の補強コードと次の補強コードとの間を切断可能な位置に配置されるまで切断手段を帯状部材の幅方向他端側に向かって移動させた後、切断手段によって帯状部材の長手方向の一端に切込みを成形する第3工程とを含み、
    第2工程及び第3工程を所定回数だけ繰返すようにした
    ことを特徴とする帯状部材の切断方法。
  2. 互いに略平行に並ぶように複数本の補強コードが埋設された帯状部材を補強コードに沿って帯状部材の長手方向に切断する帯状部材の切断方法であって、
    前記帯状部材の幅方向に移動可能な切断手段とともに帯状部材の長手方向の一端における幅方向一端側を撮像装置によって撮像し、且つ、撮像装置によって撮像される撮像画像上で帯状部材の長手方向の一端にあらわれている各補強コードの位置及び切断手段の位置を検出しながら、撮像画像上において帯状部材の幅方向一端から所定本数目の補強コードと次の補強コードとの間を切断可能な位置に配置されるまで切断手段を帯状部材の幅方向他端側に向かって移動させた後、切断手段によって帯状部材の長手方向の一端に切込みを成形する第1工程と、
    第1工程の後に、撮像装置の画角内に切断手段が配置されるように撮像装置を帯状部材の幅方向他端側に向かって所定の距離だけ移動させる第2工程と、
    第2工程の後に、撮像装置によって撮像される撮像画像上で帯状部材の長手方向の一端にあらわれている各補強コードの位置及び切断手段の位置を検出しながら、撮像画像上において直前に切込みを成形した位置から所定本数目の補強コードと次の補強コードとの間を切断可能な位置に配置されるまで切断手段を帯状部材の幅方向他端側に向かって移動させた後、切断手段によって帯状部材の長手方向の一端に切込みを成形する第3工程とを含み、
    第2工程及び第3工程を所定回数だけ繰返すようにした
    ことを特徴とする帯状部材の切断方法。
  3. 切断端面が帯状部材の厚さ方向一方側を臨むように長手方向の一端が斜めに切断された帯状部材を用い、撮像装置によって帯状部材の長手方向の一端を帯状部材の厚さ方向一方側から撮像する
    ことを特徴とする請求項1または2の何れかに記載の帯状部材の切断方法。
  4. 長手方向の一端が厚さ方向一方の面に対して略垂直に切断された帯状部材を用い、撮像装置によって帯状部材の長手方向の一端を帯状部材の厚さ方向一方側と長手方向との間の斜めの方向から撮像する
    ことを特徴とする請求項1または2の何れかに記載の帯状部材の切断方法。
  5. 前記撮像装置停止範囲を撮像画像上における帯状部材幅方向の一端側の端部に設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の帯状部材の切断方法。
  6. 互いに略平行に並ぶように複数本の補強コードが埋設された帯状部材を補強コードに沿って帯状部材の長手方向に切断する帯状部材の切断装置であって、
    前記帯状部材の幅方向に移動自在に設けられ、帯状部材の長手方向の一端に切込みを成形可能な切断手段と、
    帯状部材の幅方向に移動自在に設けられた撮像装置と、
    帯状部材の長手方向の一端における幅方向一端側を切断手段とともに撮像装置によって撮像させ、且つ、撮像装置によって撮像される撮像画像上で帯状部材の長手方向の一端にあらわれている各補強コード及び切断手段の位置を検出しながら、撮像画像上において帯状部材の幅方向一端から所定本数目の補強コードと次の補強コードとの間を切断可能な位置に配置されるまで切断手段を帯状部材の幅方向他端側に向かって移動させた後、切断手段によって帯状部材の長手方向の一端に切込みを成形する第1制御手段と、
    第1制御手段による切込みの成形が終了すると、撮像画像上において切断手段の位置よりも帯状部材幅方向の一端側に撮像装置停止範囲を設定するとともに、撮像画像上における切断手段の検出位置が撮像装置停止範囲内に入るまで撮像装置を帯状部材の幅方向他端側に向かって移動させる第2制御手段と、
    第2制御手段による撮像装置の移動が終了すると、撮像装置によって撮像される撮像画像上で帯状部材の長手方向の一端にあらわれている各補強コードの位置及び切断手段の位置を検出しながら、撮像画像上において直前に切込みを形成した位置から所定本数目の補強コードと次の補強コードとの間を切断可能な位置に配置されるまで切断手段を帯状部材の幅方向他端側に向かって移動させた後、切断手段によって帯状部材の長手方向の一端に切込みを成形する第3制御手段とを備え、
    第2制御手段及び第3制御手段を所定回数だけ繰返すように構成した
    ことを特徴とする帯状部材の切断装置。
  7. 互いに略平行に並ぶように複数本の補強コードが埋設された帯状部材を補強コードに沿って帯状部材の長手方向に切断する帯状部材の切断装置であって、
    前記帯状部材の幅方向に移動自在に設けられ、帯状部材の長手方向の一端に切込みを成形可能な切断手段と、
    帯状部材の幅方向に移動自在に設けられた撮像装置と、
    帯状部材の長手方向の一端における幅方向一端側を切断手段とともに撮像装置によって撮像させ、且つ、撮像装置によって撮像される撮像画像上で帯状部材の長手方向の一端にあらわれている各補強コード及び切断手段の位置を検出しながら、撮像画像上において帯状部材の幅方向一端から所定本数目の補強コードと次の補強コードとの間を切断可能な位置に配置されるまで切断手段を帯状部材の幅方向他端側に向かって移動させた後、切断手段によって帯状部材の長手方向の一端に切込みを成形する第1制御手段と、
    第1制御手段による切込みの成形が終了すると、撮像装置の画角内に切断手段が配置されるように撮像装置を帯状部材の幅方向他端側に向かって所定の距離だけ移動させる第2制御手段と、
    第2制御手段による撮像装置の移動が終了すると、撮像装置によって撮像される撮像画像上で帯状部材の長手方向の一端にあらわれている各補強コードの位置及び切断手段の位置を検出しながら、撮像画像上において直前に切込みを形成した位置から所定本数目の補強コードと次の補強コードとの間を切断可能な位置に配置されるまで切断手段を帯状部材の幅方向他端側に向かって移動させた後、切断手段によって帯状部材の長手方向の一端に切込みを成形する第3制御手段とを備え、
    第2制御手段及び第3制御手段を所定回数だけ繰返すように構成した
    ことを特徴とする帯状部材の切断装置。
  8. 切断端面が帯状部材の厚さ方向一方側を臨むように長手方向の一端が斜めに切断された帯状部材を用い、撮像装置によって帯状部材の長手方向の一端を帯状部材の厚さ方向一方側から撮像するように構成した
    ことを特徴とする請求項6または7の何れかに記載の帯状部材の切断装置。
  9. 長手方向の一端が厚さ方向一方の面に対して略垂直に切断された帯状部材を用い、撮像装置によって帯状部材の長手方向の一端を帯状部材の厚さ方向一方側と長手方向との間の斜めの方向から撮像するように構成した
    ことを特徴とする請求項6または7の何れかに記載の帯状部材の切断装置。
  10. 前記撮像装置停止範囲を撮像画像上における帯状部材幅方向の一端側の端部に設定するように構成した
    ことを特徴とする請求項6に記載の帯状部材の切断装置。
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