JP5168137B2 - 通信装置、通信方法、プログラム、情報管理装置および通信システム - Google Patents

通信装置、通信方法、プログラム、情報管理装置および通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP5168137B2
JP5168137B2 JP2008334345A JP2008334345A JP5168137B2 JP 5168137 B2 JP5168137 B2 JP 5168137B2 JP 2008334345 A JP2008334345 A JP 2008334345A JP 2008334345 A JP2008334345 A JP 2008334345A JP 5168137 B2 JP5168137 B2 JP 5168137B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
base station
unit
history information
storage unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008334345A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010157853A (ja
Inventor
純一 暦本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2008334345A priority Critical patent/JP5168137B2/ja
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to RU2010133848/07A priority patent/RU2518912C2/ru
Priority to BRPI0908871-7A priority patent/BRPI0908871A2/pt
Priority to CN201410207231.XA priority patent/CN104020442B/zh
Priority to US12/867,380 priority patent/US8339242B2/en
Priority to ES09834730.5T priority patent/ES2454340T3/es
Priority to EP09834730.5A priority patent/EP2229016B1/en
Priority to MYPI2010003607A priority patent/MY155484A/en
Priority to PCT/JP2009/070814 priority patent/WO2010073927A1/ja
Priority to KR1020107017719A priority patent/KR101652532B1/ko
Priority to CN200980104897.XA priority patent/CN101953186B/zh
Priority to TW098143773A priority patent/TWI422263B/zh
Publication of JP2010157853A publication Critical patent/JP2010157853A/ja
Priority to US13/724,215 priority patent/US8704637B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5168137B2 publication Critical patent/JP5168137B2/ja
Priority to US14/252,185 priority patent/US9924485B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W60/00Affiliation to network, e.g. registration; Terminating affiliation with the network, e.g. de-registration
    • H04W60/04Affiliation to network, e.g. registration; Terminating affiliation with the network, e.g. de-registration using triggered events
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/02Services making use of location information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W64/00Locating users or terminals or network equipment for network management purposes, e.g. mobility management
    • H04W64/003Locating users or terminals or network equipment for network management purposes, e.g. mobility management locating network equipment
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S5/00Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations
    • G01S5/02Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations using radio waves
    • G01S5/0205Details
    • G01S5/0236Assistance data, e.g. base station almanac
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/02Services making use of location information
    • H04W4/029Location-based management or tracking services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W64/00Locating users or terminals or network equipment for network management purposes, e.g. mobility management
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W64/00Locating users or terminals or network equipment for network management purposes, e.g. mobility management
    • H04W64/006Locating users or terminals or network equipment for network management purposes, e.g. mobility management with additional information processing, e.g. for direction or speed determination
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/02Processing of mobility data, e.g. registration information at HLR [Home Location Register] or VLR [Visitor Location Register]; Transfer of mobility data, e.g. between HLR, VLR or external networks
    • H04W8/08Mobility data transfer
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/10Small scale networks; Flat hierarchical networks
    • H04W84/12WLAN [Wireless Local Area Networks]

Description

本発明は、通信装置、通信方法、プログラム、情報管理装置および通信システムに関する。
近日、衛星から送信された無線信号を受信可能な受信装置が車や携帯電話などの移動体に搭載されている。GPS(Global Positioning System)測位によれば、かかる受信装置を搭載した移動体の位置を推定することが可能である。このような受信装置を用いた位置推定技術は、ナビゲーション、セキュリティーまたは娯楽などの多岐にわたる分野において重要な共通基盤技術である。しかし、GPS測位に基づく位置推定技術は、起動時に同期補足のために要する時間が長く、また、衛星からの無線信号が届かない屋内や地下での利用が困難であった。
また、特許文献1には、PHS(Personal Handyphone System)が、基地局から送信される信号の信号強度を測定し、測定した信号強度に基づいて自機位置を推定する技術が開示されている。詳細には、PHSの基地局は、通信業者により設置されるため、通常、設置位置が既知である。したがって、PHSは、3つ以上の基地局から送信される信号の信号強度を測定し、測定した信号強度に基づいて各基地局と自機位置との距離を推定すれば、各基地局の設置位置を基準とする三角測量の原理で自機位置を推定することができる。
また、無線LAN(Local Area Network)の基地局(アクセスポイント)と無線通信を行う通信装置が、基地局から送信される信号の信号強度を測定し、通信装置と通信可能な情報管理装置が、該信号強度に基づいて通信装置の位置を推定する位置推定技術も考えられる。例えば、無線LANの基地局は、無線LANの基地局の存在を周囲に報知するためのビーコンを一定周期(例えば、5回/秒)で送信している。通信装置は、かかるビーコンの信号強度を情報管理装置に送信し、情報管理装置は、該信号強度と事前に登録されている無線LANの基地局の位置とに基づいて通信装置の位置を推定できる。上記位置推定技術によれば、無線LANの基地局は屋内や地下にも設置されるため、GPS測位に基づく位置推定技術では困難であった屋内や地下での位置推定ができる。すなわち、上記位置推定技術は、通信装置の周囲に設置された無線LANの基地局の位置を示す基地局情報が情報管理装置に登録されていれば、利便性、簡易性に優れた位置推定技術といえる。
特開2006−171012号公報
しかし、無線LANの基地局は、不特定多数のユーザにより設置される場合が多い。したがって、全ての無線LANの基地局の基地局情報を事前に情報管理装置に登録することは困難である。また、無線LANの基地局は追加、あるいは設置位置が変更される可能性があり、当該追加、あるいは変更の度に人的に情報管理装置の基地局情報を更新することは煩雑であった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、基地局の設置位置を示す位置情報を自動的に基地局情報に反映させることが可能な、新規かつ改良された技術を提供しようとするものである。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、信号を送受信することが可能である通信部と、履歴情報記憶部と、基地局から通信部を介して受信した信号から基地局を識別するための基地局識別情報を得る基地局検知部と、自装置の所定時刻における位置を示す位置情報と所定時刻を示す第1時刻情報とを取得し、位置情報と第1時刻情報とを対応付けて第1履歴情報として履歴情報記憶部に登録するとともに、基地局検知部が得た基地局識別情報と基地局識別情報を取得した時刻を示す第2時刻情報とを対応付けて第2履歴情報として履歴情報記憶部に登録する履歴情報登録部と、履歴情報記憶部に登録されている第1履歴情報を、通信部を介して他の装置に送信するとともに、履歴情報記憶部に登録されている第2履歴情報を、通信部を介して他の装置に送信する送信制御部と、を備える、通信装置が提供される。
上記した通信装置は、自装置の移動手段を識別するための移動手段識別情報を取得する移動手段識別情報取得部をさらに備え、履歴情報登録部は、移動手段識別情報取得部が取得した移動手段識別情報を第1履歴情報に含まれた位置情報に対応付けて第1履歴情報にさらに含めて履歴情報記憶部に登録することとしてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、信号を送受信することが可能である通信部と、閾値を記憶する記憶部と、通信部を介して他の装置の所定時刻における位置を示す位置情報と所定時刻を示す第1時刻情報とが対応付けられて含まれた第1履歴情報を受信すると第1履歴情報を記憶部に登録するとともに、通信部を介して基地局識別情報と基地局識別情報を取得した時刻を示す第2時刻情報とが対応付けられて含まれた第2履歴情報を受信すると第2履歴情報を記憶部に登録する履歴情報登録部と、第1時刻情報と第2時刻情報との差分値を算出し、差分値が記憶部に記憶された閾値未満であるか否かを判断する登録判断部と、登録判断部によって差分値が閾値未満であると判断された場合に、記憶部に登録されている第1履歴情報に含まれる位置情報と記憶部に登録されている第2履歴情報に含まれる基地局識別情報とを対応付けて基地局情報として記憶部に登録する基地局情報登録部と、を備える、情報管理装置が提供される。
上記した記憶部は、他の装置の移動手段を識別するための移動手段識別情報ごとに閾値を記憶し、登録判断部は、第1履歴情報に移動手段識別情報が含まれている場合、移動手段識別情報に対応する閾値を記憶部から取得し、差分値が閾値未満であるか否かを判断することとしてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、通信装置と情報管理装置とを備える通信システムであって、通信装置は、信号を送受信することが可能である通信部と、履歴情報記憶部と、基地局から通信部を介して受信した信号から基地局を識別するための基地局識別情報を得る基地局検知部と、自装置の所定時刻における位置を示す位置情報と所定時刻を示す第1時刻情報とを取得し、位置情報と第1時刻情報とを対応付けて第1履歴情報として履歴情報記憶部に登録するとともに、基地局検知部が得た基地局識別情報と基地局識別情報を取得した時刻を示す第2時刻情報とを対応付けて第2履歴情報として履歴情報記憶部に登録する履歴情報登録部と、履歴情報記憶部に登録されている第1履歴情報を、通信部を介して情報管理装置に送信するとともに、履歴情報記憶部に登録されている第2履歴情報を、通信部を介して情報管理装置に送信する送信制御部と、を有し、情報管理装置は、信号を送受信することが可能である通信部と、閾値を記憶する記憶部と、通信部を介して通信装置の所定時刻における位置を示す位置情報と所定時刻を示す第1時刻情報とが対応付けられて含まれた第1履歴情報を受信すると第1履歴情報を記憶部に登録するとともに、通信部を介して基地局識別情報と基地局識別情報を取得した時刻を示す第2時刻情報とが対応付けられて含まれた第2履歴情報を受信すると第2履歴情報を記憶部に登録する履歴情報登録部と、第1時刻情報と第2時刻情報との差分値を算出し、差分値が記憶部に記憶された閾値未満であるか否かを判断する登録判断部と、登録判断部によって差分値が閾値未満であると判断された場合に、記憶部に登録されている第1履歴情報に含まれる位置情報と記憶部に登録されている第2履歴情報に含まれる基地局識別情報とを対応付けて基地局情報として記憶部に登録する基地局情報登録部と、を有する、通信システムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、基地局の設置位置を示す位置情報を自動的に基地局情報に反映させることが可能である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。なお、説明は以下の順序で行う。
1. 通信システムのシステム構成
2. 通信装置の機能構成
3. 情報管理装置の機能構成
4. 履歴情報に時刻情報を含める場合についての説明
5. 位置情報取得履歴情報のデータ構造(その1)
6. 基地局ID取得履歴情報のデータ構造
7. 基地局情報のデータ構造
8. 通信装置の動作(その1)
9. 情報管理装置の動作(その1)
10. 通信システムの動作
11. 履歴情報に移動手段識別情報を含める場合についての説明
12. 位置情報取得履歴情報のデータ構造(その2)
13. 移動手段情報のデータ構造
14. 通信装置の動作(その2)
15. 情報管理装置の動作(その2)
16. 本実施形態による効果
17. 本実施形態の変形例
[1.通信システムのシステム構成]
まず、本発明の実施形態にかかる通信システムについて説明する。本実施形態にかかる通信システムは、通信システムを構成する通信装置および情報管理装置が特筆すべき特徴を有する。具体的には、通信装置は、自装置の位置を示す位置情報を取得して情報管理装置に送信する機能、検知した基地局の識別情報を取得して情報管理装置に送信する機能を有する。また、情報管理装置は、通信装置から送信された位置情報と基地局識別情報とを対応付けて登録する機能を有する。以下、図1〜図14を用いて説明する。
図1は、本実施形態にかかる通信システム10の構成を示した説明図である。通信システム10は、情報管理装置20と、通信装置40と、を備えるものである。
基地局30は、空間的に散在する通信装置間の通信を中継する。例えば、基地局30は、それぞれの電波到達範囲内にある通信装置40と他の通信装置(図示せず。)との無線通信を中継したり、通信装置40と基地局30に有線で接続された通信装置との通信を中継したりすることができる。具体的には、基地局30は、WiFi(Wireless Fidelity)規格に基づく無線LAN(Local Area Network)の基地局であっても、GSM(Global System for Mobile Communications)の基地局であっても、Bluetoothの基地局であってもよい。
基地局30は、無線通信を中継する際に送信する信号の他に、基地局30の存在を周囲に報知するためのビーコン信号を定期的に送信することができる。該ビーコン信号には、例えば基地局30に固有に付与される基地局識別情報としての基地局IDが含まれる。その結果、通信装置40は、受信したビーコン信号の基地局IDに基づいて、周囲に存在する基地局30の存在を確認することができる。
衛星50は、原子時計を内蔵しており、時刻情報を含む信号を地上に送信するものである。図1には、通信装置40が受信できる信号を発信する衛星50として、衛星50A〜衛星50Cが示されているが、衛星50の数は3つ以上であれば特に限定されるものではない。また、衛星50A〜衛星50Cを特に区別する必要がない場合には、衛星50A〜衛星50Cを衛星50と称することとする。
通信装置40は、基地局30が制御する無線通信に基づいて各種データを送受信することができる。例えば、通信装置40は、基地局30を介してコンテンツ配信サーバ(図示せず。)からコンテンツデータを受信することができる。また、例えば、通信装置40は、他の通信装置(図示せず。)と電子メールを送受信することができる。なお、コンテンツデータとしては、音楽、講演およびラジオ番組などの音楽データや、映画、テレビジョン番組、ビデオプログラム、写真、絵画および図表などの映像データや、ゲームおよびソフトフェアなどの任意のデータがあげられる。
また、通信装置40は、衛星50からの信号に基づいて自装置の位置を測定することができる。具体的には、通信装置40は、衛星50A〜衛星50Cのそれぞれから受信した信号に含まれる時刻情報に基づいて衛星50A〜衛星50Cのそれぞれからの距離を割り出すことによって自装置の位置を測定する。通信装置40は、衛星50A〜衛星50Cのそれぞれから信号を受信した場合には、自装置の位置として自装置の緯度と経度とを測定することができる。また、通信装置40は、4つの衛星50からの信号を受信した場合には、自装置の緯度と経度とに加えて、自装置の高度を測定することができる。
また、このような通信装置40は、例えば、PC(Personal Computer)、家庭用映像処理装置(DVDレコーダ、ビデオデッキなど)、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、PDA(Personal Digital Assistant)、家庭用ゲーム機器、携帯用ゲーム機器、家電機器などの情報処理装置であってもよい。
情報管理装置20は、事前に基地局30が設置されている位置情報が基地局IDと対応付けられた基地局情報を記憶しており、通信装置40から受信した信号強度情報と、上記基地局情報とに基づいて、例えば三角測量の原理により通信装置40の位置を推定する機能を有する。情報管理装置20は、上記推定した位置を通信装置40に通知し、通信装置40は自装置の位置を認識することができる。なお、情報管理装置20は、通信装置40に限らず、他の複数の通信装置からの位置推定要求に応じることができる。
また、本実施形態にかかる情報管理装置20は、基地局が新たに設置された場合や、基地局の位置が変更された場合に、記憶する基地局情報の内容を、現実の基地局の設置位置に追従して更新できる点を特徴とする。以下、図2を参照して、本実施形態にかかる通信装置40の詳細な構成を説明する。
[2.通信装置の機能構成]
図2は、本実施形態にかかる通信装置40の機能構成を示したブロック図である。通信装置40は、通信部410と、測位部421と、基地局検知部422と、履歴情報登録部430と、履歴情報記憶部440と、送信制御部450とを備えるものである。また、通信装置40は、さらに、移動手段識別情報取得部445、制御部460、表示部470、情報更新部480、基地局情報記憶部490等を備えることとしてもよい。移動手段識別情報取得部445が有する機能については[11. 履歴情報に移動手段識別情報を含める場合についての説明]以降にて説明する。
通信部410は、信号を送受信することが可能である。通信部410は、例えば、周囲の基地局30などが送信する信号(例えば、ビーコン信号)を受信する受信部としての機能や、情報管理装置20に後述の履歴情報を送信する送信部としての機能を有する。通信部410は、無線LAN対応通信装置であっても、GSM対応通信装置であっても、Bluetooth対応通信装置であってもよい。また、通信部410は、衛星50からの信号を受信する受信部としての機能を有する。通信部410は、衛星50からの信号を受信できるアンテナ等を含んで構成されている。
測位部421は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、衛星50から通信部410を介して受信した信号に基づいて、自装置の位置を測定して自装置の位置情報を得るものである。なお、位置情報の取得についてはこれに限定されるものではない。例えば、通信装置40が入力部(不図示)を備えており、ユーザがその入力部(不図示)から入力した情報を位置情報として取得することとしてもよい。その場合には測位部421は存在しなくてもよい。
基地局検知部422は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成され、基地局30から通信部410を介して受信した信号から基地局30を識別するための基地局IDを得るものである。
履歴情報登録部430は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成され、測位部421が得た位置情報を含む第1履歴情報の一例としての位置情報取得履歴情報を履歴情報記憶部440に登録するものである。また、履歴情報登録部430は、基地局検知部422が得た基地局IDを含む第2履歴情報の一例としての基地局ID取得履歴情報を履歴情報記憶部440に登録するものである。
履歴情報記憶部440は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、光磁気記憶デバイス等により構成され、履歴情報を記憶するものである。ここで、履歴情報とは、具体的には、履歴情報登録部430によって登録された位置情報取得履歴情報、基地局ID取得履歴情報等のことである。履歴情報記憶部440が記憶する位置情報取得履歴情報、基地局ID取得履歴情報の構成については、図5および図6を参照して後述する。
送信制御部450は、履歴情報記憶部440に登録されている位置情報取得履歴情報を、通信部410を介して他の装置の一例としての情報管理装置20に送信するものである。また、送信制御部450は、履歴情報記憶部に登録されている基地局ID取得履歴情報を、通信部410を介して情報管理装置20に送信するものである。送信制御部450が位置情報取得履歴情報、基地局ID取得履歴情報を情報管理装置20に送信するタイミングについては特に限定されるものではなく、履歴情報が一定量蓄えられた場合や、前回の履歴情報の送信から一定時間が経過した場合や、情報管理装置20からの要求があった場合であってもよい。また、情報管理装置20に接続を開始した場合であってもよい。
制御部460は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成され、履歴情報記憶部440に記憶されている履歴情報のうちで最新のものを取得して、現在の通信装置40の位置として表示部470に表示させるものである。例えば、履歴情報記憶部440に記憶されている履歴情報のうちで最新のものが位置情報取得履歴情報であった場合には、制御部460は、その位置情報取得履歴情報に含まれる自装置の位置情報を、現在の通信装置40の位置として表示部470に表示させる。また、例えば、履歴情報記憶部440に記憶されている履歴情報のうちで最新のものが基地局ID取得履歴情報であった場合には、制御部460は、その基地局ID取得履歴情報に含まれる基地局IDに対応する位置情報を、基地局情報記憶部490に登録されている基地局情報から取得して、現在の通信装置40の位置として表示部470に表示させる。
制御部460は、通信装置40が位置情報と住所情報とが対応付けられた位置住所対応情報を記憶している場合には、その位置住所対応情報から、位置情報に対応する住所情報を取得して、取得した住所情報を表示部470に表示させることとしてもよい。
表示部470は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、EL(ElectroLuminescence)ディスプレイ装置、ランプなどの表示装置など、取得した情報をユーザに対して視覚的に通知することが可能な装置で構成される。なお、表示部470は、出力装置の一例として示したに過ぎず、出力装置はスピーカやヘッドホンなどの音声出力装置等であってもよい。
情報更新部480は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成され、通信部410を介して情報管理装置20から受信した基地局情報で基地局情報記憶部490に登録されている基地局情報を更新するものである。情報管理装置20が、例えば、記憶部220に現在登録されている全ての基地局情報を通信装置40に送信すると、通信装置40は、該全ての基地局情報を受信する。この場合、情報更新部480は、基地局情報記憶部490に登録されている基地局情報と、受信した基地局情報との差分を抽出し、該抽出した内容を基地局情報記憶部490に反映させることができる。また、情報管理装置20から記憶部220に現在登録されている全ての基地局情報を通信装置40が受信した場合に、情報更新部480は、基地局情報記憶部490のデータを全消去し、記憶部220に現在登録されている全ての基地局情報を新たに登録してもよい。
このように、通信装置40側に基地局情報を記憶するデータベースを設けておけば、通信装置40は情報管理装置20にアクセスすることなく自装置位置を推定することができる。現実の基地局の登録状況は時々刻々と変化するため、通信装置40の基地局情報記憶部490に登録されている基地局情報もこれに追従させて変化させる必要がある。そのため、後述するように、情報管理装置20が、通信装置40に基地局情報を所定のタイミングで送信することよって、時々刻々と変化する現実の基地局の登録状況に対応する。
基地局情報記憶部490は、例えば、HDD等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、光磁気記憶デバイス等により構成され、基地局の基地局IDと、基地局の設置位置を示す位置情報とが対応付けられた基地局情報を記憶するものである。基地局情報記憶部490が記憶する基地局情報の構成については、図7を参照して後述する。
なお、上記した通信部410の機能は、通信装置を制御するプログラムをCPUが行うことにより実現することができる。また、測位部421、基地局検知部422、履歴情報登録部430、送信制御部450、制御部460、情報更新部480が有する機能をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムに基づいて、CPU、ROM、RAM等のハードウェア資源に上記各構成と同等の機能を発揮させることができる。
[3.情報管理装置の機能構成]
図3は、本実施形態にかかる情報管理装置20の機能構成を示したブロック図である。情報管理装置20は、通信部210と、記憶部220と、基地局情報登録部240と、履歴情報登録部260とを備えるものである。また、情報管理装置20は、さらに、登録判断部230、送信制御部250等を備えることとしてもよい。登録判断部230については、図4を参照して後述する。
通信部210は、信号を送受信することが可能であり、例えば、通信装置40と情報を送受信するためのインターフェースとして機能する。なお、通信部210は、無線LAN対応通信装置であっても、ワイヤレスUSB対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。また、通信部210は、1台の通信装置に限らず、2台以上の不特定多数の通信装置と情報を送受信することができる。
記憶部220は、例えば、HDD等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、光磁気記憶デバイス等により構成され、通信装置40と無線通信を行う基地局の基地局IDと、該基地局の設置場所を示す位置情報と、を対応付けて基地局情報として記憶する。記憶部220が記憶する基地局情報の一例については、図7を参照して後述する。また、記憶部220は、位置情報取得履歴情報、基地局ID取得履歴情報等を記憶するが、位置情報取得履歴情報、基地局ID取得履歴情報の構成については、図5および図6を参照して後述する。
履歴情報登録部260は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成され、通信部210を介して通信装置40の位置情報を含む位置情報取得履歴情報を受信すると、受信した位置情報取得履歴情報を記憶部220に登録するものである。また、履歴情報登録部260は、通信部210を介して基地局IDを含む基地局ID取得履歴情報を受信すると、受信した基地局ID取得履歴情報を記憶部220に登録するものである。
基地局情報登録部240は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成され、記憶部220に登録されている位置情報取得履歴情報に含まれる位置情報と記憶部220に登録されている基地局ID取得履歴情報に含まれる基地局IDとを対応付けてなる基地局情報を記憶部220に登録するものである。基地局情報登録部240が基地局情報を記憶部220に登録するタイミングについては特に限定されるものではない。基地局情報登録部240は、例えば、基地局情報登録部240が記憶部220の基地局情報を更新するたびに登録してもよいし、所定の期間ごとに登録してもよい。
送信制御部250は、記憶部220に登録されている基地局情報を、通信部210を介して通信装置40に送信するものである。ここで、情報管理装置20は、記憶部220に現在登録されている全ての基地局情報を通信装置40に送信しても、通信装置40の基地局情報記憶部490に登録されている基地局情報との差分だけを送信してもよい。送信制御部250が基地局情報を送信するタイミングについては特に限定されるものではない。送信制御部250は、例えば、基地局情報登録部240が記憶部220の基地局情報を更新するたびに送信してもよいし、所定の期間ごとに送信してもよい。また、情報管理装置20が通信装置40との接続を開始するたびに送信してもよい。
なお、上記した通信部210の機能は、通信装置を制御するプログラムをCPUが行うことにより実現することができる。また、登録判断部230、基地局情報登録部240、送信制御部250、履歴情報登録部260が有する機能をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムに基づいて、CPU、ROM、RAM等のハードウェア資源に上記各構成と同等の機能を発揮させることができる。
このように、本実施形態にかかる情報管理装置20によれば、通信装置40から送信された履歴情報に基づいて、記憶部220に基地局情報を登録することができる。したがって、基地局の設置位置を示す位置情報を自動的に基地局情報に反映させることができる。
[4.履歴情報に時刻情報を含める場合についての説明]
図4は、履歴情報に時刻情報を含める場合について説明する図である。上述したように、基地局情報登録部240は、記憶部220に登録されている位置情報取得履歴情報に含まれる位置情報と記憶部220に登録されている基地局ID取得履歴情報に含まれる基地局IDとを対応付けてなる基地局情報を記憶部220に登録する。しかし、基地局情報登録部240は、記憶部220に登録されている位置情報取得履歴情報に含まれる位置情報と記憶部220に登録されている基地局ID取得履歴情報に含まれる基地局IDとを必要に応じて対応付けて記憶部220に登録することとしてもよい。例えば、基地局IDを取得した時刻と位置情報を取得した時刻との時間差が大きいほど、基地局IDを取得した位置と位置情報を取得した位置との誤差が大きくなることが想定される。そこで、基地局IDと対応付けるべき位置情報としては、基地局IDを取得した時刻との時間差の小さい時刻に取得したものであることが好ましい。
図4には、通信装置40が、図5に一例として示した各時刻に位置情報(緯度および経度)を取得し、図6に一例として示した各時刻に基地局IDを取得しながら移動した様子が示されている。また、図4では、基地局30からの信号を受信できるエリアを、一点鎖線で描かれた円の内側として示しているが、これに限定されるものではない。図4に示すように、例えば、通信装置40が時刻T1に、基地局30(基地局ID「K1」)からの信号を受信できるエリア内に移動したとする。その場合に、通信装置40は、時刻T1に基地局30から基地局ID「K1」を取得し、時刻T1から所定時間内に移動できるエリア内で取得した位置情報を基地局ID「K1」に対応付けることが好ましい。
図4では、通信装置40を携帯しているユーザが一定の速度で移動すると仮定し、基地局IDを取得した時刻から所定時間内に移動できるエリアを、実線で描かれた円の内側として示しているが、これに限定されるものではない。図4に示した例によれば、基地局ID「K1」を取得した時刻T1から所定時間内に位置情報を取得した時刻はt2であり、t1、t3、t4およびt5は所定時間内に位置情報を取得した時刻には該当しない。そこで、情報管理装置20は、時刻T1に取得した基地局IDと時刻t2に取得した位置情報とを対応付けてなる基地局情報を記憶部220に登録することとすればよい。
同様に、図4に示した例によれば、基地局ID「K1」を取得した時刻T2から所定時間内に位置情報を取得した時刻はt3であり、t1、t2、t4およびt5は所定時間内に位置情報を取得した時刻には該当しない。そこで、情報管理装置20は、時刻T2に取得した基地局IDと時刻t3に取得した位置情報とを対応付けてなる基地局情報を記憶部220に登録することとすればよい。また、基地局ID「K2」を取得した時刻T3から所定時間内に位置情報を取得した時刻はt5であり、t1〜t4は所定時間内に位置情報を取得した時刻には該当しない。そこで、情報管理装置20は、時刻T3に取得した基地局IDと時刻t5に取得した位置情報とを対応付けてなる基地局情報を記憶部220に登録することとすればよい。
この例に示したような手順によって情報管理装置20が記憶部220に基地局情報を登録した場合には、図7に示したような基地局情報が記憶部220に登録される。
以上に示したように、情報管理装置20が記憶部220に登録すべき基地局情報に対して制限を設けることができる。そのために、通信装置40の履歴情報登録部430は、位置情報取得履歴情報に含まれる位置情報に位置情報を得た時刻を示す時刻情報(第1時刻情報)を対応付けてさらに位置情報取得履歴情報に含めて履歴情報記憶部440に登録する。また、通信装置40の履歴情報登録部430は、基地局ID取得履歴情報に含まれる基地局IDに基地局IDを得た時刻を示す時刻情報(第2時刻情報)を対応付けてさらに基地局ID取得履歴情報に含めて履歴情報記憶部440に登録する。
そして、情報管理装置20の記憶部220は、閾値を記憶することとする。閾値の大きさ特に限定されるものではなく、通信装置40の移動速度等に応じて自由に設定すればよい。例えば、閾値として5分、10分等の時間を設定することができる。
登録判断部230は、履歴情報記憶部440に記憶されている位置情報取得履歴情報に、位置情報を得た時刻を示す時刻情報が位置情報に対応付けられて含まれ、基地局ID取得履歴情報に、基地局IDを得た時刻を示す時刻情報が基地局IDに対応付けられて含まれている場合に、位置情報を得た時刻を示す時刻情報と基地局IDを得た時刻を示す時刻情報との差分値を算出する。登録判断部230は、算出した差分値が記憶部220に記憶された閾値未満であるか否かを判断する。
基地局情報登録部240は、登録判断部230によって差分値が閾値未満であると判断された場合に、基地局情報を記憶部220に登録する。
かかる構成によれば、情報管理装置20は、基地局IDを取得した時刻との時間差の小さい時刻に取得した位置情報を基地局IDと対応付けることができる。したがって、基地局IDを取得した位置と位置情報を取得した位置との誤差を小さくすることが可能となる。
[5.位置情報取得履歴情報のデータ構造(その1)]
図5は、位置情報取得履歴情報のデータ構造(その1)の一例を示す図である。図5に示したように、位置情報取得履歴情報は、複数の時点における通信装置40の位置情報が、該通信装置40の位置情報が得られた時刻を示す時刻情報と対応付けられて構成される。具体的に、図5に示した例では、位置情報取得履歴情報は、時刻t1、t2、t3、t4およびt5とその各時刻情報に得られた位置情報とが対応付けられて構成されている。なお、位置情報取得履歴情報は、必ずしも時刻情報を含むものである必要はない。
[6.基地局ID取得履歴情報のデータ構造]
図6は、基地局ID取得履歴情報のデータ構造の一例を示す図である。図6に示したように、基地局ID取得履歴情報は、複数の時点における通信装置40が取得した基地局IDが、該基地局IDを取得した時刻を示す時刻情報と対応付けられて構成される。具体的に、図6に示した例では、基地局ID取得履歴情報は、時刻T1、T2およびT3とその各時刻情報に得られた基地局IDとが対応付けられて構成されている。なお、基地局ID取得履歴情報は、必ずしも時刻情報を含むものである必要はない。
[7.基地局情報のデータ構造]
図7は、基地局情報のデータ構造の一例を示す図である。図7に示したように、基地局情報は、基地局IDと、基地局が設置されている位置情報の例としての緯度および経度とが対応付けられて構成される。具体的には、基地局ID「K1」は、経度(東経)「135.024」、緯度(北緯)「35.49」と対応付けられて構成されている。同様に、基地局ID「K1」は、経度「135.023」、緯度「35.49」に、基地局ID「K2」は、経度「135.017」、緯度「35.57」と対応付けられて構成されている。また、位置情報の形式は、緯度、経度を用いた形式に限られず、例えば、x、y座標を用いた形式であっても、極座標を用いた形式であっても、ベクトルを用いた形式であってもよい。
[8.通信装置の動作(その1)]
続いて、通信装置40による履歴情報の送信動作(その1)について、図8を参照して説明する。図8は、通信装置40による履歴情報の送信動作の流れを示したフローチャート(その1)である。図8では、通信装置40によって履歴情報に時刻情報が含められる場合について示しているが、通信装置40によって履歴情報に時刻情報が含められない場合には、ステップS103、ステップS105の処理については特に行う必要はない。
図8を参照すると、まず、通信装置40の測位部421は、自装置の位置情報を取得する(ステップS101)。履歴情報登録部430は、測位部421が取得した位置情報に該位置情報を取得した時刻を対応付けて(ステップS102)、位置情報取得履歴情報として履歴情報登録部430に登録する(ステップS103)。
続いて、基地局検知部422は、基地局IDを取得する(ステップS104)。履歴情報登録部430は、基地局検知部422が取得した基地局IDに該基地局IDを取得した時刻を対応付けて(ステップS105)、基地局ID取得履歴情報として履歴情報登録部430に登録する(ステップS106)。送信制御部450は、所定のタイミングで、位置情報取得履歴情報と基地局ID取得履歴情報とを含む履歴情報を情報管理装置20に送信して(ステップS107)、処理を終了する。所定のタイミングについては上述した通りである。
なお、図8に示した例では、簡単のために位置情報履歴情報と基地局ID取得履歴情報とを各々1件ずつ履歴情報に含めて送信することとしたが、これに限定されず、位置情報履歴情報と基地局ID取得履歴情報とのうちのいずれか一方または両方が複数件、履歴情報に含まれることとしてもよい。また、通信装置40は、位置情報履歴情報と基地局ID取得履歴情報とを履歴情報に含めて同時に送信することとしたが、位置情報履歴情報と基地局ID取得履歴情報とを別々に送信することとしてもよい。また、通信装置40が位置情報履歴情報を取得してから基地局ID取得履歴情報を取得することとしたが、取得する順番については特に限定されるものではなく、基地局ID取得履歴情報を取得してから位置情報履歴情報を取得することとしてもよい。また、ステップS107の後、処理を終了することとしたが、ステップS101に戻ることとしてもよい。
[9.情報管理装置の動作(その1)]
続いて、情報管理装置20による基地局情報の更新動作(その1)について、図9を参照して説明する。図9は、情報管理装置20による基地局情報の更新動作の流れを示したフローチャート(その1)である。図9では、通信装置40によって履歴情報に時刻情報が含められる場合について示しているが、履歴情報に時刻情報が含められない場合には、ステップS202、ステップS203の処理については特に行う必要はない。
図9を参照すると、まず、履歴情報登録部260は、通信部210を介して通信装置40から位置情報履歴情報と基地局ID取得履歴情報とを含む履歴情報を受信する(ステップS201)。履歴情報登録部260は、受信した履歴情報を記憶部220に記憶する。登録判断部230は、記憶部220に記憶された位置情報履歴情報に含まれる時刻と基地局ID取得履歴情報に含まれる時刻との差分値を算出する(ステップS202)。登録判断部230は、算出した差分値が、記憶部220が記憶する閾値未満であるか否かを判断し、閾値未満ではないと判断した場合には(ステップS203で「NO」)、処理を終了する。閾値未満であると判断した場合には(ステップS203で「YES」)、基地局ID取得履歴情報に含まれる基地局IDと位置情報取得履歴情報に含まれる位置情報とを対応付けてなる基地局情報を記憶部220に登録して(ステップS204)、処理を終了する。
なお、図9に示した例では、簡単のために履歴情報に位置情報履歴情報と基地局ID取得履歴情報とが各々1件ずつ含まれていることとしたが、これに限定されず、位置情報履歴情報と基地局ID取得履歴情報とのうちのいずれか一方または両方が複数件、履歴情報に含まれていることとしてもよい。この場合には、例えば、位置情報履歴情報と基地局ID取得履歴情報との全ての組み合わせについて各々1件ずつ行った処理と同様の処理を行うようにすればよい。また、履歴情報に含められた位置情報履歴情報と基地局ID取得履歴情報とを同時に受信することとしたが、位置情報履歴情報と基地局ID取得履歴情報とを別々に受信することとしてもよい。また、ステップS204の後、処理を終了することとしたが、ステップS201に戻ることとしてもよい。
[10.通信システムの動作]
次に、本実施形態にかかる通信システム10による基地局情報の更新動作について、図10を参照して説明する。図10は、本実施形態にかかる通信システム10による基地局情報の更新動作の流れを示したシーケンス図である。
図10に示したように、通信装置40の履歴情報記憶部440が履歴情報を記憶すると(S301)、通信装置40は、所定のタイミングで履歴情報を情報管理装置20に送信する(S302)。ここで、所定のタイミングとしては、履歴情報が一定量蓄えられた場合や、前回の履歴情報の送信から一定時間が経過した場合や、情報管理装置20からの要求があった場合等が想定される。
次いで、情報管理装置20は、受信した履歴情報に基づいて、記憶部220に基地局情報を新たに登録、あるいは記憶部220登録されている基地局情報の更新を行う(S303)。そして、情報管理装置20は、変更後の基地局情報を通信装置40に送信する(S304)。続いて、通信装置40の情報更新部480は、受信した基地局情報と、基地局情報記憶部490に登録されている基地局情報との差分を抽出する(S305)。その後、情報更新部480は、上記抽出した差分に基づいて、基地局情報記憶部490に登録されている基地局情報を更新、あるいは変更する(S306)。
[11.履歴情報に移動手段識別情報を含める場合についての説明]
以上に説明した例では、通信装置40を携帯しているユーザが一定の速度で移動すると仮定した。そのために、情報管理装置20の記憶部220は、ユーザの移動速度に依存しない閾値を記憶していれば足りていた。しかしながら、ユーザの移動速度は時々刻々変化しているのが通常であり、移動速度の変化を反映させて基地局情報を記憶部220に登録するには、情報管理装置20の記憶部220が記憶する閾値をユーザの速度に応じて変更するのが好ましい。
具体的には、ユーザの移動速度が比較的大きい場合には、通信装置40が取得した位置情報が示す位置と基地局IDを取得した位置との誤差は比較的大きくなりやすいと考えられる。このために、ユーザの移動速度が比較的大きい場合には、情報管理装置20の記憶部220が記憶する閾値を比較的小さくすることとするのが好ましい。そのようにすれば、情報管理装置20は、通信装置40が基地局IDを取得した時刻と位置情報を取得した時刻との差分値が比較的小さい場合にのみ、基地局IDと位置情報とを対応付けて基地局情報として記憶部220に登録することができる。
他方において、ユーザの移動速度が比較的小さい場合には、通信装置40が取得した位置情報が示す位置と基地局IDを取得した位置との誤差は比較的小さくなりやすいと考えられる。このために、ユーザの移動速度が比較的小さい場合には、情報管理装置20の記憶部220が記憶する閾値を比較的大きくすることとするのが好ましい。そのようにすれば、情報管理装置20は、通信装置40が基地局IDを取得した時刻と位置情報を取得した時刻との差分値が比較的大きい場合であっても、基地局IDと位置情報とを対応付けて基地局情報として記憶部220に登録することができる。
以上に説明した機能を通信システム10に追加するために、通信装置40から情報管理装置20に送信される履歴情報にユーザの移動手段識別情報を含めることとすればよい。具体的には以下に説明する。
通信装置40は、自装置の移動手段を識別するための移動手段識別情報を取得する移動手段識別情報取得部445をさらに備えることとすればよい。また、履歴情報登録部430は、移動手段識別情報取得部445が取得した移動手段識別情報を第1履歴情報に含まれた第1時刻情報に対応付けて第1履歴情報にさらに含めて履歴情報記憶部440に登録することとすればよい。
移動手段識別情報取得部445による移動手段識別情報の取得については特に限定されるものではない。移動手段識別情報取得部445は、例えば、入力装置によって構成されており、移動手段識別情報の入力をユーザから受け付けることとしてもよい。
移動手段識別情報取得部445は、履歴情報記憶部440が記憶する第1履歴情報に基づいて移動手段を推定することによって移動手段識別情報を取得することとしてもよい。移動手段の推定については特に限定されるものではない。
移動手段識別情報取得部445は、例えば、履歴情報記憶部440が2つの第1履歴情報を記憶している場合に、2つの第1履歴情報について位置情報の差分値と時刻情報の差分値とを算出する。そして、移動手段識別情報取得部445は、算出した位置情報の差分値を時刻情報の差分値で除することによって移動速度を算出し、移動速度に応じた移動手段識別情報を取得することとしてもよい。移動速度に応じた移動手段識別情報を取得するには、例えば、移動速度と移動手段識別情報とが対応付けられてなる対応情報が通信装置40の記憶部(不図示)に記憶され、移動手段識別情報取得部445がその対応情報から移動速度に対応付けられた移動手段識別情報を取得することによって実現される。
情報管理装置20の記憶部220は、通信装置40の移動手段を識別するための移動手段識別情報ごとに閾値を記憶し、情報管理装置20の登録判断部230は、第1履歴情報に移動手段識別情報が含まれている場合、移動手段識別情報に対応する閾値を記憶部220から取得し、差分値が閾値未満であるか否かを判断することとすればよい。通信装置40の移動手段を識別するための移動手段識別情報と閾値とが対応付けられてなる情報は、例えば、移動情報として記憶部220に記憶されている。
[12.位置情報取得履歴情報のデータ構造(その2)]
図11は、位置情報取得履歴情報のデータ構造(その2)の一例を示す図である。図11に示したように、位置情報取得履歴情報は、複数の時点における通信装置40の位置情報だけでなく、通信装置40の移動手段識別情報も該通信装置40の位置情報が得られた時刻を示す時刻情報に対応付けられて構成される。具体的に、図11に示した例では、位置情報取得履歴情報は、時刻t1、t2、t3、t4およびt5とその各時刻情報に得られた位置情報とその各時刻情報における移動手段識別情報(電車、電車、徒歩、徒歩および電車)とが対応付けられて構成されている。なお、位置情報取得履歴情報は、必ずしも移動手段識別情報を含むものである必要はない。また、移動手段識別情報として示した電車や徒歩については、移動手段識別情報の一例にすぎず、移動手段識別情報はこれらに限定されるものではない。
[13.移動手段情報のデータ構造]
図12は、移動手段情報のデータ構造の一例を示す図である。図12に示したように、移動情報は、通信装置40の移動手段を識別するための移動手段識別情報と閾値とが対応付けられて構成される。具体的に、図12に示した例では、移動情報は、移動手段識別情報(電車、乗用車、自転車および徒歩)とその移動手段識別情報で識別される移動手段における閾値(2秒、3秒、4秒および5秒)とが対応付けられて構成されている。なお、移動情報は、必ずしも存在する必要はない。また、閾値として示した時間については、閾値の一例にすぎず、閾値はこれらに限定されるものではない。
[14.通信装置の動作(その2)]
続いて、通信装置40による履歴情報の送信動作(その2)について、図13を参照して説明する。図13は、通信装置40による履歴情報の送信動作の流れを示したフローチャート(その2)である。
図13を参照すると、まず、通信装置40の測位部421は、自装置の位置情報を取得する(ステップS401)。履歴情報登録部430は、測位部421が取得した位置情報に該位置情報を取得した時刻を対応付け(ステップS402)、移動手段識別情報取得部445が取得した移動手段識別情報を対応付けて(ステップS403)、位置情報取得履歴情報として履歴情報登録部430に登録する(ステップS404)。
続いて、基地局検知部422は、基地局IDを取得する(ステップS405)。履歴情報登録部430は、基地局検知部422が取得した基地局IDに該基地局IDを取得した時刻を対応付けて(ステップS406)、基地局ID取得履歴情報として履歴情報登録部430に登録する(ステップS407)。送信制御部450は、所定のタイミングで、位置情報取得履歴情報と基地局ID取得履歴情報とを含む履歴情報を情報管理装置20に送信して(ステップS408)、処理を終了する。所定のタイミングについては上述した通りである。
なお、図13に示した例では、簡単のために位置情報履歴情報と基地局ID取得履歴情報とを各々1件ずつ履歴情報に含めて送信することとしたが、これに限定されず、位置情報履歴情報と基地局ID取得履歴情報とのうちのいずれか一方または両方が複数件、履歴情報に含まれることとしてもよい。また、通信装置40は、位置情報履歴情報と基地局ID取得履歴情報とを履歴情報に含めて同時に送信することとしたが、位置情報履歴情報と基地局ID取得履歴情報とを別々に送信することとしてもよい。また、通信装置40が位置情報履歴情報を取得してから基地局ID取得履歴情報を取得することとしたが、取得する順番については特に限定されるものではなく、基地局ID取得履歴情報を取得してから位置情報履歴情報を取得することとしてもよい。また、ステップS408の後、処理を終了することとしたが、ステップS401に戻ることとしてもよい。
[15.情報管理装置の動作(その2)]
続いて、情報管理装置20による基地局情報の更新動作(その2)について、図14を参照して説明する。図14は、情報管理装置20による基地局情報の更新動作の流れを示したフローチャート(その2)である。
図14を参照すると、まず、履歴情報登録部260は、通信部210を介して通信装置40から位置情報履歴情報と基地局ID取得履歴情報とを含む履歴情報を受信する(ステップS501)。履歴情報登録部260は、受信した履歴情報を記憶部220に記憶する。登録判断部230は、受信した位置情報取得履歴情報に含まれる移動手段識別情報に対応する閾値を記憶部220が記憶する移動情報から取得する(ステップS502)。登録判断部230は、記憶部220に記憶された位置情報履歴情報に含まれる時刻と基地局ID取得履歴情報に含まれる時刻との差分値を算出する(ステップS503)。登録判断部230は、算出した差分値が、記憶部220が記憶する閾値未満であるか否かを判断し(ステップS504)、閾値未満ではないと判断した場合には(ステップS504で「NO」)、処理を終了する。閾値未満であると判断した場合には(ステップS504で「YES」)、基地局ID取得履歴情報に含まれる基地局IDと位置情報取得履歴情報に含まれる位置情報とを対応付けてなる基地局情報を記憶部220に登録して(ステップS505)、処理を終了する。
なお、図14に示した例では、簡単のために履歴情報に位置情報履歴情報と基地局ID取得履歴情報とが各々1件ずつ含まれていることとしたが、これに限定されず、位置情報履歴情報と基地局ID取得履歴情報とのうちのいずれか一方または両方が複数件、履歴情報に含まれていることとしてもよい。この場合には、例えば、位置情報履歴情報と基地局ID取得履歴情報との全ての組み合わせについて各々1件ずつ行った処理と同様の処理を行うようにすればよい。また、履歴情報に含められた位置情報履歴情報と基地局ID取得履歴情報とを同時に受信することとしたが、位置情報履歴情報と基地局ID取得履歴情報とを別々に受信することとしてもよい。また、ステップS505の後、処理を終了することとしたが、ステップS501に戻ることとしてもよい。
[16.本実施形態による効果]
以上説明したように、本発明の実施形態にかかる通信システム10によれば、基地局の設置位置を示す位置情報を情報管理装置20の記憶部220が記憶する基地局情報に自動的に反映させることができる。すなわち、情報管理装置20に基地局情報をユーザが設定する手間を抑制することができる。
また、上述したように、通信装置40が送信する位置情報取得履歴情報と基地局ID取得履歴情報のそれぞれに時刻情報が含まれている場合に、情報管理装置20は、各々の履歴情報に含まれた時刻情報に所定の条件を課すことができる。情報管理装置20は、例えば、各々の履歴情報に含まれた時刻情報が所定の条件を満たすと判断した場合に、位置情報取得履歴情報に含まれる位置情報と基地局ID取得履歴情報に含まれる基地局IDとを対応付けて、基地局情報として記憶部220に登録することができる。これによれば、情報管理装置20に登録される基地局情報の精度を向上させることができる。
[17.本実施形態の変形例]
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、通信装置40は、基地局30から送信される信号(例えば、ビーコン信号)を受信すると、該信号の信号強度を測定し、測定した信号強度を基地局30の基地局IDと対応付け、信号強度情報として情報管理装置20に送信することとしてもよい。このようにすれば、情報管理装置20は、受信した信号強度が所定の条件を満たすか否かを判断し、所定の条件を満たすと判断した場合に、その信号強度に対応付けられた基地局IDを記憶部220に登録する基地局情報として採用することができる。この場合にも、例えば、信号強度の閾値を記憶部220に記憶させておき、情報管理装置20が、信号強度が閾値を超えているか否かを判断すればよい。そして、情報管理装置20が、信号強度が閾値を超えていると判断した場合に、その信号強度に対応付けられた基地局IDを記憶部220に登録する基地局情報として採用すればよい。これによれば、情報管理装置20に登録される基地局情報の精度をさらに向上させることができる。
また、例えば、記憶部220に基地局情報が既に登録されている場合に、情報管理装置20の基地局情報登録部240は、既に登録されている基地局情報を新しく取得した基地局情報で更新することとしてもよい。その場合には、例えば、既に登録されている基地局情報よりも精度が高い基地局情報を新たに取得できた場合に、既に登録されている基地局情報を新しく取得した基地局情報で更新することとしてもよい。また、例えば、既に登録されている基地局情報よりも精度が高い基地局情報を新たに取得できなかった場合には、既に登録されている基地局情報を更新しないこととしてもよい。
また、本実施形態において、情報管理装置20と通信装置40とを分離した構成とする例を説明したが、かかる例に限られず、情報管理装置20を通信装置40と一体構成することも可能である。この場合、情報管理装置20は、一体構成された通信装置40だけでなく、他の通信装置から履歴情報を受信し、記憶部220を更新していくこともできる。
また、本明細書の通信システム10の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートまたはシーケンス図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むとしてもよい。
本実施形態にかかる通信システムの構成を示した説明図である。 本実施形態にかかる通信装置の機能構成を示したブロック図である。 本実施形態にかかる情報管理装置の機能構成を示したブロック図である。 履歴情報に時刻情報を含める場合について説明する図である。 位置情報取得履歴情報のデータ構造(その1)の一例を示す図である。 基地局ID取得履歴情報のデータ構造の一例を示す図である。 基地局情報のデータ構造の一例を示す図である。 通信装置による履歴情報の送信動作の流れを示したフローチャート(その1)である。 情報管理装置による基地局情報の更新動作の流れを示したフローチャート(その1)である。 本実施形態にかかる通信システムによる基地局情報の更新動作の流れを示したシーケンス図である。 位置情報取得履歴情報のデータ構造(その2)の一例を示す図である。 移動手段情報のデータ構造の一例を示す図である。 通信装置による履歴情報の送信動作の流れを示したフローチャート(その1)である。 情報管理装置による基地局情報の更新動作の流れを示したフローチャート(その1)である。
符号の説明
10 通信システム
20 情報管理装置
30 基地局
40 通信装置
50 衛星
210 通信部
220 記憶部
230 登録判断部
240 基地局情報登録部
250 送信制御部
260 履歴情報登録部
410 通信部
421 測位部
422 基地局検知部
430 履歴情報登録部
440 履歴情報記憶部
445 移動手段識別情報取得部
450 送信制御部
460 制御部
470 表示部
480 情報更新部
490 基地局情報記憶部

Claims (5)

  1. 信号を送受信することが可能である通信部と、
    閾値を記憶する記憶部と、
    前記通信部を介して他の装置の所定時刻における位置を示す位置情報と前記所定時刻を示す第1時刻情報とが対応付けられて含まれた第1履歴情報を受信すると前記第1履歴情報を前記記憶部に登録するとともに、前記通信部を介して基地局識別情報と前記基地局識別情報を取得した時刻を示す第2時刻情報とが対応付けられて含まれた第2履歴情報を受信すると前記第2履歴情報を前記記憶部に登録する履歴情報登録部と、
    前記第1時刻情報と前記第2時刻情報との差分値を算出し、前記差分値が前記記憶部に記憶された前記閾値未満であるか否かを判断する登録判断部と、
    前記登録判断部によって前記差分値が前記閾値未満であると判断された場合に、前記記憶部に登録されている前記第1履歴情報に含まれる前記位置情報と前記記憶部に登録されている前記第2履歴情報に含まれる前記基地局識別情報とを対応付けて基地局情報として前記記憶部に登録する基地局情報登録部と、
    を備える、情報管理装置。
  2. 前記記憶部は、
    前記他の装置の移動手段を識別するための移動手段識別情報ごとに前記閾値を記憶し、
    前記登録判断部は、
    前記第1履歴情報に前記移動手段識別情報が含まれている場合、前記移動手段識別情報に対応する前記閾値を前記記憶部から取得し、前記差分値が前記閾値未満であるか否かを判断する、
    請求項1に記載の情報管理装置。
  3. 信号を送受信することが可能である通信部と、閾値を記憶する記憶部と、履歴情報登録部と、登録判断部と、基地局情報登録部とを備える情報管理装置が、
    前記履歴情報登録部により、前記通信部を介して他の装置の所定時刻における位置を示す位置情報と前記所定時刻を示す第1時刻情報とが対応付けられて含まれた第1履歴情報を受信すると前記第1履歴情報を前記記憶部に登録するとともに、前記通信部を介して基地局識別情報と前記基地局識別情報を取得した時刻を示す第2時刻情報とが対応付けられて含まれた第2履歴情報を受信すると前記第2履歴情報を前記記憶部に登録するステップと、
    前記登録判断部により、前記第1時刻情報と前記第2時刻情報との差分値を算出し、前記差分値が前記記憶部に記憶された前記閾値未満であるか否かを判断するステップと、
    前記基地局情報登録部により、前記登録判断部によって前記差分値が前記閾値未満であると判断された場合に、前記記憶部に登録されている前記第1履歴情報に含まれる前記位置情報と前記記憶部に登録されている前記第2履歴情報に含まれる前記基地局識別情報とを対応付けて基地局情報として前記記憶部に登録するステップと、
    を含む、情報管理方法。
  4. コンピュータを、
    信号を送受信することが可能である通信部と、
    閾値を記憶する記憶部と、
    前記通信部を介して他の装置の所定時刻における位置を示す位置情報と前記所定時刻を示す第1時刻情報とが対応付けられて含まれた第1履歴情報を受信すると前記第1履歴情報を前記記憶部に登録するとともに、前記通信部を介して基地局識別情報と前記基地局識別情報を取得した時刻を示す第2時刻情報とが対応付けられて含まれた第2履歴情報を受信すると前記第2履歴情報を前記記憶部に登録する履歴情報登録部と、
    前記第1時刻情報と前記第2時刻情報との差分値を算出し、前記差分値が前記記憶部に記憶された前記閾値未満であるか否かを判断する登録判断部と、
    前記登録判断部によって前記差分値が前記閾値未満であると判断された場合に、前記記憶部に登録されている前記第1履歴情報に含まれる前記位置情報と前記記憶部に登録されている前記第2履歴情報に含まれる前記基地局識別情報とを対応付けて基地局情報として前記記憶部に登録する基地局情報登録部と、
    を備える、情報管理装置として機能させるためのプログラム。
  5. 通信装置と情報管理装置とを備える通信システムであって、
    前記通信装置は、
    信号を送受信することが可能である通信部と、
    履歴情報記憶部と、
    基地局から前記通信部を介して受信した信号から前記基地局を識別するための基地局識別情報を得る基地局検知部と、
    自装置の所定時刻における位置を示す位置情報と前記所定時刻を示す第1時刻情報とを取得し、前記位置情報と前記第1時刻情報とを対応付けて第1履歴情報として前記履歴情報記憶部に登録するとともに、前記基地局検知部が得た前記基地局識別情報と前記基地局識別情報を取得した時刻を示す第2時刻情報とを対応付けて第2履歴情報として前記履歴情報記憶部に登録する履歴情報登録部と、
    前記履歴情報記憶部に登録されている前記第1履歴情報を、前記通信部を介して前記情報管理装置に送信するとともに、前記履歴情報記憶部に登録されている前記第2履歴情報を、前記通信部を介して前記情報管理装置に送信する送信制御部と、
    を有し、
    前記情報管理装置は、
    信号を送受信することが可能である通信部と、
    閾値を記憶する記憶部と、
    前記通信部を介して前記通信装置の所定時刻における位置を示す位置情報と前記所定時刻を示す第1時刻情報とが対応付けられて含まれた第1履歴情報を受信すると前記第1履歴情報を前記記憶部に登録するとともに、前記通信部を介して基地局識別情報と前記基地局識別情報を取得した時刻を示す第2時刻情報とが対応付けられて含まれた第2履歴情報を受信すると前記第2履歴情報を前記記憶部に登録する履歴情報登録部と、
    前記第1時刻情報と前記第2時刻情報との差分値を算出し、前記差分値が前記記憶部に記憶された前記閾値未満であるか否かを判断する登録判断部と、
    前記登録判断部によって前記差分値が前記閾値未満であると判断された場合に、前記記憶部に登録されている前記第1履歴情報に含まれる前記位置情報と前記記憶部に登録されている前記第2履歴情報に含まれる前記基地局識別情報とを対応付けて基地局情報として前記記憶部に登録する基地局情報登録部と、
    を有する、通信システム。

JP2008334345A 2008-12-26 2008-12-26 通信装置、通信方法、プログラム、情報管理装置および通信システム Active JP5168137B2 (ja)

Priority Applications (14)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008334345A JP5168137B2 (ja) 2008-12-26 2008-12-26 通信装置、通信方法、プログラム、情報管理装置および通信システム
CN200980104897.XA CN101953186B (zh) 2008-12-26 2009-12-14 通信设备、通信方法、程序、信息管理设备和通信系统
CN201410207231.XA CN104020442B (zh) 2008-12-26 2009-12-14 通信设备、通信方法、程序、信息管理设备和通信系统
US12/867,380 US8339242B2 (en) 2008-12-26 2009-12-14 Communication apparatus, communication method, program, information management apparatus and communication system
ES09834730.5T ES2454340T3 (es) 2008-12-26 2009-12-14 Dispositivo de comunicación, método de comunicación, programa, dispositivo de gestión de información y sistema de comunicación
EP09834730.5A EP2229016B1 (en) 2008-12-26 2009-12-14 Communication device, communication method, program, information management device, and communication system
MYPI2010003607A MY155484A (en) 2008-12-26 2009-12-14 Communication apparatus, communication method, program, information management apparatus and communication system
PCT/JP2009/070814 WO2010073927A1 (ja) 2008-12-26 2009-12-14 通信装置、通信方法、プログラム、情報管理装置および通信システム
RU2010133848/07A RU2518912C2 (ru) 2008-12-26 2009-12-14 Устройство и способ связи, программа, устройство управления информацией и система связи
BRPI0908871-7A BRPI0908871A2 (pt) 2008-12-26 2009-12-14 Aparelho, método e sistema de comunicação, programa, e, aparelho e método de gerenciamento de informação
KR1020107017719A KR101652532B1 (ko) 2008-12-26 2009-12-14 통신 장치, 통신 방법, 프로그램이 기록된 기록매체, 정보 관리 장치 및 통신 시스템
TW098143773A TWI422263B (zh) 2008-12-26 2009-12-18 Information management devices, information management methods, computer-readable storage media and communication systems
US13/724,215 US8704637B2 (en) 2008-12-26 2012-12-21 Communication apparatus, communication method, program, information management apparatus and communication system
US14/252,185 US9924485B2 (en) 2008-12-26 2014-04-14 Communication apparatus, communication method, program, information management apparatus and communication system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008334345A JP5168137B2 (ja) 2008-12-26 2008-12-26 通信装置、通信方法、プログラム、情報管理装置および通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010157853A JP2010157853A (ja) 2010-07-15
JP5168137B2 true JP5168137B2 (ja) 2013-03-21

Family

ID=42287543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008334345A Active JP5168137B2 (ja) 2008-12-26 2008-12-26 通信装置、通信方法、プログラム、情報管理装置および通信システム

Country Status (11)

Country Link
US (3) US8339242B2 (ja)
EP (1) EP2229016B1 (ja)
JP (1) JP5168137B2 (ja)
KR (1) KR101652532B1 (ja)
CN (1) CN101953186B (ja)
BR (1) BRPI0908871A2 (ja)
ES (1) ES2454340T3 (ja)
MY (1) MY155484A (ja)
RU (1) RU2518912C2 (ja)
TW (1) TWI422263B (ja)
WO (1) WO2010073927A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5732863B2 (ja) * 2011-01-17 2015-06-10 ソニー株式会社 位置推定装置、位置推定方法、プログラム、および位置推定システム
CN103517405B (zh) * 2012-06-18 2019-03-22 高德软件有限公司 一种网络定位的方法及系统、移动终端和网络侧设备
JP6160875B2 (ja) * 2012-09-20 2017-07-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 制御装置、通信システムおよび制御装置のスキャン方法
US9888360B2 (en) 2012-11-01 2018-02-06 Qualcomm Incorporated Methods to optimize and streamline AP placement on floor plan
JP6216160B2 (ja) * 2013-06-03 2017-10-18 株式会社堀場製作所 運行管理システム及び運行記録装置
JP2015109514A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 株式会社東芝 位置算出方法、位置算出プログラムおよび位置算出装置
CN105282844B (zh) * 2014-07-16 2019-02-22 中国电信股份有限公司 定位方法、系统、终端与定位服务器
JP6434307B2 (ja) * 2014-12-26 2018-12-05 Kddi株式会社 位置情報推定装置、位置情報推定方法、およびプログラム
JP2017045347A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 日本電気株式会社 情報管理装置、通信管理システム、情報通信装置、情報管理方法、および情報管理用プログラム
JP6664411B2 (ja) * 2015-11-11 2020-03-13 パイオニア株式会社 セキュリティ装置、セキュリティ制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP7040241B2 (ja) * 2018-04-09 2022-03-23 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理装置、及び情報処理プログラム
TWI724293B (zh) * 2018-04-11 2021-04-11 日商島野股份有限公司 維修裝置
JP2021182680A (ja) * 2020-05-18 2021-11-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 防災機器管理システム、防災システム、防災機器管理方法、及びプログラム

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3092589B2 (ja) * 1998-05-07 2000-09-25 日本電気株式会社 ハンドオフ制御方式
JP2947280B1 (ja) * 1998-07-28 1999-09-13 日本電気株式会社 位置登録制御方法
JP2006171012A (ja) 1998-10-19 2006-06-29 Sony Corp 無線通信端末、相対距離推定方法及びプログラム
JP2001061178A (ja) 1999-08-24 2001-03-06 Toshiba Corp 位置情報収集端末及び位置情報収集システム
US7139252B2 (en) * 2001-01-31 2006-11-21 International Business Machines Corporation System and method for aggregating information to determine users' locations
EP1382217B1 (en) * 2001-04-24 2010-04-28 QUALCOMM Incorporated Method and apparatus for estimating the position of a terminal based on identification codes for transmission sources
JP4522093B2 (ja) * 2001-06-15 2010-08-11 富士通株式会社 移動無線通信システム及びその位置登録方法
US7133672B2 (en) * 2002-01-08 2006-11-07 Motorola, Inc. Method and apparatus for registration of a mobile station in a packet data communication system
US20040203870A1 (en) * 2002-08-20 2004-10-14 Daniel Aljadeff Method and system for location finding in a wireless local area network
JP2004355565A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Matsushita Electric Works Ltd Gps受信装置および緊急通報システム
CA2530892C (en) * 2003-06-27 2015-10-27 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for wireless network hybrid positioning
US8971913B2 (en) * 2003-06-27 2015-03-03 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for wireless network hybrid positioning
JP2006226740A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Hitachi Ltd 測位システム及び無線基地局
JP4668734B2 (ja) * 2005-08-23 2011-04-13 株式会社野村総合研究所 認証装置、認証方法および認証プログラム
US20070281661A1 (en) * 2006-05-31 2007-12-06 Del Signore Kenneth W Method for determining if a mobile unit is transient
US20080032712A1 (en) 2006-08-03 2008-02-07 Bemmel Jeroen Van Determining movement context of a mobile user terminal in a wireless telecommunications network
EP1887820B1 (en) 2006-08-11 2017-10-04 Orange Apparatus and method to identify the location of a radio cell
US9083745B2 (en) * 2007-03-12 2015-07-14 Qualcomm Incorporated Network independent location services

Also Published As

Publication number Publication date
US8704637B2 (en) 2014-04-22
EP2229016A4 (en) 2011-08-24
EP2229016B1 (en) 2014-02-12
KR101652532B1 (ko) 2016-08-30
MY155484A (en) 2015-10-30
TWI422263B (zh) 2014-01-01
RU2010133848A (ru) 2012-02-20
BRPI0908871A2 (pt) 2015-08-25
US20140301380A1 (en) 2014-10-09
ES2454340T3 (es) 2014-04-10
KR20110102808A (ko) 2011-09-19
US9924485B2 (en) 2018-03-20
US8339242B2 (en) 2012-12-25
CN101953186A (zh) 2011-01-19
US20130184001A1 (en) 2013-07-18
CN101953186B (zh) 2014-06-25
EP2229016A1 (en) 2010-09-15
RU2518912C2 (ru) 2014-06-10
CN104020442A (zh) 2014-09-03
WO2010073927A1 (ja) 2010-07-01
TW201101911A (en) 2011-01-01
JP2010157853A (ja) 2010-07-15
US20110006909A1 (en) 2011-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5168137B2 (ja) 通信装置、通信方法、プログラム、情報管理装置および通信システム
JP4957174B2 (ja) 位置記憶装置、無線端末、位置記憶システム、位置登録方法、位置更新方法およびプログラム
JP5531998B2 (ja) 位置情報処理装置、位置情報処理方法、プログラムおよび位置情報処理システム
EP2680039B1 (en) Indoor/outdoor differentiation using radio frequency (RF) transmitters
US9377519B2 (en) Server-based mobile device regional candidate position fix mode selection
US9247518B2 (en) Mobile device positioning responsive to externally generated regional candidate position fix mode selection
KR20130140621A (ko) 위치 추정 장치, 위치 추정 방법, 및 컴퓨터 프로그램 제품
JP5207400B2 (ja) 位置情報提供システム、位置情報提供方法及び測位統合装置
AU2009237031A1 (en) Information processing device, program, information processing method, and information processing system
US20160066156A1 (en) Selection of Location-Determination Information
JP2015080174A (ja) 発信機、測位システム、ユーザ端末、通信制御方法、通信制御プログラム、測位方法および測位プログラム
JP2017146108A (ja) 位置出力装置、及び位置出力方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121022

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121210

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5168137

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160111

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250