JP6434307B2 - 位置情報推定装置、位置情報推定方法、およびプログラム - Google Patents

位置情報推定装置、位置情報推定方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、WiFi通信機能を用いて、現在地の位置情報を推定する位置情報推定装置、位置情報推定方法、およびプログラムに関する。
端末の位置を地図に表示できたり、Twitter(登録商標)等に端末の位置情報をテキスト画像と一緒に投稿できたりと、端末の位置情報を利用するアプリケーションやソフトウェアが多く存在している。これらで用いられる位置情報は、いわゆるGPSと呼ばれる衛星から取得する位置情報や、移動体通信の基地局あるいはRF送信機(WiFiアクセスポイント)に登録された位置情報、および基地局/RF送信機と端末との間の通信強度から三角測量といった位置推測方法により算出される位置情報を利用している。
位置情報をGPSから取得する場合では、基地局あるいはRF送信機といった無線通信機を利用する場合と比べて位置情報の取得までに時間がかかり、数分から数十分かかる場合もあるという問題点があった。また、屋内環境においては取得する位置情報の精度が低くなる、あるいはまったく取得できないという問題点もあった。一方、位置情報を無線通信機を利用して取得する場合では、位置情報をGPSから取得する場合の問題点を解消することはできるが、通信強度に依存するために精度に限界があるという問題点があった。また、無線通信機が撤去されたり新規に設置されたりすることに応じて、無線通信機の位置情報の定期的な保守が必要となる点も問題点であった。
そこで、通信強度を用いずに、類似する施設に設定されたWiFiアクセスポイントのSSIDやMACアドレスが一般的に一定のパターンを持つことに基づいたパターン分析等を用いて、モバイル端末で取得したWiFiアクセスポイントに対する情報と、データベースに予め格納されているWiFiアクセスポイントに対する情報とを比較し、モバイル端末の位置情報を決定する技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、無線通信機から受信した通信強度とともに、端末に搭載されたセンサの情報やユーザが入力した情報を用いることで、位置情報の推定精度を上げる技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開2014−138419号公報 特表2014−510444号公報
しかしながら、特許文献1では施設を特定することはできるが、施設内のどの位置に設置されたWiFiアクセスポイントであるかまではパターン分析では得られないために、駅ホーム前方にいるといったことや施設の5階にいるといった施設内における詳細な位置を特定することは困難であるという問題点があった。一方、特許文献2では、端末に搭載されたセンサの情報やユーザが入力した情報が必要という制約があるという問題点があった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、WiFi通信機能を用いて、現在地の位置情報を、特に屋内において、詳細に高精度に推定する位置情報推定装置、位置情報推定方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
(1) 本発明は、現在地周辺のWiFi通信機を検索し、検出したWiFi通信機を一意に識別する通信機IDの一覧である通信機リストを取得する通信機リスト取得手段(例えば、図1の通信機リスト取得部110に相当)と、地点の位置情報と、当該地点で過去に検出されたWiFi通信機の前記通信機IDの一覧である既知通信機リストとを対応させた、各地点でのWiFi通信機の検出履歴を記憶する位置情報記憶手段(例えば、図1の位置情報記憶部120に相当)と、前記通信機リスト取得手段で取得した前記通信機リストを、前記位置情報記憶手段における前記位置情報毎の前記既知通信機リストと照合し、照合結果に応じて現在地の位置情報を推定する位置情報推定手段(例えば、図1の位置情報推定部150に相当)と、を備えたことを特徴とする位置情報推定装置を提案している。
(2) 本発明は、(1)の位置情報推定装置において、前記位置情報推定手段が、推定した現在地の位置情報、前記通信機リスト、および当該通信機リストを取得した際のタイムスタンプを前記位置情報記憶手段に記憶することを特徴とする位置情報推定装置を提案している。
(3) 本発明は、(1)または(2)の位置情報推定装置において位置情報推定手段が、予め設定された通信機IDを含まない前記既知通信機リストとの照合結果を重視して、前記現在地の位置情報を推定することを特徴とする位置情報推定装置を提案している。
(4) 本発明は、(1)から(3)の位置情報推定装置において、前記位置情報推定手段が、前記通信機リスト取得手段で取得した前記通信機リストを、前記位置情報記憶手段における前記位置情報毎の前記既知通信機リストと照合し、照合結果に応じて現在地候補の位置情報を取得し、前記位置情報推定手段で取得した前記現在地候補の各位置情報が前記現在地である確からしさを示す確度を、前記現在地候補の位置情報毎に、前記通信機リストに含まれる各通信機IDが前記既知通信機リストに出現する出現頻度に基づいて算出する確度推定手段(例えば、図1の確度推定部160に相当)を備え、前記位置情報推定手段が、前記確度推定手段で算出された確度に基づいて、前記現在地候補の位置情報の中から前記現在地の位置情報を推定することを特徴とする位置情報推定装置を提案している。
(5) 本発明は、(4)の位置情報推定装置において、前記確度推定手段が、一の現在地候補の位置情報の既知通信機リストおよび前記通信機リストの両方に出現する通信機IDの、当該一の現在地候補の位置情報以外の位置情報の既知通信機リストでの出現頻度に応じて、当該一の現在地候補の位置情報の確度に重み付けすることを特徴とする位置情報推定装置を提案している。
(6) 本発明は、(4)または(5)の位置情報推定装置において、前記確度推定手段が、前記確度をTF−IDFを用いて算出することを特徴とする置情報推定装置を提案している。
(7) 本発明は、(4)から(6)の位置情報推定装置において、前記通信機リスト取得手段が、継続的に前記現在地周辺の通信機リストを取得し、前記位置情報記憶手段が、2つの位置情報と、当該2つの位置情報の一の位置情報から他の位置情報への変位方向を示す方向情報とを対応付けて記憶し、前記位置情報推定手段が、前記通信機リストが取得される毎に前記確度推定手段で算出された確度に基づいて前記現在地の位置情報を推定し、当該推定した現在地の位置情報の変位に伴う前記確度の時間推移から、前記位置情報記憶手段を参照して、進行方向を推定することを特徴とする位置情報推定装置を提案している。
(8) 本発明は、(7)の位置情報推定装置において、当該装置が乗り物内にある場合に、前記位置情報推定手段は、前記推定した現在地の位置情報の変位に伴う前記確度の時間推移過程から、前記装置の前記乗り物内での位置を推定することを特徴とする位置情報推定装置を提案している。
(9) 本発明は、(1)から(8)の位置情報推定装置を搭載した端末であって、外部データベースとの通信手段を備え、前記通信手段を介して、前記位置情報記憶手段に記憶された情報を前記外部データベースに送信、および/または前記外部データベースの情報を受信して前記位置情報記憶手段に記憶することを特徴とする端末を提案している。
(10) 本発明は、地点の位置情報と、当該地点で過去に検出されたWiFi通信機を一意に識別する通信機IDの一覧である既知通信機リストとを対応させた、各地点でのWiFi通信機の検出履歴を記憶する位置情報記憶手段、通信機リスト取得手段、および位置情報推定手段を備える位置情報推定装置における位置情報推定方法であって、前記通信機リスト取得手段が、現在地周辺のWiFi通信機を検索し、検出したWiFi通信機の前記通信機IDの一覧である通信機リストを取得する第1のステップ(例えば、図3のステップS1に相当)と、前記位置情報推定手段が、前記第1のステップで取得した前記通信機リストを、前記位置情報記憶手段における前記位置情報毎の前記既知通信機リストと照合し、照合結果に応じて現在地の位置情報を推定する第2のステップ(例えば、図3のステップS2に相当)と、を有することを特徴とする位置情報推定方法を提案している。
(11) 本発明は、地点の位置情報と、当該地点で過去に検出されたWiFi通信機を一意に識別する通信機IDの一覧である既知通信機リストとを対応させた、各地点でのWiFi通信機の検出履歴を記憶する位置情報記憶手段、通信機リスト取得手段、および位置情報推定手段を備える位置情報推定装置における位置情報推定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記通信機リスト取得手段が、現在地周辺のWiFi通信機を検索し、検出したWiFi通信機の前記通信機IDの一覧である通信機リストを取得する第1のステップ(例えば、図3のステップS1に相当)と、前記位置情報推定手段が、前記第1のステップで取得した前記通信機リストを、前記位置情報記憶手段における前記位置情報毎の前記既知通信機リストと照合し、照合結果に応じて現在地の位置情報を推定する第2のステップ(例えば、図3のステップS2に相当)と、をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムを提案している。
本発明によれば、WiFi通信機能を用いて、現在地の位置情報を、特に屋内において、詳細に高精度で推定することができる。
本発明の第1の実施形態に係る位置情報推定装置の機能構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る位置情報記憶部の位置対応通信機テーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る確度をTF−IDFを用いて算出する際のIDFの算出方法の説明に使用する図である。 本発明の第1の実施形態に係る位置情報推定装置における位置情報推定処理フローを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る位置情報推定装置の機能構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る位置情報記憶部の方向テーブルの一例を示す図である。 地点における確度の違いを表す図である。 時間経過とともに位置情報が変位している場合の確度の時間推移を示す図である。 時間経過とともに位置情報が変位している場合の確度の時間推移を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る位置情報推定装置100の機能構成を示す図である。位置情報推定装置100は、WiFi通信を用いて自装置の現在地の位置情報を推定する装置であって、WiFi通信ができる携帯端末であって、例えば、スマートフォン、タブレット、携帯電話機等である。
図1に示すように、位置情報推定装置100は、通信機リスト取得部110、位置情報記憶部120、および位置情報推定部150、および確度推定部160を備える。なお、位置情報推定装置100は、確度推定部160を備えていなくてもよい。
通信機リスト取得部110は、位置情報推定装置100の現在地周辺にあるWiFi通信機200の一覧を取得する。具体的には、まず、通信機リスト取得部110は、位置情報推定装置100のユーザからの指示、アプリケーションからの要求、または定期的なバックグランド処理等によって、現在地確認要求が発生した際に、現在地周辺にあるWiFi通信機200を検索する。そして、通信機リスト取得部110は、検出したWiFi通信機200からWiFi通信機200を一意に識別する通信機IDを取得し、取得した通信機IDからなる通信機リストを取得する。
ここで、通信機IDは、MACアドレスやBSS−ID(Basic Service Set Identifier)が望ましい。WiFi通信機200を一意に特定する情報には、MACアドレスやBSS−IDの他にもSSID(Service Set Identifier)がある。しかしながら、SSIDは、ユーザによって自由に書き換えることができ、同一WiFi通信機でも、検出時が異なるとSSIDが異なっている場合がある。
本実施形態においては、過去に取得した通信機リストと今取得した通信機リストとを照合するために、SSIDが書き換えられてしまうと、同一WiFi通信機が照合できなくなり、現在地を正しく推定できなくなってしまう。そのため、本実施形態においては、ユーザによって自由に書き換えられないMACアドレスや、ユーザが書き換えることがほとんどないBSS−IDを通信機IDに用いるのが望ましい。
位置情報記憶部120は、ある時にある地点で検出されたWiFi通信機200の通信機IDの情報を履歴形式で記憶する位置対応通信機テーブル130を記憶している。例えば、位置対応通信機テーブル130は、図2に示すように、ある地点を示す位置情報毎のテーブル(以下、位置毎通信機テーブルという)131から構成されている。位置毎通信機テーブル131は、ある時に一の地点(例えば、k地点)で1以上の通信機IDそれぞれが検出されたか否かが格納された一覧である既知通信機リスト132を、一の地点で通信機IDを検出したある時を示すタイムスタンプ133と対応付けて履歴形式で記憶している。なお、図2に示すk地点の位置毎通信機テーブル131には、各履歴に識別するための識別子List(j)(j=1,…,M)が格納されているが、識別子は格納されていなくてもよい。
ここで、位置情報とは、ある地点の位置を示す情報であって、例えば、緯度経度、駅名、駅ホーム前方・後方、建物名、部屋名、階数等である。位置情報を細かく設定することで、現在地をより詳細に推定することが可能となる。また、既知通信機リスト132に検出されたか否かを格納する1以上の通信機IDは、過去に検出されたことのある通信機IDや予め設定された通信機IDであって、新たな通信機IDが検出された際に追加されてもよい。なお、位置毎通信機テーブル131が異なっていても、既知通信機リスト132の通信機ID数は同じである。
既知通信機リスト132は、各通信機IDについて、検出されたか否か示すフラグで表わされる。図2に示すように、本実施形態において、通信機IDは、bss(i)(i=1,2,…,L)とし、フラグは、検出された場合には「1」、検出されなかった場合には「0」とする。例えば、図2の2014年11月25日に対応付けられた既知通信機リスト132ではbss(1)のフラグが「1」となっているので、このときにはbss(1)が検出されたことを示している。
位置情報推定部150は、通信機リスト取得部110で取得した通信機リストを、位置対応通信機テーブル130の既知通信機リストと照合し、照合結果に応じて現在地の位置情報を推定する。なお、位置情報推定部150は、予め設定された通信機IDのフラグが「0」である既知通信機リストと通信機リストとの照合結果を重視して、現在地の位置情報を推定してもよい。ここで、予め設定された通信機IDとは、例えば、パソコンやスマートフォン等のWiFi通信機能を持つ移動端末の通信機IDといった、端末が移動し多くの地点で検出される可能性がある通信機IDである。また、位置情報推定部150は、タイムスタンプが新しい既知通信機リストを重視してもよい。
例えば、位置情報推定部150は、まず、位置情報毎、すなわち位置毎通信機テーブル131毎に、各既知通信機リストと通信機リストとの一致度を算出する。そして、位置情報推定部150は、算出した一致度が高い既知通信リストの位置毎通信機テーブル131の位置情報や位置毎通信機テーブル131毎の一致度の平均や和が高い位置毎通信機テーブル131の位置情報を現在地の位置情報として推定する。なお、推定する現在地の位置情報は1つであってもよいし、複数であってもよい。予め設定された通信機IDのフラグが「0」である既知通信機リストと通信機リストとの照合結果を重視する場合には、予め設定された通信機IDのフラグが「0」である既知通信機リストと通信機リストとの一致度が大きくなるように重み付けを行う。
このように、通信機リスト取得部110で取得した通信機リストと、位置対応通信機テーブル130に記憶されている各地点で過去に取得された1以上の既知通信機リストの履歴とを照合することにより、WiFi通信機の設置や撤去により検出されるWiFi通信機200の一部が変わった場合であっても、その影響を小さくでき、現在地の位置情報を高精度で推定することができる。
位置情報推定部150は、位置情報推定装置100が確度推定部160を備える場合には、通信機リストと既知通信機リストとの照合結果に応じて現在地候補の位置情報を抽出し、抽出した現在地候補について確度推定部160で算出した確度に基づいて、現在地の位置情報を推定する。ここで、確度とは、現在地候補の位置情報が現在地である確からしさを示す。
具体的には、まず、位置情報推定部150は、位置対応通信機テーブル130を参照して、通信機リストを既知通信機リストと照合し、照合結果に応じて現在地候補の位置情報を抽出する。現在地候補の位置情報を抽出する処理は、現在地の位置情報の推定の処理と同様である。次に、位置情報推定部150は、抽出した現在地候補の位置情報それぞれについて、位置対応通信機テーブル130の既知通信機リストと通信機リストとを確度推定部160に送信する。そして、位置情報推定部150は、現在地候補の位置情報それぞれについて確度推定部160で算出された確度を確度推定部160から受信し、確度に基づいて現在地候補の位置情報の中から現在地の位置情報を推定する。
また、位置情報推定部150は、現在地の位置情報を推定すると、位置情報記憶部120の位置対応通信機テーブル130に含まれる、推定した位置情報に対応する位置毎通信機テーブル131に、推定に用いた通信機リストに基づいて作成した既知通信機リストと同通信機リストが通信機リスト取得部110で取得された日時を示すタイムスタンプとを対応付けて記憶する。このとき、現在地が予め設定された閾値以上の確度の位置情報の場合のみを、記憶するようにしてもよい。
このように、推定した位置情報に、その地点で取得された通信機リストを既知通信機リストとして対応付けて位置対応通信機テーブル130の位置毎通信機テーブル131に履歴形式で記憶することにより、WiFi通信機が設置や撤去された際の情報も、位置対応通信機テーブル130に自動的に追加蓄積され、WiFi通信機の位置情報の定期的な保守を軽減することができる。なお、位置対応通信機テーブル130に蓄積された情報は削除することもでき、蓄積された情報の容量が所定容量を超えた場合に古いものから削除したり、蓄積されてから所定期間経過した情報を削除したりすることができる。
確度推定部160は、現在地候補の位置情報毎の、位置対応通信機テーブル130の既知通信機リストにおける通信機リストの出現頻度を、各現在地候補の位置情報の確度として算出する。通信機リストの出現頻度は、通信機リストに含まれる各通信機IDの既知通信機リストにおける出現頻度に基づいて算出される。
確度推定部160は、一の現在地候補の位置情報の既知通信機リストおよび通信機リストの両方に出現する通信機IDの、一の現在地候補の位置情報以外の位置情報の既知通信機リストでの出現頻度に応じて、一の現在地候補の位置情報の確度に重み付けしてもよい。特定の位置情報の既知通信機リストに、特に一の位置情報の既知通信機リストにしか含まれない通信機IDは、地点を特徴付けるものであるので重要であるためである。
出現頻度の算出方法には既知の様々な方法があるが、本実施形態では、通信機リストの各通信機IDについて、位置情報毎に位置毎通信機テーブル131の既知通信機リストにおける出現頻度をIF−IDFを用いて算出して、位置情報毎に算出した通信機リストの各通信機IDの出現頻度に基づいて各現在地候補の位置情報の確度を算出する場合について説明する。
本実施形態において、TFは、位置毎通信機テーブル131での特定の通信機IDの出現頻度と定義する。そうすると、現在地候補の位置情報k地点の位置毎通信機テーブル131の既知通信機リスト中に出現する通信機IDbss(i)の出現頻度は、TF(k,i)と表すことができる。TF(k,i)は、位置毎通信機テーブル131の既知通信機リスト中の通信機IDbss(i)の出現数を同既知通信機リスト中の全通信機IDbssののべ出現数で割って求めることができる。具体的には、k地点の位置毎通信機テーブル131の既知通信機リストにおける通信機IDbss(i)のフラグ「1」の数(図2における太線枠135内の「1」の数)を、同既知通信機リストでのフラグ「1」の総数(図2における破線枠136内の「1」の数)で割った値がTF(k,i)となる。TF(k,i)を数式で表すと、(1)式となる。
また、IDFはDFの対数であって、本実施形態において、DFは、位置対応通信機テーブル130において、特定の通信機IDが出現する位置情報の数と定義する。そうすると、通信機IDbss(i)が出現する位置情報の数はDF(i)と表すことができる。
DF(i)は、位置対応通信機テーブル130に記憶されている位置情報のうち、通信機IDbss(i)が1回でも出現した位置情報の数として求めることができる。具体的には、図3(a)に示す図を用いて説明すると、各地点(図ではk地点を例に示す)の位置毎通信機テーブル131においてbss(i)が出現しているか否かを表す出現有無リスト(図3(a)の太線枠137内)の集合である新たなテーブルを、図3(b)に示す。そして、図3(b)に示すテーブルにおいて、通信機IDbss(i)のフラグ「1」の数(図3(b)の破線枠138内の「1」の数)がDF(i)となる。そして、位置対応通信機テーブル130を構成する位置毎通信機テーブル131の数をNとすると、IDF(i)はlog(N/DF(i))+1によって求めることができる。IDF(i)を数式で表すと、(2)式となる。
次に、確度推定部160は、k地点の既知通信機リストでのbss(i)の出現頻度point(k,i)を、(1)式で表されるTF(k,i)と、(2)式で表されるIDF(i)とに基づいて、(3)式に示すように算出する。なお、既知通信機リストにない通信機IDが通信機リストに含まれている場合には、この通信機IDのpoint(k,i)gは「0」とする。
そして、確度推定部160は、k地点の既知通信機リストにおける通信機リストの各通信機IDの出現頻度point(k,i)の和や平均を、現在地の位置情報がk地点である確度として算出する。確度推定部160は、位置情報推定部150で抽出された各現在地候補の位置情報について、上述したように確度を算出し、算出した各現在地候補の位置情報の確度を位置情報推定部150に送信する。
このように、TF−IDFを用いることで、ある地点での出現頻度が高い通信機IDやある地点のみしか出現しない通信機IDは、地点を特徴付けるものであるのでTF−IDFの値は大きくなる。一方、ある地点での出現頻度が低い通信機IDや複数の地点でも出現される通信機IDは、移動可能なWiFi通信機の通信機ID等で偶然に検出されたりしたもので、地点を特徴付けるものではなくTF−IDFの値は小さくなる。その結果、地点を特徴付けるものではない通信機IDは確度への影響が小さくなり、正確に位置情報を推定することを可能にする。
図3は、本実施形態に係る位置情報推定装置100における位置情報推定処理フローを示す図である。位置情報推定装置100のユーザからの指示やアプリケーションからの要求や定期的なバックグランド処理によって位置確認要求が発生すると本処理は開始する。
まず、ステップS1において、通信機リスト取得部110は、位置情報推定装置100の周囲にあるWiFi通信機200の通信機IDからなる通信機リストを取得する。
次に、ステップS2において、位置情報推定部150は、ステップS1で取得した通信機リストを、位置対応通信機テーブル130の既知通信機リストと照合して、照合結果に応じて、現在地の位置情報の推定または現在地候補の位置情報の抽出を行う。照合結果に応じて現在地の位置情報を推定した場合には、ステップS5に処理を進め、一方、現在地候補の位置情報を抽出した場合には、ステップS3に処理を進める。
次に、ステップS3において、確度推定部160は、ステップS2で抽出した現在地候補の位置情報それぞれの確度を、現在地候補の位置情報毎に、位置対応通信機テーブル130の既知通信機リストにおける通信機リストの出現頻度に基づいて算出する。
次に、ステップS4において、位置情報推定部150は、ステップS3で算出された現在地候補の位置情報それぞれの確度に基づいて、現在地の位置情報を推定する。なお、推定結果は、位置情報推定部150により位置確認要求先に送信される。
次に、ステップS5において、位置情報推定部150は、位置情報記憶部120の位置対応通信機テーブル130に含まれる、ステップS2またはステップS4で推定された現在地の位置情報に対応する位置毎通信機テーブル131に、ステップS1で取得した通信機リストに基づいて作成した既知通信機リストとステップS1で通信機リストが取得された日時を示すタイムスタンプとを対応付けて記憶する。
本実施形態の位置情報推定装置100は、外部データベースとの通信部(図示せず)を備え、通信部を介して、位置情報記憶部120に記憶された位置対応通信機テーブル130の情報を前外部データベースに送信、および/または外部データベースの情報を受信して位置情報記憶部120の位置対応通信機テーブル130に記憶してもよい。それにより、他の位置情報推定装置100で取得された位置対応通信機テーブル130の情報を現在地の推定に用いることができ、より推定精度を向上させることができる。また、位置情報推定装置100は、1以上の携帯端末と1以上の携帯端末と通信可能なサーバとで実現されてもよい。
以上、説明したように、本実施形態によれば、地点毎に過去に検出された1以上の通信機IDリストを履歴形式で記憶するテーブルと、現在地で検出された通信機IDリストとを照合することで、ユーザの現在地の位置情報を詳細に高精度に推定することができる。また、地点毎に過去に検出された1以上の通信機IDリストを履歴形式で記憶するテーブルにおける、現在地で検出された通信機IDリストの出現頻度に基づくことで、現在地の位置情報をより高精度に推定することができる。なお、WiFi通信機を利用することで、特に屋内に有効である。
<第2の実施形態>
図4から図8を用いて、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態においては、位置情報推定装置100を保持するユーザ(以下、装置ユーザという)の進行方向や電車等の乗り物における乗車位置を推定することができる。なお、第1の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同一の機能を有することから、その詳細な説明は省略する。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る位置情報推定装置101の機能構成を示す図である。位置情報推定装置101は、WiFi通信を用いて自装置の位置情報、装置ユーザの進行方向や装置ユーザの乗り物での乗車位置を推定する装置であって、第1の実施形態と同様に、WiFi通信ができる携帯端末であればよく、例えば、スマートフォン、タブレット、携帯電話機等である。図4に示すように、位置情報推定装置101は、通信機リスト取得部111、位置情報記憶部121、位置情報推定部151、および確度推定部160を備える。
通信機リスト取得部111は、位置情報推定装置101の現在地周辺にあるWiFi通信機200のリストを継続的に取得する。具体的には、まず、通信機リスト取得部111は、位置情報推定装置101のユーザからの指示、アプリケーションからの要求、または定期的なバックグランド処理等によって、現在地確認要求が発生した際に、処理を開始する。通信機リスト取得部111は、現在地周辺にあるWiFi通信機200を検索して、検出したWiFi通信機200の通信機IDからなる通信機リストを取得する。処理開始後、通信機リスト取得部111は、予め設定された間隔、例えば5秒毎に同処理を行って、通信機リストを取得する。
位置情報記憶部121は、第1の実施形態で説明した位置対応通信機テーブル130とともに、方向テーブル140を記憶している。方向テーブル140は、2地点の位置情報と、一の地点から他の地点への方向を示す方向情報とを対応付けて記憶していて、例えば、方向テーブル140は、図5に示すように、第1地点の位置情報141、第2地点の位置情報142、および第1地点から第2地点への方向情報143を対応付けて記憶する。
位置情報推定部151は、通信機リスト取得部111で通信機リストが取得される毎に、位置対応通信機テーブル130を参照し、取得された通信機リストと既知通信機リストとの照合結果に応じて現在地候補を抽出する。推定方法については、第1の実施形態と同様である。次に、位置情報推定部151は、抽出した現在地候補について確度推定部160で算出された確度に基づいて、現在地の位置情報を推定する。
そして、位置情報推定部151は、推定した現在地の位置情報とともに確度推定部160で算出された確度をログ形式に一時記憶する。そして、位置情報推定部151は、一時記憶した情報に基づいて、確度のピーク時が早い位置情報を第1地点、確度のピーク時が遅い位置情報を第2の地点として方向テーブル140に対応付けられている方向情報を進行方向として推定する。なお、一時記憶は、記憶されている位置情報が所定数を越えた場合に順次古いものから削除されてもよいし、進行方向が推定された後削除されてもよい。
現在地の位置情報の変位に伴う確度の時間推移に基づいて進行方向を決定できることについて説明する。図6では、各地点での確度を棒グラフで示し、現在地が池袋駅前方であることを示す確度を白の棒グラフで、現在地が池袋駅後方であることを示す確度を黒の棒グラフで示す。図に示すように、確度は地点によって異なり、位置情報推定装置101の現在地が池袋駅前方である場合には、現在地が池袋駅前方であることを示す確度(白の棒グラフ)が高く、現在地が池袋駅後方であることを示す確度(黒の棒グラフ)が低い。逆に、現在地が池袋駅後方である場合には、現在地が池袋駅前方であることを示す確度(白の棒グラフ)が低く、現在地が池袋駅後方であることを示す確度(黒の棒グラフ)が高い。また、現在地が池袋駅中間である場合には、現在地が池袋駅前方であることを示す確度(白の棒グラフ)および池袋駅後方(黒の棒グラフ)であることを示す確度はほぼ同じとなる。
そのため、位置情報推定装置101が池袋駅前方から池袋駅後方へと移動している場合、すなわち、時間経過とともに位置情報が変位している場合の確度の時間推移は、図7に示すようになる。図7に示すように、時間経過とともに、現在地が池袋駅前方であることを示す確度および現在地が池袋駅後方であることを示す確度は変化し、確度のピークも移動する。そこで、確度のピーク時の前後関係から移動元である第1地点と移動先である第2地点を推定し、その結果から進行方向を推定する。
図7においては、現在地が池袋駅前方であることを示す確度のピークが現在地が池袋駅後方であること示す確度のピークより早いため、移動元である第1地点は池袋駅前方であり、移動先である第2地点は池袋後方であることから、進行方向は、図5の方向テーブル140から飯田橋方向であることが推定できる。
図7においては、現在地が池袋駅前方であることを示す確度および現在地が池袋駅後方であることを示す確度は同じであったが、装置ユーザが乗車している電車の駅停車前後または駅発車前後では、装置ユーザが電車のどの車両に乗車しているかによって、確度の推移過程には差が生じる。例えば、図6に示す場合において、前方車両にユーザが乗車している場合には、電車が停車時には池袋駅前方で検出される通信機リストを取得しており、電車が発車して池袋駅後方を通過したわずかな時間だけ池袋駅後方で取得される通信機リストを取得することとなる。そのため、池袋駅前方および池袋駅後方それぞれの確度の時間推移は、図8に示すように、池袋駅前方の確度のピークは長く、池袋駅後方の確度のピークは短くなる。
そこで、位置情報推定部151は、一時記憶した情報に基づいて、確度のピーク時が早い位置情報を第1地点、確度のピーク時が遅い位置情報を第2の地点として、それぞれについて、所定値以上の位置確度である経過時間を取得して、第1地点と第2の地点それぞれの経過時間の比から、ユーザが乗車している位置を推定することができる。
位置情報推定部151は、第1の実施形態と同様に、現在地の位置情報を推定すると、推定した位置情報に、推定に用いた通信機リストおよび同通信機リストが通信機リスト取得部111で取得された日時を示すタイムスタンプを対応付けて、位置対応通信機テーブル130に記憶する。位置情報推定装置101が、バックグランド処理により所定間隔で通信機リストを取得するようにして、装置ユーザが電車等の乗り物で移動することで、位置対応通信機テーブル130の複数の位置情報の既知通信リストを追加蓄積できるとともに、同じ電車に乗車しているユーザのWiFi通信機能付き移動端末の通信機IDが特定でき、現在地を推定する際に、特定した通信機IDを予め除外することができる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、推定された現在地の位置情報が時間経過とともに変位している場合の確度の時間推移に基づいて、装置ユーザの進行方向や電車等の乗り物における乗車位置を推定することができる。
(変形形態)
第2の実施形態において、推定された現在地の位置情報が時間経過とともに変位している場合の確度の時間推移に基づいて、装置ユーザの進行方向を推定したが、推定された現在地の位置情報の変位に基づいて、すなわち、早い時刻の位置情報から遅い時刻の位置情報への方向を装置ユーザの進行方向として推定してもよい。
また、第2の実施形態において、推定された現在地の位置情報が時間経過とともに変位している場合の確度の時間推移過程に基づいて、電車等の乗り物における乗車位置を推定したが、推定された現在地の位置情報の変位過程に基づいて、すなわち、早い時刻の位置情報および遅い時刻の位置情報それぞれと推定されている時間比から、装置ユーザの進行方向や電車等の乗り物における乗車位置を推定してもよい。
なお、位置情報推定装置の処理をコンピュータシステムが読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録された位置情報推定装置に読み込ませ、実行することによって本発明の位置情報推定装置を実現することができる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺装置等のハードウェアを含む。
また、「コンピュータシステム」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。更に、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
100,101 位置情報推定装置
110,111 通信機リスト取得部
120,121 位置情報記憶部
130 位置対応通信機テーブル
131 位置毎通信機テーブル
132 既知通信リスト
133 タイムスタンプ
140 方向テーブル
150,151 位置情報推定部
160 確度推定部

Claims (10)

  1. 現在地周辺のWiFi通信機を検索し、検出したWiFi通信機を一意に識別する通信機IDの一覧である通信機リストを取得する通信機リスト取得手段と、
    地点の位置情報と、当該地点で過去に検出されたWiFi通信機の前記通信機IDの一覧である既知通信機リストとを対応させた、各地点でのWiFi通信機の検出履歴を記憶する位置情報記憶手段と、
    前記通信機リスト取得手段で取得した前記通信機リストを、前記位置情報記憶手段における前記位置情報毎の前記既知通信機リストと照合し、照合結果に応じて現在地候補の位置情報を取得する位置情報推定手段と、
    前記位置情報推定手段で取得した前記現在地候補の各位置情報が前記現在地である確からしさを示す確度を、前記現在地候補の位置情報毎に、前記通信機リストに含まれる各通信機IDが前記既知通信機リストに出現する出現頻度に基づいて算出する確度推定手段と、を備え、
    前記位置情報推定手段が、前記確度推定手段で算出された確度に基づいて、前記現在地候補の位置情報の中から前記現在地の位置情報を推定することを特徴とする位置情報推定装置。
  2. 前記位置情報推定手段が、推定した現在地の位置情報、前記通信機リスト、および当該通信機リストを取得した際のタイムスタンプを前記位置情報記憶手段に蓄積することを特徴とする請求項1に記載の位置情報推定装置。
  3. 位置情報推定手段が、予め設定された通信機IDを含まない前記既知通信機リストとの前記照合結果を重視して、前記現在地の位置情報を推定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の位置情報推定装置。
  4. 前記確度推定手段が、一の現在地候補の位置情報の既知通信機リストおよび前記通信機リストの両方に出現する通信機IDの、当該一の現在地候補の位置情報以外の位置情報の既知通信機リストでの出現頻度に応じて、当該一の現在地候補の位置情報の確度に重み付けすることを特徴とする請求項に記載の位置情報推定装置。
  5. 前記確度推定手段が、前記確度をTF-IDFを用いて算出することを特徴とする請求項または請求項に記載の位置情報推定装置。
  6. 前記通信機リスト取得手段が、継続的に前記現在地周辺の通信機リストを取得し、
    前記位置情報記憶手段が、2つの位置情報と、当該2つの位置情報の一の位置情報から他の位置情報への変位方向を示す方向情報とを対応付けて記憶し、
    前記位置情報推定手段が、前記通信機リストが取得される毎に前記確度推定手段で算出された確度に基づいて前記現在地の位置情報を推定し、当該推定した現在地の位置情報の変位に伴う前記確度の時間推移から、前記位置情報記憶手段を参照して、進行方向を推定することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の位置情報推定装置。
  7. 当該装置が乗り物内にある場合に、
    前記位置情報推定手段は、前記推定した現在地の位置情報の変位に伴う前記確度の時間推移過程から、前記装置の前記乗り物内での位置を推定することを特徴とする請求項に記載の位置情報推定装置。
  8. 請求項1から請求項のいずれかに記載の位置情報推定装置を搭載した端末であって、
    外部データベースとの通信手段を備え、
    前記通信手段を介して、前記位置情報記憶手段に記憶された情報を前記外部データベースに送信、および/または前記外部データベースの情報を受信して前記位置情報記憶手段に記憶することを特徴とする端末。
  9. 地点の位置情報と、当該地点で過去に検出されたWiFi通信機を一意に識別する通信機IDの一覧である既知通信機リストとを対応させた、各地点でのWiFi通信機の検出履歴を記憶する位置情報記憶手段、通信機リスト取得手段、位置情報推定手段および確度推定手段を備える位置情報推定装置における位置情報推定方法であって、
    前記通信機リスト取得手段が、現在地周辺のWiFi通信機を検索し、検出したWiFi通信機の前記通信機IDの一覧である通信機リストを取得する第1のステップと、
    前記位置情報推定手段が、前記第1のステップで取得した前記通信機リストを、前記位置情報記憶手段における前記位置情報毎の前記既知通信機リストと照合し、照合結果に応じて現在地の位置情報を取得する第2のステップと、
    前記確度推定手段が、前記第2のステップで取得した前記現在地候補の各位置情報が前記現在地である確からしさを示す確度を、前記現在地候補の位置情報毎に、前記通信機リストに含まれる各通信機IDが前記既知通信機リストに出現する出現頻度に基づいて算出する第3のステップと、
    を備え、
    前記第2のステップにおいて、前記位置情報推定手段が、前記第3のステップにおいて算出された確度に基づいて、前記現在地候補の位置情報の中から前記現在地の位置情報を推定することを特徴とする位置情報推定方法。
  10. 地点の位置情報と、当該地点で過去に検出されたWiFi通信機を一意に識別する通信機IDの一覧である既知通信機リストとを対応させた、各地点でのWiFi通信機の検出履歴を記憶する位置情報記憶手段、通信機リスト取得手段、位置情報推定手段および確度推定手段を備える位置情報推定装置における位置情報推定方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムであって、
    前記通信機リスト取得手段が、現在地周辺のWiFi通信機を検索し、検出したWiFi通信機の前記通信機IDの一覧である通信機リストを取得する第1のステップと、
    前記位置情報推定手段が、前記第1のステップで取得した前記通信機リストを、前記位置情報記憶手段における前記位置情報毎の前記既知通信機リストと照合し、照合結果に応じて現在地の位置情報を取得する第2のステップと、
    前記確度推定手段が、前記第2のステップで取得した前記現在地候補の各位置情報が前記現在地である確からしさを示す確度を、前記現在地候補の位置情報毎に、前記通信機リストに含まれる各通信機IDが前記既知通信機リストに出現する出現頻度に基づいて算出する第3のステップと、
    を備え、
    前記第2のステップにおいて、前記位置情報推定手段が、前記第3のステップにおいて算出された確度に基づいて、前記現在地候補の位置情報の中から前記現在地の位置情報を推定することを、
    コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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