JP2021182680A - 防災機器管理システム、防災システム、防災機器管理方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】防災機器の設置場所から離れた遠隔地にいるユーザが、防災機器の設置場所を把握しやすくすること。【解決手段】防災機器管理システム100は、通信部1と、登録部21と、判断部22と、を備える。通信部1は、情報端末6と通信可能である。登録部21は、情報端末6から送信される識別情報を、情報端末6から送信される位置情報に紐付けて登録する。識別情報は、少なくとも防災機器5の種類に関する情報を含む。位置情報は、防災機器5が設置された位置に関する情報である。判断部22は、情報端末6から送信される情報に基づいて、位置情報の正当性を判断する。【選択図】図1

Description

本開示は、一般に防災機器管理システム、防災システム、防災機器管理方法、及びプログラムに関する。より詳細には、本開示は、防災機器を管理する防災機器管理システム、これを備えた防災システム、防災機器を管理するための防災機器管理方法、及びこれを実行するためのプログラムに関する。
特許文献1には、火災受信機が開示されている。この火災受信機の扉体には、QRコード(登録商標)等の識別コードが付与されている。管理者等は、所持している携帯端末のカメラ機能で識別コードを撮影することで、情報提供サーバのフロントページにアクセスすることができる。そして、管理者等は、取扱説明書のリンクを選択することで、取扱説明書のデータを携帯端末の画面にて見ることができる。
特開2015−76869号公報
特許文献1に記載の火災受信機(防災機器)では、火災受信機の設置場所から離れた遠隔地にいるユーザは、火災受信機の設置場所を把握することができない、という問題があった。
本開示は、防災機器の設置場所から離れた遠隔地にいるユーザが、防災機器の設置場所を把握しやすくなる防災機器管理システム、防災システム、防災機器管理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る防災機器管理システムは、通信部と、登録部と、判断部と、を備える。前記通信部は、情報端末と通信可能である。前記登録部は、前記情報端末から送信される識別情報を、前記情報端末から送信される位置情報に紐付けて登録する。前記識別情報は、少なくとも防災機器の種類に関する情報を含む。前記位置情報は、前記防災機器が設置された位置に関する情報である。前記判断部は、前記情報端末から送信される情報に基づいて、前記位置情報の正当性を判断する。
本開示の一態様に係る防災システムは、上記の防災機器管理システムと、前記防災機器管理システムにより管理される前記防災機器と、を備える。
本開示の一態様に係る防災機器管理方法は、登録ステップと、判断ステップと、を有する。前記登録ステップは、前記情報端末から送信される識別情報を、前記情報端末から送信される位置情報に紐付けて登録するステップである。前記識別情報は、少なくとも防災機器の種類に関する情報を含む。前記位置情報は、前記防災機器が設置された位置に関する情報である。前記判断ステップは、前記情報端末から送信される情報に基づいて、前記位置情報の正当性を判断するステップである。
本開示の一態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、上記の防災機器管理方法を実行させる。
本開示は、防災機器の設置場所から離れた遠隔地にいるユーザが、防災機器の設置場所を把握しやすくなる、という利点がある。
図1は、本開示の一実施形態に係る防災機器管理システム及び防災システムの概要を示すブロック図である。 図2は、同上の防災機器管理システムの管理対象である防災機器を備えた自動火災報知システムの概要を示すブロック図である。 図3は、同上の防災機器管理システムにおける情報端末の利用態様の説明図である。 図4は、同上の防災機器管理システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図5は、同上の防災機器管理システムにおける情報端末の他の利用態様の説明図である。
(1)概要
本実施形態の防災機器管理システム100(図1参照)は、防災機器5(図1参照)を管理するためのシステムである。本開示でいう「防災機器」は、例えば火災等の災害を未然に防いだり、災害による被害の拡大を防いだりするために用いられる機器である。防災機器5は、一例として、自動火災報知システム300(図2参照)における受信機5A、感知器、発信機、又は地区音響装置等を含み得る。また、防災機器5は、一例として、誘導灯等を含み得る。
本実施形態では、防災機器管理システム100は、防災機器5の設置場所から離れた、特には防災機器5が設置されている施設A1から離れた遠隔地にあるサーバである、と仮定する。もちろん、防災機器管理システム100は、施設A1内に設置されていてもよい。施設A1は、一例として、マンション等の集合住宅の他、商業施設、病院、ホテル、又は雑居ビル等を含み得る。
防災機器管理システム100は、図1に示すように、通信部1と、登録部21と、判断部22と、を備えている。図1において、防災機器5と情報端末6との間の矢印は、防災機器5から情報端末6への情報の流れを表しており、実体を伴わない。
通信部1は、情報端末6と通信可能である。本開示でいう「情報端末」は、例えば施工者H1(図3参照)等、防災機器5の設置場所に赴く人が所持する携帯型の端末である。本開示でいう「設置場所」は、防災機器5が既に設置されている場所を含む他、防災機器5の設置が予定されている場所を含み得る。情報端末6は、一例として、スマートフォン、タブレット端末、又はラップトップ型のパーソナルコンピュータ等を含む他、防災機器管理システム100のみに用いられる専用の端末を含み得る。
登録部21は、情報端末6から送信される識別情報を、情報端末6から送信される位置情報に紐付けて登録する。つまり、本実施形態では、登録部21は、防災機器5の設置場所に赴く人が所持する情報端末6を介して、防災機器5に関する情報(識別情報及び位置情報)を登録する。
識別情報は、少なくとも防災機器5の種類に関する情報を含む。ここで、識別情報は、例えば製造番号D1(図5参照)等の防災機器5に割り当てられた固有の情報を含んでいなくてもよく、少なくとも防災機器5がどのような種類の機器であるかを表す情報を含んでいればよい。例えば、防災機器5が受信機5Aである場合、受信機5AがP型受信機であるかR型受信機であるかも、防災機器5がどのような種類の機器であるかを表す情報に該当する。その他、防災機器5の製造業者名、又は防災機器5の製造された年月日等も、防災機器5がどのような種類の機器であるかを表す情報に該当する。
位置情報は、防災機器5が設置された位置に関する情報である。ここで、位置情報は、防災機器5が設置された施設A1がどの位置にあるかを表す情報を含んでいればよく、防災機器5が施設A1内においてどの位置に設置されているかを表す情報を含んでいなくてもよい。言い換えれば、位置情報は、少なくとも防災機器5が設置された施設A1を特定可能な情報を含んでいればよい。
判断部22は、情報端末6から送信される情報に基づいて、位置情報の正当性を判断する。つまり、判断部22は、情報端末6から送信された位置情報が正しいかどうかを、同じ情報端末6から送信される情報に基づいて判断する。判断部22により位置情報に正当性があると判断された場合、この位置情報は、登録部21により識別情報に紐付けて登録される。一方、判断部22により位置情報に正当性がないと判断された場合、この位置情報は、登録部21により識別情報に紐付けて登録されず、破棄される。
上述のように、本実施形態では、情報端末6から識別情報及び位置情報を送信してもらうことにより、防災機器5の設置場所から離れた遠隔地にあっても、識別情報及び位置情報を紐付けて登録することが可能である。また、本実施形態では、位置情報の正当性を確認してから、識別情報及び位置情報を紐付けて登録することが可能である。したがって、本実施形態では、防災機器5の設置場所から離れた遠隔地にいるユーザ(例えば、管理者等)が、防災機器5の設置場所を把握しやすくなる、という利点がある。
(2)詳細
以下、本実施形態の防災機器管理システム100について図面を参照して詳しく説明する。ただし、下記の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一部に過ぎない。下記の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、下記の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
本実施形態では、防災機器管理システム100の管理対象は、自動火災報知システム300(図2参照)における受信機5Aである、と仮定する。また、本実施形態では、防災機器5が設置されている施設A1は、集合住宅A11である、と仮定する。
以下では、1つの施設A1に設置されている1つの防災機器5が管理対象であるとして説明しているが、1つの施設A1に設置されている複数の防災機器5が管理対象であってもよい。また、防災機器管理システム100は、1つの施設A1にある防災機器5だけでなく、複数の施設A1の各々にある防災機器5が管理対象であってもよい。
(2.1)自動火災報知システム
まず、自動火災報知システム300について、図2を参照して説明する。本実施形態の自動火災報知システム300は、図2に示すように、1棟の集合住宅A11に対して、1台の受信機5Aと、複数台の子機5Bと、が設置されている。また、この自動火災報知システム300では、一対の電線を1つの通信線L1として、複数(ここでは4つ)の通信線L1が受信機5Aに接続されている。各通信線L1には、2以上(ここでは4台)の子機5Bが接続されている。
この自動火災報知システム300では、各通信線L1に対して最大60台の子機5Bが接続可能である。さらに、1台の受信機5Aには、通信線L1は、最大で120回線接続可能である。したがって、子機5Bは、1台の受信機5Aに対して最大で7200(=60×120)台まで接続可能である。ただし、これらの数値は一例であって、これらの数値に限定する趣旨ではない。
また、各通信線L1の終端(受信機5Aと反対側の端部)においては、一対の電線間が終端抵抗B1を介して電気的に接続されている。そのため、受信機5Aは、一対の電線間に流れる電流を監視することで、一対の電線の断線を検知することが可能である。
自動火災報知システム300は、基本的には、熱感知器、煙感知器、又は炎感知器等からなる子機5Bにて火災の発生を検知し、子機5Bから受信機5Aへ火災発生の通知がなされるように構成されている。ただし、子機5Bは、火災の発生を検知する感知器に限らず、発信機又は地区音響装置等を含んでいてもよい。発信機は、押しボタンスイッチを有しており、人が火災を発見した場合に押しボタンスイッチを手動で操作する(押す)ことにより、受信機5Aへ火災発生の通知を行う装置である。地区音響装置は、受信機5Aが受信した火災信号を受けて鳴動するベルである。
なお、自動火災報知システム300は、防排煙設備又は非常用放送設備等の他設備との連動機能を有していてもよい。この場合、自動火災報知システム300は、火災の発生時に、防排煙設備の防火扉を制御したり、非常用放送設備にて音響又は音声により火災の発生を報知したりすることが可能である。
ところで、一般的な自動火災報知システムには、P型(Proprietary-type)と、R型(Record-type)と、の2種類のシステムが存在する。P型の自動火災報知システムは、子機が一対の電線間を電気的に短絡することで受信機に火災発生を通知する。R型の自動火災システムは、伝送線を伝送される伝送信号を用いて、子機が通信により受信機に火災発生を通知する。
本実施形態の自動火災報知システム300は、P型を基本としている。より具体的には、本実施形態では、P型の自動火災報知システムが設置されていた集合住宅A11において、既存の配線(通信線L1)をそのまま使用し、既存の受信機を本実施形態の受信機5Aに入れ替え、既存の複数の子機のうちのいくつかを本実施形態の子機5Bに入れ替えた場合を想定している。もちろん、本実施形態の自動火災報知システム300は、新規に導入される自動火災報知システムとしても採用可能である。
(2.2)防災機器管理システム
次に、防災機器管理システム100について、図1を参照して説明する。本実施形態の防災機器管理システム100は、自動火災報知システム300における受信機5Aと共に、防災システム200を構成している。言い換えれば、防災システム200は、防災機器管理システム100と、防災機器管理システム100により管理される防災機器5と、を備えている。
防災機器管理システム100は、既に述べたようにサーバであって、図1に示すように、通信部1と、処理部2と、記憶部3と、表示装置4と、を備えている。本実施形態では、記憶部3及び表示装置4は、防災機器管理システム100の構成要素に含まれているが、防災機器管理システム100の構成要素に含まれていなくてもよい。
通信部1は、情報端末6と通信可能に構成されている。通信部1は、例えば通信事業者が提供する携帯電話網(キャリア網)を通じて、インターネット等のネットワークN1に接続可能な無線通信モジュールである。携帯電話網には、例えば3G(第3世代)回線、4G(第4世代)回線、又は5G(第5世代)回線等がある。その他、通信部1は、例えばWiFi(登録商標)等の規格に準拠した無線通信方式で、ネットワークN1に接続可能であってもよい。
情報端末6は、既に述べたように、施工者H1等の防災機器5の設置場所に赴く人が所持する携帯型の端末であり、カメラ機能と、測位機能と、を有している。カメラ機能は、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)イメージセンサ等の情報端末6に搭載された固体撮像素子を用いて撮像する機能である。測位機能は、例えばGPS(Global Positioning System)等の情報端末6に搭載された測位システムモジュールを用いて、情報端末6の現在位置を測位する機能である。測位システムは、GPSの他に、「みちびき」等の準天頂衛星システムであってもよい。また、測位システムは、施設A1における情報端末6の位置を測位するLPS(Local Positioning System)であってもよく、少なくとも情報端末6がどの施設A1に位置するかを測位可能であればよい。
本実施形態では、通信部1は、情報端末6から送信される識別情報及び位置情報を受信する。ここで、本実施形態では、識別情報及び位置情報は、情報端末6が情報コードC1(図3参照)を読み取ることをトリガとして、情報端末6から通信部1へ送信される。情報コードC1は、防災機器5に付されており、情報端末6で読み取り可能であって、識別情報及び位置情報を通信部1へ送信する手順が記録されている。情報コードC1は、例えばQRコード(登録商標)等の二次元コードの他、バーコード等の一次元コード、又は三次元コード等であってもよいし、単なる文字列であってもよい。本実施形態では、情報コードC1は、例えば二次元コードが印刷されたシールを防災機器5に貼り付けることにより、防災機器5に付されている。
すなわち、本実施形態では、施工者H1が防災機器5の設置場所に赴き、情報端末6のカメラ機能を用いて情報コードC1を撮像することにより、情報コードC1を読み取る。そして、施工者H1が、情報コードC1を読み取ることで提示される手順を実行することにより、識別情報及び位置情報が情報端末6から通信部1へ送信される。具体的な動作の一例については、後述する「(3)動作」にて詳細に説明する。
ここで、本実施形態では、識別情報は、情報コードC1に記録されている。つまり、各防災機器5には、製造時において、少なくとも識別情報が防災機器5ごとに固有である情報コードC1が付されている。したがって、本実施形態では、情報端末6は、情報コードC1を読み取ることで、識別情報を取得する。なお、識別情報及び位置情報を通信部1へ送信する手順については、各情報コードC1において共通である。
また、本実施形態では、位置情報は、端末位置情報である。端末位置情報は、情報端末6が取得した情報端末6の位置に関する情報である。つまり、情報端末6が端末位置情報を取得する時点において、情報端末6を所持する施工者H1は、防災機器5の設置場所に赴いていることから、位置情報と端末位置情報とは概ね一致する。したがって、本実施形態では、情報端末6は、端末位置情報を位置情報とみなして取得する。
処理部2は、ハードウェアとしての1以上のプロセッサ及びメモリを主構成とするコンピュータシステムである。この処理部2では、メモリに記録されたプログラムを1以上のプロセッサで実行することによって、種々の機能が実現される。プログラムは、処理部2のメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能な光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。処理部2は、登録部21と、判断部22と、作成部23と、を有している。登録部21、判断部22、及び作成部23は、それぞれ処理部2の有する1つの機能として実現される。
登録部21は、情報端末6から送信される識別情報を、情報端末6から送信される位置情報に紐付けて登録する。つまり、登録部21は、同じ情報端末6から送信されてきた識別情報及び位置情報を紐付けて登録する。一例として、登録部21は、識別情報としての防災機器5の種類と、位置情報としての防災機器5が設置されている施設A1の位置と、を紐付けた登録情報を、記憶部3に記憶する。本実施形態では、登録部21は、判断部22にて位置情報の正当性が確保されている、と判断された場合に登録情報を記憶部3に記憶する。
判断部22は、情報端末6から送信される情報に基づいて、位置情報の正当性を判断する。本実施形態では、判断部22は、情報コードC1を情報端末6が読み取った時点を含む所定の期間にて端末位置情報を情報端末6が取得しているか否かに基づいて、位置情報の正当性を判断する。ここでいう「所定の期間」は、情報コードC1を情報端末6が読み取った時点を基準時点として、基準時点以降の期間であってもよいし、基準時点の前後の期間であってもよい。
つまり、本実施形態では、既に述べたように端末位置情報を位置情報とみなしているが、施工者H1が防災機器5から離れた位置で情報端末6が端末位置情報を取得している場合、この端末位置情報は、防災機器5の位置を表しているとは言いがたい。そこで、判断部22は、端末位置情報を取得した時点が、情報コードC1を情報端末6が読み取った時点と近ければ、情報端末6が防災機器5の近傍に位置しており、端末位置情報が概ね位置情報に相当する、と判断する。
具体的には、判断部22は、情報端末6が端末位置情報を取得した時刻と、情報コードC1を情報端末6が読み取った時刻との差分が閾値以下であれば、位置情報の正当性が確保されている、と判断する。一方、判断部22は、上記差分が閾値を上回っていれば、位置情報の正当性が確保されていない、と判断する。
作成部23は、設置されている防災機器5の種類及び台数を示すリストを作成する。一例として、作成部23は、記憶部3に記憶されている登録情報に基づいて、以下の表1に示すようなリストを作成する。表1に示す例は、防災機器管理システム100が複数の施設A1に設置されている複数の受信機5Aを管理している場合を表している。また、表1に示す例は、複数の受信機5Aが、P型受信機と、R型受信機と、を含んでいる場合を表している。表1に示す例では、受信機5Aの製造業者名、及び受信機5Aのタイプ(P型又はR型)が防災機器5の種類に相当する。作成部23により作成されたリストは、登録情報の一部として記憶部3に記憶される。
Figure 2021182680
記憶部3は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の電気的に書換え可能な不揮発性メモリ、及びRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリ等を備える。記憶部3は、登録部21で登録された登録情報を記憶する。つまり、記憶部3は、登録された防災機器5ごとに、識別情報及び位置情報を紐付けた形で記憶する。また、記憶部3は、登録情報の一部として作成部23により作成されたリストを記憶する。
表示装置4は、例えば液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等を含んでおり、記憶部3に記憶されている登録情報を閲覧するための装置である。防災機器管理システム100のユーザ(例えば、管理者等)は、表示装置4を操作することにより、登録情報を閲覧することが可能である。本実施形態では、表示装置4は、防災機器管理システム100に備え付けのディスプレイであるが、例えばスマートフォン等の携帯型の端末であってもよい。
(3)動作
以下、本実施形態の防災機器管理システム100の動作の一例について、図4を参照して説明する。以下では、情報端末6を所持する施工者H1が、防災機器5の設置場所に赴いている、と仮定する。また、以下では、1つの防災機器5についての識別情報及び位置情報を登録する過程について説明する。
まず、施工者H1は、登録対象の防災機器5の設置場所に赴くと、防災機器5に付されている情報コードC1に情報端末6のカメラレンズを向けて、カメラ機能を実行する第1操作を行う。これにより、情報端末6は、情報コードC1を撮像する(S1)。すると、情報端末6は、カメラ機能により情報コードC1を読み取ることで、情報コードC1に記録されている識別情報及びURLを取得する(S2)。このとき、取得したURLが情報端末6の表示部60に表示される。
次に、施工者H1は、表示部60に表示されたURLに触れる等して、URLを選択する第2操作を行う。これにより、情報端末6は、URLにより指定されたウェブページを、情報端末6にインストールされているウェブブラウザにより開いて表示する(S3)。ウェブページには、識別情報及び位置情報を通信部1に送信する手順、言い換えれば防災機器5の登録手順が記録されている。
施工者H1は、表示部60に表示されたウェブページを閲覧しながら、防災機器5の登録手順を実行する。ここでは、情報コードC1に既に識別情報が記録されていることから、情報端末6は、情報コードC1を読み取ることにより、識別情報を取得している。したがって、ここで施工者H1が実行すべき手順は、情報端末6に位置情報を取得させることである。例えば、施工者H1は、ウェブページに表示されている「位置情報の取得」等の位置情報の取得を促すアイコンを選択する第3操作を行う。これにより、情報端末6は、情報端末6が備える測位機能を用いて、情報端末6の現在位置を測位する(S4)。そして、情報端末6は、測位機能による測位結果(つまり、端末位置情報)を位置情報として取得する(S5)。
その後、施工者H1は、情報端末6から識別情報及び位置情報を送信する手順を実行する。例えば、施工者H1は、ウェブページに表示されている「送信」等の識別情報及び位置情報の送信を促すアイコンを選択する第4操作を行う。これにより、情報端末6は、情報端末6が備える通信モジュールを用いて、取得した識別情報及び位置情報(ここでは、端末位置情報)を防災機器管理システム100の通信部1へ送信する(S6)。ここで、情報端末6は、取得した識別情報及び位置情報の他に、識別情報を取得した時刻と、位置情報を取得した時刻と、を通信部1へ送信する。
防災機器管理システム100では、通信部1にて識別情報及び位置情報を受信すると(S7)、まず、判断部22にて位置情報の正当性を判断する処理を実行する(S8)。処理S8は、後述する判断ステップST2に相当する。ここでは、判断部22は、識別情報を取得した時刻(つまり、情報コードC1を読み取った時点)を含む所定の期間にて位置情報(つまり端末位置情報)を情報端末6が取得しているか否かに基づいて、位置情報の正当性を判断する。
位置情報が上記条件を満たしている場合、判断部22は、位置情報の正当性が確保されている、と判断する。そして、登録部21は、情報端末6から送信されてきた識別情報及び位置情報を紐付けた登録情報を記憶部3に記憶させる、つまり登録情報を登録する(S9)。処理S9は、後述する登録ステップST1に相当する。一方、位置情報が上記条件を満たしていない場合、判断部22は、位置情報の正当性が確保されていない、と判断し、情報端末6から送信されてきた情報を破棄する。
ここで、処理部2は、登録が完了したか否かを表す結果情報を、通信部1を介して情報端末6へ送信してもよい。この場合、施工者H1は、情報端末6にて受信した結果情報を閲覧することにより、登録が完了したか否かを把握することができる。また、施工者H1は、登録が完了していない場合であれば、再度、上記の登録手順を試みることが可能である。
(4)小括
上述のように、本実施形態では、情報端末6から識別情報及び位置情報を送信してもらうことにより、防災機器5の設置場所から離れた遠隔地にあっても、識別情報及び位置情報を紐付けて登録することが可能である。ここで、情報端末6から送信される位置情報は、必ず正しいとは限らない。例えば、本実施形態のように端末位置情報を位置情報とする、つまり情報端末6の位置を防災機器5の設置場所とみなす場合、情報端末6の位置によっては、実際の防災機器5の設置場所から離れた場所について位置情報を誤って登録する可能性がある。
そこで、本実施形態では、判断部22にて位置情報の正当性を判断し、位置情報の正当性が確保されていると判断してから、識別情報及び位置情報を紐付けて登録している。このため、本実施形態では、実際の防災機器5の設置場所(又は実際の防災機器5の設置場所に概ね一致する場所)について位置情報を登録することが可能である。したがって、本実施形態では、防災機器5の設置場所から離れた遠隔地にいるユーザ(例えば、管理者等)が、登録した識別情報及び位置情報を参照することにより、防災機器5の設置場所を把握しやすくなる、という利点がある。
(5)変形例
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つにすぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、防災機器管理システム100と同様の機能は、防災機器管理方法の他に、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。
一態様に係る防災機器管理方法は、登録ステップST1と、判断ステップST2と、を有する。登録ステップST1は、情報端末6から送信される識別情報を、情報端末6から送信される位置情報に紐付けて登録するステップである。識別情報は、少なくとも防災機器5の種類に関する情報を含む。位置情報は、防災機器5が設置された位置に関する情報である。判断ステップST2は、情報端末6から送信される情報に基づいて、位置情報の正当性を判断するステップである。一態様に係る(コンピュータ)プログラムは、1以上のプロセッサに、上記の防災機器管理方法を実行させる。
以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
本開示における防災機器管理システム100は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における防災機器管理システム100としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、防災機器管理システム100における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは防災機器管理システム100に必須の構成ではない。防災機器管理システム100の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、防災機器管理システム100の少なくとも一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
上述の実施形態において、判断部22は、情報端末6の認証を行うことにより、位置情報のみならず識別情報の正当性も判断してもよい。つまり、判断部22は、情報端末6から送信されてきた情報の中に含まれる情報端末6の識別子が、予め登録されているか否かを判断する。情報端末6の識別子が予め登録されていれば、判断部22は、この情報端末6から送信されてきた情報の正当性が確保されている、と判断する。この場合、登録部21は、この情報端末6から送信されてきた識別情報及び位置情報を紐付けて登録する。一方、情報端末6の識別子が予め登録されていなければ、判断部22は、この情報端末6から送信されてきた情報の正当性が確保されていない、と判断し、情報を破棄する。
上述の実施形態では、防災機器5は、P型受信機であるが、R型受信機であってもよい。つまり、防災機器5は、P型の自動火災報知システム300に用いられる機器だけでなく、R型の自動火災報知システムに用いられる機器であってもよい。言い換えれば、自動火災報知システム300は、R型を基本としていてもよい。また、防災機器5は、例えば感知器等の子機5Bであってもよい。
上述の実施形態において、登録部21は、情報端末6にて撮像された防災機器5の設置場所に関する画像を、位置情報に紐付けて登録してもよい。防災機器5の設置場所に関する画像は、防災機器5の一部(又は全部)と、防災機器5の周囲と、が映っている画像の他、防災機器5の設置予定の場所が映っている画像を含み得る。つまり、上記画像は、防災機器5が設置される前における設置場所に関する画像と、防災機器5が設置された後における設置場所に関する画像と、の少なくとも一方を含んでいる。その他、防災機器5の設置場所に関する画像は、防災機器5が設置される施設A1の外観に関する画像を含み得る。上記画像は、施工者H1が登録対象の防災機器5の設置場所に赴いた際に、情報端末6を操作することで撮像される。
上述の実施形態において、判断部22は、情報コードC1の付された防災機器5を撮像した画像を取得したか否かに基づいて、位置情報の正当性を判断してもよい。例えば、判断部22は、位置情報(ここでは、端末位置情報)を通信部1にて受信した際に、情報コードC1の付された防災機器5を撮像した画像も併せて受信した場合に、位置情報の正当性が確保されている、と判断する。一方、上記画像を受信しない場合は、判断部22は、位置情報の正当性が確保されていない、と判断する。情報コードC1の付された防災機器5が画像に含まれているか否かは、受信した画像に対して適宜の画像処理を実行することにより、判断することが可能である。
上述の実施形態において、情報端末6は、防災機器5から識別情報を2種類以上取得して、通信部1へ送信してもよい。例えば、情報端末6は、情報コードC1に記録されている防災機器5の識別子を、情報コードC1を読み取ることで取得し、かつ、防災機器5の製造番号D1(図5参照)が映っている画像を、防災機器5を撮像することで取得してもよい。そして、情報端末6は、取得した防災機器5の識別子及び製造番号D1を、通信部1へ送信してもよい。
上述の実施形態において、位置情報は、防災機器5が設置された場所の地図情報を含んでいてもよい。一例として、地図情報は、施設A1において防災機器5が設置されるフロアの情報を含み得る。この態様では、防災機器管理システム100は、防災機器5のより詳細な設置場所を管理することが可能である。地図情報は、予め施設A1ごとに防災機器管理システム100の記憶部3に記憶されていてもよいし、情報コードC1に記録されているURLにより指定されたウェブページに記録されていてもよい。
上述の実施形態では、識別情報及び位置情報を通信部1へ送信する手順は施工者H1が情報端末6を操作することにより実行されているが、この態様に限られない。例えば、上記手順は、情報端末6にて情報コードC1が読み取られると、施工者H1の操作を待たずに情報端末6により自動的に実行されてもよい。この場合、情報端末6は、上記手順の実行後に、上記手順が完了したことを表す情報を表示部60に表示させてもよい。
上述の実施形態では、識別情報及び位置情報は、情報端末6が情報コードC1を読み取ることをトリガとして、情報端末6から通信部1へ送信されているが、この態様に限られない。例えば、識別情報及び位置情報は、情報端末6にインストールされた専用のアプリケーションを起動することをトリガとして、情報端末6から通信部1へ送信されてもよい。
具体的には、防災機器5の設置場所に赴いた施工者H1が、情報端末6にて専用のアプリケーションを起動すると、識別情報及び位置情報を通信部1へ送信する手順が、情報端末6の表示部60に表示される。施工者H1は、表示部60に表示された手順にしたがって、識別情報及び位置情報を取得し、取得した識別情報及び位置情報を通信部1へ送信する。識別情報は、一例として、施工者H1が情報端末6のカメラ機能を用いて防災機器5を撮像することで取得される。この場合、撮像した画像には、例えば防災機器5の製造番号D1(図5参照)等、防災機器5の種類を特定可能な部位が映っていればよい。位置情報は、一例として、施工者H1が情報端末6の測位機能を用いて情報端末6の現在位置を測位することで取得される。この態様では、防災機器5に情報コードC1が付されていなくてもよい。
上述の実施形態では、防災機器管理システム100は、作成部23を備えているが、作成部23を備えていなくてもよい。
(まとめ)
以上述べたように、第1の態様に係る防災機器管理システム(100)は、通信部(1)と、登録部(21)と、判断部(22)と、を備える。通信部(1)は、情報端末(6)と通信可能である。登録部(21)は、情報端末(6)から送信される識別情報を、情報端末(6)から送信される位置情報に紐付けて登録する。識別情報は、少なくとも防災機器(5)の種類に関する情報を含む。位置情報は、防災機器(5)が設置された位置に関する情報である。判断部(22)は、情報端末(6)から送信される情報に基づいて、位置情報の正当性を判断する。
この態様によれば、防災機器(5)の設置場所から離れた遠隔地にいるユーザが、防災機器(5)の設置場所を把握しやすくなる、という利点がある。
第2の態様に係る防災機器管理システム(100)では、第1の態様において、防災機器(5)には、情報コード(C1)が付されている。情報コード(C1)は、情報端末(6)で読み取り可能であって識別情報及び位置情報を通信部(1)へ送信する手順が記録されている。識別情報及び位置情報は、情報端末(6)が情報コード(C1)を読み取ることをトリガとして、情報端末(6)から通信部(1)へ送信される。
この態様によれば、情報端末(6)の所持者が識別情報及び位置情報を通信部(1)へ送信する手順を実行しやすい、という利点がある。
第3の態様に係る防災機器管理システム(100)では、第2の態様において、識別情報は、情報コード(C1)に記録されている。位置情報は、情報端末(6)が取得した情報端末(6)の位置に関する端末位置情報である。
この態様によれば、防災機器(5)が位置情報を記憶しておく必要がないので、防災機器(5)に位置情報を記憶させる手間及びコストが掛からなくて済む、という利点がある。
第4の態様に係る防災機器管理システム(100)では、第3の態様において、判断部(22)は、情報コード(C1)を情報端末(6)が読み取った時点を含む所定の期間にて端末位置情報を情報端末(6)が取得しているか否かに基づいて、位置情報の正当性を判断する。
この態様によれば、情報端末(6)の位置が防災機器(5)の設置場所と殆ど一致しやすくなるため、位置情報の正当性を確保しやすい、という利点がある。
第5の態様に係る防災機器管理システム(100)では、第1〜第4のいずれかの態様において、登録部(21)は、情報端末(6)にて撮像された防災機器(5)の設置場所に関する画像を、位置情報に紐付けて登録する。
この態様によれば、防災機器(5)の設置場所から離れた遠隔地にいるユーザが、防災機器(5)の設置場所の状態を把握しやすくなる、という利点がある。
第6の態様に係る防災機器管理システム(100)では、第5の態様において、画像は、防災機器(5)が設置される前における設置場所に関する画像と、防災機器(5)が設置された後における設置場所に関する画像と、の少なくとも一方を含む。
この態様によれば、防災機器(5)の設置場所から離れた遠隔地にいるユーザが、防災機器(5)の設置場所の状態を把握しやすくなる、という利点がある。
第7の態様に係る防災機器管理システム(100)では、第1〜第6のいずれかの態様において、情報端末(6)は、防災機器(5)から識別情報を2種類以上取得して、通信部(1)へ送信する。
この態様によれば、位置情報のみならず、識別情報の正当性を確保しやすい、という利点がある。
第8の態様に係る防災機器管理システム(100)では、第1〜第7のいずれかの態様において、位置情報は、防災機器(5)が設置された場所の地図情報を含む。
この態様によれば、防災機器(5)の設置場所から離れた遠隔地にいるユーザが、地図情報を参照することにより、防災機器(5)の設置場所を更に把握しやすくなる、という利点がある。
第9の態様に係る防災機器管理システム(100)では、第1〜第8のいずれかの態様において、防災機器(5)は、自動火災報知システム(300)における受信機(5A)を含む。
この態様によれば、受信機(5A)の設置場所から離れた遠隔地にいるユーザが、受信機(5A)の設置場所を把握しやすくなる、という利点がある。
第10の態様に係る防災機器管理システム(100)は、第1〜第9のいずれかの態様において、設置されている防災機器(5)の種類及び台数を示すリストを作成する作成部(23)を更に備える。
この態様によれば、防災機器(5)の設置場所から離れた遠隔地にいるユーザが、リストを参照することにより、防災機器(5)の導入状況を把握しやすくなる、という利点がある。
第11の態様に係る防災システム(200)は、第1〜第10のいずれかの態様の防災機器管理システム(100)と、防災機器管理システム(100)により管理される防災機器(5)と、を備える。
この態様によれば、防災機器(5)の設置場所から離れた遠隔地にいるユーザが、防災機器(5)の設置場所を把握しやすくなる、という利点がある。
第12の態様に係る防災機器管理方法は、登録ステップ(ST1)と、判断ステップ(ST2)と、を有する。登録ステップ(ST1)は、情報端末(6)から送信される識別情報を、情報端末(6)から送信される位置情報に紐付けて登録するステップである。識別情報は、少なくとも防災機器(5)の種類に関する情報を含む。位置情報は、防災機器(5)が設置された位置に関する情報である。判断ステップ(ST2)は、情報端末(6)から送信される情報に基づいて、位置情報の正当性を判断するステップである。
この態様によれば、防災機器(5)の設置場所から離れた遠隔地にいるユーザが、防災機器(5)の設置場所を把握しやすくなる、という利点がある。
第13の態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、第12の態様の防災機器管理方法を実行させる。
この態様によれば、防災機器(5)の設置場所から離れた遠隔地にいるユーザが、防災機器(5)の設置場所を把握しやすくなる、という利点がある。
第2〜第10の態様に係る構成については、防災機器管理システム(100)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
100 防災機器管理システム
200 防災システム
300 自動火災報知システム
1 通信部
21 登録部
22 判断部
23 作成部
5 防災機器
5A 受信機
6 情報端末
C1 情報コード
ST1 登録ステップ
ST2 判断ステップ

Claims (13)

  1. 情報端末と通信可能な通信部と、
    前記情報端末から送信される少なくとも防災機器の種類に関する情報を含む識別情報を、前記情報端末から送信される前記防災機器が設置された位置に関する位置情報に紐付けて登録する登録部と、
    前記情報端末から送信される情報に基づいて、前記位置情報の正当性を判断する判断部と、を備える、
    防災機器管理システム。
  2. 前記防災機器には、前記情報端末で読み取り可能であって前記識別情報及び前記位置情報を前記通信部へ送信する手順が記録された情報コードが付されており、
    前記識別情報及び前記位置情報は、前記情報端末が前記情報コードを読み取ることをトリガとして、前記情報端末から前記通信部へ送信される、
    請求項1記載の防災機器管理システム。
  3. 前記識別情報は、前記情報コードに記録されており、
    前記位置情報は、前記情報端末が取得した前記情報端末の位置に関する端末位置情報である、
    請求項2記載の防災機器管理システム。
  4. 前記判断部は、前記情報コードを前記情報端末が読み取った時点を含む所定の期間にて前記端末位置情報を前記情報端末が取得しているか否かに基づいて、前記位置情報の正当性を判断する、
    請求項3記載の防災機器管理システム。
  5. 前記登録部は、前記情報端末にて撮像された前記防災機器の設置場所に関する画像を、前記位置情報に紐付けて登録する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の防災機器管理システム。
  6. 前記画像は、前記防災機器が設置される前における前記設置場所に関する画像と、前記防災機器が設置された後における前記設置場所に関する画像と、の少なくとも一方を含む、
    請求項5記載の防災機器管理システム。
  7. 前記情報端末は、前記防災機器から前記識別情報を2種類以上取得して、前記通信部へ送信する、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の防災機器管理システム。
  8. 前記位置情報は、前記防災機器が設置された場所の地図情報を含む、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の防災機器管理システム。
  9. 前記防災機器は、自動火災報知システムにおける受信機を含む、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の防災機器管理システム。
  10. 設置されている前記防災機器の種類及び台数を示すリストを作成する作成部を更に備える、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の防災機器管理システム。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の防災機器管理システムと、
    前記防災機器管理システムにより管理される前記防災機器と、を備える、
    防災システム。
  12. 情報端末から送信される少なくとも防災機器の種類に関する情報を含む識別情報を、前記情報端末から送信される前記防災機器が設置された位置に関する位置情報に紐付けて登録する登録ステップと、
    前記情報端末から送信される情報に基づいて、前記位置情報の正当性を判断する判断ステップと、を有する、
    防災機器管理方法。
  13. 1以上のプロセッサに、
    請求項12記載の防災機器管理方法を実行させる、
    プログラム。
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