JP5165790B2 - 液晶滴下装置および液晶滴下のモニタ方法 - Google Patents

液晶滴下装置および液晶滴下のモニタ方法 Download PDF

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Description

本発明は、液晶滴下装置および液晶滴下のモニタ方法に関し、特に、基板に滴下した液晶を撮像する機能を有する液晶滴下装置および液晶滴下のモニタ方法に関する。
液晶表示パネルの製造方法では、2枚の基板を互いに貼り合わせる工程と液晶を封入する工程とを別々に行なう方法と、これらの2つの工程を同時に行なうことができる方法とがある。後者の方法として、液晶滴下法が提案されている。
液晶滴下法においては、互いに貼り合わせられる2枚の基板のうちいずれか一方の基板にシール材を配置する。いずれか一方の基板のシール材の内側に対応する領域に液晶を滴下する。真空において、これらの2枚の基板を互いに貼り合わせる。
次に、大気圧において2枚の基板同士の間隔の調整を行なった後に、シール材を硬化する。2枚の基板を貼り合せることによる得られた貼り合せ基板には、複数の液晶表示セルが形成されている。次に、貼り合せ基板を複数の液晶表示セルからなる複数のパネルに分断して液晶表示パネルを製造する。
液晶滴下法において、液晶は、基板同士を貼り合わせる前に液晶滴下シリンジのノズルから所定量の液晶が基板上に滴下されて、その後、基板を貼り合せると共に液晶を封入する。このため、液晶の滴下量が少ないと液晶表示セルが気泡を含んだりセル厚が薄くなったりするなどの不具合が生じる。また、逆に液晶の滴下量が多いと液晶表示セルから液晶が漏れたり、セル厚が厚くなったりするなどの不具合が生じる。したがって、液晶を滴下する装置においては、液晶封入量が不良の液晶表示セルを製造しないために、従来は、ノズルを定期的に交換する、または、オペレータが視認により基板上に滴下された液晶の状態を検出してノズルの交換を行なうなど、の対策を採っていた。しかしながら、定期的交換の方法では、正常なノズルであっても交換される場合がありコスト高となる。オペレータの視認による方法では、見落としなどのミスが避けられない。
このような課題を解消するために、出願人は、特許文献1(国際公開WO2006/075462号公報)に示す液晶表示パネルの製造装置を提案した。特許文献1では、液晶滴下シリンジの異常を早期に発見するために、滴下された基板の表面上の液晶を撮影し、撮影により得られた画像を解析することにより液晶滴下シリンジの異常を検出する。具体的には、撮影された液晶の滴下面積と基準値面積とを比較し、比較結果に基づき、液晶滴下シリンジの異常の有無を検出する。
国際公開WO2006/075462号公報
特許文献1では、液晶滴下シリンジからは定期的に液晶が滴下され、液晶が滴下される毎に撮像を行い、撮像画像が指す基板上の‘滴下された1個の液晶が占める面積’と、適量の液晶が滴下された場合の基準値面積との比較を行う。そして、比較結果に基づき、適量の液晶が滴下されたか否かを検出し、検出結果に基づき液晶滴下シリンジの異常を検出する。
このように特許文献1の方法は、1回の滴下あたりノズルから吐出される液晶の滴(以下、液滴ともいう)の量に基づき、液晶滴下シリンジの異常を検出することはできるが、ノズルからの液晶の吐出状況に基づく異常検出をすることは困難である。
たとえば、ノズルの吐出口が部分的に詰ると、ノズルから吐出された時点で、本来は1個であるべき液滴が割れてしまい、その結果、滴下された基板表面には、複数個の液滴が存在することになる。この場合には、基板表面の液滴の撮像画像には、2つ以上の液滴の画像が含まれることになり、特許文献1の方法では、正確な異常判断が困難となる。
また、たとえば、ノズルの吐出口が完全に詰ると、液晶は滴下されない(以下、吐出抜けという)こともある。この場合には、撮像画像には液滴の画像は含まれないことになるから、特許文献1の方法では、液滴が割れたり、また吐出抜けの異常を検出することは困難である。
本発明の目的は、液晶滴下のための吐出部の異常を正確に検出することができる液晶滴下装置および液晶滴下のモニタ方法を提供することである。
上記の目的を達成するために、発明のある局面に従う液晶滴下装置は、液晶を吐出して基板上に滴下するための液晶吐出部と、移動を指示する信号に従い液晶吐出部を移動させるための移動機構と、液晶吐出部の移動に追従して移動し、撮像した画像データを出力する液晶撮像部とを備え、液晶撮像部は、液晶吐出部から吐出された液晶を、液晶吐出部による液晶の吐出動作と並行して撮像可能な位置に設けられ、移動機構による移動に応じて液晶吐出部から吐出され基板上に滴下された液晶が撮像されるように、液晶吐出部に対して液晶撮像部の撮像位置を切替える撮像切替部と、液晶撮像部が出力する画像データを解析する画像処理部と、画像処理部による解析結果に従う情報を出力する解析出力部と、を備える。
好ましくは、撮像切替部は、移動を指示する信号に基づき液晶吐出部の移動方向を検出し、検出した移動方向に基づき、液晶撮像部の撮像位置を切替える。
好ましくは、液晶撮像部は、液晶吐出部の移動可能方向に沿う複数の位置にそれぞれ設けられる複数の撮像装置を含み、撮像切替部は、複数の撮像装置のうち、液晶吐出部の移動に後続する位置の撮像装置を選択することで、撮像位置を切替える。
好ましくは、画像処理部は、画像データに基づき、基板の上に滴下された位置における液晶の状態を検出する。
好ましくは、解析出力部は、液晶の滴下の回数に対する、液晶の状態が異常と検出された回数の比率を検出する比率検出部を含む。
好ましくは、画像処理部は、画像データに基づき、基板の上の滴下された位置における液晶の形状を検出する形状検出部を含む。
好ましくは、形状検出部は、画像データに基づき、滴下された位置における液晶が、略円形形状であるかを検出する異形検出部を有する。
好ましくは、形状検出部は、画像データに基づき、滴下された位置における液晶が、複数の滴に分割されているかを検出する分割検出部を有する。
好ましくは、画像処理部は、画像データに基づき、滴下された位置における液晶の有無を検出する。
上述の目的を達成するために、この発明の他の局面に従う、液晶吐出部から液晶を吐出して基板に滴下する際に適用される液晶滴下のモニタ方法は以下のステップを備える。
モニタ方法は、所定の軌道に従って液晶吐出部を移動しつつ液晶を吐出して基板上に滴下するステップと、液晶吐出部の移動に追従して液晶撮像部を移動し、液晶吐出部から吐出された液晶を、液晶吐出部による液晶の吐出動作と並行して撮像して、撮像した画像データを出力するステップと、移動する液晶吐出部から吐出され基板上に滴下された液晶が撮像されるように、液晶吐出部に対して液晶撮像部の撮像位置を切替えるステップと、画像データを解析し、解析結果に従う情報を出力するステップと、を備える。
好ましくは、上述の液晶吐出部は、液晶の吐出口を有し、吐出口は液晶吐出部に着脱自在に設けられる。
本発明によれば、移動する液晶吐出部から吐出され基板上に滴下された液晶が撮像されるように、液晶吐出部に対して液晶撮像部の撮像位置を切替えながら、滴下された液晶を撮像し、撮像により得られた画像データの解析結果に従う情報が出力されることで、液晶滴下用の液晶吐出部の異常を正確に検出するための情報を速やかに提示することができる。
液晶の滴下と並行して撮像がされて、その画像データの解析結果が出力されることにより、解析結果に基づくことで、オペレータは、液晶の滴下とほぼリアルタイムに、液晶の滴下動作に不具合があるか否か特定することができる。
実施の形態に係る液晶滴下装置の概観図である。 図1の液晶滴下装置を上方向から見た図である。 実施の形態に係る液晶滴下時のディスペンサの移動方向を説明する図である。 実施の形態に係る液晶の吐出動作を説明する図である。 実施の形態に係る液晶の吐出動作を説明する図である。 実施の形態に係るディスペンサの概略側面と関連回路を示す図である。 実施の形態に係る液晶滴下時の撮像について説明する図である。 実施の形態に係る液晶滴下装置の主要部の機能構成図である。 実施の形態に係る液晶表示パネルの製造工程の概略フローチャートである。 実施の形態に係る液晶表示パネルの分断を説明する図である。 実施の形態に係る液晶滴下時のフローチャートである。
以下、本発明の液晶滴下装置の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、同一の構成要素には各図において同一の符号を付し、詳細な説明は繰返さない。
本実施の形態に係る液晶滴下装置10は、図1と図2に示すように、架台110、架台110の上に設置された基板ステージ9、基板ステージ9の表面に対向する液晶の吐出口であるノズル70を備えたディスペンサDi(i=1、2、3、・・・)、ディスペンサDi(i=1、2、3、・・・)が取付けられたガイド棒11、およびガイド棒11が取付けられたコラム41を備える。ここでは、ガイド棒11には、たとえば4個のディスペンサD1、D2、D3およびD4が取付けられるが、ディスペンサの個数はこれに限定されない。
基板ステージ9は平板状に形成され、カラーフィルタ(Color Filter)のガラス基板(以下、CF基板という)8が搬入されて載置される。CF基板8上には、後に貼り合わせられるTFT(Thin Film Transistor)基板との間隔を保つためのスペーサが設けられる。基板ステージ9は載置されたCF基板8を固定して保持する。CF基板8の表面上には、当該表面に対向して設けられたディスペンサD1〜D4のノズル70から、必要量の液晶(液状物質)が滴下される。
基板ステージ9は直交する2本のX軸およびY軸により規定されるXY2次元の座標平面であると想定する。ここでは、X軸が延びる方向をX方向と称し、Y軸が延びる方向をY方向と称する。
コラム41は、基板ステージ9をX方向に跨いで架台110の上に門型に取付けられる。コラム41は、架台110の内部に備えられるモータなどのコラム駆動部111により駆動されて、Y方向に延びる軸に沿って自在に移動する。
ディスペンサD1〜D4は、コラム41の側面にX方向に延びるように取付けられたガイド棒11に、移動機構に対応する移動部43を介して各個別に取付けられる。移動部43はガイド棒11に内蔵されるモータ機構によりガイド棒11に沿って自在に移動する。その結果、移動部43に取付けられたディスペンサD1〜D4は、ガイド棒11をX方向にスライド移動する。したがって、コラム41がY方向に移動し、且つ移動部43がX方向に移動することによって、ディスペンサD1〜D4はCF基板8上をX方向およびY方向に自在に移動可能となる。
ここでは、基板ステージ9に保持されたCF基板8上においては、図3に示すように、ディスペンサDiが進行する10列を想定する。
図3では、上述したコラム41のY方向の移動およびディスペンサD1〜D4のX方向の移動を組み合わせることによって、ディスペンサD1〜D4を移動させながらCF基板8上のたとえば4面の滴下領域Nに液晶Pを等間隔で滴下する。CF基板8上に定める滴下領域Nの個数は、図3の4面に限られず、一般的には複数個でよい。
図3では、ディスペンサD1〜D4のそれぞれは、当該ディスペンサをガイド棒11においてX方向に移動させることによって、CF基板8の滴下領域Nの各2列が均等に割付けられる。ディスペンサD1に1列目と2列目を、ディスペンサD2に3列目と4列目を、ディスペンサD3に5列目と6列目を、ディスペンサD4に7列目と8列目を割付ける。最後の2列分である9列目と10列目は、均等に割付けられなかった残余の列となる。
割付後にコラム41をY方向に往復移動させる。これにより、図3の矢印の軌道に従いディスペンサD4は移動しながら液晶を滴下する。他のディスペンサD1〜D3も同様の軌道に従い移動しながら、割付けられた列に液晶を滴下する。
往復移動が完了すると、ガイド棒11を介して移動させられたディスペンサD3とD4には、それぞれ残余の滴下領域である9列目と10列目が割付けられる。割付後、コラム41がY方向に移動することにより、残余の9列目と10列目にはディスペンサD3とD4により液晶が滴下される。この9列目と10列目への滴下時には、他のディスペンサD1とD2は、液晶の滴下が中止させられるか、または、図示されない、他の滴下領域N(液晶が未だ滴下されていない領域、または上述の吐出抜けのあった領域)が割付られて、液晶の滴下を行なうこととなる。
上述したように、ディスペンサD1〜D4をX方向およびY方向に移動させながら、各滴下領域Nに位置した時点で、ディスペンサDiのノズル70から所定量の液晶を吐出させることにより、CF基板8上の領域Nには液晶が滴下される。
ここで、図4を参照して、ディスペンサDiのノズル70から、所定量の液晶を吐出する機構について説明する。
ディスペンサDiのノズル70は、中空の液晶供給管23によって、液晶を蓄えている液晶供給装置22と接続される。液晶供給管23の一端にはノズル70が着脱自在に装着され、他方端は液晶供給装置22の液晶タンク内に連通する。液晶供給管23に対する液晶の供給は、基本的には、液晶供給装置22の液晶タンク内がガスにより加圧されることで実現される。ガスにより加圧された液晶タンク内の液晶面は上昇し、液晶供給管23の内部は液晶で満たされている。液晶を滴下しない状態においては、ノズル70の吐出口付近まで液晶が到達しているが、表面張力により吐出口からは滴下されない状態にある。
ノズル70の図示しない吐出口から所定量の液晶の滴下を行うために、液晶供給管23の途中にシリンダ24およびシリンダ24内を移動するピストン25が接続される。ピストン25には制御器26が接続される。制御器26はステッピングモータである。ステッピングモータの軸にはピストン25が接続される。制御器26のステッピングモータは、指示信号39が与えられると、応じて所定角度だけ所定方向に回転し、その後、所定角度だけ逆方向に回転する。当該回転に連動して、ピストン25は図4Bの位置から、シリンダ24内に液晶が溜まる後退した位置(図4A)にまで移動する。その後、ピストン25は図4Aの位置から、シリンダ24内に溜まった液晶を液晶供給管23を介してノズル70側へ押し出す位置(図4B)にまで移動する。これにより、シリンダ24に溜まった所定量の液晶だけ、液晶供給管23から押し出されるようにして、ノズル70の吐出口から滴下される。
このように、ピストン25の移動量を、指示信号39に従い制御器26を用いて制御することにより、液晶滴下領域Nに滴下すべき液晶を所定量滴下することができる。
図5には、ディスペンサDiの周辺回路が示される。図6にはディスペンサDiの構成が示される。図6のディスペンサDiを矢印VI方向からみた状態が、図5に模式的に示されている。図5と図6を参照して本実施の形態におけるディスペンサDiは、液晶を吐出することによって滴下するための液晶吐出部に対応する液晶滴下シリンジ2(以下、単にシリンジ2という)、撮像装置に対応するCCD(Charge Coupled Device)カメラ4Aと4B、ならびに照明3Aと3Bを一体的に備える。液晶撮像部であるCCDカメラ4Aと4Bは、シリンジ2からの液晶の吐出動作と並行して撮像が可能な位置に配置されるように、シリンジ2に取付けられる。
シリンジ2の下方(CF基板8の表面方向)の端部にはノズル70が形成されている。ノズル70は、配置されるべきCF基板8に対向するように配置されている。シリンジ2の下方には、CF基板8を配置するための基板ステージ9が形成されている。
シリンジ2の側方には、CCDカメラ4Aと照明3Aの組と、CCDカメラ4Bと照明3Bの組とが、シリンジ2を挟んで対向して配置されている。CCDカメラ4Aと4Bは、鉛直下向きに撮像することにより、CF基板8の表面に滴下された液晶の画像を撮像する。照明3Aと3Bは、撮像される領域を照らす光源となるように形成されており、たとえば、LED(Light Emitting Diode)などからなる。
本実施の形態においては、CCDカメラ4Aと4Bおよび照明3Aと3Bは、液晶滴下シリンジ2に取付けられている。CCDカメラ4Aおよび照明3Aは、シリンジ2との間隔を調整できるように形成されている。CCDカメラ4Bおよび照明3Bも同様である。CCDカメラ4Aと4Bおよび照明3Aと3Bは、シリンジ2と一体的に移動するように形成されている。CCDカメラ4Aと4Bは、シリンジ2が移動する軌道に追従しながら、直前に液晶が滴下された位置を撮像する。
本実施の形態においては、ノズル70から液晶6aを滴下するときに、並行して即ちリアルタイムに、直前に滴下された液滴である液晶6bを撮像ができるように、照明3Aと3BおよびCCDカメラ4Aと4Bは、直前に液晶が滴下された液晶6bの真上に、配置されるように取付けられる。照明3Aと3Bは、撮像のための十分な反射光がCCDカメラ4Aと4Bに入射するように、液晶6bを照らすための位置に配置されている。
ディスペンサDiの移動方向に従い、CCDカメラ4Aと照明3Aの組と、CCDカメラ4Bと照明3Bの組のうち、選択的に一方に指示信号35が与えられる。このことによって、ディスペンサDiの移動方向に従い、一方の組が能動化されて、他方の組は動作を停止する(非能動化される)。CCDカメラ4Bと照明3Bの組は、図6のY方向に対応する矢印32の向く方向に移動するときに能動化される。CCDカメラ4Aと照明3Aの組は、図6のY軸が延びる方向に対応する矢印32の向く方向とが逆方向に移動するときに能動化される。このように、CCDカメラ4Aと照明3Aの組およびCCDカメラ4Bと照明3Bの組とは、ディスペンサDiのシリンジ2が進む向きに対して後ろ側に配置され、滴下される液晶6aの隣の液晶滴下領域Nの内側に滴下された液晶6bを撮像できるように形成されている。
図5を参照して、CCDカメラ4Aと4Bは、画像処理機能を有するコンピュータ5に電気的に接続されている。コンピュータ5は、CPU(Central Processing Unit)51、プログラム・データを格納するためのメモリ53、オペレータの指示など外部からの与えられる情報を入力するための入力部54、CCDカメラ4Aまたは4Bで撮像された画像データ37を入力するため入力I/F(Interface)52、および出力部55を備える。出力部55は、画像データの解析結果などの情報を外部に出力することにより報知するLED、ディスプレイなどの表示部、音声出力部、または印字部などからなる。
コンピュータ5は、異常検出部および報知部に対応する。コンピュータ5は、入力した画像データ37をメモリ53に一旦格納し、格納した画像データ37をメモリ53の所定プログラムに従い画像処理する。画像処理の結果に従い、滴下された液晶の形状の異常を検出し、検出結果に基づく情報を出力部55を介して報知する。
シリンジ2に対応のディスペンサDiは、コンピュータに相当する位置決めコントローラ1に電気的に接続されている。位置決めコントローラ1は移動信号生成部10A、カメラ切替部10Bおよび吐出信号生成部10Cを有する。これらの部分は、プログラムまたは回路を用いて実現される。
移動信号生成部10Aは、図3の矢印に示すようなXY座標面の座標位置で指示される所定の移動パターンのデータに基づき、ディスペンサDiを移動させるための指示信号を生成する。生成する指示信号は、ガイド棒11に沿ってディスペンサDiを移動させるために移動部43に与えられる指示信号36(移動方向と移動量を指す)と、ガイド棒11自体を移動させるための移動機構に対応するコラム駆動部111に対して与えられる指示信号38(移動方向と移動量を指す)を含む。指示信号36と38が出力されることにより、所定の移動パターンに従う滴下すべき位置に、シリンジ2に対応のディスペンサDiを移動させることができる。
カメラ切替部10Bは、撮像部を切替える撮像切替部に対応する。具体的には、移動信号生成部10Aが生成する信号を入力し、入力した信号を解析し、解析結果に基づき、ディスペンサDiの移動方向を検出し、検出した移動方向に従い、ディスペンサDiについて、CCDカメラ4Aと照明3Aの組、または、CCDカメラ4Bと照明3Bの組のいずれかを能動化するために、能動化するべき組にのみ宛てて、撮像と照明の点灯を指令する指示信号35を出力する。指示信号35の出力タイミングは、位置決めコントローラ1が、コラム駆動部111および移動部43から指示信号38と36に従う移動を完了した旨の検知信号を入力したタイミング(すなわち、滴下すべき位置にシリンジ2が配置されたことを検知したタイミング)に同期する。これにより移動機構による移動に応じてCF基板8上に滴下された液晶が撮像されるように、シリンジ2に対して液晶撮像部(CCDカメラ4A、4B)による撮像位置を切り替えることができる。
吐出信号生成部10Cは、指示信号39を制御器26に出力する。指示信号39の出力タイミングは、位置決めコントローラ1が、コラム駆動部111および移動部43から指示信号38と36に従う移動を完了した旨の検知信号を入力したタイミング(すなわち、滴下すべき位置にシリンジ2が配置されたことを検知したタイミング)に同期する。
図7には、本実施の形態に係るコンピュータ5の機能構成が示される。図7を参照して、コンピュータ5は、入力I/F52に対応の画像入力部100、CPU51に対応の画像処理部101、発生率検出部105、発生率判定部106、出力部55に対応の報知部107およびメモリ53に対応の記憶部108を備える。図7の各部は、その一部または全部が、メモリ53のプログラム・データまたは回路により実現される。
画像処理部101は、画像入力部100が入力した画像データ37に基づき画像処理を行うこよにより、滴下された液滴の異常を検出する。具体的には、液滴の割れを検出する分割検出部102、吐出抜けを検出する吐抜検出部103および異形検出部104を含む。
分割検出部102は、液滴が割れている(例えば図6の液晶6cを参照)か否かを検出する。具体的には、直前に滴下された液滴を撮像した画像データ37が指す階調レベルに基づき、画像内で階調レベルの変化が大きい部分を輪郭として検出する。輪郭検出の結果に基づき、2つ以上の閉じた別個の離れた輪郭領域が検出された場合には、液滴が割れていると判定する。
または、略円形の正常な液滴(例えば図6の液晶6bを参照)の画像データを予め標準のパターンデータとして記憶部108に格納しておく。撮像した画像データ37と、記憶部108から読出した標準パターンデータとを照合(パターンマッチグ)し、照合結果に基づき画像データ37に標準パターン(略円形状)が2個以上検出された場合には、液滴が割れていると判定する。
吐抜検出部103は、撮像した画像データ37について、上述の階調レベルに基づく輪郭検出を行い、輪郭が検出されない場合にはノズル70からの吐出抜けを検出する。
異形検出部104は、液滴が割れてはいないが上述の略円形状ではない(例えば図6の液晶6dを参照)かを検出する。具体的には、直前に滴下された液滴を撮像した画像データ37が指す階調レベルに基づき、画像内で階調レベルの変化が大きい部分を輪郭として検出する。輪郭検出の結果に基づき、凸凹の輪郭であると判定した場合には、液滴は略円形状ではない、すなわち異形であると判定する。
なお、液滴の異常は、上述の分割、吐出抜け、異形などに限定されるものではなく、他の形状の検出に基づき異常を判別するようにしてもよい。
また、形状を識別するための画像データの処理方法は、上述の処理手順に限定されるものではない。
画像処理部101は、分割検出部102、吐抜検出部103および異形検出部104のいずれかによって液滴の形状の異常を検出すると、異常検出信号を出力する。
発生率検出部105は、液晶の滴下の総回数に対する、液晶の状態が異常と検出された回数の比率を検出する比率検出部に対応する。具体的には、所定期間内に異常検出信号を入力した回数をカウントし、カウント値に基づき異常の発生率を検出する。たとえば、滴下される毎に1回撮像が行われる、すなわち滴下毎に1個の画像データを入力するとした場合には、異常発生率=(所定期間内に異常検出信号を入力した回数)/(所定期間内に画像データ37を入力する回数)により算出することができる。なお、この所定期間は、オペレータが入力部54を操作して可変に指定した期間であってもよく、または、1枚のCF基板8に対する液晶滴下が開始されてから、終了するまでの期間であってもよい。ここでは、所定期間内に画像データ37を入力する回数は、CF基板8のサイズに従い予め定められていると想定する。
異常発生率=(所定サイズの領域内の液晶滴下において異常検出信号を入力した回数)/(所定サイズの領域内の液晶滴下において画像データ37を入力する回数)により算出するようにしてもよい。この所定サイズは、CF基板8のサイズに従い予め定められていてもよく、または、オペレータが入力部54を操作して変更可能であってもよい。
発生率判定部106は、記憶部108に予め格納された、上記の所定期間に対応した基準発生率のデータ109を読出し、読出したデータ109が指す基準発生率と、発生率検出部105が検出した異常発生率とを比較し、比較結果に基づく情報を報知部107に出力する。たとえば、(基準発生率>検出した異常発生率)と判定すると、‘異常なし’の旨の出力信号を報知部107に出力し、(基準発生率≦検出した異常発生率)と判定すると、‘異常あり’の旨の出力信号を報知部107に出力する。
報知部107は、発生率判定部106から与えられる信号に基づき、LEDの点灯制御、ディスプレイへのメッセージ表示、音声出力、印字出力を行なう。これにより、オペレータに対して、液滴の異常発生が頻繁でありノズル70の磨耗などが疑われるとアドバイスできる。
上述の液滴の形状の異常検出では、ディスペンサDiから入力する画像データ37に当該ディスペンサDiの識別情報を含ませるようにすればよい。つまり、ディスペンサDiについて液滴の形状の異常の検出結果を、ディスペンサDiを指定する識別情報を付加して報知することができる。これにより、オペレータは、異常のディスペンサDiを速やかに特定することができる。
液晶の滴下動作について、図5および図6を参照して説明する。以下の液晶滴下動作の説明は、ディスペンサDiについて共通して適用することができる。
まず、位置決めコントローラ1から与えられる指示信号36および38に基づき、ディスペンサDiの移動部43およびガイド棒駆動部に対応のコラム駆動部111が駆動される。この駆動に従いガイド棒11は図6のY軸が延びる方向に対応する矢印32の方向に移動する。この結果、ディスペンサDiのシリンジ2は移動し、ノズル70の吐出口は、液晶6aを液晶を滴下すべき次位の液晶滴下位置の真上に配置される。
次に、位置決めコントローラ1から与えられる指示信号39に基づき、制御器26はピストン25の位置を、図4Aと図4Bで説明したように移動させる。これにより、シリンジ2のノズル70から液晶6aが滴下される。この滴下とリアルタイムに、位置決めコントローラ1から与えられる指示信号35に従いCCDカメラ4Bと照明3Bによって、液晶6bは撮像される。つまり、直前の位置で既にガラス基板8に滴下された液晶6bは、矢印34に示すように照明3Bにより照らされながら、矢印33に示すような撮像方向に取付けられたCCDカメラ4Bにより撮像される(図6参照)。
その後、指示信号38によりコラム110を移動させて、ガイド棒11に接続されたディスペンサDiを、液晶を滴下すべき次位の位置に移動させて、移動後の位置において、上述と同様に、液晶6aの滴下と、リアルタイムに直前の位置に滴下された液晶6bの撮像とを行う。
このように、ガイド棒11を移動させながら、ガイド棒11に接続されたディスペンサDiについて液晶6aの滴下と液晶6bの撮像とを繰返すことにより、ディスペンサDiに図3のように割当てされた往路の列について液晶の滴下が完了する。
その後、復路の列について液晶滴下を行なうために、移動信号生成部10Aは指示信号36および38を生成し出力する。指示信号36によりディスペンサDiは移動し、割当てされた次位の列に配置される。また、指示信号38によりコラム110は図6の矢印32の向きとは反対方向に移動を開始する。復路を移動しながら上述した液晶の滴下と撮像が行われる。シリンジ2の移動方向が往路の移動方向とは逆方向になったことにより、撮像用のCCDカメラと照明の組は、指示信号35によって、往路に能動化されたCCDカメラ4Bと照明3Bの組から、CCDカメラ4Aと照明3Aの組に切替される。これにより、CCDカメラ4Aと照明3Aの組が能動化されて、撮像が行われる。
上述の液晶滴下の手順においては、ディスペンサDiのX方向の位置は固定にしガイド棒11をY方向に(列に従い)移動させながら液晶を滴下したが、次のように、ディスペンサDiをX方向に(行に従い)移動させながら滴下してもよい。具体的には、図6の矢印31に示す向き(X方向)にディスペンサDiを移動させながら、断続的に滴下とリアルタイムの撮像を繰返し、1つの行に対して液晶の滴下および撮像が完了したら、矢印32が示すY方向に1行だけガイド棒11を移動させる。これにより、次の行にディスペンサDiが配置される。配置後に、ディスペンサDiの液晶6aの滴下と矢印31に示すガイド棒11に沿った移動を繰返すことにより、次の行に液晶を滴下することができる。このような手順を繰返すことにより、図3のようにCF基板8上の液晶の滴下と撮像を完了させてもよい。
次に、図8のフローチャートを参照して、本実施の形態に係る液晶滴下の装置およびそのモニタ方法を用いた液晶表示パネルの製造方法の概略工程を説明する。
まず、ステップS3において、CF基板8が基板ステージ9の表面上に搬入される。このとき、CF基板8の裏面は、基板ステージ9の表面と接している。
次に、ステップS5において、CF基板8の表面上にスペーサを配置し、シール材を塗布する。
次のステップS7において、上述した手順に従い、液晶滴下装置10によりCF基板8上のシール部の内部に液晶を滴下する。
次のステップS9では、シール材が塗布されたCF基板8上にTFT基板を搬入して、ステップS11においてCF基板8とTFT基板とを貼り合わせることにより、貼り合わせ基板を得る。
その後、ステップS13において、貼り合わせ基板に紫外光を所定時間照射することにより、シール材が硬化する。ステップS15では、シール硬化後の貼り合わせ基板は、基板ステージ9から搬出される。
シール硬化後、貼り合わせ基板は、偏光板の貼り付けなどがされて、複数のパネルに分断される。分断による得られた各パネルには、駆動回路の接続などを行われる。これにより液晶表示パネルが製造される。たとえば、本実施の形態では、1枚のCF基板8に本実施の形態に係る液晶滴下装置10によって液晶を滴下することによって、CF基板8は図9のように太枠で囲まれた4個のパネルに分断されて、4個の液晶表示パネルを製造される。
次に、本実施の形態に係る液晶滴下処理(ステップS7)の詳細を、図10を参照し説明することにより、本実施の形態に係る液晶滴下のモニタ方法を説明する。CF基板8は、液晶滴下装置10内に搬入されて、基板ステージ9の上に載置されていると想定する。
まず、ステップS21において、位置決めコントローラ1の移動信号生成部10Aは、指示信号36と38を生成して出力する。コラム41は指示信号38に従いY方向に移動し、且つディスペンサDiは指示信号36に従いガイド棒11に沿ってX方向にスライド移動する。これにより、ディスペンサDiは図2および図3に示す液晶滴下すべき位置の真上に配置される。
続いて、ステップS23において、液晶滴下すべき位置の真上に配置されたディスペンサDiに対応の制御器26に対して、吐出信号生成部10Cから指示信号39が与えられる。指示信号39に応答して制御器26が駆動されて、ピストン25が移動し、応じてシリンジ2のノズル70の吐出口からは、液晶が吐出しCF基板8の表面に滴下する。
上述の液晶の滴下とリアルタイムにステップS25で撮像が行われる。つまり、カメラ切替部10BによりディスペンサDiのCCDカメラ4Aと照明3Aの組、およびCCDカメラ4Bと照明3Aの組のうち、能動化するべき組を決定し、決定した組にのみ撮像と照明を指示する指示信号35を出力する。ここで、カメラ切替部10Bは、前述したように、能動化するべき組を、このとき、移動信号生成部10Aが出力する指示信号36と38が指す移動の方向に従い決定する。ここでは、図6に示すようにCCDカメラ4Bと照明3Bの組の方が能動化されると想定する。CCDカメラ4Bは、図6のように直前に滴下されたCF基板8上の液晶6bを撮像することにより、画像データ37を出力する。画像データ37は、入力I/F52を介してコンピュータ5に与えられる。
コンピュータ5では、画像入力部100により画像データ37はノイズ除去などされて、画像処理部101に与えられる。画像処理部101では、画像データ37に基づく画像処理が実行される(ステップS27〜29)。画像データ37には、対応するディスペンサDiの識別情報が含まれるので、画像処理により検出された液滴の異常の有無は、当該ディスペンサDiの識別情報とともに報知部107を介して出力される。したがって、オペレータは、液滴とリアルタイムに撮像された画像データに基づく異常検出により、速やかに異常のノズル70を有するディスペンサDiを特定し、ノズル70を交換することができる。
異常検出に関して、具体的には、ステップS27では、分割検出部102は前述した手順に従い、画像データ37を処理し液滴の割れ(図6の液晶6cを参照)の有無を検出する。また、ステップS28では、吐抜検出部103は画像データ37において液晶の画像の有無を検出する。また、ステップS29において、異形検出部104は、前述した手順に従い、画像データを処理し液滴が略円形形状とは異なる形状(図の液晶6dを参照)であるか否かを検出する。
ここでは、液滴の形状は、略円形形状(図6の液晶6b)に対応の正常形状、および異常(吐出抜け、図6の液晶6cおよび液晶6dのいずれか)のいずれかに該当すると想定する。
分割検出部102、吐抜検出部103および異形検出部104の検出信号は、発生率検出部105に与えられる。発生率検出部105は、ディスペンサDi毎にカウンタを内蔵しており、分割検出部102、吐抜検出部103および異形検出部104からのディスペンサDiの異常検出信号を入力すると、対応のカウンタのカウント値を1アップする。
その後、移動信号生成部10Aは、図3の矢印に示すようなXY座標面の座標位置で指示される所定の移動パターンデータに従って生成されるべき指示信号38と36を、生成し終えたことを検出すると、すなわち、1枚のCF基板8に対する液晶の滴下が終了した場合には(ステップS30でYES)、処理は後述のステップS31とS33に移行する。
液晶滴下終了と検出されない間は(ステップS30でNO)、処理はステップS21に戻り、以降の処理が同様に繰り返される。
ステップS31では、発生率検出部105は、ディスペンサDiに対応するカウンタのカウント値(異常検出信号の入力回数)を用いて、前述した異常発生率=(所定期間内に異常検出信号を入力した回数)/(所定期間内に画像データ37を入力する回数)をディスペンサDiについて算出する。算出終了後は、カウンタの値を0にする。
ステップS32では、発生率判定部106は、記憶部108に予め格納された、上記の所定期間に対応した基準発生率のデータ109を読出し、(基準発生率>検出した異常発生率)の条件が成立するかを判定する。成立すると判定すると、‘異常なし’の旨の出力信号を報知部107に出力し、(基準発生率≦検出した異常発生率)と判定すると、‘異常あり’の旨の出力信号を報知部107に出力する。これにより、ディスペンサDiのノズル70から滴下された液晶の状態を検知するための一連の処理は終了する。
異常ありの報知内容には、対応するディスペンサDiの識別情報が含まれる。これにより、オペレータは異常があり交換するべきノズル70はいずれのディスペンサDiであるかを速やかに且つ正確に特定できる。そして、特定したディスペンサDiのノズル70を正常なノズルと交換することができる。
本実施の形態では、ノズル70の異常検出のために画像処理による解析がされる画像データ37は、CF基板8上に滴下された状態の液晶を撮像することにより取得している。したがって、吐出された瞬間の液晶の形状・吐出(滴下)速度に左右されることなく解析のための画像データ37を確実に取得することができる。
(他の実施の形態)
上述の画像データ37は、動画であってもよく、また静止画であってもよい。一般的には、移動機構に伴った液晶の滴下間隔が短い場合には、確実に液晶の画像を捕捉できるように動画であることが望ましい。
上述の実施の形態では、図5および図6に示すようにディスペンサDiはシリンジ2の側壁に2組のCCDカメラと照明の組を取付けて、ディスペンサDiの移動する方向に従い、いずれか一方の組のみを能動化することにより、液晶を撮像するカメラの切替を行なうが、カメラ切替の方法は、これに限定されない。
たとえば、CCDカメラと照明の組を、1個のみシリンジ2の側壁において、シリンジ2の側壁に沿ってスライド可能なように取付ける。そして、ディスペンサDiの移動する方向に従い、CCDカメラと照明の組の位置をシリンジ2の側壁に沿ってスライド移動させる。これにより、CCDカメラと照明の組は、ディスペンサDiのシリンジ2が進む向きに対して後ろ側に配置され、滴下される液晶6aの直前に滴下さえた液晶6bを撮像することができる。
発生率検出部105は、異常の種類毎に、すなわち液滴の割れ、吐出の抜けおよび異形のそれぞれについて、個別に検出信号をカウントして、個別に異常発生率を算出し、算出結果に基づき、個別に発生率を判定し報知するようにしてもよい。
ディスペンサDiについて、ノズル70の交換頻度(ある一定期間内に交換された回数)を検出し、交換頻度が所定値を超えたときは、ディスペンサDiのノズル70以外の部品が異常である可能性有りと判定し、その旨を報知部107から報知するようにしてもよい。
異常検出された場合には、対応の画像データ37に従う画像を報知部107を介して画面に表示して、オペレータに対して、ディスペンサDiの識別情報とともに滴下された液晶の異常(形状、抜け)を視覚的に報知するようにしてもよい。
このように、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は請求の範囲によって画定され、また請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
10 液晶滴下装置、2 液晶滴下シリンジ、3A,3B 照明、4A,4B CCDカメラ、8 CF基板、10A 移動信号生成部、10B カメラ切替部、10C 吐出信号生成部、11 ガイド棒、22 液晶供給装置、24 シリンジ、25 ピストン、26 制御器、41 コラム、43 移動部、70 ノズル、101 画像処理部、102 分割検出部、103 吐抜検出部、104 異形検出部、105 発生率検出部、106 発生率判定部、107 報知部、111 コラム駆動部、Di,D1,D2,D3,D4 ディスペンサ。

Claims (10)

  1. 液晶を吐出して基板上に滴下するための液晶吐出部と
    移動を指示する信号に従い前記液晶吐出部を移動させるための移動機構と
    前記液晶吐出部の移動に追従して移動し、撮像した画像データを出力する液晶撮像部とを備え、
    前記液晶撮像部は、前記液晶吐出部から吐出された前記液晶を、前記液晶吐出部による前記液晶の吐出動作と並行して撮像可能な位置に設けられ、
    前記移動機構による移動に応じて前記液晶吐出部から吐出され前記基板上に滴下された前記液晶が撮像されるように、前記液晶吐出部に対して前記液晶撮像部の撮像位置を切替える撮像切替部と
    前記液晶撮像部が出力する前記画像データを解析する画像処理部と
    前記画像処理部による解析結果に従う情報を出力する解析出力部と、を備える、液晶滴下装置。
  2. 前記撮像切替部は、前記移動を指示する信号に基づき前記液晶吐出部の移動方向を検出し、検出した前記移動方向に基づき、前記液晶撮像部の撮像位置を切替える、請求項1に記載の液晶滴下装置。
  3. 前記液晶撮像部は、前記液晶吐出部の移動可能方向に沿う複数の位置にそれぞれ設けられる複数の撮像装置を含み、
    前記撮像切替部は、前記複数の撮像装置のうち、前記液晶吐出部の移動に後続する位置の撮像装置を選択することで、前記撮像位置を切替える、請求項1に記載の液晶滴下装置。
  4. 前記画像処理部は、
    前記画像データに基づき、前記基板の上に滴下された位置における前記液晶の状態を検出する、請求項1に記載の液晶滴下装置。
  5. 前記解析出力部は、
    前記液晶の滴下の回数に対する、前記液晶の状態が異常と検出された回数の比率を検出する比率検出部を含む、請求項4に記載の液晶滴下装置。
  6. 前記画像処理部は、
    前記画像データに基づき、前記基板の上の滴下された位置における液晶の形状を検出する形状検出部を有する、請求項4に記載の液晶滴下装置。
  7. 前記形状検出部は、
    前記画像データに基づき、前記滴下された位置における液晶が、略円形形状であるかを検出する異形検出部を有する、請求項6に記載の液晶滴下装置。
  8. 前記形状検出部は、
    前記画像データに基づき、前記滴下された位置における液晶が、複数の滴に分割されているかを検出する分割検出部を有する、請求項6に記載の液晶滴下装置。
  9. 前記画像処理部は、
    前記画像データに基づき、前記滴下された位置における液晶の有無を検出する、請求項4に記載の液晶滴下装置。
  10. 液晶吐出部から液晶を吐出して基板に滴下する際の液晶滴下のモニタ方法であって、
    所定の軌道に従って前記液晶吐出部を移動しつつ液晶を吐出して基板上に滴下するステップと、
    前記液晶吐出部の移動に追従して液晶撮像部を移動し、前記液晶吐出部から吐出された前記液晶を、前記液晶吐出部による前記液晶の吐出動作と並行して撮像して、撮像した画像データを出力するステップと、
    移動する前記液晶吐出部から吐出され前記基板上に滴下された前記液晶が撮像されるように、前記液晶吐出部に対して前記液晶撮像部の撮像位置を切替えるステップと、
    前記画像データを解析し、解析結果に従う情報を出力するステップと、を備える、液晶滴下のモニタ方法。
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